JP6224893B2 - むくみ改善器具 - Google Patents
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被酸化性金属の酸化反応による発熱を利用した水蒸気発生部を有し、下肢に水蒸気を付与する蒸気温熱具と、
前記蒸気温熱具を下肢に固定するために用いられる、両端が開口した筒体で構成されるサポータと、
を備え、
前記蒸気温熱具は、メントールを含有し、
前記サポータは、下肢に適用された前記蒸気温熱具を覆う領域を周方向に200%伸長させたときの引張強さが2〜25N/50mmである、むくみ改善器具が提供される。
メントールを含有する蒸気温熱具1を、所定のサポータ2により適度な圧力を付与しながら適用することで、血流を促進して、下肢の周径を減少させることができる。したがって、下肢のむくみを効果的かつ簡易的に改善することが可能になる。
図3は、蒸気温熱具1の一例を示す平面図である。本実施形態の蒸気温熱具1は、袋体10と発熱体20とから構成されており、発熱体20は袋体10内に収容される。発熱体20は、収容体22と水蒸気発生部21とから構成されており、水蒸気発生部21は収容体22内に収容される。図3では2つの蒸気温熱具1が連結した図を示し、中心線Lで2つを切り離すこともできる。
図3に示すように、袋体10の寸法は発熱体20の寸法よりも大きく、図6では、袋体10を構成する2枚の第1及び第2の袋体シート11、12は、発熱体20の周縁から外方へ延出している構成が図示されている。また、接合手段13は、2枚の第1及び第2の袋体シート11、12の四辺の周縁部の全域に所定の幅をもって存在している。図6等では、略矩形の袋体10に、略正方形の発熱体20が収容された例を図示するが、袋体10及び発熱体20の形状は、同一形状であってもよいし、類似形状でもあってもよいし、異なる形状であってもよい。袋体10及び発熱体20の形状として、例えば、菱形、矩形状、楕円状、円形状の形状をとることができる。
発熱体20に関しては、図6及び図7に示すように、その上辺部及び下辺部のみが接合手段13と重なるように配置されている。したがって発熱体20は、その上辺部及び下辺部のみが、接合手段13と接合されており、図7に示すように発熱体20におけるそれ以外の部位は2枚の袋体シート11、12と非接合状態になっている。
また、メントールは、水蒸気発生部21の全質量に対して好ましくは、0.01質量%以上であり、さらに好ましくは、0.1質量%以上であり、殊更に好ましくは、0.5質量%以上である。また、メントールは、水蒸気発生部21の全質量に対して好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは、5質量%以下であり、殊更に好ましくは、3質量%以下である。
さらに、メントールを十分溶解させる観点から、メントールと溶解剤との合計質量を100としたときに、溶解剤を好ましくは5質量%以上用い、さらに好ましくは10質量%以上用い、殊更に好ましくは30質量%以上用い、一層好ましくは50質量%以上用いる。また、メントールと溶解剤との合計質量を100としたときに、溶解剤を好ましくは99質量%以下であり、さらに好ましくは93質量%以下であり、殊更に好ましくは90質量%以下であり、一層好ましくは80質量%以下である。なかでも、メントールと溶解剤との合計質量を100としたときに、好ましくは5〜99質量%であり、更に好ましくは10〜93質量%であり、一層好ましくは30〜90質量%であり、殊更に好ましくは50〜80質量%である。
水蒸気発生部21が発熱シートからなる場合には、発熱シートは、被酸化性金属、反応促進剤、繊維状物、電解質及び水を含む、含水状態の繊維シートであることが好ましい。すなわち、発熱シートは、被酸化性金属、反応促進剤及び繊維状物を含有する成形シートに、電解質水溶液を含有させて構成されていることが好ましい。この場合、該発熱シートは成形シート全量に対して60〜90質量%の被酸化性金属、5〜25質量%の反応促進剤及び5〜35質量%の繊維状物を含む成形シートに、該成形シート100質量部に対して、1〜15質量%の電解質を含む電解質水溶液が25〜80質量部含有されて構成されていることが好ましい。こうすることで、被酸化性金属の酸化反応を持続的かつ効率的に行うことができる。
