JP3197715B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JP3197715B2 JP28524993A JP28524993A JP3197715B2 JP 3197715 B2 JP3197715 B2 JP 3197715B2 JP 28524993 A JP28524993 A JP 28524993A JP 28524993 A JP28524993 A JP 28524993A JP 3197715 B2 JP3197715 B2 JP 3197715B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標準処理用の写真フィ
ルムと共に迅速処理用の写真フィルムの処理も可能とす
る感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮影済の写真フィルム(例えばネガフィ
ルム)は、フィルム供給装置によってパトローネから引
き出されて現像装置内へ送り込まれて現像処理された
後、画像駒毎に印画紙へ露光されて写真プリントとして
戻される。このような撮影済のネガフィルムを現像及び
プリントとする現像所には、多量のネガフィルムを取り
扱う所謂大ラボ、少量のネガフィルムを取り扱う小規模
の所謂ミニラボ等がある。
【0003】ミニラボでは、処理量が少量であるため、
ネガフィルムを現像する装置、現像されたネガフィルム
の画像に応じて印画紙を露光する装置及び露光された印
画紙を現像処理する装置がそれぞれ小型でコンパクトな
ものが用いられている。このような小型でコンパクトな
装置には、それぞれの工程を一体化し、操作性を向上さ
せたものがある。
【0004】ところで、撮影したネガフィルムをすぐに
写真プリントにして見たいという顧客も増加しており、
短時間処理を行うミニラボが増加している。このよう
な、ミニラボでは、顧客から預かったネガフィルムを現
像した後、直ぐに印画紙へ露光して写真プリントを作成
し、数十分以内に顧客に現像したネガフィルムと共に写
真プリントを渡すことができるようにしている。
【0005】このような迅速処理の要求に伴って、短時
間で現像処理の可能なネガフィルム等の感光材料の提案
がなされている。このような、迅速処理の可能な感光材
料は、迅速処理のみならず標準の処理工程にて処理され
る場合にも優れた写真特性が得られることが好ましい
が、例えば、一般の感光材料と同様に標準処理液によっ
て処理するときは、一般の感光材料と同じ仕上がりにで
きるが、迅速処理の場合には、仕上がった写真プリント
の色毎の階調差が生じるものがある。また、迅速処理し
た場合に標準の感光材料を標準処理したのと同様に仕上
げることができる感光材料であったときには、この感光
材料を標準処理すると、階調差が生じてしまうものがあ
る。
【0006】すなわち、前記最初の例では、迅速処理用
のネガフィルムを標準処理したときには、標準処理用の
ネガフィルムを標準処理した時と同じ仕上がりにするこ
とができるが、迅速処理用のネガフィルムを迅速処理機
で処理した時とは、各色の階調に差が生じる。このた
め、これらのネガフィルムを通常のネガフィルムと同様
に露光処理することは実質的に困難となっている。この
ため、迅速処理用のネガフィルムを迅速に処理しようと
する場合には、迅速処理用のネガフィルムを処理する装
置を別々に設ける必要が生じている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮してなされたものであり、通常処理用(標準処理用)
写真フィルムの処理は勿論、通常の処理液によって迅
速処理等に対応した写真フィルムの処理等を可能とする
感光材料処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光材料処理装置は、画像露光された標準処理用又は迅
速処理用の写真フィルムを、標準処理又は迅速処理の何
れか一方の処理条件で現像処理する第1の現像工程と、
前記第1の現像工程で現像処理した前記写真フィルムに
記録されている画像に応じて印画紙を露光する露光工程
と、前記露光工程で画像露光された前記印画紙を現像処
理する第2の現像工程と、を含む感光材料処理装置であ
って、前記第1の現像工程で現像処理する前記写真フィ
ルムが迅速処理用の写真フィルムであるか否か及び、第
1の現像工程の前記処理条件と異なる処理条件での処理
用の写真フィルムであるか否かを検出する検出手段と、
前記検出手段が迅速処理用の写真フィルム又は前記異な
る処理条件での処理用の写真フィルムであると検出した
ときに該写真フィルムに前記第1の現像工程の前記処理
条件を記録する記録手段と、前記検出手段の検出結果又
は前記写真フィルムに記録されている前記処理条件に基
づいて前記露光工程での前記印画紙の露光条件を設定す
る設定手段と、前記設定手段によって設定された前記露
光条件に基づいて前記写真フィルムに記録された画像に
応じて前記印画紙を露光する露光制御手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る感光材料処理装置
は、画像露光された標準処理用又は迅速処理用の写真フ
ィルムを標準処理又は迅速処理の何れか一方の処理条件
で現像処理する第1の現像工程と、前記第1の現像工程
で現像処理した前記写真フィルムに記録されている画像
に応じて印画紙を露光する露光工程と、前記露光工程で
画像露光された前記印画紙を現像処理する第2の現像工
程と、を含む感光材料処理装置であって、前記第1の現
像工程で現像処理する前記写真フィルムが迅速処理用の
写真フィルムであるか否か及び、第1の現像工程の前記
処理条件と異なる処理条件での処理用の写真フィルムで
あるか否かを検出する検出手段と、前記検出手段が迅速
処理用の写真フィルム又は前記異なる処理条件での処理
用の写真フィルムであると検出したときに該写真フィル
ムに前記第1の現像工程の前記処理条件を記録する記録
手段と、前記検出手段の検出結果又は前記前記写真フィ
ルムに記録されている前記処理条件に基づいて、階調特
性の異なる印画紙から画像露光を行う印画紙を選択する
選択手段と、前記選択手段によって選択された印画紙を
前記写真フィルムに記録された画像に応じて露光する露
光制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に係る感光材料処理装置
は、画像露光された標準処理用又は迅速処理用の写真フ
ィルムを標準処理又は迅速処理の何れか一方の処理条件
で現像処理する第1の現像工程と、前記第1の現像工程
で現像処理した前記写真フィルムに記録されている画像
に応じて印画紙を露光する露光工程と、前記露光工程で
画像露光された前記印画紙を現像処理する第2の現像工
程と、を含む感光材料処理装置であって、前記第1の現
像工程で現像処理する前記写真フィルムが迅速処理用の
写真フィルムであるか否か及び、第1の現像工程の前記
処理条件と異なる処理条件での処理用の写真フィルムで
あるか否かを検出する検出手段と、前記検出手段が迅速
処理用の写真フィルム又は前記異なる処理条件での処理
用の写真フィルムであると検出したときに該写真フィル
ムに前記第1の現像工程の前記処理条件を記録する記録
手段と、前記検出手段の検出結果又は前記写真フィルム
に記録されている前記処理条件に基づいて前記露光工程
での前記印画紙の露光条件を設定する設定手段と、前記
検出手段の検出結果又は前記前記写真フィルムに記録さ
れている前記処理条件に基づいて、階調特性の異なる印
