JP3196715U - 同期した磁気アーク誘導及び溶接 - Google Patents
同期した磁気アーク誘導及び溶接 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3196715U JP3196715U JP2015600007U JP2015600007U JP3196715U JP 3196715 U JP3196715 U JP 3196715U JP 2015600007 U JP2015600007 U JP 2015600007U JP 2015600007 U JP2015600007 U JP 2015600007U JP 3196715 U JP3196715 U JP 3196715U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- magnetic
- magnetic field
- current
- current pulses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 title claims abstract description 265
- 230000006698 induction Effects 0.000 title claims abstract description 56
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 title claims abstract description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 12
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 3
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 3
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 2
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
- 238000011897 real-time detection Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/06—Arrangements or circuits for starting the arc, e.g. by generating ignition voltage, or for stabilising the arc
- B23K9/073—Stabilising the arc
- B23K9/0737—Stabilising of the arc position
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/08—Arrangements or circuits for magnetic control of the arc
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/09—Arrangements or circuits for arc welding with pulsed current or voltage
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding Control (AREA)
Abstract
【課題】GMAW又はGTAW作業のいずれかと同期した磁気アーク誘導を用いる溶接システムを提供する。【解決手段】パルス溶接の間に溶接アーク115の近傍で磁界109を生成できるように、パルス溶接電源101が磁界電源103に連結されている。パルス溶接の間、溶接アーク115及び該アーク内を移行する溶滴117を方向付けるのに磁界109が用いられる。【選択図】図1
Description
本考案に係る装置、システム及び方法は溶接に関し、より具体的にはGMAW又はGTAW作業のいずれかと同期した磁気アーク誘導(magnetic arc steering)を用いる溶接に関するものである。
溶接アーク内を及びワークピース中を電流が流れるため、溶接プロセス中に磁界が形成されることが知られている。これらの磁界の存在は、溶接作業中にアークが不安定になる磁気吹き等の問題を引き起こすことが時としてある。そのため、別の磁界を用いて溶接アークを動かすか又は安定化を試みる方法及び機器が必要とされている。
本考案の例示の実施形態は溶接システム及び溶接方法である。当該システム及び方法は、電極とワークピースとの間に溶接アークが生成されるように、前記電極に複数の電流パルスを有する溶接電流信号を出力する溶接電源を有する。例えば、磁界プローブを含むか又は磁界プローブから成る磁気誘導装置(magnetic steering device)に複数の磁流パルス(magnetic current pulses)を有する磁界電流信号(magnetic field current signal)を出力する磁界電源も備える。前記磁気誘導装置は前記溶接アークの近傍に位置し、前記磁気誘導装置は、溶接の間に前記溶接アークを動かすために前記磁界電流信号を用いて磁界を生成する。また、前記複数の磁流パルスが前記溶接信号の前記複数の電流パルスと同期するように、前記磁界電流信号が前記溶接電流信号と同期している。本考案のさらなる実施形態及び特徴は、下記の説明、請求項及び図面に示してある。
添付の図面を参照しながら本考案の例示の実施形態を詳細に説明することにより、本考案の上記の態様及び/又は他の態様がより明らかになる。
図1は、本考案の例示の実施形態に係る溶接システムの図を示す。
図2Aは、本考案の例示の実施形態に係る溶接波形及び磁気誘導波形の図を示す。
図2Bは、本考案の例示の実施形態に係る溶接波形及び磁気誘導波形の図を示す。
図3は、本考案の他の例示の実施形態に係る溶接システムの図を示す。
図4は、本考案の他の例示の実施形態に係る溶接波形及び磁気誘導波形の図を示す。
図5は、本考案のさらなる例示の実施形態に係る溶接波形及び磁気誘導波形の図を示す。
図6は、本考案の付加的な例示の実施形態に係る溶接波形及び磁気誘導波形の図を示す。
図7は、本考案のさらなる例示の実施形態に係る溶接システムの図を示す。
図8は、本考案の付加的な例示の実施形態に係る溶接波形及び磁気誘導波形の図を示す。
図9は、本考案の付加的な例示の実施形態に係る溶接システムの図を示す。
図10は、本考案のさらなる例示の実施形態に係る溶接波形及び磁気誘導波形の図を示す。
図11は、短絡が存在する状態の本考案の付加的な例示の実施形態に係る溶接波形及び磁気誘導波形の図を示す。
図12は、短絡が存在する状態の本考案のさらなる例示の実施形態に係る溶接波形及び磁気誘導波形の図を示す。
添付の図面を参照しながら、以下で本考案の例示の実施形態を説明する。説明する例示の実施形態は、本考案の理解を助けることを目的したものであり、本考案の範囲を限定することを目的としていない。全体を通して、同様の参照符号は同様の要素を示す。
図1は、本考案の実施形態に係る例示の溶接システム100を示す。システム100は少なくとも1つの溶接電源101(GMAW型電源として示す)を含む。電源101はパルス溶接波形(pulsed welding waveform)を用いた溶接を行うことができ、溶接トーチ111を通じて溶接電流を、溶滴移行又は他の作用、特に同様の移行作用によって溶接パドルに堆積された消耗溶接電極113に向かわせる。システム100は磁界電源103も含む。磁界電源103は、溶接作業の間に溶接アーク115の近傍に位置する、少なくとも1つの磁界プローブ107を有する磁界生成装置105と連結している。
当業者であれば分かるように、GMAW型溶接作業では、溶接アーク115を形成し且つ溶接電極113の一部を溶融するのにパルス溶接波形(pulsed welding waveform)が用いられる。その波形の1パルスの間に、電極115の溶滴(molten droplet)117が、アーク115を介して電極から溶接パドルに移される。一般的に、溶滴117は溶接電流パルスのピークの間に移される。そのような溶接作業は公知なため、本明細書ではその詳細の説明を省略する。本明細書で言及するGMAW型溶接又はGMAW型パルス溶接とは、パルス溶接波形を用いる任意の溶接を意味することが分かる。そのような溶接の例としては、限定されないがGMAW、MIG、FCAW、MCAW型溶接が挙げられる。
なお、本明細書における説明の多くは、明瞭性及び効率性から、図面に示すようにGMAW型溶接に言及している。しかしながら、本考案の実施形態はGMAW型溶接システムでの使用に限定されない。具体的には、本願の範囲及び精神から逸脱することなく、本考案の実施形態をTIG/GTAW(ガスタングステンアーク溶接)システムで使用することもできる。本明細書における説明と同様に、TIG/GTAWシステムでも、TIGアークの動きを溶接の間に制御するのに磁界が用いられる。TIG/GTAW溶接では、アークを形成するのに用いられる電極が(GMAWプロセスとは異なって)溶接材料ではないことが知られており、本考案の実施形態では磁界がこのアークの動きを制御する。従って、本願では説明の多くがGMAWシステム及びプロセスに言及し、図面の多くがそれらを図示しているが、それは例示を目的としたものであり、本考案の実施形態はGMAW型プロセスに限定されない。例えば、本考案の範囲及び精神から逸脱することなく、図1、図3、図7及び図9のそれぞれにおいてGMAW電極(例えば101)及びトーチ(例えば111)をGTAW電源及びGTAW電極に置き換えることができる。なお、当然のことながら、溶接材料の送達はGTAWトーチを介してではなく、周知の手段によって行われる。さらに、本願で図示説明する電流波形と、磁界電流及び溶接電流の関係とは、GMAW及びGTAW型の溶接作業においても同様に適用可能である。当然のことながら、GMAW型溶接の間に溶滴を提供する溶接材料は電極であるのに対し、GTAW型溶接では溶接材料が電極とは別個のものであることが知られている。
