JP3198665B2 - 電気機器装置の押ボタンスイッチ構造 - Google Patents

電気機器装置の押ボタンスイッチ構造

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JP3198665B2
JP3198665B2 JP28109592A JP28109592A JP3198665B2 JP 3198665 B2 JP3198665 B2 JP 3198665B2 JP 28109592 A JP28109592 A JP 28109592A JP 28109592 A JP28109592 A JP 28109592A JP 3198665 B2 JP3198665 B2 JP 3198665B2
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和夫 三瓶
達男 山内
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機やファクシミリ
等のように電話回線を使用して情報通信を行う電気機器
装置の押ボタンスイッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来電話回線を使用して情報通信を行う
通信端末装置等の電気機器装置においては、実開平1−
142125号公報に開示してあるように押ボタンユニ
ットをハウジング側に取り付けて、その後に電鍵を搭載
した論理パッケージをハウジングに収容して押ボタンス
イッチ部を構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の電
気機器装置では、押ボタンユニットをハウジング側に取
り付けて、その後に電鍵を搭載した論理パッケージをハ
ウジングに収容して押ボタンスイッチ部を構成するため
に、組み上がった状態にならないと、押ボタンスイッチ
部が完全に構成されているかどうか確認ができず、組立
ての作業性が悪いなどの問題点があった。
【0004】本発明は上記欠点を改善するためになされ
たもので、その第1の目的とするところは、全体が組み
立てられる前の押ボタンスイッチ部の組立の状態で、こ
の押ボタンスイッチ部が完全に構成されているかどうか
を確認することができ、組立作業性が向上する電気機器
装置の押ボタンスイッチ構造を提供することにある。
【0005】また、本発明の第2の目的とするところ
は、押ボタン間の間隙から電気機器装置の内部が見えな
くなるばかりか、電気機器装置の内部の光が外側に漏れ
ることがなく、製品の品質を向上することができる電気
機器装置の押ボタンスイッチ構造を提供することにあ
る。
【0006】また、本発明の第3の目的とするところ
は、押ボタンと電鍵の位置関係が固定できて押ボタンス
イッチ部を容易に構成することができる電気機器装置の
押ボタンスイッチ構造を提供することにある。
【0007】また、本発明の第4の目的とするところ
は、押ボタンスイッチ部を操作した場合の押ボタンの相
互の接触を防止するし、また、前記長孔の縁部に接触し
て複数の押ボタンの先端の不揃いを防止することができ
て、押ボタンスイッチ部の操作性が良好になる電気機器
装置の押ボタンスイッチ構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、筐体ケースの正面に押ボタンスイッチ
部を装着する押ボタンスイッチ装着部を設けると共に、
当該筺体ケースの側面の後側部に論理パッケージを保持
する突部を設け、前縁部に複数の電鍵を有する前記論理
パッケージに係合孔部を設けると共に、当該論理パッケ
ージの後部に切欠きを設け、押ボタンユニットを、当該
押ボタンユニットのケース本体の前面部に複数の押ボタ
ンを並べて配置し、これらの押ボタンをバネ性を有する
押ボタン連結片を介して当該ケース本体に取り付け、当
該ケース本体に前記論理パッケージの係合孔部に係合す
る係合部を形成して構成し、前記論理パッケージの係合
孔部に前記係合部を係合して当該論理パッケージの前縁
部に前記押ボタンユニットを装着して、前記電鍵の先端
を前記押ボタンの背面に当接させて押ボタンスイッチ部
を構成し、前記論理パッケージの押し込みにより、前記
