JP3200009B2 - 読出電圧と書込電圧とが異なる強誘電性メモリ感知方法 - Google Patents

読出電圧と書込電圧とが異なる強誘電性メモリ感知方法

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JP3200009B2
JP3200009B2 JP07659496A JP7659496A JP3200009B2 JP 3200009 B2 JP3200009 B2 JP 3200009B2 JP 07659496 A JP07659496 A JP 07659496A JP 7659496 A JP7659496 A JP 7659496A JP 3200009 B2 JP3200009 B2 JP 3200009B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは、強誘電性
メモリ・セルに関する。更に詳細には、本発明は、保持
性能、すなわち、メモリ・セルが時間経過と共に用いら
れた場合のデータを保持能力が改善されるような強誘電
性メモリ及び関連する装置の動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1には、2トランジスタ2コンデンサ
(2T−2C)型の強誘電性メモリ・セル10が示され
ている。強誘電性メモリ・セル10は、2つの強誘電性
コンデンサ16、18にそれぞれ結合された2つのMO
Sトランジスタ12、14を含む。メモリ・セル10の
データ状態は、以下で更に詳細に説明するように、強誘
電性コンデンサ16、18の反対の分極状態によって決
定される。1のデータ状態は、強誘電性コンデンサ16
における「アップ」の分極状態と強誘電性コンデンサ1
8における「ダウン」の分極状態とによって表され、他
方で、0(ゼロ)のデータ状態は、強誘電性コンデンサ
16における「ダウン」の分極状態と強誘電性コンデン
サ18における「アップ」の分極状態とによって表され
る。メモリ・セルのデータ状態とそのメモリ・セルの中
の強誘電性コンデンサの分極との間の相関関係は、任意
であり、変更することができる。しかし、有効なデータ
状態のためには、コンデンサ16、18は、反対の分極
方向を有していなければならない。
【0003】アクセス・トランジスタ12、14のゲー
ト電極はワード線20に結合されており、ワード線20
は、また、セル・アレーのローにおける他の強誘電性メ
モリ・セル(図1には示されず)に結合されている。ワ
ード線20は、アクセス・トランジスタ12、14を選
択的に付勢し、強誘電性コンデンサ16、18をビット
線24と反転ビット線26とから構成される差動ビット
線に結合する。ビット線24と反転ビット線26とは、
また、セル・アレーのコラムにおける他の強誘電性メモ
リ・セル(図1には示されず)に結合される。ビット線
24と反転ビット線26とは、強誘電性コンデンサ1
6、18をポーリング(電圧パルス化)することによっ
て生じる電荷を受け取り、これは後に、通常は5ボルト
(V)とグランドとである完全な論理電圧差動信号にな
る。強誘電性コンデンサ16、18は、また、アクティ
ブなプレート線22に結合されており、これは、セル・
アレーのローにおける他の強誘電性メモリ・セル(やは
り、図1には示されず)に結合される。
【0004】メモリ・セル10における強誘電性コンデ
ンサ16又は18のような強誘電性コンデンサの動作
が、一連のヒステリシス・ループ図28A〜Dと対応す
る電圧波形図38A〜Dとによって、図2から図5に図
解されている。ヒステリシス・ループ図28A〜Dは、
強誘電性コンデンサの電気的性能を示しており、x軸は
コンデンサの両端に印加される電圧を表し、y軸は印加
された電圧に応答して強誘電性コンデンサによって生じ
る電荷を表す。対応する波形図38A〜Dは、強誘電性
コンデンサの完全な電気的行動を図解する既知のシーケ
ンスにおいて、強誘電性コンデンサの両端に印加され
た、一連の2つの正の電圧パルスと2つの負の電圧パル
スとである。
【0005】図2のヒステリシス・ループ図28Aは、
ヒステリシス・ループ30と当初の動作点32とを含
む。動作点32は、慣習的に、アップの分極状態を有
し、その両端には電圧が印加されていない強誘電性コン
デンサを表す。当初の動作点32は、コンデンサの両端
に負の電圧を先に印加して除去することによって達成さ
れる。強誘電性コンデンサの動作点は、正の電圧パルス
の印加の際に、動作点32から動作点34に移動する。
動作点34は、完全に飽和した強誘電性コンデンサの動
作状態を表しており、すなわち、印加電圧を更に増加さ
せても、生じる余分の電荷の量は測定できるほどではな
い。動作点32から動作点34への移動によって生じる
電荷の量(y軸の値の差)は、Pで示される。Pの電荷
は「切り換えられた電荷」と称されるが、これは、外部
電圧パルスの印加が、この強誘電性コンデンサの分極状
態を切り換えるからである。波形図38Aの第1の正の
パルスの前縁もまた、Pとラベル付けされる。いった
ん、正のPのパルスが除去されると、動作点は、ヒステ
リシス・ループ30に沿って、動作点34から動作点3
