JP3279280B2 - 薄膜半導体素子の製造方法 - Google Patents

薄膜半導体素子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜半導体素子およ
びその製造方法に関わり、特に液晶表示装置用の駆動回
路に用いる薄膜半導体素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、薄膜半導体素子である薄膜トラン
ジスタ駆動による液晶表示装置はノートパソコンやカー
ナビゲーションなどに用いられ、今後更に小型、軽量化
と低コスト化が望まれている。これを実現するために、
駆動回路を内蔵化できる多結晶シリコン薄膜トランジス
タの高性能化が期待されている。
【0003】そこで以下では、従来の多結晶シリコン薄
膜トランジスタの製造方法について図面を参照しながら
説明する。
【0004】図5は、従来の方法により作製された薄膜
トランジスタの構造を示す断面図であり、図6はその作
製工程の主要部の断面図である。これらの図において、
1は石英あるいはガラス等の透明絶縁性基板、2は下地
膜である。この下地膜は基板の構成成分が多結晶シリコ
ン膜中に拡散するのを防ぐ目的で形成されるが、基板材
質や基板の処理法によっては形成されない場合もある。
3は多結晶シリコン膜、11はゲート絶縁膜、6はゲー
ト電極、7は層間絶縁膜、8a、8bはソース電極およ
びドレイン電極である。
【0005】この図5に示したトランジスタ構造はトッ
プゲート構造と呼ばれ、多結晶シリコン薄膜トランジス
タでは多く用いられている構造であるが、以下ではこの
多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法について説
明する。
【0006】まず、図6(a)に示すように、ガラス等
の透明絶縁性基板1上に下地膜2として酸化けい素膜あ
るいは窒化けい素膜と酸化けい素の二層膜をプラズマ化
学気相成長法(PCVD)あるいはスパッタリング等で
形成する。その後、非晶質シリコン膜10をPCVDあ
るいは化学気相成長法(CVD)あるいはスパッタリン
グにより形成し、エキシマレーザを非晶質シリコン膜に
照射して多結晶化させることで多結晶シリコン膜3を形
成する(図6(b))。次に、図6(c)に示すよう
に、この多結晶シリコン膜を所定形状にフォトリソとエ
ッチングによりパターン加工した後、図6(d)に示す
ようにゲート絶縁膜11を形成し、その後ゲート電極、
層間絶縁膜、ソース電極およびドレイン電極を形成して
図5に示したような薄膜半導体素子を作製していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法では、多結
晶シリコン膜をフォトリソ、エッチングするための加工
プロセスやその後の処理過程で多結晶シリコン膜表面が
直接薬液にさらされ、また大気中に暴露されるために表
面汚染が生じる。この表面汚染は半導体で使用されてい
る洗浄処理法を用いても除去できず、また、仮に除去で
きたとしても、洗浄後ゲート絶縁膜形成のための装置へ
セットするまでの間に大気中で酸化や炭化による表面変
化や汚染が生じる。このような表面状態でゲート絶縁膜
を形成しても良質の界面が形成されず、したがって、ト
ランジスタ特性が良くなく、かつばらつくという課題が
あった。
【0008】そこで、本発明は上記の問題点を解決する
ことで、性能の向上と信頼性やトランジスタ特性バラツ
キの大幅な改善を行うことを目的とする。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決する 本発
明の第の製造方法は、透明絶縁性基板上に非晶質シリ
コン膜を形成する工程と、前記非晶質シリコン膜にレー
ザを照射して多結晶化を行い多結晶シリコン膜を形成す
る工程と、レーザ照射後大気中に露出せずに直ちに保護
膜を形成する工程と、フォトリソとエッチングプロセス
により前記保護膜と前記多結晶シリコン膜を同一のパタ
ーン形状にエッチング加工する工程と、前記保護膜を真
空中でエッチング除去する工程と、その後大気中に暴露
することなく連続してゲート絶縁膜を形成する工程を少
なくとも有する構成である。この構成により、多結晶シ
リコン膜はパターン加工する工程などでは保護膜により
保護されており、多結晶シリコン膜表面が直接汚染され
ることが防止できる。パターン加工後、真空中で表面の
保護膜をエッチング除去した後、直ちにゲート絶縁膜を
形成することできれいな界面と十分な段差被覆性を確保
してトランジスタ特性の改善とリーク電流による不良発
生を低減できる。この保護膜として、酸化けい素あるい
は窒化けい素膜を用いると、多結晶シリコン膜に大きな
影響を与えることなく保護膜のみを除去できるし、また