筺体ケースの側面の後側部に設けた前記突部に前記論理
パッケージの後部に設けた前記切欠きを係合して、前記
押ボタンユニットのケース本体を前記筐体ケースの内面
に密着固定し、かつ、前記押ボタンスイッチ部を前記押
ボタンスイッチ装着部に装着したことを特徴とする。
【0009】また、上記の第2の目的を達成するために
本発明は、請求項1記載の電気機器装置の押ボタンスイ
ッチ構造において、前記押ボタンユニットのケース本体
に、前記押ボタン間の後方に位置させて柱部を設けたこ
とを特徴とする。
【0010】また、上記の第3の目的を達成するために
本発明は、請求項1記載の電気機器装置の押ボタンスイ
ッチ構造において、前記押ボタンユニット装着部を、
押ボタンを収容する長孔とこの長孔の上、下方に位置
させた孔とで構成し、前記押ボタンユニットのケース本
体の前面部に前記上部ケースの孔と係合する突部を突設
し、当該ケース本体の係合部を、前記論理パッケージの
先端部を収容する溝と片持ち状の係止片部とこの係止片
部の先端部に形成されて前記論理パッケージの係合孔部
に係合し且つ端面を傾斜面にした突部で構成したことを
特徴とする。
【0011】また、上記の第4の目的を達成するために
本発明は、前記押ボタンユニット装着部を、前記押ボタ
ンを収容する長孔とこの長孔の上、下面部に所定の間隔
をおいて形成された複数の突部と前記長孔の上、下方に
位置させた孔とで構成し、前記押ボタンユニットを、こ
れのケース本体の前面部に複数の押ボタンとを左右に並
べて配置し、これらの押ボタンをバネ性を有する押ボタ
ン連結片を介して当該ケース本体に取り付けると共に、
前記押ボタンに、前記押ボタンユニットを前記筐体ケー
に装着したとき前記長孔の縁部に接触するストッパ部
を設け、前記ケース本体に前記論理パッケージの係合孔
部に係合する係合部を形成して構成したことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】請求項1記載の電気機器装置の押ボタンスイッ
チ構造の構成により、押ボタンスイッチ部を、論理パッ
ケージの係合孔部に係合部を係合して論理パッケージの
前縁部に押ボタンユニットを装着して、電鍵の先端を押
ボタンの背面に当接させて構成し、しかる後に論理パッ
ケージの押し込みにより押ボタンスイッチ部をケースの
押ボタンスイッチ装着部に装着することができる。この
ために、全体が組み立てられる前の押ボタンスイッチ部
の組立の状態で、この押ボタンスイッチ部が完全に構成
されているかどうかを確認することができ、組立作業性
が向上する。
【0013】また、請求項2記載の電気機器装置の押ボ
タンスイッチ構造の構成により、電気機器装置の正面か
ら押ボタンユニットを見た場合、柱部により押ボタン間
の間隙から電気機器装置の内部が見えなくなり、また、
電気機器装置の内部で電球や発光ダイオードが点灯した
場合、光が外側に漏れることがなく、製品の品質を向上
することができるし、柱部が補強リブの役目を果たし押
ボタンユニットを強固なものにしている。
【0014】また、請求項3記載の電気機器装置の筐体
構造の押ボタンスイッチ構造の構成により、論理パッケ
ージに押ボタンユニットを装着するにあたって、溝に論
理パッケージの縁部を挿入して所定量の挿入を行うと共
に、係止片部の先端部に形成された突部を論理パッケー
ジの係合孔部に係合することで、押ボタンと電鍵の位置
関係が固定できて押ボタンスイッチ部を容易に構成する
ことができる。
【0015】さらに、前記押ボタンユニットの突部を前
記上部ケースの孔に係合することで、上部ケースに対し
て押しボタンユニットの固定を確実にすることができ
る。
【0016】また、請求項4記載の電気機器装置の押ボ
タンスイッチ構造の構成により、押ボタンユニットとケ
ースの係合に関連して、長孔の上、下面部に所定の間隔
をおいて形成された複数の突部は、押ボタンスイッチ部
を操作した場合の押ボタンの相互の接触を防止するし、
また、押ボタンに設けられたストッパ部は、押ボタンユ
ニットを上部ケースに装着したとき前記長孔の縁部に接
触して複数の押ボタンの先端の不揃いを防止するので、
押ボタンスイッチ部の操作性が良好になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6に基
