JP3197057B2 - インクジェット用インクのカラーブリードの軽減方法 - Google Patents
インクジェット用インクのカラーブリードの軽減方法Info
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Description
特にサーマルインクジェット印刷に採用されるインクの
カラーブリードの軽減方法に関し、更に詳細には、色の
ブリードが実質的に軽減されているかまたは全く無い着
色インクの組成物を使用する上記方法に関する。
d paper)に及ぼす重い負荷のため、ブリードを
生じ、耐水性が減少する可能性がある。ブリードとは、
ここで使用する限り、一つの色が紙の上の他の色の中に
浸入することであり、これは表面現象である。これは従
来技術における用語の使用法とは対照的であり、従来技
術では、「ブリード」を紙の繊維に沿って単一色のイン
クが進むという文脈で規定する傾向があるが、これは表
面下の現象である。
ンクジェット記録用インクに使用するのに、耐凝集剤と
して界面活性剤を使用している。この公開公報に使用さ
れている界面活性剤は、表面張力が20〜50ダイン/
cmの範囲内にあるものに限られている。界面活性剤の
量の範囲は、約0.5〜25重量%である。開示されて
いる特定の例としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ラウリン酸ナトリウム、およびポリエチレン
グリコールモノオレイルエーテルがある。
クジェット記録用組成物を開示している。ブリードの低
減については、インクを使用する印刷に関連して述べら
れている。しかし、この組成物には、ペクチン(0.0
1〜2重量%)が必要であるが、これはおそらくは増粘
剤として使用されているものであろう。しかし、ペクチ
ンは、その熱不安定性(温度が高くなると膠化する)の
ため、サーマルインクジェットプリンタに使用するイン
クには役に立たない。
ジェット印刷に適するインクを目的としており、ブリー
ドの無い乾きの速い良好な記録を立証している。これら
の組成物には、すべてトリグリセリドが必要である。こ
のような化合物は、しかし、市販インクに必要な長い保
存期間まで安定ではない。
ジェット印刷に適するインクを目指しており、従来の事
務用紙に汚れやシミを発生せずに、急速に吸収されるこ
とを立証している。この組成物は、着色剤および液体溶
媒および/または分散剤から構成されておりHO(C2
H4O)a−C3H6O(C2H4O)bHで表されるエチレ
ンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合体が存
在していることが特徴である。ここで、a+bは最大5
0であり、bは0としてもよい。これら共重合体を「P
LURONICS」と言う。ほとんど、これらがブリー
ドを止めることはわかっていない。
価、高品質、かつコンピュータに普通使用されている他
の形式のプリンタに比較して雑音の無いオプションを提
供している。このようなプリンタは、インクがプリナム
(plenum)から入るための出口(egress)
が設けられているチャンバに抵抗体素子を備えている。
プリナムは、インクを貯溜する溜めに接続されている。
このような複数の抵抗体素子を、プリントヘッド内に、
プリミティブと呼ぶ特定のパターン状に配置している。
各抵抗体素子はノズル板にあるノズルと関連しており、
このノズルを通してインクは印刷媒体に向かって放出さ
れる。プリントヘッドおよびインク溜めのアセンブリ全
体がインクジェットペンを構成している。
よりマイクロプロセッサに接続され、そこで電流搬送信
号が一つ以上の所定の素子を加熱させる。加熱によりチ
ャンバ内にインクの泡が発生し、これがノズルを通して
印刷媒体に向かって放出される。このようにして、所定
のプリミティブで特定の順序で行われる複数のこのよう
な抵抗体素子の発射により、媒体上に英数文字が形成さ
れ、区域充填が行われ、その他の印刷能力が提供され
る。
れている多数のインクは、通常、非サーマルインクジェ
ット印刷に関連しているものである。このような非サー
マルインクジェット印刷の一例は、圧電インクジェット
印刷であって、これはインクの小滴を媒体に放出するの
に圧電素子を使用している。このような非熱用途に適切
に使用されているインクは、インクの組成物に及ぼされ
る加熱の影響により、サーマルインクジェット印刷に使
