JPH01203483A - 記録液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な記録液、特にインクジェット記録に適し
た記録液に関する。

〔従来の技術〕

インクジェット記録用記録液に用いられる溶剤及び添加
剤に関しては、印字に際して、ＰＰＣ用紙、ファンホー
ルド紙の様な、−船釣なオフィスにおいて汎用されてい
る紙に対し、定着が速（、かつ記録物の印字品位が良好
であることが要求されるため、使用できる溶剤及び添加
剤が著しく制限されるのが現状である。

一方、これらの記録液に用いられる染料に関しては、前
記の様な限られた溶剤に対し、十分な溶解性を有し、又
、長期に保存した場合でも安定であることの他、印字さ
れた画像の濃度が高（、耐水性、耐光性に優れているこ
と等が要求されている。上記の様な多（の要求を同時に
満足させることは、相当に困難である。

このため、特開昭！；０−７２７／２号、特開昭！ｒ／
−９？０５号、特開昭３３−／、７５７０７号、特開昭
５ｑ−６２００５号、特開昭３タ一グｇ２６６号、特開
昭５ｓ−ｔｏグア７号、特開昭３１−／３１．フタ号、
特開昭＆ｑ−３０ｇ７３号、特開昭３９−！ｆ３ｊｌ、
３号、特開昭＆？−４３５６５号、特開昭６．２−７５
２７７号、特開昭４２−／！；２７ダ号、特開昭６２−
１１９２７９号、特開昭６２−１１９２５０号、特開昭
６２−／ｇ’１０７２号等、多（の提案がなされている
ものの、市場の要求を完全に満足するには至っていない
。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明はＰＰＣ用紙、ファンホールド紙の様な汎用紙に
印字した場合でも、定着が速（、かつ印字品位が良好で
ある記録液の提供を目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は水溶性染料、多価アルコール誘導体、及びペク
チンを含有する記録液を要旨とするものである。

本発明に使用する水溶性染料としては、アゾ系、アント
ラキノン系、キノフタロン系、インジゴ系及びフタロシ
アニン系の直接染料及び酸性染料が挙げられ、例えば、
Ｃ，１，ＤｉｒｅｃｔＢｌａｃｋ−／　７．−／　９．
−２２．−３２．−！；／。

−ｇｏ、−９／、　−１ｓｉ及び−／　！；　’Ｉ　、
　Ｃ，１，ＤｉｒｅｃｔＢｌｕｅ−ｇｌ、及び−７９９
、Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｒｅｄ　−ｇ　Ｏ、Ｃ，１，
Ｄｉｒｅｃｔ　Ｙ、ｅｌｌｏｗ　−ｇ　ｂ及び−／タコ
、Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　Ｂｌａｃｋ　−２，−２１１，−
２Ａ、　−ＩＩ　ｇ、　−！；コ、　−１，３，−／７
２．−／ｑ弘及び−２０ｇ、Ｃ，ＬＡｃｉｄ　Ｂｌｕｅ
−デ、−／ｇ！；及び−２Ｓケ、Ｃ，Ｉ。

Ａｃ１ｄ　Ｒｅｄ−ｇ、　−ｊ　！；、　−，７７及び
−二３７、ｃ、　ｒ。

Ａｃ１ｄ　Ｙｅｌ　ｌｏｗ　−２３及び−’７９．及び
Ｃ，１，ＦｏｏｄＢｌａｃｋ−２等が挙げられる。

上記、水溶性染料の含有量としては記録液全重量に対し
て、０．２〜７２％の範囲、好ましくはコ〜ｇ％の範囲
が挙げられる。

本発明に使用する多価アルコール誘導体としては、例え
ば、（モノ、ジ、トリ、テトラ、ペンタ、ヘキサジエチ
レンクリコールのアルキルエーテル、（モノ、ジ、トリ
、テトラ÷エチレングリコールのアルケニルエーテル、
（トリ、テトラ、ペンタ、ヘキサ、ヘプタ、オフタラエ
チレングリコールのアルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
ン原子等で置換されていても良いフェニルエーテルが挙
げられる。