づいて説明する。
【0018】図1は通信端末装置等の電気機器装置を示
す斜視図、図2は同分解斜視図、図3は押ボタンユニッ
トの斜視図、図4は図3A−A線に沿う部分詳細図、図
5はは電気機器の前部組立状態を示す斜視図、図6は図
5の分解斜視図である。
【0019】電気機器は、合成樹脂製の上部ケース1
金属製の下部ケース2からなる筐体ケースと表示パネ
ル3と押ボタンユニット4と論理パッケージ9、10と
で構成されている。
【0020】上部ケース1は上面部1Aと左、右側面部
1B,1Cと前面部1Dとを有しており、後面部が欠如
している。そして、前面部1Dは下方に向かって傾斜し
た斜面にしている。
【0021】前記左側面部1Bには放熱孔1aが形成し
てあり、また、左、右側面部1B,1Cの内面部には、
前後および中央に位置させて論理パッケージ保持部2
0、21、22が上部ケース1と一体に突設されてい
る。
【0022】前側および中央の論理パッケージ保持部2
0、22は同構成であり、これは上下のコ字形突部1
e,1fを背中合わせにしてコ字形突部1e,1f間に
ガイド溝1zを形成し且つ下側のコ字形突部1fと左、
右側面部1B,1Cの内面部との間に挿入溝1gを形成
したものであり、また、後側の論理パッケージ保持部2
1は上下のコ字形突部1e,1fを背中合わせにしてコ
字形突部1e,1f間にガイド溝1zを形成し且つ下側
のコ字形突部1fと左、右側面部1B,1Cの内面部と
の間に挿入溝1gを形成し、更に上側のコ字形突部1e
に対して下側のコ字形突部1fの後部を後方に突出させ
てこの突出部分を係合部23になし、前記ガイド溝1z
の前部に論理パッケージ9の切欠き9fと係合する係合
突部1mを形成したものである。
【0023】また、左、右側面部1B,1Cの内面部に
は、前後に位置させて縦リブ1hが形成してあり、これ
らの縦リブ1hの下端部にはリブ1yと間隙1jが形成
してある。
【0024】前記上部ケース1の前面部1Dには、液晶
表示器(LCD)5を収容固定する液晶表示器収容部2
4と押ボタンユニット4を装着する押ボタンユニット装
着部25とが設けてある。
【0025】前記押ボタンユニット装着部25は図2お
よび図6に示すように押ボタン4aを収容する長孔1s
を有し、この長孔1sの上、下面部には所定の間隔をお
いて複数の突部1vが形成してあり、長孔1sの上、下
方に位置させて押ボタンユニット4を装着する孔1rが
設けてある。
【0026】前記上部ケース1の上面部1Aの後部内側
の中央部には、下部ケース2の後面部2Bの端部2kが
係合する係合部26が下部ケース2と一体にして形成さ
れており、この係合部26は傾斜面1xと溝1wとを備
えている。
【0027】前記下部ケース2は、図2に示すように電
気機器における静電気やノイズ等をシールドする目的か
ら板金等の導体で一体形成されており、底面部2Aと後
面部2Bとを有し、底面部2Aには、論理パッケージ9
に搭載したROM14との接触を防止するための凹部2
dと放熱孔2nとが形成してある。
【0028】また、底面部2Aの両側には上部ケース1
の間隙1g,1jと係合するリブ2eが形成してあり、
リブ2eの前部には引っ掛け部27が形成してあり、こ
の引っ掛け部27は切欠き2cを有するL字形突部2b
よりなる。また、リブ2eの後端部は欠如していて平坦
部2jにしてあり、リブ2eの後端部がストッパ部2q
に成されている。また、前記底面部2Aの前縁部にはリ
ブ2mが形成されている。
【0029】下部ケース2の後面部2BにはU字状の切
欠部2hとビス孔2gと複数の開口部2rと前記リブ2
eの後端部のストッパ部2qに対向した係合孔部である
切欠き2fとが形成してある。
【0030】前記表示パネル3は、図2に示すように押
ボタンユニット4の押ボタン4aを収容する長孔3b
と、液晶表示器(LCD)5を外側から透視する透明部
3aが設けてある。
【0031】前記押ボタンユニット4は、図3および図
4に示すように長方形状のケース本体4Aを備えてお
り、このケース本体4Aの前面部には左右の上下に位置
させて前記上部ケース1の孔1rと係合する突部4bが
突設してあり、また、ケース本体4Aの前面側の一側に
は、発光ダイオード(LED)12の先端部12aを収