6に移動する。動作点34から動作点36への移動によ
って生じる電荷量は、Pa(Pの後(after)の意
味)で示される。このPaの電荷は「線形電荷」と称さ
れるが、これは、外部電圧パルスの除去によっては強誘
電性コンデンサの分極状態は切り換わらず、強誘電性コ
ンデンサが生じる電荷は印加された電圧に対してほぼ線
形であるからである。
【0006】図3のヒステリシス・ループ図28Bは、
ヒステリシス・ループ30と当初の動作点36とを含
む。動作点36は、慣習的に、ダウンの分極状態を有
し、その両端には電圧が印加されていない強誘電性コン
デンサを表す。強誘電性コンデンサの動作点は、第2の
正の電圧パルスの印加の際に、動作点36から動作点3
4に移動する。動作点36から動作点34への移動によ
って生じる電荷の量は、Uで示され、これは、線形電荷
である。波形図38Bの第2の正のパルスの前縁もま
た、Uとしてラベル付けされる。いったん、正のUのパ
ルスが除去されると、動作点は、ヒステリシス・ループ
30に沿って、動作点34から動作点36に戻る。動作
点34から動作点36への移動によって生じる電荷量
は、Ua(Uの後(after)の意味)で示され、U
とPaとの電荷成分とほぼ等しい。
【0007】図4のヒステリシス・ループ図28Cは、
ヒステリシス・ループ30と当初の動作点36とを含
む。強誘電性コンデンサの動作点は、第1の負の電圧パ
ルスの印加の際に、動作点36から動作点40に移動す
る。動作点36から動作点40への移動によって生じる
電荷の量は、Nで示され、これは、切り換えられた電荷
である。波形図38Cの第1の負のパルスの前縁もま
た、Nとラベル付けされる。いったん、負のNのパルス
が除去されると、動作点は、ヒステリシス・ループ30
に沿って、動作点40から動作点32に戻る。動作点4
0から動作点32への移動によって生じる電荷量は、N
a(Nの後(after)の意味)で示される。
【0008】図5のヒステリシス・ループ図28Dは、
ヒステリシス・ループ30と当初の動作点32とを含
む。強誘電性コンデンサの動作点は、第2の負の電圧パ
ルスの印加の際に、動作点32から動作点40に移動す
る。動作点32から動作点40への移動によって生じる
電荷の量は、Dで示され、これは、線形電荷である。波
形図38Dの第2の負のパルスの前縁もまた、Dとラベ
ル付けされる。いったん、負のDのパルスが除去される
と、動作点は、ヒステリシス・ループ30に沿って、動
作点40から動作点32に戻る。動作点40から動作点
32への移動によって生じる電荷量は、Da(Dの後
(after)の意味)で示さ、D及びNaの電荷成分
にほぼ等しい。
【0009】再び図6を参照すると、強誘電性物質又は
コンデンサは、ヒステリシス・ループ30の動作点3
4、40において、「完全に飽和」しているといわれ
る。飽和点における対応する外部的に印加された電圧
は、飽和電圧を表すVsat として定義される。飽和電圧
を超えて外部電圧を印加すると、その結果として、ヒス
テリシス・ループ33A、33Bの拡張が生じ、そこで
は、印加された電圧に応答して切り換わる強誘電性の
「領域」はますます少なくなる。「部分的に飽和した」
強誘電性物質又はコンデンサは、飽和電圧よりも小さい
外部的に印加された電圧に応答して生じるサブループ3
5として示されている。完全な飽和と部分的な飽和との
判別を認識する他の方法は、部分的に飽和した強誘電性
物質はサブループの上に重なるが、他方で、完全に飽和
した強誘電性物質は図6に示されているようなヒステリ
シス・ループ30などの完全に拡張されたヒステリシス
・ループ上に重なる。強誘電性コンデンサに用いられる
典型的な強誘電性の誘電性物質は、鉛ジルコン酸塩チタ
ン酸塩(PZT)である。PZTの物質が用いられてい
る場合には、飽和電圧Vsat は、約5ボルト(V)であ
る。完全な飽和のためには、約6から7ボルト(V)の
外部的に印加された電圧パルスが用いられる。これによ
って、この物質における仮想的にすべての強誘電性の領
域が切り換わり、動作点はヒステリシス・ループ30の
セクション33Aと33Bとに沿った位置にあることが
保証される。電圧が飽和電圧よりも低いサブループうえ
での動作である部分的な飽和のためには、約4ボルト
(V)の電圧パルスが用いられる。4ボルトのパルスに
よって、強誘電性物質が完全には飽和されていない間
に、従来型のメモリ感知回路によって検出されるのに十
分な量の電荷が生じる。
【0010】次に図7を参照すると、波形図が、図1の
2T−2C型強誘電性メモリ・セル10の読出し及び復
旧動作に関連する、ワード線(WL)、プレート線(P
L)、及び合成されたビット/反転ビット線(BIT及
び/BIT)の波形を示している。時刻t1では、すべ
ての3つの信号は、論理0、又は、グランド電位にあ
る。t2では、WL信号は、通常は5ボルトの論理1の
電位に付勢される。WL信号が論理1にあると、アクセ
ス・トランジスタ12、14のゲート電極が付勢される
が、PL、Bit、及び/Bit信号が論理0にあるの
で、トランジスタには電流は流れない。t3では、PL
信号が付勢され、電荷がビット及び反転ビット線24、
26の上に放出される。電荷成分は、電荷成分P、Uに