図8、9には、サポータ2の斜視図が示されている。同図に示すサポータ2は下肢用のものであり、その両端が開口した筒体で構成されている。サポータ2はその全体が繊維を編成することで、形成されている。サポータ2はその長手方向に延びているストレートな筒体であり、一本の直線状の軸線Xに沿って延びている。
さらには、サポータ2の全領域において、周方向に200%伸長させたときの引張強さが2〜25N/50mmとなることが好ましい。
なお、図8のサポータ2においては、背面領域2Bを周方向に200%伸長させたときの引張強さが上述した範囲となることが好ましく、図9のサポータ2においては、背面領域52Bを周方向に200%伸長させたときの引張強さが上述した範囲となることが好ましい。
このように、背面領域2Bの下肢に対する締め付け圧を、正面領域2Aの下肢に対する締め付け圧よりも高くすることで、下肢背面に通る下肢静脈の流れを良くすることができる。これに加えて、背面領域2Bにおいては蒸気温熱具1を下肢に押圧しているため、蒸気温熱具1から生じる水蒸気及びメントールが下肢に付与されることにより、下肢後面を走行している下肢静脈の血行がさらに高まる。これにより、効果的に下肢の浮腫みを改善することができる。蒸気温熱具1から生じる水蒸気及びメントール類を下肢に付与させることにより下肢の血行を高めつつ、背面領域2Bでは、締め付け効果により効果的に下肢のむくみを改善することができる。
一方で、正面領域2Aの下肢に対する締め付け圧を、背面領域2Bの下肢に対する締め付け圧よりも低くしておくことで、下肢全体の血流が悪くなることを防止できる。
蒸気温熱具1は、中央域52の背面領域52Bと、中間域53の背面領域53Bとに跨るように配置される。そして、中央域52の背面領域52Bで蒸気温熱具1の中央部を下肢に押圧固定するとともに、中間域53の背面領域53Bで蒸気温熱具1の端部を下肢に押圧固定する。蒸気温熱具1の大半の領域は、中央域52の背面領域52Bに当接することとなるため、中央域52の背面領域52Bが主として、蒸気温熱具1を下肢に固定することとなる。
開口域51及び中間域53は、長手方向の中央位置に関して上下対称に形成されている。
中央域52及び中間域53の表面積の合計は、サポータ2の表面積全体の50%以上を占めることが好ましく、さらに70%以上を占めることがより好ましい。中央域52及び中間域53の表面積の割合の上限値は、とくに限定されないが、80%以下である。また、中間域53の長手方向の長さは、中央域52よりも短く、サポータ2の全長に対して5〜30%であると好ましく、さらに、18〜28%であるとより好ましい。
中央域52及び中間域53の表面積の合計を、サポータ2の表面積全体の50%以上とすることで、蒸気温熱具1を下肢に安定的に固定でき、蒸気温熱具1から発生するメントールと蒸気とを下肢に安定的に付与できる。
このサポータ2においては、中央域52の背面領域52Bを、周方向に200%伸長させたときの引張強さが2〜25N/50mmであればよいが、中間域53の背面領域53Bも、周方向に200%伸長させたときの引張強さが2〜25N/50mmとなることが好ましい。中間域53の背面領域53Bを、周方向に200%伸長させたときの引張強さの好ましい範囲は、12〜20N/50mmである。
また、背面領域52Bにおいては蒸気温熱具1を保持し、蒸気温熱具1から生じる水蒸気及びメントールを下肢に付与されることにより下肢後面を走行している下肢静脈の血行を高め、血行促進効果と締め付け効果により効果的に下肢の浮腫みを改善することができる。具体的には、隆起部60をサポータ2の周方向に10N/5cmの応力で伸長させたときの伸びを100としたときに、背面領域52Bを同方向に同応力で伸長させたときの伸びを20以上100未満とすることが好ましく、さらに、35〜80とすることがより好ましい。
