JP3203293B2 - 相分離形ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

相分離形ガス絶縁開閉装置

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JP3203293B2 JP22949894A JP22949894A JP3203293B2 JP 3203293 B2 JP3203293 B2 JP 3203293B2 JP 22949894 A JP22949894 A JP 22949894A JP 22949894 A JP22949894 A JP 22949894A JP 3203293 B2 JP3203293 B2 JP 3203293B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばSF6 ガスを
使用したガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図23は例えば、特公昭58−1600
9号公報に示された従来のガス絶縁開閉装置の単線結線
図、図24はガス絶縁開閉装置の平面図、図25は図
の正面図である。
【0003】図23において、100、200は母線
で、それぞれ甲母線、乙母線として相分離形である。3
01〜303は遮断器、401〜406は変流器、50
1〜506は断路器で、図示のように直列接続されてい
る。なお、301、401、402、501及び502
第1の機器ユニット601を、302、403、40
4、503及び504で第2の機器ユニット602を、
さらに303、405、406、505及び506で
3の機器ユニット603を構成している。701は第1
機器ユニット601と第2の機器ユニット602との
間に接続した第1の引出ユニットで、ブッシングが使用
されている。801は第2の機器ユニット602と第3
の機器ユニット603との間に接続した第2の引出ユニ
ットで、ケーブルヘッドが使用されている。なお、第1
引出ユニット701は送電線に接続され、第2の引出
ユニット801はケーブルを介して変圧器などに接続さ
れる。なお、上記構成のように、第1の引出ユニット7
01、第2の引出ユニット801等による引出部が2個
所に対して遮断器301〜303が3台使用される遮断
器方式は、一般に二重母線11/2遮断器方式と呼ば
れている。
【0004】図24及び図25において、100a、1
00b、100cは3相各相の第1の母線で、水平で
所定の間隔をあけて平行に配置されている。200a、
200b、200cは3相各相の第母線で、水平
で所定の間隔をあけて第1の母線100a、100
b、100cと平行に配置されている。301a、30
1b、301c、302a、302b、302c、30
3a、303b及び303cは水平に設けられた遮断器
で、各母線100a〜100c及び200a〜200
cと平行に各母線100a〜100c及び200a〜
200cより下方に配置されている。401a、401
b、401c、402a、402b、402c、403
a、403b、403c、404a、404b、404
c、405a、405b、405c、406a、406
b及び406cは各遮断器301a〜301c、302
a〜302c及び303a〜303cの上部に配置され
た変流器で、各遮断器301a〜301c、302a〜
302c及び303a〜303cの両端にそれぞれ接続
され、各母線100a〜100c及び200a〜20
0cより下方に配置されている。
【0005】501a、501b、501c、502
a、502b、502c、503a、503b、503
c、504a、504b、504c、505a、505
b、505c、506a、506b及び506cは各遮
断器301a〜301c、302a〜302c及び30
3a〜303cの上部に水平に、各母線100a〜1
00c及び200a〜200cより下方に配置された断
路器である。
【0006】なお、遮断器301a、変流器401a、
402a及び断路器501a、502aでA相の第1の
機器ユニット601aを、遮断器302a、変流器40
3a、404a及び断路器503a、504aでA相の
第2の機器ユニット602aを、遮断器303a、変流
器405a、406a及び断路器505a、506aで
A相の第3の機器ユニット603aを構成している。遮
断器301b、変流器401b、402b及び断路器5
01b、502bでB相の第1の機器ユニット601b
を、遮断器302b、変流器403b、404b及び断
路器503b、504bでB相の第2の機器ユニット6
02bを、遮断器303b、変流器405b、406b
及び断路器505b、506bでB相の第3の機器ユニ
ット603bを構成している。
【0007】遮断器301c、変流器401c、402
c及び断路器501c、502cでC相の第1の機器ユ
ニット601cを、遮断器302c、変流器403c、
404c及び断路器503c、504cでC相の第2の
機器ユニット602cを、遮断器303c、変流器40
5c、406c及び断路器505c、506cでC相の
第3の機器ユニット603cを構成している。701
a、701b、701cは送電線に接続される第1の
出ユニットで、ブッシングにより送電線に接続される。
801a、801b、801cは変圧器などに接続され
第2の引出ユニットで、ケーブルヘッドである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の相分離形ガス絶
縁開閉装置は以上のように構成されているので、各機器
ユニットを構成している遮断器、変流器及び断路器の
方に主母線配置されているため、全体の高さが高くな
り、耐設計上から不利であり、また、遮断器、変流
器、断路器等に不具合が発生した時に、不具合部分の分
解点検、あるいは交換が必要なときに主母線部分も分解
しなければならず、ガス絶縁開閉装置全体を停止して主
母線を取り外す必要があり、健全部分の継続運転ができ
ず供給の信頼性が低下する問題点があった。
【0009】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、ガス絶縁開閉装置として高さを低くし
て耐震性能の確保を容易にするとともに、構成する機器
の不具合発生時に、分解点検、交換が主母線を停止する
ことなく実施できるように構成し、ガス絶縁開閉装置と
して長さが短くなり据付面積が縮小できる相分離形ガス
絶縁開閉装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の相分離形ガス
絶縁開閉装置は、相分離された各相が、第1の断路器
第1の変流器遮断器第2の変流器第2の断路器
それぞれ接続した第1の機器ユニット、第2の機器
ユニット、第3の機器ユニットを直列に接続し、第1の
機器ユニットの第1の断路器を第1の母線に接続し
第3の機器ユニットの第2の断路器を第2の母線に接
続し、各機器ユニット間にそれぞれ引出ユニットを接続
した構成において、各機器ユニットの遮断器は、長手方
向が垂直方向に配置され、第1の端子は垂直方向に導出
され、第2の端子は上方から第1の端子の反対側に導出
された縦形であり、各機器ユニットの第1の断路器及び
第2の断路器は水平方向に配置し、第1の機器ユニッ
ト、第2の機器ユニット及び第3の機器ユニットの順に
水平な投影面で第1の直線上に配置し、第1の直線と平
行な第2の直線上に、第1の機器ユニットの第1の断路
器の主母線側接続部の高さと同一高さに第1の母線を
配置し、この第1の母線の上部で第3の機器ユニット
の第2の断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに
2の母線を配置したものである。
【0011】請求項2の相分離形ガス絶縁開閉装置は、
相分離された各相が、第1の断路器、第1の変流器、遮
断器、第2の変流器、第2の断路器の順にそれぞれ接続
した第1の機器ユニット、第2の機器ユニット、第3の
機器ユニットを直列に接続し、各機器ユニット相互の接
続部に引出ユニットを接続し、第1の機器ユニットの第
1の断路器を第1の主母線に接続し、第3の機器ユニッ
トの第2の断路器を第2の主母線に接続し、第1の断路
器、第1の変流器、遮断器、第2の変流器、第2の断路
器の順に接続した第4の機器ユニット、第5の機器ユニ
ット、第6の機器ユニットを直列に接続し、各機器ユニ
ット相互の接続部に引出ユニットを接続し、第4の機器
ユニットの第1の断路器を第2の主母線に接続し、第6
の機器ユニットの第2の断路器を第1の主母線に接続し
た構成の、各機器ユニットの遮断器は、長手方向が垂直
方向に設置され、第1の端子は下方から水平方向に導出
され、第2の端子は第1の端子の反対側の上方から水平
方向に導出された縦形であり、各機器ユニットの第1の
断路器及び第2の断路器は水平方向に配置されており、
第1の機器ユニット、第2の機器ユニット、第3の機器
ユニットの順に直列に接続した各ユニットは、水平な投
影面で第1の直線上に配置し、第1の直線と同じ平面で
平行な第2の直線上に、第1の機器ユニットの第1の断
路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第1の主母線
を配置し、この第1の主母線の上部で第3の機器ユニッ
トの第2の断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに
第2の主母線を配置し、第4の機器ユニット、第5の機
器ユニット、第6の機器ユニットの順に接続された各ユ
ニットは、遮断器が上記第1〜第3の機器ユニットの場
合とは逆方向に配置し、主母線が配置された第2の直線
を中心線とした第1の直線の対称位置の第3の直線上に
配置したものである。
【0012】請求項3の相分離形ガス絶縁開閉装置は、
相分離された各相が、第1の断路器、第1の変流器、遮
断器、第2の変流器、第2の断路器の順にそれぞれ接続
した第1の機器ユニット、第2の機器ユニットを直列に
接続し、第1の機器ユニットの第1の断路器を第1の主
母線に接続し、第2の機器ユニットの第2の断路器を第
2の主母線に接続し、機器ユニット間に引出ユニットを
接続した構成において 、各機器ユニットの遮断器は、長
手方向が垂直方向に配置され、第1の端子は垂直方向に
導出され、第2の端子は上方から第1の端子の反対側に
導出された縦形であり、各機器ユニットの第1の断路器
及び第2の断路器は水平方向に配置し、第1の機器ユニ
ット、第2の機器ユニットの順に水平な投影面で第1の
直線上に配置し、第1の直線と同じ平面で平行な第2の
直線上に、第1の機器ユニットの第1の断路器の主母線
側接続部の高さと同一高さに第1の主母線を配置し、こ
の第1の主母線の上部で第3の機器ユニットの第2の断
路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第2の主母線
を配置したものである。
【0013】請求項4の相分離形ガス絶縁開閉装置は、
請求項1または請求項3の構成の相分離された各相の第
1の引出ユニットおよび第2の引出ユニットは、機器ユ
ニット配置方向に対して直角方向に引き出し、それぞれ
の引出ユニットの端部にブッシングを装着し、各引出ユ
ニットのブッシングの相間は必要な絶縁距離が確保され
るように各相の第1の機器ユニット、第2の機器ユニッ
