JP3205228B2 - 連結及び自動スリーブロック機構型カップラー - Google Patents
連結及び自動スリーブロック機構型カップラーInfo
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- JP3205228B2 JP3205228B2 JP24230695A JP24230695A JP3205228B2 JP 3205228 B2 JP3205228 B2 JP 3205228B2 JP 24230695 A JP24230695 A JP 24230695A JP 24230695 A JP24230695 A JP 24230695A JP 3205228 B2 JP3205228 B2 JP 3205228B2
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L37/00—Couplings of the quick-acting type
- F16L37/08—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
- F16L37/084—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L37/00—Couplings of the quick-acting type
- F16L37/24—Couplings of the quick-acting type in which the connection is made by inserting one member axially into the other and rotating it to a limited extent, e.g. with bayonet action
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体（液体、空
気、ガス等）用のカップラーに係り、特に、ソケットと
プラグの着脱が容易でありしかも連結時の安全性の良い
連結及び自動スリーブロック機構型カップラーに関す
る。
気、ガス等）用のカップラーに係り、特に、ソケットと
プラグの着脱が容易でありしかも連結時の安全性の良い
連結及び自動スリーブロック機構型カップラーに関す
る。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来の流
体（液体、空気、ガス等）用カップラーとして、図７に
示すように、ソケット・プラグの両方に自動開閉バルブ
が内蔵された両路開閉式カップラーがある。図７におい
て、ソケット６０は、ソケット本体６１と、ソケット本
体６１にスライド可能に支持されたスリーブ６２と、ス
リーブ６２をソケット本体６１の先端方向に付勢する、
両端が自由端のスリーブスプリング６３と、ストップリ
ング６４と、ソケット本体６１の貫通穴６１ａに嵌め込
まれたロッキングボール６５と、Ｏ−リング６６と、バ
ルブ６７と、バルブホルダ６８と、バルブスプリング６
９と、バルブストッパ７０とからなる。また、プラグ７
１は、外周面に係合溝７２ａが形成されたプラグ本体７
２と、バルブ７３と、バルブホルダ７４と、バルブスプ
リング７５と、バルブストッパ７６とからなる。
体（液体、空気、ガス等）用カップラーとして、図７に
示すように、ソケット・プラグの両方に自動開閉バルブ
が内蔵された両路開閉式カップラーがある。図７におい
て、ソケット６０は、ソケット本体６１と、ソケット本
体６１にスライド可能に支持されたスリーブ６２と、ス
リーブ６２をソケット本体６１の先端方向に付勢する、
両端が自由端のスリーブスプリング６３と、ストップリ
ング６４と、ソケット本体６１の貫通穴６１ａに嵌め込
まれたロッキングボール６５と、Ｏ−リング６６と、バ
ルブ６７と、バルブホルダ６８と、バルブスプリング６
９と、バルブストッパ７０とからなる。また、プラグ７
１は、外周面に係合溝７２ａが形成されたプラグ本体７
２と、バルブ７３と、バルブホルダ７４と、バルブスプ
リング７５と、バルブストッパ７６とからなる。
【０００３】ソケット６０とプラグ７１を連結する時
は、スリーブ６２をソケット本体６１の後端方向に引き
戻して保持しロッキングボール６５をフリー状態にして
プラグ７１をソケット６０に差し込み、その後スリーブ
６２を離すとスリーブ６２がソケット本体６１の先端側
にスライドし、スリーブ６２の内壁で押されたロッキン
グボール６５とプラグ本体７２の係合溝７２ａとが係合
することにより、ソケット６０とプラグ７１が連結され
る。このとき、ソケット６０のバルブ６７とプラグ７１
のバルブ７３は互いに押し合って開き、流体通路が開通
する。
は、スリーブ６２をソケット本体６１の後端方向に引き
戻して保持しロッキングボール６５をフリー状態にして
プラグ７１をソケット６０に差し込み、その後スリーブ
６２を離すとスリーブ６２がソケット本体６１の先端側
にスライドし、スリーブ６２の内壁で押されたロッキン
グボール６５とプラグ本体７２の係合溝７２ａとが係合
することにより、ソケット６０とプラグ７１が連結され
る。このとき、ソケット６０のバルブ６７とプラグ７１
のバルブ７３は互いに押し合って開き、流体通路が開通
する。
【０００４】また、ソケット６０とプラグ７１を分離す
る時は、スリーブ６２を引き戻すとロッキングボール６
５がフリー状態となって、プラグ本体７２の係合溝７２
ａとロッキングボール６５が係合解除され、プラグ７１
はバルブスプリング６９及び７５の付勢力によってソケ
ット６０から飛び出し、分離される。このとき、ソケッ
ト６０とプラグ７１のバルブ６７及び７３は、それぞれ
瞬時にソケット本体６１及びプラグ本体７２の内壁のバ
ルブシート面に密着し、流体通路を閉鎖する。
る時は、スリーブ６２を引き戻すとロッキングボール６
５がフリー状態となって、プラグ本体７２の係合溝７２
ａとロッキングボール６５が係合解除され、プラグ７１
はバルブスプリング６９及び７５の付勢力によってソケ
ット６０から飛び出し、分離される。このとき、ソケッ
ト６０とプラグ７１のバルブ６７及び７３は、それぞれ
瞬時にソケット本体６１及びプラグ本体７２の内壁のバ
ルブシート面に密着し、流体通路を閉鎖する。
【０００５】また、従来の流体（液体、空気、ガス等）
用カップラーとして、図８に示すように、ソケットに自