用できないことがしばしばある。
しかもこのようなインクの比較的長い保存期間および他
の望ましい性質を有するインクジェット印刷、特にサー
マルインクジェット印刷に使用するインク組成物の必要
性が依然存在する。
を使用して、インクジェット印刷、特にサーマルインク
ジェット印刷における上記のようなカラーブリードを軽
減させる方法を提供することを目的とする。
される紙媒体の色ブリードは、非イオン性の、pH感応
性または感応性でない両性〔zwitterionic
(amphoteric)〕界面活性剤、またはイオン
性界面活性剤〔両親媒剤(amphiphile)また
は洗浄剤(detergent)〕を用いることにより
軽減される。このインクは、(a)0〜約20重量%の
一つ又はより多くの低蒸気圧溶媒、(b)一つ又はより
多くの水溶性染料、(c)一つ又はより多くの自己凝集
性または前もって形成されたミセル状、小胞状成分(以
下に詳述する特定の例および濃度)、および(d)水お
よび殺生物剤(biocide)、殺カビ剤(fung
icide)、および/または殺粘液菌剤(slimi
cide)のようなフィラー(filler)から構成
されている。ここで使用するかぎり、用語「低蒸気圧溶
媒」とは水の蒸気圧より低い蒸気圧を有する溶媒を指
し、用語「水溶性染料」とはその水への溶解度が2重量
%より大きい染料を指す。
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テト
ラエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、および
それらの誘導体のようなグリコールと、ブタンジオー
ル、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、およびこれ
らと同族のジオールのようなジオールと、ラウリン酸プ
ロピレングリコールのようなグリコールエステルと、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、カルビトールの
ようなジエチレングリコールエーテル、ジエチレングリ
コールモノエチル,ブチル,ヘキシルの各エーテル、プ
ロピレングリコールエーテル、ジプロピレングリコール
エーテル、およびトリエチレングリコールエーテルを含
む、セロソルブのようなモノグリコールエーテルおよび
ジグリコールエーテルと、ブチルアルコール、ペンチル
アルコール、およびこれらと同族のアルコールのような
長鎖アルコールと、スルホラン、エステル、ケトン、γ
−ブチロラクトンのようなラクトン;N−ピロリドンお
よびN−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドンのような
ラクタム;グリセリンおよびその誘導体のような他の溶
媒とを挙げることができるが、これらに限られない。
s Americalの一部分であるNudex,In
c.)、UCARCIDE(ユニオン・カーバイド)、
VANCIDE(RT Vanderbilt C
o.)、およびPROXEL(ICI America
s)があるが、これらに限られない。
(#42090)、C.I.Acid Red18(#
18)、C.I.Acid Red27(#1618
5)、C.I.Acid Red52(#4510
0)、C.I.Acid Yellow23(#191
40)、C.I.Direct Blue199(#7
4190)、C.I.Direct Yellow(#
29325)のようなアニオン水溶性型、およびN
a+、Li+、Cs+、NH4+のようなそれらの一価アル
カリ土類イオン、および置換アンモニウム塩があるが、
これに限られるものではない。染料はインクの約0.1
〜10重量%存在する。
ことに注目することは重要である。例えば、n−ブチル
カルビトールは、低蒸気圧溶媒として、および自己凝集
成分として働くことができる。ブリードを軽減する際の
界面活性剤の凝集および濃縮という重要な役割に関し
て、更に以下に説明する。ここでは、界面活性剤の臨界
濃度は、それによって印刷試料を作製するのに使用され
る二重ドットモード印刷において、ブリードを効率的
に、かつ完全に防止するのに必要であることを述べれば
充分である。
ルインクジェットプリンタにインクジェットインクを使
用することから生ずる色ブリードが、両性(zwitt
erionic)界面活性剤または非イオン性両親媒剤