対応するレベル44、46として、ビット線の波形にお
いて示されている。t4では、PLパルスが除去され、
ビット線の電荷が修正される。Pの電荷成分44は、P
aの電荷成分の減算によって修正され、レベル45とし
てビット線波形に示された(P−Pa)に等しい電荷が
残る。Uの電荷成分46もまた、Uaの電荷成分の減算
によって修正され、レベル47としてビット線波形に示
された非常に小さい電荷が残る。電荷レベル45、47
は、一度確立されると、従来の態様で感知され、完全な
論理レベル(t4とt5との間の破線)に変換される。
t5において、完全な論理レベルが確立される。図7で
は、ビット線は、通常は5ボルトである論理1レベルに
あるものとして示され、反転ビット線は、通常はグラン
ド電位である論理0レベルにあるように示されている。
t6において、PL信号は、再び論理1にパルス化され
て、強誘電性メモリ・セル10における当初の状態を復
旧する。t7では、PL信号は論理0レベルに戻り、t
8において、WL信号が論理0状態に戻る。強誘電性メ
モリ・セル10は、この時点で、t1において存在した
静止状態(quiescent state)に戻って
おり、別の読出し及び復旧サイクルの準備ができてい
る。図7を参照しながら例示した、読出し/感知/復旧
の動作は、従来技術においては、「アップ・ダウン」感
知方法として知られているが、この理由は、ビット線電
荷が感知され完全な論理レベルに変換される前に、プレ
ート線が、アップに変位され、ダウンに戻されなければ
ならないからである。
【0011】図7において示したのと同じワード線及び
プレート線信号は、書込動作に対しても用いることがで
きる。唯一の差異は、感知動作に先立って、ビット線2
4、26が書き込まれる、すなわち、図7に示したレベ
ル45、47と同じ又はそれらと反対であるデータ状態
を受け取ることを強制される点である。新たなビット線
電荷レベルは、通常は、再び、完全な論理レベルに分解
される。正確なWL及びPL波形は、図7に示されてい
る。
【0012】メモリ・セル10が読み出される、復旧さ
れる、又は書き込まれるのにかかわらず、従来技術にお
いては、第1及び第2のプレート線が約5ボルトの同じ
電圧の大きさであることが重要である。第1のパルス
は、メモリ・セル10のデータ状態を読み出すのに用い
られ、約5ボルトであるパルス化された電圧を有してい
る。第2のプレート線パルスは、当初に読み出されたデ
ータ状態を復旧するか、又は新たなデータ状態をメモリ
・セル10に書き込むか、のどちらかに用いられる。い
ずれの場合にも、従来技術においては、第2のパルスも
また、約5ボルトのパルス化された電圧を有する。
【0013】
【発明が解決すべき課題】図1から図7を参照して以上
で説明した読出し、復旧、及び書込みの動作は、強誘電
性メモリ・セル10を、それが不揮発性メモリ・セルと
して機能するように、適切に動作させる。しかし、長時
間に亘って動作される場合には、メモリ・セル10は、
結果的に、データを保持する能力を失ってしまう。強誘
電性コンデンサ16、18における強誘電性の誘電性物
質内の可動イオンからの補償(compensatio
n)などの種々のメカニズムが、データ保持の不足に対
して少なくとも部分的に責任を有するものとして考えら
れる。
【0014】望まれるのは、それによればデータ保持性
能が上述した現時点での従来技術型の方法をもって可能
である時点を超えて更に拡張し得るような、メモリ・セ
ル10の別の動作方法である。
【0015】従って、本発明の主な目的は、強誘電性メ
モリのデータ保持性能を向上させることである。
【0016】本発明の別の目的は、強誘電性メモリの耐
用年数を延長させることである。
【0017】本発明の別の目的は、強誘電性メモリの歩
留りを向上させることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、有極の
(polarized=分極された)強誘電性コンデン
サを含む不揮発性の強誘電性メモリ・セルの動作方法
は、強誘電性コンデンサの第1の分極状態を、この強誘
電性コンデンサを完全に飽和させるには十分ではないが
この第1の分極状態に対応する検出可能な量の電荷を放
出するには十分な電圧で、読み出して復旧するステップ
を含む。強誘電性コンデンサに第2の分極状態を書き込
むのは、強誘電性コンデンサを完全に飽和させるのに十
分な電圧においてである。
【0019】この方法は、1トランジスタ1コンデンサ
(1T−1C)型の強誘電性メモリ・セルでも、2トラ
ンジスタ2コンデンサ(2T−2C)型の強誘電性メモ
リ・セルでも、どちらにおいても実現し得る。読出し及
び復旧の動作の間は、メモリ・セルのプレート線には、
PZT強誘電性物質が用いられる場合には例えば4ボル
ト程度の、共に通常の5ボルトの論理パルスよりも低い
電圧を有する第1及び第2の電圧パルスが与えられる。
書込動作の間には、メモリ・セルのプレート線には、P
ZT強誘電性物質が用いられる場合には例えば6から7
ボルト程度の、通常の5ボルトの論理パルスよりも高い
電圧を有する電圧のパルスが与えられる。低い電圧と高
い電圧とのプレート線パルスが、強誘電性メモリ・セル
