JP3201159B2 - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アモルファスシリコン薄膜または
多結晶シリコン薄膜を用いた薄膜トランジスタを大面積
の絶縁基板上に形成する技術が開発され、この薄膜トラ
ンジスタをスイッチング素子として画素電極を選択する
アクティブマトリックス型液晶表示装置が実用化されて
いる。さらに、多結晶シリコン薄膜を用いた薄膜トラン
ジスタで駆動回路を構成し、スイッチング素子としての
薄膜トランジスタと同一基板上に形成した周辺回路内蔵
の薄膜トランジスタアレイを用いた液晶表示装置も実用
化されつつある。
【0003】以下に従来の薄膜トランジスタの製造方法
について説明する。図2(a)〜(e)は同薄膜トラン
ジスタの製造方法を説明するための工程断面図である。
図2において、21は絶縁基板、22は多結晶シリコン
薄膜、非晶質シリコン薄膜または短結晶シリコン薄膜
(以下シリコン薄膜という)などの島領域、23はゲー
ト絶縁膜、24はゲート電極、25はイオン注入される
不純物イオン、26は層間絶縁膜、27はソース電極配
線、28はドレイン電極配線である。
【0004】まず、図2(a)に示すように、絶縁基板
21の上全面にシリコン薄膜を形成し、フォトエッチン
グにより必要な島領域22を形成する。次に図2(b)
に示すように、全面にゲート絶縁膜23を形成し、さら
にゲート電極24を形成する。次に図2(c)に示すよ
うに、ゲート電極24をマスクとしてセルフアラインで
不純物イオン25を注入し、島領域22にソース領域、
ドレイン領域を形成する。次に図2(d)に示すよう
に、全面に層間絶縁膜26を形成する。次に図2(e)
に示すように、層間絶縁膜26およびゲート絶縁膜23
を貫通して島領域22に到達する開口を形成し、全面に
シリコンを含有するアルミニウムなどの金属薄膜を蒸着
した後、パターン形成し、ソース電極配線27およびド
レイン電極配線28を形成する。
【0005】なお、上記の薄膜トランジスタをスイッチ
ング素子として用いた液晶表示装置では通常ドレイン電
極配線28が透明導電膜からなる画素電極に接続されて
いるが、電極配線を省略して直接透明導電膜をドレイン
電極配線として用いる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、シリコン薄膜が減圧CVD法やプラズマ
CVD法により形成されるため、絶縁基板上に異常成長
したシリコン粒子や塵埃が付着することがあり、シリコ
ン膜からなる島領域や配線等を形成する際に、シリコン
粒子や塵埃が付着した箇所でフォトレジストのパターン
不良を生じ、結果として島領域や配線などが短絡すると
いう課題を有していた。
【0007】上記の不良発生について図3(a)〜
(d)に示す工程断面図および図4に示すシリコンパタ
ーンの形成不良を説明する図を参照しながら、図2に示
すシリコン薄膜の島領域22を形成する場合について説
明する。
【0008】まず図3(a)に示すように、絶縁基板3
1の上にシリコン薄膜32を減圧CVD法やプラズマC
VD法により形成する。このとき、CVD装置の成長室
内の壁から剥離した塵埃や異常成長したシリコン粒子3
3がシリコン薄膜32の上に付着する。なお、塵埃はC
VD装置内で発生付着するばかりでなく、工程全体で発
生することが考えられるが、以下シリコン粒子33を例
として説明する。次に図3(b)に示すように、全面に
フォトレジスト膜34を形成する。次に図3(c)に示
すように、フォトレジストパターン35を形成するが、
そのときシリコン粒子33が付着している箇所にレジス
ト残渣35aが発生することがある。この状態で図3
(d)に示すように、レジストパターン35をマスクと
してシリコン薄膜32を選択的にエッチングし、島領域
36を形成するのであるが、シリコン粒子33とフォト
レジスト残渣35aが残っていた場所はエッチングされ
ることなくそのまま不良箇所37として残ってしまうこ
とになる。
【0009】その状態を示したのが図4であり、島領域
36の間に不良箇所37が存在し、短絡している例を示
している。一般に薄膜トランジスタアレイを用いた液晶
表示装置の場合、画素部を制御するスイッチング素子と
しての薄膜トランジスタを形成するための島領域でも短
絡することがあるが、特にスイッチング素子を制御する