のいずれかを使用することにより軽減される。本発明の
実施にあたり利用される両性界面活性剤は、PH感応性
であっても感応性でなくてもよい。
かぎり、重量%で表している。すべての成分の純度は、
サーマルインクジェットインクについて通常の市場慣例
で採用されているものである。
(1)非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤および
(2)イオン性界面活性剤、の二つの範疇に分類する。
前者は、更に三つのクラスに細分される。すなわち、
(a)STARBURSTデンドリマー(dendri
mer)のような水溶性両親媒性様物質(mimeti
cs)であって、これはPolysciences,I
nc.などから入手できる枝分かれポリエチレンアミン
であり、(b)エチレングリコール−n−ブチルエーテ
ル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエ
チレングリコール−n−ヘキシルエーテル、トリエチレ
ングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコ
ールイソブチルエーテル、Rohm&HaasCo.か
ら入手できるノニルフェニルポリエチレンオキサイド界
面活性剤であるTRITON、BASFから入手できる
ポリエチレンオキサイドとポリプロピレンオキサイドと
のブロック共重合体であるPLURONICSおよびP
LURAFACS、およびAir Products&
Chemicals,Inc.から入手できるアセチレ
ン系ポリエチレンオキサイド界面活性剤であるSURF
YNOLSのようなポリエーテル、および(c)NDA
O、NTAO、NHAO、OOAO、NOAO、および
SB3−16のような両性分子である。これら化合物に
関するその他の情報については以下に示す。カチオン界
面活性剤およびアニオン界面活性剤の両者からなるイオ
ンのクラスは、胆汁酸塩(ナトリウム、リチウム、アン
モニウム、または置換アンモニウムコラート)および水
溶性染料によっても代表される。
示すN,N−ジメチル−N−ドデシルアミンオキサイド
(NDAO)であって、これは水中で約2.3のpka
を有する。この化合物の分子量は229であり、臨界ミ
セル濃度(cmc、以下により詳細に説明することにす
る)は13mMである。
なR部分をも使用することができる。化2に示す部分、
その名称、略号、分子量(mw)およびcmcは、本発
明の実施に有用である。
N−ジメチルグリシンで、この水中のpkaは約5であ
る。
ホスホン酸塩、レシチン類など、および水中で約2〜3
のpkaを有する化4に示すphosgomyelin
のようなリン酸エステルがある。
タノールアミン、ホスファチジルコリン、ホスファチジ
ルセリン、ホスファチジルイノシトール、およびB′−
O−リシルホスファチジルグリセリロールのようなホス
フォグリセライドがある。
は、化5のスルホベタインがあり、これは両性である
が、pH不感応性である。
界面活性剤の例には、化6に示すセチルトリメチルアン
モニウムブロマイド(CTABr)のようなカチオン化
合物、および化7に示すようなアニオン界面活性剤があ
る。
界面活性剤には、ユニオン・カーバイドから入手できる
アルキルポリエチレンオキサイドである商標名TERG
ITOLで入手可能な化合物、およびICI Amer
icasから入手可能な化8に示すアルキルポリエチレ
ンオキサイドであるBRIJがある。
LURONICSおよびPULRAFACS(BAS
F)がある。
o.)は、一般に、化10で表される。
cts&Chemicals,Inc.)は、化11で
表される。
な両イオン性界面活性剤を最初に試用した。これら界面
活性剤(NOAOを除く)は、ジエチレングリコール、
グリセロール、およびエチレンおよびプロピレングリコ
ールの水溶液(約0.1〜20重量%)に完全に混合可
能である。NOAOも、n−プロパノール、n−ブタノ
ール、n−ペンタノールのような直鎖第一級アルコール
を最大約10重量%まで添加すれば混合可能である。
面活性剤の濃度が0、0.5%、1.0%、および5%
のNDAOは、ビヒクルであった。ドットオンドット
(二重パス)アルゴリズムを使用して、色を同時に並べ
て印刷した。使用した染料は、1.33%のC.I.A
cid Red27(#16185)、1.65%の
C.I.Acid Blue9(#42090)、1.