動開閉バルブが内蔵された片路開閉式カップラーがあ
る。図８において、ソケット８０は、ソケット本体８１
と、ソケット本体８１にスライド可能に支持されたスリ
ーブ８２と、スリーブ８２をソケット本体８１の先端方
向に付勢する、両端が自由端のスリーブスプリング８３
と、ストップリング８４と、ソケット本体８１の貫通穴
８１ａに嵌め込まれたロッキングボール８５と、ソケッ
トアダプタ８６と、バルブパッキン８７と、Ｏ−リング
８８と、バルブ８９と、バルブスプリング９０とからな
る。また、プラグ９１は、外周面に係合溝９２ａが形成
されたプラグ本体９２からなる。
用カップラーとして、図８に示すように、ソケットに自
動開閉バルブが内蔵された片路開閉式カップラーがあ
る。図８において、ソケット８０は、ソケット本体８１
と、ソケット本体８１にスライド可能に支持されたスリ
ーブ８２と、スリーブ８２をソケット本体８１の先端方
向に付勢する、両端が自由端のスリーブスプリング８３
と、ストップリング８４と、ソケット本体８１の貫通穴
８１ａに嵌め込まれたロッキングボール８５と、ソケッ
トアダプタ８６と、バルブパッキン８７と、Ｏ−リング
８８と、バルブ８９と、バルブスプリング９０とからな
る。また、プラグ９１は、外周面に係合溝９２ａが形成
されたプラグ本体９２からなる。
【０００６】ソケット８０とプラグ９１を連結する時
は、プラグ９１をソケット８０に差し込むと、スリーブ
８２がソケット本体８２の先端側にスライドしてスリー
ブ８２の内壁で押されたロッキングボール８５とプラグ
本体９２の係合溝９２ａとが係合することにより、ソケ
ット８０とプラグ９１が連結される。このとき、バルブ
８９の先端がプラグ９１で押されることによりバルブ８
９が開き、流体通路が開通する。
は、プラグ９１をソケット８０に差し込むと、スリーブ
８２がソケット本体８２の先端側にスライドしてスリー
ブ８２の内壁で押されたロッキングボール８５とプラグ
本体９２の係合溝９２ａとが係合することにより、ソケ
ット８０とプラグ９１が連結される。このとき、バルブ
８９の先端がプラグ９１で押されることによりバルブ８
９が開き、流体通路が開通する。
【０００７】また、ソケット８０とプラグ９１を分離す
る時は、スリーブ８２を引き戻すとロッキングボール８
５がフリー状態となって、プラグ本体９２の係合溝９２
ａとロッキングボール８５が係合解除され、プラグ９１
はバルブスプリング９０の付勢力によってソケット８０
から飛び出し、分離される。このとき、バルブ８９は、
瞬時にバルブパッキン８７に密着し、流体通路を閉鎖す
る。上記従来の両路及び片路開閉式カップラーは、分離
時にはスリーブを引き戻すだけでプラグをソケットから
分離でき、分離作業が容易になっている。
る時は、スリーブ８２を引き戻すとロッキングボール８
５がフリー状態となって、プラグ本体９２の係合溝９２
ａとロッキングボール８５が係合解除され、プラグ９１
はバルブスプリング９０の付勢力によってソケット８０
から飛び出し、分離される。このとき、バルブ８９は、
瞬時にバルブパッキン８７に密着し、流体通路を閉鎖す
る。上記従来の両路及び片路開閉式カップラーは、分離
時にはスリーブを引き戻すだけでプラグをソケットから
分離でき、分離作業が容易になっている。
【０００８】しかし、上記の図７及び図８の従来構造
は、スリーブを引き戻すだけでプラグをソケットから分
離できる構造のため、何らかの理由（例えば衝撃等）に
よってスリーブが意図せずに引き戻された時もソケット
とプラグが分離してしまうことがあり、安全性の問題が
あった。本発明の目的は、上記従来構造の問題を解消
し、ソケットとプラグの着脱が容易であると共に連結時
にスリーブが自動的にロックされる安全性の良い新規な
構造を有する連結及び自動スリーブロック機構型カップ
ラーを提供することにある。
は、スリーブを引き戻すだけでプラグをソケットから分
離できる構造のため、何らかの理由（例えば衝撃等）に
よってスリーブが意図せずに引き戻された時もソケット
とプラグが分離してしまうことがあり、安全性の問題が
あった。本発明の目的は、上記従来構造の問題を解消
し、ソケットとプラグの着脱が容易であると共に連結時
にスリーブが自動的にロックされる安全性の良い新規な
構造を有する連結及び自動スリーブロック機構型カップ
ラーを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明による連結及び自
動スリーブロック機構型カップラーは、ソケット本体
と、該ソケット本体にスライド可能に支持されたスリー
ブと、該スリーブをソケット本体の先端方向に付勢する
第１の付勢手段とを有するソケットと、前記ソケットへ
の連結、分離が可能なプラグとからなるカップラーにお
いて、前記スリーブをソケット本体の外周方向に所定の
角度範囲だけ付勢する第２の付勢手段と、前記スリーブ
のスライド行程の途中位置に設けられた突起と、前記ス
リーブの後端に設けられた切欠部とを備え、前記スリー
ブを前記ソケット本体の外周方向に回転させた時に前記
切欠部と前記突起が一致する位置が、第２の付勢手段に
よる角度範囲の一方の限界位置と一致しており、前記突
起と前記切欠部の嵌合時に前記ソケットと前記プラグの
連結または分離が可能となり、前記突起と前記切欠部の
非嵌合時に、前記突起が前記スリーブの後端に接すると
共に、前記切欠部と前記突起の位置が自動的に前記所定
の角度だけずれて前記スリーブがロック状態になり、前
記ソケットと前記プラグが連結保持されるものである。
動スリーブロック機構型カップラーは、ソケット本体
と、該ソケット本体にスライド可能に支持されたスリー
ブと、該スリーブをソケット本体の先端方向に付勢する
第１の付勢手段とを有するソケットと、前記ソケットへ
の連結、分離が可能なプラグとからなるカップラーにお
いて、前記スリーブをソケット本体の外周方向に所定の
角度範囲だけ付勢する第２の付勢手段と、前記スリーブ
のスライド行程の途中位置に設けられた突起と、前記ス
リーブの後端に設けられた切欠部とを備え、前記スリー
ブを前記ソケット本体の外周方向に回転させた時に前記
切欠部と前記突起が一致する位置が、第２の付勢手段に
よる角度範囲の一方の限界位置と一致しており、前記突
起と前記切欠部の嵌合時に前記ソケットと前記プラグの
連結または分離が可能となり、前記突起と前記切欠部の