図1に戻って、システム100は磁界電源103及び磁界生成装置105を含む。電源103は、プローブ107により磁界109が生成されるように、電流を装置105に向かわせる。磁界電源103は、磁界を生成するために磁界装置に電流を提供することができる電源であればどのようなタイプのものでもよい。磁界電源103は、パルス溶接電源と適切に対応するように、磁界生成電流の正確且つ高周波な制御を提供できなければならない。あるいは、電源103は、その出力の制御に溶接電源101からの信号(signaling)を用いることができるように、溶接電源101のロジック信号又は制御信号からの信号に従うタイプのものであってもよい。例えば、電源101は、下記でさらに説明する電流波形の同期を制御することができる。例示の実施形態では、パルス溶接信号を提供するのに同様のトポロジを用いるインバータ型又はトランス型電源が含まれ得る。当然のことながら、磁界電源の出力は一般的なパルス溶接電源よりも小さくなければならない。
本考案の実施形態では、磁界109が溶滴117の飛行中に溶接アーク115及び溶滴117に影響を及ぼせるように、プローブ107が溶接アーク115の近傍に位置している。本考案の実施形態では、最適な溶接作業が得られるように磁界109の生成とパルス溶接波形とを同期する。磁界109の生成とアーク115及び溶滴移行とを同期することによって、特に特別な溶接継手を得ることを試みる場合に最適な溶接作業を得ることができる。この同期について以下で詳細に説明する。
図1に示すように、トーチ111はワークピースWの溶接継手の中心に位置していない。この構成は数々の理由から、例えば溶接継手の近くの障害物から必要になり得る。そのため、1つの磁界生成装置105を用いて溶接の間に溶接継手の一方側にアーク115及び溶滴117を誘導する。即ち、磁界電源103は、溶接電源101によって生成される溶接波形と同期した電流を装置105に提供する。磁界109の生成によって、アークが上記の側に移動し、そのアークの移動によって、コンタクトチップ111及びフィラー113の真下とは異なる位置に溶滴117が置かれる。
図2Aは、1つの磁気装置105を用いる実施形態で用いることができる例示の溶接波形及び磁界波形を示す。図示のように、電流は、複数の電流ピーク1、2及び3を有するパルス波形である。広く知られているように、多くのパルス溶接作業では、ピーク電流の間に溶滴117がフィラー113から分離する。そのため、一部の実施形態では磁気誘導電流が溶接電流と同相であるため、溶接電流及び磁界電流のそれぞれが同時に立ち上がり始め且つピークに達する。そのような実施形態では、溶滴117がフィラーワイヤ113から分離する前に磁界109の強度が最高になる。また、図示のように、一部の例示の実施形態では、磁気誘導電流は溶接電流パルス毎にパルス化しない(pulsed)。図示の実施形態では、溶接パルス1つ置きに(パルス1及び3で)誘導電流がパルス化する。そのような実施形態では、溶接の間に一部の溶滴117が第1の位置で溶接パドルに影響を及ぼす一方、他の液滴117は別の領域でパドルに影響を及ぼす。そのため、フィラー113は溶接パドルの様々な位置で堆積する。当然のことながら、本考案の実施形態は、溶接パルス1つ置きに誘導電流がパルス化する構成に限定されず、異なるパルスカウント(pulsing count)を用いることができる。例えば、連続する10個の溶接パルスの間に誘導電流がパルス化し、次の10個の溶接パルスの間はオフになる構成が考えられる。他の実施形態では、パルスの数を必要に応じて変更することができる。また、図示の実施形態では、誘導電流パルスの持続時間が溶接パルスの持続時間と同じであるが、誘導パルスの持続時間を必要に応じて長く又は短くすることができるため、他の実施形態ではそうであるとは限らない。
図2Aに示すように、誘導パルスは溶接パルスと位相がずれていてもよい。具体的には、誘導パルスは溶接パルスと45〜135°位相がずれていることが考えられる。アーク溶接の一部の実施形態では、溶接パルスのピークの終わりの近くまで溶滴117がワイヤ113から分離せず、アーク電流が低下している時に液滴117がまだ飛行中ということがある。そのような実施形態では、溶滴117が分離した時に又は溶滴117が分離点(breaking point)にある時にだけ磁界109を生成するように、誘導電流の位相を溶接パルスとずらすことができる(図2Aの破線)。そのような実施形態では、液滴の分離前に磁界109がアーク115に干渉することはなく、溶滴が飛行中にピークに達する。また、誘導電流の位相をずらすことによって、アーク電流が下がり且つ溶滴がまだ飛行中に磁界109がピークになる。一部の実施形態では、アーク電流がそのバックグラウンドレベルに達するまで誘導電流がピーク電流のままでいる。
他の例示の実施形態では、誘導電流はアーク溶接電流と180°位相がずれている。そのような実施形態では、溶滴117を飛行中に動かすために磁界109が用いられるのではなく、溶接パドルを制御して溶接パドルを伸張するために又はワークピースの表面を予め洗浄するために用いられる。例えば、磁気装置105及びプローブ107をチップ111の(進行方向の)前又は後ろのいずれかに配置できる。そのような実施形態では、磁界109は必要に応じてアークを前又は後に移動させて溶接パドルを伸張させることができる。例えば、溶滴117が溶接パドルに移動する前にアークの熱で被膜又は表面の汚れが取り除かれるように、アークを(アークに液滴がない状態で)前方に偏向させることができる。同様に、所望の冷却又は凝固プロファイルのために溶接パドルが伸張するようにアークを後方に偏向させることができる。図6は上述の例示の洗浄波形である。図示のように、磁気誘導電流は、アーク溶接パルスの前に始まるものの、ワイヤ113から溶滴117が放出される点よりも前に終わるようにパルス化する。また、この実施形態では、溶接電流パルス毎に誘導電流が提供される。しかしながら、他の実施形態では、この洗浄パルスをN個のアーク溶接パルス毎に又は所定の持続時間の後でオンにできる(energize)。
本考案のさらなる例示の実施形態では、溶滴117が溶接パドルに接触した後であって且つ次の液滴117が放出される前に誘導電流が始まるか又はそのピークに達する。付加的な例示の実施形態では、溶接電流がバックグラウンドレベルに達するのと同時に又はその後で誘導電流パルスが始まる。また、次の溶接電流パルスが始まる前に誘導電流パルスをオフにするか又はバックグラウンドレベルに達するようにできる。
図2Bは、図2Aに示すものと同様の溶接波形を示すが、この実施形態では磁気誘導電流が交流電流である点で図2Aのものと異なっている。この実施形態等では、電源103がAC電源であり、電流の極性の変化が磁界の方向を変化させ、ひいてはアークの動きの方向を変化させる。そのため、溶接の間に1つのプローブ107でアーク115を溶接継手全体に亘って動かすことができるように、磁界109を交番にすることができる。例えば、例示の実施形態では、ワイヤ113が溶接継手の中心に位置し、アークを必要に応じて継手の一方側から他方側に移動させるために、交流電流を用いて磁界109を変化させることができる。本考案の実施形態の、AC信号を用いる磁気誘導電流の制御及び動作は、本明細書で説明の他の実施形態のものと同様である。当然のことながら、本明細書で説明したように、所望の溶接作業を行うために、AC磁気誘導波形の周波数、ピーク振幅及び形状を必要に応じて変えることができる。そのような実施形態では、溶接継手に沿って作業が進むのにしたがって、溶接アークに溶接ビードの長さに沿ってジグザグ又は曲がりくねったパターンをたどらせるようにできる。
図3は、本考案の溶接システム300の他の例示の実施形態を示す。この実施形態では、少なくとも2つの磁気装置305及び105が存在する。磁気装置305も自前のプローブ307を有する。装置105/305は、それらの各磁界が溶接アーク115に影響を及ぼすことができるようコンタクトチップ111の近傍に位置している。装置105/305は、コンタクトチップ111の周囲の所望位置に配置することができる。例示の実施形態では、装置105/305は共線的であり、溶接作業の進行方向に沿って(前後位置で)又は進行方向に対して垂直に(図3に示すように並置(side-by-side)で)配置することができる。図3に示す実施形態では、各磁気装置の磁界がアーク115を溶接継手に亘って動かすことができるように磁気装置が並置構成を取っている。上述のように、アーク115の位置及び/又は溶滴117の飛行を溶接作業の間に制御するのに、各磁気装置105/305からの磁界を用いることができる。そのため、そのような実施形態では、アーク115を少なくとも3つの異なる位置に動かして、溶滴117をそれらの位置に向かわせることができる。例えば、溶接の一部の間に溶滴117を溶接継手の左側に向かわせ、溶接の他の部分で液滴を継手の中央に向かわせ(磁界が有効になっていない)、次いで溶接の他の部分で溶滴117を継手の右側に向かわせることができる。
図示のシステムでは、磁界電源103はスイッチング回路301を有する。スイッチング回路301は、適切な磁界がオンとなるように異なる磁気装置105/305への磁気誘導電流を切り替える。例えば、溶接電流パルス毎に誘導電流を装置105/305の交互に供給するようにスイッチング回路301を制御することができる。当然のことながら、他の実施形態では、所定の持続時間の間又はN個の溶接パルスの間は誘導電流が一方の装置105に向かうようにスイッチング回路301を制御することができる。例えば、スイッチ301は、10個の溶接電流パルスの間は誘導電流を装置105に向かわせ、次の10個のパルスの間は誘導電流を装置305に向かわすことができる。スイッチング回路301を様々な手段で制御することができる。例えば、溶接アークの波形の制御に使用されるタイミング信号又は制御信号を磁界電源301の制御にも使用できるように、磁気誘導電源103を溶接電源101に連結させることができる。一部の実施形態では、スイッチ301の制御に溶接波形タイミング回路を用いることができる。
図4は、図3に示すシステムで用いることができる溶接電流及び磁気誘導電流双方の例示の波形を示す。図示のように、溶接電流は一連のパルス1、2、3…を有する。磁気誘導電流も同様である。しかしながら、磁気誘導パルスの一部を装置305/105のうちの一方(左側又は前側に位置する方)に向かわせ、次いで磁気誘導パルスの他のものを装置305/105のうちの他方(右側又は後ろ側に位置する方)に向かわせることができる。図4では、磁気誘導パルスが溶接アークパルス毎に提供されるが、他の実施形態では、図2Aに示す構成と同様に、一部のアーク溶接パルスについては提供をスキップする制御を用いることができる。また、図4に示す実施形態では、誘導電流がアーク溶接電流と同相である。当然のことながら、他の実施形態では、図2Aに関連して説明したように誘導電流の位相がずれていてもよいし及び/又は誘導電流がAC波形であってもよい。