ト及び第3の機器ユニットが接続された状態で、各相の
相対位置を絶縁距離に相当する分だけずらせて配置した
ものである。
【0014】請求項5の相分離形ガス絶縁開閉装置は、
相分離された各相が、第1の断路器、第1の変流器、遮
断器、第2の変流器、第2の断路器の順にそれぞれ接続
した第1の機器ユニット、第2の機器ユニット、第3の
機器ユニットを直列に接続し、第1の機器ユニットの第
1の断路器を第1の主母線に接続し、第3の機器ユニッ
トの第2の断路器を第2の主母線に接続し、各機器ユニ
ット間にそれぞれ引出ユニットを接続した構成におい
て、各機器ユニットの遮断器は、長手方向が垂直方向に
配置され、第1の端子は垂直方向に導出され、第2の端
子は上方から第1の端子の反対側に導出された縦形であ
り、各機器ユニットの第1の断路器及び第2の断路器は
垂直方向に配置し、第1の機器ユニット、第2の機器ユ
ニット及び第3の機器ユニットの順に水平な投影面で第
1の直線上に配置し、第1の直線と同じ平面で平行な第
2の直線上に、第1の機器ユニットの第1の断路器の主
母線側接続部の高さと同一高さに第1の主母線を配置
し、この第1の主母線の上部で 第3の機器ユニットの第
2の断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第2の
主母線を配置したものである。
【0015】請求項6の相分離形ガス絶縁開閉装置は、
相分離された各相が、第1の断路器、第1の変流器、遮
断器、第2の変流器、第2の断路器の順にそれぞれ接続
した第1の機器ユニット、第2の機器ユニットを直列に
接続し、第1の機器ユニットの第1の断路器を第1の主
母線に接続し、第2の機器ユニットの第2の断路器を第
2の主母線に接続し、機器ユニット間に引出ユニットを
接続した構成において、各機器ユニットの遮断器は、長
手方向が垂直方向に配置され、第1の端子は垂直方向に
導出され、第2の端子は上方から第1の端子の反対側に
導出された縦形であり、各機器ユニットの第1の断路器
及び第2の断路器は垂直方向に配置し、第1の機器ユニ
ット、第2の機器ユニットの順に水平な投影面で第1の
直線上に配置し、第1の直線と同じ平面で平行な第2の
直線上に、第1の機器ユニットの第1の断路器の主母線
側接続部の高さと同一高さに第1の主母線を配置し、こ
の第1の主母線の上部で第3の機器ユニットの第2の断
路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第2の主母線
を配置したものである。
【0016】請求項7の相分離形ガス絶縁開閉装置は、
請求項5または請求項6の構成の、第2の主母線に接続
される機器ユニットの第2の断路器は、第2の主母線に
向けて水平方向に配置し、この断路器の主母線側接続部
の高さと同一高さに第2の主母線を配置したものであ
る。
【0017】請求項8の相分離形ガス絶縁開閉装置は、
請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の構成の各機器
ユニットの間より引き出される引出ユニットの端部にブ
ッシングが装着され、各機器ユニットの間よりガス絶縁
導体により下方に引き出してから機器ユニット配置方向
に対して直角方向に3段に配置して引き出し、それぞれ
の引出ユニットの端部にはブッシングを装着し、各ブッ
シングの相間は必要な絶縁距離が確保されるように配置
したものである。
【0018】請求項9の相分離形ガス絶縁開閉装置は、
請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の構成の相分離
された各相の第1の引出ユニットおよび第2の引出ユニ
ットは、機器ユニットの配置方向に対して直角方向に引
き出し、それぞれの引出ユニットの端部にはブッシング
を装着し、各引出ユニットのブッシングの相間は必要な
絶縁距離が確保されるように各相の第1の機器ユニッ
ト、第2の機器ユニット及び第3の機器ユニットを接続
した状態で、各相の相対位置を絶縁距離に相当する分だ
けずらせて配置したものである。
【0019】請求項10の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、相分離された各相が、第1の断路器、第1の変流
器、遮断器、第2の変流器、第2の断路器の順にそれぞ
れ接続した第1の機器ユニット、第2の機器ユニット、
第3の機器ユニットを直列に接続し、各機器ユニット相
互の接続部に引出ユニットを接続し、第1の機器ユニッ
トの第1の断路器を第1の主母線に接続し、第3の機器
ユニットの第2の断路器を第2の主母線に接続し、第1
の断路器、第1の変流器、遮断器、第2の変流器、第2
の断路器の順に接続した第4の機器ユニット、第5の機
器ユニット、第6の機器ユニットを直列に接続し、各機
器ユニット相互の接続部に引出ユニットを接続し、第4
の機器ユニットの第1の断路器を第2の主母線に接続
し、第6の機器ユニットの第2の断路器を第1の主母線
に接続した構成の、各機器ユニットの遮断器は、長手方
向が垂直方向に設置され、第1の端子は下方から水平方
向に導出され、第2の端子は第1の端子の反対側の上方
から水平方向に導出された縦形であり、各機器ユニット
の第1の断路器及び第2の断路器は垂直方向に配置され
ており、第1の機器ユニット、第2の機器ユニット、第
3の機器ユニットの順に直列に接続した各機器ユニット
は、水平な投影面で第1の直線上に配置し、第1の直線
と同じ平面で平行な第2の直線上に、第1の機器ユニッ
トの第1の断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに
上記第1の主母線を配置し、この第1の主母線の上部で
第3の機器ユニットの第2の断路器の主母線側接続部の
高さと同一高さに上記第2の主母線を配置し、第4の機
器ユニット、第5の機器ユニット、第6の機器ユニット
の順に接続した各機器ユニットは、遮断器が上記第1〜
第3の機器ユニットの場合とは逆方向に配置し、主母線
が配置された第2の直線を中心 線とした第1の直線の対
称位置の第3の直線上に配置したものである。
【0020】請求項11の発明は、相分離された各相
は、第1の断路器、第1の変流器、遮断器、第2の変流
器、第2の断路器の順にそれぞれ接続した第1の機器ユ
ニット、第2の機器ユニット、第3の機器ユニットを直
列に接続し、第1の機器ユニットの第1の断路器を第1
の主母線に接続し、第3の機器ユニットの第2の断路器
を第2の主母線に接続し、各機器ユニット相互の接続部
に引出ユニットを接続した構成において、各機器ユニッ
トの遮断器は、長手方向が垂直方向に設置され、第1の
端子は水平方向に導出され、第2の端子は第1の端子と
同じ高さで反対側に水平方向に導出された縦形であり、
第1の機器ユニット及び第2の機器ユニットの第1の断
路器及び第2の断路器は下方に向けて垂直方向に配置
し、第3の機器ユニットは第1の断路器を下方に向けて
垂直方向に配置し、第2の断路器を上方に向けて垂直方
向に配置し、第1の機器ユニット、第2の機器ユニット
及び第3の機器ユニットの順に水平な投影面で第1の直
線上に配置し、第1の直線と同じ平面で平行な第2の直
線上に、第1の機器ユニットの第1の断路器の主母線側
接続部の高さと同一高さに第1の主母線を配置し、この
第1の主母線の上部で第3の機器ユニットの第2の断路
器の主母線側接続部の高さと同一高さに第2の主母線を
配置したものである。
【0021】
【作用】請求項1の相分離形ガス絶縁開閉装置では、第
1の機器ユニット、第2の機器ユニット第3の機器ユ
ニットの順に水平な投影面で第1の直線上に配置し、
1の直線と同じ平面で平行な第2の直線上に、第1の機
器ユニットの第1の断路器の主母線側接続部の高さと同
一高さに第1の主母線を配置し、第3の機器ユニットの
第2の断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第2
の主母線を配置した構成としたことにより、ガス絶縁開
閉装置として高さが低くなって耐震性能が向上し、構成
機器の上部に主母線が存在しない構成となり、機器の点
検、交換が主母線を停止することなく実施できるように
なる。
【0022】請求項2の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、断路器を水平方向に配置した第1の機器ユニット、
第2の機器ユニット、第3の機器ユニットの順に水平な
投影面で第1の直線上に配置し、第1の直線と同じ平面
で平行な第2の直線上に、第1の機器ユニットの第1の
断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第1の主母
線を配置し、第3の機器ユニットの第2の断路器の主母
線側接続部の高さと同一高さに第2の主母線を配置し、
第4の機器ユニット、第5の機器ユニット、第6の機器
ユニットの順に主母線が配置された第2の直線を中心と
した第1の直線の対称位置の第3の直線上に配置した構
成としたことにより、引出ユニットが4つの場合でも引
出ユニットが2つの場合と同等の面積であり、ガス絶縁
開閉装置として高さが低くなって耐震性能が向上し、構
成する機器の上部に母線が存在しないので機器の点検、
交換が主母線を停止することなく実施できるようにな
る。
【0023】請求項3の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、断路器を水平方向に配置した第1の機器ユニット及
び第2の機器ユニットの順に水平な投影面で第1の直線
上に配置し、第1の直線と同じ平面で平行な第2の直線
上に、第1の機器ユニットの第1の断路器の主母線側接
続部の高さと同一高さに第1の主母線を配置し、第2の
機器ユニットの第2の断路器の主母線側接続部の高さと
同一高さに第2の主母線を配置した構成としたことによ
り、ガス絶縁開閉装置として高さが低くなって耐震性能
が向上し、構成機器の上部に主母線が存在しないので機
器の点検、交換が主母線を停止することなく実施できる
ようになる。
【0024】請求項4の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、請求項1または請求項3の構成の引出ユニットは、
各相毎に各機器ユニットの接続部から直角方向に引き出
し、端部にブッシングを取り付けた構成とし、各相のブ
ッシングの相間に必要な絶縁距離が確保されるように各
相の相対位置を絶縁距離に相当する分だけ機器ユニット
配置方向にずらせて配置したことにより、引出ユニット
の接続母線が直線状となり、長さが短くなり構造が簡単
になる。
【0025】請求項5の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、断路器を垂直方向に配置した第1 の機器ユニット、
第2の機器ユニット、第3の機器ユニットの順に水平な
投影面で第1の直線上に配置し、第1の直線と同じ平面
で平行な第2の直線上に、第1の機器ユニットの第1の
断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第1の主母
線を配置し、第3の機器ユニットの第2の断路器の主母
線側接続部の高さと同一高さに第2の主母線を配置した
構成としたことにより、ガス絶縁開閉装置として、直線
上に配置された機器ユニットの長さが短くなって据付面