測定のための試験片は、サポータ2の各領域を、その周方向に100mm、長手方向に50mmの矩形に切り出して作製する。試験片を、引張試験機(テンシロン;UCT−100W(ORIENTEC社製))を用いて周方向に伸張させ伸びに対する応力を測定する。測定は、把持長50mm、引張速度100mm/minで行う。
この測定方法は、後述する他の領域を計測する際も同様である。
また、膝の曲げ伸ばしを阻害しないという観点から、隆起部60を周方向に200%伸長させたときの引っ張り強度が10N/50mm以下であることが好ましい。
隆起部60<背面領域52B<凹凸領域56<背面領域53B・・・(1)
更に、接続領域54の周方向の長さは、中央域52又は開口域51の周方向の長さの80〜95%であることが好ましい。
なお、前記張力は、サポータ2の幅方向に関してのものであり、その測定方法は次のとおりである。周方向に1周、同一の編み方の場合、幅50mmで輪切り状にサンプルを切り出す。50mmの幅が取れない場合は、所定の幅に切り出し、測定結果に対し、50mm幅に換算する。引張試験機(テンシロン;UCT−100W(ORIENTEC社製))を用いて測定する。把持部はL状のフックを用い、先ほどの輪切りサンプルをそのL状のフックにかけて引っ張る。このときの引っ張り速度は100mm/minで行う。一方、周方向に1周同一の編み方で無い場合は、幅50mm、把持長50mmが取れるように把持面積を考慮し、サンプルを矩形に切り出す。このとき、所定の大きさに切り出せない場合は、幅、把持長を50mm換算する。このサンプルを前記条件と同じ条件にて測定する。
図1、2に戻り、本実施の形態のむくみ改善器具の使用方法について説明する。図1(a)で示すように、下肢背面、ここでは、膝裏に蒸気温熱具1を貼り付けた後、図1(b)に示すように、サポータ2を装着して、蒸気温熱具1を膝裏に固定する。図1では、蒸気温熱具1を1枚貼り付けた例を示すが、図3で示す連結状態の蒸気温熱具1を、膝裏からふくらはぎ方向に向けて貼り付けても良い。
図1で示す蒸気温熱具1として、l−メントール入り蒸気温熱具(水蒸気発生部中のl−メントール含有量:0.9質量%含有)を用い、蒸気温熱具1の長手方向が、ふくらはぎ(踵上30cm)に動静脈血管走行に沿うように、縦方向に貼り付け、その上から、図9で示すサポータを着用し、椅子に座り、下肢を運動させることなく、30分間座位のまま放置し、下肢を浮腫みやすい状態にした。なお、このサポータを周方向に100mm、長手方向に50mmの矩形に切り出し、把持長50mm、引張速度100mm/minで周方向に200%伸長させたときの引張強さを引張試験機(テンシロン;UCT−100W(ORIENTEC社製))で測定したところ、各領域の引張強さは、以下の通りであった。
開口域51:6.7N/50mm
中央域52の正面領域52Aの隆起部60:7.4N/50mm
中央域52の背面領域52B:9.5N/50mm
中間域53の正面領域(凹凸領域56):13.3N/50mm
中間域53の背面領域53B:17.1N/50mm
接続領域54:20.7N/50mm
なお、蒸気温熱具1は、以下の手順で作製した。
<原料組成物配合>
・被酸化性金属:鉄粉、同和鉱業株式会社製、商品名「RKH」:83質量%
・繊維状物:パルプ繊維(フレッチャー チャレンジ カナダ社製、商品名 NBKP「Mackenzi(CSF200mlに調整)」):8質量%
・反応促進剤:活性炭(日本エンバイロケミカル株式会社製、商品名「カルボラフィン」、平均粒径45μm)9質量%
<鉄活性炭スラリー製造条件>
前記原料組成物の固形分(被酸化性金属、繊維状物及び活性炭の合計)100質量部に対し、カチオン系凝集剤であるポリアミドエピクロロヒドリン樹脂(星光PMC(株)製、商品名「WS4020」)0.7質量部及びアニオン系凝集剤であるカルボキシメチルセルロースナトリウム(第一工業製薬(株)製、商品名「HE1500F」0.18質量部を添加した。更に、水(工業用水)を、固形分濃度が12質量%となるまで添加しスラリーを得た。
