JP3198396B2 - 検知素子 - Google Patents

検知素子

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JP3198396B2
JP3198396B2 JP34564293A JP34564293A JP3198396B2 JP 3198396 B2 JP3198396 B2 JP 3198396B2 JP 34564293 A JP34564293 A JP 34564293A JP 34564293 A JP34564293 A JP 34564293A JP 3198396 B2 JP3198396 B2 JP 3198396B2
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    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/04Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
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    • G01N27/122Circuits particularly adapted therefor, e.g. linearising circuits
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ガス状炭化水素の選択測定用の
検知素子に係る。
【0002】メタン又は他の炭化水素を測定するための
簡易読取り装置(ポータブル形装置を含む)の発達は、
高感度の低コストセンサーの開発と密接にリンクしてい
る。半導体酸化物の表面におけるガスの吸着が該物質の
電気抵抗の変化を生じ、かつこの効果が可逆的であるこ
とが発見されて以来、これらの特性を簡単な低コストガ
スセンサーの形成に利用することが行われている。この
種のセンサーは、たとえば清山哲郎編,Chemical Senso
r Tecnology,Elsevier,1988に記載されている。この
種の装置の完成は、半導体酸化物を基材とするセンサー
が本質的に非選択性であるため、かなりの長時間を要
し、困難であった。これに関して、センサーはその表面
と相互作用する種類の1つのみに対してではなく、すべ
ての種類に対して敏感である。
【0003】他の問題は安定性及び再現性である。これ
らは、選択性と共に、かかる低コストの装置の使用が広
範なものとなる前に解決されなければならない重大な問
題点である。
【0004】安定性及び再現性は検知要素の形成法の改
良によって改善され、一方、選択性は特定の種類のガス
に有効な触媒の開発、検知要素の表面上への好適なフィ
ルターの析出及びアレイ(array)の形成によって改善
される。たとえば米国特許第4,457,161号及び第4,542,6
40号に開示されたアレイは、複数個のセンサー(各セン
サーが被検混合物中に含有されるガスとの相互作用に対
して個々に関与して異なる応答を生ずる)でなる。これ
らの応答を処理することによって、メタン又は他のガス
状炭化水素が他の種類(たとえばエタノール;仮にただ
1つの検知素子を使用する場合には測定を妨害する)か
ら弁別される。
【0005】米国特許第4,911,892号及び英国特許第2,0
02,907号は、ただ1つの検知要素ではあるが、妨害ガス
の燃焼に好適な材料でなるフィルターを具備するもの
(これにより、検知物質に対するセンサーの感度及び選
択性を改善する)を使用するアイデアを利用している。
この構成の主な欠点は、妨害ガスが多量の場合、誤った
警報を発することである。
【0006】ヨーロッパ特許公開第444,753号は、無定
形の半導体酸化物を基材とする2つの検知要素(1つは
測定用であり、他は参照用であり、異なった作動温度に
維持される)でなる炭化水素検知素子を開示する。この
方法は、信号の煩雑な処理の必要なく、特にアレイを使
用することなくメタン及び妨害ガスの間の弁別を可能に
するが、妨害ガス濃度が非常に高い場合には、検知素子
の選択性は不満足なものである。
【0007】発明者らは、本発明に従い、結晶性の半導
体酸化物を基材とする検知素子内において検知測定要素
(後述の如く保護されている)を検知参照要素と結合さ
せることによって、検知素子がガス状炭化水素の測定に