の保持能力を維持する。
【0020】通常の強誘電性メモリ・アーキテクチャを
修正して、他のタイミング回路に加えてプレート線及び
ワード線ドライバ回路と組み合わされた電荷ポンプ/電
圧レギュレータ回路を含むようにし、要求されるグラン
ド、低い、及び高い電圧を、ワード及びプレート線に選
択的に印加する。
【0021】
【発明の効果】本発明の効果は、強誘電性メモリ集積回
路のダイの大きさをそれほど増加させずにこの改善され
た方法を実現し得る点である。
【0022】本発明の以上で挙げた及びそれ以外の目
的、特徴、及び効果は、図面を参照して以下で説明する
本発明の好適実施例から更に容易に明らかになるだろ
う。
【0023】
【実施例】図8及び図9を参照すると、2組の波形図の
それぞれが、ワード線(WL)、プレート線(PL)、
及び、組み合わされた(合成された)ビット/反転ビッ
ト線(BIT及び/BIT)の波形を含み、更に、読出
し及び書込みの動作に付随する場合(図8)と、図1の
2T−2C型強誘電性メモリ・セル10の読出及び書込
動作に付随する場合(図9)との「電荷ポンプ電圧」の
波形を含む。電荷ポンプ電圧は、プレート線パルスとワ
ード線パルスとの電圧レベルを間接的に制御するが、こ
れに関しては、以下で、図10、図11、及び図12と
の関係で更に詳細に説明する。
【0024】図8を参照すると、t1においては、W
L、PL、及びビット線信号は、論理0又はグランド電
位にある。更に、電荷ポンプ電圧は約4ボルトであり、
すなわち、通常の5ボルトの電源よりも1ボルト低い。
t2においては、WL信号が論理1の電位に付勢される
が、4ボルトの電荷ポンプ電圧レベルである。4ボルト
のWL信号は、依然として、アクセス・トランジスタ1
2、14のゲート電極を付勢するのに十分であり、t2
では電流は流れない。t3では、PL信号が4ボルトの
パルスを用いて付勢されるが、電荷は、再び、ビット及
び反転ビット線24、26上に放出される。ビット線波
形では電荷成分は、レベル48、50として示されてお
り、これは、わずかに減少した電荷成分P及びUに対応
する。これらの電荷成分は、4ボルトのプレート線パル
スは強誘電性コンデンサ16、18のヒステリシス・ル
ープ30を完全に飽和させるには不十分であるために、
わずかに減少している。t4においては、PLパルスは
除去され、ビット線電荷は従来技術での方式におけるよ
うに修正されるが、4ボルトのプレート線パルスに対応
する減少したレベルからである。修正された電荷レベル
49、51は、いったん確立されると、従来の態様でも
依然として感知でき完全な論理レベル(t4とt5との
間の破線)に変換し得る十分な大きさを有する。t5で
は、グランド及び4ボルトから、完全な論理レベルが確
立されている。t6では、電荷ポンプ電圧波形が6ボル
トのレベルにステップ・アップし、これが次に、ビット
線上の論理レベル電圧を6ボルト及びグランドにブース
トし、また、WL信号を6ボルトにブーストする。t7
では、PL信号は再び論理1に、しかし今回は6ボルト
のレベルに、パルス化され、メモリ・セルのコンデンサ
16、18を完全に飽和させることによって、所望のデ
ータ状態を強誘電性メモリ・セル10に書き込む。t8
で、PL信号が論理0の状態に戻り、t9で、WL信号
が論理0の状態に戻る。t10では、電荷ポンプ電圧
は、当初の4ボルトの値に戻る。強誘電性メモリ・セル
10は、この時点で、t1において存在したのと同じ静
止状態に戻り、別の読出し及び書込みのサイクルの準備
ができている。
【0025】図8に関して説明した改善された読出及び
書込動作は、メモリ・セル10の保持特性を向上させる
ことが経験的に示されている。保持の改善は、以下で、
図13を参照して説明する。
【0026】図9には、読出し及び復旧の動作が示され
ており、ここでは、強誘電性コンデンサ16、18は完
全には飽和されていない。動作は、t4までは、図8の
読出及び書込動作と同じに進行する。また、ビット線の
上にデータが強制されることはなく、存在している唯一
の電荷は、t1からt4における読出動作の結果として
生じる電荷成分49、51である。t5では、完全な論
理レベルが、グランド及び4ボルトで、再び確立され
る。しかし、この動作の間の電荷ポンプ電圧の波形は、
4ボルトのレベルに留まる。t6では、PL信号は、再
び、論理1しかし4ボルトのレベルにパルス化され、メ
モリ・セルのコンデンサ16、18を部分的に飽和させ
ることによって、強誘電性メモリ・セル10における既
存のデータ状態を復旧する。t7では、PL信号は論理
0状態に戻り、t8では、WL信号が論理0状態に戻
る。t9において、ビット線はリセットされ、強誘電性
メモリ・セル10はt1において存在していたのと同じ
静止状態に戻り、別の読出し及び復旧のサイクルの準備
ができている。
【0027】図8及び図9においては、示されたサイク
ルの全体時間は、約250ナノ秒であり、図8の書込み
パルスと図9の復旧パルスとは、約20ナノ秒のパルス
幅を有している。当初の読出しパルスのパルス幅は、書
込み及び復旧パルスとほぼ同じである。
【0028】本発明による方法を実行することのできる
強誘電性メモリの集積回路のアーキテクチャ56が、図