積が小さくなり、高さが低くなって耐震性能が向上し、
構成機器の上部に主母線が存在しないので機器の点検、
交換が主母線を停止することなく実施できるようにな
る。
【0026】請求項6の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、断路器を垂直方向に配置した第1の機器ユニット及
び第2の機器ユニットの順に水平な投影面で第1の直線
上に配置し、第1の直線と同じ平面で平行な第2の直線
上に、第1の機器ユニットの第1の断路器の主母線側接
続部の高さと同一高さに第1の主母線を配置し、第2の
機器ユニットの第2の断路器の主母線側接続部の高さと
同一高さに第2の主母線を配置した構成としたことによ
り、ガス絶縁開閉装置として、直線上に配置された機器
ユニットの長さが短くなって据付面積が小さくなり、高
さが低くなって耐震性能が向上し、構成機器の上部に主
母線が存在しないので機器の点検、交換が主母線を停止
することなく実施できるようになる。
【0027】請求項7の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、請求項5または請求項6の第2の主母線に接続され
る機器ユニットの断路器は、第2の主母線に向けて水平
方向に配置され、この断路器の主母線側接続部の高さと
同一高さに第2の主母線を配置したので、第2の主母線
の高さが低くなり、請求項5または請求項6の場合より
耐震性能を向上させることが容易になる。
【0028】請求項8の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の構成の各
機器ユニットの間より引き出される引出ユニットの端部
にブッシングが装着される場合は、各機器ユニットの間
よりガス絶縁導体により下方に引き出してから機器ユニ
ット配置方向に対して直角方向に3段に配置して引き出
し、それぞれの引出ユニットの端部にはブッシングを装
着し、各ブッシングの相間は必要な絶縁距離が確保され
るように配置した構成としたので、引出部必要な機器ユ
ニットの長さ方向が1相分でよくなり機器ユニット部分
の長さが短くなり、据付面積が縮小できる構成となる。
【0029】請求項9の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の構成の引
出ユニットは、各相毎に各機器ユニットの接続部から直
角方向に引き出し、端部にブッシングを取り付けた構成
とし、各相のブッシングの相間に必要な絶縁距離が確保
されるように各相の相対位置を絶縁距離に相当する分だ
け機器ユニット配置方向にずらせて配置したことによ
り、引出ユニットの接続母線が直線状となり、長さが短
くなって構造が簡単になる。
【0030】請求項10の発明では、断路器が垂直方向
に配置された第1の機器ユニット、第2の機器ユニット
及び第3の機器ユニットの順に水平な投影面で第1の直
線上に配置し、第1の直線と同じ平面で平行な第2の直
線上に、第1の機器ユニットの第1の断路器の主母線側
接続部の高さと同一高さに第1の主母線を配置し、第3
の機器ユニットの第2の断路器の主母線側接続部の高さ
と同一高さに第2の主母線を配置し、断路器が垂直方向
に配置された第4の機器ユニット、第5の機器ユニッ
ト、第6の機器ユニットの順に主母線が配置された第2
の直線を中心線とした第1の直線の対称位置の第3の直
線上に配置した構成としたことにより、直線上に配置さ
れた機器ユニット部分の長さが短くなって据付面積が縮
小され、引出ユニットが4つの場合でも引出ユニットが
2つの場合と同等の面積であり、ガス絶縁開閉装置とし
て高さが低くなって耐震性能が向上し、構成する機器の
上部に母線が存在しないので機器の点検、交換が主母線
を停止することなく実施できるようになる。
【0031】請求項11の発明では、遮断器の第1の端
子と第2の端子が同一高さで導出された構成であり、断
路器を垂直方向に配置された第1の機器ユニット、第2
の機器ユニット、第3の機器ユニットの順に水平な投影
面で第1の直線上に配置し、 第1の直線と同じ平面で平
行な第2の直線上に、第1の機器ユニットの第1の断路
器の主母線側接続部の高さと同一高さに第1の主母線を
配置し、第3の機器ユニットの第2の断路器の主母線側
接続部の高さと同一高さに第2の主母線を配置した構成
としたことにより、直線上に配置された機器ユニットの
長さが短くなって据付面積が小さくなり、高さが低くな
って耐震性能が向上し、構成する機器の上部に主母線が
存在しないので機器の点検、交換が主母線を停止するこ
となく実施できるようになる。
【0032】
【実施例】実施例1.(請求項1) 図1はガス絶縁開閉装置の一般的な単線結線図、図2は
実施例1の平面図、図3は図2のA相の正面図、図4は
図2のB相の正面図、図5は図2のC相側からみた正面
図、図6は図2のVI−VIから見た側面図である。図
1において、702、703はブッシング、407は変
流器、507、508は断路器である。
【0033】図2〜図6において、301d、302
d、303dはタンクの長手方向が垂直方向になるよう
に水平面上の直線上に配置されたA相用の遮断器で、第
1の端子が下方から水平方向に導出され、第2の端子が
上方から第1の端子と反対側の水平方向に導出されてい
る。さらに、遮断器301d、302d、303dのタ
ンクの上方の第2の端子と反対側の水平方向に過電圧抑
制用の抵抗311d、312d、313dが設置されて
いる。
【0034】401d、403d、405dは遮断器3
01d、302d、303dと同一直線上に配置された
変流器で、各遮断器301d、302d、303dの第
1の端子に接続されている。402d、404d、40
6dは遮断器301d、302d、303dと同一直線
上に配置された変流器で、各遮断器301d、302
d、303dの第2の端子に接続されている。501d
は遮断器301d、302d、303dと同一直線に長
手方向が水平方向に配置された断路器で、変流器401
dと後述の第1の母線100dとの間に接続されてい
る。502d、504dは断路器で、それぞれ変流器4
02d、404dに接続されている。503d、505
dは遮断器301d、302d、303dと同一直線上
に長手方向が水平方向に配置された断路器で、それぞれ
一方が変流器403d、405dに接続されている。1
01は図7に示すように、それぞれ断路器502d、5
03d間及び断路器504d、505d間に接続された
タイロッド11aを設けたベローズ11bからなる
伸縮継手で、軸方向が垂直方向になるように配置されて
いる。506dは遮断器301d、302d、303d
と同一直線上に長手方向が水平方向に配置された断路器
で、変流器406dと後述の第2の母線200dとの
間に接続されている。
【0035】なお、断路器501d、502d、変流器
401d、402d及び遮断器301dでA相の第1の
機器ユニット601dを、断路器503d、504d、
変流器403d、404d及び遮断器302dでA相の
第2の機器ユニット602dを、断路器505d、50
6d、変流器405d、406d及び遮断器303dで
A相の第3の機器ユニット603dを構成している。1
00dはA相の第1の母線で、各機器ユニット601
d、602d、603dと隣接して水平な直線上の各機
器ユニット601d、602d、603dの高さより低
い側面に配置されている。200dはA相の第2の
線で、第1の母線100dと投影面が同一直線となる
ように各機器ユニット601d、602d、603dよ
り低い側面で第1の母線100dの上方に配置されて
いる。
【0036】301e、302e、303eはタンクの
長手方向が垂直方向になるように水平面上の直線上に配
置されたB相用の遮断器で、第1の端子が下方から水平
方向に導出され、第2の端子が上方から第1の端子と反
対側の水平方向に導出されている。さらに、遮断器30
1e、302e、303eのタンクの上方の第2の端子
と反対側の水平方向に過電圧抑制用の抵抗311e、3
12e、313eが設置されている。
【0037】401e、403e、405eは遮断器3
01e、302e、303eと同一直線上に配置された
変流器で、各遮断器301e、302e、303eの第
1の端子に接続されている。402e、404e、40
6eは変流器で、各遮断器301e、302e、303
eの第2の端子に接続されている。501eは遮断器3
01e、302e、303eと同一直線に長手方向が水
平方向に配置された断路器で、変流器401eと後述の
第1の母線100eとの間に接続されている。502
e、504eは断路器で、それぞれ変流器402e、4
04eに接続されている。503e、505eは遮断器
301e、302e、303eと同一直線上に長手方向
が水平方向に配置された断路器で、それぞれ一方が変流
器403e、405eに接続されている。断路器502
e、503e間及び断路器504e、505e間に軸方
向が垂直方向になるように伸縮継手101が配置されて
いる。506eは遮断器301e、302e、303e
と同一直線上に長手方向が水平方向に配置された断路器
で、変流器406eと後述の第2の母線200eとの
間に接続されている。
【0038】なお、断路器501e、502e、変流器
401e、402e及び遮断器301eでB相の第1の
機器ユニット601eを、断路器503e、504e、
変流器403e、404e及び遮断器302eでB相の
第2の機器ユニット602eを、断路器505e、50
6e、変流器405e、406e及び遮断器303eで
B相の第3の機器ユニット603eを構成している。1
00eはB相の第1の母線で、各機器ユニット601
e、602e、603eと隣接して水平な直線上の各機
器ユニット601e、602e、603eの高さより低
い側面に配置されている。200eはB相の第2の
線で、第1の母線100eと投影面が同一直線となる
ように各機器ユニット601e、602e、603eよ
り低い側面で第1の母線100eの上方に配置されて
いる。
【0039】301f、302f、303fはタンクの
長手方向が垂直方向になるように水平面上の直線上に配
置されたC相用の遮断器で、第1の端子が下方から水平
方向に導出され、第2の端子が上方から第1の端子と反
対側の水平方向に導出されている。さらに、遮断器30
1f、302f、303fのタンクの上方の第2の端子
と反対側の水平方向に過電圧抑制用の抵抗311f、3
12f、313fが設置されている。
【0040】401f、403f、405fは遮断器3
01f、302f、303fと同一直線上に配置された
変流器で、各遮断器301f、302f、303fの第
1の端子に接続されている。402f、404f、40
6fは変流器で、各遮断器301f、302f、303
fの第2の端子に接続されている。501fは遮断器3
01f、302f、303fと同一直線に長手方向が水
平方向に配置された断路器で、変流器401fと後述の
第1の母線100fとの間に接続されている。502
f、504fは断路器で、それぞれ変流器402f、4
04fに接続されている。503f、505fは遮断器
301f、302f、303fと同一直線上に長手方向
が水平方向に配置された断路器で、それぞれ一方が変流
器403f、405fに接続されている。断路器502
f、503f間及び断路器504f、505f間に軸方