おいて高い選択性を発揮し、かかる選択性は妨害ガスが
高濃度で存在する場合にも発揮されるとの知見を得た。
これにより、妨害ガス(特にエタノール)が広範な妨害
ガス濃度範囲で存在することによってもガス状炭化水素
警報限界(特にメタンに関する)が変動されない高感度
の検知素子を形成することが可能になった。本発明の検
知素子は信頼性が高く、公知の検知素子を苦しめていた
誤った警報を実質的に全く生じない。
【0008】このように、本発明は、主表面の一方の上
に加熱要素を担持し、他の主表面上に検知測定要素及び
検知参照要素を担持する絶縁性材料の支持体を包含して
なる、メタン及び他のガス状炭化水素用の半導体酸化物
を基材とする検知素子において、前記検知測定要素及び
前記検知参照要素が結晶性の酸化スズ、アルミナ及び貴
金属でなると共に、シルクスクリーン法によって析出さ
れた薄層形であり、前記検知測定要素を貴金属に分散さ
せた電気絶縁性の多孔物質の層で被覆し、前記検知測定
及び参照要素を前記加熱要素によって相互に異なる温度
に加熱すると共に、ガスとの相互作用によって検知要素
が呈するコンダクタンスを測定し、検知参照要素及び検
知測定要素によって発せられる信号を比較し、当該信号
の比較に基づき炭化水素ガスの存在及び濃度を評価する
電子コンパレーター回路に接続したことを特徴とする検
知素子を提供する。
【0009】次に、図1(検知素子の正面図(A)、背
面図(B)及び側面図(C)を概略して示す)を参照し
て本発明を詳述する。
【0010】この図において、符号1はアルミナの如き
絶縁性材料のプレート形支持体を示し、該支持体の前面
上には検知測定要素2及び検知参照要素3が設けてあ
る。これらの検知要素2及び3は代表的には約100μm
の厚さを有し、酸化スズ、アルミナ及び貴金属(好まし
くは白金又はパラジウム)を含有するペーストからシル
クスクリーン法によって析出される。
【0011】かかるペーストは、不活性な有機溶媒中に
酸化スズ(SnO2)粉末及びアルミナ(Al2O3)粉末(粒
子サイズ1μmより小)を重量比5:2〜1:1で懸濁
させ、有機金属前駆体形の貴金属を、最終検知要素にお
ける貴金属濃度が少なくとも0.1重量%、約3重量%以
下、好ましくは約1重量%となる量で添加することによ
り簡単に調製される。ペーストの粘度は速度勾配100秒
-1で20000〜30000mPaである。
【0012】検知測定要素2の上には、貴金属が分散さ
れた電気絶縁性の多孔物質の層4が厚さ約20〜30μmで
析出してある。電気絶縁性物質は、たとえばアルミナ及
び貴金属(パラジウム又は白金;貴金属は少なくとも0.
1重量%、約3重量%以下、好ましくは約1重量%の量
で存在する)でなる。
【0013】両方検知要素2及び3及び電気絶縁性物質
の層4は、以下の連続する工程でなる方法によって調製
される。 a)シルクスクリーンプリンティング:かかる目的に特
異な市販の装置を使用するシルクスクリーン法によるフ
ィルムの析出。 b)レベリング:シルクスクリーンフィルムが表面上に
フレームスクリーンの捺印による線状ネットワークを包
含するため、サンプルを空気中、外界温度に数分間放置
することにより、これらの欠点を排除する。 c)乾燥:乾燥はオーブン内において温度90〜200℃で
行われる。この工程の間に、シルクスクリーン用ペース
トの揮発性物質が除去され(重量損失:全体の約40
%)、フィルムは特定のコンシステンシーを獲得する。 d)高温焼成:シルクスクリーンフィルムの焼成は、溶
媒及び有機結合剤を燃焼によって除去する工程である。
焼成はキルン内において空気中、温度600〜1200℃で行
われる。
【0014】該方法は、工程a)〜d)を数回繰返すこ
とにより、又は工程a)〜c)を数回繰返し、最後に1
回焼成工程d)を行うことによって行われる。
【0015】図1を参照して、支持体1の裏面上には、
前面の検知要素2及び3を相互に異なった操作温度に維
持する温度勾配を形成するような幾何学的形態で加熱要
素5が析出してある。詳しくは、検知測定要素は温度40
0〜550℃に維持され、参照要素は温度200〜400℃に維持
され、2つの素子の温度差は少なくとも50℃である。
【0016】図1は、検知要素の電気コンタクト6及び
加熱要素の電気コンタクト7も示しており、これらは白
金又は金を基材とする市販のペーストで形成される。
【0017】検知素子の各種の他の構成要素は、上述の