容する収容部4l が配置してあり、この収容部4l には
孔4mが形成してある。また、ケース本体4Aの前面側
には複数の押ボタン4aが左右に並べては位置してあ
り、これらの押ボタン4aはバネ性を有する押ボタン連
結片4cを介してケース本体4Aに取り付けてあり、押
ボタン4aの下側にはストッパ部4kが設けてある。ま
た、押ボタン4aの背面部には電鍵11の先端11aと
接触する台4dが形成してある。また、前記ケース本体
4A内には、押ボタン4a間の隙間の後方に位置する柱
部4eが設けてある。
【0032】前記ケース本体4Aの下部の左右には係止
部28が形成してある。これらの係止部28は論理パッ
ケージ9の先端部を収容する溝4gと片持ち状の係止片
部4hとを備えており、この係止片部4hの先端部に
は、論理パッケージ9の孔9cと係合する突部4jが形
成してあり、突部4jの端面は傾斜面4nにしてある。
【0033】前記論理パッケージ9は、プリント基板よ
り構成されていて、その上面にはアースと接続された端
子15aの一部を有するコネクタ15が実装されてお
り、また、下面にはコネクタ14aとROM14が設け
てある。プリント基板の面部にはスペーサ8を装着する
孔9aと、スペーサ7を装着する孔9bとが設けてあ
り、プリント基板の前縁部には先端11aを有する複数
の電鍵11と、表示部12aを有する発光ダイオード
(LED)12と、押ボタンユニット4と係合する孔9
cと、ホルダー6を装着する孔9eと、液晶表示器(L
CD)5を接続するコネクタ13とが設けてある。
【0034】また、プリント基板の後縁部には、インタ
ーフェイスを構成するコネクター29,30と、電源ケ
ーブル18をケーブルホルダー18aで固定、搭載した
パッケージホルダー17と、電源スイッチ19とが設け
てあり、パッケージホルダー17にはネジ孔17aが形
成してある。
【0035】また、プリント基板の両側の前端部には面
取り部9dが、後部には切欠き部9fがそれぞれ形成し
てある。
【0036】論理パッケージ10はプリント基板よりな
り、この論理パッケージ10の上面の側部にはアースと
接続される端子16aを一部に有するコネクタ16が設
けてあり、プリント基板の隅角部には孔10aが設けて
ある。前記スペーサ7には突起7aと板バネ7bが設け
てある。
【0037】前記液晶表示器(LCD)5には、接続ケ
ーブル5aが設けてある。
【0038】次に、上記のように構成された電気機器装
置の組立てを説明する。
【0039】まず上部ケース1の前部外側に表示パネル
3を貼り付け固定する。
【0040】論理パッケージ9,10は、実装された電
子部品が互いに干渉しないように間隙をあけるため各論
理パッケージ9,10間にスペーサ7を介在させて、ス
ペーサ7の上下端に突設された突起7aを各論理パッケ
ージ9,10の孔9b,10aに挿入して板バネ7bの
作用により固定する。
【0041】なお、このとき各論理パッケージ9,10
間に介在させたスペーサ7の突起7aを孔9b,10a
に挿入することにより、各論理パッケージ9,10のコ
ネクタ15,16を嵌合する際の位置決めが容易になる
ため、組立性が向上する。また論理パッケージ9の孔9
aには、下面からスペーサ8の突起8aが挿入して板バ
ネ8bの作用により固定する。
【0042】一方、液晶表示器(LCD)5に接続され
た接続ケーブル5aの先端を論理パッケージ9に搭載さ
れたコネクタ13に固定する。また、ホルダー6の突起
6aを論理パッケージの孔9eに挿入固定する。
【0043】一方、押ボタンユニット4は、論理パッケ
ージ9の先端部に装着されて電鍵11と共に押ボタンス
イッチ部を構成する。すなわち、押ボタンユニット4の
バネ性を有する係止片部4hとケース本体4Aの底面と
の間に論理パッケージ9の先端部が挿入されて係止片部
4hの先端に設けた突部4jを、論理パッケージ9の孔
9cに係合することで、前記押ボタンユニット4は論理
パッケージ9に対して固定され、論理パッケージ9に搭
載された電鍵11の先端11aが、押ボタン4の台部4
dに接触して押ボタンスイッチを構成する。また、論理
パッケージ9に搭載した発光ダイオード(LED)12
の表示部12aは押ボタンユニット4の孔4mに収容さ
