JP3205018U - 敷寝具 - Google Patents
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Abstract
【課題】下側に位置する敷布団やベッドの種類に関わらず、安定して枕を定位置に保つことができ、安眠に好適な敷寝具を提供する。【解決手段】電動ベット81のマット上に載置される敷寝具Bは、上側シート51と、下側シート52と、上側・下側シート51、52を重ね合わせた積層体50を連結する肩連結線53、腰連結線54、膝連結線55、および踵連結線56と、頭側の上側シート51の端部下面と頭側の下側シート52の端部上面とを、枕71を挟んで開閉可能に係着するファスナーとを備える。敷寝具Bは、下側に位置する敷布団やベッドの種類に関わらず、安定して枕71を定位置に保つことができ、安眠を阻害しない。【選択図】図2
Description
本考案は、ベッドのマットや敷布団の上に敷いて使用する敷寝具に関する。
ベッドのマットや敷布団の上に敷いて使用する敷寝具の頭位置には、枕が置かれ、必要に応じて、足位置に足枕が置かれ、腰位置に固さ調整シートが置かれる。
従来の技術において、敷寝具と枕は別体であるので枕が動き易く、使用者が睡眠中に寝返りをしたり、就寝体位を変えると、枕が動いてしまう。
このため、使用者が暗闇の中で枕を探す羽目になり、就寝が妨げられるという課題がある。
このため、使用者が暗闇の中で枕を探す羽目になり、就寝が妨げられるという課題がある。
上記課題を解決するための先行技術が存在する。
特許文献1には、寝具本体の開口部に、枕を収納する袋体を設置した敷寝具が開示されている。
特許文献2には、枕支持用布地を敷布団カバー本体に縫い付けた敷布団カバーが開示されている。
特許文献1には、寝具本体の開口部に、枕を収納する袋体を設置した敷寝具が開示されている。
特許文献2には、枕支持用布地を敷布団カバー本体に縫い付けた敷布団カバーが開示されている。
特許文献1において、傾斜度合いが変化する電動ベットのマットに寝具を敷いて使用すると、枕を収納した袋体が倒れてくる。
特許文献2において、枕を収納した枕支持用布地には、張力が掛かっているので寝心地が悪い。
特許文献2において、枕を収納した枕支持用布地には、張力が掛かっているので寝心地が悪い。
本考案の目的は、下側に位置する敷布団やベッドの種類に関わらず、安定して枕を定位置に保つことができ、安眠に好適な敷寝具の提供にある。
(請求項1について)
請求項1の敷寝具は、上側シートと、下側シートと、上側・下側シートを重ね合わせた積層体を分割する各位置で、脇方向に連結する肩連結線、腰連結線、膝連結線、および踵連結線と、頭側の上側シートの端部下面と下側シートの端部上面とを枕を挟んで開閉可能に係着する係着手段とを備える。
上側・下側シートは、略長方形で、略同一形状である。
積層体は、肩位置、腰位置、膝位置、および踵位置で分割されている。
請求項1の敷寝具は、上側シートと、下側シートと、上側・下側シートを重ね合わせた積層体を分割する各位置で、脇方向に連結する肩連結線、腰連結線、膝連結線、および踵連結線と、頭側の上側シートの端部下面と下側シートの端部上面とを枕を挟んで開閉可能に係着する係着手段とを備える。
上側・下側シートは、略長方形で、略同一形状である。
積層体は、肩位置、腰位置、膝位置、および踵位置で分割されている。
請求項1の敷寝具は、下記の様に使用する。
係着手段による、上側・下側シートの端部下面と上面との係着を解除して、頭側の上側・下側シートを開き、シート間に枕を入れる。
そして、係着手段による係着を有効にして、頭側の上側・下側シートを閉じる。
これにより、頭側の上側・下側シート間に枕が固定される。
係着手段による、上側・下側シートの端部下面と上面との係着を解除して、頭側の上側・下側シートを開き、シート間に枕を入れる。
そして、係着手段による係着を有効にして、頭側の上側・下側シートを閉じる。
これにより、頭側の上側・下側シート間に枕が固定される。
請求項1の敷寝具は、下記の利点を有する。
使用者が睡眠中に寝返りをしたり、就寝体位を変えても、枕が固定されて定位置を維持するので、安眠を阻害しない。
使用者が睡眠中に寝返りをしたり、就寝体位を変えても、枕が固定されて定位置を維持するので、安眠を阻害しない。
