JP5135005B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
また、高吸湿性微粒子が付着されてなる短繊維不織布及び/又は長繊維不織布を少なくとも一部あるいは全部に用いたおむつであり、吸湿及び/又は吸水時の最大温度上昇が3℃以上であることを特徴とする吸湿/吸水発熱性おむつも提案されている(特許文献2参照)。
そこで、本発明の主たる課題は、腹冷え防止効果に優れた使い捨ておむつを提供することにある。
<請求項1記載の発明>
身体側表面を形成する透液性トップシートと、その裏面側に位置する液不透過性シートと、これらシート間に配置され、幅方向中央に沿って下腹部から股間部を通り臀部まで延在する吸収体とを備えた使い捨ておむつにおいて、
両側部にファスニングテープが設けられるとともに、このファスニングテープが止着されるターゲットテープが腹側外面に設けられ、且つ
前記ターゲットテープの熱抵抗率が2000×10-6m2・K/W以上の高断熱シートである、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。
本発明では、通常の止着式おむつでは必ず腹部に当接する部位に設けられるターゲットテープとして、熱抵抗率が2000×10-6m2・K/W以上の断熱性の高いシートを用いることにより、使用者の腹部が外気温の影響を受け難くなるようにしたものである。腹冷えを防止するために、おむつの外面から吸収体までの間に位置する構成部材のいずれかに高断熱シートを用いることもできるが、吸収体の全面を覆う所謂バックシート(例えば外装シートや液不透過性シートなど)を高断熱性のシートとすると、腹冷え防止の効果は得られるが、股間部の使用感(柔らかさや通気性等)が悪化するだけでなく、股間部の断熱性も向上してしまう。股間部の温度が上昇すると使用者は不快感を覚えるため、好ましくない。また、高断熱シートの使用面積も大きくなるため、資材コストが大きく増加する。腹部に位置する部分のみの断熱性を高めるために、おむつの腹側外面に高断熱シートを取り付ける、あるいは外面と吸収体との間に高断熱シートを挟むこともできるが、資材だけでなく製造工程も増加する。これに対して、本項記載のようにターゲットテープとして断熱性の高いシートを用いると、資材コストは若干増加するが、おむつの略全面に高断熱シートを用いたり、腹部に高断熱シートを別途挟んだりするよりはコスト増を抑えることができ、またターゲットテープの変更のみで済むため、製造工程の変更も不要であり、好ましい。
前記ターゲットテープと吸収体との間に、鉄が酸素及び水と反応して水酸化第二鉄になる酸化反応によって発熱する発熱体が配置されている、請求項1記載の使い捨ておむつ。
本項記載のように、高断熱性のターゲットテープと吸収体との間に発熱体を配置すると、加温と保温の相乗効果により、効果的に使用者の腹冷えを防止することができる。本項記載の発明において採用される発熱原理は、鉄が酸素及び水と反応して水酸化第二鉄になる酸化反応を利用するものであり、表面温度が40度以上に上昇するものである。これは、使い捨てカイロとして汎用されている発熱原理であるが、本項記載の発明は、単にこれを利用しただけのものではない。すなわち、この酸化反応においては、水は酸化速度を速める役割を担っているため、発熱体を吸収体よりも身体側に配置すると、汗や尿との接触により必要以上に酸化速度が速くなり、加温の持続性が低下してしまう。また、発熱体が実質的に使用者に接するようになるため、低温火傷を引き起こす恐れがある。一方、発熱体を吸収体よりも外側に配置すると汗や尿とは接触し難くなるが、単にそのような配置を採用するだけでは外気温の影響により冷え易くなり、加温効果が乏しくなるとともに持続性も低下してしまう。そこで、本項記載の発明は、吸収体の外面側に発熱体を配置することにより吸収体を加温し、間接的に使用者の肌表面を40度前後の快適な温度に暖めることを可能にしたものである。さらに、この発熱体の外面側に位置するターゲットテープの熱抵抗率を100×10-6m2・K/W以上として断熱性を高め、外気温の影響を受け難くすることにより、優れた加温効果及び持続性を発揮させることができるものである。
前記ターゲットテープとこれに対向する前記腹側外面との間に、ターゲットテープの周縁に開口部を有するポケットが形成されている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
前述のように発熱体を用いる場合、発熱体は出し入れ不可能なように内蔵させても良いが、温まり過ぎる場合やおむつ廃棄時に発熱体を取り出したり、再び発熱体を戻したり、新しい発熱体を入れたりできると便利である。そこで、前述のようにターゲットテープ自体を高断熱にするとともに、本項記載のようにターゲットテープと腹側外面とを利用してポケットを形成することにより、ポケットに発熱体を収納可能にしたものである。このように構成すると、資材数や製造工程の増加が無いため好ましい。また、必要な発熱量や持続時間に応じて種類や大きさ、内容量が異なる発熱体を適宜選択して組み合わせることが可能である。