れる。
【0044】ここで押ボタンユニット4の突部4jの傾
斜面4nは、論理パッケージ9の挿入を容易にし、溝4
gの端部は論理パッケージ9を挿入する際のストッパー
の役目をしている。また、押ボタンユニット4のバネ性
を有する連結部4cは、押ボタン4cの操作をスムーズ
にしている。
【0045】次に、上記のように押ボタンユニット4
と、液晶表示器(LCD)5と、スペーサ6と、スペー
サ7を介して固定した論理パッケージ10と、スペーサ
8を搭載した論理パッケージ9を、上部ケース1の左右
側面部に設けた後側部の論理パッケージ保持部21のガ
イド溝1zに、論理パッケージ9の左、右側縁部を挿入
し、この論理パッケージ9を、上部ケース1の背面から
前方に移動させ、論理パッケージ9の左、右側縁部を中
央部および前側部の論理パッケージ保持部20、21、
22のガイド溝1zに順次挿入して、後側部の論理パッ
ケージ保持部22の突部1mに、論理パッケージ9の後
部に設けた切欠き9fを係合して論理パッケージ9を上
部ケース1に固定する。
【0046】ここで、論理パッケージ9の前部の面取り
部9dと、論理パッケージ保持部20、21、22のガ
イド溝1zの入口部分の丸味1nは、論理パッケージ9
を挿入する際の作業性を容易にしている。
【0047】一方、前記押ボタンユニット4の押ボタン
4aと、発光ダイオード(LED)12を収容する収容
部4l を上部ケース1の長孔1sに収容し、押ボタンユ
ニット4の突部4bを上部ケース1の孔1rに係合して
押ボタンユニット4が上部ケースに固定される。ここ
で、上部ケース1の突部1vは押ボタンユニット4の押
ボタン4a相互間の接触を防止している。
【0048】また、押ボタンユニット4の柱部4eは、
電気機器装置を正面から見た場合に押ボタン4a間の間
隙から電気機器の内部が見えるのを防止し、押ボタン4
aのストッパ部4kは、上部ケース1の長孔1sの下側
の縁に接触させることで複数の押ボタン4aの先端の不
揃いを防止している。
【0049】次に、上部ケース1と下部ケース2の固定
を説明する。まず、上部ケース1を反転させてその上面
部1Aを下にした状態で、上部ケース1の前部の論理パ
ッケージ保持部20の下側に下部ケース2のL字形突部
2bを挿入して係合し、この下部ケース2を前部の論理
パッケージ保持部20の部分を支点にして上部ケース1
側に倒して下部ケース2を上部ケース1に重ねて、下部
ケース2の左右のリブ2eを上部ケース1の間隙1g,
1jに係合させる。
【0050】次に、この下部ケース2を前方に押し込む
ことにより、下部ケース2の後面部2Bの端部2kを上
部ケース1の後面中央付近の係合部26の傾斜面1xに
摺接させてこの端部2kを溝1wに係合する。この時、
下部ケース2の切欠きf及び平坦部2jの間に上部ケー
ス1の後部下側のコ字形突部1fの後端部である係合部
23が係合する。尚、前部での論理パッケージ保持部2
0とL字形突部2bとの係合と、後部の切欠き2fへの
係合部23の係合は上部ケース1と下部ケース2の上下
方向を固定し、後部中央付近の係合、すなわち、下部ケ
ース2の後面部2Bの端部2kの上部ケース1への係合
部26は水平方向を固定している。
【0051】また、論理パッケージ9の下面に搭載した
スペーサ8は、電気機器が下面より押された場合の下部
ケース2と論理パッケージ9との接触を防止している。
【0052】最後に、ビス31を下部ケース2の孔2g
を通して、論理パッケージ9のパッケージホルダー17
のネジ孔17aに螺挿することにより全体の組立てが完
了する。
【0053】この組立てが完了した状態の電気機器装置
を図1に示す。尚、ビス31は下部ケース2と、論理パ
ッケージ9のアースをパッケージホルダー17を介して
電気的に導通させることを目的としており、電気機器装
置の筐体構造の組立には付随的なものである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、筐体ケ
ースの正面に押ボタンスイッチ部を装着する押ボタンス
イッチ装着部を設けると共に、当該筺体ケースの側面の
後側部に論理パッケージを保持する突部を設け、前縁部
に複数の電鍵を有する前記論理パッケージに係合孔部を