積層体を分割する肩位置、腰位置、膝位置、および踵位置で、上側シートの下面と下側シートの上面とを、肩連結線、腰連結線、膝連結線、および踵連結線で脇方向(短手方向)に連結している。なお、各連結線は、幅を有する連結帯も含む。
このため、電動ベットのマットに敷寝具を載置した際に、マットの傾斜度合いに応じて敷寝具が、肩位置、腰位置、膝位置で屈曲するので、電動ベット用の敷寝具として使用することもできる。
また、各位置で、敷寝具を折り畳むこともできる。
また、各位置で、敷寝具を折り畳むこともできる。
(請求項2について)
請求項2の敷寝具は、上側・下側シートのそれぞれの端部に縁生地が縫着されている。 そして、係着手段は、これら縁生地に取り付けられる一対のエレメントからなるスライドファスナーである。
請求項2の敷寝具は、上側・下側シートのそれぞれの端部に縁生地が縫着されている。 そして、係着手段は、これら縁生地に取り付けられる一対のエレメントからなるスライドファスナーである。
このため、上側・下側シートのそれぞれの端部にスライドファスナーを強固に取り付けることができる。
係着手段がスライドファスナーなので、シート間に枕を入れたり、枕を出したりする作業を容易にできる。また、損傷無く、多数回数、繰り返して行うことができる。
係着手段がスライドファスナーなので、シート間に枕を入れたり、枕を出したりする作業を容易にできる。また、損傷無く、多数回数、繰り返して行うことができる。
(請求項3について)
請求項3の敷寝具は、上側・下側シートのそれぞれの端部に縁生地が縫着されている。 そして、係着手段は、これら縁生地に取り付けられるフックまたはループである。このため、上側・下側シートのそれぞれの端部に面ファスナーを強固に取り付けることができる。
請求項3の敷寝具は、上側・下側シートのそれぞれの端部に縁生地が縫着されている。 そして、係着手段は、これら縁生地に取り付けられるフックまたはループである。このため、上側・下側シートのそれぞれの端部に面ファスナーを強固に取り付けることができる。
係着手段が面ファスナーなので、シート間に枕を入れたり、枕を出したりする作業を容易にできる。また、損傷無く、多数回数、繰り返して行うことができる。
(請求項4について)
請求項4の敷寝具は、腰連結線−膝結線間の上側・下側シートの隙間に、調整用のシートを取り外し可能に差し込んでいる。
調整用のシートの硬さを調整したり、調整用のシートに防水性を付与することにより、敷寝具を好みの寝心地に設定したり、排泄物の浸透を防止したりすることができる。
請求項4の敷寝具は、腰連結線−膝結線間の上側・下側シートの隙間に、調整用のシートを取り外し可能に差し込んでいる。
調整用のシートの硬さを調整したり、調整用のシートに防水性を付与することにより、敷寝具を好みの寝心地に設定したり、排泄物の浸透を防止したりすることができる。
(請求項5について)
請求項5の敷寝具は、膝連結線−踵連結線間の上側・下側シートの隙間に、足枕を取り外し可能に差し込んでいる。
膝連結線−踵連結線間に差し込んだ足枕により、就寝時における足の負担を低減することができる。
請求項5の敷寝具は、膝連結線−踵連結線間の上側・下側シートの隙間に、足枕を取り外し可能に差し込んでいる。
膝連結線−踵連結線間に差し込んだ足枕により、就寝時における足の負担を低減することができる。
(請求項6について)
請求項6の敷寝具は、積層体の頭側の端部から腰連結線までの長さと、腰連結線から膝連結線までの長さと、膝連結線から踵連結線までの長さとを略同じにしている。このため、敷寝具を見栄え良く、三つ折りに畳むことができる。
請求項6の敷寝具は、積層体の頭側の端部から腰連結線までの長さと、腰連結線から膝連結線までの長さと、膝連結線から踵連結線までの長さとを略同じにしている。このため、敷寝具を見栄え良く、三つ折りに畳むことができる。
(請求項7について)
敷寝具を袋体で包囲しているので、使い勝手が良く、見栄えも良い。
敷寝具を袋体で包囲しているので、使い勝手が良く、見栄えも良い。
本考案の実施例1に係る敷寝具A(請求項1、2、4、5、6に対応)を、図1に基づいて説明する。
敷寝具Aは、上側シート11と、下側シート12と、上側・下側シート11、12の下面と上面とを脇方向に連結する肩連結線13、腰連結線14、膝連結線15、および踵連結線16と、頭側の上側・下側シート11、12を開閉するスライドファスナー2と、この部分の上側・下側シート11、12間に閉じ込められる枕31と備え、ベット41の上に載置される。