如く、検知測定及び参照要素と同様のシルクスクリーン
プリンティング、レベリング、乾燥及び焼成の工程を経
由する各種ペーストのシルクスクリーンによって簡単に
析出される。析出の順序は、最も高い焼成温度を必要と
する要素を1番目に析出させるとの点で、本質的に最終
焼成温度に左右される。上述の記載に基づき、本発明の
検知素子の構成における手順は次のとおりである。初め
に、加熱要素を支持体上にシルクスクリーン印刷し、つ
いで、これを外部物質から保護し、その後、加熱要素の
ターミナルをプリントする。つづいて、検知測定要素及
び検知参照要素の電極及びこれらのターミナルを形成す
る。最後に、検知測定要素及び検知参照要素自体を形成
する。
【0018】他の具体例によれば、検知参照要素及び検
知測定要素を、各々加熱要素を具備する2つの異なる支
持体上に析出する。
【0019】さらに他の具体例によれば、検知測定要素
と同様に、分散された貴金属を含有する電気絶縁性物質
の層を検知参照要素上にも析出できる。
【0020】上述の如く、検知測定要素及び検知参照要
素は、ガスとの相互作用によって検知要素が呈するコン
ダクタンスを測定し、検知参照要素及び検知測定要素に
よって発せられる信号を比較し、当該信号の比較に基づ
き炭化水素ガスの存在及び濃度を評価する電子コンパレ
ーター回路に接続される。
【0021】図2は、警報システムを制御するために使
用されるものであって、検知測定要素によって発生され
る信号を増幅する第1の増幅器D及び検知参照要素によ
って発生される信号を増幅する第2の増幅器Fを包含
し、これらの信号をセクションEで処理し、比較して、
メタン又は他の炭化水素ガスが所定の限界値を越える濃
度で存在する場合に音響及び/又は光信号を発する電子
コンパレーターのスキームを示す。参照要素が妨害ガス
(特に濃度約2000ppmのエタノール)の存在を信号する
場合に、光信号が発せられ、メタンの警報信号が抑制さ
れる。
【0022】このように、高い感度及び信頼性の検知素
子が得られる。特に、この検知素子では、ガス状炭化水
素の警報限界は、広範な濃度範囲の妨害ガスの存在によ
ってもほとんど変化しない。たとえば、メタンの警報限
界(代表的には0.2〜1.0%である)は、家庭のキッチン
に通常存在するガスである濃度2000ppm以下のエタノー
ルの存在によっても実質的に変化しない。従って、本発
明の検知素子は、通常の使用条件下での誤った警報を実
質的に排除できるため極めて信頼性が高い。
【0023】以下の実施例は本発明がさらに良好に理解
されるように例示するものであって、本発明を限定する
ものではない。
【0024】
【実施例1】標準のアルミナプレート(サイズ5×5c
m、厚さ0.6mm)でなる支持体の一方の表面上にシルクス
クリーン法によって加熱要素を析出した。
【0025】析出のため、開口がドクターブレードの前
進方向に対して45°で配向された325メッシュの鋼スク
リーンを具備するフレームを有する市販の装置を使用し
た。ドクターブレードの速度は15cm/秒であり、圧力は
4Kgである。抵抗ペーストは白金を基材とする市販のシ
ルクスクリーンペースト ESL 5545である。
【0026】10分間レベリングを行った後、オーブン内
において125℃で10分間プレートを乾燥させた。つい
で、ベルトキルンにおいて、970℃で10分間、1200℃で
さらに10分間高温焼成を行った。このようにして、厚さ
10〜12μm、抵抗値約10オームのヘアピン形の加熱要素
を得た。
【0027】保護層用としてHeraeus IP9117−S及びタ
ーミナル用としてDu Pont 4596の如きペーストを使用
し、同じ操作法によって加熱要素を保護し、ターミナル
を形成した。
【0028】ついで、アルミナプレートの反対側表面上
に、くし形の金又は白金コンタクト、コンタクトの端部
における溶融可能なスズパッド及びガス検知部を連続し
て析出させた。コンタクトは、検知部との大きな接触面
積を提供するようにくし形である。これらは、同じ方法
及び加熱要素のコンタクトの形成に使用したものと同じ
ペーストを使用して形成される。溶融可能なスズパッド
を、加熱要素の場合の如く、シルクスクリーン法によっ
てコンタクトの端部で析出させた。
【0029】下記の組成(%はペースト全体の重量に対
するものである)のペーストを使用して、シルクスクリ