駆動回路としての薄膜トランジスタを形成するための島
領域は間隔が狭く、またシリコン薄膜を用いた配線領域
などがあり、図4に示すような不良発生の危険性は高
い。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、多結晶シリコン薄膜、非晶質シリコン薄膜または単
結晶シリコン薄膜からなるシリコン薄膜パターンの短絡
を防止する薄膜トランジスタの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、絶縁基板上
にシリコン薄膜を形成する工程と、シリコン薄膜の上に
フォトレジストパターンを形成する工程と、シリコン薄
膜を選択的にエッチングし、シリコン薄膜の島領域を形
成する工程と、シリコン薄膜の島領域以外の領域に残存
する不要のシリコン薄膜やシリコン粒子にエネルギービ
ームを照射して除去する工程と、シリコン薄膜の島領域
にゲート酸化膜、ゲート電極、ドレイン領域およびソー
ス領域を備えた薄膜トランジスタを形成する工程とを有
する
【0012】また本発明は、エネルギービームの照射
が、アンモニアまたはハロゲン化合物ガスを含有するガ
ス中で行う構成を有している。
【0013】また本発明は、酸素を含有するガス中でエ
ネルギービームの第1の照射を行い、次にアンモニアま
たはハロゲン化合物ガスを含有するガス中で第2の照射
を行う構成を有している。
【0014】
【作用】この構成によって、薄膜トランジスタ製造工程
中において発生し、絶縁基板上に付着したシリコン塵埃
や異常成長したシリコン粒子などをエネルギービームを
用いて除去することにより、短絡箇所を容易に修復でき
るものであり、またエネルギービームを照射する際シリ
コン薄膜パターン領域にフォトレジストを残しておくこ
とによりシリコン薄膜パターン領域が汚染されることが
ない。
【0015】さらには、シリコンと反応するガス中でエ
ネルギービームを照射することによってシリコン薄膜パ
ターン領域を損傷することなく短絡部分を修復すること
ができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0017】図1(a)〜(e)は本発明の一実施例に
おける薄膜トランジスタの製造方法におけるシリコン薄
膜のパターン形成を説明する工程断面図である。なお、
薄膜トランジスタの製造工程については、図1(a)〜
(e)に示す工程以外は図2に示す従来の薄膜トランジ
スタの製造工程と同じであるために省略し、相違する点
についてのみ説明する。
【0018】まず図1(a)に示すように、絶縁基板1
の上に減圧CVD法やプラズマCVD法によりシリコン
薄膜2を形成する。このときCVD装置の成長室内で発
生した塵埃や異常成長したシリコン粒子3がシリコン薄
膜2の上に付着することがある。なお、塵埃などはCV
D工程以外にも薄膜トランジスタ製造工程全般にわたっ
て発生するが、以下CVD工程で発生したシリコン粒子
3を例として説明する。
【0019】このような塵埃やシリコン粒子3をそのま
まにして、図1(b)に示すように、フォトレジスト膜
4を形成すると、シリコン粒子3がある場所はフォトレ
ジスト膜4に盛り上がり4aを生じる。次に露光、現像
してフォトレジストパターン5を形成するが、そのとき
図1(c)に示すように、シリコン粒子3が存在する場
所にフォトレジストの残渣5aが発生する。次にフォト
レジストパターン5をマスクとしてエッチングし、シリ
コン薄膜2からなる島領域7を形成する。なお本実施例
では、図1(d)の工程で、まず酸素を含有するガス雰
囲気中でレーザ光6を照射してフォトレジスト残渣5a
を除去し、この段階でシリコン粒子3が残っているとき
にはアンモニアまたはハロゲン化水素などのシリコンと
反応して気体となるガス雰囲気中で再度レーザ光6をシ
リコン粒子3に照射することにより、完全に除去するこ
とができる。なおこの段階ではフォトレジストパターン
5がシリコン膜の所定の領域を覆っており、その領域を
汚染することはない。次にフォトレジストパターン5を
除去して、図1(e)に示す島領域7が形成される。
【0020】なお、本実施例においては、シリコン薄膜
2をエッチングした後にレーザ光6の照射を行っている
が、フォトレジストパターン5を除去した後でも同様に
してシリコン粒子3などを除去することはできる。
【0021】なお、本発明のレーザ光6を照射する工程