前記腹側外面と前記吸収体との間に、ウエスト端縁に開口を有するポケットが設けられている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
このように、より肌側に近い位置に発熱体の収容ポケットを設けることにより、前述したポケットによる利点とともに、外部に対する断熱性及び肌への熱伝達性の向上といった利点ももたらされる。
前記ターゲットテープのウエスト側端縁は、おむつのウエスト側端縁と同位置か、又はおむつのウエスト側端縁と吸収体のウエスト側端縁との間に位置しており、
腹側のウエスト側端縁から股間部を介して背側のウエスト側端縁に至る前後方向長さを製品長としたとき、前記ターゲットテープの股間側端縁は、おむつのウエスト側端縁から製品長の1/4〜1/3股間側に位置しており、
前記ターゲットテープの側縁は、左右各側において吸収体の側縁と同位置、又は吸収体の側縁とおむつ側縁との間に位置している、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
高断熱性のターゲットテープの寸法及び配置が本項記載の範囲にあると、広範囲にわたり高い断熱性が発揮されるとともにターゲットテープとしても十分な寸法であるため好ましい。
腹側における前記吸収体の幅方向両側に、幅方向外側に延出する腹側サイドフラップ部がそれぞれ設けられるとともに、この腹側サイドフラップ部の幅方向外側の脚周り縁は、上下方向に沿う直線状をなすウエスト側脚周り縁と、脚周りに沿う曲線状をなす股間側脚周り縁とからなり、
前記ターゲットテープの股間側端縁は、前記股間側脚周り縁の上端よりも股間側に位置しており、
前記ターゲットテープの股間側部分が、股間側に向かうにつれて幅が狭くなる形状を有している、
請求項5記載の使い捨ておむつ。
高断熱性のターゲットテープはより広範囲に延在しているのが好ましい。しかし、ターゲットテープの股間側端縁を股間側脚周り縁の上端よりも股間側に位置させる場合には、ターゲットテープの硬さが脚周り縁に影響するため、ターゲットテープの股間側部分を、股間側に向かうにつれて幅が狭くなる形状にし、ターゲットテープの硬さが脚周り縁に影響し難くするのが好ましい。
前記吸収体よりも外面側における左右各側に脚周り弾性伸縮部材が前後方向に沿って伸張した状態で固定され、これら脚周り弾性伸縮部材によって、前後方向中間部にのみギャザー部が形成されており、
前記ターゲットテープの側縁が、左右各側において前記脚周り弾性伸縮部材と同位置、又は前記脚周り弾性伸縮部材とおむつ側縁との間に位置しており、
前記ターゲットテープの股間側端縁が前記ギャザー部の腹側のウエスト側端縁よりも股間側に位置しており、かつ
前記ターゲットテープは、前記ギャザー部により皺寄せされた硬化部を有しないように構成されている、請求項6記載の使い捨ておむつ。
高断熱性のターゲットテープはより幅広く延在しているのが好ましいが、本項記載のように配置される脚周り弾性伸縮部材のギャザー部にターゲットテープを重ねて固定すると、その部分のターゲットテープに皺がより、硬くなる。よって、本項記載のように構成されているのが好ましい。
前記ターゲットテープ内、又は前記ターゲットテープと前記吸収体との間に温度表示部材が介在されており、この温度表示部材の温度表示が前記ターゲットテープの外面から視認可能なように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
このような温度表示部材を設けることにより、外部から発熱体の温度を確認することができ、過度の加温を防止することができるようになる。
(外装シート)
外装シート12は吸収要素50を支持し、着用者に装着するための部分である。外装シート12は、両側部の前後方向中央部が括れた砂時計形状とされており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この不透液性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
トップシート30は液透過性を有するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
トップシート30を透過した排泄物を吸収体へ移動させ、逆戻りを防ぐために、トップシート30と吸収要素50との間に中間シート(セカンドシートもいわれる)40を設けることができる。この中間シート40は、排泄物を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した排泄物の吸収体からの逆戻りを防止し、トップシート30表面を肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
