JPH02225268A - 紡糸巻取機におけるボビンホルダ - Google Patents
紡糸巻取機におけるボビンホルダInfo
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- JPH02225268A JPH02225268A JP4467989A JP4467989A JPH02225268A JP H02225268 A JPH02225268 A JP H02225268A JP 4467989 A JP4467989 A JP 4467989A JP 4467989 A JP4467989 A JP 4467989A JP H02225268 A JPH02225268 A JP H02225268A
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Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は紡糸機から紡出された糸条等を高速で巻取る紡
糸巻取機における、ボビンを装着するボビンホルダに関
する。
糸巻取機における、ボビンを装着するボビンホルダに関
する。
従来、この種の紡糸巻取機におけるボビンホルダとして
は、第5図に示すものが知られていた。
は、第5図に示すものが知られていた。
第5図において、ボビンホルダ(1)は、回転円筒(2
)、キャップ(3)、スペーサリング(4)及び弾性リ
ング(5)を主要構成品としている。
)、キャップ(3)、スペーサリング(4)及び弾性リ
ング(5)を主要構成品としている。
回転円筒(2)はボビン(6)を保持する基材となって
おり、回転円筒(2)内のりブ(7)で駆動軸(8)に
固定されている。この駆動軸(8)は回転円筒(2)内
に挿入される固定円筒(9)にベアリング(10)を介
して軸支されている。また、駆動軸(8)の終端には内
蔵モータ(11)が取付けられている。
おり、回転円筒(2)内のりブ(7)で駆動軸(8)に
固定されている。この駆動軸(8)は回転円筒(2)内
に挿入される固定円筒(9)にベアリング(10)を介
して軸支されている。また、駆動軸(8)の終端には内
蔵モータ(11)が取付けられている。
このように、回転円筒(2)は内蔵モータ(11)で高
速回転される構造となっている。
速回転される構造となっている。
そして、この回転円筒(2)外周には、スペーサリング
(4)と弾性リング(5)が交互に遊嵌されている。ス
ペーサリング(4)はアルミ材の円筒であり、その外周
でボビン(6)の内径を支持するものである6弾性リン
グ(5)は断面略方形のゴム材であり、第6図に示され
るように、その両端には金属板(12)が接着されてい
る0弾性リング(5)はスペーサリング(4)を介して
、軸方向の圧縮力を受けると内外径が膨張する。そして
、この内外径の膨張変形によって、弾性リング(5)が
回転円筒(2)外周とボビン(6)内周に密着して一体
化させ、ボビン(6)を回転円筒(2)に同芯状に保持
して回転駆動力を伝達せしめる。
(4)と弾性リング(5)が交互に遊嵌されている。ス
ペーサリング(4)はアルミ材の円筒であり、その外周
でボビン(6)の内径を支持するものである6弾性リン
グ(5)は断面略方形のゴム材であり、第6図に示され
るように、その両端には金属板(12)が接着されてい
る0弾性リング(5)はスペーサリング(4)を介して
、軸方向の圧縮力を受けると内外径が膨張する。そして
、この内外径の膨張変形によって、弾性リング(5)が
回転円筒(2)外周とボビン(6)内周に密着して一体
化させ、ボビン(6)を回転円筒(2)に同芯状に保持
して回転駆動力を伝達せしめる。
キャップ(3)は、回転円筒(2)先端に移動可能に挿
入されており、弾性リング(5)をスペーサリング(4
)を介して圧縮又は解放させる部材である。
入されており、弾性リング(5)をスペーサリング(4
)を介して圧縮又は解放させる部材である。
このキャップ(3)のピストン(13)と回転円筒(2
)の先端のシリンダ(14)は、アクチュエータを構成
している。通常は、ピストン(13)とシリンダ(14
