JP3197677U - グローブパネル、及び該グローブパネルと仕切板とを備えたアタッチメントキット - Google Patents

グローブパネル、及び該グローブパネルと仕切板とを備えたアタッチメントキット Download PDF

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Abstract

【課題】汚染物の付着した扉内面が作業室外へ出ることのないバイオハザード対策用キャビネットの付設用グローブパネル、及び該グローブパネルと仕切板とを備えたアタッチメントキットを提供する。【解決手段】バイオハザード対策用キャビネットC付設用のグローブパネル100においては、グローブパネル100に設ける搬入窓7を、パネル部1を貫通する透孔と、作業室C1内側へ回動する開き戸式の扉とにより構成することで、扉の内面が作業室C1外へ露出しないように構成している。グローブパネル100は、開き戸式の扉を、透孔よりも一回り大きく形成し、開き戸式の扉の周縁部をパネル部1の透孔の外縁部分に密着させるよう開き戸式の扉を閉塞状態に維持する扉密着手段を設けることが好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、クラスIIのバイオハザード対策用キャビネット(以下単に「キャビネット」ともいう)に取り付けるグローブパネル、及び該グローブパネルに加えてキャビネットの作業室を仕切る仕切板を備えたアタッチメントキットに関する。
近年、クラスIIキャビネットでは、取り扱う有害物質や微生物が作業室前方の開口部から作業室外へ拡散することによる暴露事故が発生していることから、クラスIIIキャビネットに準じて既設のクラスIIキャビネットを改造、又は部品追加して作業室をグローブボックス化する提案がなされている。
例えば、特許文献1の安全キャビネットでは、作業室を封止するシャッター自体をグローブパネルとした安全キャビネットや、作業室の開口部を塞ぐグローブ付の板状部材からなるグローブパネルが提案されている。
ところが、特許文献1の安全キャビネットでは、グローブ付シャッターや後付けのグローブパネルで作業室の開口部を塞いで作業をするため、作業中に作業室へ物品を搬入する必要が生じた場合には、シャッターを開放して物品を搬入する必要が有る。
そこで、特許文献2では、バイオハザード対策用キャビネットの作業室の開口部を塞ぐアタッチメントパネルに、モーターにより開閉する引戸式の連通扉を設けることが提案されている。
特開2012‐24657号公報 実用新案登録第3185604号公報
しかし、特許文献2のアタッチメントパネルでは、連通扉が2枚のプレートをスライドさせる引戸式であり、プレートを開いて2枚のプレートを重ねた際に、外側のプレートの内面に着いた汚染物が内側のプレートの表面に乗り移り、プレートを閉じた際にこの汚染物のついた内側のプレートの表面が作業室の外側に露出するという問題が有る。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、汚染物の付着した扉内面が作業室外へ出ることのないバイオハザード対策用キャビネットの付設用グローブパネルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた考案は、作業室と、前記作業室の前方に設けられ上下にスライドして前記作業室を開閉するシャッターと、前記作業室の底壁をなす作業台と、前記シャッターと前記作業台の間に設けられる作業用開口部と、前記作業台の上面前部に開口するとともに前記作業台の手前側の端縁に沿って配列される複数の吸引孔と、を備えたバイオハザード対策用キャビネットの前記作業用開口部を塞ぐように付設されるグローブパネルであって、一対のグローブと、前記一対のグローブが気密に取着される一対の挿腕孔を有するパネル部と、前記パネル部を前記キャビネットに固定する固定部とを備え、前記パネル部は、前記作業室内へ搬入物を搬入する搬入窓を有し、前記搬入窓は、前記パネル部を貫通する透孔と、内向きに回動する開き戸式の扉とを含むことを特徴とする。
このように、搬入窓の扉を内向きに回動する開き戸式に構成することで、汚染物が付着している可能性のある扉の内面が作業室外へ露出することを抑制できる。
また、前記開き戸式の扉は、前記透孔よりも一回り大きく形成され、前記開き戸式の扉の周縁部を前記パネル部の前記透孔外縁部分に密着させるよう前記開き戸式の扉を閉塞状態に維持する扉密着手段を有することが好ましい。