画紙から画像露光を行う印画紙を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された印画紙を、前記設定手
段によって設定された露光条件に基づいて前記写真フィ
ルムに記録された画像に応じて露光する露光制御手段
と、を含むことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4に係る感光材料処理装置
は、請求項1から請求項3の何れかに記載の感光材料処
理装置であって、前記写真フィルムが3色の発色層から
構成されているときに、前記第1の現像工程で現像処理
された前記写真フィルムの中間層と最表層の濃度の濃度
差と、中間層と最下層の濃度差とを測定比較し、前記写
真フィルムが迅速処理用の写真フィルムであるか否か及
び前記第1の現像工程での前記処理条件を判断して、該
判断結果に基づいた階調特性の印画紙の選択ないし露光
条件の設定を行うことを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】本発明の請求項1に記載の感光材料処理装置で
は、例えば第1の現像工程の処理条件が標準処理である
ときに、第1の現像工程で処理する写真フィルムが、迅
速処理用の写真フィルムであるか標準処理用の写真フィ
ルムであるかを、読取手段によって読み取る。このと
き、写真フィルムがパトローネに収容されたネガフィル
ムでDXコードが設けられているときには、このDXコ
ードを読み取って、標準処理用の写真フィルムであるか
又は迅速処理用の写真フィルムであるかを判断する。
【0015】ここで、写真フィルムが迅速処理用である
と、記録手段が、この写真フィルムを標準処理の処理条
件で現像処理したことを写真フィルムに記録する。この
とき、記録手段は、少なくとも迅速処理用の写真フィル
であること及びこの写真フィルムを標準処理してある
ことが、後で読み取ることができればよい。
【0016】露光工程では、迅速処理用の写真フィルム
を標準処理で現像処理したと判断又は読み取ったときに
は、予め設定された露光条件で印画紙へ画像露光を行な
う。このときの露光条件は、迅速処理用の写真フィルム
を標準処理したときに写真フィルムに記録された画像に
生じる階調の差等を補い、印画紙へ露光した画像が標準
処理された標準処理用の写真フィルムの画像を露光した
のと同等となるように設定すれば、第2の現像工程で処
理された印画紙には、写真フィルムの種類、処理条件
拘らず一定品質の画像を形成することができる。
【0017】本発明の請求項2に記載の感光材料処理装
置では、第1の現像工程での処理条件と異なる処理条件
又は迅速処理用の写真フィルムであったときには、検出
手段の検出結果又は写真フィルムに記録された情報か
ら、予め用意している階調特性の異なる印画紙から適切
な階調特性の印画紙を選択し、選択した印画紙を用いて
画像露光を行う。
【0018】すなわち、写真フィルムが標準処理用であ
るか迅速処理用であるかによって生じる階調差を補う階
調の特性を有する印画紙を選択すれば、露光条件を大幅
に変更することなく、第2の現像工程で処理された印画
紙に形成された画像は、略同じ階調とすることができ
る。これにより、印画紙に記録された画像に、写真フィ
ルムの種類、処理条件の相違による画像品質の変化が生
じないようにすることができる。
【0019】本発明の請求項3に記載の感光材料処理装
置では、写真フィルムに記録された情報から印画紙を選
択すると共に露光条件を設定する。これによって、写真
フィルムが標準処理用であるか否かや標準処理を行った
か迅速処理を行ったか否かに拘らず、第2の現像工程で
処理された印画紙に形成される画像は略一定の品質のも
のとなる。
【0020】本発明の請求項4に記載の感光材料処理装
置では、現像処理された写真フィルムの各色要素の濃度
を測定し、さらに、最表層の濃度と中間層の濃度の濃度
差及び中間層の濃度と最下層の濃度の濃度差を比較する
ことにより、写真フィルムが迅速処理用のものを標準処
理したか否かなどの写真フィルムの種類と処理条件の相
違を判断している。例えば、写真フィルムが迅速処理用
写真フィルムであったときに標準処理されると、各色
毎に処理の進行度合いが変わるため、各色成分の濃度差
に差が生じる。このような濃度差を検出することによ
り、写真フィルムに処理条件が記録されていなくても、
迅速処理用の写真フィルムを標準処理したものであるか
否かなどを明確に判断することができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】このように、写真フィルムが迅速処理用
写真フィルムであるか否か、迅速処理を行なったかた否
かに基づいて、露光条件の設定ないし印画紙の選択を行
うことにより、第2の現像工程で処理された印画紙に形
成される画像は略一定の品質のものとなる。
【0025】次に、本発明での標準処理及び迅速処理と
共に、本発明を具体的に説明する。
【0026】標準処理とは、発色現像時間3分以上5分
以内の現像処理であって、かつ、「DRY to DR
Y」が8分以上35分以下の処理を言う。また、迅速処
理とは発色現像時間1分30秒以下の現像処理であっ
て、かつ、「DRY to DRY」が1分以上6分以
下の処理を言う。
【0027】標準処理は、発色現像処理の現像時間が
分以上であり、発色現像液は、特開平3−33847号
公報の第9頁、左上欄の第6行目〜第11頁右下欄の第
6行目に記載の内容のものである。具体的には、富士写
真フイルム株式会社製のカラーネガフィルム用処理剤C
N−16やCN−16X、CN−16Q、CN−16F
Aの発色現像液及び発色現像補充液、或いは、イースト
マン・コダック社製のカラーネガフィルム用処理剤C−
41、C−41B、C−41RAの発色現像液などが好
ましく使用できる。
【0028】カラー現像液中のカラー現像主薬は、公知
の芳香族第一級アミンカラー現像主薬を使用できる。好
ましいカラー現像主薬は、p−フェニレンジアミン誘導
体であり、代表例を以下に示すがこれらに限定されるも
のではない。 D−1 N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン D−2 2−メチル−N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン D−3 4−[N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ]アニリ ン D−4 2−メチル−4−[N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)ア ミノ]アニリン D−6 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−[β−(メタンスルホ ンアミド)エチル]アニリン D−7 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−メトキシエチルアニリ ン D−8 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(4−ヒドロキシブチ ル)アニリン D−9 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(−ヒドロキシプロ ピル)アニリン D−10 4−アミノ−3−メトキシ−N,N−ビス(3−ヒドロキシプロピ ル)アニリン D−11 4−アミノ−3−メトキシ−N,N−ビス(4−ヒドロキシブチル )アニリン D−12 4−アミノ−3−メトキシ−N−ヒドロキシエチル−N−(4−ヒ ドロキシブチル)アニリン なお、カラー現像主薬としては、D−4、D−8、D−