33%のC.I.Direct Yellow86(#
29325)であった。表1は、NDAOが無ければ、
色の大量拡散が生ずる(ブリード)ことを示している。
NDAOが0.5%において、ブリードの程度が根本的
に変わるが、ブリードは無くなってはいない。表1は、
ブリードが実質上無くなる濃度である1%および5%に
NDAOの濃度を増した場合の効果を示している。ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、またはグリ
セロールを0〜20%、または1,5−ペンタンジオー
ルを0〜15%含んでいるビヒクルは、ほぼ同じ濃度の
NDAOで同様の結果を示している(表3のインク#1
を参照)。NOAOおよびOOAOでは、0〜約10%
の1ープロパノール、1ーブタノール、または1ーペン
タノールのような共溶媒が溶解の目的に必要であった
(表3のインク#6〜11、13〜16、25〜27、
29、30、31、33を参照)。
ローインクのバックに赤(マゼンダ)インクの線を印刷
した図1に示されるスケールから得られる。高い品質の
テキストを出力するには、≦2.5の値が許容可能であ
ると考えられる。箱の上の印刷、描線などのような幾分
質の低い要求の場合には、約3〜4の値が許容可能であ
ると考えられる。現在のところ、商業的に普通に使用さ
れているインクの色ブリード指標値は、典型的には、約
6以上である。
よび6%の1,5−ペンタンジオール、または7%のn
−ブタノールから成るビヒクルの例をも示してある。イ
ンクにこのような紙をぬらし浸透する溶媒を使用するだ
けでは、ブリードが軽減されない。
n−ペンタノールおよび6%の1,5−ペンタンジオー
ルのビヒクルとともに、(ベタイン)両性界面活性剤
(NDEC)を使用する効果を示している。NDEC界
面活性剤を添加すると、界面活性剤無しのビヒクルと比
較して、ブリードの程度が著しく下がる。
有効であるとは限らない。例えば、2%のn−ブタノー
ル、5%の1,4−ブタンジオール、および8%のSB
3−16からなる系は、ブリードの軽減に関して、他の
例のように有効ではない。他方、ブリードはなお存在す
るが、ビヒクルが5.5%のDEGであって、界面活性
剤が存在しない場合と比較して、ブリードは減少してい
る。
ってもブリードは軽減する。或る程度のブリード制御
(3.5)は、2%のセチルトリメチルアンモニウムブ
ロマイド(CTABr)を使用して達成される。ビヒク
ルに共溶媒を添加すれば、特に6%のジエチレングリコ
ールとCTABrの2%とが存在すれば、CTABrだ
けで行われるよりも、良好なブリード制御(2.5)が
得られる。
に、良好にブリードを制御することができる。例えば、
ビヒクルとして、水中に2%のドデシル硫酸ナトリウム
(SDS)が存在するものは、ブリードを制御する。色
ブリード指標は3.5であるが、このようなインクは、
例えば、プロッタに受け入れることができる。
性界面活性剤であるL−63は、インク中に存在すると
き、ブリードを防止することがわかっている(表1を参
照)。
増大がブリードの軽減に及ぼす影響を示している。2%
のSURFYNOL465は効果的でないが、4%のS
URFYNOL465は、10%の1,5−ペンタンジ
オール溶媒を含むインクビヒクル中で良くブリードを制
御する。
増大させても、同様な効果を示す(表1を参照)。
性剤は、有効なブリード軽減に関し濃度依存性を示すこ
とがわかる。濃度の影響は、n−ブチルカルビトール、
n−ブチルプロパゾール、およびn−ヘキシルカルビト
ール(示してない)のような非イオン性界面活性剤の場
合に観察された。
構造的特徴に注目することは興味あることである。これ
らはすべて界面活性剤の間に共通の特徴を備えている。
すなわち、極性(親水性)先頭基のある長い炭化水素
(疎水性)の尾である。同様な構造の他のこのような洗
浄剤は、これらに共通の構造的特徴を備えていれば、ブ
リードを解決するようにインクに調合することができ
る。このことは、ブリード軽減挙動がすべての洗浄剤に
固有のものであるということを意味しない。
開始は、多数の方法で行うことができる。典型的には、
表面張力に対する(インク中の)界面活性剤濃度、また
は浸透圧に対する(インク中の)界面活性剤濃度のプロ
ット中に鋭い変化が見られる。これらの鋭い変化はcm
cに起因する。伝導度、濁り度、等価コンダクタンスの
決定のような他の方法は、水溶性インクに関しては不可
能である。
ードおよびテキスト印刷品質のスケールプロフィールが
示されている。基本的には、この図は、調査中のすべて
の界面活性剤について観察されるブリードおよびテキス