このように、開き戸式の扉を透孔より一回り大きく形成し、この開き戸式の扉の周縁部分をパネル部の透孔外縁に密着させる扉密着手段を設けることで、蓋を閉めた状態において十分な気密性を確保できる。
前記パネル部は、前記一対の挿腕孔の間に廃棄物搬出孔と、前記廃棄物搬出孔を気密に塞ぐよう着脱自在に連結されて前記作業室から前記廃棄物搬出孔を介して廃棄される廃棄物を収容する廃棄物収容袋とを有することが好ましい。こうすることで、汚染物を作業室内側から廃棄物収容袋内に廃棄したのち廃棄物収容袋の口を閉じることで、廃棄物収容袋ごと汚染物を廃棄することができるため、汚染物を廃棄する際の暴露事故の発生を抑制できる。
本考案は、前記のグローブパネルと、前記作業室内の空間を前記搬入窓に連通する準備スペースと前記一対のグローブが挿入される作業スペースとに分離する仕切板とを備えるアタッチメントキットを含む。このように、グローブパネルに加えて仕切板をキャビネットに付設し、作業室内を準備用スペースと作業スペースとに分離することにより準備スペースに保管した搬入物や搬入窓の開き戸式の扉の裏面が作業スペースで行われる作業によって汚染されることを抑制できる。
前記仕切板は、前記準備スペースから前記作業スペースへ搬入物を移送するための移送窓を備え、前記移送窓は、移送用貫通口と、上下にスライドして前記移送用貫通口を開閉する引き戸式の扉とを有し、前記引き戸式の扉は、上方へスライドした際に前記移送用貫通口を開くよう構成されていることが好ましい。このように、移送窓が上下にスライドする引戸式に設けられていることで、作業者の横に手を動かす動作を減らして物を倒すことによる作業室内の汚染を抑制し、ひいては作業室外への汚染物の流出を抑制することができる。
前記仕切板は、下端が前記作業台に着脱自在に密着固定されるとともに、上端側と作業室上壁との間に隙間を有することが好ましい。このように、仕切板の上端側と作業室の上壁との間に隙間を有することで、準備スペースと移送スペースに気圧差が発生することを抑制できるため、移送窓を開いた際に移送窓を通して作業室内の空気が流れることにより、準備室内に保管された搬入物が、作業スペースから流入する薬剤や微生物等の飛沫や浮遊物で汚染されることを抑制できる。
以上説明したように、本考案のグローブパネル、及びアタッチメントキットによれば、搬入窓の扉の裏面に付着した汚染物が作業室外へ露出することを抑制できる。
本考案の一の実施形態に係るアタッチメントキットをクラスIIのバイオハザード対策用キャビネットに取り付けた様子を示す斜視図である。 図1のアタッチメントキットを取り付けたャビネットの(a)正面図(b)部分断面左側面図である。 本考案の一の実施形態に係るアタッチメントキットの(a)正面図(b)左側面図(c)右側面図である。便宜上、左右一対のグローブのうち(c)に右のグローブのみを記載している。 図3における(a)搬入窓のI視図(b)廃棄物搬出口のII視図である。 本考案の一の実施形態に係るグローブパネルの斜視図である。 図2に示したキャビネットのエアフローを示す側面視縦断面図である。 図1の仕切板をキャビネットに取り付けた様子を示す斜視図である。 図1のグローブパネルの搬入窓周辺を示す拡大正面図である。 図1のグローブパネルの搬入窓周辺を示す拡大背面図である。
以下、適宜図面を用いながら本考案の実施形態について詳述する。ただし、本考案は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1、及び図2は、本考案の一の実施形態に係るアタッチメントキット1000をバイオハザード対策用キャビネットCに取り付けた様子を示している。アタッチメントキット1000は、グローブパネル100と、仕切板200とを備えている。
尚、以下の説明において、キャビネットC、グローブパネル100、仕切板200のいずれにおいても、図2(a)の奥行き方向を紙面の表側を前側とする前後方向とし、図2(a)の左右方向を左右方向と称する。
キャビネットCは、JIS規格(JISK3800)のクラスIIに規定される全排気型のキャビネットである。キャビネットCは、図2(b)に示すように、作業室C1と、作業室C1前方の上下スライド式のシャッターC2と、作業室C1の底壁をなす作業台C3とを備えている。作業台C3の手前側端縁には、図7に示すように、奥側より一段高くなった框状部C31が設けられている。また、作業台C3の框状部C31の奥側に隣接して框状部C31に沿って帯状に開口した吸引口C4が設けられ、吸引口C4には、スリット状の吸引孔C41aを多数備えたグレーチング状の蓋部材C41が被せられている。キャビネットCは、作業室C1の後壁C13にも吸引孔C11を有しており、吸引孔C11,C41aから吸引した空気を排気路C5を通して排気ファンC6により排気する。排気される空気はHEPAフィルタC51により滅菌される。一方、給気ファン9は、外部から導入した空気をHEPAフィルタC10で滅菌したのち作業室C1の天壁C12を通して作業室C1へ給気する。天壁C12は、多数の給気孔を設けたパンチングボードから形成されている。