9、D−10、D−11、D−12がより好ましい。
【0029】迅速処理の発色現像処理は現像時間が1分
30秒以下である。好ましくは30秒以上1分30秒以
下、より好ましくは45秒以上1分20秒以下である。
現像主薬の好ましい添加量は現像液1リットル当り18
ミリモル以上60ミリモル以下であり、更に好ましくは
25ミリモル以上50ミリモル以下である。また、標準
処理の発色現像処理に対して迅速処理の発色現像処理に
含まれる現像主薬の濃度が、1.5倍〜5倍となる含有
量が好ましく特に効果が十分に発揮される。迅速処理の
発色現像処理の処理温度は好ましくは38°C以上50
°C以下であり、より好ましくは40°C以上45°C
以下である。
【0030】カラー現像液中にはカブリ防止剤としてハ
ロゲンイオンを含有することができる。標準処理の発色
現像処理に対して迅速処理の発色現像処理のハロゲンイ
オン濃度が、1.5倍〜5倍であることが好ましく
に標準処理の発色現像処理に対して迅速処理の発色現像
処理に含まれる現像主薬の濃度が1.5倍〜5倍になる
場合に上記迅速処理の発色現像処理のハロゲンイオン濃
度が、1.5倍〜5倍であることが最も好ましい。具体
的には現像液1リットル当り16ミリモル〜58ミリモ
ル、好ましくは20ミリモル〜42ミリモルである。ハ
ロゲンイオンとしては特に臭化物イオンが好ましく、必
要に応じて沃化物イオン、あるいは塩化物イオンを含有
することができる。
【0031】カラー現像液には、前記芳香族第一級アミ
ンカラー現像主薬を直接保恒する化合物として、特開昭
63−5341号、同63−106655号あるいは特
開平4−144446号に記載の各種ヒドロキシルアミ
ン類、特開昭63−43138号に記載のヒドロキサム
酸類、同63−146041号に記載のヒドラジン類や
ヒドラジド類、同63−44657号及び同63−58
443号に記載のフエノール類、同63−44656号
に記載のα−ヒドロキシケトン類やα−アミノケトン
類、同63−36244号に記載の各種糖類などを含有
することができる。また、上記化合物と併用して、特開
昭63−4235号、同63−24254号、同63−
21647号、同63−146040号、同63−27
841号及び同63−25654号等に記載のモノアミ
ン類、同63−30845号、同63−14640号、
同63−43139号等に記載のジアミン類、同63−
21647号、同63−26655号及び同63−44
655号に記載のポリアミン類、同63−53551号
に記載のニトロキシラジカル類、同63−43140号
及び同63−53549号に記載のアルコール類、同6
3−56654号に記載のオキシム類、および同63−
239447号に記載の3級アミン類を使用することが
できる。
【0032】その他の保恒剤として、特開昭57−44
148号及び同57−53749号に記載の各種金属
類、同59−180588号に記載のサリチル酸類、同
54−3582号に記載のアルカノールアミン類、同5
6−94349号に記載のポリエチレンイミン類、米国
特許第3,746,544号に記載の芳香族ポリヒドロ
キシ化合物等を必要に応じて含有しても良い。
【0033】特に好ましい保恒剤としては、特開平3−
144446号の一般式(1)で表されるヒドロキシル
アミン類であり、中でもスルホ基やカルボキシ基を有す
る化合物が好ましい。
【0034】その他のカラー現像液には、上記特開平3
−144446号公報に記載の各種添加剤を使用でき
る。例えば、pHを保持するための緩衝剤としては同公
報(9)頁右上欄第6行目〜左下欄第1行目の炭酸類、
リン酸類、ホウ酸類、ヒドロキシ安息香酸類などが上げ
られる。キレート剤としては、同頁左下欄第2行目〜右
下欄第18行目の各種アミノポリカルボン酸類、ホスホ
ン酸類、スルホン酸類で好ましくはエチレンジアミン四
酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、1,3−ジアミ
ノプロパノール四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、
エチレンジアミン−N,N,N’,N’−テトラキス
(メチレンホスホン酸)、カテコール−3,5−ジスル
ホン酸が良い。現像促進剤としては、同公報(9)頁左
下欄第19行目〜同公報(10)頁右上欄第7行目に記
載の各種添加剤が挙げられる。カブリ防止剤としては同
公報(10)頁右上欄第8行目〜左下欄第5行目に記載
のハロゲン化イオン、有機カブリ防止剤が挙げられる。
また、必要に応じてアルキルスルホン酸、アリールスル
ホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の各種
界面活性剤を添加してもよい。
【0035】また、カラー現像液を用いて写真処理装置
(感光材料処理装置)で処理を行なう際、カラー現像液
が空気と接触する面積(開口面積)はできるだけ小さい
方が好ましい。例えば、開口面積(cm2 )を現像液の
体積(cm3 )で割った値を開口率とすると、開口率は
0.01cm-1以下が好ましく、0.005cm-1以下
がより好ましい。
【0036】カラー現像液は再生して使用することがで
きる。カラー現像液の再生とは、使用済の現像液をアニ
オン交換樹脂や電気透析を行なったり、あるいは再生剤
と呼ばれる処理薬品を加えることによりカラー現像液の
活性を上げ、再びカラー現像液として使用することであ
る。この場合、再生率(補充液中のオーバーフロー液の
割合)は、50%以上が好ましく、特に70%以上が好
ましい。カラー現像液再生を用いた処理としては、カラ
ー現像液のオーバーフロー液を再生後、補充液とする。
【0037】カラー現像液の再生の方法としては、アニ
オン交換樹脂を用いるのが好ましい。特に好ましいアニ
オン交換樹脂の組成及び再生方法に関しては、三菱化成
工業(株)発行のダイアイオン・マニュアル(1)(1
986年第14版)に記載のものをあげることができ
る。また、アニオン交換樹脂のなかでは特開平2−95
2号や特開平1−281152号に記載された組成の樹
脂が好ましい。
【0038】ここで、迅速処理用のカラーネガフィルム
が、標準処理されたときに、標準処理用のカラーネガフ
ィルムと同じ階調の画像が形成されるものであり、迅速
処理されたときには、軟調となった画像が形成されるも
のであったとき、この迅速処理用のカラーネガフィルム
に記録された画像を標準処理された標準処理用のネガフ
ィルムに記録された画像と同じ条件でカラー印画紙に画
像露光したときには、カラー印画紙に軟調となった画像
が形成されてしまう。
【0039】このとき、本発明では、露光条件又は印画
を迅速処理された迅速処理用のカラーネガフィルムに
記録された画像に応じて設定又は選択することにより、
迅速処理された迅速処理用のカラーネガフィルムに記録
された画像が、標準処理された標準処理用のカラーネガ
フィルムに記録された画像と同様の階調となってカラー
印画紙に記録することができるようにしている。これに
よって、写真フィルムが標準処理用であるか迅速処理用
であるか、又は、写真フィルムが標準処理されたものか
迅速処理されたものかに拘らず、単一の処理装置によっ
印画紙に階調差のない略一定品質の画像を形成するこ
とができる。
【0040】
【実施例】図1及び図2には、感光材料処理装置の一例
として本実施例に適用した写真処理装置10の概略構成
を示している。なお、図1には、写真処理装置10の上