10に示されている。図10のブロック図に示されてい
る機能ブロックのほとんどは、DRAM及び強誘電性メ
モリの設計にとって通常のものであり、相違点は、電荷
ポンプ/レギュレータのブロック68であり、これにつ
いて以下で更に詳細に説明する。
【0029】エッジ検出/制御ラッチのブロック66
は、チップ・イネーブル(CE)、書込みイネーブル
(WE)、及び出力イネーブル(OE)入力における有
効な変位(変化、トランジション)を検出し判断するの
に用いられる。信号は、論理1から論理0のレベルに変
化し、約15ナノ秒の間論理0に保持されるときには有
効である。制御ラッチは、有効な信号を捕捉し、それら
を機能サイクルが完了するまで保持する。アドレス・ラ
ッチのブロック58は、チップ・イネーブル信号が有効
であると検出されるときに、アドレスを捕捉して保持す
る。アドレス・ラッチのブロック58は、アドレス・バ
スA0−AX上のアドレスを受け取る。ラッチ出力アド
レス(AL)は、ラッチ・ブロック58の出力に保持さ
れる。コラム/ロー・デコーダ60は、ラッチされたア
ドレスALを受け取り、メモリ・アレーにおける適切な
コラムを、機能サイクルの開始の時点で捕捉されるアド
レスの中から選択する。コラム復号信号(COLDE
C)が、ロー及びコラムに配列された強誘電性メモリ・
セルのアレー62に与えられる。ロー・デコーダ部分
は、サイクルの開始時点で捕捉されるアドレスから、メ
モリ・アレー62にアクセスする適切なワード線及びプ
レート線を選択する。ロー・デコーダ部分は、ロー復号
信号(ROWDEC)を発生する。クロック・タイマ6
3のブロックは、有効な読出し/復旧又は読出し/書込
みサイクルの開始時点においてチップ・イネーブル・ラ
ッチ信号(CEL)のイニシエーションによって制御さ
れる。クロック・タイマ・ブロック63は、ワード線及
びプレート線ドライバへの適切なパルス・シーケンスを
発生する。ワード線/プレート線ドライバ・ブロック6
4は、更に、ROWDEC信号によって制御され、強誘
電性メモリ・セルの選択されたローに、適切なワード線
(WL)及びプレート線(PL)信号を与える。
【0030】電荷ポンプ/レギュレータ68は、センス
増幅器のブロック72を介して、ブロック64のワード
線ドライバ及びプレート線ドライバと、メモリ・アレー
62のビット線とに、2重の値の供給電圧VCPを供給
する。強誘電性メモリの集積回路によって受け取られた
外部Vcc電源は、通常は、5ボルトである。Vcc電源電
圧は、任意の機能サイクルの開始時点と終了時点とで
は、約4ボルトにステップ・ダウンして、内部電荷ポン
プ電圧(Vcp)によって適切な回路に供給される。機
能が読出しである場合には、書込み検出信号(WD)が
ローに留まり、Vcpのレベルは、4ボルトに留まる。
機能が書込みである場合には、制御論理ブロック70が
WD信号を論理1に設定し、電荷ポンプ/レギュレータ
68を付勢する。電荷ポンプ/レギュレータ68は、V
cp信号を約6.5ボルトにステップ・アップし、その
レベルを書込みパルス・シーケンスが完了するまで保持
する。WD信号は、制御論理ブロック70によって放出
され、Vcp信号は、約4ボルトまでステップ・バック
する。
【0031】I/Oバッファ74は、データのメモリへ
の書込みとメモリからの読出しとを駆動する。I/Oバ
ッファ74は、信号OELによって、制御ラッチ66の
状態により制御される。読出動作の間は、I/Oバッフ
ァ74は、センス増幅器72を介してアレー62からデ
ータ(OUTDAT)を受け取るモードに置かれる。書
込みの間には、I/Oバッファ74は、I/Oパッドか
らデータを受け取るモードに置かれ、このデータ(IN
DAT)をセンス増幅器72を介してアレー62まで送
る。センス増幅器72は、メモリ・アレー62のビット
線から相補的なデータを受け取る。1つのセンス増幅器
が、それぞれの差動的なビット線の上の2つのレベルを
比較して、個別の強誘電性メモリ・セルの状態を判断す
る。それぞれの個別のメモリ・セルの状態は、読み出さ
れた後で復旧される。読出動作の間には、データは、セ
ンス増幅器72からI/Oバッファ74に、OUTDA
T信号によって転送される。書込みモードでは、I/O
バッファ74からのデータが、INDAT信号を用い
て、センス増幅器72をオーバードライブする。センス
増幅器72は、書込みタイミング・シーケンスを用い
て、ビット線の上のデータを強制的にセルの中に記憶さ
せる。
【0032】電荷ポンプ/レギュレータ68は、選択可
能な電源電圧Vcpをワード及びプレート線ドライバ6
4に供給する手段である。電荷ポンプ/レギュレータの
ブロック68は、図11及び図12において、更に詳細
に示されている。図11では、電荷ポンプ/レギュレー
タ68Aは、電荷ポンプ78と電圧レギュレータ76と
の組合せである。電圧レギュレータ76は、Vccの5ボ
ルトの電源電圧を受け取る入力と、規制(レギュレー
ト)された4ボルトの出力電圧を導体77Aの上に発生
する出力と、を有する。電荷ポンプ78は、Vccの5ボ
ルトの電源にやはり結合された入力と、6から7ボルト
の間のブーストされた電圧を導体79の上に発生する出