グローブパネル100は、図2に示すように、シャッターC2を上方へスライドさせることでシャッターC2と作業台C3の框状部31上面、及びキャビネットの両側壁C8で囲まれた作業用開口部C7を塞ぐように設けられる。グローブパネル100は、パネル部1とパネル部1をキャビネットCに固定するための固定部2とを主に備えている。
パネル部1は、図5に示すように、透明パネル4と、枠部5とを有している。透明パネル4は、ガラスや硬質の透明樹脂により形成され、押さえ板51(図8参照)で枠部5にネジ固定されている。透明パネル4には、左右一対の挿腕孔41,41が設けられ、パネル4外面側の挿腕孔41周縁には、扁平円形管からなるグローブ装着用リング42が突設されている。グローブ6は、腕挿入側の端部周縁を外側へ折り返して面ファスナー製のベルト61によりグローブ装着用リング42に固定される。グローブ6の材質としては、ニトリルゴムが好ましく用いられる他、天然ゴムを用いることもできる。
パネル部1の下端縁は、図6に示すように、吸引口C4が存する領域(前側にある吸引孔41aの前端から後側にある吸引孔41aの後端までの領域)C41b(図7参照)の前後方向の中間位置を通るように配設されるとともにパネル部1の上端側が手前側に倒れるよう傾斜して設けられている。
透明パネル4の左側には、図8、図9に示すように、キャビネットCの作業室C1に薬品や試料等を搬入するための搬入窓7が設けられている。搬入窓7は、透明パネル4に設けられた略横長の長方形の透孔71と、開き戸式の扉72と、開き戸式の扉72を透明パネル4に密着固定する扉密着手段73とを有している。
開き戸式の扉72は、図8に示すように、ステンレス鋼板の4隅をトレイ状に折返して中央に開口を設けた角枠72aの当該開口に、透孔71より一回り小さい矩形の窓用透明パネル72bがねじ固定され、コ字型の把手72cが設けられている。開き戸式の扉72は、透明パネル4に固定された蝶番部74により開閉する。
扉密着手段73は、図9に示すように、開き戸式の扉72の角枠72aの回動端側上部に設けられたマグネット部73aと、枠部5の裏面側に取り付けられたアングル状の吸着板73bとにより構成されている。吸着版73bは、磁性を有するステンレス(一例でSUS430)板から形成されている。尚、マグネット部73aは永久磁石を樹脂製のケースで覆ったものである。
また、透明パネル4は、図3(a)に示すように、左右一対の挿腕孔41,41の間に廃棄物を室外へ搬出するための円形の貫通孔からなる廃棄物搬出孔43を備えている。廃棄物搬出孔43の外側周縁には、廃棄物を収容する廃棄物収容袋45を取り付けるための扁平円形管からなる廃棄物収容袋取り付けリング44が設けられている。廃棄物搬出孔43の内側には、図4(b)に示すように、作業室側へ回動する円形の透明板に把手46aを備えた開き戸式の扉46が設けられている。廃棄物収容袋45は、グローブ6同様に面ファスナー製のベルト61により取り付けられる。
固定部2は、主にステンレス製の板や棒を加工した部材をねじ止めして組立てられる。固定部2は、図5に示すように、長尺の敷居部21と、敷居部21の左右両端部に門柱状に立設される一対の外気侵入防止枠22,22とを備える他、作業室C1内へ侵入した外気が、作業室の奥側へ侵入することを防止する外気侵入防止板3とを備えている。
敷居部21は、断面がコ字の長尺部材21aの長手方向の両端内側に横木状の脚部21bが設けられており、長尺部材21aの前後の壁の下端は、脚部21bの下面よりさらに下方に延出した鍔部21c,21dが設けられている。敷居部21の左右の端部には、スライド式のつまみ21eにより左右の端部から突出して、グローブパネル100をキャビネットCに固定するラッチ式金具22fが設けられている。
外気侵入防止枠22は、直方体の箱状をなし上下の2方が概ね全面開口し、前壁22aと、左右方向の外側の側面22bには吸気用のスリット22eが多数設けられる一方で、左右方向の内側の側壁22cと後壁22dとで、作業用開口部C7の手前側左右両端の角部の空間を作業室C1の内部から隔離している。側壁22cには、上部にグローブパネル100を吊り持つための取手24が設けられている。