)の間にスプリング(15)が介装されており、キャッ
プ(3)がスペーサリング(4)を介して弾性リング(
5)を圧縮する(第5図の断面図の上半分参照)。
)の先端のシリンダ(14)は、アクチュエータを構成
している。通常は、ピストン(13)とシリンダ(14
)の間にスプリング(15)が介装されており、キャッ
プ(3)がスペーサリング(4)を介して弾性リング(
5)を圧縮する(第5図の断面図の上半分参照)。
そして、駆動軸(8)の中心を嵌通する空気孔(16)
からピストン(13)の右室に圧縮空気が導入されると
、シリンダ(14)は左方に移動し、弾性リング(5)
を解放する(第5図の断面図の下半分参照)。
からピストン(13)の右室に圧縮空気が導入されると
、シリンダ(14)は左方に移動し、弾性リング(5)
を解放する(第5図の断面図の下半分参照)。
上述した構造の従来の紡糸巻取機におけるボビンホルダ
(1)は、次のように作動する。
(1)は、次のように作動する。
まず、シリンダ(14)の右室に圧縮空気が導入されて
、ピストン(13)すなわちキャップ(3)が左方に移
動し、弾性リング(5)は解放状態とされる。
、ピストン(13)すなわちキャップ(3)が左方に移
動し、弾性リング(5)は解放状態とされる。
ついで、図示されないボビン装着装置からボビン(6)
が挿入される。このとき、弾性リング(5)は解放状7
1![外径が未だ小の状態]であるので、ボビン(6)
はスペーサリング(4)上を滑って装着され、スペーサ
リング(4)上で支持される。ついで、シリンダ(14
)の右室の圧縮空気を放出すると、スプリング(15)
の反発力によって、ピストン(13)すなわちキャップ
(3)は右方向に移動し、弾性リング(5)はスペーサ
リング(4)を介して圧縮される。
が挿入される。このとき、弾性リング(5)は解放状7
1![外径が未だ小の状態]であるので、ボビン(6)
はスペーサリング(4)上を滑って装着され、スペーサ
リング(4)上で支持される。ついで、シリンダ(14
)の右室の圧縮空気を放出すると、スプリング(15)
の反発力によって、ピストン(13)すなわちキャップ
(3)は右方向に移動し、弾性リング(5)はスペーサ
リング(4)を介して圧縮される。
弾性リング(5)が圧縮されると、内外径方向に膨張し
、ボビン(6)の内径と回転円筒(2)の外径と密着し
て一体化する。そして、回転円筒(2)の回転力がボビ
ン(6)に伝達され糸条が巻き付けられるようになって
いる。
、ボビン(6)の内径と回転円筒(2)の外径と密着し
て一体化する。そして、回転円筒(2)の回転力がボビ
ン(6)に伝達され糸条が巻き付けられるようになって
いる。
(発明が解決しようとする課題〕
従来の技術で述べた紡糸巻取機におけるボビンホルダ(
1)においては弾性リング(5)はスペーサリング(4
)を介して、先端から順次圧縮され膨張する。
1)においては弾性リング(5)はスペーサリング(4
)を介して、先端から順次圧縮され膨張する。
ところで、第6図に示すように、ボビン(6)がボビン
ホルダ(1)上に装着された状態で、弾性リング(5)
が圧縮されると、点線で示されるように内外径方向に膨
張する。
ホルダ(1)上に装着された状態で、弾性リング(5)
が圧縮されると、点線で示されるように内外径方向に膨
張する。
この圧縮膨張は軸方向に配列された弾性リング(5)毎
に均一に発生するものではなく、先端(第6図の左方)
から順次応力が伝わるのに応じて、先端から順に圧縮膨
張している。そして、先に圧縮膨張した弾性リング(5
)はボビン(6)の内径やボビンホルダ(1)の外径に
先に密着する。そして、これらとの間に摩擦力f、、f
、−・−=−・が発生し、終端(第6図の右方)に行く
に従って圧縮力Fが小さくなってい(。この圧縮力Fの
減少の程度は50%近くまで及ぶ場合がある。したがっ
て、ボビン(6)の保持に差が生じることとなり、保持
力不足に伴う振動等が発生するという問題点を有してい
た。
に均一に発生するものではなく、先端(第6図の左方)
から順次応力が伝わるのに応じて、先端から順に圧縮膨
張している。そして、先に圧縮膨張した弾性リング(5
)はボビン(6)の内径やボビンホルダ(1)の外径に