設けると共に、当該論理パッケージの後部に切欠きを設
け、押ボタンユニットを、当該押ボタンユニットのケー
ス本体の前面部に複数の押ボタンを並べて配置し、これ
らの押ボタンをバネ性を有する押ボタン連結片を介して
当該ケース本体に取り付け、当該ケース本体に前記論理
パッケージの係合孔部に係合する係合部を形成して構成
し、前記論理パッケージの係合孔部に前記係合部を係合
して当該論理パッケージの前縁部に前記押ボタンユニッ
トを装着して、前記電鍵の先端を前記押ボタンの背面に
当接させて押ボタンスイッチ部を構成し、前記論理パッ
ケージの押し込みにより、前記筺体ケースの側面の後側
部に設けた前記突部に前記論理パッケージの後部に設け
た前記切欠きを係合して、前記押ボタンユニットのケー
ス本体を前記筐体ケースの内面に密着固定し、かつ、前
記押ボタンスイッチ部を前記押ボタンスイッチ装着部に
装着したから、押ボタンスイッチ部は、論理パッケージ
の係合孔部に係合部を係合して論理パッケージの前縁部
に押しボタンユニットを装着して電鍵の先端を押しボタ
ンの背面に当接させて構成し、しかる後に論理パッケー
ジの押し込みにより押しボタンスイッチ部をケースの押
ボタンスイッチ装着部に装着することができる。このた
めに、全体が組み立てられる前の押しボタンスイッチ部
の組立の状態で、この押ボタンスイッチ部が完全に構成
されているかどうかを確認することができ、組立作業性
が向上する。
【0055】また、本発明は、請求項1記載の電気機器
装置の押ボタンスイッチ構造において、前記押ボタンユ
ニットのケース本体に前記押ボタン間の後方に位置させ
て柱部を設けたので、電気機器装置の正面から押ボタン
ユニットを見た場合、柱部により押ボタン間の間隙から
電気機器装置の内部が見えなくなり、また、電気機器装
置の内部で電球や発光ダイオードが点灯した場合、光が
外側に漏れることがなく、製品の品質を向上することが
できるし、柱部が補強リブの役目を果たし押ボタンユニ
ットを強固なものにしている。
【0056】また、本発明は、請求項1記載の電気機器
装置の押ボタンスイッチ構造において、前記押ボタンユ
ニット装着部を、前記押ボタンを収容する長孔とこの
孔の上、下方に位置させた孔とで構成し、前記押ボタン
ユニットのケース本体の前面部に前記上部ケースの孔と
係合する突部を突設し、当該ケース本体の係合部を、
論理パッケージの先端部を収容する溝と片持ち状の係
止片部とこの係止片部の先端部に形成されて前記論理パ
ッケージの係合孔部に係合し且つ端面を傾斜面にした突
部で構成したので、論理パッケージに押ボタンユニット
を装着するにあたって、溝に論理パッケージの縁部を挿
入して所定量の挿入を行うと共に、係止片部の先端部に
形成された突部を論理パッケージの係合孔部に係合する
ことで、押ボタンと電鍵の位置関係が固定できて押ボタ
ンスイッチ部を容易に構成することができる。
【0057】さらに、前記押ボタンユニットの突部を前
記ケースの孔に係合することで、上部ケースに対して押
しボタンユニットの固定を確実にすることができる。
【0058】また、本発明は、請求項1記載の電気機器
装置の押ボタンスイッチ構造において、前記押ボタンユ
ニット装着部を、前記押ボタンを収容する長孔とこの長
孔の上、下面部に所定の間隔をおいて形成された複数の
突部と前記長孔の上、下方に位置させた孔とで構成し、
前記押ボタンユニットを、これのケース本体の前面部に
複数の押ボタンとを左右に並べて配置し、これらの押ボ
タンをバネ性を有する押ボタン連結片を介して当該ケー
ス本体に取り付けると共に、前記押ボタンに、前記押ボ
タンユニットを前記筐体ケースに装着したとき前記長孔
の縁部に接触するストッパ部を設け、前記ケース本体に
前記論理パッケージの係合孔部に係合する係合部を形成
して構成したので、押ボタンユニットとケー−スの係合
に関連して、長孔の上、下面部に所定の間隙をおいて形
成された複数の突部は、押ボタンスイッチ部を操作した
場合の押ボタンの相互の接触を防止するし、また、押ボ
タンに設けられたストッパ部は、押ボタンユニットを上
部ケースに装着したとき前記長孔の縁部に接触して複数
の押ボタンの先端の不揃いを防止するので、押ボタンス
イッチ部の操作性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる押ボタンスイッチ構