<スラリー抄造条件>
前記スラリーを用い、これを抄紙ヘッドの直前で0.3質量%に水希釈し、傾斜型短網抄紙機によって、ライン速度15m/分にて抄紙して湿潤状態の成形シートを作製した。
<成形シート乾燥条件>
成形シートをフェルトで挟持して加圧脱水し、そのまま140度の加熱ロール間に通し、含水率が5%質量以下になるまで乾燥した。乾燥後の坪量は450g/m2、厚さは0.45mmであった。このようにして得られた成形シートの組成を熱重量測定装置(セイコーインスツルメンツ社製、TG/DTA6200)を用いて測定した結果、鉄83質量%、活性炭9質量%、パルプ8質量%であった。
<水蒸気発生部21および発熱体20の作製>
得られた成形シートを49mm×49mmに切り取り、3枚を重ね合わせ、該成形シート100質量部に対し、7%食塩水溶液40質量部及びメントールポリエチレングリコール液を5質量部滴下した。水蒸気発生部21の全質量に対するメントールの割合は0.9質量%とした。毛管現象を利用してこれらを成形シート全体に浸透させて、矩形のシート状水蒸気発生部21を得た。このシート状水蒸気発生部21の全体を、ポリエチレン製通気フィルムで包み、発熱体20を得た。この通気シートは、肌対向面側と外側とで通気度が異なるものを用いた。収容体シート23の透気度(JIS P8117)は10000秒/100mlであり、収容体シート24の透気度(JIS P8117)は69000秒/100mlであった。
<蒸気温熱具1の作製>
上記発熱体20を袋体10に収容して蒸気発熱具1を得た。袋体シート11はポリエチレンテレフタレート繊維とポリエチレン繊維からなるエアスルー不織布、袋体シート12はポリエチレン繊維からなるスパンボンド不織布から構成され、袋体シート11と袋体シート12は周縁部をホットメルト粘着剤で接合されていた。袋体シート11の外面上には下肢に固定するためのホットメルト粘着剤が設けられていた。
実施例1において、蒸気温熱具を適用せずに、図9で示すサポータのみを着用して30分間放置した。
1.下肢周径
実施例1、比較例1について、実施前後のふくらはぎ(踵上30cm)の周径変化を調べた。結果を図10に示す。
2.膝窩動脈血管抵抗
実施例1、比較例1について、実施前後に、超音波診断装置(株式会社東芝社製 SSA350)により膝後面を走行する膝窩動脈の血流速を評価した。膝窩動脈の血流動態の評価には、膝窩動脈血管抵抗をRI(Resistance Index)を用いた。RIは、下記式(2)にて算出した。
RI=(Vmax−Vmin)/Vmax・・・(2)
式(2)中、Vmaxは、心収縮期の血流速であり、Vminは、心拡張期の血流速である。RIは末梢血管抵抗を示す指標であり、RI値の減少は末梢血管抵抗の減少を示している。
結果を図11に示す。図11中、縦軸は、実施後のRIから実施前のRIを引いて算出されるRIの変化量を示しており、値が小さいほど、動脈血管抵抗が減少している、つまりは血流が流れやすくなっていることを示している。
3.膝窩静脈流速
実施例1、比較例1について、実施前後に、超音波診断装置(株式会社東芝社製 SSA350)により膝後面を走行する膝窩静脈の血流速を測定した。結果を図12に示す。
実施例1において、着用時間を30分から1時間へ変更した以外は、同様にした。
実施例2において、蒸気温熱具を膝裏に貼り付けた以外は、同様にした。
実施例2においてサポータを着用しなかった以外は、同様にした。
実施例2において、サポータに換えて市販の着圧靴下(メディキュットHCつま先プラス、エスエスエルヘルスケアジャパン株式会社)を用いた以外は、同様にした。なお、このサポータの踵上30cm部分を、周方向に100mm、長手方向に50mmの矩形に切り出し、把持長50mm、引張速度100mm/minで周方向に200%伸長させたときの引張強さを引張試験機(テンシロン;UCT−100W(ORIENTEC社製))で測定したところ、32.5N/50mmであり、正面領域と背面領域の張力はほぼ同等であった。