先に密着する。そして、これらとの間に摩擦力f、、f
、−・−=−・が発生し、終端(第6図の右方)に行く
に従って圧縮力Fが小さくなってい(。この圧縮力Fの
減少の程度は50%近くまで及ぶ場合がある。したがっ
て、ボビン(6)の保持に差が生じることとなり、保持
力不足に伴う振動等が発生するという問題点を有してい
た。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、ボビ
ンホルダの長さ方向におけるボビンの保持を容易に均等
化できる紡糸巻取機におけるボビンホルダを提供しよう
とするものである。
てなされたものであり、その目的とするところは、ボビ
ンホルダの長さ方向におけるボビンの保持を容易に均等
化できる紡糸巻取機におけるボビンホルダを提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本考案における紡糸巻取機
におけるボビンホルダは、回転円筒外周に、この回転円
筒に遊嵌されボビンの内径を支持するスペーサリングと
、同じく回転円筒に遊嵌され圧縮膨張によって回転円筒
外周とボビン内周に密着する弾性リングとを交互に配置
し、回転円筒の先端にこれらのスペーサリングとゴムリ
ングとを軸方向に圧縮又は解放するキャップとを設けた
紡糸巻取機におけるボビンホルダにおいて、弾性リング
は、隙間を持たせて近接配置した剛体リングと、剛体リ
ング間に一体的に介装され円周方向均等に配置された複
数のゴムとからなるものである。
におけるボビンホルダは、回転円筒外周に、この回転円
筒に遊嵌されボビンの内径を支持するスペーサリングと
、同じく回転円筒に遊嵌され圧縮膨張によって回転円筒
外周とボビン内周に密着する弾性リングとを交互に配置
し、回転円筒の先端にこれらのスペーサリングとゴムリ
ングとを軸方向に圧縮又は解放するキャップとを設けた
紡糸巻取機におけるボビンホルダにおいて、弾性リング
は、隙間を持たせて近接配置した剛体リングと、剛体リ
ング間に一体的に介装され円周方向均等に配置された複
数のゴムとからなるものである。
隙間を持たせて近接配置された剛体リング間に一体的に
介装されたゴムは、そのゴムの長さ又は数を変更するこ
とによって圧縮力による圧縮膨張に差を持たせ圧力勾配
を均等化することができるように働く、そして、この複
数のゴムは円周方向均等に配置されているので長さや数
を変更しても圧縮膨張による同心は保持される。
介装されたゴムは、そのゴムの長さ又は数を変更するこ
とによって圧縮力による圧縮膨張に差を持たせ圧力勾配
を均等化することができるように働く、そして、この複
数のゴムは円周方向均等に配置されているので長さや数
を変更しても圧縮膨張による同心は保持される。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の弾性リングの構造を示す図、第2図は
ボビンホルダ軸方向における弾性リングのゴムの長さの
変更程度を示す図である。
ボビンホルダ軸方向における弾性リングのゴムの長さの
変更程度を示す図である。
なお、ボビンホルダの全体構造は第4図で説明したもの
と同様でありその変更点について以下説明する。
と同様でありその変更点について以下説明する。
第1図において、弾性リング(20)は剛体リング(2
1)とゴム(22)から成っている。剛体リング(21
)は、左右対称形状のものが隙間εを有して配置されて
いる。そして、この剛体リング(21)には円周上均等
に配!された(図示の例では120°×3ケ所)切欠き
(23)が加工されている。そして、切欠き(23)を
有する剛体リング(21)が左右対称に配置されて、そ
の間に長方形の空間が形成される。
1)とゴム(22)から成っている。剛体リング(21
)は、左右対称形状のものが隙間εを有して配置されて
いる。そして、この剛体リング(21)には円周上均等
に配!された(図示の例では120°×3ケ所)切欠き
(23)が加工されている。そして、切欠き(23)を
有する剛体リング(21)が左右対称に配置されて、そ
の間に長方形の空間が形成される。
この空間にゴム(22)が一体的に介装されている。