向が垂直方向になるように伸縮継手101が配置されて
いる。506fは遮断器301f、302f、303f
と同一直線上に長手方向が水平方向に配置された断路器
で、変流器406fと後述の第2の母線200fとの
間に接続されている。
【0041】なお、断路器501f、502f、変流器
401f、402f及び遮断器301fでC相の第1の
機器ユニット601fを、断路器503f、504f、
変流器403f、404f及び遮断器302fでC相の
第2の機器ユニット602fを、断路器505f、50
6f、変流器405f、406f及び遮断器303fで
C相の第3の機器ユニット603fを構成している。1
00fはC相の第1の母線で、各機器ユニット601
f、602f、603fと隣接して水平な直線上の各機
器ユニット601f、602f、603fの高さより低
い側面に配置されている。200fはB相の第2の
線で、第1の母線100fと投影面が同一直線となる
ように各機器ユニット601f、602f、603fよ
り低い側面で第1の母線100fの上方に配置されてい
る。
【0042】702aは変圧器などに接続されるブッシ
ングからなるA相用第1の引出ユニットで、変流器40
7a及び断路器507aを介して第2の母線200d
の上方に配置したガス絶縁導体からなる接続導体111
aでA相の第1の機器ユニット601dと第2の機器ユ
ニット602dとの間に接続されている。702bは変
圧器などに接続されるブッシングからなるB相用第1の
引出ユニットで、変流器407b及び断路器507bを
介して第2の母線200d、200eの上方に配置し
たガス絶縁導体からなる接続導体111bでB相の第1
の機器ユニット601eと第2の機器ユニット602e
との間に接続されている。702cは変圧器などに接続
されるブッシングからなるC相用第1の引出ユニット
で、変流器407c及び断路器507cを介して第2の
母線200d、200e、200fの上方に配置した
ガス絶縁導体からなる接続導体111cでC相の第1の
機器ユニット601fと第2の機器ユニット602fと
の間に接続されている。
【0043】703aは送電線に接続されるブッシング
からなるA相用第2の引出ユニットで、断路器508a
を介して第2の母線200e、200fの上方に配置
したガス絶縁導体からなる接続導体112aでA相の第
2の機器ユニット602dと第3の機器ユニット603
dとの間に接続されている。703bは送電線に接続さ
れるブッシングからなるB相用第2の引出ユニットで、
断路器508bを介して第2の母線200fの上方に配
置したガス絶縁導体からなる接続導体112bでB相の
第2の機器ユニット602eと第3の機器ユニット60
3eとの間に接続されている。703cは送電線に接続
されるブッシングからなる第2の引出ユニットで、断路
器508cを介してブッシング703bの外側を迂回し
たガス絶縁導体からなる接続導体112cでC相の第2
の機器ユニット602fと第3の機器ユニット603f
との間に接続されている。103a、103b、103
cは伸縮継手でそれぞれ第1の母線100d、100
e、100fに接続されている。104a、104b、
104cは伸縮継手で、それぞれ第2の母線200
d、200e、200fに接続されている。121a、
121b、121cは架台で、各第1の母線100
d、100e、100f及び各第2の母線200d、
200e、200fを支持している。122a、122
b、122cは架台で、各ブッシング703a、703
b、703cを支持している。105は基礎である。
【0044】両母線100d〜100f、200d〜
200fが低い位置に配置できるのは、遮断器の遮断能
力が向上し、最近では500V用を一点切の遮断部で
製作可能になってタンクの長さが短くなったので、垂直
に据え付けても端子部を低い位置に設けることができる
からである。母線100d〜100f、200d〜2
00fの長大化による熱伸縮対策として、ベローズなど
を使用した伸縮継手103a〜103c、104a〜1
04cが途中に接続される。この場合、伸縮継手103
a〜103c、104a〜104cの内部のガス圧(通
常4気圧程度)による推力が生じる。この推力を補償す
るためにばねなどが使用されるが、完全に補償すること
が困難である。したがって、母線100d〜100
f、200d〜200fを支持している架台121a〜
121cには大きなモーメントが働くことになる。しか
し、母線100d〜100f、200d〜200fを
低い位置に配置することによって架台121a〜121
cの高さを低くできるので、モーメントに充分耐えるこ
とができる。
【0045】また、遮断器302f、303fの各第1
の端子に接続した断路器503f、505fの端子の導
出を垂直方向にしたので、垂直方向に軸を有するタイロ
ッドを備えたベロズ101を設けることができる。こ
のため、据付時の組立や万一の事故時の分解組立が容易
になるとともに、機器と基礎105との間の材質と温度
差による水平方向の熱伸縮差に対処することができる。
しかも、可撓部にタイロッドがあるため、内部のガス圧
による推力はタイロッドで釣り合わされて他の部分に及
ばなくなる。仮に、水平方向の熱伸縮を水平方向に設け
たタイロッドを有するベロズによる伸縮継手を用いた
とすれば、タイロッドにより伸張方向が制限されるの
で、タイロッドを用いることができないため、大きな推
力が機器類に加わる。このため、推力に対する対策が必
要になる。
【0046】上記構成では、直列に接続された各機器
ユニット601d、602d、603d、601e、6
02e、603e、601f、602f、603fの側
部の端部の断路器501d、501e、501fの接続
部と同一高さに第1の主母線100d、100e、10
0fが配置され、506d、506e、506fの接続
部と同一高さに第2の主母線200d、200e、20
0fが上下2段に配置されているので、ガス絶縁開閉装
置として高さが低くなっており、耐震性能の確保が容易
な構成となる。また、遮断器、断路器等の構成機器の上
部に主母線が配置されていないので、構成機器に不具合
が発生したときの分解点検、取り替え等が主母線を停止
することなく実施できるので、供給の信頼性が向上した
構成となる。
【0047】なお、図1において、ブッシング702と
機器ユニット601、602との間に変流器407及び
断路器507を設け、ブッシング703と機器ユニット
602、603との間に断路器508を設けたものにつ
いて説明したが、このような構成は運転上や保護制御の
面から便利なために適宜行われている。このような構成
にしても、図2〜図6のように、各断路器507a〜5
07c、508a〜508cは各機器ユニット601d
〜601f、602d〜602f、603d〜603f
の上部に配置されるので、据付スペースをほとんど増加
することなく、実現することができる。
【0048】実施例2.図8は実施例2の平面図、図9
は図8の正面図、図10は図8のX−X線からみた側面
図である。図8〜図10において、実施例1と相異する
点は各母線100d〜100f、200d〜200f
を挟んで対称の位置に、各機器ユニット601d〜60
1f、602d〜602f、603d〜603fと同じ
構成の各機器ユニット611d〜611f、612d〜
612f、613d〜613fを配置したものである。
【0049】即ち、A相の各母線100d、200d
を挟んでA相の第4の機器ユニット611dを第1の機
器ユニット601dと、第5の機器ユニット612dを
第2の機器ユニット602dと、第6の機器ユニット6
13dを第3の機器ユニット603dとがそれぞれ対向
するように配置し、各機器ユニット611d〜613d
を各母線100d、200dと平行で水平方向に直列
に接続している。そして、第4の機器ユニット611d
が第2の母線200dに第6の機器ユニット613d
が第1の母線100dに接続されている。また、B相
の各母線100e、200eを挟んでB相の第4の機
器ユニット611eを第1の機器ユニット601eと、
第5の機器ユニット612eを第2の機器ユニット60
2eと、第6の機器ユニット613eを第3の機器ユニ
ット603eとがそれぞれ対向するように配置し、各機
器ユニット611e〜613eを各母線100e、2
00eと平行で水平方向に直列接続している。そして、
第4の機器ユニット611eが第2の母線200eに
第6の機器ユニット613dが第1の母線100eに
接続されている。さらに、C相の各母線100f、2
00fを挟んでC相の第4の機器ユニット611fを第
1の機器ユニット601fと、第5の機器ユニット61
2fを第2の機器ユニット602fと、第6の機器ユニ
ット613fを第3の機器ユニット603fとがそれぞ
れ対向するように配置し、各機器ユニット611f〜6
13fを各母線100f、200fと平行で水平方向
に直列接続している。そして、第4の機器ユニット61
1fが第2の母線200fに第6の機器ユニット61
3fが第1の母線100fに接続されている。802
d、802e、802f、803d、803e、803
fは変圧器に接続されるケーブルヘッドからなる引出ユ
ニットである。
【0050】上記構成によれば、第1〜第3の機器ユニ
ット、第4〜第6の機器ユニットそれぞれの引出ユニッ
トの少なくとも一方がケーブルヘッドとなる場合には、
母線100d〜100f、200d〜200fに対
して各機器ユニット601d〜601f、602d〜6
02f、603d〜603f、611d〜611f、6
12d〜612f、613d〜613fを実施例1の2
倍が設置できる。この場合、各母線100d〜100
f、200d〜200fの直角方向の長さが1.5倍程
度になるが、各母線の方向が同じ長さであるため、1
ユニット当たりの据付面積は約0.75倍に縮小でき
る。また、母線100d〜100f、200d〜20
0fを両側の各機器ユニットが共用するので、母線の
長さを減少することができる。さらに、実施例1と同様
に構成する機器の上部に主母線が配置されていないの
で、構成機器に不具合が発生したときの分解点検、取り
替え等が主母線を停止することなく実施できるので、供
給の信頼性が向上した構成となる。上記構成は引出ユニ
ットがケーブルヘッドとなる場合に据付面積が縮小化さ
れるので、地下式などの屋内変電所用に適用すると効果
的である。
【0051】実施例3.上記実施例1〜実施例2においては、第1の主母線10
0d〜100fと第2の母線200d〜200fとの間
に3個の各機器ユニット601d〜601e、602d
〜602f、603d〜603fを接続し、各機器ユニ
ット間から引き出して送電線及び変圧器に接続するもの
について説明したが、図11に示すように両主母線10
0、200間に第3の機器ユニットがない状態で、第1
の機器ユニット601と第2の機器ユニット602とを
直列接続して構成することもある。実施例1〜実施例3
の図1〜図11における第2の機器ユニット602がな
い状態の実施例1における機器ユニット603をこの実
施例3の第2の機器ユニットとし、第1の機器ユニット
601と第2の機器ユニット603を直結し、第2の機
器ユニット603を第2の主母線200d〜200fに
接続した構成であり、3個の機器ユニットを接続した場
合と同様の効果が得られる。
【0052】実施例4.図12は実施例4の平面図である。図11において、A