外気侵入防止枠22は、シャッターC2と側壁C8の隙間から入り込んだ汚れた外気を側壁22cと後壁22dとにより作業室C1の内方へ入り込まないように遮断するとともに当該外気侵入防止枠22内を通して下方の吸引孔C41aから吸引するよう構成されている。
外気侵入防止板3は、図3、図5に示すように、断面が上方に尖った略三角形状の長板状部材からなり、パネル部1の後方(作業室内側)において左右へ水平に延びるよう配設され、両端部が外気侵入防止枠22の内壁22cに固定されている。
仕切板200は、図7に示すように、透明な板材により形成される仕切板本体201と、移送窓202とを主に備えている。仕切板本体201は、手前側(図7の左側)の端縁の中間高さから奥側へ斜め下方に切れ込む切欠き部201aと、下端縁の中央を矩形に切り欠いた移送用貫通口201bとを備えている。切欠き部201aは、グローブパネル100を設置した際に、パネル部1をかわすために設けられている。
移送窓202は、仕切板本体201の移送用貫通口201bの他、上下にスライドする引戸式の扉203と、扉203を案内するステンレス製の門型サッシ207とを備えている。引戸式の扉203は、上部両端に一対のマグネット部203a,203aを有し、上方へスライドさせた際にマグネット部203aが門型サッシの磁性を有するステンレス製の横辺207aに接着して、開いた状態に保持される。
仕切板本体201は、後端縁に釣持板204が固定され、作業スペースC1a側に前後一対のL字ステー205,205が固定され、準備スペースC1b側には、板状ステー206が固定されている。板状ステー206は、作業台C3の準備スペースC1b側全面を覆う板状に形成され、先端で垂直に立ち上がる折返し部に突っ張り支持用のボルト206aが設けられている。
次に、アタッチメントキット1000を、キャビネットCに設置する手順について説明する。まず、図7に示すように、キャビネットCのシャッターC2を上方へスライドさせてシャッターC2と作業台C3との間に作業用開口部C7を設けると、釣持板204を後方にして作業台C3上に仕切板200を立てる。そして、釣持ち板204の上端を殺菌灯の固定用ねじ(不図示)を利用して作業室の後壁C13に固定する。続けて、ボルト206aの先端をキャビネットCの側壁C8に突き当ててボルト206aを回動することで板状ステー206を突っ張らせて仕切板200を固定する。L字ステー205は、作業台C3には固定しない。
次に、グローブパネル100をキャビネットCに設置する手順について説明すると、まず、敷居部21の鍔部21c,21dの間にキャビネットCの框状部C31を差し込むようにして、グローブパネル100を作業第C3の手前側端縁に載置する。しかる後、左右のスライド式のつまみ21e,21eを左右に突出させて、ラッチ式金具22fの先端をキャビネットCの側壁C8内面に設けられたシャッターC2の案内溝へ挿入する。こうしてグローブパネル100がキャビネットCに固定される。
また、アタッチメントキット1000を付設したキャビネットCを用いて作業を行う手順と、各部の構成による効果について説明すると、作業室C1内へ薬剤等を搬入する場合には、把手72cを掴んで開き戸式の扉72を奥側へ回動させ、搬入窓7を開けて透孔71から薬剤等を搬入する。扉72はこのように、作業室内側へ回動する開き戸式に設けられているので汚染物の付着した内面側が作業室の外部へ出ることがない。
搬入が終わると扉72を閉じる。この際、透孔71よりも、扉72が一回り大きく形成され、扉72の周縁部が、密着手段73により、透明パネル4の透孔71の外縁部に密着されるため、搬入窓7は十分に気密性が確保される。
また、パネル部1は、下端縁が、吸引孔C41aの存する領域C41bの前後方向の中間位置を通るように配設され、上端側が手前側に倒れるよう傾斜しているため、パネル部1の前側においては、外部の空気が吸引孔41aの前側部分から吸引されてエアーカーテンを形成し、パネル部1の後方では、天壁C12の給気孔から給気された空気が吸引孔41aの後側部分から吸引されてパネル部1の後方にエアーカーテンを形成する。このパネル部1の前後のエアーカーテンにより、搬入窓7を開いた際に搬入窓7を介して内部の汚染物が外部へ出たり、外部の塵埃等が内部へ流入したりすることを抑制できる。
