JP3196130U - ネッククーラー - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで簡単に製造されることができる、冷却効果と使用感に優れたネッククーラーを提供する。【解決手段】高吸水性繊維を使用した不織布を中間層2とする帯状のネッククーラー1であって、その中間層を覆うように上下層または上層3、下層4のどちらか一層に不織布が積層され、帯状の外周部内側が局所溶着法(特に超音波)で溶着5され、上層、中間層及び下層が一体化されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、低コストで簡単に製造されることができる、人体の首部を冷却するためのネッククーラーに関する。
真夏の高温時期や風邪による発熱時などに人体の首部を冷却する手段としてネッククーラーが従来から使用されている。ネッククーラーには、一般的に高吸水性の樹脂や繊維が入れられており、これが吸水膨潤することによってゲル状になり、ゲル中の水が蒸発してネッククーラー自体の温度が低下する。これにより、このネッククーラーを首部に巻いた人は、首部の冷却だけでなく、身体全体の温度を低下させることができる。
従来からネッククーラーは、様々なものが数多く提案されている(特許文献1〜4参照)。しかしながら、従来提案されているものはいずれも機能性や使用感の向上に向けられたものばかりであり、使い捨て用途にも適した製造コストの低下を考慮したものはほとんど存在しないのが現状である。
特開2001−333928号公報 特開2009−185420号公報 特開2012−210407号公報 特開2013−85923号公報
本考案は、上記の従来技術の現状に鑑み創案されたものであり、その目的は、低コストで簡単に製造されることができる、冷却効果と使用感に優れたネッククーラーを提供することにある。
本考案者は、上記の目的を達成するために冷却効果と使用感を保持しながら製造コストを抑制する構成を持つネッククーラーについて鋭意検討した結果、高吸水性繊維を使用した不織布を中間層とし、その中間層を覆うように上層及び下層を積層させ、上層及び下層の両方または上層もしくは下層のどちらか一層を不織布とし、帯状の積層体の外周部内側を局所溶着法(特に超音波)で溶着して一体化することにより、縫製をせずに、低コストでありながら機能性と使用感に優れたものを提供できることを見出し、本考案の完成に至った。
即ち、本考案は、以下の(1)〜(4)の構成を有するものである。
(1)高吸水性繊維を使用した不織布を中間層とし、その中間層の上下を覆うように上層及び下層を積層した帯状のネッククーラーであって、上層及び下層の両方または上層もしくは下層のどちらか一層が不織布であり、帯状の積層体の外周部内側が局所溶着法で溶着され、上層、中間層及び下層が一体化されていることを特徴とするネッククーラー。
(2)局所溶着法が超音波溶着であることを特徴とする(1)に記載のネッククーラー。
(3)上層の端部が中間層の端部を巻き込む形で廻り込んで下層の超音波溶着部分にまで延びているか、または下層の端部が中間層の端部を巻き込む形で廻り込んで上層の超音波溶着部分にまで延びていることを特徴とする(1)又は(2)に記載のネッククーラー。
(4)積層体の長手方向の一方の端部内側の面に雄型の面ファスナーが貼付されていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のネッククーラー。
本考案のネッククーラーは、縫製を行わず、安価な構成材料を用い、超音波溶着によって全体を一体化して成形しているので、製造コストが極めて低い。また、本考案のネッククーラーは、上層または下層の端部が中間層の端部を巻き込む形で廻り込んで下層または上層の端部と重複して局所溶着法(特に超音波)で溶着されているため、不織布端部のほつれや毛羽発生が抑制され、ネッククーラーの形態保持性や使用感に優れる効果を有する。
本考案のネッククーラーの構成の概略を示す断面図である。 本考案のネッククーラーの一例の一部を示す平面写真である。
本考案のネッククーラーを図面に基づいて説明するが、本考案はこれらに限定されるものではない。
本考案のネッククーラーは、帯状の形態を有し、これを人間の首部に巻いて首部を冷却するために使用されるものである。本考案のネッククーラーは、特に使い捨て用途を意図したものである。
図1は、本考案のネッククーラーの構成の概略を示す断面図である。図1中、1はネッククーラー、2は高吸水性繊維を使用した不織布層(中間層)、3は不織布層(上層)、4は不織布層(下層)、5は超音波溶着部分である。
図1から明らかなように、本考案のネッククーラー1は、高吸水性繊維を使用した不織布層2を中間層とし、その上下をそれぞれ覆うように上層の不織布層3、下層の不織布層4が積層されている。
また、本考案のネッククーラー1は、上層3と中間層2と下層4が積層され、積層体の端部内側を超音波溶着することで各構成材料が一体化されている。不織布端部のほつれや毛羽発生を抑制するとともに各構成材料を一体化して形態を保持するために、上層3の端部は、中間層2の端部を巻き込む形で廻り込んで下層4の超音波溶着部分5にまで、または下層4の端部は、中間層2の端部を巻き込む形で廻り込んで上層3の超音波溶着部分5にまで延びて、中間層2、上層3及び下層4が一緒に超音波溶着されることが好ましい。この場合、超音波溶着部分5は、連続的に形成されてもよく、図2に示すように間欠的に形成されてもよい。