相の各機器ユニット601d、602d、603d、B
相の各機器ユニット601e、602e、603e及び
C相の各機器ユニット601f、602f、603f
は、それぞれ各主 母線100d〜100f、200d〜
200fの長手方向に対して、各相間の各引出ユニット
702a〜702c、703a〜703cをブッシング
としたときに必要な絶縁距離になるようにずらせて配置
されている。そして、各引出ユニット702a〜702
c、703a〜703cは接続導体111a〜111
c、112a〜112cを介して各機器ユニット間の接
続部より機器ユニット配置方向に対して直角方向に配置
されている。 上記構成によれば、接続導体111a〜1
11c、112a〜112cが直線状で長さが短くなる
ので、構造が簡素化される。
【0053】実施例5. 図13は実施例5の平面図、図14は図13のA相の正
面図、図15は図13のB相の正面図、図16は図13
のC相の正面図、図17は図13の側面図である。図1
3〜図17において、509aは遮断器301d〜30
1fと同一直線上にタンクの長手方向が垂直方向に配置
された断路器で、変流器401dと第1の母線100
dとの間に接続されている。510a、511aは遮断
器301d、302d、303dと同一直線上にタンク
の長手方向が垂直方向に配置された断路器で、両変流器
402d、404d間に直列接続されている。512
a、513aは遮断器301d、302d、303dと
同一直線上にタンクの長手方向が垂直方向に配置された
断路器で、両変流器403d、405d間に直列接続さ
れている。514aは遮断器301d、302d、30
3dと同一直線上にタンクの長手方向が垂直方向に配置
された断路器で、変流器406dと第2の母線200
dとの間に接続されている。
【0054】509bは遮断器301e、302e、3
03eと同一直線上にタンクの長手方向が垂直方向に配
置された断路器で、変流器401eと第1の母線10
0eとの間に接続されている。510b、511bは遮
断器301e、302e、303eと同一直線上にタン
クの長手方向が垂直方向に配置された断路器で、両変流
器402e、404e間に直列接続されている。512
b、513bは遮断器301e、302e、303eと
同一直線上にタンクの長手方向が垂直方向に配置された
断路器で、両変流器403e、405e間に直列接続さ
れている。514bは遮断器301e、302e、30
3eと同一直線上にタンクの長手方向が垂直方向に配置
された断路器で、変流器406eと第2の母線200
eとの間に接続されている。
【0055】509cは遮断器301f、302f、3
03fと同一直線上にタンクの長手方向が垂直方向に配
置された断路器で、変流器401fと第1の母線10
0fとの間に接続されている。510c、511cは遮
断器301f、302f、303fと同一直線上にタン
クの長手方向が垂直方向に配置された断路器で、両変流
器402f、404f間に直列接続されている。512
c、513cは遮断器301f、302f、303fと
同一直線上にタンクの長手方向が垂直方向に配置された
断路器で、両変流器403f、405f間に直列接続さ
れている。514cは遮断器301f、302f、30
3fと同一直線上にタンクの長手方向が垂直方向に配置
された断路器で、変流器406fと第2の母線200
fとの間に接続されている。
【0056】なお、断路器509a、510a、変流器
401d、402d及び遮断器301dでA相の第1の
機器ユニット607dを、断路器511a、512a、
変流器403d、404d及び遮断器302dでA相の
第2の機器ユニット608dを、断路器513a、51
4a、変流器405d、406d及び遮断器303dで
A相の第3の機器ユニット609dを構成している。ま
た、断路器509b、510b、変流器401e、40
2e及び遮断器301eでB相の第1の機器ユニット6
07eを、断路器511b、512b、変流器403
e、404e及び遮断器302eでB相の第2の機器ユ
ニット608eを、断路器513b、514b、変流器
405e、406e及び遮断器303eでB相の第3の
機器ユニット609eを構成している。さらに、断路器
509c、510c、変流器401f、402f及び遮
断器301fでC相の第1の機器ユニット607fを、
断路器511c、512c、変流器403f、404f
及び遮断器302fでC相の第2の機器ユニット608
fを、断路器513c、514c、変流器405f、4
06f及び遮断器303fでC相の第3の機器ユニット
609fを構成している。
【0057】113aはA相の第1の機器ユニット60
7dと第2の機器ユニット608dとの接続部と第1の
引出ユニット702aとの間に接続されたガス絶縁した
接続導体である。113bはB相の第1の機器ユニット
607eと第2の機器ユニット608eとの接続部と第
1の引出ユニット702bとの間に接続されたガス絶縁
した接続導体で、接続導体113aの下方に配置されて
いる。113cはC相の第1の機器ユニット607fと
第2の機器ユニット608fとの接続部と第1の引出ユ
ニット702cとの間に接続されたガス絶縁した接続導
体で、接続導体113bの下方に配置されている。
【0058】114aはA相の第2の機器ユニット60
8dと第3の機器ユニット609dとの接続部と第2の
引出ユニット703aとの間に接続されたガス絶縁した
接続導体である。114bはB相の第2の機器ユニット
608eと第3の機器ユニット609eとの接続部と第
2の引出ユニット703bとの間に接続されたガス絶縁
した接続導体で、接続導体114aの下方に配置されて
いる。114cはC相の第2の機器ユニット608fと
第3の機器ユニット609fとの接続部と第2の引出ユ
ニット703cとの間に接続されたガス絶縁した接続導
体で、接続導体114bの下方に配置されている。
【0059】母線100d〜100f、200d〜2
00fの長大化による熱伸縮対策として、ベローズを使
用した伸縮継手103a〜103c、104a〜104
cが途中に接続される。この場合、伸縮継手103a〜
103c、104a〜104cの内部のガス圧(通常4
気圧程度)による推力が生じる。この推力を補償するた
めにばねなどが使用されるが、完全に補償することが困
難である。したがって、母線100d〜100f、2
00d〜200fを支持している架台121a〜121
cには大きなモーメントが働くことになる。しかし、
母線100d〜100f、200d〜200fを低い位
置に配置することによって架台121a〜121cの高
低くなるので、耐震性能の確保が容易な構成であ
る。また、遮断器301d〜301f、302d〜30
2f、303d〜303f及び断路器509a〜509
c、510a〜510c、511a〜511c、512
a〜512c、513a〜513c、514a〜514
cのタンクの長手方向が、直線上に配置された各機器ユ
ニット607d〜609d、607e〜609e、60
7f〜609fに対して垂直方向に配置されているの
で、直線上に配置された各機器ユニット607d〜60
9d、607e〜609e、607f〜609fの長手
方向の熱伸縮に対しては、各機器タンク間の接続部の変
形により対処できるため、伸縮継手を設ける必要がな
い。
【0060】この実施例5においては、各機器ユニット
607d〜607f、608d〜608f、609d〜
609fの断路器509a〜509c、510a〜51
0c、511a〜511c、512a〜512c、51
3a〜513c、514a〜514cがそれぞれ垂直方
向に配置され、各機器ユニット607d〜607f、6
08d〜608f、609d〜609fの側面に両
線100d〜100f、200d〜200fが配置され
ているので、ガス絶縁開閉装置として高さが低くなって
おり、耐震性能の確保が容易な構成となり、各機器ユニ
ットの断路器が垂直方向に配置されているので、機器ユ
ニット部分の長さが短くなって据付面積が小さくなる。
また、遮断器、断路器等の構成機器の上部に主母線を配
置していないので、構成機器に不具合が発生したときの
分解点検、取り替え等が主母線を停止することなく容易
に実施できるので、供給の信頼性が向上した構成とな
る。
【0061】また、接続導体113a〜113c、11
4a〜114cがそれぞれ上下方向に3段積みで配置さ
れているので、据付面積の縮小化が図れる。
【0062】実施例6.1・1/2遮断器方式の構成においては、図1に示すよ
うに二つの主母線100、200の間に3個の機器ユニ
ット601〜603を直列接続して、各機器ユ ニット6
01、602及び602、603間に、それぞれ引出ユ
ニット702、703が設けられている。 これに対し
て、図12に示すように二つの主母線100、200間
に2個の機器ユニット602、603を直列接続して、
602を第1の機器ユニット、603を第2の機器ユニ
ットとし、各機器ユニット602、603間に引出ユニ
ット703を設けた2遮断器方式の構成にする場合もあ
る。
【0063】図18は実施例6の2遮断器方式の構成を
示すC相の正面図である。図18において、両主母線1
00f、200fと平行で水平方向の同一の直線上に各
機器ユニット608f、609fが配置されて直列接続
されている。そして、各断路器511c、514cがそ
れぞれC相の第1の主母線100f及び第2の主母線2
00fに接続されている。また、接続導体113a〜1
13c、114a〜114cがそれぞれ上下方向に3段
積みで配置されている。A相、B相についても図18と
同様に構成する。このような構成においても上記実施例
5と同様に、ガス絶縁開閉装置として高さがさらに低く
なって耐震性能の確保が容易な構成となり、各機器ユニ
ットの断路器が垂直方向に配置されていることで機器ユ
ニット部分の長さが短くなって据付面積が小さくなる。
引出ユニットの接続母線も3段配置となっていることで
機器ユニット部分の長さがさらに短くなる。また、遮断
器、断路器等の構成機器の上部に主母線を配置していな
いので、構成機器に不具合が発生したときの分解点検、
取り替え等が主母線を停止することなく容易に実施でき
るので、供給の信頼性が向上した構成となる。
【0064】実施例7.図19は実施例7のC相の正面図である。図19は実施
例5の図16の場合の第2の主母線に接続される第2の
断路器514cのタンクの長手方向を変流器406fよ
り主母線200fに向けて水平方向に配置したものであ
る。A相、B相についても図19と同様に構成する。こ
のように、断路器514cを変流器406fから直角方
向に第2の主母線200fに向けて配置することによ
り、実施例5の場合よりもさらに第2の主母線200f
の高さが低くなり、耐震性能の確保 が容易な構成とな
る。また、接続導体113a〜113c、114a〜1
14cがそれぞれ上下方向に3段積みで配置されている
ので、実施例5、6と同様に機器ユニットの長さがさら
に短くなっている。
【0065】実施例8.図20は実施例8の平面図である。図20において、A
相の各機器ユニット607d、608d、609d、B
相の各機器ユニット607e、608e、609e及び
C相の各機器ユニット607f、608f、609f
は、それぞれ各主母線100d〜100f、200d〜
200fの長手方向に対して、各相間の各引出ユニット