面側から見た写真処理装置10の概略構成図を示し、図
2A及び図2Bのそれぞれは、図1の2A−2A線及び
2B−2B線に沿った装置内部を矢視した装置内部の概
略構成図となっている。
【0041】この写真処理装置10は、写真フィルム
してのネガフィルム12を発色現像、漂白定着、水洗及
び乾燥処理する第1の現像工程を形成するフィルム処理
装置14と、印画紙16を発色現像、漂白定着、水洗及
び乾燥処理する第2の現像工程を形成する印画紙処理装
置18及び、フィルム処理装置14で処理されたネガフ
ィルム12に記録されている画像を順次印画紙16へ露
光する露光装置20によって構成されている。フィルム
処理装置14、印画紙処理装置18及び露光装置20
は、内部が遮光されたケーシング10A内に一体で収容
されている。
【0042】フィルム処理装置14には、図示しないカ
メラ等によって画像露光されたネガフィルム12が収容
されたパトローネ22が装填されるパトローネ装填部2
4が設けられており、このパトローネ装填部24内に装
填されたパトローネ22からネガフィルム12が引き出
されてフィルム処理装置14内へ送りこまれる。
【0043】図6A及び図6Bには、本実施例に適用し
たネガフィルム12を示している。このネガフィルム1
2には、ポリエチレンテレフタレート(PET)のベー
ス104上に、赤色に感光するシアン発色層(C発色層
106)、緑色の光によって感光するマゼンタ発色層
(M発色層108)及び青色の光によって感光するイエ
ロー発色層(Y発色層110)が順に形成されており、
最表層のY発色層110と次のM発色層108との間に
は、イエローフィルタ112が形成されている。このネ
ガフィルム12は、最表層のY発色層110側から照射
される光によって露光される。
【0044】図2Aに示されるように、パトローネ装填
部24には、装填されたパトローネ22にバーコードと
して表示しているDXコード(図示省略)を読み取る
取装置114が設けられており、写真処理装置10で
は、この読取装置114によって読み取ったDXコード
から、このパトローネ22に収容されているネガフィル
ム12が標準処理用であるか迅速処理(以下特に区別す
るときにはネガフィルム12Aとする)用であるかを判
別することができるようになっている。なお、迅速処理
用のネガフィルム12Aは、所定の迅速処理が行なわれ
ることによって標準処理されたネガフィルム12と同品
質の画像を得ることができる。
【0045】フィルム処理装置14内には、発色現像液
を貯留する現像槽26、漂白定着液を貯留する漂白定着
槽28、水洗水を貯留する水洗槽30及び水洗処理され
たネガフィルム12を乾燥処理する乾燥部32が設けら
ている。パトローネ22から引き出されたネガフィルム
12は、現像槽26、漂白定着槽28及び水洗槽30内
を所定の搬送速度で順次搬送され(図1及び図2Aに示
す矢印A方向)、発色現像、漂白定着、水洗処理された
後、乾燥部32へ送り込まれて乾燥処理される。なお、
フィルム処理装置14では、標準処理のネガフィルム1
2を処理するように、発色現像液、漂白定着液を用いて
いるが、迅速処理用のネガフィルム12を処理するとき
には、搬送速度を速めて迅速に処理することができるよ
うになっている。
【0046】このフィルム処理装置14には、パトロー
ネ装填部24と現像槽26との間には、記録装置116
が配置されている。この記録装置116は、前記読取装
置114によって、迅速処理用のネガフィルム12Aで
あることを検出すると、このネガフィルム12Aの所定
の位置に、迅速処理用のネガフィルム12を迅速処理す
ることを記録するようにしている。
【0047】図6Aに示されるように、ネガフィルム1
2Aに前記情報を記録する方法として、パーフォレーシ
ョンの周縁側等のネガフィルム12Aの非画像部分(画
像コマ領域12B以外の部分)に潜像としてバーコード
118を所定間隔で記録している。このバーコード11
8は、ネガフィルム12Aを現像処理すると顕像化され
るようにしている。なお、バーコード118に限らず種
々の記録手段によって記録することができる。また、ネ
ガフィルム12Aに潜像としてDXコード等が記録され
ているときには、このDXコードが記録されている領域
を避けるようにしている。
【0048】図2Bに示されるように、印画紙処理装置
18内には、印画紙16を処理する発色現像液、漂白定
着液、水洗水をそれぞれ貯留する現像槽34、漂白定着
槽36及び水洗槽38を備えると共に、水洗処理の終了
した印画紙16を乾燥処理する乾燥部40及び乾燥処理
が終了した印画紙16をストックする受け箱42が備え
られている。
【0049】画像露光された印画紙16は、現像槽3
4、漂白定着槽36及び水洗槽38内を所定の搬送速度
で順次搬送され(図1及び図2Bに示す矢印B方向)、
それぞれの処理液に浸漬されて、発色現像、漂白定着及
び水洗処理が行われる。さらに、印画紙16は水洗処理
が終了すると、乾燥部40で乾燥処理されて受け箱42
へ排出される。受け箱42へ排出された印画紙16は、
画像コマ毎に切断されて写真プリントとなる。
【0050】フィルム処理装置14と印画紙処理装置1
8の間に設けられている露光装置20には、フィルム処
理装置14で処理されたネガフィルム12が送り込まれ
ると共にロール状の未露光の印画紙16を収容したペー
パマガジン44が装填されている。未露光の印画紙16
は、ロール状の外周端から引き出されて露光装置20へ
送り出され、露光装置20を経て印画紙処理装置18へ
送り込まれる。また、ネガフィルム12は露光が終了す
ると露光装置20から機外へ排出される。なお、フィル
ム処理装置14と露光装置20との間には、機外から現
像処理済みのネガフィルム12を挿入可能となってお
り、例えば、再プリントを行う現像処理されたネガフィ
ルム12が挿入される。
【0051】図3には、写真処理装置10に設けた露光
装置20の概略構成を示している。この露光装置20に
は、ネガフィルム12の搬送路に沿ってネガキャリア4
6、テンションローラ48及び搬送ローラ対50が配置
されている。また、ネガキャリア46には、ネガフィル
ム12の画像コマ領域12B(図6A参照)の周囲をマ
スキングするネガマスク52及びネガマスク52のネガ
フィルム12の搬送方向の両側部分でネガフィルム12
を挟持して保持すると共に、回転駆動されることによっ
てネガフィルム12を搬送ローラ対54、56が設けら
れている。これらの搬送ローラ対50、54、56は、
露光制御回路86に接続されたフィルム搬送モータ90
によって駆動される。
【0052】ネガフィルム12は、ネガキャリア46へ
送り込まれて、画像コマ領域12Bがネガマスク52の
開口部分に配置された位置で一旦搬送が停止されて、露
光処理が行われ、露光処理が終了すると、搬送ローラ対
50の間へ送り出されると共に、次の画像コマ領域12
Bがネガマスク52内に配置されて露光処理が行われ
る。
【0053】ネガキャリア46の上方側には、光源部5
8が設けられている。この光源部58は、光源60、防
熱フィルタ62、色調整フィルタ64を備えており、光
源60及び色調整フィルタ64を駆動する色調整フィル
タ駆動回路92が露光制御装置86に接続されている
(図4参照)。露光制御装置86によって光源60を点
灯させると、光源60からの光が防熱フィルタ62、色
調整フィルタ64、ネガフィルム12へ照射される。ま
た、ネガキャリア46の下方には、露光用のスリット孔
66Aが形成されたスリットマスク66が設けられてお
り、ネガフィルム12を透過した光の一部がこのスリッ