力と、を有する。マルチプレクサ80は、電圧レギュレ
ータ76と電荷ポンプ78との出力に結合された第1及
び第2の入力と、ノード75においてWD制御信号を受
け取る第3の制御入力と、選択可能なVcp電源電圧を
ノード81で供給する出力と、を有する。
【0033】Vcp電源電圧を供給する別の手段68D
が図12に示されている。ある場合には、Vcc電源電圧
が、集積回路の強誘電性メモリ・アレーにおける強誘電
性コンデンサを単に部分的に飽和させるのに十分な程度
に低い場合には、電圧レギュレータ76は、削除するこ
とができる。例えば、集積回路は、3.3ボルトの電源
電圧を有することもある。この3.3ボルトの電源電圧
は、電圧レギュレータ76を介する必要なしに、導体7
7B上のマルチプレクサ80に直接に与えることもでき
る。ノード81における結果的な二重のレベルのVcp
出力電圧は、3.3ボルトと6ボルトとの電圧レベルを
有する。この組合せの電圧を用いるためには、用いられ
る強誘電性物質は、3.3ボルトで部分的に飽和され、
従来式に感知される十分な電荷を発生なければならな
い。
【0034】図13は、読出しと書込み電圧との選択さ
れた組合せに対する、強誘電性メモリ集積回路の歩留り
と、時間とを両軸にとったグラフ88である。図解され
ている歩留りは、一義的には、保持性能によって、影響
される。5つの異なる読出し/書込み電圧の組合せが用
いられ、結果的なデータ点(文字)とグラフのトレース
(破線と実線)とが、次の数値に従ってプロットされて
いる。すなわち、左から右に向かって、トレース番号、
データ文字、書込み電圧、読出し電圧の順に並べると、
次の表の数値に従って、図13のグラフ88は作成され
ている。
【0035】
【表1】 89 A 4.0ボルト 4.0ボルト 90 B 4.0ボルト 6.0ボルト 91 C 6.0ボルト 4.0ボルト 92 D 6.0ボルト 6.0ボルト 93 E 5.0ボルト 5.0ボルト 集積回路の強誘電性メモリは、最初に所定のデータ・パ
ターンを用いてパラメータ的にテストされプログラムさ
れた後で、グラフ88上に特定された時間周期の間だ
け、150℃の加速ベーク温度で保持される。150℃
における10時間の加速時間(最初のデータ点)は、7
0℃での約4年又は55℃での25年に相当する。次
に、メモリは第1のデータ点でテストされ、当初の記憶
されたパターンが保持されているかどうかを判断する。
4ボルトの読出しパルスと6ボルトの書込みパルスで
は、第1のデータ点での歩留りは、約83%であり、こ
れは、用いられた書込み/読出し電圧の中で最高であ
る。歩留り(これは、正確な集積回路の数を試験を行っ
た全体のダイの数で除した値)は、35時間、約60時
間、約107時間での3回のデータ点においてその後記
録された。4ボルトの読出し/6ボルトの書込みパルス
の組合せが、残りのすべてのデータ点でも最良の歩留り
を示した。
【0036】以上で、本発明の原理をその好適実施例に
おいて説明し図解したが、当業者であれば理解するよう
に、本発明は、この原理から離れずに、この構成及び詳
細を修正することが可能である。例えば、他の強誘電性
物質である、ランタンをドープしたPZT(PLZT)
やビスマス・チタネートなどを用いることもできる。そ
の場合には、Vcpの対応する低い及び高い電圧の値
は、それぞれの強誘電性物質の飽和電圧に従って修正さ
れる。よって、あらゆる修正及び改変は冒頭の特許請求
の範囲の精神と範囲の中に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】別個のワード線、プレート線、及びビット線を
含む、従来技術の2T−2C型強誘電性メモリ・セルの
回路図である。
【図2】強誘電性コンデンサの電気的性能を図解するヒ
ステリシス・ループ図とそれに対応する波形タイミング
図である。
【図3】強誘電性コンデンサの電気的性能を図解するヒ
ステリシス・ループ図とそれに対応する波形タイミング
図である。
【図4】強誘電性コンデンサの電気的性能を図解するヒ
ステリシス・ループ図とそれに対応する波形タイミング
図である。
【図5】強誘電性コンデンサの電気的性能を図解するヒ
ステリシス・ループ図とそれに対応する波形タイミング
図である。
【図6】強誘電性物質の飽和電圧を定義するヒステリシ
ス・ループ及びサブ・ループの図である。
【図7】強誘電性メモリ・セルを読み出し、感知し、復
旧する従来技術の「アップ・ダウン」法を図解するタイ
ミング図である。
【図8】本発明によって強誘電性メモリ・セルの読出し
及び書込みを行う方法を図解するタイミング図である。
【図9】本発明によって強誘電性メモリ・セルの読出し
及び復旧を行う方法を図解するタイミング図である。
【図10】本発明の方法を実行するように修正された強
誘電性メモリ・アーキテクチャのブロック図である。
【図11】本発明の方法で要求されるように低電圧及び
高電圧を発生することができる図10に示された電荷ポ
ンプ・ブロックの実施例の回路/ブロック図である。
【図12】本発明の方法で要求されるように低電圧及び
高電圧を発生することができる図10に示された電荷ポ
ンプ・ブロックのもう一つの実施例の回路/ブロック図