非嵌合時に、前記突起が前記スリーブの後端に接すると
共に、前記切欠部と前記突起の位置が自動的に前記所定
の角度だけずれて前記スリーブがロック状態になり、前
記ソケットと前記プラグが連結保持されるものである。
【００１０】また、本発明による連結及び自動スリーブ
ロック機構型カップラーは、第１及び第２の付勢手段
が、一端が前記スリーブに係合され、他端が前記ソケッ
ト本体に係合されたコイル状スリーブスプリングであ
る。また、本発明による連結及び自動スリーブロック機
構型カップラーは、突起が、ソケット本体の外周面に設
けられているか、または前記コイル状スリーブスプリン
グの他端に形成されているものである。また、本発明に
よる連結及び自動スリーブロック機構型カップラーは、
カップラーが両路開放式、片路開閉式または両路開閉式
の内のいずれかの形式のものである。
ロック機構型カップラーは、第１及び第２の付勢手段
が、一端が前記スリーブに係合され、他端が前記ソケッ
ト本体に係合されたコイル状スリーブスプリングであ
る。また、本発明による連結及び自動スリーブロック機
構型カップラーは、突起が、ソケット本体の外周面に設
けられているか、または前記コイル状スリーブスプリン
グの他端に形成されているものである。また、本発明に
よる連結及び自動スリーブロック機構型カップラーは、
カップラーが両路開放式、片路開閉式または両路開閉式
の内のいずれかの形式のものである。
【００１１】
【作用】スリーブのスライド行程の途中位置となるソケ
ット本体の外周面に突起が設けられており、またスリー
ブの後端には切欠部が形成されており、さらにスリーブ
をソケット本体の先端方向に付勢するコイル状スリーブ
スプリングは、一端がスリーブの内壁に形成された係合
溝に係合され、他端がソケット本体の外周に形成された
係合溝に係合されている。スリーブをソケット本体の外
周方向に回すと、コイル状スリーブスプリングがソケッ
ト本体とスリーブ間の空間でねじれ可能な角度範囲だ
け、スリーブを回転させることができる。スリーブに回
転を与えない時は、突起と切欠部の位置が自動的に所定
の角度だけずれた状態となるように配置されている。ス
リーブをコイル状スリーブスプリングのねじれ付勢力に
対抗して回し、コイル状スリーブスプリングの回転可能
な角度範囲の限界位置で突起と切欠部の位置を合わせて
嵌合することができる。突起と切欠部の嵌合させると、
ソケットとプラグを連結することができる。
ット本体の外周面に突起が設けられており、またスリー
ブの後端には切欠部が形成されており、さらにスリーブ
をソケット本体の先端方向に付勢するコイル状スリーブ
スプリングは、一端がスリーブの内壁に形成された係合
溝に係合され、他端がソケット本体の外周に形成された
係合溝に係合されている。スリーブをソケット本体の外
周方向に回すと、コイル状スリーブスプリングがソケッ
ト本体とスリーブ間の空間でねじれ可能な角度範囲だ
け、スリーブを回転させることができる。スリーブに回
転を与えない時は、突起と切欠部の位置が自動的に所定
の角度だけずれた状態となるように配置されている。ス
リーブをコイル状スリーブスプリングのねじれ付勢力に
対抗して回し、コイル状スリーブスプリングの回転可能
な角度範囲の限界位置で突起と切欠部の位置を合わせて
嵌合することができる。突起と切欠部の嵌合させると、
ソケットとプラグを連結することができる。
【００１２】ソケットとプラグを連結すると、スリーブ
が、コイル状スリーブスプリングにより、ソケット本体
の先端方向にスライドし、切欠部が突起からはずれてソ
ケット本体の外周方向に回転し、切欠部と突起の位置が
自動的に所定の角度だけずれて自動スリーブロック状態
となり、ソケットとプラグが連結保持される。したがっ
て、ソケットとプラグの連結時はスリーブが自動的にロ
ックされるので、プラグは、衝撃等により意図せずにソ
ケットからはずれる虞がなく、安全性が高まる。プラグ
をソケットから分離させるには、スリーブを所定角度回
転させて突起と切欠部の位置を合せた後、ソケット本体
の後端方向にスライドさせて突起と切欠部を嵌合させれ
ば、ソケットとプラグは分離可能な状態となり、プラグ
をソケットからはずすことができる。
が、コイル状スリーブスプリングにより、ソケット本体
の先端方向にスライドし、切欠部が突起からはずれてソ
ケット本体の外周方向に回転し、切欠部と突起の位置が
自動的に所定の角度だけずれて自動スリーブロック状態
となり、ソケットとプラグが連結保持される。したがっ
て、ソケットとプラグの連結時はスリーブが自動的にロ
ックされるので、プラグは、衝撃等により意図せずにソ
ケットからはずれる虞がなく、安全性が高まる。プラグ
をソケットから分離させるには、スリーブを所定角度回
転させて突起と切欠部の位置を合せた後、ソケット本体
の後端方向にスライドさせて突起と切欠部を嵌合させれ
ば、ソケットとプラグは分離可能な状態となり、プラグ
をソケットからはずすことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１乃至図３は、本発明による連
結及び自動スリーブロック機構型カップラーの一実施例
であり、図７で説明した両路開閉式カップラーで実現し
た構造例を示す。図１は一部破断側面図、図２は図１に
おける矢印Ａ方向の一部破断部分平面図、図３は図１に
おける突起及び切欠部の嵌合及び分離状態を説明する図
であり、（Ａ）は図１における仮想円Ｂ内の拡大図、
（Ｂ）は（Ａ）におけるＣ−Ｃ線断面図である。ソケッ
ト１は、ソケット本体２と、ソケット本体２にスライド
可能に支持されたスリーブ３と、バルブ４と、スリーブ
３をソケット本体２の先端方向に付勢するコイル状スリ
ーブスプリング５と、ストップリング６と、バルブスプ
リング７と、バルブホルダ８と、バルブストッパ９と、
Ｏ−リング１０と、ソケット本体２の貫通穴２ａに嵌め
込まれたロッキングボール１１とからなる。また、プラ
グ２０は、外周面に係合溝２１ａが形成されたプラグ本
体２１と、バルブ２２と、バルブスプリング２３と、バ
ルブホルダ２４と、バルブストッパ２５とからなる。こ
の構造は、図７で説明した両路開閉式カップラーの従来
構造と同じである。
結及び自動スリーブロック機構型カップラーの一実施例
であり、図７で説明した両路開閉式カップラーで実現し
た構造例を示す。図１は一部破断側面図、図２は図１に
おける矢印Ａ方向の一部破断部分平面図、図３は図１に
