JP3201106U - 包装用容器 - Google Patents

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真柴幸雄
銘華 上田
銘華 上田
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ダイシン化工株式会社
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Abstract

【課題】包装用容器内に収容された食品を電子レンジで加熱する際、加熱ムラが発生する。かかる加熱ムラの発生を抑制可能な包装用容器を提供する。【解決手段】包装用容器10は、底面11と底面11の外周から立ち上げられた側壁12とにより形成されるものである。側壁12の端部にはスカート部13が形成される。包装用容器10は平面視で方形に形成されているが、むろんこれは一例であり平面視で円形その他任意の形状でも構わない。側壁12には、側壁12から側壁12の下端近傍に至るリブ14が複数設けられている。底上部15は、底面11が湾曲して盛り上がったものであり、その高さは底面の最下端から10〜19mm、より好ましくは12〜14mmに形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は包装用容器に関し、より詳しくは、食材を包装した状態で電子レンジで加温した際に、食材に加熱ムラが発生することを抑制可能な包装用容器に関する。
加工米飯、例えば白米、赤飯、五目ご飯、ピラフのような食材を収容した容器を容器ごと電子レンジで加熱し、調理する等の用途に好適に用いられる包装用容器は多数存在する。これら容器を用いて電子レンジで調理した際には加熱ムラが発生することが多く、かかる不都合を回避するための発明が種々なされている。
例えば特許文献1には、容器の底に突起を設け、この突起の上に含水剤を敷き、更にその上に、孔部を有する食品載置板を置くことで加熱時に発生する蒸気を食品全体に均一に行き渡らせ、もって加熱ムラの発生を抑えるものである。
特許文献2に記載の発明は、本体底面の中央に側壁との距離が均等である底上げ部を形成すると共に、この底上げ部の上部を内容物の収容標準としたものである。
特開2015−40055号公報 特開2015−37954号公報
電子レンジから照射されるマイクロ波は、食品内部を進むに従って、分子運動を起こしながらもやがてエネルギーをなくして消散する。このため厚みがある食品では、マイクロ波が奥深くまで進まない。すなわち、分子のかき混ぜによる摩擦熱が起きず、表面が温まっても内部は冷たいままになってしまい、いわゆる加熱ムラが発生するのである。
マイクロ波透過材料製の包装用容器内に収容された食品を電子レンジで加熱する際にも、上記加熱ムラが発生する。具体的には収容された食品の表層部分や包装容器の側壁近くに位置する部分は温度上昇が早いが、包装容器の底部近くに位置する部分、特に底部の中央付近の食品の温度上昇は遅い。
本考案は、かかる加熱ムラの発生を抑制可能な包装用容器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本考案の構成は次の通りである。
(1) 請求項1に記載の考案は、底面及び側壁を有する樹脂製包装用容器であって、底面の中央部に、底面の下端より10〜19mm盛り上がった底上部を形成した。
(2) 請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の包装容器において、底上部の盛り上げ高さを12〜14mmに形成した。
(3) 請求項3に記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載の包装容器において、底面に複数の凸部を設けて形成した。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
本考案者は、前記した目的を達成するために鋭意検討を重ねてきた。その結果、樹脂製包装用容器の底面中央部に、底面の下端より10〜19mm、より好ましくは12〜14mm盛り上がった底上部15を形成すると、収容された食品の加熱ムラが少なくなるとの知見を得た。
具体的な試験結果は表1の通りである。尚、試験条件は電子レンジとしてシャープ株式会社製業務用電子レンジRE−7500Pを用い、出力1500Wで豆腐を収容した本発明にかかる包装用容器を40秒加熱した。加熱前の収容物温度は28±1℃である。
底上げが1〜9mmでは図6に示される中心部Aにおける食品の温度が、四隅部Bや側面部Cに比べ低く加熱ムラが生じているといえる。表1においては試験結果は13,16,19mmのみ記載しているが、10〜11mmを超えた段階で中心部Aの温度が上昇し、12〜14mmの間で最も上昇し、20mmを超えると温度が低下するという結果を得た。
かかる結果が生じる理由は、マイクロ波が届きにくい包装容器の底部の中央付近を底上げし、マイクロ波が届きやすくなること、及び底上げ部15や凸部16の近傍では図5に示すような食品Eと容器の間に空洞Dができ、蒸気の対流が活発に起こることである。
Figure 0003201106
本考案にかかる包装用容器の正面図 同、底面図 A−A線端面図 請求項3記載の考案の正面図 食品を収容した状態のB−B線端面図 温度測定部位を示す説明図
以下、好ましい考案の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
本考案は、マイクロ波透過性素材で形成された、電子レンジで加熱可能な食品用包装用容器である。素材としては合成樹脂等のマイクロ波透過材料が好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、フィラー入りポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロ・ニトリル・ブタジエン・スチレン等の熱可塑性の合成樹脂が挙げられる。これらの樹脂をシート状に成形した後、そのままで、あるいはラミネート加工を施した後、真空成形、圧空成形、圧縮成形によって、あるいは樹脂を溶融した後、射出成形によって容器が成形される。
本考案にかかる包装用容器は10、図1乃至図5に示すように、底面11と当該底面11の外周がら立ち上げられた側壁12とにより形成されるものである。側壁12の端部にはスカート部13が形成される。包装用容器10は平面視で方形に形成されているが、むろんこれは一例であり平面視で円形その他任意の形状でも構わない。
側壁12には、側壁12から側壁12の下端近傍に至るリブ14が複数設けられている。
底上部15は、図3や図5に示すように底面11が湾曲して盛り上がったものであり、その高さは底面の最下端から10〜19mm、より好ましくは12〜14mmに形成されている。
請求項3に記載の考案では、図4や図5に示すように、底面11に複数の凸部16が設けられている。凸部16の形状は図面においては直方体状であるが、むろんかかる限定を受けるものではなく、円柱状やその他任意の形状を採用できる。
11・・底面
15・・底上部
16・・凸部

Claims (3)

  1. 底面及び側壁を有する樹脂製包装用容器であって、底面(11)の中央部に、底面(11)の下端より10〜19mm盛り上がった底上部(15)を形成した包装用容器。
  2. 底上部(15)の盛り上げ高さを12〜14mmにした請求項1に記載の包装用容器。
  3. 底面(11)に複数の凸部(16)を設けた請求項1又は請求項2に記載の包装用容器。
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