本考案のネッククーラー1の中間層として使用される不織布層2は、蒸発潜熱によって冷却効果を図るためのものである。不織布層2は水分を多量に吸収するとともに、吸収した水が上下層を通って徐々に蒸発することによってネッククーラー1の温度を低下する効果を有するものが好ましい。そのため不織布層2に使用される高吸水性繊維としては、自重の10倍以上の吸水能力を有するものが好ましく、例えば東洋紡(株)製のランシールFを採用することができるが、その限りではない。中間層2は、十分な温度低下効果を得るため、本考案のネッククーラー1の平面面積の75%以上を占めることが好ましい。
本考案のネッククーラー1の上層3および下層4に使用される不織布は、乾式法、湿式法のいずれの方法で製造されたものでもよく、またスパンレース法、サーマルボンド法、スパンボンド法、ニードルパンチ法などいずれの方法で製造されたものでも用いることができる。不織布を構成する繊維素材としては、合成繊維(ポリエステル、アクリル、ポリオレフィン繊維など)、半合成繊維(アセテート、レーヨンなど)、天然繊維(綿、絹、羊毛など)およびこれらの混合品(混綿品など)などが使用できる。
また、不織布の目付量は、10g/m以上100g/m以下が好ましい。10g/m以上にすることで機械的強度が得られ、中間層2の保護とともに全体として良好な形態を保持することができる。一方、100g/m以下であると局所溶着法(特に超音波)での溶着が容易となるとともに、蒸発潜熱によって冷却された中間層2の冷たさを皮膚に効率よく伝えることができる。より好ましくは15g/m以上50g/m以下であり、特に好ましくは15g/m以上30g/m以下である。
本考案のネッククーラー1の上層として使用される不織布層3は、人体の首部への装着時に外側に存在することを意図するものであり、中間層2を保護し、全体として良好な形態を保持するとともに見た目の意匠、デザインを付与するためのものである。上層3に使用される不織布は、従来公知のものが使用できるが、製造コストを考慮しポリプロピレンやポリエステル素材のスパンボンド不織布が工業的に好ましい。また、見た目の意匠、デザインを得る方法としては、不織布層3へのスクリーン印刷やシルク印刷など公知の方法が挙げられるが、特に制限はない。
本考案のネッククーラー1の下層として使用される不織布層4は、人体の首部への装着時に肌側に存在することを意図するものであり、蒸発潜熱によって冷却された中間層2の冷たさを皮膚に効率よく伝えるとともに、肌に良好な接触感覚を与えるためのものである。下層4に使用される不織布としては、従来公知のものが使用できるが、肌への刺激を考慮し毛羽立ちの少ないスパンレース法で製造された不織布が好適である。また、冷たさを与えるため、下層4にメントールやキシリトールなどの成分を含む涼感付与剤を配合もしくは塗布することも可能である。
本考案のネッククーラー1は、図2中の6に示すように、積層体の長手方向の端部内側に雄型の面ファスナーが貼付されていることが好ましい。雌型の面ファスナーもそれに合わせて設けてよいが、製造コストを考慮して省略することができ、その場合は雄型の面ファスナーのみで上層3の不織布との間で脱着を行なう。人体の首部への装着時および使用時にネッククーラーが首部から脱落しない結合力を持つものであれば、面ファスナーの材質は特に制限されない。
本考案は、上述のように材料及び製造方法が極めて簡単かつ安価であるため、高機能の使い捨て用途のネッククーラーを低コストで提供することができる。
1 ネッククーラー
2 高吸水性繊維を使用した不織布層(中間層)
3 不織布層(上層)
4 不織布層(下層)
5 超音波溶着部分
6 雄型面ファスナー

Claims (4)

  1. 高吸水性繊維を使用した不織布を中間層とし、その中間層の上下を覆うように上層及び下層を積層した帯状のネッククーラーであって、上層及び下層の両方または上層もしくは下層のどちらか一層が不織布であり、帯状の積層体の外周部内側が局所溶着法で溶着され、上層、中間層及び下層が一体化されていることを特徴とするネッククーラー。
  2. 局所溶着法が超音波溶着であることを特徴とする請求項1に記載のネッククーラー。
  3. 上層の端部が中間層の端部を巻き込む形で廻り込んで下層の超音波溶着部分にまで延びているか、または下層の端部が中間層の端部を巻き込む形で廻り込んで上層の超音波溶着部分にまで延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載のネッククーラー。
  4. 積層体の長手方向の一方の端部内側の面に雄型の面ファスナーが貼付されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のネッククーラー。
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