敷寝具Aは、上側シート11と、下側シート12と、上側・下側シート11、12の下面と上面とを脇方向に連結する肩連結線13、腰連結線14、膝連結線15、および踵連結線16と、頭側の上側・下側シート11、12を開閉するスライドファスナー2と、この部分の上側・下側シート11、12間に閉じ込められる枕31と備え、ベット41の上に載置される。
上側シート11は、本実施例では、縦100cm、横200cm、厚さ1cmの長方形状で、柔らかく通気性を有する複合構造の可撓体である。
下側シート12は、本実施例では、縦100cm、横200cm、厚さ2cmの長方形状で、可撓性を有する網状構造体(樹脂製)である。
枕31は、本実施例では、縦30cm、横93cm、厚さ6cmの直方体形状の複合材である。
枕31は、本実施例では、縦30cm、横93cm、厚さ6cmの直方体形状の複合材である。
肩連結線13は、上側・下側シート11、12を重ね合わせた積層体10上で使用者が就寝姿勢を取った場合に肩が臨む肩位置の上側・下側シート11、12を加圧超音波加工により熱溶着した部位である。この熱溶着部位により、肩位置の上側シート11の下面と下側シート12の上面とが、シート長手方向と直交する脇方向に連結されている。
腰連結線14は、上側・下側シート11、12を重ね合わせた積層体10上で使用者が就寝姿勢を取った場合に腰が臨む肩位置の上側・下側シート11、12を加圧超音波加工により熱溶着した部位である。この熱溶着部位により、腰位置の上側シート11の下面と下側シート12の上面とが、シート長手方向と直交する脇方向に連結されている。
膝連結線15は、上側・下側シート11、12を重ね合わせた積層体10上で使用者が就寝姿勢を取った場合に膝が臨む膝位置の上側・下側シート11、12を加圧超音波加工により熱溶着した部位である。この熱溶着部位分により、膝位置の上側シート11の下面と下側シート12の上面とが、シート長手方向と直交する脇方向に連結されている。
踵連結線16は、上側・下側シート11、12を重ね合わせた積層体10上で使用者が就寝姿勢を取った場合に踵が臨む踵位置(積層体10の端部)の上側・下側シート11、12を加圧超音波加工により熱溶着した部位である。この熱溶着部位により、踵位置の上側シート11の下面と下側シート12の上面とが、シート長手方向と直交する脇方向に連結されている。
なお、本実施例では、積層体10の頭側端部から肩連結線13迄の寸法が40cm、肩連結線13から腰連結線14迄の寸法が30cm、腰連結線14から膝連結線15迄の寸法が65cm、膝連結線15から踵連結線16迄の寸法が65cmである。
つぎに、敷寝具Aの製造方法を説明する。
表生地、裏生地、および横側の縁生地17aをミシン縫製加工等で一体化する。この一体化した積層生地の頭側端部に、頭側の縁生地17bとともに、スライドファスナー2の樹脂エレメント(スライダー20噛合の方)21をヘム縫製により縫着して樹脂エレメント21付の上側シート11を製造する。
表生地、裏生地、および横側の縁生地17aをミシン縫製加工等で一体化する。この一体化した積層生地の頭側端部に、頭側の縁生地17bとともに、スライドファスナー2の樹脂エレメント(スライダー20噛合の方)21をヘム縫製により縫着して樹脂エレメント21付の上側シート11を製造する。
網状樹脂の頭側端部に、頭側の縁生地18aととともに、スライドファスナー2の樹脂エレメント(スライダー無の方)22をヘム縫製により縫着して樹脂エレメント22付の下側シート12を製造する。
上側シート11と下側シート12とを重ね合わせた状態でスライドファスナー2を閉じ、使用者が就寝姿勢を取った場合に、肩が臨む肩位置、腰が臨む腰位置、膝が臨む膝位置、および踵が臨む踵位置を、加圧超音波加工により熱溶着させ脇方向に連結して積層体10を製造する。なお、連結部分は、肩連結線13、腰連結線14、膝連結線15、踵連結線16である。また、踵側端部の踵連結線16には、熱溶着後に、踵側の縁生地17を縫着する。
スライダー20を動かしてスライドファスナー2を開け、頭側端部から肩連結線13に位置する上側・下側シート11、12間に枕31を押し込む。
再び、スライダー20を動かしてスライドファスナー2を閉じ、上側シート11の下面と下側シート12の上面との摩擦力で枕31を閉じ込める。
