JP3153736U - 組合せ敷布団 - Google Patents
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Abstract
【課題】睡眠時に発生する汗の処理が容易であり、熱がこもらず、沈み込みがほとんどなく転がり運動も容易である敷布団を提供する。【解決手段】敷布団は、上敷き板11と、上敷き板11下面全面に重ね合わされた下敷き板16と、これらを包む布製のカバー18とを備えている。上敷き板11は、ポリエステル繊維製で厚さ18〜30mmの長方形のラッセル編みの厚板状体であり、上下ラッセル編み面が、対向する一対の辺の長さが他の辺の長さより長い六角形を蜂の巣状に連続して組み合わせたもので、対向する両ラッセル編み面の間を、モノファイバーにより編んでパイル部として連結させている。下敷き板16は、伸縮性と通気性を有するウレタン等の多孔質樹脂製のスポンジ状の板である。【選択図】図3
Description
本考案は、組合せ敷布団に関する。
睡眠中には、多量の汗を発生することが多く、そのために敷布団が濡れて不快なことがあり、また体重による敷布団の沈み込みによって体の自由な動きが妨げられることになり、そのため快適な安眠が妨げられることがある。特に、3歳ごろまでの乳幼児は、急速な発育に伴い睡眠の際に大人に比べて多量の汗を発するものであり、また、体が非常に柔らかいため、布団に沈み込むと寝返りがし難くなり、そのために快適な睡眠が妨げられるという問題がある。特に、零歳児や障害児等の多くは自分で体位変換や寝返りを行うことが困難である。また、敷布団が非常に濡れやすいため、敷布団を洗濯したり乾かしたりする手間が煩雑であった。
従来の敷布団としては、例えば特許文献1に示すように、天然繊維又は合成繊維あるいはこれらの混合物よりなる詰め綿の下部に、通気性三次元構造物あるいは粒状物を詰めたマット状物を配し、側地で包みこんでなる除湿性敷布団が知られている。この敷布団によれば、人が睡眠中に汗を発散し、その汗が敷布団の下へ移動したとき、下部の通気性三次元構造物あるいはマット状物が、その通気性によって汗を発散させたり蒸発させたりするというものである。しかし、乳幼児の場合のように発汗量が非常に多い場合、上記敷布団の下部の通気性三次元構造物等のみでは汗の処理が不十分であり、上側の詰め綿部分に大量の汗が吸収されて残るようになり、また詰め綿部分においては体重による体の沈み込みは避けられない。そのため、この敷布団では、快適な安眠を確保することは困難であった。また、従来の敷布団は、形状が固定化されているため、幼児のように身長が急激に伸びた場合に、短くなったものは使用できなくなったり、身長の短い人用の布団を身長の長い人が使用することはできないという問題がある。
ところで、クッション用のネットとして開発された、ポリエステル糸をラッセル織により編んだ厚さ20mm程度の多孔性のネットである商品名ダブルラッセルネットFU−08250(福井ファイバーテック株式会社製)が知られている。このネットは、両面がラッセル織により形成された正六角形の対向する一対の辺が他の辺より長い六角形を蜂の巣状に配列した網目構造になっており、この両面間を多数のポリエステル糸で連結させ、さらに180℃程度で加熱しながら引っ張って樹脂加工例えば主にNBR(ニトリルゴム)を用いた加工を施した、ダブルラッセル構造になっている。片面の六角形の長手方向寸法が略20mmで、他面の六角形の長手方向寸法が略40mmとなっている。このネットは、ダブルラッセル構造により、空間部分が非常に多くを占めていることから水分の透過性が非常に高くなっており、また定形性を維持しつつ適度な高弾発性が発揮できるため、例えば成人の平均的な体重である50〜60kg程度の重さを加えても、ほとんど凹みを生じることはなく、かつ適度な高弾発性が発揮される。また、このネットは、空間部分が非常に多くを占めているため、非常に軽量であり、取り扱いが容易である。
本件考案者は、このようなダブルラッセルネットの優れた強度と水分透過性と通気性と弾発性に着目して敷布団として使用したところ、汗の透過がよくて蒸れにくく、沈み込みがほとんどなく転がり運動も容易である等、安眠できるための条件を実現できることを確認した。