また、仕切板200を設置したことにより、作業スペースC1aで作業を行う際に発生した汚染物の飛沫等が、準備スペースC1bに保管した薬剤等や、搬入扉7の開き戸式の扉72の裏面に付着することを抑制できる。
搬入窓7を通して準備スペースC1bに搬入した薬剤等をさらに作業スペースC1aに移送する場合は、引戸式の扉203を上方へスライドさせて移送窓202を開放し、移送用貫通口201bを通して、薬剤等を準備スペースC1bから作業スペースC1aへ移送する。
引戸式の扉203が上下にスライドする引戸式であることから水平方向にスライドする引戸式の扉や開き戸式の扉に比べて、作業者の手が作業室内の物を倒す可能性を低減できる。
作業スペースC1aで発生した廃棄物を廃棄する場合には、開き戸式の扉46を開けて廃棄物搬出孔43を通して廃棄物を廃棄物収容袋45の中に収容する。廃棄物を廃棄物収容袋に収容すると廃棄物収容袋の口を粘着テープ等で封止する。このように、作業室から直接廃棄物収容袋へ廃棄物を廃棄できるため、汚染した廃棄物による暴露事故を効果的に抑制できる。
本考案のグローブパネル及びアタッチメントは、上記の実施形態に限らず、例えば、廃棄物搬出孔を省略することもできる。また、扉密着手段は、磁石によらず、いわゆるローラーキャッチ等の係合金具を用いてもよい。搬入窓や仕切板は、左右いずれの側に設けてもよく、いずれも複数設けることができる。グローブは、一対に限らず、例えば準備室へ延出するグローブを設けてもよい。外気侵入防止枠や外気侵入防止板は省略してもよい。
1000 アタッチメントキット
100 グローブパネル
1 パネル部
2 固定部
41 挿腕孔
43 廃棄物搬出孔
45 廃棄物収容袋
6 グローブ
7 搬入窓
71 透孔
72 開き戸式の扉
73 扉密着手段
200 仕切板
201a 移送用貫通口
202 移送窓
203 引戸式の扉
C バイオハザード対策用キャビネット
C1 作業室
C1a 作業スペース
C1b 準備スペース
C2 シャッター
C3 作業台
C4 吸引口
C7 作業用開口部
C41a 吸引孔

Claims (5)

  1. 作業室と、前記作業室の前方に設けられ上下にスライドして前記作業室を開閉するシャッターと、前記作業室の底壁をなす作業台と、前記シャッターと前記作業台の間に設けられる作業用開口部と、前記作業台の上面前部に開口するとともに前記作業台の手前側の端縁に沿って配列される複数の吸引孔と、を備えたバイオハザード対策用キャビネットの前記作業用開口部を塞ぐように付設されるグローブパネルであって、
    一対のグローブと、
    前記一対のグローブが気密に取着される一対の挿腕孔を有するパネル部と、
    前記パネル部を前記キャビネットに固定する固定部と
    を備え、
    前記パネル部は、前記作業室内へ搬入物を搬入する搬入窓を有し、
    前記搬入窓は、前記パネル部を貫通する透孔と、
    内向きに回動する開き戸式の扉と
    を含むことを特徴とするグローブパネル。
  2. 前記開き戸式の扉は、前記透孔よりも一回り大きく形成され、
    前記開き戸式の扉の周縁部を前記パネル部の前記透孔の外縁部分に密着させるよう前記開き戸式の扉を閉塞状態に維持する扉密着手段を有することを特徴とする請求項1に記載のグローブパネル。
  3. 前記パネル部は、前記一対の挿腕孔の間に廃棄物搬出孔と、
    前記廃棄物搬出孔を気密に塞ぐよう着脱自在に連結されて前記作業室から前記廃棄物搬出孔を介して廃棄される廃棄物を収容する廃棄物収容袋と
    を有する請求項1、又は請求項2に記載のグローブパネル。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のグローブパネルと、
    前記作業室内の空間を前記搬入窓に連通する準備スペースと前記一対のグローブが挿入される作業スペースとに分離する仕切板と
    を備えるアタッチメントキット。
  5. 前記仕切板は、前記準備スペースから前記作業スペースへ搬入物を移送するための移送窓を備え、
    前記移送窓は、移送用貫通口と、上下にスライドして前記移送用貫通口を開閉する引き戸式の扉とを有し、
    前記引き戸式の扉は、上方へスライドした際に前記移送用貫通口を開くよう構成されている請求項4に記載のアタッチメントキット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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