ト孔66Aを透過するようになっている。なお、スリッ
ト孔66Aは、長手方向がネガフィルム12の搬送幅方
向(図3に示す紙面表裏方向)に沿って細幅で形成され
ている。
【0054】スリットマスク66のネガキャリア52と
反対側には、シャッター68、プリント用レンズ70及
び一対の反射ミラー72、74が設けられており、シャ
ッター68を駆動するシャッター駆動モータ100、プ
リント用レンズ70を駆動するプリント用レンズ駆動回
路102及び反射ミラー72、74を一体で移動する反
射ミラー駆動モータ96が露光制御装置86に接続され
ている。スリットマスク66のスリット孔66Aを通過
したスリット光線は、プリント用レンズ70を透過し、
反射ミラー72、74で反射されて、搬送ローラ対7
6、78の間の露光位置に達するようになっている。
【0055】搬送ローラ76、78は、露光制御回路8
6に接続された印画紙搬送モータ98の駆動によって前
記ペーパマガジン44から引き出された印画紙16を挟
持して搬送する。前記スリット光線は、この搬送ローラ
対76、78に挟持された印画紙16の表面に結像され
る。搬送ローラ対76、78に搬送される印画紙16
は、ネガキャリア46が移動しながらこのネガキャリア
46に配置されたネガフィルム12を透過したスリット
光線が結像されることにより、ネガフィルム12に記録
された画像に応じて露光される(スリット露光)。
【0056】なお、この露光装置20では、反射ミラー
72、74を移動させると共にプリント用レンズ70を
調整して、印画紙16に結像される画像の大きさ(倍
率)を変えることができるようになっている。
【0057】一方、スリットマスク66とシャッター6
8の間には、切替ミラー80が突出可能に配置されてい
る。この切替ミラー80は、露光制御装置86に接続さ
れた切替ミラー駆動モータ94によって、スリット光線
の光路上に突出して、スリット光線をセンサ用レンズ8
2へ向けて反射させてセンサ84へ結像させるようにな
っている。
【0058】このセンサ84も露光制御回路86に接続
されており、露光制御回路86は、このセンサ84によ
ってネガフィルム12を透過した光を測定し、この測定
結果から、光源60の輝度、色調整フィルタ64の調整
等の光源部58の調整等の露光条件を決定するようにな
っている。
【0059】図4A及び図4Bに示されるように、露光
制御回路86は、ネガキャリア46にネガフィルム12
が送り込まれると、露光に先立って切替ミラー80を駆
動すると共にネガキャリア46を移動して、光源部58
から照射されネガフィルム12を透過した光をセンサ8
4へ結像させて、画像コマ内の各色要素の濃度等を測定
して露光条件を設定する。このとき、テンションローラ
48は、ネガキャリア46と搬送ローラ対50の間でネ
ガフィルム12に撓みが生じないようにしている(図4
B参照)。
【0060】一方、この露光制御装置86には、フィル
ム処理装置14に設けた読取装置の検出結果が入力され
るようになっている。露光制御装置20では、この読取
装置114によって迅速処理された迅速処理用のネガフ
ィルム12Aであると判断したときには、予め設定され
て記録されている露光条件で、ネガフィルム12Aに記
録された画像に応じて印画紙16を露光するようにして
いる。
【0061】また、この露光制御回路86には、ネガキ
ャリア46のネガフィルム搬送方向上流側(図3の紙面
左側)に設けられた読取装置120が接続されている。
露光制御装置86は、再プリント用のネガフィルム12
が送り込まれたときに、読取装置120によってネガフ
ィルム12に記録された情報を読み取り、このネガフィ
ルム12が迅速処理用であるか否かを検出すると共に
迅速処理用のネガフィルム12Aであったときには、迅
速処理が行なわれたものか否かを検出する。
【0062】次の本実施例の作用を図9に示すフローチ
ャートにしたがって説明する。なお、このフローチャー
トは、写真処理装置10におけるネガフィルム12の現
像処理から印画紙16の現像処理までの処理の流れを示
すものである。
【0063】最初のステップ200では、通常のプリン
ト処理、即ち同時プリント処理か再プリント処理かを選
択している。通常のプリント処理を行うときには、写真
処理装置10のパトローネ装填部24に露光済のネガフ
ィルム12を収容したパトローネ22を装填するこの
後、このパトローネ22からネガフィルム12を引出し
て処理を開始する。
【0064】ステップ202では、パトローネ装填部2
4に装填されたパトローネ22のDXコードを読取装置
114によって読み取り、迅速処理用のネガフィルム1
2Aであるか否かを判断する(ステップ204)。ここ
で、迅速処理用のネガフィルム12Aであると判断した
ときには、ステップ206へ移行して、記録装置116
によってバーコード118をネガフィルム12Aに焼付
けながら、ネガフィルム12Aを現像槽26へ送り込
み、ネガフィルム12Aの現像処理を行う(ステップ2
08)。なお、標準処理用のネガフィルム12又は標準
処理された迅速処理用のネガフィルム12であったとき
には、記録装置116によってバーコード118を記録
しないで、ステップ208へ移行してもよく、また、他
の処理情報を記録するようにしてもよい。
【0065】フィルム処理装置14では、ネガフィルム
12を搬送しながら発色現像、漂白定着、水洗処理を行
った後に乾燥処理して、現像処理の終了したネガフィル
ム12を露光装置20へ送り込む。このとき、迅速処理
された迅速処理用のネガフィルム12Aの非画像部分に
記録した潜像が顕像化され、迅速処理用のネガフィルム
12Aを迅速処理したことが明確に表示されている。
【0066】露光装置20では、露光処理に先立ってこ
のネガフィルム12が、迅速処理用のネガフィルム12
Aであるか否か、迅速処理されたか否か、を読取装置1
14又は120によってDXコードとネガフィルム12
に記録されているバーコード118を読み取って(ステ
ップ210)確認する(ステップ212)。ここで、迅
速処理用のネガフィルム12Aを迅速処理しているとき
には、ステップ214へ移行して露光条件を変更して設
定する。
【0067】露光装置20では、このようにして、迅速
処理用のネガフィルム12Aを迅速処理したときには、
予め設定されて記録されている専用の露光条件に変更し
て露光を開始する(ステップ216)。
【0068】露光装置20による露光処理は、ペーパマ
ガジン44から未露光の印画紙16を引出しながら、こ
の印画紙16にネガフィルム12に記録された画像をス
リット露光して行う。このとき、センサ84によって、
光源部58から照射されてネガフィルム12を透過した
スリット光線を測定し、詳細な露光条件の設定を行う。
【0069】露光処理が終了すると、印画紙16を印画
紙処理装置18へ送り込んで現像処理する(ステップ2
18)。なお、再プリント処理を行うときには、ステッ
プ210でネガフィルム12に記録されているバーコー
ド118を読み取って、迅速処理用のネガフィルム12
Aであるか否か、迅速処理されたものであるか否か、を
判断するようにしている。迅速処理用のネガフィルム1
2Aを迅速処理したときには、最表層のY発色層110
の処理の進行に比べてベース104に近い最下層のC発
色層106の処理が遅れる。このため、露光制御回路8
6には、それぞれの発色層106〜110のそれぞれの
処理の遅れを補うように色調整をした光を光源部58か
ら照射するようにすればよい。本実施例に適用した迅速
処理用のネガフィルム12Aは迅速処理を施したときに
は、印画紙16に露光された画像が軟調となってしま