剛体リング(21)とゴム(22)を一体化する方法と
しては、生ゴムを剛体リング(21)間の空間に充填し
て成形した後一体的に加硫する方法や、予め成形された
ゴム(22)を切欠き(23)の側面に接着する方法等
がある。このように剛体リング(21)とゴム(22)
が一体化された弾性リング(20)にあっては、左右の
剛体リング(21)間に圧縮力Fが作用すると、ゴム(
22)が圧縮変形する。そして、隙間εが小さくなると
共にゴム(22)は内外径方向に膨張して、ボビン(6
)内径とボビンホルダ(1)外径にゴム(22)が密着
するようになっている。
しては、生ゴムを剛体リング(21)間の空間に充填し
て成形した後一体的に加硫する方法や、予め成形された
ゴム(22)を切欠き(23)の側面に接着する方法等
がある。このように剛体リング(21)とゴム(22)
が一体化された弾性リング(20)にあっては、左右の
剛体リング(21)間に圧縮力Fが作用すると、ゴム(
22)が圧縮変形する。そして、隙間εが小さくなると
共にゴム(22)は内外径方向に膨張して、ボビン(6
)内径とボビンホルダ(1)外径にゴム(22)が密着
するようになっている。
そして、第1図(b)において、圧縮力Fに対するゴム
(22)の膨張量σはゴム(22)の中寸法と材質が同
じであれば長さしに反比例する。すなわち、同じ円周3
ケ所配置の場合、Lが長くなると圧縮応力が小さくなっ
て膨張量σは小さくなり、Lが短くなると圧縮応力が大
きくなって膨張量σは大きくなる。したがって、ゴム(
22)の長さしを変えることによって、弾性リング(2
0)全体の巾Wが一定のものであっても圧縮力Fに応じ
た膨張量σとすることができる。
(22)の膨張量σはゴム(22)の中寸法と材質が同
じであれば長さしに反比例する。すなわち、同じ円周3
ケ所配置の場合、Lが長くなると圧縮応力が小さくなっ
て膨張量σは小さくなり、Lが短くなると圧縮応力が大
きくなって膨張量σは大きくなる。したがって、ゴム(
22)の長さしを変えることによって、弾性リング(2
0)全体の巾Wが一定のものであっても圧縮力Fに応じ
た膨張量σとすることができる。
第2図は、ボビンホルダ(1)にゴム(22)長さしを
変えた弾性リング(20)を適用した場合を示す図であ
る。第2図(a)において、弾性リング(20)がキャ
ップ(3)によって圧縮されたとき、その圧縮力は始端
側の弾性リング(20)から順次終端側の弾性リング(
20)に伝達される。このときの圧縮力勾配の例を第2
図(b)に示す0例えば、ボビンホルダ(1)始端の圧
縮力が終端では約1/2になると想定された場合、それ
に対応してゴム(22)の長さを変えればよい、第2図
<c>は、始端のゴム(22a)の長さ(角度でθ、)
〉中程のゴム(22b)の長さ(角度でθ2)〉終端の
ゴム(22c)の長さ(e、)とした場合を示す。θ5
=(1/2)Xθ□、θt −(3/4)xe、 とす
るとゴム(22)に対する圧縮圧力は略均等とすること
ができる。
変えた弾性リング(20)を適用した場合を示す図であ
る。第2図(a)において、弾性リング(20)がキャ
ップ(3)によって圧縮されたとき、その圧縮力は始端
側の弾性リング(20)から順次終端側の弾性リング(
20)に伝達される。このときの圧縮力勾配の例を第2
図(b)に示す0例えば、ボビンホルダ(1)始端の圧
縮力が終端では約1/2になると想定された場合、それ
に対応してゴム(22)の長さを変えればよい、第2図
<c>は、始端のゴム(22a)の長さ(角度でθ、)
〉中程のゴム(22b)の長さ(角度でθ2)〉終端の
ゴム(22c)の長さ(e、)とした場合を示す。θ5
=(1/2)Xθ□、θt −(3/4)xe、 とす
るとゴム(22)に対する圧縮圧力は略均等とすること
ができる。
第3図は、他の弾性リング(24)を示す図である。
剛性リング(25)間には16個の円形の切欠き(26
)が加工され、そこに、円形のゴム(27)が一体的に
介装されたものである。このゴム(27)の形状は全て
同じである。このように、円形のゴム(27)を用いる
ものは、その数を変更すること(例えば、16個→12
個→8個)によって、第1図のゴム(22)の長さを変