ト品質の応答のプロフィールを描いたものである。図2
は、インクビヒクルの他の成分および染料濃度は一定で
あり、界面活性剤濃度は従属変数であると仮定してい
る。図2から、少量の界面活性剤を添加すると、ブリー
ド制御およびテキスト印刷品質は少ししか変化しない。
更に界面活性剤を添加すると、ブリードがほとんどまた
は全く改善されずにテキスト印刷品質が劣化する(恐ら
くは、或る場合には、ブリード軽減が少なからず劣化さ
えするであろう)。テキストの品質が向上し始め、ブリ
ードが減少する界面活性剤の濃度が、最終てきに達成さ
れる。それ以上のブリードの減少およびテキスト品質の
向上は、インク中の界面活性剤の濃度増大と共に生ず
る。
向上が目立って有効になる界面活性剤の最低濃度は、ほ
とんどの界面活性剤の臨界ミセル濃度(cmc)または
臨界単量体濃度の近くにあることがわかっている。(c
mcは、単純な電解質または非電解質の化学がコロイド
化学に対し重要性に於てより低くなる界面活性剤の濃度
である。前述の単純な界面活性剤については、cmcは
ミセル、すなわち凝集した界面活性剤の分子が現れ始め
る界面活性剤の濃度である。)ミセル化は、エントロピ
ーの制約−炭化水素の鎖は、親水性、水溶性の基が外部
に押し出される状態で、ミセルの内部に押し込まれる−
により押し進められる。得られる領域流体は、オレフィ
ンに富み、かつ水に富む場所を提供し、これにより、そ
の疎水性に応じて、染料、共界面活性剤、および共溶媒
分子のような有機溶質を区分けすることができる。加え
て、ミセルは、相互作用して溶液内にその位置(ポテン
シャル)エネルギーが最小である領域を見つける。帯電
染料分子を含むミセルは、同じように挙動することが確
信されている。
は、表1のブリード軽減の開始と良く一致していること
がわかる。表示したcmcは、純水に対するものであ
る。表に示したcmcは、塩および疎水性物質が添加さ
れるとミセルの構造が乱されるので、インク内のものと
は異なる。
によって界面活性剤含有インクがブリードを制御する有
望な方法である。インクジェットペンから発射される一
つの色の染料を有するミセルは、紙媒体上の隣接するミ
セル内の他の色の染料と交換されない。何故なら、移動
媒体が蒸発するかまたは紙に吸収されるかする速さは、
染料分子がミセルから離脱する速さまたは染料分子がミ
セル媒質を通して拡散する速さより、かなり速いからで
ある。したがって、ブリードが軽減される。
内に吸着するレベル、インク内のミセルの数の濃度、お
よび紙の表面の染料およびミセルの拡散によって決ま
る。図3の(a)および(b)は、染料のミセルへの吸
着の程度を、ミセルに強く吸着する染料分子について
(図3(b))および弱く吸着する染料分子について
(図3(a))、界面活性剤濃度の関数として仮定的に
示している。図3(a)の弱く吸着する染料では、同じ
量の染料を結合するのに、図3(b)の強く吸着する染
料の場合より、はるかに高い界面活性剤濃度が必要であ
ることが注目される。明らかに、染料がミセルに吸着す
る性質は、染料分子、界面活性剤、共溶媒、および存在
する(もし存在すれば)共界面活性剤の構造(疎水性)
および相互作用の関数である。
剤(界面活性剤)濃度、〔D〕wは水中の洗浄剤(界面
活性剤)濃度である。
ド制御に影響する。ミセルの濃度が高くなればなるほ
ど、吸着する染料分子は多くなり、その拡散の速さはの
ろくなる。
感応な両性(zwitterionic)界面活性剤
は、紙からH+を拾い上げ、これを両性界面活性剤から
カチオン性のものに変える。
ようなアニオン染料は、紙の表面で、化13に示すよう
に、このカチオン界面活性剤と複合して染料および界面
活性剤の不溶性錯体を生ずる。
ード軽減が達成される。
インクジェットインク、特に、1つの色が他の色の中に
流入することが関係するカラーインクに用途を見出すこ
とが期待される。本発明のインク組成物は、このような
色のブリードを減らし、または全く無いようにする。
調製した(染料および染料濃度は上述のとおりであり、
残部は水である)。
によれば、サーマルインクジェット印刷において、印刷
媒体の表面に生じる現象であるブリードを効果的に軽減
させることができる。
ンク組成物は、市販のインクに必要な長い保存期間にお
いて充分な安定性を有し、長期間一定の品質を保持する
ことができる。
ブリードインデックスが受容不可能なブリードであるこ
とを示している。
(右の座標)と界面活性剤濃度との関係を示す図であ
り、印刷品質およびブリードにおける効果を界面活性剤
の濃度の関数として示している。
(〔D〕T)との関係を、染料のミセルへの吸着の程度