酸化けい素膜の場合ではエッチング加工として瞬間的に
高温に加熱することで蒸発させる方法も可能であり、よ
り清浄な表面を実現でき薄膜トランジスタの特性改善に
大きな効果を有する。
【0011】また、本発明の第の製造方法は、透明絶
縁性基板上に非晶質シリコン膜を形成する工程と、前記
非晶質シリコン膜にレーザを照射して多結晶化を行い多
結晶シリコン膜を形成する工程と、前記多結晶シリコン
膜表面に酸化膜を形成する工程と、フォトリソとエッチ
ングにより前記多結晶シリコン膜を所定形状にパターン
加工する工程と、真空または水素ガスあるいは水素ガス
と不活性ガスを含むガス雰囲気中において800℃以上
の温度でかつ前記多結晶シリコン膜が溶融しない範囲
前記多結晶シリコン膜を加熱することにより前記酸化膜
を除去する工程と、この後直ちに前記基板を大気中に露
出することなくゲート絶縁膜を形成する工程を少なくと
も有する構成となっている。この構成により、レーザで
多結晶化された多結晶シリコン膜表面は酸化膜で保護さ
れた状態でフォトリソやエッチング工程を経た後、真空
または水素ガスまたは水素ガスを含む不活性ガス雰囲気
で加熱されると表面の酸化膜が除去され、清浄な多結晶
シリコン膜表面を露出させて後連続的にゲート絶縁膜を
形成することで、多結晶シリコン膜とゲート絶縁膜との
界面を清浄で良質にすることができ、したがってトラン
ジスタ特性の向上とバラツキを大きく低減できる。さら
に、前記多結晶シリコン膜を加熱する方法としてレーザ
照射により行うことで、多結晶シリコン膜表面部のみを
所定の温度に加熱し、透明絶縁性基板の温度は低く押さ
えることができるためにガラス基板でも使用可能とな
り、液晶表示装置の低コスト化に大きく貢献する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る薄膜半導体素子(具体的には薄膜トランジスタ)の製造
方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における薄膜半導体素子の製造方法により作製され
た薄膜トランジスタの構成を示す断面図であり、また、
図2はその主要な作製工程を示す製造工程断面図であ
る。これらの図において、1は透明絶縁性基板で、本実
施の形態ではコーニング社の1737ガラス基板を用い
た。2は下地膜で、本実施の形態ではPCVD法により
酸化けい素膜を約400nm形成した。3は多結晶シリ
コン膜、4は第1のゲート絶縁膜、5は第2のゲート絶
縁膜、6はゲート電極、7は層間絶縁膜、8a,8bは
ソース電極およびドレイン電極、9a,9bは多結晶シ
リコン膜の側壁部に形成した側壁酸化膜である。
【0014】以下、図2を用いて本実施の形態における
製造方法を詳細に説明する。まず、図2(イ)に示すよ
うに、1737ガラス基板上にPCVD法により酸化け
い素膜を400nm、非晶質シリコン膜10を50nm
形成した。次に図2(ロ)に示すように、この非晶質シ
リコン膜10にエキシマレーザ(波長308nm)を照
射して多結晶化を行い多結晶シリコン膜3を形成し、そ
の後大気に暴露することなくPCVD法により第1のゲ
ート絶縁膜4を30nm形成した。これらの膜をフォト
リソとエッチングにより図2(ハ)に示すように、第1
のゲート絶縁膜と多結晶シリコン膜をCF4とO2混合ガ
スを用いたドライエッチングにより所定のパターンに加
工した。この結果、多結晶シリコン膜3は第1のゲート
絶縁膜とほぼ同一形状で加工され、側壁部で多結晶シリ
コン膜が露出した状態となる。次に、図2(ニ)に示す
ように、多結晶シリコン膜の側壁部が露出した状態の基
板を真空中に入れ、420℃に加熱してO2ガス雰囲
気、500WのRFパワーを印加してプラズマ酸化を行
った。約30分で5nmの酸化膜9a,9bを形成し
た。このようにして側壁酸化膜9a、9bを形成後、第
2のゲート絶縁膜5として、PCVD法により酸化けい
素膜を60nm形成した。その後、ゲート電極6、層間
絶縁膜7、ソースおよびドレイン電極8a,8bを形成
することで図1に示す薄膜トランジスタを作製した。作
製した薄膜トランジスタの特性を従来の方式と比較した
結果、従来方式では移動度が120cm2/V・s、閾
値電圧Vthのバラツキが±1.2Vであったのに対し
て、本実施の形態で作製した薄膜トランジスタでは移動
度が170cm2/V・s、閾値電圧Vthのバラツキ
が±0.5Vとなり、界面を清浄化することで全体の特
性の向上が確認できた。また、多結晶シリコン膜の側壁
部に酸化膜を形成しない場合と本実施の形態のように酸
化膜を形成した場合で、ゲートとソース、ドレイン間の
リーク発生状態を調べた結果、酸化膜を形成しない場合
には画質に影響するリーク発生個数が0.2%あったの