ーン法によってガス検知部を析出させた。 99.9% SnO2 CERAC(粒径1μmより小) 45.5% 99.9% Al2O3 Baikowski(粒径1μmより小) 18.2% 白金8%を含有するHeraeus 7811/L溶液 2.8% α−テルピネオール Fluka RP及びエチルセルロースFluka RP(7mPas)の95: 8でなる有機ビヒクル 27.4% ブチルカルボニルアセテート(BCA) 6.1%
【0030】シルクスクリーンプリンティング、レベリ
ング及び乾燥を4回行うことによってフィルム(検知測
定要素及び検知参照要素を形成する)を析出させた。つ
いで、検知測定要素の上に、Al2O3(粒径1μmを有す
る)でなり、白金1重量%を含有する電気絶縁性の多孔
物質を析出させた。この層の目的は、測定要素の選択性
をエタノールの如き妨害ガスが優先的に反応できるよう
に改善することである。ついで、焼成工程を1回870℃
でのみ行う。
【0031】検知要素の膜厚は約100μmであり、電気
抵抗性の多孔物質層の厚さは約20μmである。
【0032】
【実施例2】実施例1の方法を使用して、2つの要素の
作動温度を連続して制御できる電子コントロールユニッ
トに接続された2つの検知要素でなる検知素子を形成し
た。
【0033】実施例1の方法を再度使用して、ただし検
知測定要素の上に電気抵抗性の多孔物質の層をもたない
検知素子も比較用として形成した。
【0034】コントロールユニットが素子の2つの検知
要素を異なる温度に維持することを可能にするため、こ
れらの1つを温度500℃に維持することによってメタン
濃度の測定に使用でき、他を300℃に維持することによ
って妨害ガスとしてのエタノールの濃度の測定に使用で
きる。
【0035】後述の表1は、高温度(500℃)に維持さ
れる検知要素の感度[(R(空気)−R(ガス))/R
(ガス)として表示される]を示す。空気中メタン1000
0ppmにおける感度は約10であり、一方、エタノール2000
ppmにおける感度は約3であることが理解される。従っ
て、この検知要素はメタン濃度の測定に使用される。
【0036】低温度(300℃)に維持した要素はエタノ
ール2000ppmで高い感度を有し、(R(空気)−R(ガ
ス))/R(ガス)の値は100を越える。これに対して、
メタン10000ppmにおける感度は3〜6に低下し、従っ
て、この検知要素はエタノールの濃度の測定に使用され
る。
【0037】両検知要素の抵抗を測定することによっ
て、仮にエタノールが非常に高い濃度で存在している場
合であっても誤った警報の発生が回避される。これに関
して、低い温度に維持した検知要素の抵抗の測定値にか
なりの低下が生じた場合には、コントロールユニットが
メタン検知要素に接続された警報回路を阻害する。
【0038】表1は、検知測定要素上に電気抵抗性の多
孔物質の層が形成されている場合、メタン感度は10で一
定であるが、空気中におけるエタノール含量2000ppmの
感度が0.2に低下することも示している。エタノールが
約2000ppmで存在する場合であっても、メタンに関する
警報限界は変化しないことが観察される。
【0039】
【表1】 (R(空気)−R(ガス))/R(ガス) フィルターなし: 空気中エタノール2000ppm 3 空気中メタン10000ppm 10 フィルターあり: 空気中エタノール2000ppm 0.2 空気中メタン10000ppm 10
【0040】上記表中の「フィルター」は検知測定要素
上の電気抵抗性の多孔物質の層をいう。結論として、ア
ルミナフィルターはメタン選択性を増大させ、一方、参
照要素は妨害ガス(特にエタノール)が別個に測定され
ることを可能にする(これはただ1つの検知要素では可
能ではない)と共に、電子コントロールユニットは2つ
の異なる信号(1つは検知測定要素からのものであり、
他は検知参照要素からのものである)を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検知素子を概略して示す図であって、
(A)は正面図、(B)は背面図及び(C)は側面図であ
る。
【図2】検知測定及び参照要素が接続される電子コンパ
レーター回路のスキームを示す図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 検知測定要素 3 検知参照要素 4 電気抵抗性の多孔物質の層 5 加熱要素 6 電気コンタクト 7 電気コンタクト