本考案は、使用者の身長に合わせて、長さを簡易に調節可能な組合せ敷布団を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の構成上の特徴は、長方形のネット状の厚板であって、両面が樹脂線維を用いたラッセル編みにより線状の六角形を蜂の巣状に連続して組み合わせたラッセル編み面になっており、両ラッセル編み面間を樹脂線維で彎曲状に編んでつなぎ合わせ、加熱状態で引き伸ばされると共に樹脂加工が施された厚さ18mm〜30mmの敷き板を、布製のカバーで包んでなり、カバーの裏面に薄板状の下貼付け部材が取り付けられた複数の敷布団と、長尺で薄板状の基材の片面に薄板状の上貼付け部材が取り付けられた連結部材とにより構成され、連結部材上に長手方向に沿って複数の敷布団が連続して配設され、下貼付け部材と上貼付け部材とを互いに貼り合わせて複数の敷布団が一枚に組み合わされることにある。
上記のように構成した本考案においては、床面やベッド上等の平坦面上に敷設された連結部材上に複数の敷布団を連続して配設し、下貼付け部材と上貼付け部材とを互いに貼り合わせることにより、複数の敷布団が簡単に組み合わされ、連結部材に沿って長手方向の長さが長くされた一枚の組合せ敷布団が得られる。また、この敷布団は、敷き板の周縁を直角に加工することができるため、隣接する敷布団同士を密接状態でつなぎ合わせることができ、また非常に軽量で持ち運びの負担もほとんどないため、敷布団の組み合わせが非常に容易である。その結果、本考案においては、身長の長短に合わせて、複数の敷布団を有効に利用することができ、身長の伸びにより短くなった布団の有効活用も可能になる。さらに、敷布団として所定の長さの単位敷布団を複数用意することにより、身長の異なる使用者に合わせて単位敷布団を組み合わせることができる。その結果、本考案においては、単位敷布団の製造が容易になるため安価に提供されると共に、敷布団の運搬や保管の手間が軽減される。
なお、本考案において、敷き板の下側全面に重ね合わされ、敷き板と共にカバーで包まれた多孔質樹脂製の下敷き板を設けることができる。また、敷き板の上側のラッセル編み面の六角形の最長長さを20mm±10%とし、下側のラッセル編み面の六角形の最長長さを40mm±10%とすることが好ましい。さらに、下側のラッセル編み面にて、複数の六角形の一部について多孔質樹脂材料製の補強部材を内側空間に挿嵌固定させることができる。また、長手方向の一端縁にて、前記敷き板と同一材質からなる厚さ18mm〜24mmのネット部材を布製の外カバーで包んだ枕が取付具により前記カバーに取り付けられてもよい。
本考案によれば、複数の敷布団を連結部材の長手方向に沿って組み合わせることにより、長手方向の長さが長くされた一枚の組合せ敷布団が得られ、身長の長短に合わせて、複数の敷布団を有効に利用することができ、身長の伸びにより短くなった布団の有効活用も可能になる。さらに、敷布団として所定の長さの単位敷布団を複数用意することにより、身長の異なる使用者に合わせて単位敷布団を組み合わせることができ、身長の違いに合わせた敷布団の有効活用が可能になる。
以下、本考案の一実施例について図面を用いて説明する。図1,図2は参考例1である乳幼児用の敷布団(カバーの一部を除く)を平面図及び正面図により示し、図3は敷布団の正面の一部を拡大断面図により示したものである。敷布団10は、縦900mm×横700mm×厚さ23〜55mmの長方形厚板であり、上敷き板(敷き板)11と、上敷き板11下面全面に重ね合わされた下敷き板16と、これらを包む布製のカバー18とを備えている。なお、敷布団10の縦横寸法については、用途等に応じて変更される。
上敷き板11は、熱可塑性のポリエステル樹脂繊維製で縦300mm×横700mm×厚さ18〜30mmの長方形の厚板を3枚並べたものであり、福井ファイバーテック株式会社製の商品名ダブルラッセルネットFU−08250(以下、単にWラッセルネットと記す。)が好適に用いられる。Wラッセルネットは、図4、図5に示すように、体を載せる上側の上ラッセル編み面12が、対向する一対の辺の長さが他の辺の長さより長い線状の六角形を蜂の巣状に連続して組み合わせたもので、六角形の長手方向長さが20mm±10%であり、ポリエステル製の250デニールのマルチファイバーによりラッセル織によって形成されている。また、Wラッセルネットの下側の下ラッセル編み面13も、上ラッセル編み面12と同様の線状の六角形を蜂の巣状に連続して組み合わせたもので、六角形の長手方向長さが40mm±10%であり、ポリエステル製の500デニールのマルチファイバーによりラッセル織によって形成されている。
