JP2015037954A - 電子レンジ用容器 - Google Patents

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【課題】食品全体をより速く、より均一に温めることができる電子レンジ用容器を提供する。【解決手段】本体底面の中央に中空の底上げ部を形成し、当該底上げ部は、前記本体底面の外周縁から立ち上がる本体側壁との間隔が均等である周壁を有して上部が閉塞され、当該上部を内容物の収容標準とした。本体外形が平面視略矩形である場合は、底上げ部はその周壁を本体側壁の各辺と均等間隔とする一方、前記本体側壁の角部に対応する部分は中空部に向かって窪ませることもある。一方、本体外形が平面視円形である場合は、底上げ部はその周壁を全周にわたって本体側壁と均等間隔とする。【選択図】図1

Description

この発明は、内容物である食品をより速く、より均一に加熱する電子レンジ用容器に関するものである。
通常の容器に食品を入れて電子レンジで加熱すると、中央部分が温まりにくい。そこで、底面中央に凸部を設けた容器が提案されている(特許文献1〜3)。
実開平4−80427号公報 特開2000−107028号公報 特開2001−278362号公報
上記従来技術のうち特許文献1や2の容器は、底面を上方に隆起して球面状の凸部を形成したものであるが、容器本体の深さ(食品の内容量)に比べて凸部の高さが低い。具体的には、特許文献2の容器では、深さ75mmの容器において、凸部(押し上げ部)の高さは10mmである。
このような低い凸部では、その上方の食品容量が大きくなるため、依然として容器中央の食品が温まりにくい。この点、これら特許文献1・2の容器は、スープ等の汁物を温めるのに対流効果を期待するものであるが、対流によって汁物を均一に温めようとすると時間がかかる。しかも、スパゲッティやグラタン、丼もの、茶碗蒸しのように、固形あるいは半固形の食品には対流効果が得られず、加熱ムラを回避することができない。
一方、特許文献3の容器は、底面中央の凸部が特許文献1や2のものよりも高く隆起している。しかし、その凸部は、上面が開口しており、これを蒸気の通気口としている。つまり、特許文献3の容器は、いわゆるシフォンケーキ型の態様をなし、凸部の上面開口(通気口)から噴出する蒸気によって加熱効率を高めている。
しかしながら、特許文献3の容器では、凸部よりも下の位置までしか食品を入れることができない。言い換えれば、特許文献3の容器では、凸部の周囲にしか食品を入れることができない。したがって、標準量の食品を入れる場合、容器全体を大きくする必要がある。また、穴が空いた容器では、内容物が穴からこぼれ出すおそれが高く不便である。
本発明は上述した課題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、食品全体をより速く、より均一に温めることができる電子レンジ用容器を提供することである。
上述した目的を達成するために本発明では、本体底面の中央に中空の底上げ部を形成し、当該底上げ部は、前記本体底面の外周縁から立ち上がる本体側壁との間隔が均等である周壁を有して上部が閉塞され、当該上部を内容物の収容標準とするという手段を用いた。
本発明では、底上げ部の周囲に本体側壁との間に環状凹溝が形成され、内容物(食品)の多くは環状凹溝に収容される。そして、この環状凹溝は均等な幅を有して内容物を均等に収容するため、加熱ムラが起きない。また、本発明では底上げ部の上部を標準として内容物を収容する。このため、内容物の収容量の適正化が図られる。また、底上げ部の上まで内容物を収容しても、その量は少ないため、温まりにくい容器中央の内容物を素早く加熱することもできる。
本発明において容器の全体形状は従来と同じとすることができる。最も代表的な形状は、角形と円形であるが、このうち角形のもの、即ち本体側壁が平面視略矩形である場合には、底上げ部はその周壁を前記本体側壁の各辺と均等間隔とする一方、前記本体側壁の角部に対応する部分は中空部に向かって窪ませるという手段を選択的に用いる。電子レンジのマイクロ波は、角から入射すると、平面から入射するのと比べて加熱効率が高まることが経験的に知られているため、これにしたがい、本体側壁の角部の内側については、底上げ部の角を中空内方に窪ませることによって、この部分の内容物の収容量を増やすという手段を採用したものである。