おける突起及び切欠部の嵌合及び分離状態を説明する図
であり、（Ａ）は図１における仮想円Ｂ内の拡大図、
（Ｂ）は（Ａ）におけるＣ−Ｃ線断面図である。ソケッ
ト１は、ソケット本体２と、ソケット本体２にスライド
可能に支持されたスリーブ３と、バルブ４と、スリーブ
３をソケット本体２の先端方向に付勢するコイル状スリ
ーブスプリング５と、ストップリング６と、バルブスプ
リング７と、バルブホルダ８と、バルブストッパ９と、
Ｏ−リング１０と、ソケット本体２の貫通穴２ａに嵌め
込まれたロッキングボール１１とからなる。また、プラ
グ２０は、外周面に係合溝２１ａが形成されたプラグ本
体２１と、バルブ２２と、バルブスプリング２３と、バ
ルブホルダ２４と、バルブストッパ２５とからなる。こ
の構造は、図７で説明した両路開閉式カップラーの従来
構造と同じである。
【００１４】ここで、本発明による新規な構造は、スリ
ーブ３のスライド行程の途中位置となるソケット本体２
の外周面に突起１２が設けられており、またスリーブ３
の後端には切欠部１３が形成されており、さらに、コイ
ル状スリーブスプリング５は、一端５ａがスリーブ３の
内壁に形成された係合溝３ａに係合され、他端５ｂがソ
ケット本体２の外周に形成された係合溝（または穴でも
良い）２ｂに係合されていることにある。スリーブ３に
回転を与えない定常時は、スリーブ３の切欠部１３の位
置は、仮想線で示すように、ソケット本体２側の突起１
２の位置と所定の角度θだけずれた状態となっている。
スリーブ３をソケット本体２の外周方向に回すと、コイ
ル状スリーブスプリング５がソケット本体２とスリーブ
３間の空間でねじれ可能な角度範囲（＝θまたは＞θ）
だけ、スリーブ３を回転させることができる。スリーブ
３をコイル状スリーブスプリング５のねじれ付勢力に対
抗して回し、回転可能な角度範囲内で突起１２と切欠部
１３の位置を合わせることができる。この実施例では、
回転可能な角度範囲は角度θに等しく設定しているの
で、スリーブ３を限界まで回転させた時（すなわち仮想
線で示した切欠部１３の位置から角度θだけ回転させた
時）に、ちょうど突起１２の位置と実線で示した切欠部
１３の位置とが合うように設定されている。
ーブ３のスライド行程の途中位置となるソケット本体２
の外周面に突起１２が設けられており、またスリーブ３
の後端には切欠部１３が形成されており、さらに、コイ
ル状スリーブスプリング５は、一端５ａがスリーブ３の
内壁に形成された係合溝３ａに係合され、他端５ｂがソ
ケット本体２の外周に形成された係合溝（または穴でも
良い）２ｂに係合されていることにある。スリーブ３に
回転を与えない定常時は、スリーブ３の切欠部１３の位
置は、仮想線で示すように、ソケット本体２側の突起１
２の位置と所定の角度θだけずれた状態となっている。
スリーブ３をソケット本体２の外周方向に回すと、コイ
ル状スリーブスプリング５がソケット本体２とスリーブ
３間の空間でねじれ可能な角度範囲（＝θまたは＞θ）
だけ、スリーブ３を回転させることができる。スリーブ
３をコイル状スリーブスプリング５のねじれ付勢力に対
抗して回し、回転可能な角度範囲内で突起１２と切欠部
１３の位置を合わせることができる。この実施例では、
回転可能な角度範囲は角度θに等しく設定しているの
で、スリーブ３を限界まで回転させた時（すなわち仮想
線で示した切欠部１３の位置から角度θだけ回転させた
時）に、ちょうど突起１２の位置と実線で示した切欠部
１３の位置とが合うように設定されている。
【００１５】以上の構造において、ソケット１とプラグ
２０を連結する時は、スリーブ３をコイル状スリーブス
プリング５のねじれ付勢力に対抗して角度θだけ回して
切欠部１３の位置を突起１２の位置に合わせ、次にソケ
ット本体２の後端方向にスライドさせると、切欠部１３
が突起１２に嵌合することにより、ロッキングボール１
１がフリー状態になるまでスリーブ３をソケット本体２
の後端まで十分に引き戻すことができる。そこで、スリ
ーブ３をソケット本体２の後端まで十分に引き戻したま
まの状態でプラグ２０をソケット１に差し込み、その後
スリーブ３を離すとスリーブ３がソケット本体２の先端
側にスライドし、スリーブ３の内壁で押されたロッキン
グボール１１とプラグ本体２１の係合溝２１ａとが係合
することにより、ソケット１とプラグ２０が連結保持さ
れる。
２０を連結する時は、スリーブ３をコイル状スリーブス
プリング５のねじれ付勢力に対抗して角度θだけ回して
切欠部１３の位置を突起１２の位置に合わせ、次にソケ
ット本体２の後端方向にスライドさせると、切欠部１３
が突起１２に嵌合することにより、ロッキングボール１
１がフリー状態になるまでスリーブ３をソケット本体２
の後端まで十分に引き戻すことができる。そこで、スリ
ーブ３をソケット本体２の後端まで十分に引き戻したま
まの状態でプラグ２０をソケット１に差し込み、その後
スリーブ３を離すとスリーブ３がソケット本体２の先端
側にスライドし、スリーブ３の内壁で押されたロッキン
グボール１１とプラグ本体２１の係合溝２１ａとが係合
することにより、ソケット１とプラグ２０が連結保持さ
れる。
【００１６】このとき、スリーブ３がソケット本体２の
先端側にスライドすると、突起１２と切欠部１３が分離
し、コイル状スリーブスプリング５のねじれが原状態に
復帰しようとする付勢力によりスリーブ３が回転し、自
動的に突起１２と切欠部１３の位置が所定の角度θだけ
ずれた状態に復帰し、その状態でスリーブ３がロックさ
れる。したがって、何らかの理由（例えば衝撃等）によ
ってスリーブ３が意図せずにソケット本体２の後端方向
に引き戻されたとしても、スリーブ３の後端縁が突起１
２に当たるため、スリーブ３はそのスライド行程の途中
位置までしかスライドせず、ロッキングボール１１がフ
リー状態にならないので、プラグ本体２１の係合溝２１
ａとロッキングボール１１が係合されたままとなり、ソ
ケット１とプラグ２０が分離することはない。
先端側にスライドすると、突起１２と切欠部１３が分離
し、コイル状スリーブスプリング５のねじれが原状態に
復帰しようとする付勢力によりスリーブ３が回転し、自
動的に突起１２と切欠部１３の位置が所定の角度θだけ
ずれた状態に復帰し、その状態でスリーブ３がロックさ
れる。したがって、何らかの理由（例えば衝撃等）によ
ってスリーブ３が意図せずにソケット本体２の後端方向
