JP3198736B2 - ボビン把持装置およびボビンホルダ - Google Patents

ボビン把持装置およびボビンホルダ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速巻取りに供される
糸条巻取機のボビンホルダの改良に関し、詳しくは外径
が小径化されたボビンホルダ、およびボビンの把持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、合成繊維製造業界では、生産性向
上を目的に合成繊維製造プロセスの高速化が進み、糸条
速度が6000〜7000m/minもの高速化に対応
でき、かつ、ボビンコストの軽減が望める小径のボビン
ホルダ出現の要求が強くなっている。このような高速巻
取りに供されるボビンホルダとしては、多数のパッケー
ジをその軸方向で巻き取るためその軸方向長さを長尺化
すると共に、巻取回転数は、2次危険速度を越え3次危
険速度以下の広い回転領域で使用するというのが主流と
なっている。
【0003】しかし、プロセス速度が決まれば高速回転
体であるボビンホルダの危険速度の関係から、ボビンホ
ルダの形状、特にその外径と長さがほぼ決まり、必然的
に使用するボビン径と長さも決まってしまうことが常で
あって、ボビンホルダの小径化という面では要求に十分
に応えられていなかった。
【0004】このような従来のボビン把持装置およびボ
ビンホルダとしては、例えば特開平2−225268号
公報、特開平4−159969号公報に開示されたもの
が知られており、ボビンホルダの一般的な構成は図5に
示す通りである。
【0005】すなわち、従来のボビンホルダ10は、モ
ータ11の駆動軸12にカップリング13を介して直結
されたボビンホルダ軸14の左端部に固定されたもの
で、回転円筒15、この回転円筒の外周に挿入された複
数(図では4個)の弾性リング16a〜d、この弾性リ
ングを位置決めする円筒スペーサ17a、各弾性リング
16a〜dを図の右方向に押圧せしめる前蓋17、この
前蓋に上記方向への押圧力を付与する皿バネ18および
ピストン19から成る押圧機構20とで構成されたもの
で、上記駆動軸12とボビンホルダ軸14には、連通す
る圧空の供給孔12a、14aが設けられており、上記
弾性リング16a〜dは、図6に示すようにゴムリング
21の両側面に鋼製リング22を接着して一体化させた
ものである。そして、上記ボビンホルダ10は、ボビン
23を把持する場合、皿バネ18の押圧力(拡開力)に
より前蓋17を図の右方向に移動させ、各弾性リング1
6a〜dを両側面から圧縮し、半径方向に膨脹させてボ
ビンを把持するものであり、一方、ボビン23の把持を
解除(リリース)する場合は、図示しない圧空源から圧
空を供給孔12a、14aから供給してピストン19を
皿バネ18の押圧力に逆らって図の左方向に駆動させ、
同時に前蓋17を図の左方向に移動させてリリースする
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のボビンホルダ10は、以下に述べる種々の問題があ
った。
【0007】 まず、最も大きな問題は、上記したよ
うにこのボビンホルダ10は、ボビン23の小径化に対
応できないことである。
【0008】ここで、糸条の高速巻取りを実現するに
は、巻取機のボビンホルダ10の径化が必須であるこ
とを理論式を引用して説明する。
【0009】すなわち、ボビンホルダ10の仕様決定に
最も大きく影響する要素部材は、回転円筒15であり、
その危険速度Nc、換言すれば固有振動数は、一般に次
の式1で表わされ、この値が大きいことがボビンホルダ
全体の回転数領域を高めることになる。
【0010】
【式1】 ここでEおよびρは、それぞれ縦弾性係数、比重で、回
転円筒15の構成材料によって決まる値で、鉄の場合は
一般にそれぞれ21000Kg/mm2 および7.85
であり、これらの値によって危険速度Ncを上げること
は余り期待できない。
【0011】L、IおよびAは、それぞれ回転円筒15
の長さ、断面2次モーメント、断面積であり、長さL
は、回転円筒15の危険速度を上げるため可能な限り短
く設計するが、把持するボビン23の全長によりおおむ
ね決まる値である例えば、長さが150mmのボビン
を8個把持する場合、回転円筒15の長さは必然的に
1160mm程度となる。さらに回転円筒15の危険速
度を上げるには、断面2次モーメントIを大きく、断面
積Aを小さくすることが必要である。断面2次モーメン
トIを大きくし、断面積Aを小さくするには、把持する
ボビン23の内径ぎりぎりまで回転円筒15の外径を上
げ、かつ、回転円筒15の筒厚さtを機械的強度ぎりぎ
りまで薄くすることが必要となるが、弾性リング16a