両ラッセル編み面12,13の間は、対向する上ラッセル編み面12の六角形と下ラッセル編み面13の六角形間を、ポリエステル製の1000デニールのモノファイバーにより織って彎曲状のパイル部14として連結させている。このように両ラッセル編み面12,13とパイル部14を織った後、織った繊維を180℃で加熱しながら引っ張ってNBR加工を施すことにより、Wラッセルネットとして形成される。このように、Wラッセルネットは空間部分が多くの部分を占めており、重量が550g/m2±10%の軽量な材質であり、上敷き板11の全重量が310〜380g程度と非常に軽量となる。
上敷き板11の各厚板の下側全面には、それぞれ下敷き板16が重ね合わされる。下敷き板16は、伸縮性と通気性を有するウレタン等の多孔質樹脂製のスポンジ状の板であればよい。下敷き板16は、厚さ5〜30mm程度であり、上敷き板11の厚さに応じて、敷布団10全体の厚さが25〜55mm程度になるように厚さ調整される。カバー18は、3組の重ね合わされた上敷き板11と下敷き板16をそれぞれ収容して一枚の板状になるように膨らむ連続してつなぎ合わされた3つの袋を有している。カバー18は、3つの袋をつなぐ2つの境界の一方の境界19aが下側でつなぎ合わされており、他方の境界19bが上側でつなぎ合わされている。そのため、敷布団10は、2つの境界19a,19bで簡単に折り畳むことができるようになっている。
上記構成の参考例1においては、長方形の上敷き板11が、ポリエステル樹脂線維を用いたラッセル編み面12,13が六角形を蜂の巣状に連続して組み合わされ、ラッセル編み面12,13間が多数のポリエステル樹脂で彎曲状につなぎ合わされて厚さ18mm〜30mmにされていることにより、空間部分が多くを占めるため内部の通気性が高められ、乳幼児の睡眠中の多量の発汗を円滑に通過させあるいは一部を蒸発させることができ、残りの水分は多孔質樹脂製の下敷き板16で吸収される。そのため、上敷き板11は湿気がなく熱のこもらない快適な状態に維持される。また、上敷き板11は、厚さ方向の強度が確保されて沈み込みも少なく、両面間に適度な弾発力が付与されるため、体重5〜10kg程度の乳幼児が敷布団10上を自由に転がることができる。その結果、参考例1においては、敷布団10により、乳幼児の安眠が確保される。
また、参考例1では、敷布団10のカバー18を外すことにより、上敷き板11と下敷き板16を簡単に取り出してそれぞれ洗濯できるため、大量の発汗によって頻繁に汚れても、敷布団10を簡単に清潔に保つことができる。さらに、上敷き板11の上側面の六角形の長さ20mm±10%とし、下側面の六角形の長さを40mm±10%として両面における空間部分を適正に設けたことにより、樹脂製繊維の組み合わせによる歪が抑えられ、それによる異音の発生を抑えて、敷布団としての快適な使用が確保される。また、敷布団10は上敷き板11と下敷き板16とカバー18の安価な材料により構成されているため、安価に提供される。なお、参考例1においては、乳幼児用の敷布団10について説明されているが、敷布団の縦横の寸法を大きくすることにより、乳幼児以外の使用も可能である。
つぎに、上記参考例1の変形例について説明する。変形例では、図6、図7に示すように、上敷き板11Aが、上記上敷き板11の下ラッセル編み面13にて、複数の六角形の一部について弾発性を有するウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等の多孔質樹脂材料製の六角形の補強部材21がその内部空間に着脱可能に挿嵌固定されている。これにより、上敷き板11Aの厚さ方向の強度が一層高められるため、特に体重が50〜60kg程度の平均的な成人が横たわって長期使用しても、上敷き板11のヘタリが確実に抑えられる。その結果、成人用としても敷布団10の長期にわたっての継続使用が可能になる。また、この補強部材21は着脱可能に挿嵌されるものであるから、上敷き板11の使用状態に応じて、補強部材21の取付位置や取付個数を任意に選択することができる。
つぎに、参考例2について説明する。参考例2では、図8、図9に示すように、敷布団10のカバー18の長手方向の一端縁にて、枕23を取り付けたものである。乳幼児は体が小さいのに対して頭部は非常に大きくバランスが悪く、そのため、通常は頭部に枕をかう必要はない。しかし、頭部が非常に大きく特に後頭部の出っ張りが大きい幼児に対しては、むしろ頭部を少し下げた方がよい場合がある。この場合、敷布団10の長手方向一端側にその上面に対してわずかに低くなるように枕23を置くとよい。これにより、頭部と脊椎とが真っ直ぐにされ、両者間の脳脊髄液や血液のスムーズな流れが確保される。