702a〜702c、703a〜703cをブッシング
としたときに必要な絶縁距離になるようにずらせて配置
されている。そして、各引出ユニット702a〜702
c、703a〜703cは各機器ユニット間の接続部よ
り接続導体113a〜113c、114a〜114cを
介して機器ユニット配置方向に対して直角方向に接続さ
れている。 上記構成によれば、接続導体113a〜11
3c、114a〜114cが直線状となって最短のもの
で構成できるので、構造が簡素化される。
【0066】実施例9.図21は実施例9の平面図である。図21において、実
施例5と相異する点は各主母線100d〜100f、2
00d〜200fを挟んで対称の位置に、各機器ユニッ
ト607d〜607f、608d〜608f、609d
〜609fと同じ構成の各機器ユニット614d〜61
4f、615d〜615f、616d〜616fを配置
したものである。
【0067】即ち、A相の各主母線100d、200d
を挟んでA相の第4の機器ユニット614dを第1の機
器ユニット607dと、第5の機器ユニット615dを
第2の機器ユニット608dと、第6の機器ユニット6
16dを第3の機器ユニット608dとがそれぞれ対向
するように配置し、各機器ユニット614d〜616d
を各主母線100d、200dと平行で水平方向に直列
に接続している。そし て、第4の機器ユニット614d
が第2の主母線200dに第6の機器ユニット616d
が第1の主母線100dに接続されている。 また、B相
の各主母線100e、200eを挟んでB相の第4の機
器ユニット614eを第1の機器ユニット607eと、
第5の機器ユニット615eを第2の機器ユニット60
8eと、第6の機器ユニット616eを第3の機器ユニ
ット609eとがそれぞれ対向するように配置し、各機
器ユニット614e〜616eを各主母線100e、2
00eと平行で水平方向に直列接続している。そして、
第4の機器ユニット614eが第2の主母線200eに
第6の機器ユニット616eが第1の主母線100eに
接続されている。
【0068】さらに、C相の各主母線100f、200
fを挟んでC相の第4の機器ユニット614fを第1の
機器ユニット607fと、第5の機器ユニット615f
を第2の機器ユニット608fと、第6の機器ユニット
616fを第3の機器ユニット609fとがそれぞれ対
向するように配置し、各機器ユニット614f〜616
fを各主母線100f、200fと平行で水平方向に直
列接続している。そして、第4の機器ユニット614f
が第2の主母線200fに第6の機器ユニット616f
が第1の主母線100fに接続されている。 802d、
802e、802f、803d、803e、803fは
変圧器に接続されるケーブルヘッドからなる引出ユニッ
トである。
【0069】上記実施例9の構成によれば、実施例5と
同様に、ガス絶縁開閉装置として高さが低く、耐震性能
の確保が容易な構成であり、各機器ユニットの断路器が
垂直方向に配置されているので、機器ユニット部分の長
さが短く据付面積が小さくなる。また、遮断器、断路器
等の構成機器の上部に主母線を配置していないので、構
成機器に不具合が発生したときの分解点検、取り替え等
が主母線を停止することなく容易に実施できる効果が期
待できる。さらに、各主母線100d、200dを共用
して、各機器ユニット607d〜609dと各機器ユニ
ット614d〜616dとを各主母線100d、200
dを挟んで対向配置し、各主母線100e、200eを
共用して、各機器ユニット607e〜609eと各機器
ユニット 614e〜616eとを各主母線100e、2
00eを挟んで対向配置し、各主母線100f、200
fを共用して、各機器ユニット607f〜609fと各
機器ユニット614f〜616fとを各主母線100
f、200fを挟んで対向配置したので、各引出ユニッ
ト702a〜702c、703a〜703c、802d
〜802f、803d〜803fの1ユニット当たりの
据付面積が縮小できるので、ケーブル引き込みとなる屋
内変電所に適用するとその効果が大きくなる。
【0070】実施例10.図22は実施例10のC相の正面図である。図22にお
いて、図16の構成と相異する点は、例えば特開昭59
−37819号公報に示されている遮断器301f〜3
03fがタンクの長手方向を垂直に配置され、両端子部
が同じ高さで互いに反対方向に導出されている。そし
て、過電抑制用の抵抗311f〜313fが各遮断器3
01f〜303fのタンクの上部に配置されている。
た、第1の主母線100fと変流器401fとの間に接
続した断路器509cが図16の配置に対して上下方向
が逆向きに配置されている。 さらに、接続導体114c
に接続される第2の機器ユニット608fの断路器51
2c及び第3の機器ユニット609fの断路器513c
が図16の配置に対して上下方向が逆向きに配置されて
いる。
【0071】図22ではC相についてのみ説明したが、
A相及びB相についても同様に図14の遮断器301d
〜303d及び図15の遮断器301e〜303eの両
端子部を同じ高さで互いに反対方向に導出する。そし
て、図14の断路器509a、512a、513a及び
図15の断路器509b、512b、513bの上下方
向が逆向きになるように配置する。 このように構成すれ
ば、実施例5と同様にガス絶縁開閉装置として高さが低
くなっており、耐震性能の確保が容易な構成となり、各
機器ユニットの断路器が垂直方向に配置されているの
で、機器ユニット部分の長さが短くなって据付面積が小
さくなる。また、遮断器、断路器等の構成機器の上部に
主母線を配置していないので、構成機器に不具合が発生
したときの分解点検、取り替え等が主母線を停 止するこ
となく容易に実施できるので、供給の信頼性が向上した
構成となる。
【0072】
【発明の効果】請求項1の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、第1の機器ユニット、第2の機器ユニット第3の
機器ユニットの順に水平な投影面で第1の直線上に配置
し、第1の直線と同じ平面で平行な第2の直線上に、第
1の機器ユニットの第1の断路器の主母線側接続部の高
さと同一高さに第1の主母線を配置し、第3の機器ユニ
ットの第2の断路器の主母線側接続部の高さと同一高さ
に第2の主母線を配置した構成としたことにより、ガス
絶縁開閉装置として高さが低くなって耐震性能が向上
し、構成機器の上部に主母線が存在しない構成となり、
機器の点検、交換が主母線を停止することなく実施でき
るようになる。
【0073】請求項2の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、断路器を水平方向に配置した第1の機器ユニット、
第2の機器ユニット、第3の機器ユニットの順に水平な
投影面で第1の直線上に配置し、第1の直線と同じ平面
で平行な第2の直線上に、第1の機器ユニットの第1の
断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第1の主母
線を配置し、第3の機器ユニットの第2の断路器の主母
線側接続部の高さと同一高さに第2の主母線を配置し、
第4の機器ユニット、第5の機器ユニット、第6の機器
ユニットの順に主母線が配置された第2の直線を中心と
した第1の直線の対称位置の第3の直線上に配置した構
成としたことにより、引出ユニットが4つの場合でも引
出ユニットが2つの場合と同等の面積であり、ガス絶縁
開閉装置として高さが低くなって耐震性能が向上し、構
成する機器の上部に母線が存在しないので機器の点検、
交換が主母線を停止することなく実施できる。
【0074】請求項3の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、断路器を水平方向に配置した第1の機器ユニット及
び第2の機器ユニットの順に水平な投影面で第1の直線
上に配置し、第1の直線と同じ平面で平行な第2の直線
上に、第1の機器ユニットの第1の断路器の主母線側接
続部の高さと同一高さに第1の主母線を配置し、第2の
機器ユニットの第2の断路器の主母線側接続部の高さと
同一高さに第2の主母線 を配置した構成としたことによ
り、ガス絶縁開閉装置として高さが低くなって耐震性能
が向上し、構成機器の上部に主母線が存在しないので機
器の点検、交換が主母線を停止することなく実施でき
る。
【0075】請求項4の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、請求項1の構成の引出ユニットは、各相毎に各機器
ユニットの接続部から直角方向に引き出し、端部にブッ
シングを取り付けた構成とし、各相のブッシングの相間
に必要な絶縁距離が確保されるように各相の相対位置を
絶縁距離に相当する分だけ機器ユニット配置方向にずら
せて配置したことにより、引出ユニットの接続母線が直
線状となり、長さが短くなり構造が簡単になる。
【0076】請求項5の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、断路器を垂直方向に配置した第1の機器ユニット、
第2の機器ユニット、第3の機器ユニットの順に水平な
投影面で第1の直線上に配置し、第1の直線と同じ平面
で平行な第2の直線上に、第1の機器ユニットの第1の
断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第1の主母
線を配置し、第3の機器ユニットの第2の断路器の主母
線側接続部の高さと同一高さに第2の主母線を配置した
構成としたことにより、ガス絶縁開閉装置として、直線
上に配置された機器ユニットの長さが短くなって据付面
積が小さくなり、高さが低くなって耐震性能が向上し、
構成機器の上部に主母線が存在しないので機器の点検、
交換が主母線を停止することなく実施できるようにな
る。
【0077】請求項6の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、断路器を垂直方向に配置した第1の機器ユニット及
び第2の機器ユニットの順に水平な投影面で第1の直線
上に配置し、第1の直線と同じ平面で平行な第2の直線
上に、第1の機器ユニットの第1の断路器の主母線側接
続部の高さと同一高さに第1の主母線を配置し、第2の
機器ユニットの第2の断路器の主母線側接続部の高さと
同一高さに第2の主母線を配置した構成としたことによ
り、ガス絶縁開閉装置として、直線上に配置された機器
ユニットの長さが短くなって据付面積が小さくなり、高
さが低くなって耐震性能が向上し、構成機器の上部に主
母線が存在しないので機器の点検、交換が 主母線を停止
することなく実施できる。
【0078】請求項7の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、請求項5または請求項6の第2の主母線に接続され
る機器ユニットの断路器は、第2の主母線に向けて水平
方向に配置され、この断路器の主母線側接続部の高さと
同一高さに第2の主母線を配置したので、第2の主母線
の高さが低くなり、請求項5または請求項6の場合より
耐震性能を向上させることが容易になる。
【0079】請求項8の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の構成の各
機器ユニットの間より引き出される引出ユニットの端部