〜dの存在により一定の限度がある。
【0012】ここで考えられることは、各弾性リング1
6a〜dの半径方向の厚みTを極力薄くして回転円筒1
5の外径を上げることである。しかし、弾性リング16
a〜dの半径方向の厚みTを単純に薄くすると次の問題
がある。例えばボビン23を8個軸方向に把持する場
合、通常、弾性リング16a〜dは、各ボビンに2個づ
つ用い、全部で16個用いる。各ボビン23の把持は、
上記したように前蓋17からの押圧力により弾性リング
16a〜dの外径方向の変形で行えるが、ボビンのリリ
ースは、前蓋17の押圧力が解除されても、弾性リング
16a〜dの厚さを薄くしたことによってゴムリング2
1の復元力が小さくなり、前蓋23に近い1〜2個の弾
性リング16a、16bのゴムリング21は元の形に復
元するが、前蓋17から遠いモータ11近くに位置する
弾性リング16dはボビン内周面と回転円筒15の外周
面との摩擦力に打ち勝てないため増径したままとなっ
て、これがためボビンの抜き取り不良が生じる。
【0013】 また、従来のボビンホルダ10は、ボ
ビン23を抜き取る場合、ボビン内周面の一部が弾性リ
ング16a〜dや円筒スペーサ17aに接しているた
め、弾性リング16a〜dと円筒スペーサ17aに前蓋
17方向に移動させる摩擦力が作用する。しかし、ゴム
リング21の軸方向の反力が小さいため、先端に位置す
る弾性リング16a、16bが変形を起こしてボビンに
引っ掛かり、これがためボビン抜き取り不良というと
同様の問題が生じる。
【0014】 さらに、従来の弾性リング16a〜d
は、ボビン23を把持している間、常に軸方向の圧縮力
が働いているため、ゴムリング21がクリープ現象を起
こし、約5ヶ月の使用で圧縮力を除去しても原形に戻ら
ないという問題であり、これがため巻取機を停機し、ボ
ビンホルダを分解して弾性リングを交換しなければなら
ず、非常に稼働率が低いものであった。
【0015】本発明は、上記問題点を解消すべくなされ
たもので、その目的とするところは、弾性リングの半径
方向の厚みを極力薄くしてボビンホルダの危険速度を高
くすると共に、弾性リングのクリープ現象の問題をなく
して停機を不要とし、稼働率を向上することのできるボ
ビンホルダおよびボビン把持装置を提供することにあ
る。
【0016】上記目的を達成するため、本発明のボビン
把持装置は、円筒状のボビンとこのボビン挿入される
回転円筒との間隙に、リング状のバネ部材と、このバネ
部材の両側面にそれぞれ固定された剛体リングと、これ
ら剛体リング間であって、かつ、前記バネ部材の内外周
上に設けたゴム部材とからなる弾性リングを遊嵌せし
め、前記弾性リングの両側面から前記それぞれの剛体
ングを押圧せしめることにより前記バネ部材を半径方向
に増径せしめ、前記ゴム部材を前記ボビン内周面に密着
せしめて前記ボビンを把持することを特徴とする。
【0017】また、本発明のボビンホルダは、円筒状の
ボビン挿入される回転円筒と、この回転円筒の外周に
遊嵌され、前記回転円筒の軸方向の圧縮により増径し
前記ボビン内周面に密着して前記ボビンを把持する弾性
リングと、この弾性リングを軸方向に圧縮またはリリー
スする前蓋と、この前蓋を前記回転円筒の軸方向に進退
させる押圧機構とを設けたボビンホルダであって、前記
弾性リングは、リング状のバネ部材と、このバネ部材の
両側面にそれぞれ固定された剛体リングと、これら剛体
リング間であって、かつ、前記バネ部材の内外周上に設
けたゴム部材とからなることを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明のボビン把持装置およびボビンホルダ
は、一対の剛体リング間にバネ部材とゴム部材を介装し
た弾性リングの作用により、前蓋がボビンホルダ軸方向
に押圧されると、バネ部材が半径方向に増径し、ゴム部
材を同様に増径させてボビンの内周面に密着させ、ボビ
ンを強固に把持する。
【0019】一方、前蓋が弾性リングからリリースされ
ると、バネ部材自体の内径方向への反力により弾性リン
グが速やかに元の外径に復元される。これによりボビン
内周面と弾性リング間に隙間ができ、ボビン抜き取りが
容易に行える。また、バネ部材自体の速やかなる増径、
復元作用により、ゴム部材のクリープ現象が問題になら
なくなり、寿命が長く、稼働率の高いボビンホルダが得
られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。
【0021】図1は、本発明のボビンホルダ1の縦断面
図、図2は、本発明の特徴である図1の弾性リング3の
一部断面の要部部分図、図3は、図2のバネ部材30の
斜視図、図4は、図1の弾性リング3a〜d近傍の拡大
断面図である。
【0022】図1において、2本のボビン23を把持し