に対して、酸化膜を形成することでこの発生個数が0と
なり、画質の改善に大きな効果があることも確認でき
た。なお、本実施の形態では、第1および第2のゲート
絶縁膜としてPCVD法による酸化けい素膜を用いた
が、本発明は酸化けい素膜に限定されるものではなく窒
化けい素膜や酸化タンタル膜などや、第1のゲート絶縁
膜として酸化けい素膜、第2のゲート絶縁膜として窒化
けい素膜などの構成を取ることもできる。また、ゲート
絶縁膜の作成方法として、PCVD法に限定されるもの
でなく、CVD法やスパッタリング法などでも可能であ
る。
【0015】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
製造方法について図3を用いて説明する。本実施の形態
でも図3(1)に示すように、コーニング社の1737
ガラス基板1を用いて、この基板上にPCVD法により
下地膜として酸化けい素膜2を400nmと非晶質シリ
コン膜10を50nm形成した。その後、エキシマレー
ザ(波長308nm)を照射して多結晶化を行い多結晶
シリコン膜3を形成した(図3(2))。その後、大気
中に暴露せずに連続的にPCVD法により酸化けい素膜
12を10nm形成した。このように保護膜を形成した
状態で、フォトリソとエッチング加工を行い、図3
(3)に示す形状を作製した。次に、基板を真空中に入
れ、Cl2とCCl4の混合ガス雰囲気中でドライエッチ
ングを行い、表面の酸化けい素膜を除去して多結晶シリ
コン膜を露出させた後(図3(5))、直ちにPCVD
法によりゲート絶縁膜11を90nm形成した。その
後、ゲート電極6、層間絶縁膜7、ソースおよびドレイ
ン電極8a、8bを形成して、薄膜トランジスタを作製
した。作製した薄膜トランジスタの構造は図5に示した
従来方式で作製した構造と最終的には同一であるが、ト
ランジスタ特性を比較した結果、従来方式のトランジス
タでは移動度が120cm2/V・s、閾値電圧のバラ
ツキが±1.2Vであったのに対して、本実施の形態で
作製した場合には移動度が160cm 2/V・s、閾値
電圧のバラツキが±0.6Vと低減でき、かつゲート絶
縁膜は多結晶シリコン膜の段差部でも十分にカバーで
き、リーク電流による不良発生は見られなかった。な
お、本実施の形態では、保護膜のエッチング除去をドラ
イエッチングにより実施したが、酸化けい素膜の場合で
はレーザ照射等による瞬間的な加熱で蒸発させるなどの
除去も可能であり、またドライエッチング後に更にレー
ザ照射等により加熱して表面清浄化を実施した後、ゲー
ト絶縁膜を形成すればより特性の改善も可能であること
は言うまでもない。
【0016】本発明の実施の形態3の製造方法につい
て、図4を用いて説明する。透明絶縁性基板1として、
本実施の形態でもコーニング社の1737ガラス基板を
用いた。
【0017】図4(1)に示すように、このガラス基板
1上にPCVD法により酸化けい素膜を400nm、非
晶質シリコン膜を50nm形成した後、図4(2)に示
すように非晶質シリコン膜10にエキシマレーザ(波長
308nm)を照射して多結晶化を行い多結晶シリコン
膜3を形成した。この後、大気中に取り出して、直ちに
多結晶シリコン膜表面にシリコン酸化膜13を形成し
た。本実施の形態では、一般にRCA洗浄と呼ばれてい
る方法により多結晶シリコン膜表面に2〜3nmのシリ
コン酸化膜13を形成した。このようにシリコン酸化膜
13を形成した後、フォトリソとエッチングにより所定
形状にパターン加工して図4(3)に示す形状を作製し
た。この後、水素ガスを30%とアルゴンガスを70%
含むガス雰囲気中で基板を350℃に加熱し、さらに多
結晶シリコン膜表面が800〜950℃になるようにパ
ルス的にアルゴンレーザを照射した。照射は約50回繰
り返して行い、シリコン酸化膜13を除去した(図4
(4))。その後、大気中に暴露せずに連続してゲート
絶縁膜11として、PCVD法により酸化けい素膜を9
0nm形成し、図4(5)に示す形状を作製した。この
条件で作製した試料の界面状態をゲート絶縁膜表面から
SIMS分析して、界面の不純物を測定した結果、80
0℃程度の加熱処理を行わなかった試料では界面にカリ
ウムやカーボンやボロン、アルミニウムが検出された
が、熱処理を行った試料ではこれらの検出量が大きく減
少していた。
【0018】この後、ゲート電極、層間絶縁膜、ソース
およびドレイン電極を形成して、構造的には図5に示す
従来の薄膜トランジスタと同様な構造を作製した。この
薄膜トランジスタの特性を従来方式と比較した結果、従
来方式では移動度が120cm2/V・s、閾値電圧V
thのバラツキが±1.2Vであったのに対して、本実
施の形態で作製した薄膜トランジスタでは移動度が19
0cm2/V・s、閾値電圧Vthのバラツキが±0.