一方、円形容器の場合、即ち本体側壁が平面視円形である場合は、底上げ部はその周壁を全周にわたって前記本体側壁と均等間隔とする。円形容器の場合、上述した角形容器のような角部がないため、全周が均等幅の環状凹溝とすることで、内容物を均等に加熱することとしたものである。
さらに、本体底面には脚部を設けることが好ましい。レンジ内の食品台で反射したマイクロ波を容器の底面側から取り込むことができるからである。当該構成によれば、加熱時間が長くなりやすい、冷凍食品や茶碗蒸しを従来の半分程度の時間で加熱することができるようになる。
本発明によれば、内容物である食品を、従来よりも速く、また均一に加熱することができる。
本発明の第一実施形態に係る容器の平面図 同、断面図 本発明の第二実施形態に係る容器の平面図 同、断面図
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明の第一実施形態に係る容器の平面図を示したものであり、図2は断面図を示したものである。この実施形態における容器の全体形状は、平面視略矩形である。即ち、角丸長方形の本体底面1の外周縁から本体側壁2が立ち上がり、四隅には円弧状の角部3が形成されている。このような外形の容器において、本体底面1の中央には中空の底上げ部4が形成されている。
この底上げ部4は、本体底面1と連続した上げ底状となっており、その周壁4aは本体側壁2からの距離が均等である。より正確には、底上げ部4の周壁4aのうち、本体側壁2の各辺と対向する直線部分を均等間隔とし、本体側壁2の角部3と対応する部分は中空部4dに向かって窪む凹部4bとしている。
また、底上げ部4は、周壁4aの上部を閉塞して上げ底状の第二底面4c(特許請求の範囲でいう「上部」に相当)を形成しており、この第二底面4cを収容標準(収納高さの目安)として内容物を収容するようにしている。なお、この実施形態では第二底面4cの高さHを内容物の収容高さhを超えず、その近傍としている。即ち、この実施形態では、第二底面4cに少し被る程度に内容物を収容することとしている。
このような容器によれば、底上げ部4の周囲に均等幅の環状凹溝5が形成され、ここが内容物の主たる収容部となる。環状凹溝5は上述のように幅が短辺側W1と長辺側W2とで同じであるため、内容物の収容量も全周にわたり均等となる。したがって、環状凹溝5に収容した内容物は均等に加熱される。
ここで環状凹溝5は、底上げ部4に設けた上述の凹部4bにより、角が凹んだ状態にあり、この部分の内容物の収容量は他の部位(本体側壁2から均等距離にある直線部分)よりも多くなる。しかし、この部分は本体側壁2の角部3によってマイクロ波の加熱効率が直線的な本体側壁2の各辺よりも高まっている。このため、結果として、環状凹溝5全体で内容物の加熱が均等となる。
さらに、内容物を収容する際は、上述のように第二底面4cを標準として収容する。このため、第二底面4cが隠れるほどに内容物を収容したとしても、この部分の内容物は量が少ないため、加熱が早まる。即ち、環状凹溝5の内容物と同程度の加熱時間で済むから、結果、内容物全体を速く、均一に加熱することができる。
そして、さらに好ましい構成として、この実施形態では本体底面1の裏側四隅それぞれに糸尻状の脚部6を形成している。その位置は本体側壁2の角部3と底上げ部4の凹部4bとで形成される環状凹溝5の扇状の部分と一致している。このような脚部6によって、容器全体が電子レンジ内の食品台から浮き上がることになり、食品台で反射したマイクロ波が底面から入射することになる。したがって、上面と側方と、さらに下面からもマイクロ波が容器内に入射することになるため、加熱効率が高まることによって加熱時間を短くすることができる。なお、脚部6の高さは4〜5mm程度が適当であるが、これに限定されない。