ているボビンホルダ1は、内部にボス部7を有する回転
円筒2と、この回転円筒の外周の長手方向に挿入された
複数(図では4個)の弾性リング3a〜dと、この弾性
リングの装着位置が上記ボビン23の両端部近傍となる
ように位置決めする円筒スペーサ4a〜4cと、左端の
弾性リング3aを図の右方向に押圧せしめる前蓋5と、
この前蓋5に図の右方向への押圧力を付与する皿バネ6
a、ピストン6bおよびOリング17から成る押圧機構
6とで構成されている。
【0023】ここで回転円筒2は、例えば、金属、合成
樹脂等で形成されており、そのボス部7が駆動軸8の一
端にナット8aで締結され、駆動軸8が環状サポート9
内に嵌合されている2個の軸受31により支承されるこ
とで回転自在に構成されている。また、駆動軸8の他端
は、カップリング33によってモータ11のモータ軸3
2と直結されており、モータ軸32がモータハウジング
34に嵌合されている2個の軸受35によって回転自在
に支承されていると共に、電機子36が固定されてい
る。また、モータハウジング34には、固定子37が設
けられており、上記電機子36とでボビンホルダ1に駆
動力または制動力を伝達せしめるようになっている。な
お、8aは、圧空供給孔であり、図示しない圧空供給源
からモータ軸32に圧空を供給することによりピストン
6bと前蓋5を図の左方向に駆動させ、ボビン23の把
持を解放させるためのものである。
【0024】弾性リング3a〜dは、図2に示すよう
に、バネ部材30の両側を例えば、圧入、接着等の固定
手段により、断面がL字状の一対の剛体リング38、3
8と固定し、その上下にゴム部材39、40を装着した
ものである。バネ部材30は、図3に示すように、外周
30aが全周に渡って半径方向に凸状に曲げてあり、さ
らに両側面から中心方向への圧縮力を受けた場合に外周
方向により膨み易いように複数のスリット30bが設け
られている。バネ部材30に要求される特性としては、
半径方向に膨み易い増径膨脹と復元性、および前蓋5に
よる頻繁な圧縮、解放作用に耐えられるだけの耐久性を
必要とするが、このような両特性を備えるには、その材
質を例えば、鉄板、不銹鋼板、プラスチック板、プラス
チック製成型バネ等とするのが好ましく、バネ鋼板を用
いるのがより好ましい。また、その厚みは、勿論極力薄
くするのが好ましい。なお、バネ部材30は、図2のよ
うな薄板状のものに限定されるわけではなく、例えばコ
イルバネなど、軸方向の反力が発生する部材を一対の剛
体リング38、38間の全周に、ゴム部材39、40を
挟持した状態で複数個配設しても良い。ゴム部材39、
40は、上記バネ部材30の半径方向への拡開によっ
て、ボビン23をその内周面で把持するためのもので、
その材質は、シリコンゴム、ウレタンゴムなどの合成ゴ
ムが好ましく、ニトリルゴムがより好ましい。弾性リン
グ3a〜dの内径は、ボビン把持を容易にするため、ボ
ビン23の内径よりも約0.5〜1mm程度、細径にす
るのが好ましい。
【0025】円筒スペーサ4a〜4cは、アルミニュー
ム製、あるいはプラスチック製の軽量部材のもので、そ
の外は、巻締まりなどを考慮して弾性リング3a〜d
と同様、把持するボビン23の内径よりも約0.5〜1
mm程度、細径にされている。次に、図1ないし図4に
りボビンの把持方法を説明する。
【0026】シリンダ6c内に充填されている圧空を図
示しない圧空排気バルブを開いて圧空供給孔8aから系
外に排気させると、皿バネ6aの図の右方向への押圧力
によりピストン6bが移動し、同時に前蓋5が左端の弾
性リング3aを図の右方向に押圧する。すると各弾性リ
ング3a〜dは、円筒スペーサ4a〜4cによってその
両側面が押圧されて剛体リング38、38間の間隔が狭
くなり、バネ部材30を全周に渡ってその半径方向に増
径膨脹させてゴム部材39をボビン23方向に押し出
す。ゴム材39の外周面とボビン23の内周面とが密着
し、ボビン23を回転円筒2に同芯状に強固に把持す
る。モータ11により駆動軸8を回転させると回転円筒
2がボビン23を把持したまま回転する。
【0027】また、図示しない圧空供給バルブを開いて
圧空を圧空供給孔8a、8bを経てシリンダ6c内に供
給すると、ピストン6bが皿バネ6aの押圧力に逆らっ
て図の左方向に移動し、ゴム部材39およびバネ部材3
0の形状が復元し、その外径が小さくなってボビン23
の把持がリリースされる。
【0028】図1ないし図4に示したボビンホルダ1に
おいて、弾性リング3a〜dの外径を93.2mmと
し、その幅を22mmとして、内径が94mmで長さが
150mmのボビン23を8本装着できる長さ1160
mmの回転円筒2により、ボビンホルダ1を構成したと
ころ、従来では回転円筒2の外径は、80mmであった
ものが、本実施例では弾性リング3a〜dの径方向厚み