トップシート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を阻止し、横漏れを防止するために、製品の両側に、使用面側に突出(起立)する側部バリヤーカフス60、60を設けるのは好ましい。
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分である。吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包被シート58とを有している。包被シート58は省略することもできる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
吸収体56は、繊維52,52の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。
吸収体56は、図2に示すように高吸収性ポリマー粒子54,54…を含むのが好ましく、特に、少なくとも液受け入れ領域において、繊維52,52…の集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものが望ましい。
包被シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
ファスニングテープ130は、不織布、プラスチックフィルム、ポリラミ不織布、紙やこれらの複合素材からなるファスニング基材130Cの基部がおむつに取り付けられており、おむつから突出する先端側部分に腹側に対する係止部として、メカニカルファスナーのフック材130Aが設けられている。フック材130Aはファスニング基材130Cに接着剤により剥離不能に接合されている。
エンドフラップ部は、本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収体56を有しない部分であり、前側の延出部分が腹側エンドフラップ部FEであり、後側の延出部分が背側エンドフラップ部BEである。
図示形態では、両ファスニングテープ130間に、幅方向に弾性伸縮する帯状の背側伸縮シート70が設けられ、おむつ背側部におけるフィット性を向上させている。背側伸縮シート70の両端部は両ファスニングテープ130の取り付け部分と重なる部位まで延在されているのが好ましいが、幅方向中央側に離間していても良い。背側伸縮シート70の前後方向寸法は、ファスニングテープ130の取り付け部分の前後方向寸法と概ね同じにするのが適当であるが、±20%程度の寸法差はあってもよい。背側伸縮シート70は、ゴムシート等のシート状弾性部材を用いても良いが、通気性の観点から、図3に示すように、二枚の不織布71をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせるとともに、両不織布71間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性伸縮部材72を幅方向に沿って伸張した状態で固定したものが好適に用いられる。この場合における不織布71としては、外装シート12と同様のものを用いることができる。弾性伸縮部材72の伸張率は150〜250%程度であるのが好ましい。また、弾性伸縮部材72として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの間隔72dで5〜15本程度設けるのが好ましい。
本発明では、ターゲットテープ80の熱抵抗率が2000×10-6m2・K/W以上とされる。より好ましい熱抵抗率は5000×10-6m2・K/W以上、更に好ましい熱抵抗率は12000×10-6m2・K/W以上である。
本発明では、ターゲットテープ80と吸収体56との間に発熱体90が配置されると、加温と保温の相乗効果により、効果的に使用者の腹冷えを防止することができるため好ましい。発熱体90としては、鉄が酸素及び水と反応して水酸化第二鉄になる酸化反応によって発熱するものであると、おむつ内部を40度前後まで加温することができるため好ましい。特に限定されないが、通気性を有する密閉袋体内に、鉄粉及び水を保水した保水材(多孔性粒子)を入れるとともに、必要に応じて塩類、活性炭を入れたものを用いることができる(つまり、鉄粉汎用の使い捨てカイロをそのまま使うことができる)。
発熱体90は出し入れ不可能なように内蔵させても良いが、温まり過ぎる場合やおむつ廃棄時に発熱体90を取り出したり、再び発熱体90を戻したり、新しい発熱体90を入れたりできると便利である。特に、ターゲットテープ80とこれに対向する腹側外面(図示例では外装シート12)との間に、ターゲットテープ80の周縁に開口部を有するポケット85を形成し、このポケット85内に発熱体90を入れるように構成すると、資材数や製造工程の増加が無いため好ましい。また、必要な発熱量や持続時間に応じて種類や大きさ、内容量が異なる発熱体を適宜選択して組み合わせることも可能となる。