う。これに対して、この軟調を補うように予め露光条件
を設定することにより、迅速処理された迅速処理用のネ
ガフィルム12Aであっても、印画紙16に露光された
画像が軟調になるのを防止し、標準処理のネガフィルム
12の画像が露光されたのと同等の品質に仕上げること
ができる。
【0070】これによって、光源部58から照射されて
ネガフィルム12Aを透過した光の各色のバランスが、
通常処理のネガフィルム12を透過した光と略同等とす
ることができる。このため、印画紙処理装置18から排
出される写真プリントには、迅速処理された迅速処理用
のネガフィルム12Aに記録された画像であっても、通
常処理用のネガフィルム12と変わらずに品質良く仕上
げられている。
【0071】一方、既に現像処理されたネガフィルム1
2に記録された画像を再プリントするときには、機外か
らフィルム処理装置14を通過させずに、直接露光装置
20へ送り込まれる。この露光装置20へ直接送り込ま
れるネガフィルム12は、読取装置120上を通過して
からネガキャリア46へ挿入される。この読取装置12
0は、ネガフィルム12の所定の位置に記録されている
バーコード118を読み取ることにより、このネガフィ
ルム12が迅速処理された迅速処理用のネガフィルム1
2Aであるか否かを判断することができる。
【0072】これによって、迅速処理した迅速処理用の
ネガフィルム12Aであっても、その情報をバーコード
118として記録しておけば、再プリントを行うときで
も、適正な画像品質を写真プリントとして仕上げること
ができる。また、迅速処理用のネガフィルム12Aを他
の迅速処理する装置で処理したときに、ネガフィルム1
2Aの所定の位置にその情報を記録しておけば、本実施
例の写真処理装置10によって品質の良い写真プリント
に仕上げることができる。
【0073】なお、本実施例では、迅速処理用等の特定
の処理の必要なネガフィルム12に直接現像に関する情
報を記録し、露光装置20において、現像情報を読み取
って露光条件を設定したが、ネガフィルム12Aに記録
された画像から直接現像時の情報を読み取るようにして
もよい。
【0074】以下、ネガフィルム12Aに記録された画
像から、迅速処理用のネガフィルム12を迅速処理した
ものであるか等を読み取る方法の一例を説明する。
【0075】フィルム処理装置14で迅速処理用のネガ
フィルム12Aを現像処理するときには、通常処理用の
ネガフィルム12と同様に発色現像液、漂白定着液及び
水洗水に順次浸漬する。このため、迅速処理用のネガフ
ィルム12Aには、発色現像液、漂白定着液等の処理液
が主に最表層のY発色層110側から浸透して処理され
る。このとき、前記した如く、Y発色層110の処理の
進行状態と比較して内部のM発色層108、C発色層1
06の処理の進行がさらに遅れる。この各発色層11
0、108、106の処理の進行の差が、印画紙16へ
露光して処理したときに、印画紙16の画像が軟調とな
る原因である
【0076】ここで、露光装置20の露光制御回路86
では、露光に先立ってセンサ84によりネガフィルム1
2に記録された画像の各色毎の濃度dc(C発色層10
6)、dm(M発色層108)、dy(Y発色層11
0)毎の頻度を測定する。この測定結果の一例を図7A
乃至図7Bに示す。ここで、各色毎に、所定頻度α以上
の濃度の中の最高濃度Dc、Dm、Dyを比較する。
【0077】この比較方法としては、互いに隣接する発
色層106〜110の間の濃度差又は濃度の比率を用い
ることができる。
【0078】図8には、最表層のY発色層110の最高
濃度Dyと中間のM発色層108の濃度差(又は濃度
比)Dy−DmとM発色層108に対する最下層のC発
色層106の濃度差(又は濃度比)Dm−Dcの分布状
態を示している。
【0079】通常のネガフィルム12では、濃度差Dy
−Dmと濃度差Dm−Dcが略等しいか、濃度差Dy−
Dmが僅かに大きくなる傾向にあるが、迅速処理された
迅速処理用のネガフィルム12Aは、標準処理した標準
処理用のネガフィルム12と比較した場合、濃度差Dy
−Dmに比較して濃度差Dm−Dcが大きくなる傾向を
示している。
【0080】各写真処理装置10において、多数のネガ
フィルム12についてこのような各発色層106〜11
0の間の濃度差を比較して求めておけば、露光装置20
へ送り込まれたネガフィルム12の各発色層106〜1
10の間の濃度差を比較することに、迅速処理した迅速
処理用のネガフィルム12Aであるか標準処理したネガ
フィルム12であるかを容易に判断することができる。
【0081】露光制御回路86では、この判断に基づい
て露光条件を設定して露光処理を行う。これによって、
ネガフィルム12を通常の処理液及び搬送速度等の条件
で処理したのと実質的に変化のない画像を印画紙16へ
焼付けることができる。なお、各色毎の濃度dc、d
m、dyを測定するとき、1画像コマについて行っても
よいが、1本のネガフィルム12の全画像について測定
して、ネガフィルム12Aであるか否かを判断するよう
にしてもよい。これによって、より確実な判断が可能と
なる。
【0082】さらに、この判断に基づいて予め設定して
ある露光条件を選択して、印画紙16への露光処理を行
えば、何れのネガフィルム12に記録された画像であっ
ても、処理条件の相違による階調の相違に拘らず、印画
紙16に略一定の品質の画像を焼付けることができる。
また、ネガフィルム12の画像の濃度分布から迅速処理
された迅速処理用のネガフィルム12Aであるか否かを
判断すれば、ネガフィルム12Aに迅速処理用のネガフ
ィルムを迅速処理を行った旨を明示するバーコード11
8等を記録する必要がなく、他のフィルム処理装置で処
理したネガフィルム12、12Aのプリント処理も可能
となる。
【0083】なお、本実施例では、記録装置116によ
って、バーコード118を記録するようにしているが、
各色の階調を示す光学ウェッジを記録して、センサ84
によってこの光学ウェッジの階調特性を読み取り、ネガ
フィルム12Aであるか否かを判断するようにしてもよ
い。また、この階調特性にしたがって露光条件を設定す
るようにしてもよい。このような光学ウェッジによって
露光条件を設定する方法はレーザ光を用いて露光を行う
デジタル露光プリンタ等の露光装置において有効であ
る。
【0084】また、本実施例に適用した写真処理装置1
0は、本発明の構成を限定するものではない。本発明の
感光材料処理装置としては、露光工程と第2の現像工程
を一体にして、第1の現像工程を分離して別体に設けた
構成であってもよい。本発明は、特定の処理の必要な
真フィルムに通常の現像処理を施したときに、写真フィ
ルムにこの処理条件を記録し、露光工程で写真フィルム
に記録された露光条件又は、写真フィルムに記録された
画像から、写真フィルムが、迅速処理用のものを通常処
理したものであるか否かを判断して露光条件を設定する
ようにすればよい。
【0085】次に本発明の実施例2について説明する。
図10には、感光材料処理装置の一部を構成するプリン
タプロセッサ300を示している。このプリンタプロセ
ッサ300では、現像処理されたネガフィルム12に記
録された画像に応じて印画紙16を露光した後、この印
画紙16を現像処理するものであり、露光工程と第2の
処理工程を備えている。
【0086】なお、このプリンタプロセッサ300に用
いられるネガフィルム12は、予め図示しない処理装置
によって現像処理されたものであり、例えば、標準処理
又は迅速処理用に拘らず、標準処理されたときには、略
一定の階調の画像を得ることができるが、迅速処理用の