再び、スライダー20を動かしてスライドファスナー2を閉じ、上側シート11の下面と下側シート12の上面との摩擦力で枕31を閉じ込める。
なお、必要に応じ、硬さ調整用のシート32や足枕33を用いる。
膝連結線15と腰連結線14間に位置する上側シート11の下面と下側シート12の上面との間の隙間に、横方向から硬さ調整用のシート32を押し込む。
膝連結線15と腰連結線14間に位置する上側シート11の下面と下側シート12の上面との間の隙間に、横方向から硬さ調整用のシート32を押し込む。
踵連結線16と膝連結線15間の隙間に位置する上側シート11の下面と下側シート12の上面との間の隙間に、横方向から足枕33を押し込む。
なお、硬さ調整用のシート32や足枕33は、上側シート11の下面と下側シート12の上面との摩擦力で閉じ込められる。
なお、硬さ調整用のシート32や足枕33は、上側シート11の下面と下側シート12の上面との摩擦力で閉じ込められる。
本考案の敷寝具Aは、以下の利点を有する。
使用者が睡眠中に敷寝具A上で寝返りをしたり、敷寝具A上で就寝体位を変えても、頭側端部から肩連結線13との間の、上側シート11の下面と下側シート12の上面との摩擦力で枕31が固定され定位置を維持するので、安眠が阻害されない。
使用者が睡眠中に敷寝具A上で寝返りをしたり、敷寝具A上で就寝体位を変えても、頭側端部から肩連結線13との間の、上側シート11の下面と下側シート12の上面との摩擦力で枕31が固定され定位置を維持するので、安眠が阻害されない。
上側シート11の下面と下側シート12の上面とを、使用者が就寝姿勢を取った場合に、肩が臨む肩位置、腰が臨む腰位置、膝が臨む膝位置、踵が臨む踵位置で、熱溶着により脇方向に連結して積層体10としている。
このため、ベット41が電動ベットであっても、ベット41の傾斜度合いに応じて、敷寝具Aの積層体10が、肩連結線13、腰連結線14、および膝連結線15で屈曲するので、頭部部分が持ち上がる様に電動ベットを稼働させた状態でも、敷寝具Aを使用者が違和感無く使用することができる。
膝連結線15と腰連結線14間の隙間に調整用のシート32を差し込み、踵連結線16と膝連結線15間の隙間に足枕33を差し込む場合は、敷寝具Aに下記の利点が付加される。
硬さ調整用のシート32の硬さを設定すれば、敷寝具Aを好みの寝心地に調整することができる。また、足枕33により、就寝時における足の負担を低減することができる。
硬さ調整用のシート32の硬さを設定すれば、敷寝具Aを好みの寝心地に調整することができる。また、足枕33により、就寝時における足の負担を低減することができる。
なお、使用者が睡眠中に敷寝具A上で寝返りをしたり、敷寝具A上で就寝体位を変えても、上側シート11の下面と下側シート12の上面との摩擦力で、硬さ調整用のシート32や足枕33が固定され定位置を維持するので、安眠が阻害されない。
敷寝具Aは、頭側端部に位置する上側・下側シート11、12を開閉する係着手段にスライドスライドファスナー2を採用している。このため、スライドファスナー2を開閉するだけで、頭側の上側・下側シート11、12間に枕31を入れたり、枕31を出したりする作業を簡単に行うことができる。また、多数回数、枕31の出し入れを行ってもスライドスライドファスナー2が損傷し難い。
敷寝具Aは、積層体10の頭側の端部から腰連結線14までの長さと、腰連結線14から膝連結線15までの長さと、膝連結線15から踵連結線16までの長さとを略同じにしている。このため、硬さ調整用のシート32や足枕33を取り出せば、敷寝具Aを見栄え良く、三つ折りに畳むことができる。
本考案の実施例2に係る敷寝具B(請求項1、3、6に対応)を、図2〜図3に基づいて説明する。
敷寝具Bは、上側シート51と、下側シート52と、上側・下側シート51、52の下面と上面とを脇方向に連結する肩連結線53、腰連結線54、膝連結線55、および踵連結線56と、頭側端部に位置する上側・下側シート51、52を開閉する面ファスナー6と、この部分の上側・下側シート51、52間に閉じ込められる枕71と備え、電動ベット81のベット板82に載置される。
敷寝具Bは、上側シート51と、下側シート52と、上側・下側シート51、52の下面と上面とを脇方向に連結する肩連結線53、腰連結線54、膝連結線55、および踵連結線56と、頭側端部に位置する上側・下側シート51、52を開閉する面ファスナー6と、この部分の上側・下側シート51、52間に閉じ込められる枕71と備え、電動ベット81のベット板82に載置される。