にブッシングが装着される場合は、各機器ユニットの間
よりガス絶縁導体により下方に引き出してから機器ユニ
ット配置方向に対して直角方向に3段に配置して引き出
し、それぞれの引出ユニットの端部にはブッシングを装
着し、各ブッシングの相間は必要な絶縁距離が確保され
るように配置した構成としたので、引出部の長さ方向が
1相分でよくなり機器ユニット部分の長さが短くなり、
据付面積を縮小できる構成となる。
【0080】請求項9の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の構成の引
出ユニットは、各相毎に各機器ユニットの接続部から直
角方向に引き出し、端部にブッシングを取り付けた構成
とし、各相のブッシングの相間に必要な絶縁距離が確保
されるように各相の相対位置を絶縁距離に相当する分だ
け機器ユニット配置方向にずらせて配置したことによ
り、引出ユニットの接続母線が直線状となり、長さが短
くなって構造が簡単になる。
【0081】請求項9の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、断路器が垂直方向に配置された第1の機器ユニッ
ト、第2の機器ユニット及び第3の機器ユニットの順に
水平な投影面で第1の直線上に配置し、第1の直線と同
じ平面で平行な第2の直線上に、第1の機器ユニットの
第1の断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第1
の主母線を配置し、第3の機器ユニットの第2の断路器
の主母線側接続部の高さと 同一高さに第2の主母線を配
置し、断路器が垂直方向に配置された第4の機器ユニッ
ト、第5の機器ユニット、第6の機器ユニットの順に主
母線が配置された第2の直線を中心線とした第1の直線
の対称位置の第3の直線上に配置した構成としたことに
より、直線上に配置された機器ユニット部分の長さが短
くなって据付面積が縮小され、引出ユニットが4つの場
合でも引出ユニットが2つの場合と同等の面積であり、
ガス絶縁開閉装置として高さが低くなって耐震性能が向
上し、構成する機器の上部に母線が存在しないので機器
の点検、交換が主母線を停止することなく実施できる。
【0082】請求項11の相分離形ガス絶縁開閉装置
は、遮断器の第1の端子と第2の端子が同一高さで導出
された構成であり、断路器を垂直方向に配置された第1
の機器ユニット、第2の機器ユニット、第3の機器ユニ
ットの順に水平な投影面で第1の直線上に配置し、第1
の直線と同じ平面で平行な第2の直線上に、第1の機器
ユニットの第1の断路器の主母線側接続部の高さと同一
高さに第1の主母線を配置し、第3の機器ユニットの第
2の断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに第2の
主母線を配置した構成としたことにより、直線上に配置
された機器ユニットの長さが短くなって据付面積が小さ
くなり、高さが低くなって耐震性能が向上し、構成する
機器の上部に主母線が存在しないので機器の点検、交換
が主母線を停止することなく実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガス絶縁開閉装置の一般的な単線結線図であ
る。
【図2】 実施例1の平面図である。
【図3】 図2のA相の正面図である。
【図4】 図2のB相の正面図である。
【図5】 図2のC相側からみた正面図である。
【図6】 図2のVI−VI線からみた側面図である。
【図7】 伸縮継手の正面図である。
【図8】 実施例2の平面図である。
【図9】 図8のC相側からみた正面図である。
【図10】 図8のX−X線からみた側面図である。
【図11】 実施例3のガス絶縁開閉装置の単線結線図
である。
【図12】 実施例4の平面図である。
【図13】 実施例5の平面図である。
【図14】 図13のA相の正面図である。
【図15】 図13のB相の正面図である。
【図16】 図13のC相の正面図である。
【図17】 図13の側面図である。
【図18】 実施例6のC相の正面図である。
【図19】 実施例7のC相の正面図である。
【図20】 実施例8の平面図である。
【図21】 実施例9の平面図である。
【図22】 実施例10のC相の正面図である。
【図23】 従来のガス絶縁開閉装置の一般的な単線結
線図である。
【図24】 従来のガス絶縁開閉装置の平面図である。
【図25】 図24の正面図である。
【符号の説明】 100d,100e,100f 第1の母線、101
伸縮継手、113a,113b,113c,114
a,114b,114c 接続導体、200d,200
e,200f 第2の母線、301d,302d,3
03d,301e,302e,303e,301f,3
02f,303f 遮断器、401d,402d,40
3d,404d,405d,406d,401e,40
2e,403e,404e,405e,406e,40
1f,402f,403f,404f,405f,40
6f 変流器、501d,502d,503d,505
d,505d,506d,501e,502e,503
e,505e,505e,506e,501f,502
f,503f,505f,505f,506f 断路
器、601d,601e,601f,607d,607
e,607f,617d,617e,617f 第1の
機器ユニット、602d,602e,602f,608
d,608e,608f,618d,618e,618
f 第2の機器ユニット、603d,603e,603
f,609d,609e,609f,619d,619
e,619f 第3の機器ユニット、611d,611
e,611f,614d,614e,614f,620
d,620e,620f 第4の機器ユニット、612
d,612e,612f,615d,615e,615
f,621d,621e,621f 第5の機器ユニッ
ト、613d,613e,613f,616d,616
e,616f,622d,622e,622f 第6の
機器ユニット、702a,702b,702c,703
a,703b,703c,802d,802e,802
f,803d,803e,803f 引出ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−202808(JP,A) 特開 昭62−110408(JP,A) 特開 平1−174205(JP,A) 特開 平4−138006(JP,A) 特開 平6−169508(JP,A) 特開 昭61−142910(JP,A) 特開 昭53−15541(JP,A) 特開 昭59−47908(JP,A) 特開 平3−40702(JP,A) 特開 平4−271212(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 13/035 - 13/075

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相分離された各相は、第1の断路器
    1の変流器遮断器第2の変流器第2の断路器の順
    にそれぞれ接続された第1の機器ユニット、第2の機器
    ユニット及び第3の機器ユニットが直列に接続され、上
    記第1の機器ユニットの第1の断路器第1の母線に
    接続され、上記第3の機器ユニットの第2の断路器
    2の母線に接続され、上記第1の機器ユニットと第2
    の機器ユニットとの間に第1の引出ユニット接続
    、上記第2の機器ユニットと第3の機器ユニットとの
    間に第2の引出ユニット接続された相分離形ガス絶縁
    開閉装置において、上記各機器ユニットの遮断器は、長
    手方向が垂直方向に設置され、第1の端子は下方から水
    平方向に導出され、第2の端子は第1の端子の反対側の
    上方から水平方向に導出された縦形であり、上記各機器
    ユニットの第1の断路器及び第2の断路器は水平方向に
    配置され、第1の機器ユニット、第2の機器ユニット、
    第3の機器ユニットの順に直列に接続されて水平な投影
    面で第1の直線上に配置され、第1の直線と同じ平面で
    平行な第2の直線上に上記第1の機器ユニットの第1の
    断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに上記第1の
    主母線が配置され、この第1の主母線の上部で上記第3
    の機器ユニットの第2の断路器の主母線側接続部の高さ
    と同一高さに上記第2の主母線が配置されていることを
    特徴とする相分離形ガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 相分離された各相は、第1の断路器、第
    1の変流器、遮断器、第2の変流器、第2の断路器の順
    にそれぞれ接続された第1の機器ユニット、第2の機器
    ユニット及び第3の機器ユニットが直列に接続され、上
    記第1の機器ユニットと第2の機器ユニットとの間に第
    1の引出ユニットが接続され、上記第2の機器ユニット
    と第3の機器ユニットとの間に第2の引出ユニットが接
    続され、上記第1の機器ユニットの第1の断路器が第1
    の主母線に接続され、上記第3の機器ユニットの第2の
    断路器が第2の主母線に接続され、第1の断路器、第1
    の変流器、遮断器、第2の変流器、第2の断路器の順に
    それぞれ接続された第4の機器ユニット、第5の機器ユ
    ニット及び第6の機器ユニットが直列に接続され 、上記
    第4の機器ユニットの第1の断路器が上記第2の主母線
    に接続され、上記第6の機器ユニットの第2の断路器が
    上記第1の主母線に接続され、上記第4の機器ユニット
    と第5の機器ユニットとの間に第3の引出ユニットが接
    続され、上記第5の機器ユニットと第6の機器ユニット
    との間に第4の引出ユニットが接続された相分離形ガス
    絶縁開閉装置において、各機器ユニットの遮断器は、長
    手方向が垂直方向に設置され、第1の端子は下方から水
    平方向に導出され、第2の端子は第1の端子の反対側の
    上方から水平方向に導出された縦形であり、上記各機器
    ユニットの第1の断路器及び第2の断路器は水平方向に
    配置されており、第1の機器ユニット、第2の機器ユニ
    ット、第3の機器ユニットの順に直列に接続された各機
    器ユニットは、水平な投影面で第1の直線上に配置さ
    れ、第1の直線と同じ平面で平行な第2の直線上に、上
    記第1の機器ユニットの第1の断路器の主母線側接続部
    の高さと同一高さに上記第1の主母線が配置され、この
    第1の主母線の上部で上記第3の機器ユニットの第2の
    断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに上記第2の
    主母線が配置され、第4の機器ユニット、第5の機器ユ
    ニット、第6の機器ユニットの順に接続された各機器ユ
    ニットは、上記遮断器が上記第1〜第3の機器ユニット
    の場合とは逆方向に配置され、上記主母線が配置された
    第2の直線を中心線とした上記第1の直線の対称位置の
    第3の直線上に配置されていることを特徴とする相分離