図5は、図3に示すシステム300で用いることができる電流波形の他の例示の実施形態を示す。ここでは、1つの溶接電流パルスの間の別々のタイミングで別々の装置105/305を作動させることができる。図示のように、左側又は前側の装置105/305をアーク溶接パルスの開始時に作動させる一方、溶滴117を所望の位置に向かわせるために右側/後ろ側の磁気装置105/305を上記パルスの終了時に作動させることができる。また、図2Bと同様に、磁気誘導電流のうちのいずれか一方又は双方がACであってもよい。
図7は、本考案の例示の実施形態に係る他の溶接システム700を示す。この例示の実施形態では、磁気プローブを有する磁気誘導装置708が、GMAW溶接プロセスで溶接を行う2つの溶接トーチ702/704の近傍に(図示の実施形態ではそれらの間に)位置している。前側トーチ(lead torch)702は、前側電源(lead power supply)701から電力の供給を受け、後ろ側トーチ(trailing torch)704は後ろ側電源(trailing power supply)703から電力の供給を受ける。図示の実施形態では、双方の電源がGMAW型電源である。しかしながら、他の例示の実施形態では、GTAW型電源等の他の種類のパルス溶接電源を用いることができる。磁気装置708は磁界電源707から電力の供給を受ける。磁界電源707は、プローブ709が磁界711を生成するように装置708に磁気誘導電流を提供する。溶接電源701、703及び磁界電源707のそれぞれは、各電源の動作を制御するシステムコントローラ705に連結されている。
そのようなタンデムなアーク溶接構成(tandem arc welding configuration)では、各トーチ702/704からのアーク及び溶滴移行が互いに干渉しないように、アーク溶接電流パルスの前側波形及び後ろ側波形を交番にすることが知られている。しかしながら、そのような構成では、前側アークと後ろ側アークとの間でアーク干渉が発生することが往々にしてあるため、磁気吹きや同様の問題が起こり得ることが知られている。この点を緩和するために、本考案の実施形態では磁気装置708を用いて前側溶接作業及び後ろ側溶接作業の溶接パルスの間に磁界711を生成する。
それを図8に図示する。ここでは、前側溶接パルスと後ろ側溶接パルスとの間で磁気誘導電流がパルス化する。この実施形態では、前側溶接パルス及び後ろ側溶接パルス1、2、3、4、5、6、…の間で磁界711を生成する。溶接パルスの間に磁界711が存在すると、溶接パルスの間のアークプラズマを安定化させるのに役立つ。図示の実施形態では、アーク溶接パルスの間のバックグラウンド電流の間に各磁界パルスが生じる。しかしながら、他の例示の実施形態では、溶接作業を安定化させ且つ磁気吹きを緩和するために、必要に応じて磁界パルスをアーク溶接パルスの一部と重複させてもよい。
システム700の他の例示の実施形態では、システムコントローラ705が、装置708をオン及び/又はオフにするために溶接作業からのフィードバック(溶接電源701/703からのフィードバックを含み得る)を用いることができる。例えば、一部の溶接作業では、各交番溶接パルスの間に磁界を生成する必要がない場合がある。しかしながら、コントローラ705は、磁気吹きの状況又はアーク安定性の状況が溶接の間の何時存在するかを判断し、そのフィードバックを用いて磁界電源707を作動させて、磁界711を用いて溶接作業の安定性を回復させる。例えば、システムコントローラは、前側溶接電源及び後ろ側溶接電源のうちのいずれか一方又は双方からの電流フィードバック情報を用いて、磁界711が安定化のために必要かどうかを判断できる。また、上記の電源のうちのいずれか一方又は双方の溶接状態ロジックはアーク不安定に対応でき、検出された不安定に基づき磁界を有効にする及び/又は変更することができる。
図9は、本考案の一実施形態に係る溶接システム900の他の例示の実施形態を示す。システム900は、溶接の間にトーチ111を溶接ビードに対して移動させることができる例示の実施形態を示す。当然のことながら、本考案の実施形態では、トーチ111又はワークピースWのいずれかを動かして溶接ビードを形成する。そのような動きは溶接継手と共線的なものである。しかしながら、システム900では、溶接作業の間にトーチ111も溶接継手に亘って動かされる。即ち、トーチ111は溶接継手の中心線に対して垂直に又は斜めに動かされる。そのような実施形態では、特別な溶接継手の形成又は幅広の継手の溶接が可能となる。図9は、溶接の間にトーチ111をワークピースWに対して動かす実施形態を示すが、他の例示の実施形態では、溶接の間にワークピースを動かすことができる。
図9に示すように、この実施形態では、溶接の間にトーチ111を動かすのにモータ/キャリッジ装置905を用いる。この動きは溶接継手に対して縦方向又は横方向のものであり得る。当然のことながら、モータ/キャリッジ装置905をワークピースに連結して、溶接の間にワークピースを動かすこともできる。モータ/キャリッジ装置905は、溶接の間に上記の動きを制御するシステムコントローラ901に連結されている。この実施形態では、トーチ111の各側に磁気装置907及び909がそれぞれ存在する(必要に応じて装置907/909を前後に配置することも可能)。各磁気装置907/909は、いずれかの磁気装置で磁界908を生成できるように、図3に関連して上述した構成と同様に磁界電源103に連結されている。また、各装置907/909のトーチが溶接の間にフィラーワイヤ113に対して等距離のままとなるように、装置907/909をトーチに固定することができる。あるいは、フィラーワイヤと装置907/909との間の距離を溶接の間に変化させるために装置907/909の間でトーチ111が移動するように装置907/909を固定することができる。
トーチ111は、溶接継手に亘ってフィラーワイヤ113が動かされるように溶接の間に溶接継手に対して動かされる。システムコントローラ901は、溶接継手に対するトーチ111の位置情報を用いて磁界電源103及び/又は溶接電源101の出力を制御する。即ち、溶接継手に対するトーチの位置に基づいて電源101/103の出力を変えることができる。具体的には、継手に対するトーチ111の横位置に基づいて、磁界電源103の出力電流を変化させ、溶接位置に基づき強度が可変の磁界を生成できる。
そのような出力の例を図10に示す。図10には一連の5個の溶接パルスが示される。簡潔にするために、図10に示す溶接電流パルスのそれぞれは、溶接プロセスの異なる横位置にあるものと仮定する。なお、当然のことながら、複数の溶接電流パルスが同じ横位置で生じることがあるため(往々にしてそうなる)、上記の仮定が適用時に該当しない場合もある。例えば、各溶接横位置に任意数Nのパルスがあってもよく、本考案の実施形態はこのような形に限定されない。図10に戻って、第1の溶接パルス1ではトーチ111が第1の溶接位置にあり、第1の強度の磁界を生成するため電源103からの磁気誘導電流が第1の大きさAで左側の磁気装置909に向けられることが分かる。なお、図10は、溶接電流がそのピークに達してから時間Tで磁気誘導パルスが始まる波形関係を示す。前で説明したように、一部の実施形態では、溶滴の飛行に対して磁界の効果を集中させるために、溶接電流パルスのピークの終了近くで磁界が最大強度に達するようにすることが有益な場合がある。当然のことながら、他の実施形態では、本考案の精神及び範囲から逸脱することなく、上述のように磁界が別のタイミングでピークに達するようにできる。
第1のパルス1の後、第2の溶接パルス2が第2の横位置で提供される。この位置では同じ左側の磁気装置909が用いられるが、誘導電流が別のレベル(B)にあるため磁気装置909は大きさが異なる磁界を生成する。図示の実施形態では、これは第1のパルス1の場合よりも溶接継手の中心に近い位置で第2のパルス2が生じる状況である。そのため、トーチが継手の中心に近づくにしたがって、溶滴を所望の位置に置くために磁界の強度が低下する。当然のことながら、他の実施形態では、トーチが継手の中心に近づくにしたがって磁界が強くなるようにできる。第3の溶接パルス3では、トーチ111が継手の中心に位置する。この位置ではいずれの装置907/909によっても磁界が生成されないため、溶滴を継手の中心に置くことができる。そして、トーチ111が継手の右側に移動すると、右側の装置907がパルス4及び5で(2つの異なる位置で)磁界を生成し、上述のように、磁界の強度が位置に基づき変化する。そのため、本考案の実施形態では、溶接継手に対する溶接トーチ111の相対位置に基づき、溶接アークの誘導に使用される磁界の強度及び方向を制御できる。また、上述のように、誘導波形はACであってもよいし、溶接の間に溶滴飛行の制御に用いられる異極性部(opposite polarity portions)を有していてもよい。例えば、一部の例示の実施形態では、誘導波形は一定のAC波形ではなく、短絡等の特定のイベントの検出の際に液滴又はアークの飛行を制御するのに異極性部を用いることができる。そのため、一部の実施形態では、磁界電流は後続のパルス毎に逆の極性を有するか又は一連のパルスを第1の極性(方向)で提供し、次いで一連のパルスを逆の極性(方向)で提供することができる。この制御方法の例示の実施形態を以下でより詳細に説明する。
次に図11及び図12を参照して、本考案の実施形態は溶接の間に溶滴の飛行及び/又はアークの位置調整を制御するのに使用できるだけでなく、溶接の間に短絡を解消する(clearing of a short circuit)のを支援するのにも使用できる。図11及び図12は、短絡解消動作で使用される波形を示し、それぞれを順番に説明する。なお、これらの実施形態を単極性の磁気誘導電流を用いるものとして示しているが、AC又は極性が変化する電流(changing polarity current)も本考案の例示の実施形態で用いることができる。本明細書で説明するように、電流の方向はアークの動きに影響を及ぼすことから、アーク/溶滴飛行の制御に電流の極性及び大きさを用いることができる。本考案の実施形態は、単極性の磁気誘導電流を用いる構成に限定されない。