造を備えた通信端末装置等の電気機器装置を示す斜視図
である。
【図2】同分解斜視図である。
【図3】押ボタンユニットの斜視図である。
【図4】図3A−A線に沿う部分詳細図である。
【図5】電気機器の前部組立状態を示す斜視図である。
【図6】図5の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 上部ケース 2 下部ケース 4 押ボタンユニット 4A ケース本体 4a 押ボタン 4c 押ボタン連結片 9 論理パッケージ 9c 係合孔部 11 電鍵 25 押ボタンスイッチ装着部 28 係合部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−133415(JP,A) 特開 昭58−111219(JP,A) 実開 平2−141935(JP,U) 実開 平1−142125(JP,U) 実開 昭61−186282(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体ケースの正面に押ボタンスイッチ部
    を装着する押ボタンスイッチ装着部を設けると共に、当
    該筺体ケースの側面の後側部に論理パッケージを保持す
    る突部を設け、前縁部に複数の電鍵を有する前記論理パ
    ッケージに係合孔部を設けると共に、当該論理パッケー
    ジの後部に切欠きを設け、 押ボタンユニットを、当該押ボタンユニットのケース本
    体の前面部に複数の押ボタンを並べて配置し、これらの
    押ボタンをバネ性を有する押ボタン連結片を介して当該
    ケース本体に取り付け、当該ケース本体に前記論理パッ
    ケージの係合孔部に係合する係合部を形成して構成し、 前記論理パッケージの係合孔部に前記係合部を係合して
    当該論理パッケージの前縁部に前記押ボタンユニットを
    装着して、前記電鍵の先端を前記押ボタンの背面に当接
    させて押ボタンスイッチ部を構成し、 前記論理パッケージの押し込みにより、前記筺体ケース
    の側面の後側部に設けた前記突部に前記論理パッケージ
    の後部に設けた前記切欠きを係合して、前記押ボタンユ
    ニットのケース本体を前記筐体ケースの内面に密着固定
    し、かつ、前記押ボタンスイッチ部を前記押ボタンスイ
    ッチ装着部に装着したことを特徴とする電気機器装置の
    押ボタンスイッチ構造。
  2. 【請求項2】 前記押ボタンユニットのケース本体に、
    前記押ボタン間の後方に位置させて柱部を設けた請求項
    1記載の電気機器装置の押ボタンスイッチ構造。
  3. 【請求項3】 前記押ボタンユニット装着部を、前記押
    ボタンを収容する長孔とこの長孔の上、下方に位置させ
    た孔とで構成し、前記押ボタンユニットのケース本体の
    前面部に前記上部ケースの孔と係合する突部を突設し、
    当該ケース本体の係合部を、論理パッケージの先端部を
    収容する溝と片持ち状の係止片部とこの係止片部の先端
    部に形成されて前記論理パッケージの係合孔部に係合し
    且つ端面を傾斜面にした突部で構成した請求項1記載の
    電気機器装置の押ボタンスイッチ構造。
  4. 【請求項4】 前記押ボタンユニット装着部を、前記押
    ボタンを収容する長孔とこの長孔の上、下面部に所定の
    間隔をおいて形成された複数の突部と長孔の上、下方に
    位置させた孔とで構成し、前記押ボタンユニットを、こ
    れのケース本体の前面部に複数の押ボタンとを左右に並
    べて配置し、これらの押ボタンをバネ性を有する押ボタ
    ン連結片を介して当該ケース本体に取り付けると共に、
    前記押ボタンに、前記押ボタンユニットを前記筐体ケー
    スに装着したとき前記長孔の縁部に接触するストッパ部
    を設け、前記ケース本体に前記論理パッケージの係合孔
    部に係合する係合部を形成して構成した請求項1記載の
    電気機器装置の押ボタンスイッチ構造。
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