である。
【図13】読出し及び書込み電圧の選択された組合せに
対する、強誘電性メモリ集積回路の歩留りと時間とを両
軸にとったグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 マノーク・ゴラビ アメリカ合衆国コロラド州80917,コロ ラド・スプリングズ,バンク・ハウス・ レーン 5080 (56)参考文献 特開 平8−55966(JP,A) 特開 平6−77434(JP,A) 特開 平6−282982(JP,A) 特開 平8−138370(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/22 G11C 11/401 - 11/4099 WPI(DIALOG)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有極強誘電性コンデンサを含む不揮発性
    強誘電性メモリ・セルを動作させる方法において、 読出動作の間には、前記強誘電性コンデンサを完全には
    飽和させるには十分でないが第1の分極状態に対応する
    検出可能な量の電荷を放出するのには十分な電圧におい
    て、前記強誘電性コンデンサの前記第1の分極状態を読
    み出し復旧するステップと、 書込動作の間は、前記強誘電性コンデンサを完全に飽和
    させるのに十分な電圧において、前記強誘電性コンデン
    サに第2の分極状態を書き込むステップと、 を含み、 前記読出し及び復旧のステップは、 前記強誘電性コンデンサに亘って第1の電圧パルスを印
    加するステップと、 前記強誘電性コンデンサ上の電荷を感知するステップ
    と、 前記強誘電性コンデンサに亘って第2の電圧パルスを印
    加するステップと、 を含んでおり、前記第1及び第2の電圧パルスは、前記
    強誘電性コンデンサを完全に飽和させるには不十分な大
    きさであることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記書込
    みのステップは、前記強誘電性コンデンサを完全に飽和
    させるのに十分な電圧パルスを前記強誘電性コンデンサ
    に亘って印加するステップを含むことを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項3】 1対の有極強誘電性コンデンサ、差動ビ
    ット線、ワード線、及びプレート線を含む不揮発性の強
    誘電性メモリ・セルを動作させる方法において、 読出動作においては、 前記強誘電性コンデンサを完全に飽和させるには十分で
    ないが検出可能な量の電荷を第1のデータ状態に対応す
    る前記差動ビット線上に放出するには十分な第1の電圧
    パルスを前記プレート線に与えるステップと、 前記差動ビット線上の前記電荷を除去するステップと、 前記強誘電性コンデンサを完全に飽和させるには十分で
    ないが前記第1のデータ状態を復旧するには十分である
    第2の電圧パルスを前記プレート線に与えるステップ
    と、を含み、 書込動作においては、 前記強誘電性コンデンサを完全に飽和させるには十分で
    ない第1の電圧パルスを前記プレート線に与えるステッ
    プと、 所望の第2のデータ状態に対応する前記差動ビット線上
    に電荷を強制するステップと、 前記差動ビット線上の電荷を除去するステップと、 前記強誘電性コンデンサを完全に飽和させるのに十分な
    第2の電圧パルスを前記プレート線に与えて前記第2の
    データ状態を確立するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、前記強誘
    電性コンデンサを完全に飽和させるには十分でない電圧
    で実行された前記パルスを与えるステップのそれぞれ
    は、約4ボルトの電圧を用いて前記プレート線にパルス
    を与えるステップを含むことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の方法において、前記強誘
    電性コンデンサを完全に飽和させるに十分な電圧で実行
    されたステップは、約6から7ボルトの電圧を用いて前
    記プレート線にパルスを与えるステップを含むことを特
    徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の方法において、第1の低
    電圧部分と第2のそれよりも高い高電圧部分とを有する
    電圧パルスを、前記書込動作の間に、前記ワード線に与
    えることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の方法において、前記第1
    の低電圧部分は、前記第1のプレート線電圧パルスの間
    に生じ、前記第2のより高電圧部分は、前記第2のプレ
    ート線電圧パルスの間に生じることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の方法において、前記書込
    動作中に4ボルト部分と6ボルト部分とを有する電圧パ