図11は、溶滴の飛行を制御するために、磁気誘導電流を溶接アークの左側から用いる実施形態を示す。図示のように、磁気誘導電流はここでも、溶接電流パルスがそのピークに達してから時間Tでピークに達する。溶接の間、溶接電流がピークAに達し、次いで磁気誘導電流を駆動して溶滴を要望通りに誘導する。しかしながら、この実施形態では溶接の間に短絡が発生して、フィラーワイヤ113とワークピースWとが接触する。これを、電流がバックグラウンドレベル未満に下がる点Bに示す。短絡が検出されると、システムコントローラ(例えば901)は、磁界を生成するよう右側の磁界装置(例えば907)に命令する。この磁界からの力は、溶接アーク及び溶滴又はフィラー113をワークピースWとの接触から「遠ざける」のを助けて、短絡の素早い解消を支援する。短絡の間、短絡が解消されるまで(ポイントC)又は短絡が解消してからしばらくたつまで(ポイントD)、パルスSにより生成された磁界が維持される。そして、溶接電流がそのバックグラウンドレベルEに戻って、次の溶接パルスAを始めることができる。当然のことながら、本考案の他の実施形態では、短絡解消磁気パルスSに異なる持続時間及び大きさを用いることができ、これらは依然として本考案の範囲内にある。図11に示す実施形態では、第1の磁界生成装置は溶滴を方向付けるに磁界パルス1及び2を生成する一方、反対側の磁界生成装置(右側)は短絡の解消の支援に用いられる。図12は、短絡の解消のために磁界が同様に用いられる構成を示すが、ここでは短絡の解消に同じ磁界生成装置が用いられる。図9に示す実施形態のような一部の実施形態では、短絡の解消のために磁界生成装置907/909のうちのどちらを用いるかを決めるのに、トーチ111に関する位置情報を使用できる。例えば、トーチ111が溶接継手の左側に位置している場合、左側の装置909はアークを中心又はワークピースに送り、(短絡が発生した原因であり得る)ワークピースWの側壁からアークを遠ざける一助になるため、短絡の解消に左側の装置909を用いることができる。同様に、トーチ111が溶接継手の中心の右側に位置している場合に、右側の装置907を用いて短絡解消磁界を生成して溶接継手の右側からアークを遠ざけることができる。当然のことながら、他の実施形態の想定が可能であり、それらは必要に応じて制御できる。
図12に示すように、溶接の間に溶滴の移動を方向付けるのに用いられる磁気パルス1、2とは磁気ピークの大きさ及び/又は持続時間が異なる短絡解消磁気パルスSが考えらえる。図12では、短絡ピークSは誘導ピーク1、2よりも高く且つ長い。他の実施形態では、異なる関係を用いることができる。なお、当然のことながら、磁気電流のピークが高いほど得られる磁界が強くなるため、短絡解消パルスSの磁界が誘導磁気パルスの磁界よりも高く且つ長くなるようにできる。
以下様々な制御方法を説明する。なお、下記の例示の実施形態の説明は代表的なものである。何故なら、本考案の精神及び範囲から逸脱することなく他の制御方法も使用可能だからである。本考案の例示の実施形態では、アークの誘導及び/又はアークを通過する溶滴の飛行の制御のために磁界の生成を制御する及び/又は同期する様々な方法を用いることができる。一部の例示の方法は溶接波形と磁界電流とを同期することを用いることができるのに対して、他の例示の方法は溶接作業中に発生するイベントのリアルタイム検出を用いることができる。以下でそれぞれの方法を説明する。なお、溶接電源の電流信号を制御するための制御信号回路、タイミング回路、短絡検出回路、溶接フィードバック回路及び制御の構成及び動作は広く知られているため、これらの回路についての詳細な説明は本明細書では省略する。しかしながら、以下で説明するように、磁気誘導電流の生成を制御するために、本明細書に記載のシステムコントローラ及び/又は磁界電源でこれらの同様の回路及び制御方法を実施できる。
第1の例示の実施形態では、溶接電源(例えば101)によって使用される制御信号と同じ又は同様のものを用いて、溶接電源と同時に磁界電源(例えば103)をオンにできる。例えば、溶接パルスを生成するために溶接電源101によって信号が生成される場合、その信号を磁界電源と共有して、同時に磁界電流が磁気装置105に供給されるようにする。そのような実施形態では、磁気誘導電流を制御するためにオン/オフ信号を生成することができる。そのため、磁界の生成が溶接パルスと一致する。他の実施形態では(上述のように)、磁界の生成が溶接パルスとずれていることが望ましい場合がある。そのような実施形態では、磁気誘導電流(及びそれ故に磁界)の生成を溶接パルスが生成されてから時間Tだけ遅延させるタイミング回路を磁界電源103及び/又は溶接電源101が有していてもよい。例えば、一部の例示の実施形態では、溶接パルスの開始から磁気誘導電流を5〜20msだけ遅延させることができる。当然のことながら、他の実施形態では別のタイミング遅延が用いられ得る。
他の例示の実施形態では、上述のように、溶接パルスの生成の時間Tの前に溶接電源の制御回路が磁界電流を生成する。ここでも、溶接パルスに対して磁界の適切なタイミングが確実になるように、溶接電源、磁界電源及びシステムコントローラのいずれかにタイミング回路を用いることができる。
本考案の他の例示の実施形態では、波形制御システムに基づく共有の状態テーブル(state table)を使用できる。溶接波形を制御するために状態テーブルを用いることは広く知られており、例えばオハイオ州クリーブランドのリンカーンエレクトリック社製造のパワーウェーブ(Power Wave)(登録商標)溶接電源ではそのような制御方法が用いられる。例示の実施形態では、状態テーブルによって溶接電源及び磁界電源の双方の動作が制御されるように、磁界電流信号の制御及び同期が溶接波形状態テーブルに統合される。例えば、溶接電源が例えばアーク電圧、アーク電流、アーク電力、出力電圧、出力電流、ワイヤ供給速度等を含むリアルタイム溶接フィードバックを受信した場合に、そのリアルタイムフィードバックに基づいて共有の状態テーブルが溶接電源及び磁界電源の双方に動作指示を与える。
さらなる例示の実施形態では、併設の状態テーブル(parallel state table)が磁界電源103の動作のために設けられて、併設の磁界状態テーブルが磁界電源103の動作を制御するのに対して、溶接状態テーブルが溶接電源101の動作を制御する。上述のように、そのような実施形態では、磁界電源103は、アーク電流、アーク電圧、アーク電力、出力電圧、出力電流、ワイヤ供給速度、出力等の溶接作業からの溶接フィードバック及び制御信号を共有できる。このリアルタイムフィードバック情報に基づいて、磁界電源103用の併設の状態テーブルが磁界電流信号の適切な磁界強度、位相、周波数、タイミング、ピーク持続時間等を決定し、磁界電源103が適切な磁界電流を生成する。
さらなる例示の実施形態では、上記の併設の状態テーブルは、磁界電流信号又は磁界のための適切なパラメータを決定する際に溶接作業の間の溶接トーチ111の横方向の位置を考慮に入れることができる。上述のように、本考案の実施形態では、溶接継手に対するトーチの動きに基づき磁界を変化させることができる。そのため、磁界電源103の制御状態テーブルも溶接の間の溶接トーチ111の位置を考慮に入れることができる。即ち、磁界電源の制御状態テーブルは、所望の磁界強度、持続時間、周波数及び位相を決定するために、ワークピースに対する溶接トーチのx、y及びz軸を考慮に入れることができる。
さらなる例示の実施形態では、磁界電源用の制御状態テーブルは、短絡の検出の際に誘発される制御パラメータを含む。そのような実施形態では、溶接電源101によって短絡が検出された場合に、そのフィードバックが磁界電源103にも提供される。検出された短絡に基づいて、磁界電源103は短絡の解消を助けるために磁界装置(例えば105)に磁界電流を提供する。例えば、本考案の例示の実施形態では、磁界電源103用の制御状態テーブルが溶接電源101(又は同様の併設のフィードバック回路)から短絡の検出についてのフィードバックを受信し、その検出された短絡に基づいて磁界の強度、持続時間及びタイミングを決定する。そして、その磁界電流が短絡の解消を支援するために適切な磁気誘導装置に提供される。複数の磁界生成装置が存在する場合、状態テーブルはどちらの装置をオンにすべきかを決定することもできる。さらに、状態テーブルは、適切な磁界パラメータを決定するために短絡時の溶接トーチ111の位置も考慮に入れることができる。
図面に示す溶接システムの例示の実施形態では、溶接電源、磁界電源及びシステムコントローラを別々の構成要素として示したが、これらの構成要素は単一のユニットとして統合できるため、それらの構成要素は別々である必要はない。さらに、磁界用の制御ハードウェア及びソフトウェア(例えば、制御状態テーブル)が溶接電源、システムコントローラ及び/又は磁界電源のうちのいずれか1つに含まれていてもよい。この点に関して、本考案の実施形態は限定されず、システムの構成要素が別個であるが合体可能なモジュールとして提供されるモジュール構成を取ることもできる。
本考案をとりわけその例示の実施形態を参照して図示説明してきたが、本考案はそれらの実施形態に限定されない。当業者であれば、下記の請求項によって定義される本考案の精神及び範囲から逸脱することなく形態及び詳細に様々な変更が加えられ得ることが分かる。
100 溶接システム
101 溶接電源
103 磁界電源
105 磁界生成装置
107 磁界プローブ
109 磁界
111 溶接トーチ
113 溶接電極
115 溶接アーク
117 溶滴
300 溶接システム
301 スイッチング回路
305 磁気装置
307 プローブ
700 溶接システム
701 前側電源
702 溶接トーチ
703 後ろ側電源
704 溶接トーチ
705 コントローラ
707 磁界電源
708 磁気誘導装置
709 プローブ
711 磁界
900 溶接システム
901 システムコントローラ
905 モータ/キャリッジ装置
907 磁気装置
908 磁界
909 磁気装置
A 電流
B レベル/点
C 点
D 点
E バックグラウンドレベル
N 数
S パルス
T 時間
W ワークピース
x 軸
y 軸
z 軸
101 溶接電源
103 磁界電源
105 磁界生成装置
107 磁界プローブ
109 磁界
111 溶接トーチ
113 溶接電極
115 溶接アーク
117 溶滴
300 溶接システム
301 スイッチング回路
305 磁気装置
307 プローブ
700 溶接システム
701 前側電源
702 溶接トーチ
703 後ろ側電源
704 溶接トーチ
705 コントローラ
707 磁界電源
708 磁気誘導装置
709 プローブ
711 磁界