に引き戻されたとしても、スリーブ３の後端縁が突起１
２に当たるため、スリーブ３はそのスライド行程の途中
位置までしかスライドせず、ロッキングボール１１がフ
リー状態にならないので、プラグ本体２１の係合溝２１
ａとロッキングボール１１が係合されたままとなり、ソ
ケット１とプラグ２０が分離することはない。
【００１７】また、ソケット１とプラグ２０を分離する
時は、スリーブ３をコイル状スリーブスプリング５のね
じれ付勢力に対抗して角度θだけ回して切欠部１３の位
置を突起１２の位置に合わせ、ソケット本体２の後端方
向にスライドさせると、切欠部１３が突起１２に嵌合す
ることにより、ロッキングボール１１がフリー状態にな
るまでスリーブ３をソケット本体の後端まで十分に引き
戻すことができ、プラグ本体２１の係合溝２１ａとロッ
キングボール１１が係合解除され、プラグ２０はバルブ
スプリング７及び２３の付勢力によってソケット１から
飛び出し、分離される。このとき、コイル状スリーブス
プリング５の回転可能な角度範囲は角度θに等しく設定
しているので、スリーブ３を限界位置まで回転させた時
（すなわち仮想線で示した切欠部１３の位置から角度θ
だけ回転させた時）に、ちょうど突起１２の位置と実線
で示した切欠部１３の位置とが合うように設定されてい
るため、スリーブ３をソケット本体２の外周方向に回す
際に、どこまで回せば良いかを気にしなくて良いので、
きわめて容易に分離作業を行なうことができる。
時は、スリーブ３をコイル状スリーブスプリング５のね
じれ付勢力に対抗して角度θだけ回して切欠部１３の位
置を突起１２の位置に合わせ、ソケット本体２の後端方
向にスライドさせると、切欠部１３が突起１２に嵌合す
ることにより、ロッキングボール１１がフリー状態にな
るまでスリーブ３をソケット本体の後端まで十分に引き
戻すことができ、プラグ本体２１の係合溝２１ａとロッ
キングボール１１が係合解除され、プラグ２０はバルブ
スプリング７及び２３の付勢力によってソケット１から
飛び出し、分離される。このとき、コイル状スリーブス
プリング５の回転可能な角度範囲は角度θに等しく設定
しているので、スリーブ３を限界位置まで回転させた時
（すなわち仮想線で示した切欠部１３の位置から角度θ
だけ回転させた時）に、ちょうど突起１２の位置と実線
で示した切欠部１３の位置とが合うように設定されてい
るため、スリーブ３をソケット本体２の外周方向に回す
際に、どこまで回せば良いかを気にしなくて良いので、
きわめて容易に分離作業を行なうことができる。
【００１８】
【実施例】次に、図４乃至図６は、本発明の連結及び自
動スリーブロック機構型カップラーの他の実施例であ
り、図８で説明した片路開閉式カップラーで実現した構
造例を示す。図４は一部破断側面図、図５は図４におけ
る各構成要素を説明するための図であり、（Ａ）はソケ
ット本体の平面図、（Ｂ）はスリーブスプリングの平面
図、（Ｃ）はスリーブの平面図、（Ｄ）は（Ｃ）の右側
面図を示し、図６は図４のスリーブスプリングの斜視図
である。ソケット４１は、ソケット本体４２と、ソケッ
ト本体４２にスライド可能に支持されたスリーブ４３
と、コイル状スリーブスプリング４４と、ストップリン
グ４５と、ソケット本体４２の貫通穴４２ａに嵌め込ま
れたロッキングボール４６と、ソケットアダプタ４７
と、バルブパッキン４８と、バルブ４９と、Ｏ−リング
５０と、バルブスプリング５１とからなる。また、プラ
グ５２は、外周に係合溝５３ａが形成されたプラグ本体
５３からなる。この構造は、図８に示した片路開閉式カ
ップラーの従来構造と同じである。
動スリーブロック機構型カップラーの他の実施例であ
り、図８で説明した片路開閉式カップラーで実現した構
造例を示す。図４は一部破断側面図、図５は図４におけ
る各構成要素を説明するための図であり、（Ａ）はソケ
ット本体の平面図、（Ｂ）はスリーブスプリングの平面
図、（Ｃ）はスリーブの平面図、（Ｄ）は（Ｃ）の右側
面図を示し、図６は図４のスリーブスプリングの斜視図
である。ソケット４１は、ソケット本体４２と、ソケッ
ト本体４２にスライド可能に支持されたスリーブ４３
と、コイル状スリーブスプリング４４と、ストップリン
グ４５と、ソケット本体４２の貫通穴４２ａに嵌め込ま
れたロッキングボール４６と、ソケットアダプタ４７
と、バルブパッキン４８と、バルブ４９と、Ｏ−リング
５０と、バルブスプリング５１とからなる。また、プラ
グ５２は、外周に係合溝５３ａが形成されたプラグ本体
５３からなる。この構造は、図８に示した片路開閉式カ
ップラーの従来構造と同じである。
【００１９】ここで、本発明による新規な構造は、スリ
ーブ４３の後端に切欠部５４が形成されており、またコ
イル状スリーブスプリング４４は、一端４４ａがスリー
ブ４３の内壁に形成された係合溝４３ａに係合され、他
端４４ｂがソケット本体４２の外周に形成された係合溝
４２ｂに係合されており、さらに、コイル状スリーブス
プリング４４の他端には、スリーブ４３のスライド行程
の途中位置となる場所に突起４４ｃが形成されているこ
とにある。スリーブ４３をソケット本体４２の外周方向
に回すと、コイル状スリーブスプリング４４がソケット
本体４２とスリーブ４３間の空間でねじれ可能な範囲の
角度だけ、スリーブ４３を回転させることができる。ス
リーブ４３に回転を与えない時は、突起４４ｃと切欠部
５４の位置が所定の角度だけずれた状態となるように配
置されている。スリーブ４３をコイル状スリーブスプリ
ング４４のねじれ付勢力に対抗して回し、コイル状スリ
ーブスプリング４４の回転可能な角度範囲内で突起４４
ｃと切欠部５４の位置を合わせることができる。
ーブ４３の後端に切欠部５４が形成されており、またコ
イル状スリーブスプリング４４は、一端４４ａがスリー
ブ４３の内壁に形成された係合溝４３ａに係合され、他
端４４ｂがソケット本体４２の外周に形成された係合溝
４２ｂに係合されており、さらに、コイル状スリーブス
プリング４４の他端には、スリーブ４３のスライド行程
の途中位置となる場所に突起４４ｃが形成されているこ
とにある。スリーブ４３をソケット本体４２の外周方向
に回すと、コイル状スリーブスプリング４４がソケット
本体４２とスリーブ４３間の空間でねじれ可能な範囲の
角度だけ、スリーブ４３を回転させることができる。ス
リーブ４３に回転を与えない時は、突起４４ｃと切欠部