ネガフィルム12Fを迅速処理したときには、標準処理
されたときの階調と異なる階調(例えば軟調となる)の
画像が形成されるものを用いている。このネガフィルム
12には、現像処理されるときに、標準処理用であるか
迅速処理用であるかと共に、標準処理を行なったか迅速
処理を行なったかをバーコード118(図2A参照)等
によって記録されている。
【0087】このプリンタプロセッサ300では、光源
部302、光学系304及び露光室306によって構成
されるプリンタ部308が備えられている。また、露光
室306には、複数台(本実施例では一例として2台)
のペーパマガジン310、312が装着されている。ペ
ーパマガジン310、312には、印画紙16として階
調の異なる印画紙16A、16Bをロール状にして収容
している。
【0088】これらの印画紙16A、16Bは、何れか
一方が選択されて露光室16内へ引き入れられ、光源部
302から照射され、光学系304及びネガフィルム1
2を透過した光によって露光され、ネガフィルム12に
記録された画像に応じて露光される。
【0089】この印画紙16A、16Bは、同一の露光
条件で同一画像が露光され現像処理されたときに、印画
紙16Bに形成された画像が印画紙16Aに形成された
画像より硬調傾向となる階調特性を備えたものであり、
迅速処理された迅速処理用のネガフィルム12Aに記録
され軟調傾向となって形成されている画像を印画紙16
Bに露光したのと、標準処理されたネガフィルム12に
記録された画像が印画紙16Aに露光したのとが、略同
じ階調となって仕上げられるようになっている。
【0090】露光室306の下方には、リザーバ部31
4が設けられている。露光室306においてネガフィル
ム12に記録された画像が焼付けられた印画紙16は、
リザーバ部314を経て、隣接して設けられたプロセッ
サ部316へ送り込まれる。
【0091】このプロセッサ部316には、発色現像液
を貯留する発色現像槽318、漂白定着液を貯留する漂
白定着槽320及び洗浄水を貯留する複数のリンス槽3
22を備えており、リンス槽322の下流側に乾燥部3
24が設けられている。
【0092】プロセッサ部316に送り込まれた印画紙
16は、発色現像、漂白定着及び洗浄処理が施され、乾
燥部324へ送り込まれて乾燥処理された後に、例えば
画像コマ毎に切断されてから機外へ排出され、写真プリ
ントとしてソータ326へ順次集積される。
【0093】このプリンタプロセッサ300に配置され
るネガフィルム12は、露光台328上に配置されたネ
ガキャリア330に装着される。このネガキャリア33
0におは、ネガフィルム12に記録されたバーコード1
18を読み取りバーコードセンサ(図11参照)が設け
られている。
【0094】図11に示されるように、バーコードセン
サ332は、印画紙選択回路334に接続されており、
この印画紙選択回路334は、バーコードセンサ332
によってネガフィルム12に記録されたバーコード11
8を読み取ってときに、印画紙16A、16Bの何れか
を選択して、印画紙16Aを露光室306へ送り込む印
画紙引出し部336又は、印画紙16Bを露光室306
へ送り込む印画紙引出し部338の何れ一方を作動させ
るようになっている。
【0095】プリンタ部308では、この印画紙選択回
路334によって作動する印画紙引出し部336、33
8の何れかによってペーパマガジン310、312の何
れかから印画紙16を引き出して露光室306へ送り込
み、露光作業を開始するようになっている。なお、ネガ
フィルム12に記録されている画像を露光に先立ってC
CDイメージセンサ等によって読み取り、各色成分の濃
度の平均値等から、ネガフィルム12に記録されている
画像の階調を読み取って、この階調に応じて印画紙16
を選択するようにしてもよい。
【0096】迅速処理された迅速処理用のネガフィルム
12Aに記録された画像が標準処理されたネガフィルム
12に記録された画像に比べて軟調であるため、この画
像を硬調傾向となる特性を有する印画紙16Bに露光す
ることにより、印画紙16Bに形成された画像は、露光
条件を変更することなく標準処理されたネガフィルム1
2に記録された画像を印画紙16Aに記録したのと略等
しい階調として形成される。すなわち、迅速処理された
迅速処理用のネガフィルム12Aに記録された画像を、
露光条件を大幅に変更することなく、標準処理されたネ
ガフィルム12と同様の階調として印画紙16に形成す
ることができる。
【0097】このように、写真フィルムが、標準処理用
の写真フィルムであるか迅速処理用の写真フィルムであ
るか、及び迅速処理用の写真フィルムであるときに標準
処理を行なったか迅速処理を行なったかを読み取って、
写真フィルムに記録されている画像の階調を予測し、こ
の階調の差を補うように、露光条件又は印画紙の少なく
とも一方を変えることにより、写真フィルムが迅速処理
の写真フィルムであるか否か、迅速処理用の写真フィ
ルムであったときに、迅速処理を行なったか否かに拘ら
ず、露光及び現像処理された印画紙に一定の品質(階
調)の画像を形成することが可能となる。
【0098】なお、プリンタプロセッサ300も前記し
た写真処理装置10と同様に、本発明の感光材料処理装
置の例を示すものであり、本発明の感光材料処理装置の
構成を限定するものではなく、画像露光された写真フィ
ルムを現像処理した後、この画像が露光された印画紙を
現像処理するものであればよく、種々の組合せが可能で
ある。また、ネガフィルム12及び印画紙16は、本発
明の第1及び第2の感光材料を限定するものではない。
本発明では、第1の現像工程で写真フィルムを処理する
ときに記録された迅速処理用の写真フィルムであるか否
の情報及び迅速処理を行なったか否かの情報又は写真
フィルムに記録された画像を読み取って、写真フィルム
に記録された画像を印画紙へ露光するときに、写真フィ
ルムの画像の状態に拘らず印画紙に適切な画像を記録す
ることができるように露光条件又は印画紙の少なくとも
一方を選択できるようにすればよい。
【0099】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の感光材料処
理装置によれば、写真フィルムが例えば第1の現像工程
での処理条件と異なる迅速処理用の写真フィルムであっ
たときに、露光工程で露光条件の設定を変えて、迅速処
理用の写真フィルムの画像に、標準処理か特定の処理か
によって生じる特性の相違を補うように露光条件を設定
しているため、迅速処理が必要な写真フィルムであって
も標準の処理を行うことができる。
【0100】また、本発明の感光材料処理装置では、
速処理の必要な写真フィルムであっても、標準の写真フ
ィルムと同様に現像処理を施しても、印画紙に記録され
て処理された画像に実質的な相違を生じさせることがな
い。これによって、迅速処理用の写真フィルムを処理す
る専用の処理機を設けることなく、通常の写真フィルム
を処理する処理機によって迅速処理用の写真フィルムの
処理が可能となると共に必要に応じて迅速処理等の特定
の処理も行える優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用した写真処理装置平面概略構
成図である。
【図2】(A)は図1の2A−2A線に沿ったフィルム
処理装置の概略構成を示す側面図、(B)は図1の2B
−2B線に沿った印画紙処理装置の概略構成を示す概略
側面図である。
【図3】本実施例に適用した露光装置の概略構成図であ
る。
【図4】露光装置においてスリット光線の濃度測定を行