上側シート51は、本実施例では、縦100cm、横200cm、厚さ1cmの長方形状で、柔らかく通気性を有する蜂の巣構造の可撓体である。
下側シート52は、本実施例では、縦100cm、横200cm、厚さ1. 5cmの長方形状で、可撓性を有する網状構造体(樹脂製)である。
枕71は、本実施例では、縦30cm、横93cm、厚さ6cmの直方体形状の複合材である。
枕71は、本実施例では、縦30cm、横93cm、厚さ6cmの直方体形状の複合材である。
肩連結線53は、上側・下側シート51、52を重ね合わせた積層体50上で使用者が就寝姿勢を取った場合に肩が臨む肩位置の上側・下側シート51、52を加圧超音波加工により熱溶着した部位である。この熱溶着部位により、肩位置の上側シート51の下面と下側シート52の上面とが、シート長手方向と直交する脇方向に連結されている。
腰連結線54は、上側・下側シート51、52を重ね合わせた積層体50上で使用者が就寝姿勢を取った場合に腰が臨む肩位置の上側・下側シート51、52を加圧超音波加工により熱溶着した部位である。この熱溶着部位により、腰位置の上側シート51の下面と下側シート52の上面とが、シート長手方向と直交する脇方向に連結されている。
膝連結線55は、上側・下側シート51、52を重ね合わせた積層体50上で使用者が就寝姿勢を取った場合に膝が臨む膝位置の上側・下側シート51、52を加圧超音波加工により熱溶着した部位である。この熱溶着部位により、膝位置の上側シート51の下面と下側シート52の上面とが、シート長手方向と直交する脇方向に連結されている。
踵連結線56は、上側・下側シート51、52を重ね合わせた積層体50上で使用者が就寝姿勢を取った場合に踵が臨む踵位置(積層体50の端部)の上側・下側シート51、52を加圧超音波加工により熱溶着した部位である。この熱溶着部位により、踵位置の上側シート51の下面と下側シート52の上面とが、シート長手方向と直交する脇方向に連結されている。
なお、本実施例では、積層体50の頭側端部から肩連結線53迄の寸法が40cm、肩連結線53から腰連結線54迄の寸法が28cm、腰連結線54から膝連結線55迄の寸法が67cm、膝連結線55から踵連結線56迄の寸法が65cmである。
つぎに、敷寝具Bの製造方法を説明する。
編目が六角形の表生地および裏生地と、横側の縁生地57aとをミシン縫製加工等で一体化する。この一体化した積層生地の頭側端部に、頭側の縁生地57bとともに、面ファスナー6の一方側ファスナー61をヘム縫製により縫着して一方側ファスナー61付の上側シート51を製造する。
編目が六角形の表生地および裏生地と、横側の縁生地57aとをミシン縫製加工等で一体化する。この一体化した積層生地の頭側端部に、頭側の縁生地57bとともに、面ファスナー6の一方側ファスナー61をヘム縫製により縫着して一方側ファスナー61付の上側シート51を製造する。
網状体の頭側端部に、頭側の縁生地58aとともに、面ファスナー6の他方側ファスナー62をヘム縫製により縫着して他方側ファスナー62付の下側シート52を製造する。 なお、面ファスナー6は、フック状面の一方側ファスナー61と、ループ状面の他方側ファスナー62である。
上側シート51と下側シート52とを重ね合わせた状態で、一方側ファスナー61と他方側ファスナー62とを付き合わせて面ファスナー6を閉じ、使用者が就寝姿勢を取った場合に、肩が臨む肩位置、腰が臨む腰位置、膝が臨む膝位置、および踵が臨む踵側端部を、加圧超音波加工により熱溶着させ脇方向に連結して積層体50を製造する。なお、連結部分は、肩連結線53、腰連結線54、膝連結線55、踵連結線56である。また、踵側端部の踵連結線56には、熱溶着後に、踵側の縁生地57を縫着する。
一方側ファスナー61と他方側ファスナー62とを引き剥がして面ファスナー6を開け、頭側端部に位置する上側・下側シート51、52間に枕71を入れる。再び、一方側ファスナー61と他方側ファスナー62とを付き合わせて面ファスナー6を閉じ、上側シート51の下面と下側シート52の上面との摩擦力で枕71を閉じ込める。
本考案の敷寝具Bは、以下の利点を有する。
使用者が睡眠中に敷寝具B上で寝返りをしたり、敷寝具B上で就寝体位を変えても、頭側端部から肩連結線53との間の、上側シート51の下面と下側シート52の上面との摩擦力で枕71が固定されて定位置を維持するので、安眠が阻害されない。
