JP3203044B2 - 非常用進入口の操作部構造 - Google Patents

非常用進入口の操作部構造

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JP3203044B2
JP3203044B2 JP11327492A JP11327492A JP3203044B2 JP 3203044 B2 JP3203044 B2 JP 3203044B2 JP 11327492 A JP11327492 A JP 11327492A JP 11327492 A JP11327492 A JP 11327492A JP 3203044 B2 JP3203044 B2 JP 3203044B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の3階以上の階
に、火災等の非常時に消防士等が外部から内部に入れる
ように設けられる非常用進入口、詳しくは、非常進入用
の開口を開閉自在な揺動式の障子を設け、その障子を閉
塞位置において固定並びに固定解除自在な固定手段を設
け、その固定手段を外側から解除操作するための外部操
作具を設けてある非常用進入口の操作部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、消防士が操作する外部操作具
を障子の外面に装着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、厚くて嵩張る防火手袋を装着すること
で小さなものの掴み操作や握り操作が不自由になってい
る消防士による障子の開放作業を容易、迅速、確実に行
わせるには、外部操作具を大きくする必要があり、その
ため、その外部操作具が目立ち、建物の外観に影響する
といった欠点があった。本発明の目的は、建物の外観に
対する影響を少ないものにしながらも、操作性に優れた
非常用進入口の操作部構造を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による非常用進入
口の操作部構造の特徴は、前記外部操作具を構成する
に、長手方向の一端を支点として前記障子の面内方向に
沿った姿勢の軸心周りに揺動する主体部と、前記主体部
に連設する操作部とを設け、前記主体部の全体が、前記
開口を形成する建具枠の内周面と前記障子の外周面との
隙間内に引退すると共に前記操作部が前記障子の外面よ
りも突出する姿勢にて、前記固定手段が固定される固定
状態と、前記主体部が前記隙間内から前記障子の外面よ
りも突出する姿勢にて、前記固定手段が固定解除される
固定解除状態とに揺動切換自在に形成してある点にあ
る。
【0005】
【作用】固定状態においては、外部操作具の主要大分部
である主体部の全体が建具枠と障子との隙間に入り込ん
引退すると共に操作部が障子の外面よりも突出する姿
勢であるため、操作性を高めるために主体部を大きなも
のに構成した場合であっても、かかる主体部は外側から
見えにくいものである。そして、かかる主体部に連設さ
れる操作部は、少なくとも主体部を後述の如く揺動操作
するのに必要となる程度に、障子の外面よりも突出させ
ればよいから、その外部操作具を目立ちにくいものにで
きる。しかも、それ故に、主体部を、最大で隙間の全長
にほぼ匹敵する長さのものに構成することができるか
ら、外部操作具を大きなものにすることができる。その
上、かかる外部操作具は、主体部がその長手方向の一端
を支点 として障子の面内方向に沿った姿勢の軸心周りに
揺動する揺動式のレバーであり、主体部を長く構成でき
ることから、テコの原理を利用して固定解除操作に必要
な操作力を小さなものにできる。よって、固定解除操作
の操作性が良い。 そして、障子が閉塞位置において固定
手段により固定される固定状態から、かかる固定が解除
される固定解除状態になるにしたがって、外部操作具の
主体部は、建具枠と障子との隙間に入り込んだ引退姿勢
から障子の外面よりも突出する突出姿勢となる。このた
め、固定解除状態においては外部操作具の主体部が突出
し、操作性を高めるために外部操作具つまり主体部を大
きなものに構成した場合であっても、その高い操作性が
損なわれることはない。また、仮に、前述の如く操作部
を、固定状態において揺動操作に必要となる最小限の突
出具合に形成してあっても、固定解除状態では、突出姿
勢となる大きな主体部を掴んだり、握ったりすることも
できる。よって、障子の開閉操作の操作性が良い。 因み
、主体部を板状とした場合には、隙間として幅の小さ
なものですんで、外部操作具の設置のために、隙間が不
当に大きくなるなど、非常用進入口の設計や構成そのも
のを制約するといったことがない。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば、外部操作具の
大きなものにして消防士が容易、迅速、確実に操作でき
るものとしながらも、建物の外観に対する影響を非常に
少ないものにできるようになった。
【0007】
【実施例】図4、図5に示すように、建物の外壁Wのう
ち3階以上の階に設置される非常用進入口は、縦軸芯Y
周りでの揺動により外壁Wに形成した非常進入用の開口
1を開閉自在な外開き式の障子2を設け、固定手段3と
操作装置とを設けて構成されている。前記障子2は、ア
ルミサッシ利用の環状の枠2Aにガラス板2Bを固定し
たものである。
【0008】前記固定手段3は、前記障子2を閉塞位置
において固定並びに固定解除自在な手段である。具体的