が薄くなった分だけの88mmまで太径化することがで
きた。
【0029】そして、ボビン23を8本装着してモータ
11により回転させたところ、ボビンホルダの危険速度
は向上して17500rpmで回転することができ、巻
取速度であるボビン周速に換算して800m/min向
上した5500m/minもの高速での巻取りが可能と
なった。
【0030】このことは、従来のボビンホルダ10で
は、走行速度が5500m/minの糸条を巻取るため
に、回転円筒15とボビン23の外径を太くして対応し
ていたのであるが、本発明ではその必要がないことを意
味する。
【0031】また、図6の従来の弾性リング3a〜dで
は約5ヶ月も使用すると径方向に約1mm永久変形した
のであるが、本実施例の弾性リング3は、1年を経過し
ても取付時とほとんど変わらない寸法を維持し、巻取を
継続することができた。
【0032】
【発明の効果】本発明のボビン把持装置およびボビンホ
ルダは、円筒状のボビンとこのボビン挿入される回転
円筒との間に、リング状のバネ部材と、このバネ部材の
両側面にそれぞれ固定された剛体リングと、これら剛体
リング間であって、かつ、リング状のバネ部材の外周
上に設けたゴム部材とからなる弾性リングを遊嵌せしめ
たので、以下に述べる優れた効果を有する。
【0033】 弾性リングの復元力をゴム部材の厚さ
にだけに頼っていた従来の弾性リングと異なり、リング
状のバネ部材に因らしめるので、ボビンホルダの弾性リ
ングの半径方向厚みを極限まで薄くできる。これにより
ボビン内外径を従来通りとしたままで、回転円筒の太径
化、すなわち危険速度を高くすることが可能となり、ボ
ビンホルダの高速巻取が実現できる。
【0034】 弾性リングのゴム材のクリープ寿命が
問題にならなくなるため、弾性リングの交換周期が非常
に長くなり、巻取機の稼働率が向上する。
【0035】 ボビン径を太くしないので、巻取機以
降の搬送設備などの改造が不要であると共に、ボビン外
径を太くして危険速度を上げた場合に比べてボビンコス
トが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボビンホルダの一実施例の縦断面
図である。
【図2】図1の弾性リングの一部断面の要部部分図であ
る。
【図3】図2のバネ部材の斜視図である。
【図4】図1の弾性リング近傍の拡大断面図である。
【図5】従来のボビンホルダの縦断面図である。
【図6】図5のボビンホルダに用いられている弾性リン
グの要部断面図である。
【符号の説明】
1 ……ボビンホルダ 2 ……回転円筒 3a〜d……弾性リング 4a〜c……円筒スペーサ 5 ……前蓋 6a ……皿バネ 7 ……ボス部 8a、8b…圧空供給孔 11 ……モータ 39、40……ゴム部材 30 ……バネ部材 30a ……外周 30b ……スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 54/44 D01H 7/16 D01D 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のボビンとこのボビン挿入される
    回転円筒との間隙に、リング状のバネ部材と、このバネ
    部材の両側面にそれぞれ固定された剛体リングと、これ
    ら剛体リング間であって、かつ、前記バネ部材の内外周
    上に設けたゴム部材とからなる弾性リングを遊嵌せし
    め、前記弾性リングの両側面から前記それぞれの剛体
    ングを押圧せしめることにより前記バネ部材を半径方向
    に増径せしめ、前記ゴム部材を前記ボビン内周面に密着
    せしめて前記ボビンを把持することを特徴とするボビン
    把持装置
  2. 【請求項2】円筒状のボビン挿入される回転円筒と、
    この回転円筒の外周に遊嵌され、前記回転円筒の軸方向
    の圧縮により増径し、前記ボビン内周面に密着して前記
    ボビンを把持する弾性リングと、この弾性リングを軸方
    向に圧縮またはリリースする前蓋と、この前蓋を前記回
    転円筒の軸方向に進退させる押圧機構とを設けたボビン
    ホルダであって、前記弾性リングは、リング状のバネ部
    材と、このバネ部材の両側面にそれぞれ固定された剛体
    リングと、これら剛体リング間であって、かつ、前記バ
    ネ部材の内外周上に設けたゴム部材とからなることを特
    徴とするボビンホルダ。
JP17423393A 1993-07-14 1993-07-14 ボビン把持装置およびボビンホルダ Expired - Fee Related JP3198736B2 (ja)

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