えたのと同じ結果を得ることができる。したがって、多
数のゴム(27)を配置した同じ弾性リング(24)を
用意しておき、機械のクセを確認した後、現場合せでゴ
ム(27)をドリル等で円周上均等に取り去りゴム(2
7)の個数の変えたものを作って、現物合せてボビンホ
ルダ(1)に装着することもできる。
)が加工され、そこに、円形のゴム(27)が一体的に
介装されたものである。このゴム(27)の形状は全て
同じである。このように、円形のゴム(27)を用いる
ものは、その数を変更すること(例えば、16個→12
個→8個)によって、第1図のゴム(22)の長さを変
えたのと同じ結果を得ることができる。したがって、多
数のゴム(27)を配置した同じ弾性リング(24)を
用意しておき、機械のクセを確認した後、現場合せでゴ
ム(27)をドリル等で円周上均等に取り去りゴム(2
7)の個数の変えたものを作って、現物合せてボビンホ
ルダ(1)に装着することもできる。
第4図は他の弾性リング(28)を示す回である。
剛体リングは(29) (30) (31)の3つから
成っており、剛体リング(29) (30)および(3
0) (31)間に隙間εとゴム(32)が設けられて
いるものである。この弾性リング(28)は、ボビン(
6)のつなき°目にイ装置するようにすると、1個の弾
性リング(28)で2つのボビン(6)の端を同時に支
持することができる。
成っており、剛体リング(29) (30)および(3
0) (31)間に隙間εとゴム(32)が設けられて
いるものである。この弾性リング(28)は、ボビン(
6)のつなき°目にイ装置するようにすると、1個の弾
性リング(28)で2つのボビン(6)の端を同時に支
持することができる。
つぎに、上述した本発明の実施例は以下のように作動す
る。
る。
第2図において、ボビン(6)がボビンホルダ(1)に
装着された後、キャップ(3)によって、弾性リング(
20)が圧縮される。このとき、第2図(b)に示す圧
縮力勾配があったとしても、この圧縮力勾配に相当する
ゴム(22)の長さの変更(e、〉θ2〉θ、)によっ
て、ゴム(22)の圧縮応力は略−定となり、膨張量σ
のも略一定となる。したがって、ボビンホルダ(1)終
端でのボビン(6)の密着が不足するということはな(
なる。また、ゴム(22)が円周上分割され部分的にな
っているので、同じ膨張量を得るための圧縮力が少なく
すむため、全体の構造を簡素化できる。
装着された後、キャップ(3)によって、弾性リング(
20)が圧縮される。このとき、第2図(b)に示す圧
縮力勾配があったとしても、この圧縮力勾配に相当する
ゴム(22)の長さの変更(e、〉θ2〉θ、)によっ
て、ゴム(22)の圧縮応力は略−定となり、膨張量σ
のも略一定となる。したがって、ボビンホルダ(1)終
端でのボビン(6)の密着が不足するということはな(
なる。また、ゴム(22)が円周上分割され部分的にな
っているので、同じ膨張量を得るための圧縮力が少なく
すむため、全体の構造を簡素化できる。
なお、本発明の実施例はボビン(6)を装置するボビン
ホルダ(1)を内蔵モータ(11)で直接駆動する、い
わゆるスピンドルドライブ型の紡糸巻取機について説明
したが、ボビンホルダ(1)に装着されたボビン(6)
に接触するフリクシッヨモータローラーによりボビンを
間接的に駆動するいわゆるフリクシリンドライブ型の紡
糸巻取機にも適用される。また、紡糸巻取機1台に対し
てボビンホルダ(1)を2本突設したタレット式に限ら
ず、紡糸巻取機1台に対しボビンホルダ(1)を1本固
定的に突設した紡糸巻取機にも本発明が適用される。
ホルダ(1)を内蔵モータ(11)で直接駆動する、い
わゆるスピンドルドライブ型の紡糸巻取機について説明
したが、ボビンホルダ(1)に装着されたボビン(6)
に接触するフリクシッヨモータローラーによりボビンを
間接的に駆動するいわゆるフリクシリンドライブ型の紡
糸巻取機にも適用される。また、紡糸巻取機1台に対し
てボビンホルダ(1)を2本突設したタレット式に限ら
ず、紡糸巻取機1台に対しボビンホルダ(1)を1本固
定的に突設した紡糸巻取機にも本発明が適用される。