５４の位置が所定の角度だけずれた状態となるように配
置されている。スリーブ４３をコイル状スリーブスプリ
ング４４のねじれ付勢力に対抗して回し、コイル状スリ
ーブスプリング４４の回転可能な角度範囲内で突起４４
ｃと切欠部５４の位置を合わせることができる。
【００２０】スリーブ４３に回転を与えない定常時は、
スリーブ４３の切欠部５４の位置は、仮想線で示すよう
に、コイル状スリーブスプリング４４の突起４４ｃの位
置と所定の角度だけずれた状態となっている。スリーブ
４３をソケット本体４２の外周方向に回すと、コイル状
スリーブスプリング４４がソケット本体４２とスリーブ
４３間の空間でねじれ可能な角度範囲だけ、スリーブ４
３を回転させることができる。スリーブ４３をコイル状
スリーブスプリング５のねじれ付勢力に対抗して回し、
回転可能な角度範囲内で突起４４ｃと切欠部５４の位置
を合わせることができる。
スリーブ４３の切欠部５４の位置は、仮想線で示すよう
に、コイル状スリーブスプリング４４の突起４４ｃの位
置と所定の角度だけずれた状態となっている。スリーブ
４３をソケット本体４２の外周方向に回すと、コイル状
スリーブスプリング４４がソケット本体４２とスリーブ
４３間の空間でねじれ可能な角度範囲だけ、スリーブ４
３を回転させることができる。スリーブ４３をコイル状
スリーブスプリング５のねじれ付勢力に対抗して回し、
回転可能な角度範囲内で突起４４ｃと切欠部５４の位置
を合わせることができる。
【００２１】以上の構造において、まず、コイル状スリ
ーブスプリング４４のねじれ付勢力に対抗してスリーブ
４３を回し、ソケット本体４２の後端方向にスライドさ
せて突起４４ｃと切欠部５４の位置を合わせて両者を嵌
合しておく。この状態では、ロッキングボール４６がバ
ルブ４９の先端で押されスリーブ４３の内壁がロッキン
グボール４６と係合するため、スリーブ４３は、その切
欠部５４が突起４４ｃと嵌合した位置に保持されてい
る。そこで、プラグ５２をソケット４１に差し込むと、
バルブ４９がプラグ５２で押され、バルブ４９の先端が
後退するためロッキングボール４６がフリー状態とな
り、スリーブ４３の内壁とロッキングボール４６の係合
が解除され、スリーブ４３はコイル状スリーブスプリン
グ４４の付勢力によってソケット本体４２の先端側にス
ライドし、スリーブ４３の内壁でロッキングボール４６
が押され、プラグ５２の係合溝５３ａに係合して、ソケ
ット４１とプラグ５２が連結保持される。したがって、
プラグ５２は、ソケット４１に差し込むだけでワンタッ
チで連結することができる。
ーブスプリング４４のねじれ付勢力に対抗してスリーブ
４３を回し、ソケット本体４２の後端方向にスライドさ
せて突起４４ｃと切欠部５４の位置を合わせて両者を嵌
合しておく。この状態では、ロッキングボール４６がバ
ルブ４９の先端で押されスリーブ４３の内壁がロッキン
グボール４６と係合するため、スリーブ４３は、その切
欠部５４が突起４４ｃと嵌合した位置に保持されてい
る。そこで、プラグ５２をソケット４１に差し込むと、
バルブ４９がプラグ５２で押され、バルブ４９の先端が
後退するためロッキングボール４６がフリー状態とな
り、スリーブ４３の内壁とロッキングボール４６の係合
が解除され、スリーブ４３はコイル状スリーブスプリン
グ４４の付勢力によってソケット本体４２の先端側にス
ライドし、スリーブ４３の内壁でロッキングボール４６
が押され、プラグ５２の係合溝５３ａに係合して、ソケ
ット４１とプラグ５２が連結保持される。したがって、
プラグ５２は、ソケット４１に差し込むだけでワンタッ
チで連結することができる。
【００２２】このとき、スリーブ４３がソケット本体４
２の先端側にスライドすると、突起４４ｃと切欠部５４
が分離し、コイル状スリーブスプリング４４のねじれが
原状態に復帰しようとする付勢力によりスリーブ４３が
回転し、自動的に突起４４ｃと切欠部５４の位置が所定
の角度だけずれた状態に復帰し、その状態でスリーブ４
３がロックされる。したがって、何らかの理由（例えば
衝撃等）によってスリーブ４３が意図せずにソケット本
体４２の後端方向に引き戻されたとしても、スリーブ４
３の後端縁は突起４４ｃに当たるため、スリーブ４３は
そのスライド行程の途中位置までしかスライドせず、ロ
ッキングボール４６がフリー状態にならないので、プラ
グ本体５３の係合溝５３ａとロッキングボール４６が係
合されたままとなり、ソケット４１とプラグ５２が分離
することはない。
２の先端側にスライドすると、突起４４ｃと切欠部５４
が分離し、コイル状スリーブスプリング４４のねじれが
原状態に復帰しようとする付勢力によりスリーブ４３が
回転し、自動的に突起４４ｃと切欠部５４の位置が所定
の角度だけずれた状態に復帰し、その状態でスリーブ４
３がロックされる。したがって、何らかの理由（例えば
衝撃等）によってスリーブ４３が意図せずにソケット本
体４２の後端方向に引き戻されたとしても、スリーブ４
３の後端縁は突起４４ｃに当たるため、スリーブ４３は
そのスライド行程の途中位置までしかスライドせず、ロ
ッキングボール４６がフリー状態にならないので、プラ
グ本体５３の係合溝５３ａとロッキングボール４６が係
合されたままとなり、ソケット４１とプラグ５２が分離
することはない。
【００２３】また、連結状態にあるソケット４１とプラ
グ５２を分離する時には、スリーブ４３を突起４４ｃと
切欠部５４の位置が合うまでコイル状スリーブスプリン
グ４４のねじれ付勢力に対抗して回し、次いで、スリー
ブ４３をソケット本体４２の後端方向にスライドさせて
切欠部５４を突起４４ｃに嵌め込む。この状態では、バ
ルブ４９の先端がロッキングボール４６を後退させるの
で、プラグ５２の係合溝５３ａとロッキングボー４６の
係合が解除され、ソケット４１からプラグ５２を分離す
ることができる。分離時、プラグ４１はバルブスプリン
グ５１の付勢力によってソケット本体４２の先端方向に
付勢されるので、プラグ５２の係合溝５３ａとロッキン
グボール４６の係合が解除されるやいなや、プラグ５２
は引っ張らなくても自動的にソケット外に飛び出す。
グ５２を分離する時には、スリーブ４３を突起４４ｃと
切欠部５４の位置が合うまでコイル状スリーブスプリン
グ４４のねじれ付勢力に対抗して回し、次いで、スリー
ブ４３をソケット本体４２の後端方向にスライドさせて
切欠部５４を突起４４ｃに嵌め込む。この状態では、バ