3Vと改善された。なお、800℃に加熱する方法とし
て、本実施の形態では基板加熱とアルゴンレーザの併用
により実施したが、これは特に限定されるものではな
く、アルゴンレーザ単独でも可能である。また、アルゴ
ンレーザだけでなく、エキシマレーザでも可能であるこ
とは言うまでもない。更に、多結晶シリコン膜表面に酸
化膜を形成する方法として、本実施の形態ではRCA洗
浄を行ったが、発煙硝酸に浸漬する方法、酸素プラズマ
にさらす方法などでも可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、多結晶シリコン膜を形
成後に直ちに第1のゲート絶縁膜を形成し、界面を清浄
にする、あるいは、多結晶シリコン膜表面に酸化膜を形
成しておいてフォトリソやエッチング加工した後、真空
中等で酸化膜を除去し清浄表面を得た後ゲート絶縁膜を
形成することで、界面を良質にし薄膜トランジスタの特
性を大きく向上させることができ、液晶駆動装置の高性
能化に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における方法により製造
された多結晶シリコン薄膜トランジスタの構造を示す断
面図
【図2】本発明の実施の形態1における多結晶シリコン
薄膜トランジスタの製造主要工程断面図
【図3】本発明の実施の形態2における多結晶シリコン
薄膜トランジスタの製造主要工程を示す断面図
【図4】本発明の実施の形態3における多結晶シリコン
薄膜トランジスタの製造主要工程を示す断面図
【図5】多結晶シリコン薄膜トランジスタの構造を示す
断面図
【図6】従来の方式の薄膜トランジスタの製造主要工程
を示す断面図
【符号の説明】
1 透明絶縁性基板 2 下地膜 3 多結晶シリコン膜 4 第1のゲート絶縁膜 5 第2のゲート絶縁膜 6 ゲート電極 7 層間絶縁膜 8a,8b ソース及ぶドレイン電極 9a,9b 側壁酸化膜 10 非晶質シリコン膜 11 ゲート絶縁膜 12 保護膜 13 シリコン酸化膜

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明絶縁性基板上に非晶質シリコン膜を
    形成する工程と、前記非晶質シリコン膜にレーザを照射
    して多結晶化を行い多結晶シリコン膜を形成する工程
    と、レーザ照射後大気中に露出せずに直ちに保護膜を形
    成する工程と、フォトリソとエッチングプロセスにより
    前記保護膜と前記多結晶シリコン膜を同一のパターン形
    状にエッチング加工する工程と、前記保護膜を真空中で
    エッチング除去する工程と、その後大気中に暴露するこ
    となく連続してゲート絶縁膜を形成する工程を少なくと
    も有する薄膜半導体素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 保護膜が酸化けい素または窒化けい素膜
    であることを特徴とする請求項に記載の薄膜半導体素
    子の製造方法。
  3. 【請求項3】 透明絶縁性基板上に非晶質シリコン膜を
    形成する工程と、前記非晶質シリコン膜にレーザを照射
    して多結晶化を行い多結晶シリコン膜を形成する工程
    と、前記多結晶シリコン膜表面に酸化膜を形成する工程
    と、フォトリソとエッチングにより前記酸化膜と前記多
    結晶シリコン膜を所定形状にパターン加工する工程と、
    真空または水素ガスあるいは水素ガスと不活性ガスを含
    むガス雰囲気中において800℃以上の温度でかつ前記
    多結晶シリコン膜が溶融しない範囲で前記多結晶シリコ
    ン膜を加熱することにより前記酸化膜を除去する工程
    と、この後直ちに前記多結晶シリコン膜を大気中に露出
    することなくゲート絶縁膜を形成する工程を少なくとも
    有する薄膜半導体素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記多結晶シリコン膜を加熱する方法と
    してレーザ照射により行うことを特徴とする請求項3に
    記載の薄膜半導体素子の製造方法。
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