本発明は、紡糸巻取機におけるボビンホルダの弾性リン
グを、隙間を持たせて近接配置した剛体リングとこの剛
体リソグ間に一体的に介装され均等配置された複数のゴ
ムとからなるものとし、ゴムの長さ又は数を変更できる
ようにしたので、圧縮力勾配があっても弾性リングの圧
縮応力を略−定にして膨張量を確保することができ、ボ
ビンホルダ長さ方向におけるボビンの保持を均等化でき
る。
グを、隙間を持たせて近接配置した剛体リングとこの剛
体リソグ間に一体的に介装され均等配置された複数のゴ
ムとからなるものとし、ゴムの長さ又は数を変更できる
ようにしたので、圧縮力勾配があっても弾性リングの圧
縮応力を略−定にして膨張量を確保することができ、ボ
ビンホルダ長さ方向におけるボビンの保持を均等化でき
る。
第1図は、本発明の弾性リングの構造を示す図、2図は
弾性リングの取付状態を示す図、第3図及び第4図は他
の弾性リングを示す図、第5図は従来の紡糸巻取機にお
けるボビンホルダの構造を示す断面図、第6図は従来の
弾性リングを示す図である。 1…ボビンホルダ 2・・・回転円筒 3・・・キャップ 4・・・スペーサリング 6・・・ボビン 20、24−・・弾性リング 21、25.29.30.31・・・剛体リング22、
27.32−・・ゴム。 第3図 第4図
弾性リングの取付状態を示す図、第3図及び第4図は他
の弾性リングを示す図、第5図は従来の紡糸巻取機にお
けるボビンホルダの構造を示す断面図、第6図は従来の
弾性リングを示す図である。 1…ボビンホルダ 2・・・回転円筒 3・・・キャップ 4・・・スペーサリング 6・・・ボビン 20、24−・・弾性リング 21、25.29.30.31・・・剛体リング22、
27.32−・・ゴム。 第3図 第4図
Claims (1)
- (1)回転円筒外周に、この回転円筒に遊嵌されボビン
の内径を支持するスペーサリングと、同じく回転円筒に
遊嵌され圧縮膨張によって回転円筒外周とボビン内周に
密着する弾性リングを交互に配置し、回転円筒の先端に
これらのスペーサリングとゴムリングとを軸方向に圧縮
又は解放するキャップとを設けた紡糸巻取機におけるボ
ビンホルダにおいて、 弾性リングは、隙間をもたせて近接配置さ れた剛体リングと、剛体リング間に一体的に介装され円
周方向に均等に配置された複数のゴムとからなることを
特徴とする紡糸巻取機におけるボビンホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4467989A JPH02225268A (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 紡糸巻取機におけるボビンホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4467989A JPH02225268A (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 紡糸巻取機におけるボビンホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02225268A true JPH02225268A (ja) | 1990-09-07 |
Family
ID=12698125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4467989A Pending JPH02225268A (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 紡糸巻取機におけるボビンホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02225268A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1989
- 1989-02-23 JP JP4467989A patent/JPH02225268A/ja active Pending
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