ルブ４９の先端がロッキングボール４６を後退させるの
で、プラグ５２の係合溝５３ａとロッキングボー４６の
係合が解除され、ソケット４１からプラグ５２を分離す
ることができる。分離時、プラグ４１はバルブスプリン
グ５１の付勢力によってソケット本体４２の先端方向に
付勢されるので、プラグ５２の係合溝５３ａとロッキン
グボール４６の係合が解除されるやいなや、プラグ５２
は引っ張らなくても自動的にソケット外に飛び出す。
【００２４】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は種々の変形が可能である。例えば、本発明は、
バルブがソケット側及びプラグ側に付いている両路開閉
式カップラー、バルブがソケット側またはプラグ側に付
いている片路開閉式カップラー、バルブがソケット側及
びプラグ側のどちらにも付いていない両路開放式カップ
ラー等のいずれの形式のカップラーでも実施可能であ
る。また、上記実施例では、第１及び第２の付勢手段は
１個のコイル状スリーブスプリングで構成したが、それ
ぞれ別々の部材で構成しても良い。
本発明は種々の変形が可能である。例えば、本発明は、
バルブがソケット側及びプラグ側に付いている両路開閉
式カップラー、バルブがソケット側またはプラグ側に付
いている片路開閉式カップラー、バルブがソケット側及
びプラグ側のどちらにも付いていない両路開放式カップ
ラー等のいずれの形式のカップラーでも実施可能であ
る。また、上記実施例では、第１及び第２の付勢手段は
１個のコイル状スリーブスプリングで構成したが、それ
ぞれ別々の部材で構成しても良い。
【００２５】
【発明の効果】本発明に係る連結及び自動スリーブロッ
ク機構型カップラーによれば、下記の利点が得られる。 （１）ソケットとプラグの連結時に自動的にスリーブロ
ック状態になるので、衝撃等により意図せずにソケット
とプラグが分離する虞がなく、安全性が良い。 （２）だれでも安全にソケットとプラグの着脱を行なう
ことができる。
ク機構型カップラーによれば、下記の利点が得られる。 （１）ソケットとプラグの連結時に自動的にスリーブロ
ック状態になるので、衝撃等により意図せずにソケット
とプラグが分離する虞がなく、安全性が良い。 （２）だれでも安全にソケットとプラグの着脱を行なう
ことができる。
【図１】本発明の連結及び自動スリーブロック機構型カ
ップラーの一実施例であり、両路開閉式カップラーで実
現した構造の一部破断側面図を示す。
ップラーの一実施例であり、両路開閉式カップラーで実
現した構造の一部破断側面図を示す。
【図２】図１における矢印Ａ方向の一部破断部分平面図
である。
である。
【図３】図１における突起及び切欠部の嵌合及び分離状
態を説明する図であり、（Ａ）は図１における仮想円Ｂ
内の拡大図、（Ｂ）は（Ａ）におけるＣ−Ｃ線断面図で
ある。
態を説明する図であり、（Ａ）は図１における仮想円Ｂ
内の拡大図、（Ｂ）は（Ａ）におけるＣ−Ｃ線断面図で
ある。
【図４】本発明の連結及び自動スリーブロック機構型カ
ップラーの他の実施例であり、片路開閉式カップラーで
実現した構造の一部破断側面図を示す。
ップラーの他の実施例であり、片路開閉式カップラーで
実現した構造の一部破断側面図を示す。
【図５】図４の構造の各構成要素を説明するための図で
あり、（Ａ）はソケット本体の平面図、（Ｂ）はスリー
ブスプリングの平面図、（Ｃ）はスリーブの平面図、
（Ｄ）は（Ｃ）の右側面図を示す。
あり、（Ａ）はソケット本体の平面図、（Ｂ）はスリー
ブスプリングの平面図、（Ｃ）はスリーブの平面図、
（Ｄ）は（Ｃ）の右側面図を示す。
【図６】図４のスリーブスプリングの斜視図である。
【図７】従来の両路開閉式カップラーの構造例の縦断側
面図であり、（Ａ）はソケット及びプラグの分離時、
（Ｂ）は連結時を示す。
面図であり、（Ａ）はソケット及びプラグの分離時、
（Ｂ）は連結時を示す。
【図８】従来の片路開閉式カップラーの構造例の一部破
断側面図であり、（Ａ）はソケット及びプラグの分離
時、（Ｂ）は連結時を示す。
断側面図であり、（Ａ）はソケット及びプラグの分離
時、（Ｂ）は連結時を示す。
１ ソケット ２ ソケット本体 ３ スリーブ ４ バルブ ５ コイル状スリーブスプリング ６ ストップリング ７ バルブスプリング ８ バルブホルダ ９ バルブストッパ １０ Ｏ−リング １１ ロッキングボール ２０ プラグ ２１ プラグ本体 ２２ バルブ ２３ バルブスプリング ２４ バルブホルダ ２５ バルブストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16L 37/22 - 37/23 F16L 37/138 F16L 37/28 - 37/47
Claims (4)
- 【請求項１】 ソケット本体と、該ソケット本体にスラ
イド可能に支持されたスリーブと、該スリーブをソケッ
ト本体の先端方向に付勢する第１の付勢手段とを有する
ソケットと、前記ソケットへの連結、分離が可能なプラ
グとからなるカップラーにおいて、 前記スリーブをソケット本体の外周方向に所定の角度範
囲だけ付勢する第２の付勢手段と、 前記スリーブのスライド行程の途中位置に設けられた突
起と、 前記スリーブの後端に設けられた切欠部とを備え、前記スリーブを前記ソケット本体の外周方向に回転させ
た時に前記切欠部と前記突起が一致する位置が、第２の
付勢手段による角度範囲の一方の限界位置と一致してお
り、 前記突起と前記切欠部の嵌合時に前記ソケットと前記プ
ラグの連結または分離が可能となり、前記突起と前記切
欠部の非嵌合時に、前記突起が前記スリーブの後端に接
すると共に、前記切欠部と前記突起の位置が自動的に前
記所定の角度だけずれて前記スリーブがロック状態にな
り、前記ソケットと前記プラグが連結保持されることを
特徴とする連結及び自動スリーブロック機構型カップラ
ー。 - 【請求項２】 請求項１記載のカップラーにおいて、第
１及び第２の付勢手段は、一端が前記スリーブに係合さ
れ、他端が前記ソケット本体に係合されたコイル状スリ
ーブスプリングである連結及び自動スリーブロック機構
型カップラー。 - 【請求項３】 請求項１記載のカップラーにおいて、突
起はソケット本体の外周面に設けられているカップラ
ー。 - 【請求項４】 請求項１記載のカップラーにおいて、カ
ップラーは両路開放式、片路開閉式または両路開閉式の