としてプロットして示す図で、(a)は弱く吸着する染
料について、(b)はミセルに強く吸着する染料につい
ての図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 第1のインクを印刷媒体上に印刷し、実
質上同時に第2のインクを該第1のインクに隣接させて
印刷することを含む、サーマルインクジェット印刷に採
用されるインクのカラーブリードの軽減方法であって、 各インクが、 (a)ビヒクル、および (b)その中に溶解している0.1〜10wt%の少な
くとも1つの水溶性アニオン染料からなり、 前記ビヒクルは、(1)その臨界ミセル濃度と少なくと
も等しい量で存在する、非極性で長鎖炭化水素鎖部分は
1つまでしか有しない、両性界面活性剤、非イオン性界
面活性剤、及びイオン性界面活性剤から選ばれる界面活
性剤の少なくとも1つ、(2)20wt%までの、少な
くとも1つのミセルの形成を支持する少なくとも1つの
有機溶媒、および(3)残余の水からなり、 これにより1つの色の他の色による侵入が回避されるこ
とを特徴とするカラーブリードの軽減方法。 - 【請求項2】 両性界面活性剤又は非イオン性界面活性
剤が、水溶性両親媒性様物質、ポリエーテル、ポリエチ
レンオキサイド、アセチレン系ポリエチレンオキサイ
ド、および両性化合物からなる群から選ばれることを特
徴とする請求項1記載のカラーブリードの軽減方法。 - 【請求項3】 ミメティックが、枝分かれポリエチレン
アミンであることを特徴とする請求項2記載のカラーブ
リードの軽減方法。 - 【請求項4】 ポリエーテルが、エチレングリコール−
n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチ
ルエーテル、ジエチレングリコール−n−ヘキシルエー
テル、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル、
およびプロピレングリコールイソブチルエーテルからな
る群から選ばれることを特徴とする請求項2記載のカラ
ーブリードの軽減方法。 - 【請求項5】 両性界面活性剤が、N,N−ジメチル−
N−ドデシルアミンオキサイド、N,N−ジメチル−N
−テトラデシルアミンオキサイド、N,N−ジメチル−
N−ヘキサデシルアミンオキサイド、N,N−ジメチル
−N−オクタデシルアミンオキサイド、N,N−ジメチ
ル−N−(Z−9−オクタデセニル)−N−アミンオキ
サイド、N−ドデシル−N,N−ジメチルグリシン、リ
ン酸塩、重リン酸塩、ホスホン酸塩、レシチン類、ホス
ホン酸エステル、ホスファチジルエタノールアミン、ホ
スファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファ
チジルイノシトール、およびB´−O−リシルホスファ
チジルグリセリロールからなる群から選ばれるpH感応
性界面活性剤であることを特徴とする請求項2記載のカ
ラーブリードの軽減方法。 - 【請求項6】 両性界面活性剤が、スルホベタインから
なるpH感応性界面活性剤であることを特徴とする請求
項2記載のカラーブリードの軽減方法。 - 【請求項7】 イオン性界面活性剤が、セチルトリメチ
ルアンモニウムブロマイド、ドデシル硫酸ナトリウム、
スルホン酸ナトリウムからなる群から選ばれることを特
徴とする請求項1記載のカラーブリードの軽減方法。 - 【請求項8】 有機溶媒が、グリコール、ジオール、グ
リコールエーテル、長鎖アルコール、スルホランエステ
ル、ケトン、ラクトン、ラクタム、グリセリン、および
それらの混合物からなる群から選ばれることを特徴とす
る請求項1記載のカラーブリードの軽減方法。 - 【請求項9】 溶媒が、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール;ブタンジオー
ル、ペンタンジオール、ヘキサンジオール;エチレング
リコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、
プロピレングリコールエーテル、ジプロピレングリコー
ルエーテル、およびトリエチレングリコールエーテル;
ブチルアルコール、ペンチルアルコール;γ−ブチロラ
クトン;N−ピロリドンおよびN−(2−ヒドロキシエ
チル)ピロリドン;グリセリンからなる群から選ばれる
ことを特徴とする請求項8記載のカラーブリードの軽減
方法。 - 【請求項10】 染料が、C.I.Acid Blue
9、C.I.Acid Red18、C.I.Acid
Red27、C.I.Acid Red52、C.