枕23は、図10に示すように、縦250mm×横500mm×厚さ20〜40mm程度の長方形の厚板状であり、布製袋カバー25で包まれた上敷き板11と同一材質で厚さが18〜24mmのネット部材24と、ネット部材24の一側縁側に置かれた適度な伸縮性と通気性を有する樹脂製材質である首当て部材26と、ネット部材24の下側に配設された下敷き板16と同様の材質の下板28と、これらを包む布製の外カバー29とを備えている。首当て部材26は、縦70mm×横500mm×厚さ15〜30mm程度であり、ポリエステル系熱可塑性樹脂からなる網状構造体である東洋紡績株式会社製の商品名ブレスエアーが好適に用いられる。下板28上に、袋カバー25が巻き付けられたネット部材24を載せ、その一端側に布製カバー27が巻き付けられた首当て部材26を載置した状態で、全体を布製の外カバー29で巻き付けてその両端を両面テープ31で固定させ、さらに外カバー29の両側の各2箇所に設けた紐32を縛り付けることにより、ネット部材24、首当て部材26、下板28が動かないように固定されて枕23として形成される。
敷布団10の長手方向両端縁においては、取付具である布製の取付片35が取り付けられており、取付片35の上面には面状ファスナー35aが取り付けられている。枕23は、その一端側の裏面に面状ファスナー33が取り付けられており、面状ファスナー33を取付片35の面状ファスナー35aに貼り付けることにより敷布団10に取り付けることができる。また、取付片35が敷布団10の長手方向両端に設けられたことにより、枕23をいずれの側にも取り付けることができるので、敷布団10をいずれの側を主としても使用することができる。枕23の寸法については上記値に限らない。また、首当て部材26については、必要に応じて省くことが可能である。なお、枕23を敷布団10に取り付ける取付具の形態については、上記参考例1、2に示したものに限らず種々の形態が可能である。
つぎに、実施例について説明する。実施例は、図11に示すように、複数の単位敷布団41を連結部材である連結布材44で連結させて一枚に組み合わせた組合せ敷布団40に関するものである。
単位敷布団41は、図12に示すように、上記敷布団10を3分割した1つの大きさである縦300mm×横700mm×厚さ23〜55mmの長方形厚板であり、上敷き板(敷き板)11と下敷き板16とこれらを包む布製のカバー18からなる点は敷布団10と同様である。単位敷布団41は、裏面の縦方向両側近傍位置に横方向に、下貼付け部材である一対の面状ファスナ42が取り付けられている。連結布材44は、図13に示すように、幅が400mmで長尺の布又は紙製の柔軟性のある基部45を有し、基部45片面の幅方向両側には上貼付け部材である一対の面状ファスナ46が長手方向に延びて取り付けられている。なお、面状ファスナ46については、連続ではなく規定の位置に部分的に設けてもよい。
次に、組合せ敷布団40の形成について説明する。連結布材44を面状ファスナ46を上に向けて、床面やベッド上等の平坦面上に敷設し、連結布材44上に長手方向に沿って複数の単位敷布団41を連続して配設し、図14に示すように、連結布材44の面状ファスナ46に単位敷布団41を面状ファスナ42にて貼り合わせる。これにより、複数の単位敷布団41が簡単に組み合わされ、連結布材44に沿って長手方向の長さが長くされた一枚の組合せ敷布団40が得られる。
上記実施例においては、複数の単位敷布団41が簡単に組み合わされ、連結布材44に沿って長手方向の長さが長くされた一枚の組合せ敷布団40が得られる。ここで、単位敷布団41は、敷き板11の周縁を直角に加工することができるため、隣接する単位敷布団41同士を密接状態でつなぎ合わせることができる。また、敷き板11が多くの空間部分を含んでいるため、単位敷布団41は非常に軽量であり、組み合わせの手間もほとんどない。その結果、実施例においては、身長の長短に合わせて、複数の単位敷布団41を有効に利用することができ、身長の伸びにより短くなった布団の有効活用も可能になる。また、規格の同一の単位敷布団41は、製造が容易であり安価に提供されると共に、運搬や保管の手間が軽減される。なお、敷布団の組み合わせとしては、実施例に示したような単位敷布団のみでなく、種々の長さの敷布団、あるいはこれらと単位敷布団との組み合わせも可能である。