使用者が睡眠中に敷寝具B上で寝返りをしたり、敷寝具B上で就寝体位を変えても、頭側端部から肩連結線53との間の、上側シート51の下面と下側シート52の上面との摩擦力で枕71が固定されて定位置を維持するので、安眠が阻害されない。
上側シート51の下面と下側シート52の上面とを、使用者が就寝姿勢を取った場合に、肩が臨む肩位置、腰が臨む腰位置、膝が臨む膝位置、踵が臨む踵位置で、熱溶着により脇方向に連結して積層体50としている。
このため、電動ベット81のマットの傾斜度合いに応じて敷寝具Bの積層体50が、肩連結線53、腰連結線54、膝連結線55で屈曲するので、図3に示す様に、頭部部分が持ち上がる様に電動ベット81のベット板82を稼働させて状態でも、敷寝具Bを使用者が違和感無く使用することができる。
敷寝具Bは、頭側端部に位置する上側・下側シート51、52を開閉する係着手段に面ファスナー6を採用している。このため、面ファスナー6を開閉操作するだけで、頭側の上側・下側シート51、52間に枕71を入れたり、枕71を出したりする作業を簡単に行うことがきる。また、多数回数、枕71の出し入れを行っても面ファスナー6が損傷し難い。
敷寝具Bは、積層体50の頭側の端部から腰連結線54までの長さと、腰連結線54から膝連結線55までの長さと、膝連結線55から踵連結線56までの長さとを略同じにしている。このため、敷寝具Bを見栄え良く、三つ折りに畳むことができる。
(変形例)
a.図4に示す様に、実施例2の敷寝具Bの全体を袋体9で包囲しても良い(請求項7に対応)。この敷寝具は、袋体9で敷寝具Bを包囲しているので、使い勝手が良く、見栄えも良い。
a.図4に示す様に、実施例2の敷寝具Bの全体を袋体9で包囲しても良い(請求項7に対応)。この敷寝具は、袋体9で敷寝具Bを包囲しているので、使い勝手が良く、見栄えも良い。
b.上側シートおよび下側シートは、下記の素材を用いても良い。
指定外繊維(ポリエステル・ポリエーテル・ポリプロピレンの構造体)、ポリエステル固綿、ポリエステル粒綿、ウレタンフォーム、キルトシート、ソニックキルトシート。
枕は、下記の素材を用いても良い。
ポリエステル粒綿、指定外繊維、羽毛、糸状繊維、ウレタンフォーム
指定外繊維(ポリエステル・ポリエーテル・ポリプロピレンの構造体)、ポリエステル固綿、ポリエステル粒綿、ウレタンフォーム、キルトシート、ソニックキルトシート。
枕は、下記の素材を用いても良い。
ポリエステル粒綿、指定外繊維、羽毛、糸状繊維、ウレタンフォーム
c.各連結線における上側シートと下側シートとの連結、スライドファスナーの取り付け、面ファスナーの取り付け、シート端部への縁生地の縫着は、加圧超音波加工以外に、ミシン縫製加工、高周波ウェルダーによる熱処理加工などでも良い。
d.腰連結線−膝結線間の上側・下側シートの隙間に、取り外し可能に差し込む調整用のシートは、腰枕、クッション、タオル等であっても良く、上側・下側シート間の摩擦により、位置ずれが起き難い。
e.頭側の上側シートの端部下面と頭側の下側シートの端部上面とを、枕を挟んで開閉可能に係着する係着手段は、スライダーを有するスライドファスナーや、フック状面とループ状面とを突き合わせて貼着する面ファスナー以外に、釦とホックでも良い。
f.積層体の頭側端部から肩連結線迄の寸法が、肩連結線から腰連結線迄の寸法、腰連結線から膝連結線迄の寸法、膝連結線から踵連結線迄の寸法は、任意に増減可能である。
g.上側・下側シートの大きさは、下記の範囲で、任意に変更可能である。
シングル
95cm×(200cm〜210cm)×3mm〜23mm
100cm×(200cm〜210cm)×3mm〜23mm
セミダブル
120cm×(200cm〜210cm)×3mm〜23mm
125cm×(200cm〜210cm)×3mm〜23mm
ダブル
140cm×(200cm〜210cm)×3mm〜23mm
155cm×(190cm〜210cm)×3mm〜23mm
シングル
95cm×(200cm〜210cm)×3mm〜23mm
100cm×(200cm〜210cm)×3mm〜23mm
セミダブル
120cm×(200cm〜210cm)×3mm〜23mm
125cm×(200cm〜210cm)×3mm〜23mm
ダブル
140cm×(200cm〜210cm)×3mm〜23mm