うときのネガキャリアの移動を示す概略構成図であり、
(A)はネガキャリアの移動開始位置、(B)は1画像
コマの測定終了位置を示している。
【図5】本実施例に適用した露光装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図6】(A)はネガフィルムの概略平面図、(B)は
(A)の6B−6B線に沿ったネガフィルムの概略断面
図である。
【図7】(A)から(C)はそれぞれネガフィルムの各
発色層の濃度分布の一例を示すグラフであり、(A)は
Y発色層の濃度分布、(B)はM発色層の濃度分布、
(C)はC発色層の濃度分布を示している。
【図8】互いに隣接する発色層の間の濃度差の分布を示
すグラフである。
【図9】本実施例に適用した写真処理装置の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図10】実施例2に適用したプリンタプロセッサを示
す概略構成図である。
【図11】実施例2に適用した印画紙選択手段を示す概
略ブロック図である。
【符号の説明】
10 写真処理装置(感光材料処理装置) 12 ネガフィルム(写真フィルム) 12A ネガフィルム(写真フィルム) 14 フィルム処理装置(第1の現像工程) 16 印画紙 18 印画紙処理装置(第2の現像工程) 20 露光装置 86 露光制御回路 106 C発色層 108 M発色層 110 Y発色層 114 読取装置 116 記録装置 200 プリンタプロセッサ(露光工程、第2の現像
工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−214150(JP,A) 特開 平4−311941(JP,A) 特開 平5−297473(JP,A) 特開 平2−39138(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/72 G03C 5/08 G03D 3/08 G03D 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像露光された標準処理用又は迅速処理
    用の写真フィルムを、標準処理又は迅速処理の何れか一
    方の処理条件で現像処理する第1の現像工程と、前記第
    1の現像工程で現像処理した前記写真フィルムに記録さ
    れている画像に応じて印画紙を露光する露光工程と、前
    記露光工程で画像露光された前記印画紙を現像処理する
    第2の現像工程と、を含む感光材料処理装置であって、 前記第1の現像工程で現像処理する前記写真フィルムが
    迅速処理用の写真フィルムであるか否か及び、第1の現
    像工程の前記処理条件と異なる処理条件での処理用の写
    真フィルムであるか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段が迅速処理用の写真フィルム又は前記異な
    る処理条件での処理用の写真フィルムであると検出した
    ときに該写真フィルムに前記第1の現像工程の前記処理
    条件を記録する記録手段と、 前記検出手段の検出結果又は前記写真フィルムに記録さ
    れている前記処理条件に基づいて前記露光工程での前記
    印画紙の露光条件を設定する設定手段と、 前記設定手段によって設定された前記露光条件に基づい
    て前記写真フィルムに記録された画像に応じて前記印画
    紙を露光する露光制御手段と、 を含むことを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 画像露光された標準処理用又は迅速処理
    用の写真フィルムを標準処理又は迅速処理の何れか一方
    の処理条件で現像処理する第1の現像工程と、前記第1
    の現像工程で現像処理した前記写真フィルムに記録され
    ている画像に応じて印画紙を露光する露光工程と、前記
    露光工程で画像露光された前記印画紙を現像処理する第
    2の現像工程と、を含む感光材料処理装置であって、 前記第1の現像工程で現像処理する前記写真フィルムが
    迅速処理用の写真フィルムであるか否か及び、第1の現
    像工程の前記処理条件と異なる処理条件での処理用の写
    真フィルムであるか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段が迅速処理用の写真フィルム又は前記異な
    る処理条件での処理用の写真フィルムであると検出した
    ときに該写真フィルムに前記第1の現像工程の前記処理
    条件を記録する記録手段と、 前記検出手段の検出結果又は前記前記写真フィルムに記
    録されている前記処理条件に基づいて、階調特性の異な
    る印画紙から画像露光を行う印画紙を選択する選択手段
    と、 前記選択手段によって選択された印画紙を前記写真フィ
    ルムに記録された画像に応じて露光する露光制御手段
    と、 を含むことを特徴とする感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 画像露光された標準処理用又は迅速処理
    用の写真フィルムを標準処理又は迅速処理の何れか一方
    の処理条件で現像処理する第1の現像工程と、前記第1
    の現像工程で現像処理した前記写真フィルムに記録され
    ている画像に応じて印画紙を露光する露光工程と、前記
    露光工程で画像露光された前記印画紙を現像処理する第
    2の現像工程と、を含む感光材料処理装置であって、 前記第1の現像工程で現像処理する前記写真フィルムが
    迅速処理用の写真フィルムであるか否か及び、第1の現
    像工程の前記処理条件と異なる処理条件での処理用の写
    真フィルムであるか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段が迅速処理用の写真フィルム又は前記異な
    る処理条件での処理用の写真フィルムであると検出した
    ときに該写真フィルムに前記第1の現像工程の前記処理
    条件を記録する記録手段と、 前記検出手段の検出結果又は前記写真フィルムに記録さ
    れている前記処理条件に基づいて前記露光工程での前記
    印画紙の露光条件を設定する設定手段と、 前記検出手段の検出結果又は前記前記写真フィルムに記
    録されている前記処理条件に基づいて、階調特性の異な
    る印画紙から画像露光を行う印画紙を選択する選択手段
    と、 前記選択手段によって選択された印画紙を、前記設定手
    段によって設定された露光条件に基づいて前記写真フィ
    ルムに記録された画像に応じて露光する露光制御手段
    と、 を含むことを特徴とする感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 前記写真フィルムが3色の発色層から構
    成されているときに、前記第1の現像工程で現像処理さ
    れた前記写真フィルムの中間層と最表層の濃度の濃度差
    と、中間層と最下層の濃度差とを測定比較し、前記写真
    フィルムが迅速処理用の写真フィルムであるか否か及び
    前記第1の現像工程での前記処理条件を判断して、該判
    断結果に基づいた階調特性の印画紙の選択ないし露光条
    件の設定を行うことを特徴とする請求項1から請求項3
    の何れかに記載の感光材料処理装置。
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