    形ガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 相分離された各相は、第1の断路器、第
    1の変流器、遮断器、第2の変流器、第2の断路器の順
    にそれぞれ接続された第1の機器ユニットおよび第2の
    機器ユニットが直列に接続され、上記第1の機器ユニッ
    トの第1の断路器が第1の主母線に接続され、上記第2
    の機器ユニットの第2の断路器が第2の主母線に接続さ
    れ、上記第1の機器ユニットと第2の機器ユニットとの
    間に引出ユニットが接続された相分離形ガス絶縁開閉装
    置において、上記各機器ユニットの遮断器は、長手方向
    が垂直方向に設置され、第1の端子は下方から水平方向
    に導出され、第2の端子は第1の端子の反対側の上方か
    ら水平方向に導出された縦形であり、上記各機器ユニッ
    トの第1の断路器及び第2の断路器は水平方向に配置さ
    れ、第1の機器ユニット、第2の機器ユニットの順に直
    列に接続されて水平な投影面上で第1の直線上に配置さ
    れ、第1の直線と同じ平面で平行な第2の 直線上に上記
    第1の機器ユニットの第1の断路器の主母線側接続部の
    高さと同一高さに上記第1の主母線が配置され、この第
    1の主母線の上部で上記第2の機器ユニットの第2の断
    路器の主母線側接続部の高さと同一高さに上記第2の主
    母線が配置されていることを特徴とする相分離形ガス絶
    縁開閉装置。
  4. 【請求項4】 相分離された各相の引出ユニットは、機
    器ユニット配置方向に対して直角方向に接続され、それ
    ぞれの引出ユニットの端部にはブッシングが装着され、
    各相ブッシングの相間は必要な絶縁距離が確保されるよ
    うに各相の機器ユニットが接続された状態で、各相の相
    対位置がブッシングの相間絶縁距離に相当する分だけ接
    続方向にずらせて配置されていることを特徴とする請求
    項1または請求項3記載の相分離形ガス絶縁開閉装置。
  5. 【請求項5】 相分離された各相は、第1の断路器、第
    1の変流器、遮断器、第2の変流器、第2の断路器の順
    にそれぞれ接続された第1の機器ユニット、第2の機器
    ユニット及び第3の機器ユニットが直列に接続され、上
    記第1の機器ユニットの第1の断路器が第1の主母線に
    接続され、上記第3の機器ユニットの第2の断路器が第
    2の主母線に接続され、上記第1の機器ユニットと第2
    の機器ユニットとの間に第1の引出ユニットが接続さ
    れ、上記第2の機器ユニットと第3の機器ユニットとの
    間に第2の引出ユニットが接続された相分離形ガス絶縁
    開閉装置において、上記各機器ユニットの遮断器は、長
    手方向が垂直方向に設置され、第1の端子は下方から水
    平方向に導出され、第2の端子は第1の端子の反対側の
    上方から水平方向に導出された縦形であり、上記各機器
    ユニットの第1の断路器及び第2の断路器は垂直方向に
    配置され、第1の機器ユニット、第2の機器ユニット、
    第3の機器ユニットの順に直列に接続されて水平な投影
    面で第1の直線上に配置され、第1の直線と同じ平面で
    平行な第2の直線上に上記第1の機器ユニットの第1の
    断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに上記第1の
    主母線が配置され、この第1の主母線の上部で上記第3
    の機器ユニットの第2の断路器の主母線側接続部の高さ
    と同一高さに上記第2の主母線が配置されていることを
    特徴とする相分離形ガス絶縁開閉装置。
  6. 【請求項6】 相分離された各相は、第1の断路器、第
    1の変流器、遮断器、第2の変流器、第2の断路器の順
    にそれぞれ接続された第1の機器ユニット、 第2の機器
    ユニットが直列に接続され、上記第1の機器ユニットの
    第1の断路器が第1の主母線に接続され、上記第2の機
    器ユニットの第2の断路器が第2の主母線に接続され、
    上記第1の機器ユニットと第2の機器ユニットとの間に
    引出ユニットが接続された相分離形ガス絶縁開閉装置に
    おいて、上記各機器ユニットの遮断器は、長手方向が垂
    直方向に設置され、第1の端子は下方から水平方向に導
    出され、第2の端子は第1の端子の反対側の上方から水
    平方向に導出された縦形であり、上記各機器ユニットの
    第1の断路器及び第2の断路器は垂直方向に配置されて
    第1の機器ユニット、第2の機器ユニットの順に直列に
    接続されて水平な投影面で第1の直線上に配置され、第
    1の直線と同じ平面で平行な第2の直線上に上記第1の
    機器ユニットの第1の断路器の主母線側接続部の高さと
    同一高さに上記第1の主母線が配置され、この第1の主
    母線の上部で上記第2の機器ユニットの第2の断路器の
    主母線側接続部の高さと同一高さに第2の主母線が配置
    されていることを特徴とする相分離形ガス絶縁開閉装
    置。
  7. 【請求項7】 第2の主母線に接続された機器ユニット
    の第2の断路器は第2の主母線に向けて水平方向に配置
    され、この断路器の主母線側接続部の高さと同一高さに
    第2の主母線が配置されていることを特徴とする請求項
    5または請求項6記載の相分離形ガス絶縁開閉装置。
  8. 【請求項8】 各機器ユニット間の接続部に接続された
    引出ユニットの端部にブッシングが装着される場合は、
    各機器ユニット間の接続部よりガス絶縁導体により下方
    に引き出してから機器ユニット配置方向に対して直角方
    向に3段に配置して引き出され、それぞれの端部にブッ
    シングが装着され、各相の接続導体は各ブッシングの相
    間は必要な絶縁距離が確保されるように配置されている
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記
    載の相分離形ガス絶縁開閉装置。
  9. 【請求項9】 相分離された各相の引出ユニットは、機
    器ユニット配置方向に対して直角方向に接続され、それ
    ぞれの引出ユニットの端部にはブッシングが装着され、
    各相ブッシングの相間は必要な絶縁距離が確保されるよ
    うに各相の機器ユニットが接続された状態で、各相の相
    対位置がブッシングの相間絶縁距離に相当する分だけ接
    続方向にずらせて配置されていることを特徴とする請求
    項5乃 至請求項7のいずれかに記載の相分離形ガス絶縁
    開閉装置。
  10. 【請求項10】 相分離された各相は、第1の断路器、
    第1の変流器、遮断器、第2の変流器、第2の断路器の
    順にそれぞれ接続された第1の機器ユニット、第2の機
    器ユニット及び第3の機器ユニットが直列に接続され、
    上記第1の機器ユニットと第2の機器ユニットとの間に
    第1の引出ユニットが接続され、上記第2の機器ユニッ
    トと第3の機器ユニットとの間に第2の引出ユニットが
    接続され、上記第1の機器ユニットの第1の断路器が第
    1の主母線に接続され、上記第3の機器ユニットの第2
    の断路器が第2の主母線に接続され、第1の断路器、第
    1の変流器、遮断器、第2の変流器、第2の断路器の順
    にそれぞれ接続された第4の機器ユニット、第5の機器
    ユニット及び第6の機器ユニットが直列に接続され、上
    記第4の機器ユニットの第1の断路器が上記第2の主母
    線に接続され、上記第6の機器ユニットの第2の断路器
    が上記第1の主母線に接続され、上記第4の機器ユニッ
    トと第5の機器ユニットとの間に第3の引出ユニットが
    接続され、第5の機器ユニットと第6の機器ユニットと
    の間に第4の引出ユニットが接続された相分離形ガス絶
    縁開閉装置において、各機器ユニットの遮断器は、長手
    方向が垂直方向に設置され、第1の端子は下方から水平
    方向に導出され、第2の端子は第1の端子の反対側の上
    方から水平方向に導出された縦形であり、上記各機器ユ
    ニットの第1の断路器及び第2の断路器は垂直方向に配
    置され、第1の機器ユニット、第2の機器ユニット、第
    3の機器ユニットの順に直列に接続された各機器ユニッ
    トは、水平な投影面で第1の直線上に配置され、第1の
    直線と同じ平面で平行なの第2の直線上に、上記第1の
    機器ユニットの第1の断路器の主母線側接続部の高さと
    同一高さに上記第1の主母線が配置され、この第1の主
    母線の上部で上記第3の機器ユニットの第2の断路器の
    主母線側接続部の高さと同一高さに上記第2の主母線が
    配置され、第4の機器ユニット、第5の機器ユニット及
    び第6の機器ユニットの順に配置された各機器ユニット
    は、上記遮断器が上記第1〜第3の機器ユニットの場合
    とは逆方向に配置され、上記主母線が配置された第2の
    直線を中心線とした上記第1の直線の対称位置の第3の
    直線上に配置されていることを特徴とする相分離形ガス
    絶縁開閉装置。
  11. 【請求項11】 相分離された各相は、第1の断路器、
    第1の変流器、遮断 器、第2の変流器、第2の断路器の
    順にそれぞれ接続された第1の機器ユニット、第2の機
    器ユニット及び第3の機器ユニットが直列に接続され、
    上記第1の機器ユニットの第1の断路器が第1の主母線
    に接続され、上記第3の機器ユニットの第2の断路器が
    第2の主母線に接続され、上記第1の機器ユニットと第
    2の機器ユニットとの間に第1の引出ユニットが接続さ
    れ、上記第2の機器ユニットと第3の機器ユニットとの
    間に第2の引出ユニットが接続された相分離形ガス絶縁
    開閉装置において、上記各機器ユニットの遮断器は、長
    手方向が垂直方向に設置され、第1の端子は水平方向に
    導出され、第2の端子は第1の端子と同じ高さで反対側
    に水平方向に導出された縦形であり、上記第1の機器ユ
    ニット及び第2の機器ユニットの第1の断路器及び第2
    の断路器は垂直方向に配置され、第3の機器ユニットは
    第1の断路器が下方に向け、第2の断路器は上方に向け
    てそれぞれ垂直方向に配置され、第1の機器ユニット、
    第2の機器ユニット、第3の機器ユニットの順に直列に
    接続されて水平な投影面で第1の直線上に配置され、第
    1の直線と同じ平面で平行な第2の直線上に上記第1の
    機器ユニットの第1の断路器の主母線側接続部の高さと
    同一高さに上記第1の主母線が配置され、この第1の主
    母線の上部で上記第3の機器ユニットの第2の断路器の
    主母線側接続部の高さと同一高さに上記第2の主母線が
    配置されていることを特徴とする相分離形ガス絶縁開閉
    装置。
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