フロントページの続き (72)発明者 ルーチオ・デ・アンゼリス イタリー国ローマ市ビアーレ・サン・ジ ョバンニ・ボスコ49 (72)発明者 ロベルト・リーバ イタリー国ミラノ市ビア・ファウケ9 (72)発明者 ルチアーノ・オッキオ イタリー国ソンチーノ市ビア・クィンザ ーニ1 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/12

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主表面の一方の上に加熱要素を担持し、他
    の主表面上に検知測定要素及び検知参照要素を担持する
    絶縁性材料の支持体を包含してなる、メタン及び他のガ
    ス状炭化水素用の半導体酸化物を基材とする検知素子に
    おいて、前記検知測定要素及び前記検知参照要素が結晶
    性の酸化スズ、アルミナ及び貴金属でなると共に、シル
    クスクリーン法によって析出された薄層形であり、前記
    検知測定要素を貴金属に分散させた電気絶縁性の多孔物
    質の層で被覆し、前記検知測定及び参照要素を前記加熱
    要素によって相互に異なる温度に加熱すると共に、ガス
    との相互作用によって検知要素が呈するコンダクタンス
    を測定し、検知参照要素及び検知測定要素によって発せ
    られる信号を比較し、当該信号の比較に基づき炭化水素
    ガスの存在及び濃度を評価する電子コンパレーター回路
    に接続したことを特徴とする、検知素子。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、厚さ約100
    μmを有する前記検知要素が、粒径1μmより小の酸化
    スズ及びアルミナを重量比5:2〜1:1で含有すると
    共に、有機金属前駆体の形でかつ最終検知要素における
    貴金属濃度が少なくとも0.1重量%、約3重量%以下、
    好ましくは約1重量%となる量で添加した貴金属、好ま
    しくは白金又はパラジウムを含有するペーストからシル
    クスクリーン法によって析出されたものである、検知素
    子。
  3. 【請求項3】請求項1記載のものにおいて、前記検知測
    定要素の上に析出した電気絶縁性物質の層が厚さ約20〜
    30μmを有し、分散されたパラジウム又は白金を少なく
    とも0.1重量%、約3重量%以下、好ましくは約1重量
    %を含有するアルミナでなるものである、検知素子。
  4. 【請求項4】請求項1記載のものにおいて、前記検知参
    照要素も貴金属を分散させた電気絶縁性の多孔物質の層
    で被覆されてなる、検知素子。
  5. 【請求項5】請求項1記載のものにおいて、前記検知測
    定及び参照要素が、各々加熱要素を具備する2つの異な
    る支持体に析出されてなる、検知素子。
  6. 【請求項6】請求項1記載のものにおいて、白金加熱要
    素が厚さ10〜12μm及び抵抗値約10オームを有するヘア
    ピンコイル状である、検知素子。
  7. 【請求項7】請求項1記載のものにおいて、検知測定要
    素を温度400〜550℃に維持し、検知参照要素を温度200
    〜400℃に維持し、これら2つの要素の間の温度差が少
    なくとも50℃である、検知素子。
  8. 【請求項8】請求項1記載のものにおいて、該検知素子
    の要素を、a)シルクスクリーン法によってフィルムを
    析出し、b)シルクスクリーンプリントしたフィルムを
    レベル化し、c)レベル化したフィルムを温度90〜200
    ℃で乾燥させ、d)乾燥したフィルムを温度600〜1200
    ℃で焼成する連続操作によって支持体上に析出させてな
    る、検知素子。
  9. 【請求項9】請求項1記載のものにおいて、電子処理回
    路が、検知測定要素によって発生された信号を増幅する
    第1の増幅器と、検知参照要素によって発生された信号
    を増幅する第2の増幅器と、前記信号を処理し、比較し
    て、メタン又は他の炭化水素ガスが所定の限界値を越え
    る濃度で存在する場合に音響及び/又は光信号を発する
    セクションとを包含してなるものである、検知素子。
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