本発明は、発熱体による加温を行うものであるため、使用者がどの程度まで温度が上昇しているのか又は下降しているのかを確認できると、過度の加温を防止できる又は交換時期を知ることができるため好ましい。よって、ターゲットテープ80内、又はターゲットテープ80と発熱体90との間に温度表示部材91を介在させ、この温度表示部材91の温度表示がターゲットテープ80の外面から視認可能なように構成されていると好ましい。このような温度表示部材91としては、所定温度(例えば低温やけどを起こし始める45度、あるいは体温より低い35度)になると可逆的又は不可逆的に色が変化する感温インクによる印刷が施されたシート又はフィルムを用いることができる。このような温度表示部材91は、市販品の例としては森松産業社製のヒートラベルを挙げることができる。また、温度表示を外面から視認可能とするために、発熱体90の外面側部分は透明性の高い材料で構成するのが好ましい。
Claims (8)
- 身体側表面を形成する透液性トップシートと、その裏面側に位置する液不透過性シートと、これらシート間に配置され、幅方向中央に沿って下腹部から股間部を通り臀部まで延在する吸収体とを備えた使い捨ておむつにおいて、
両側部にファスニングテープが設けられるとともに、このファスニングテープが止着されるターゲットテープが腹側外面に設けられ、且つ
前記ターゲットテープの熱抵抗率が2000×10-6m2・K/W以上の高断熱シートである、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記ターゲットテープと吸収体との間に、鉄が酸素及び水と反応して水酸化第二鉄になる酸化反応によって発熱する発熱体が配置されている、請求項1記載の使い捨ておむつ。
- 前記ターゲットテープとこれに対向する前記腹側外面との間に、ターゲットテープの周縁に開口部を有するポケットが形成されている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
- 前記腹側外面と前記吸収体との間に、ウエスト端縁に開口を有するポケットが設けられている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
- 前記ターゲットテープのウエスト側端縁は、おむつのウエスト側端縁と同位置か、又はおむつのウエスト側端縁と吸収体のウエスト側端縁との間に位置しており、
腹側のウエスト側端縁から股間部を介して背側のウエスト側端縁に至る前後方向長さを製品長としたとき、前記ターゲットテープの股間側端縁は、おむつのウエスト側端縁から製品長の1/4〜1/3股間側に位置しており、
前記ターゲットテープの側縁は、左右各側において吸収体の側縁と同位置、又は吸収体の側縁とおむつ側縁との間に位置している、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。 - 腹側における前記吸収体の幅方向両側に、幅方向外側に延出する腹側サイドフラップ部がそれぞれ設けられるとともに、この腹側サイドフラップ部の幅方向外側の脚周り縁は、上下方向に沿う直線状をなすウエスト側脚周り縁と、脚周りに沿う曲線状をなす股間側脚周り縁とからなり、
前記ターゲットテープの股間側端縁は、前記股間側脚周り縁の上端よりも股間側に位置しており、
前記ターゲットテープの股間側部分が、股間側に向かうにつれて幅が狭くなる形状を有している、
請求項5記載の使い捨ておむつ。 - 前記吸収体よりも外面側における左右各側に脚周り弾性伸縮部材が前後方向に沿って伸張した状態で固定され、これら脚周り弾性伸縮部材によって、前後方向中間部にのみギャザー部が形成されており、
前記ターゲットテープの側縁が、左右各側において前記脚周り弾性伸縮部材と同位置、又は前記脚周り弾性伸縮部材とおむつ側縁との間に位置しており、
前記ターゲットテープの股間側端縁が前記ギャザー部の腹側のウエスト側端縁よりも股間側に位置しており、かつ
前記ターゲットテープは、前記ギャザー部により皺寄せされた硬化部を有しないように構成されている、請求項6記載の使い捨ておむつ。 - 前記ターゲットテープ内、又は前記ターゲットテープと前記吸収体との間に温度表示部材が介在されており、この温度表示部材の温度表示が前記ターゲットテープの外面から視認可能なように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
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