なお、上記実施例、参考例の敷布団は下敷き板を設けているが、下敷き板を省いて上敷き板のみとすることも可能であり、これにより上記実施例、参考例に示した効果が得られる。ただし、この場合は、敷布団の下側に布、通常の敷布団、マットレス等を敷くことが好ましい。また、上記実施例、参考例も含めて、冬季等の外気温が低下したときは、敷布団の下に布、通常の敷布団、マットレス等を敷くことにより、寒気を遮断できる。また、上記実施例、参考例の敷布団については、人用に限るものではなく、犬猫等のペットの寝床用として好適に使用が可能である。その他、上記実施例、参考例に示した敷布団については一例であり、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施することができる。
本考案の組合せ敷布団は、複数の敷布団を連結部材の長手方向に沿って組み合わせることにより、長手方向の長さが長くされた一枚の組合せ敷布団が得られ、身長の長短に合わせて、複数の敷布団を有効に利用することができ、身長の伸びにより短くなった布団の有効活用も可能になるので、有用である。
10…敷布団、11…上敷き板、16…下敷き板、18…カバー、23…枕、40…組合せ敷布団、41…単位敷布団、44…連結布材。
Claims (10)
- 長方形のネット状の厚板であって、両面が樹脂線維を用いたラッセル編みにより線状の六角形を蜂の巣状に連続して組み合わせたラッセル編み面になっており、該両ラッセル編み面間を前記樹脂線維で彎曲状に編んでつなぎ合わせ、加熱状態で引き伸ばされると共に樹脂加工が施された厚さ18mm〜30mmの敷き板を、布製のカバーで包んでなることを特徴とする敷布団。
- 前記敷き板の下側全面に重ね合わされ、該敷き板と共に前記カバーで包まれた多孔質樹脂製の下敷き板を設けたことを特徴とする請求項1に記載の敷布団。
- 前記敷き板の上側のラッセル編み面の六角形の最長長さを20mm±10%とし、下側のラッセル編み面の六角形の最長長さを40mm±10%としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の敷布団。
- 前記下側のラッセル編み面にて、複数の六角形の一部について多孔質樹脂材料製の補強部材を内側空間に挿嵌固定させたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の敷布団。
- 前記カバーの長手方向の一端縁にて、前記敷き板と同一材質からなる厚さ18mm〜24mmのネット部材を布製の外カバーで包んだ枕が取付具により取り付けられたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の敷布団。
- 長方形のネット状の厚板であって、両面が樹脂線維を用いたラッセル編みにより線状の六角形を蜂の巣状に連続して組み合わせたラッセル編み面になっており、該両ラッセル編み面間を前記樹脂線維で彎曲状に編んでつなぎ合わせ、加熱状態で引き伸ばされると共に樹脂加工が施された厚さ18mm〜30mmの敷き板を、布製のカバーで包んでなり、該カバーの裏面に薄板状の下貼付け部材が取り付けられた複数の敷布団と、長尺で薄板状の基材の片面に薄板状の上貼付け部材が取り付けられた連結部材とにより構成され、該連結部材上に長手方向に沿って複数の前記敷布団が連続して配設され、前記下貼付け部材と前記上貼付け部材とを互いに貼り合わせて複数の該敷布団が一枚に組み合わされることを特徴とする組合せ敷布団。
- 前記敷き板の下側全面に重ね合わされ、該敷き板と共に前記カバーで包まれた多孔質樹脂製の下敷き板を設けたことを特徴とする請求項6に記載の組合せ敷布団。
- 前記敷き板の上側のラッセル編み面の六角形の最長長さを20mm±10%とし、下側のラッセル編み面の六角形の最長長さを40mm±10%としたことを特徴とする請求項6又は7に記載の組合せ敷布団。
- 前記下側のラッセル編み面にて、複数の六角形の一部について多孔質樹脂材料製の補強部材を内側空間に挿嵌固定させたことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の組合せ敷布団。
- 長手方向の一端縁にて、前記敷き板と同一材質からなる厚さ18mm〜24mmのネット部材を布製の外カバーで包んだ枕が取付具により前記カバーに取り付けられたことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の組合せ敷布団。
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