には、図1〜図3にも示すように、前記枠2Aの左右の
縦枠2aのうち前記縦軸芯Yから遠い側の縦枠2a内に
スライダ3Aを上下に揺動自在にガイド3Bを介して取
付け、障子2が閉塞位置に位置する状態での開口1周り
の建具枠4のち堅枠4aに付設の固定ストッパ3Cに係
合して障子2を閉塞位置に固定する一方、スライダ3A
の第2位置から第1位置への移動に伴なって固定ストッ
パ3Cから離脱して障子2の揺動を許容するローラ利用
の可動ストッパ3Dをスライダ3Aに取付けて構成され
ている。前記固定ストッパ3C及び可動ストッパ3D
は、上下に間隔を隔てて3つづつ設けられている。前記
操作装置は、図1及び図2、図3に示すように、前記固
定手段3を内側から操作するためのレバー状の内部操作
具5と外側から操作するためのレバー状の外部操作具6
とを固定手段3に連係する状態で前記縦枠2aに取付け
て構成されている。前記内部操作具5は、図1に示すよ
うに、前記縦枠2aに、障子2の面内方向に沿った姿勢
で縦枠2aの内周面を貫通する軸芯XA周りに揺動自在
に取付けられている。この内部操作具5を固定手段3に
連係する手段は、内部操作具5が縦枠2aに沿った姿勢
に揺動位置することで固定手段が固定状態となり、か
つ、内部操作具5が内方に突出する姿勢に揺動位置する
ことで固定手段3が固定解除状態となるように、スライ
ダ3Aにラックギア7を、かつ、内部操作具5の軸5a
にそのラックギア7に噛み合うピニオンギア8をそれぞ
れ装備させる手段である。前記外部操作具6は、図1〜
図3に示すように、前記縦枠2aの外周面と竪枠4aの
内周面との隙間に配置され、そして、前記縦枠2aに、
障子2の面内方向に沿った姿勢で縦枠2aの外周面を貫
通する軸芯XB周りで全体が隙間内に位置する引退姿勢
と上端側が外側に突出する突出姿勢とに揺動自在に取付
けられた板状の主体部6Aと、その主体部6Aの上端に
一体に連設した操作部6Bとからなる。前記操作部6B
は、主体部6Aが引退姿勢に位置する状態で障子3の外
面によりも外側に突出するものであって、主体部6Aか
ら外側への持ち出し片6aと、手指を引っかけるための
面を形成する操作片6bとからなる。つまり、外部操作
具6は、主体部6A、持ち出し片6a、操作片6bの全
体を板材の折り曲げ加工により構成されたものである。
そして、その外部操作具6を固定手段3に連係する手段
は、前記スライダ3Aにピン9を付設し、外部操作具6
の引退姿勢から突出姿勢への揺動に伴いその外部操作具
6と一体に揺動して前記ピン9を固定解除側に押す操作
レバー10を設けて構成されている。つまり、内部操作
具5によるスライダ3Aの固定位置と固定解除位置との
スライドは自由に許容するようになっている。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の拡大横断平面図
【図2】要部の切り欠き拡大側面図
【図3】要部の斜視図
【図4】要部の横断平面図
【図5】要部の正面図
【符号の説明】
1 開口 2 障子 3 固定手段 6 外部操作具 4 建具枠 6A 主体部 XB 軸芯
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−29677(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非常進入用の開口(1)を開閉自在な障
    子(2)を設け、その障子(2)を閉塞位置において固
    定並びに固定解除自在な固定手段(3)を設け、その固
    定手段(3)を外側から解除操作するための外部操作具
    (6)を設けてある非常用進入口において、前記外部操作具(6)を構成するに、 長手方向の一端を支点として前記障子(2)の面内方向
    に沿った姿勢の軸心(XB)周りに揺動する主体部(6
    A)と、前記主体部(6A)に連設する操作部(6B)
    とを設け、 前記主体部(6A)の全体が、前記開口(1)を形成す
    る建具枠(4)の内周面と前記障子(2)の外周面との
    隙間内に引退すると共に前記操作部(6B)が前記障子
    (2)の外面よりも突出する姿勢にて、前記固定手段
    (3)が固定される固定状態と、前記主体部(6A)が
    前記隙間内から前記障子(2)の外面よりも突出する姿
    勢にて、前記固定手段(3)が固定解除される固定解除
    状態とに揺動切換自在に形成してある非常用進入口の操
    作部構造。
JP11327492A 1992-05-06 1992-05-06 非常用進入口の操作部構造 Expired - Fee Related JP3203044B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010047994A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Showa Front Kk ハンドル装置を備えている非常進入口用の窓

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JP2010047994A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Showa Front Kk ハンドル装置を備えている非常進入口用の窓

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