実施例2において、メントール入り蒸気温熱具を用い、ふくらはぎ(踵上30cm)に蒸気温熱具の長手方向が動静脈血管走行に対して垂直横方向となるように貼り付けた以外は、同様にした。
実施例2〜3、比較例2、3について、ふくらはぎ(踵上30cm)の周径変化を調べた。結果を図13に示す。
(1)所定の引張強さのサポータのみを着用した場合
(2)メントール入り蒸気温熱具のみを着用した場合のいずれにおいても、むくみの改善効果がないことがわかる。
これに対し、実施例1〜3を参照すると、所定の引張強さのサポータとメントール入りの蒸気温熱具とを併用した場合にはじめて、むくみ改善効果があることがわかる。
また、実施例2,3と比較例3とを比較すると、メントール入り蒸気温熱具を使用しても、両端が開口した筒体ではなく引っ張り強度が大きすぎる靴下では効果が得られず、所定の引張強さの両端が開口した筒体のサポータと併用して初めて、非常に良好なむくみ改善効果が得られることがわかる。
また、実施例4においても、良好なむくみ改善効果は得られた。ただし、実施例2のほうが、実施例4に比べむくみ改善効果は大きかった。
2 サポータ
2A 正面領域
2B 背面領域
10 袋体
11 第1の袋体シート
12 第2の袋体シート
13 接合手段
14 固定手段
15 切れ込み
20 発熱体
21 水蒸気発生部
22 収容体
23 第1の収容体シート
24 第2の収容体シート
25 収容体接合手段
51 開口域
52 中央域
52B 背面領域
53 中間域
53B 背面領域
54 接続領域
56 凹凸領域
60 隆起部
L 中心線
X 軸線
Claims (10)
- 被酸化性金属の酸化反応による発熱を利用した水蒸気発生部を有し、下肢に水蒸気を付与する蒸気温熱具と、
前記蒸気温熱具を下肢に固定するために用いられる、両端が開口した筒体で構成されるサポータと、
を備え、
前記蒸気温熱具は、メントールを含有し、
前記サポータは、下肢に適用された前記蒸気温熱具を覆う領域を周方向に200%伸長させたときの引張強さが2〜25N/50mmであり、
前記蒸気温熱具は、前記サポータにより、下肢背面に固定される、むくみ改善器具。 - 前記筒体で構成される前記サポータは、
下肢に着用したとき、下肢の背面側に適用された前記蒸気温熱具を覆う前記領域である背面領域と、
前記領域と対向する側に位置する正面領域と、
を備え、
前記背面領域は、着用時において下肢に対する締め付け圧が、前記正面領域よりも高い、請求項1に記載のむくみ改善器具。 - 前記サポータは、
該サポータの両端に設けられ、着用時にサポータを下肢に固定する第一領域と、
前記筒体の長手方向の中央に位置し、前記蒸気温熱具を固定する第二領域と、
前記第一領域と前記第二領域との間に設けられた第三領域と、
をさらに有し、
前記第三領域は、着用時において下肢に対する締め付け圧が、前記第二領域よりも高い、請求項1又は2に記載のむくみ改善器具。 - 前記第二領域及び前記第三領域の表面積の合計が、前記サポータの表面積全体の50%以上を占める、請求項3に記載のむくみ改善器具。
- 前記サポータは、
前記第二領域と前記第三領域との間を接続する接続領域をさらに有し、
前記接続領域は、前記第三領域よりも下肢に対する締め付け圧が高い、請求項3又は4に記載のむくみ改善器具。 - 前記蒸気温熱具は、前記サポータにより、前記蒸気温熱具の長手方向が下肢背面の動静脈血管走行に沿うように、固定される、請求項1乃至5いずれか1項に記載のむくみ改善器具。
- 前記蒸気温熱具は、前記サポータにより、少なくとも膝裏を含む領域に固定される、請求項1乃至6いずれか1項に記載のむくみ改善器具。
- 前記蒸気温熱具は、前記サポータにより、ふくらはぎに固定される、請求項1乃至6いずれか1項に記載のむくみ改善器具。
- 前記水蒸気発生部に前記メントールを含む、請求項1乃至8いずれか1項に記載のむくみ改善器具。
- 前記水蒸気発生部に含まれるメントールの含有量が、前記水蒸気発生部全体に対して0.01〜10質量%である、請求項9に記載のむくみ改善器具。
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