これら多価アルコール誘導体の含有量としては、記録液
全重量に対して、７〜３０重量％、好ましくは３〜２０
重量％の範囲が挙げられる。

その他、本発明の記録液に用いられる水性媒体として、
水の他に例えば、エチレングリコール、フロピレンゲリ
コール、フチレンクリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレンクリコール（＋
２００）、ポリエチレングリコール（＋１１００）、グ
リセリン、Ｎ−メチル−ピロリドン、Ｎ−エチル−ピロ
リドン、／、３−ジメチル−イミダゾリジノン等の水溶
性有機溶剤を使用することができる。

本発明で使用するペクチンは、果実、野菜等に含まれる
プロトペクチンを加水分解したものであり、ゼリー、ジ
ャム、アイスクリーム、マヨネーズ等、食品用に用いら
れるものが市販されており、これを使用することができ
る。

その添加量は記録液全重量に対し、０．０１〜２重量％
、好ましくは、Ｏ，ＯＳ〜／重量％の範囲が挙げられる
。

さらに本発明の記録液は記録液全重量に対し、０．７〜
１０重量％、好ましくはＯ，Ｓ〜！重量％の尿素、チオ
尿素、ビウレット、セミカルバジド、アルカノールアミ
ンから選ばれる化合物を添加したり、又０．０θ／〜０
．５重量％の界面活性剤を添加することにより印字後の
速乾性、及び印字品位をより一層改良することができる
。

本発明の記録液に使用される界面活性剤としてはアルキ
ル硫酸エステルナトリウム等のカチオン性界面活性剤、
アルキルピリジウム硫酸塩等のアニオン性界面活性剤、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のノニオン性界
面活性剤、両イオン性界面活性剤等が挙げられる。

前記アルカノールアミンとしては、例えば（モノ、ジ、
トリ）低級アルカノールアミンが好ましい。

また、本発明の記録液のｐＨは最終的に通常６〜デに調
整される。

〔実施例〕

本発明を以下の実施例でさらに詳細に説明するが、本発
明はこれら実施例により何等限定されるものではない。

実施例／ 記録液の組成　　　　使用量（重量％）Ｃ，１，Ｄｉｒ
ｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ　−／！；ＩＩ　　　　　　３エチ
レングリコールモノアリルエーテル　　　１５エチレン
グリコール　　　　　　　　２２ペクチン　　　　　　
　　　　　　　　０．２上記の各成分を容器の中で充分
混合溶解し、孔径ｌμのテフロンフィルターで加圧ろ過
したのち、真空ポンプを用いて脱気処理し記録液を調整
した。

得られた記録液を用いて、インクジェットプリンター（
ＩＰ−／ＪθＫ、エプソン株式会社爬造）でイパ≧エツ
ト記録を行ない、下記（ａ）及び（ｂ）の方法に従って
、速乾性及び印字品位を評価した。

（ａ）　　速乾性：電子写真用紙（富士ゼロックス株式
会社製造）、ボンド紙及びストックフオーム用紙（ライ
オン事務器株式会社製造≠＃妾）に印字し、３０秒後印
字部を指でこすり画像のずれの有無を判定した。

いずれもずれがな（優れた定着性を示した。

（ｂ）　　印字品位二上記の記録紙上において印字され
た各ドツトについて顕微鏡観察し、ドツト周辺のフェザ
ーリング（ヒゲ状のにじみ）の有無及び輪郭のシャープ
さを目視により評価した。

いずれもフェザーリングがなく、また、輪郭もシャープ
であった。

また、下記（Ｃ）〜（ｆ）の方法に従って、インクジェ
ット記録に関する評価を行りた。

（Ｃ）　　記録液の長期保存性：記録液をガラス容器に
密閉し、０℃と６０℃で６力月保存した後でも不溶分の
析出は認められず、液の物性や色調にも変化がなかった
。

（ｄ）　　吐出安定性二室温、３℃、ｌＩｏ℃の雰囲気
中でそれぞれ２７時間の連続吐出を行ったが、いずれの
条件でも終始安定した高品質の記録が行えた。

（ｅ）　　吐出応答性ココ秒毎の間欠吐出とコカ月間放
置後の吐出について調べたが、いずれの場合もオリフィ
ス先端での目詰まりがな（安定で均一に記録された。

（ｆ）　　記録画像の品質：記録された画像は濃度が高
（鮮明であった。室内光に３力月さらしたのちの濃度の
低下率は７％以下であり、また、水中に７分間浸した場
合、画像のにじみはきわめてわずかでありた。