内のいずれかの形式のものである連結及び自動スリーブ
ロック機構型カップラー。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24230695A JP3205228B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 連結及び自動スリーブロック機構型カップラー |
| TW085110410A TW344780B (en) | 1995-08-29 | 1996-08-27 | Connecting and automatic sleeve locking type coupler |
| KR1019960035990A KR970011536A (ko) | 1995-08-29 | 1996-08-28 | 연결 및 자동 슬리이브 로크기구형 커플러 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24230695A JP3205228B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 連結及び自動スリーブロック機構型カップラー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0968292A JPH0968292A (ja) | 1997-03-11 |
| JP3205228B2 true JP3205228B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=17087269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24230695A Expired - Fee Related JP3205228B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 連結及び自動スリーブロック機構型カップラー |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3205228B2 (ja) |
| KR (1) | KR970011536A (ja) |
| TW (1) | TW344780B (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE510689C2 (sv) * | 1997-10-23 | 1999-06-14 | Nyberg Bo Erik | Snabbkoppling, där både vridning och axiell förskjutning krävs för isärkoppling |
| US6216473B1 (en) | 1998-01-17 | 2001-04-17 | Tsuneo Arii | Method of recovering a coolant, apparatus therefor, tool therefor and three-way valve for recovering a pressurized fluid |
| JP4944515B2 (ja) * | 2006-06-29 | 2012-06-06 | サーパス工業株式会社 | 流体管コネクタ構造 |
| US9376789B2 (en) | 2011-03-08 | 2016-06-28 | As Ip Holdco, Llc | Quick connection coupling |
| BR112014003234A2 (pt) | 2011-08-24 | 2017-03-01 | As Ip Holdco L L C | montagem de torneira de difusão, kit para instalação de uma montagem de torneira de difusão, método para instalação de uma montagem de torneira de difusão, montagem de válvula e montagem de porca autorrotativa |
| CN103363229B (zh) * | 2012-03-27 | 2015-12-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 接头组件 |
| CN102878217B (zh) * | 2012-10-15 | 2015-06-17 | 浙江恒友机电有限公司 | 一种快速装夹结构 |
| CN105605253B (zh) * | 2014-11-20 | 2018-03-09 | 无锡蠡湖增压技术股份有限公司 | 一种电磁气接头 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6030548Y2 (ja) * | 1983-05-06 | 1985-09-12 | 有限会社ニツタ・ムアカンパニ− | 管継手 |
| JP3432885B2 (ja) * | 1993-09-18 | 2003-08-04 | ブリヂストンフローテック株式会社 | 管継手 |
| JPH07103386A (ja) * | 1993-10-01 | 1995-04-18 | Kyoei Sangyo Kk | 自動ロック機構を備えた迅速継手 |
-
1995
- 1995-08-29 JP JP24230695A patent/JP3205228B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-08-27 TW TW085110410A patent/TW344780B/zh active
- 1996-08-28 KR KR1019960035990A patent/KR970011536A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR970011536A (ko) | 1997-03-27 |
| JPH0968292A (ja) | 1997-03-11 |
| TW344780B (en) | 1998-11-11 |
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