900 溶接システム
901 システムコントローラ
905 モータ/キャリッジ装置
907 磁気装置
908 磁界
909 磁気装置
A 電流
B レベル/点
C 点
D 点
E バックグラウンドレベル
N 数
S パルス
T 時間
W ワークピース
x 軸
y 軸
z 軸
Claims (12)
- 溶接システムであって:
電極とワークピースとの間に溶接アークが生成されるように、前記電極に複数の電流パルスを含む溶接電流信号を出力する溶接電源;及び
磁気誘導装置に複数の磁流パルスを含む磁界電流信号を出力する磁界電源;
を含み、
前記磁気誘導装置は前記溶接アークの近傍に位置し、前記磁気誘導装置は、溶接の間に前記溶接アークを動かすために前記磁界電流信号を用いて磁界を生成し、
前記複数の磁流パルスは、前記溶接信号の前記複数の電流パルスのうちの少なくとも一部と同期している、溶接システム。 - 前記電流パルスのうちの前記少なくとも一部のそれぞれは、溶接材料から溶滴を分離させ、各前記溶滴が前記溶接材料から分離する少なくとも直前に前記磁流パルスがピークレベルにあるように、前記複数の磁流パルスが前記溶接信号の前記複数の電流パルスのうちの前記少なくとも一部と同期している、請求項1に記載のシステム。
- 前記電流パルスのうちの前記少なくとも一部のそれぞれは、溶接材料から溶滴を分離させ、各前記溶滴が前記溶接材料から分離する少なくとも直後に前記磁流パルスがピークレベルにあるように、前記複数の磁流パルスが前記溶接信号の前記複数の電流パルスのうちの前記少なくとも一部と同期している、請求項1に記載のシステム。
- 前記溶接材料は前記電極である、請求項2又は3に記載のシステム。
- 前記溶接電源は、前記複数の磁流パルスを前記複数の溶接電流パルスのうちの前記少なくとも一部と同期させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記複数の磁流パルスのうちの少なくとも一部は、前記複数の磁流パルスのうちの他のものとピークレベルが異なる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記複数の磁流パルスのうちの少なくとも一部は、前記複数の磁流パルスのうちの他のものと極性が異なる、請求項1〜6のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記複数の磁流パルスのうちの少なくとも一部は、前記溶接電流パルスのうちの前記少なくとも一部と45〜135°位相がずれている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記溶接電流信号は、前記複数の電流パルスのうちの前記少なくとも一部の間に追加の電流パルスを少なくとも1つ提供する、請求項1〜8のいずれか1項に記載のシステム。
- 第2の磁気誘導装置に第2の複数の磁流パルスを含む第2の磁界電流信号を出力する第2の磁界電源をさらに含み、
前記第2の磁気誘導装置は前記溶接アークの近傍に位置し、前記第2の磁気誘導装置は、溶接の間に前記溶接アークを動かすために前記第2の磁界電流信号を用いて追加の磁界を生成し、
前記第2の複数の磁流パルスは、前記溶接信号の前記複数の電流パルスのうちの他のものの少なくとも一部と同期している、請求項1〜9のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記磁界電源は、前記溶接電源によって前記電極と前記ワークピースとの間で短絡が検出された場合に、前記複数の磁流パルスとは異なる追加の磁流パルスを提供する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記複数の磁流パルスのうちの少なくとも一部は、前記溶接電流パルスのうちの前記少なくとも一部と90°又は180°位相がずれている、請求項1〜11のいずれか1項に記載のシステム。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US13/438,703 US10239145B2 (en) | 2012-04-03 | 2012-04-03 | Synchronized magnetic arc steering and welding |
US13/438,703 | 2012-04-03 | ||
PCT/IB2013/000583 WO2013150364A1 (en) | 2012-04-03 | 2013-04-03 | Synchronized magnetic arc steering and welding |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3196715U true JP3196715U (ja) | 2015-04-02 |
Family
ID=48444430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015600007U Expired - Fee Related JP3196715U (ja) | 2012-04-03 | 2013-04-03 | 同期した磁気アーク誘導及び溶接 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10239145B2 (ja) |
JP (1) | JP3196715U (ja) |
KR (1) | KR20140144729A (ja) |
CN (1) | CN104334304B (ja) |
DE (1) | DE202013011903U1 (ja) |
WO (1) | WO2013150364A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022521602A (ja) * | 2019-02-27 | 2022-04-11 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | スタッドをワークピースと溶接するためのスタッド溶接方法及びスタッド溶接装置 |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9085041B2 (en) | 2009-01-13 | 2015-07-21 | Lincoln Global, Inc. | Method and system to start and use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding |
US10086461B2 (en) | 2009-01-13 | 2018-10-02 | Lincoln Global, Inc. | Method and system to start and use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding |
US9862050B2 (en) | 2012-04-03 | 2018-01-09 | Lincoln Global, Inc. | Auto steering in a weld joint |
US10239145B2 (en) | 2012-04-03 | 2019-03-26 | Lincoln Global, Inc. | Synchronized magnetic arc steering and welding |
US20140001168A1 (en) * | 2012-06-27 | 2014-01-02 | Lincoln Global, Inc. | Parallel state-based controller for a welding power supply |
US10183351B2 (en) * | 2012-06-27 | 2019-01-22 | Lincoln Global, Inc. | Parallel state-based controller for a welding power supply |
US9352410B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-05-31 | Lincoln Global, Inc. | System for and method of narrow-groove joining of metals |
US10035211B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-07-31 | Lincoln Global, Inc. | Tandem hot-wire systems |
US10086465B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-10-02 | Lincoln Global, Inc. | Tandem hot-wire systems |
US20140263231A1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Lincoln Global, Inc. | Tandem hot-wire systems |
US9498838B2 (en) | 2013-07-24 | 2016-11-22 | Lincoln Global, Inc. | System and method of controlling heat input in tandem hot-wire applications |
US10464168B2 (en) | 2014-01-24 | 2019-11-05 | Lincoln Global, Inc. | Method and system for additive manufacturing using high energy source and hot-wire |
WO2015124996A2 (en) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | Lincoln Global, Inc. | Method and system to use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding |
US10052707B2 (en) * | 2014-04-04 | 2018-08-21 | Lincoln Global, Inc. | Method and system to use AC welding waveform and enhanced consumable to improve welding of galvanized workpiece |
US10173279B2 (en) | 2014-11-21 | 2019-01-08 | Lincoln Global, Inc. | Welding system |
EP3034225B1 (en) * | 2014-12-17 | 2018-10-17 | Airbus Defence and Space GmbH | Method and apparatus for distortion control on additively manufactured parts using wire and magnetic pulses |
CN106493454B (zh) * | 2016-10-25 | 2018-07-27 | 攀钢集团工程技术有限公司 | 磁场环境中焊接操作的运条方法 |
US11027362B2 (en) | 2017-12-19 | 2021-06-08 | Lincoln Global, Inc. | Systems and methods providing location feedback for additive manufacturing |
CN111299758B (zh) * | 2019-12-16 | 2021-10-26 | 沈阳工业大学 | 一种二氧化碳气体保护焊的熔滴形态控制装置及方法 |
CN111843118B (zh) * | 2020-07-30 | 2022-06-14 | 上海电机学院 | 一种mig/mag电弧运动轨迹控制方法 |
EP4104961A1 (en) * | 2021-06-16 | 2022-12-21 | Linde GmbH | Low emission arc with corgon 18 penetration |
CN117001109B (zh) * | 2023-08-22 | 2024-05-31 | 广东福维德焊接股份有限公司 | 9Ni钢深熔弧焊磁控电源系统及控制方法 |
Family Cites Families (85)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1740381A (en) * | 1925-05-04 | 1929-12-17 | Gen Electric | Electric-arc welding |
US1792243A (en) * | 1928-01-21 | 1931-02-10 | Smith Corp A O | Apparatus for electric-arc welding |
US1854536A (en) * | 1928-01-31 | 1932-04-19 | American Rolling Mill Co | Magnetic arc control |
US2743342A (en) * | 1952-04-15 | 1956-04-24 | Edward S Bettis | Magnetic arc-welder |
US2756311A (en) * | 1954-03-24 | 1956-07-24 | Union Carbide & Carbon Corp | High-speed tandem arc working |
US2844705A (en) * | 1955-12-29 | 1958-07-22 | Trent Tube Company | Elding method and apparatus |
US2920183A (en) * | 1957-02-12 | 1960-01-05 | Air Reduction | Magnetic oscillation of welding arc |
US2994763A (en) * | 1959-12-10 | 1961-08-01 | Gen Electric | Arc stray control |
US3102946A (en) * | 1961-07-24 | 1963-09-03 | Fonberg Zygmunt | Electric arc torch |
US3174027A (en) | 1962-09-25 | 1965-03-16 | Union Carbide Corp | Pilot arc starting-arc working systems |
GB1136595A (en) * | 1964-12-24 | 1968-12-11 | Lincoln Electric Company Ltd | Improvements in or relating to electric arc welding |
US3551637A (en) * | 1968-04-01 | 1970-12-29 | Data Science Corp | Magnetic control of a welding arc |
CH508735A (de) * | 1969-01-29 | 1971-06-15 | Sulzer Ag | Vorrichtung zum Plattieren von metallischen Werkstücken mit Hilfe eines elektrischen Lichtbogens |
US3626145A (en) * | 1970-02-02 | 1971-12-07 | Armco Steel Corp | Magnetic control of arc environment |
US3727822A (en) | 1970-10-05 | 1973-04-17 | Gen Electric | Electromagnetic force system for integrated circuit fabrication |
SU538842A1 (ru) | 1973-06-08 | 1976-12-15 | Киевский Ордена Ленина Политехнический Институт Имени 50-Летия Великой Октябрьской Социалистической Революции | Способ электродуговой сварки с электромагнитным перемешиванием расплава сварочной ванны |
US3885123A (en) * | 1973-08-20 | 1975-05-20 | Welding Research Inc | Method and means for controlling adjacent arcs |
US4019016A (en) | 1973-12-03 | 1977-04-19 | Dimetrics, Inc. | Welding control systems |
GB1525394A (en) * | 1974-10-02 | 1978-09-20 | Daido Steel Co Ltd | Heat treating apparatus and method |
US4194106A (en) * | 1975-01-27 | 1980-03-18 | Secheron Soudure S.A. | Methods and devices for cutting, eroding, welding and depositing metallic and non-metallic materials by means of an electric arc |
US4095085A (en) * | 1975-09-29 | 1978-06-13 | Kobe Steel, Limited | High efficiency arc welding process and apparatus |
JPS5499754A (en) | 1978-01-25 | 1979-08-06 | Hitachi Ltd | Method and apparatus for automatic control of arc welding |
JPS56131071A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-14 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | All position tig welding method |
US4301355A (en) * | 1980-08-04 | 1981-11-17 | Dimetrics, Inc. | Gas metal arc welding system |
US4408114A (en) | 1980-08-11 | 1983-10-04 | Nissan Motor Company, Limited | Resistance welding with pressure control in response to deviation between welding voltage and time varying reference values therefor |
JPS5739077A (en) | 1980-08-15 | 1982-03-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Arc welding method |
US4491718A (en) | 1982-05-20 | 1985-01-01 | Crc Welding Systems, Inc. | Template-matching adaptive control system for welding |
JPS58205680A (ja) | 1982-05-26 | 1983-11-30 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ア−ク溶接の倣い制御方法 |
US4595820A (en) | 1982-10-22 | 1986-06-17 | The Ohio State University | Apparatus and methods for controlling a welding process |