i.Acid Yellow23、C.I.Direc
t Blue199、およびC.I.Direct Y
ellow86からなる群から選ばれる水溶性アニオン
染料であることを特徴とする請求項1記載のカラーブリ
ードの軽減方法。 - 【請求項11】 アニオン染料が、一価アルカリ土類イ
オン、NH4 +、および置換アンモニウム塩からなる群か
ら選ばれるカチオンに結合されている、請求項10記載
のカラーブリードの軽減方法。 - 【請求項12】 インクが、本質的に、3 wt%のN,N−ジメチル−N−(Z−9−オクタデ
セニル)−N−アミンオキサイド;0 .5wt%のアセチレン系ポリエチレンオキサイド界
面活性剤;6 wt%のペンタンジオール;3 wt%のn−ブタノール;1 .33wt%のAcid Red27、1.33wt
%のDirect Yellow86、および1.65
wt%のAcid Blue9−Naからなる群から選
ばれる染料;および残余の水; からなることを特徴とする請求項1記載のカラーブリー
ドの軽減方法。 - 【請求項13】 インクが、本質的に、4 wt%のN,N−ジメチル−N−オクタデシルアミン
オキサイド;6 wt%のN,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアミン
オキサイド;6 wt%のペンタンジオール;2 wt%のn−ペンタノール;1 .33wt%のAcid Red27、1.33wt
%のDirect Yellow86、および1.65
wt%のAcid Blue9−Naからなる群から選
ばれる染料;および残余の水; からなることを特徴とする請求項1記載のカラーブリー
ドの軽減方法。 - 【請求項14】 インクが、本質的に、6 wt%のN,N−ジメチル−N−オクタデシルアミン
オキサイド;2 wt%のN,N−ジメチル−N−(Z−9−オクタデ
セニル)−N−アミンオキサイド;7 wt%のペンタンジオール;2 wt%のn−ペンタノール;1 .33wt%のAcid Red27、1.33wt
%のDirect Yellow86、および1.65
wt%のAcid Blue9−Naからなる群から選
ばれる染料;および残余の水; からなることを特徴とする請求項1記載のカラーブリー
ドの軽減方法。 - 【請求項15】 第1のインクを印刷媒体上に印刷し、
実質上同時に第2のインクを該第1のインクに隣接させ
て印刷することを含む、サーマルインクジェット印刷に
採用されるインクのカラーブリードの軽減方法であっ
て、 各インクが、 (a)ビヒクル、および (b)その中に溶解している0.1〜10wt%の少な
くとも1つの水溶性アニオン染料からなり、 前記ビヒクルは、(1)臨界ミセル濃度と少なくとも等
しい量で存在する、N,N−ジメチル−N−ドデシルア
ミンオキサイド、N,N−ジメチル−N−ヘキサデシル
アミンオキサイド、N,N−ジメチル−N−オクタデシ
ルアミンオキサイド、N,N−ジメチル−N−(Z−9
−オクタデセニル)−N−アミンオキサイド、からなる
群から選ばれる少なくとも1つ、(2)20wt%まで
の、ペンタンジオール、ペンタノール、ブタノールから
なる群から選ばれる少なくとも1つの有機溶媒、および
(3)残余の水からなり、 これにより1つの色の他の色による侵入が回避されるこ
とを特徴とするカラーブリードの軽減方法。 - 【請求項16】 染料が、C.I.Acid Blue
9、C.I.Acid Red18、C.I.Acid
Red27、C.I.Acid Red52、C.
I.Acid Yellow23、C.I.Direc
t Blue199、およびC.I.Direct Y
ellow86からなる群から選ばれる水溶性アニオン
染料であることを特徴とする請求項15記載のカラーブ
リードの軽減方法。 - 【請求項17】 アニオン染料が、一価アルカリ土類イ
オン、NH4 +、および置換アンモニウム塩からなる群か
ら選ばれるカチオンに結合されていることを特徴とする
請求項15記載のカラーブリードの軽減方法。
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