    ルスを前記ワード線に与えるステップを更に含むことを
    特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の方法において、 前記読出動作の間の前記除去ステップは、前記差動ビッ
    ト線の電荷を第1の低電圧の差動論理信号に変換するス
    テップを含み、 前記書込動作の間の前記除去ステップは、前記差動ビッ
    ト線の電荷を第2のより高電圧の差動論理信号に変換す
    るステップを含むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、前記読
    出動作の間の前記除去ステップは、前記差動ビット線の
    電荷を4ボルトの差動論理信号に変換するステップを含
    むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の方法において、前記書
    込動作の間の前記除去ステップは、前記差動ビット線の
    電荷を6から7ボルトの差動論理信号に変換するステッ
    プを含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 強誘電性メモリにおいて、 ワード線とプレート線とビット線とを含む強誘電性メモ
    リ・セルと、 グランド電圧と第1の低電圧と第2の高電圧とを、前記
    ワード及びプレート線に選択的に印加する手段と、 を備えており、グランド電圧と第1の低電圧と第2の高
    電圧とを前記ワード及びプレート線に選択的に印加する
    前記手段は、 低電圧パルスか、又は、第1の低電圧部分と第2の高電
    圧部分とを有するパルスか、のどちらかを前記ワード線
    に選択的に供給する手段と、 第1及び第2の低電圧パルスか、又は、第1の低電圧パ
    ルスと第2の高電圧パルスとか、のどちらかを前記プレ
    ート線に選択的に供給する手段と、 を含むことを特徴とする強誘電性メモリ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の強誘電性メモリにお
    いて、前記第1の低電圧は約4ボルト(V)であり、前
    記第2の高電圧は約6から7ボルト(V)であることを
    特徴とする強誘電性メモリ。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の強誘電性メモリにお
    いて、グランド電圧と第1の低電圧と第2の高電圧とを
    前記ワード及びプレート線に選択的に印加する前記手段
    は、 前記ワード線に結合されたワード線ドライバと、 前記プレート線に結合されたプレート線ドライバと、 選択可能な電源電圧を前記ワード線ドライバと前記プレ
    ート線ドライバとに供給する手段と、 を備えることを特徴とする強誘電性メモリ。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の強誘電性メモリにお
    いて、選択可能な電源電圧を前記ワード線ドライバと前
    記プレート線ドライバとに供給する前記手段は、電荷ポ
    ンプと電圧レギュレータとの組合せを含むことを特徴と
    する強誘電性メモリ。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の強誘電性メモリにお
    いて、選択可能な電源電圧を前記ワード線ドライバと前
    記プレート線ドライバとに供給する前記手段は、 電源電圧を受け取る入力と出力とを有する電圧レギュレ
    ータと、 電源電圧を受け取る入力と出力とを有する電荷ポンプ
    と、 前記電圧レギュレータの出力と前記電荷ポンプの出力と
    に結合された第1及び第2の入力と、制御信号を受け取
    る第3の入力と、前記選択可能な電源電圧を供給する出
    力と、を有するマルチプレクサと、 を備えることを特徴とする強誘電性メモリ。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の強誘電性メモリにお
    いて、選択可能な電源電圧を前記ワード線ドライバと前
    記プレート線ドライバとに供給する前記手段は、 電源電圧を受け取る入力と出力とを有する電荷ポンプ
    と、 前記電源電圧と前記電荷ポンプの出力とを受け取る第1
    及び第2の入力と、制御信号を受け取る第3の入力と、
    前記選択可能な電源電圧を供給する出力と、を有するマ
    ルチプレクサと、 を備えることを特徴とする強誘電性メモリ。
  18. 【請求項18】 請求項12記載の強誘電性メモリにお
    いて、前記メモリ・セルは、ローとコラムとに配列され
    たセルのアレーの一部であることを特徴とする強誘電性
    メモリ。
JP07659496A 1995-03-29 1996-03-29 読出電圧と書込電圧とが異なる強誘電性メモリ感知方法 Expired - Fee Related JP3200009B2 (ja)

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