US4485292A (en) * | 1982-11-05 | 1984-11-27 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Arc blowing control method and apparatus for pulse arc welding |
JPS5987981A (ja) | 1982-11-12 | 1984-05-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | オツシレ−ト幅自動制御法 |
GB8325290D0 (en) * | 1983-09-21 | 1983-10-26 | British Ship Research Assn | Welding/cutting |
JPH0679781B2 (ja) * | 1984-07-02 | 1994-10-12 | バブコツク日立株式会社 | ホットワイヤtig溶接装置 |
US5171966A (en) | 1986-03-20 | 1992-12-15 | Shin Meiwa Industry Co., Ltd. | Method of and apparatus for controlling a welding robot |
JPS63192562A (ja) | 1987-02-04 | 1988-08-09 | Hitachi Ltd | 溶接倣い制御方法及び溶接倣い制御装置 |
US4791270A (en) | 1987-04-20 | 1988-12-13 | Ferranti Sciaky, Inc. | Gas tungsten arc welding machine with infinite rotating welding head and torch tilt |
JPH01133680A (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-25 | Babcock Hitachi Kk | 非消耗電極溶接装置 |
SU1637971A1 (ru) | 1987-12-04 | 1991-03-30 | Воронежский инженерно-строительный институт | Способ сварки дугой |
JPH0259179A (ja) | 1988-08-26 | 1990-02-28 | Kobe Steel Ltd | アーク溶接方法 |
US4975558A (en) * | 1989-09-20 | 1990-12-04 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | System for control of weld arc development |
US5278390A (en) | 1993-03-18 | 1994-01-11 | The Lincoln Electric Company | System and method for controlling a welding process for an arc welder |
JP3530322B2 (ja) * | 1996-09-26 | 2004-05-24 | 三菱重工業株式会社 | 上向・立向溶接方法 |
JP3812914B2 (ja) | 1996-12-29 | 2006-08-23 | 東京瓦斯株式会社 | パイプ円周自動溶接装置の左右ウィービング幅補正方法 |
JP3809983B2 (ja) * | 1998-02-12 | 2006-08-16 | 日立ビアメカニクス株式会社 | 消耗電極式の交流ガスシールド溶接装置 |
JPH11291038A (ja) | 1998-04-16 | 1999-10-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 溶接装置及び溶接方法 |
US6310320B1 (en) | 1999-01-07 | 2001-10-30 | Illinois Tool Works Inc. | Dual operator phase control engine driven welder |
JP4198259B2 (ja) * | 1999-02-26 | 2008-12-17 | 勝美 山口 | 金属材料の転移方法及びその装置 |
US6331694B1 (en) | 1999-12-08 | 2001-12-18 | Lincoln Global, Inc. | Fuel cell operated welder |
US6621049B2 (en) * | 2001-04-26 | 2003-09-16 | Central Motor Wheel Co., Ltd. | Welding stability assessment apparatus for pulsed arc welding |
US20080156782A1 (en) | 2001-06-19 | 2008-07-03 | Illinois Tool Works Inc. | Method and Apparatus For Welding and Control Thereof |
GB0118729D0 (en) * | 2001-08-01 | 2001-09-26 | Rolls Royce Plc | Apparatus and method for forming a body |
US6747247B2 (en) | 2001-09-19 | 2004-06-08 | Illinois Tool Works Inc. | Welding-type power supply with a state-based controller |
US6657163B1 (en) | 2002-02-06 | 2003-12-02 | Lincoln Global, Inc. | System and method for selective application of power to welding equipment |
US6617547B1 (en) * | 2002-09-10 | 2003-09-09 | Ilich Abdurachmanov | Arc stray controlling welding apparatus |
DE10253415A1 (de) * | 2002-11-08 | 2004-05-27 | Newfrey Llc, Newark | Lichtbogen-Schweißvorrichtung, Verfahren zum Schweißen von Blechen an metallische Gegenstücke, und Schweißelement |
US9579742B2 (en) | 2006-01-09 | 2017-02-28 | Lincoln Global, Inc. | Series arc welder |
US7304269B2 (en) | 2004-06-04 | 2007-12-04 | Lincoln Global, Inc. | Pulse welder and method of using same |
JP3861889B2 (ja) | 2004-06-23 | 2006-12-27 | 松下電器産業株式会社 | アーク溶接ロボット |
WO2006043550A1 (ja) | 2004-10-21 | 2006-04-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 溶接システムおよび消耗電極式溶接方法 |
US8692157B2 (en) | 2005-09-15 | 2014-04-08 | Lincoln Global, Inc. | Welding system sequence control apparatus |
US8952291B2 (en) | 2005-09-15 | 2015-02-10 | Lincoln Global, Inc. | System and method for controlling a hybrid welding process |
JP5036197B2 (ja) * | 2006-03-10 | 2012-09-26 | 株式会社神戸製鋼所 | パルスアーク溶接方法 |
US7397015B2 (en) | 2006-04-13 | 2008-07-08 | Lincoln Global, Inc. | Metal cored electrode for open root pass welding |
US8242410B2 (en) | 2006-07-14 | 2012-08-14 | Lincoln Global, Inc. | Welding methods and systems |
US20080011727A1 (en) | 2006-07-14 | 2008-01-17 | Lincoln Global, Inc. | Dual fillet welding methods and systems |
US20080053978A1 (en) | 2006-08-29 | 2008-03-06 | Lincoln Global, Inc. | Welder with positional heat control and method of using same |
JP5014834B2 (ja) | 2007-02-27 | 2012-08-29 | 住友軽金属工業株式会社 | アルミニウム材と鋼材のmig溶接方法 |
DE102007017226A1 (de) | 2007-03-22 | 2008-09-25 | Pangas | Verfahren zum Lichtbogenfügen mit Wechselstrom |
DE102007017225A1 (de) | 2007-03-22 | 2008-09-25 | Pangas | Verfahren zum Lichtbogenschweißen |
JP5061007B2 (ja) * | 2008-03-28 | 2012-10-31 | 株式会社神戸製鋼所 | 溶接制御装置、溶接制御方法およびそのプログラム |
JP2012502799A (ja) | 2008-09-16 | 2012-02-02 | ネルソン スタッド ウェルディング,インコーポレイテッド | ドロウンアーク固定具溶接における波形制御 |
WO2010038429A1 (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-08 | 大陽日酸株式会社 | 鋼板のガスシールドアークブレージング方法 |