155cm×(190cm〜210cm)×3mm〜23mm
h.枕の大きさは、下記の範囲で、任意に変更可能である
主流……縦43cm×横63cm×高さ5cm〜15cm
縦35cm×横55cm×高さ5cm〜15cm
縦50cm×横70cm×高さ5cm〜15cm
縦43cm×横120cm×高さ5cm〜15cm
主流……縦43cm×横63cm×高さ5cm〜15cm
縦35cm×横55cm×高さ5cm〜15cm
縦50cm×横70cm×高さ5cm〜15cm
縦43cm×横120cm×高さ5cm〜15cm
A、B 敷寝具
2 スライドファスナー(係着手段)
6 面ファスナー(係着手段)
10、50 積層体
11、51 上側シート
13、53 肩連結線
14、54 膝連結線
17、56 踵連結線
17b、18a 縁生地
57b、58a 縁生地
31、71 枕
32 調整用のシート
33 足枕
2 スライドファスナー(係着手段)
6 面ファスナー(係着手段)
10、50 積層体
11、51 上側シート
13、53 肩連結線
14、54 膝連結線
17、56 踵連結線
17b、18a 縁生地
57b、58a 縁生地
31、71 枕
32 調整用のシート
33 足枕
Claims (7)
- 略長方形の上側シートと、
この上側シートと略同一形状の下側シートと、
上側・下側シートを重ね合わせた積層体を分割する肩位置、腰位置、膝位置、および踵位置で、前記上側シートの下面と前記下側シートの上面とを、シート長手方向と直交する脇方向に連結する、肩連結線、腰連結線、膝連結線、および踵連結線と、
頭側の上側シートの端部下面と頭側の下側シートの端部上面とを、枕を挟んで開閉可能に係着する係着手段とを備えた敷寝具。 - 頭側の上側・下側シートのそれぞれの端部に縁生地が縫着され、
前記係着手段は、これら縁生地に取り付けられる一対のエレメントからなるスライドファスナーであることを特徴とする請求項1に記載の敷寝具。 - 頭側の上側・下側シートのそれぞれの端部に縁生地が縫着され、
前記係着手段は、これら縁生地に取り付けられるフックとループとからなる面ファスナーであることを特徴とする請求項1に記載の敷寝具。 - 腰連結線−膝結線間の上側・下側シートの隙間に、調整用のシートを取り外し可能に差し込んだことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の敷寝具。
- 膝連結線−踵連結線間の上側・下側シートの隙間に、足枕を取り外し可能に差し込んだことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の敷寝具。
- 前記積層体の頭側の端部から前記腰連結線までの長さと、
前記腰連結線から前記膝連結線までの長さと、
前記膝連結線から前記踵連結線までの長さとを略同じにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の敷寝具。 - 前記敷寝具を袋体で包囲したことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の敷寝具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016001774U JP3205018U (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 敷寝具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016001774U JP3205018U (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 敷寝具 |
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Family Applications (1)
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2016
- 2016-04-18 JP JP2016001774U patent/JP3205018U/ja not_active Expired - Fee Related
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