においては、除去すべきものがフォトレジスト単独か、
シリコン単独かまたはシリコンとフォトレジストの両者
が混在して残っているか、またはその残っている度合い
などの条件により、レーザ光6の照射のみとするか、上
記のようにガス中でレーザ光6を照射するかを決めれば
よい。
【0022】なお、本実施例では薄膜トランジスタの製
造方法におけるシリコン薄膜2の島領域7を形成する工
程で不良箇所を修復する方法について説明したが、薄膜
トランジスタの製造方法においては他にもシリコン薄膜
を用いて配線などを形成する工程などもあり、その工程
に適用しても同様の効果が得られる。
【0023】本実施例では、エネルギービームとしてレ
ーザ光を用いた例について説明したが、このレーザ光と
してはYAGレーザやエキシマレーザなどから出射され
るレーザ光が一般的に使用される。
【0024】
【発明の効果】本発明は、シリコン薄膜をエッチングし
て選択的にパターンを形成する工程において本来不要で
ある領域に残ったシリコン薄膜、塵埃、シリコン粒子な
どをエネルギービームを用いて除去するものであり、特
にこれらの残渣と反応するガスを含有する雰囲気中でエ
ネルギービームを照射することによりいっそう効果的に
除去するものであり、薄膜トランジスタの主たる不良原
因であるシリコン薄膜のパターン不良を容易に修復でき
る薄膜トランジスタの製造方法を実現できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明の一実施例における薄
膜トランジスタの製造方法におけるシリコン薄膜のパタ
ーン形成を説明する工程断面図
【図2】(a)〜(e)は従来の薄膜トランジスタの製
造方法を示す工程断面図
【図3】(a)〜(d)は従来の薄膜トランジスタの製
造方法におけるシリコン薄膜のパターン形成を説明する
【図4】シリコン薄膜のパターン形成不良を説明する平
面図
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 シリコン薄膜 3 シリコン粒子 5 フォトレジストパターン 6 レーザ光(エネルギービーム) 7 島領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/786 H01L 21/3065 H01L 21/336

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上にシリコン薄膜を形成する工
    程と、前記シリコン薄膜の上にフォトレジストパターン
    を形成する工程と、前記フォトレジストパターンをマス
    クとして前記シリコン薄膜を選択的にエッチングし、シ
    リコン薄膜の島領域を形成する工程と、前記シリコン薄
    膜の島領域以外の領域に残存する不要のシリコン薄膜や
    シリコン粒子にエネルギービームを照射して除去する工
    程と、前記シリコン薄膜の島領域にゲート酸化膜、ゲー
    ト電極、ドレイン領域およびソース領域を備えた薄膜ト
    ランジスタを形成する工程とを有する薄膜トランジスタ
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 シリコン薄膜の島領域を形成した後、フ
    ォトレジストを除去する前に、シリコン薄膜の島領域以
    外に残存するシリコン薄膜やシリコン粒子にエネルギー
    ビームを照射して除去し、しかる後フォトレジストを除
    去する請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】 エネルギービームを照射する工程が、ア
    ンモニアまたはハロゲン化合物ガスを含有するガス中で
    行われる請求項1または請求項のいずれかに記載の薄
    膜トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 エネルギービームを照射する工程が、酸
    素を含有するガス中で第1の照射を行い、次にアンモニ
    アまたはハロゲン化合物ガスを含有するガス中で第2の
    照射を行う請求項1または請求項のいずれかに記載の
    薄膜トランジスタの製造方法。
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