実施例コ 記録液の組成　　　　使用量（重量％）Ｃ，１，Ｄｉｒ
ｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ−／９　　　　　３グリセリン　　
　　　　　　　　ｌＯ ジエチレングリコールブチルエーテル　　　１０ペクチ
ン　　　　　　　　　　　　　　０．３実施例／と同様
にして上記組成の記録液を調製し、（ａ）〜（ｆ）の検
討を行った結果、いずれも良好な結果を得た。

実施例３〜／９ 実施例／の方法に従って、下記第１麦に記載の組成から
成る記録液を調製し、（ａ）〜（ｆ）の方法に従って、
評価を行なった結果、いずれも良好であった。

第１表 実施例１０ 水溶性染料として、Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ
　−タ／もしくは一？／、Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌ
ｕｅ　−ｇ　Ａ、Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｙｅｌ　ｌｏ
ｗ　−ｇ　Ａ、−／！Ｊ、Ｃ，Ｉ。

Ａｃ１ｄ　Ｂｌａｃｋ　−２ｌｘもしくは−６３、Ｃ，
１，Ａｃ１ｄＢｌ　ｕｅ−９、またはＣ，１，Ａｃ１ｄ
　Ｒｅｄ　−ｇもしくは−３７、Ｃ，１，Ｆｏｏｄ　Ｂ
ｌａｃｋ−コを各々単独で用いた以外は実施例１に記載
の方法に従って記録液を調合し、実施例／と同様（ａ）
〜（ｄ）の検討を行った。いずれも良好な結果を得た。

実施例／／ 水溶性染料として、Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ
　−ｇｏもしくは一１５／、Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｒ
ｅｄ　−ｇ　Ｏ。

Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　Ｂｌａｃｋ　−ＩＩ　ｇ　、　−！
；　２、−１７２、−／９ダもしくは一２０ｇ、Ｃ，１
，Ａｃ１ｄ　Ｂｌｕｅ　−２！ｒ’ｌ、Ｃ，１，Ａｃ１
ｄ　Ｒｅｄ　−，７ｋ、−２５７またはＣ，１，Ａｃ１
ｄ　Ｙｅｌｌｏｗ　−２３、−ｌデを各々単独で用いた
以外は実施例３に記載の方法に従って記録液を調合し、
実施例１と同様（ａ）〜（ｄ）の検討を行った。いずれ
も良好な結果を得た。

〔発明の効果〕

本発明の記録液は、インクジェット記録用、筆記用具用
等として用いられ、記録後の速乾性及び印字品位に優れ
ているため、普通紙に記録した場合でも印字部を指でこ
すっても画像のずれが生じず、そして、にじみがな（輪
郭がシャープな画像を得ることができる。

また、本発明の記録液をインクジェット記録に用いた場
合、上・記効果の他に、記録特性（信号応答性、液滴形
成の安定性、吐出安定性、長時間の連続記録性）、保存
安定性、記録画像の耐光性、耐候性、耐水性等いずれも
良好である。

特許出願人　三菱化成工業株式会社 代　理　人　弁理士　長谷用　　− （ほか７名）

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）水溶性染料、多価アルコール誘導体及びペクチン
   を含有することを特徴とする記録液。
2. （２）前記ペクチンの含有量が記録液全重量に対して、
   ０．０１〜２重量％の範囲であることを特徴とする特許
   請求の範囲第（１）項記載の記録液。
3. （３）記録液が更に界面活性剤を含有することを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）項記載の記録液。
4. （４）記録液のｐＨの値が６〜９であることを特徴とす
   る特許請求の範囲第（１）項記載の記録液。
5. （５）記録液が更に尿素、チオ尿素、ビウレット、セミ
   カルバジドから選ばれる化合物を含有することを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）項記載の記録液。
6. （６）記録液が更にアルカノールアミン類を含有するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の記録液
   。