長辺が約200mm、短辺が約135mm、深さ約35mmの外形を有する容器の本体底面に、長辺が約105mm、短辺が約45mm、本体底面からの高さが約20mmの底上げ部を形成し、さらに本体底面の裏側に約5mmの高さの脚部を設けたものについて、冷凍スパゲッティを底上げ部全体が隠れるように、当該底上げ部の上面約2〜5mmの位置まで入れ、700ワットの電子レンジを用いて食べ頃の温度までかかる加熱時間を計測した。この容器では、底上げ部の上面位置における本体側壁との間隔は30mmであった。その結果、加熱時間は3.5〜4分であった。この時間は底上げ部を有しない底面が平坦な容器の場合の約半分であった。
なお、上記実施形態では底上げ部4の角部分を凹部4bとしたが、これに限らず、全てを本体側壁2と同一距離となるように、底上げ部4を容器外形と相似形としてもよい。また、底上げ部と本体側壁との間隔は、小さいほうが加熱時間が速いが、その分、内容量が減ってしまうため、その両立のためには最大30mmであることが好ましい。
次に図3・4は、本発明の第二実施形態を示したもので、茶碗蒸し等を入れる円形容器について本発明の底上げ部を適用したものである。第一実施形態と対応する構成部分は同一符号を付している。一方、この第二実施形態では、容器全体の外形は平面視円形であり、その内側に円錐状の底上げ部4を形成したものであるが、この底上げ部4に第一実施形態のような凹部4bは形成しておらず、底上げ部4と本体側壁2との間隔はどの高さ位置においても均等である。第二実施形態に係る円形容器の場合、第一実施形態に係る角形容器のような角部がなく、全周にわたって同一形状となり、電子レンジのマイクロ波が常に均一に容器内に入射するからである。
なお、底上げ部4の高さは、内容物の収納標準として機能する。具体的には、第一実施形態と同様、内容物の収容高さを超えず、その近傍まで延びており、底上げ部4の頂部上方の内容量を減量している。
このように、第二実施形態では、第一実施形態よりも深めの容器となるが、上記条件のとおり、底上げ部と本体側壁との間隔を均等にし、尚かつ、底上げ部の高さを内容物の収容高さ近傍とすることで、内容物の全体を速く、均一に加熱することができる。
ここで第二実施形態の容器を用いて茶碗蒸しを加熱する具体的方法としては、図4に示した、フラップ付きの蓋7を用いる。そして、茶碗蒸しを入れた容器には、従来どおり、密封フィルム8が貼着されているため、その一部または全部を剥がし、フラップ付きの蓋7をして、電子レンジで加熱する。この方法によって、フラップ下の開口を通じて蒸気を外気に逃しながら、茶碗蒸しを破裂等させることなく加熱することができる。
なお、本発明の容器の素材や製造方法は、電子レンジの加熱用容器として使用できるものであれば従来技術に倣うことができるが、加熱軟化させた樹脂シートを真空成形、圧空成形、あるいは真空圧空成形するようにすれば、本発明の容器を低コストで生産できるため、より好ましい。また、底上げ部4の高さは内容物や容器外形によって変更でき、数値は限定されないが、内容物を本体側壁の上縁近傍まで収容すると仮定した場合、少なくとも本体側壁の1/2以上の高さとすることが好ましい。底上げ部の上部と環状凹溝とで内容物の加熱速度を近似させることができるからである。
1 本体底面
2 本体側面
3 本体の角部
4 底上げ部
4a 底上げ部の周壁
4b 底上げ部の凹部
4c 第二底面
4d 中空部
H 底上げ部の高さ
h 内容物の収容高さ
5 環状凹溝
6 脚部

Claims (5)

  1. 本体底面の中央に中空の底上げ部を形成し、
    当該底上げ部は、前記本体底面の外周縁から立ち上がる本体側壁との間隔が均等である周壁を有して上部が閉塞され、
    当該上部を内容物の収容標準とすることを特徴とした電子レンジ用容器。
  2. 本体は平面視略矩形であり、底上げ部はその周壁を本体側壁の各辺と均等間隔とする一方、前記本体側壁の角部に対応する部分は中空部に向かって窪ませてなる請求項1記載の電子レンジ用容器。
  3. 本体は平面視円形であり、底上げ部はその周壁を全周にわたって本体側壁と均等間隔とした請求項1記載の電子レンジ用容器。
  4. 本体側壁と底上げ部の周壁との間隔は最大30mmである請求項1、2または3記載の電子レンジ用容器。
  5. 本体底面に脚部を有する請求項1から4のうち何れか一項記載の電子レンジ用容器。
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