US8581146B2 (en) | 2008-10-22 | 2013-11-12 | Lincoln Global, Inc. | Automatic wire feeding system |
US9085041B2 (en) | 2009-01-13 | 2015-07-21 | Lincoln Global, Inc. | Method and system to start and use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding |
JP5199910B2 (ja) | 2009-02-12 | 2013-05-15 | 株式会社神戸製鋼所 | 消耗電極式パルスアーク溶接の溶接制御装置およびそのアーク長制御方法、並びにその溶接制御装置を備えた溶接システム |
JP5370089B2 (ja) | 2009-11-06 | 2013-12-18 | パナソニック株式会社 | アーク溶接方法およびアーク溶接装置 |
US20110132877A1 (en) | 2009-12-09 | 2011-06-09 | Lincoln Global, Inc. | Integrated shielding gas and magnetic field device for deep groove welding |
JP5400696B2 (ja) * | 2010-04-26 | 2014-01-29 | 株式会社神戸製鋼所 | 消耗電極式ガスシールドアーク溶接方法および消耗電極式ガスシールドアーク溶接システム |
CN102133679B (zh) * | 2011-01-29 | 2013-03-06 | 北京工业大学 | 一种用外加磁场辅助熔化极气体保护焊的装置和方法 |
US8969764B2 (en) * | 2011-11-09 | 2015-03-03 | Lincoln Global, Inc. | Apparatus and method for short circuit welding with AC waveform |
US9227264B2 (en) | 2011-11-18 | 2016-01-05 | Lincoln Global, Inc. | Weld head angle adjustment system |
US9283635B2 (en) | 2012-03-02 | 2016-03-15 | Lincoln Global, Inc. | Synchronized hybrid gas metal arc welding with TIG/plasma welding |
US10239145B2 (en) | 2012-04-03 | 2019-03-26 | Lincoln Global, Inc. | Synchronized magnetic arc steering and welding |
US10183351B2 (en) | 2012-06-27 | 2019-01-22 | Lincoln Global, Inc. | Parallel state-based controller for a welding power supply |
US9120172B2 (en) | 2012-09-24 | 2015-09-01 | Lincoln Global, Inc. | Systems and methods providing controlled AC arc welding processes |
-
2012
- 2012-04-03 US US13/438,703 patent/US10239145B2/en active Active
-
2013
- 2013-04-03 KR KR1020147030917A patent/KR20140144729A/ko not_active Application Discontinuation
- 2013-04-03 WO PCT/IB2013/000583 patent/WO2013150364A1/en active Application Filing
- 2013-04-03 DE DE202013011903.9U patent/DE202013011903U1/de not_active Expired - Lifetime
- 2013-04-03 JP JP2015600007U patent/JP3196715U/ja not_active Expired - Fee Related
- 2013-04-03 CN CN201380029351.9A patent/CN104334304B/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022521602A (ja) * | 2019-02-27 | 2022-04-11 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | スタッドをワークピースと溶接するためのスタッド溶接方法及びスタッド溶接装置 |
JP7153144B2 (ja) | 2019-02-27 | 2022-10-13 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | スタッドをワークピースと溶接するためのスタッド溶接方法及びスタッド溶接装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US10239145B2 (en) | 2019-03-26 |
KR20140144729A (ko) | 2014-12-19 |
CN104334304B (zh) | 2018-03-27 |
CN104334304A (zh) | 2015-02-04 |
DE202013011903U1 (de) | 2015-02-06 |
WO2013150364A1 (en) | 2013-10-10 |
US20130256288A1 (en) | 2013-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3196715U (ja) | 同期した磁気アーク誘導及び溶接 | |
EP1871563B1 (en) | Cooperative welding system | |
US9498838B2 (en) | System and method of controlling heat input in tandem hot-wire applications | |
US20140263234A1 (en) | Tandem hot-wire systems | |
JP3203668U (ja) | タンデムホットワイヤシステム | |
US9283635B2 (en) | Synchronized hybrid gas metal arc welding with TIG/plasma welding | |
JP5278634B2 (ja) | アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 | |
US20150028011A1 (en) | System and method of controlling heat input in tandem hot-wire applications | |
CN104245210B (zh) | 前后排列的掩弧焊 | |
US20150151375A1 (en) | Method and system to use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding with controlled arcing frequency | |
US20150158108A1 (en) | Method and system to use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding with controlled arcing frequency | |
JP3199188U (ja) | 電力変換器、磁界システム、及びこれら両方と同期する制御装置を含むアーク溶接システム | |
EP3246122A1 (en) | Method and system to use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding and arc suppression of a variable polarity hot-wire | |
WO2014140781A2 (en) | Tandem hot-wire systems | |
JP6945290B2 (ja) | スパッタを低減したac溶接用の溶接システム | |
US20140263233A1 (en) | Tandem hot-wire systems | |
JP2008207213A (ja) | 溶接装置 | |
US20140263232A1 (en) | Tandem hot-wire systems | |
WO2015124996A2 (en) | Method and system to use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding | |
WO2014140745A1 (en) | Tandem hot-wire systems | |
JP2001252768A (ja) | 多電極パルスアーク溶接制御方法及び溶接装置 | |
JP2023158362A (ja) | プラズマアークハイブリッド溶接装置 | |
JP2005349405A (ja) | パルス電流同期フィラワイヤ送給非消耗電極アーク溶接方法 | |
WO2015124999A1 (en) | Method and system to use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding with controlled arcing frequency |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3196715 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |