JP3160066U - 冷却具 - Google Patents

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朝美 金田
朝美 金田
寛彦 野瀬
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Abstract

【課題】 シート部材を冷却部材に巻装した場合に外れ難く、かつ冷却部材の冷気を迅速に伝達することによって、対象箇所を迅速に冷却することができ、十分な保水力を有することによって、水垂れし難い冷却具を提供する。【解決手段】 冷却部材に装着され、身体に当接させることによって身体を冷却する冷却具であって、連続微細気孔を有する合成樹脂スポンジから形成され、上記冷却部材に巻装しうるシート部材と、上記シート部材に配設され、上記シート部材を上記冷却部材に巻装した状態で止着しうる止着部材とからなる構成とする。【選択図】 図2

Description

本考案は、医療現場等において脱毛処理等を行った後、熱を持った皮膚を冷却することによって、皮膚を炎症等の損傷から保護しうる冷却具に関する。
脇毛や脛毛、髭等の無駄毛の処理は、外観上の理由のみではなく、発汗による悪臭の発生を防止する等の目的で行われ、近年は女性のみならず、男性にも広く行われている。
医療現場等において一般的に使用される脱毛方法としては、毛根に対して高周波電流を当てることによって毛根組織を破壊する針脱毛の他、近年においては、所定波長の色にのみ吸収されるレーザー光を照射することによって、毛根組織のみを焼く、レーザー脱毛が主流となりつつある。
レーザー脱毛の場合、針脱毛と比較して処置時の痛みが小さいという利点を有するが、主に黒もしくは茶色の波長に吸収されるレーザーを照射することから、照射を受けた毛根部周辺の皮膚は、照射レーザーの赤外線エネルギーによって、日焼けに類似した状態となり、全体に熱をもって発赤する。
上記の状態で無処置のまま皮膚を放置すると、皮膚が低温火傷の様な状態となり、場合によっては痕が残存してしまうこともあることから、施術後は速やかに皮膚を冷やす必要がある。
しかし、皮膚に直接氷や冷水を接触させて急激に冷却すると、逆に凍傷の原因となることから、緩やかに、且つ短時間に皮膚を冷却する必要がある。
従来、医療現場等においては、生菓子等の保冷用として一般的に流通している保冷材を使用した冷却部材の外表面に、紙若しくはタオル等のシート部材を巻装して、脇等の所定場所に挟んで使用していた。
しかしながら、紙の場合、冷却部材の冷気によって生じた水滴によって濡れてしまうと、すぐに破れて、中の冷却部材が露出してしまうという不具合を有していた。
また、タオル等の布材は破れにくい反面、冷却部材から外れ難くするように多重に巻装した場合には、装着感が悪くなり、且つ冷却部材の冷気が伝わり難くなることから短時間に十分な冷却効果が得られ難いという不具合を有していた。
また、タオル等の布材は、時間経過によって濡れてしまった後には、十分な保水力を有していないことから、施術台や身体を濡らしてしまう恐れがあるという別の不具合をも有していた。
本考案の解決する課題は、シート部材を冷却部材に巻装した場合に外れ難く、かつ冷却部材の冷気を迅速に伝達することによって、対象箇所を迅速に冷却することができ、また十分な保水力を有することによって、水垂れし難い冷却具を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載した考案に係る冷却具は、身体に当接させることによって身体を冷却する冷却具であって、冷却部材と、連続微細気孔を有する合成樹脂スポンジから形成され、冷却部材に巻装しうるシート部材と、上記シート部材に配設され、上記シート部材を上記冷却部材に巻装した状態で止着しうる止着部材とからなることを特徴とする。
従って、上記シート部材は、上記止着部材によって上記冷却部材の周囲に確実固定されると共に、冷却部材から発生した水滴は、上記シート部材の微細気孔に吸収され、上記シート部材全体を適度な湿気状態に保持する。
また、請求項2に記載した考案にかかる冷却具は、上記合成樹脂スポンジはポリビニルアルコールスポンジであることを特徴とする。
ポリビニルアルコールとは、ポリ酢酸ビニルを加水分解することによって得られ、上記ポリビニルアルコールにアルデヒド等のアセタール化剤、及び澱粉等の多孔化剤を添加して反応させることによって、ポリビニルアルコールスポンジが得られる。
上記ポリビニルアルコールスポンジは、連続微細気孔を有し、容積の90%程度が空洞で形成されていることから、非常に大きな親水性を有すると共に、吸収した水分が上記連続微細気孔内に保持されるため、保水力も優れている。
また、耐摩耗性、耐薬品性も高く、かつ保水した状態においては非常に柔軟性が高い。
従って、冷却部材から生じた水滴は速やかに連続微細気孔内に吸収されて保持される。
更に、冷却部材の冷気は、上記連続微細気孔内の水分を介して、カバー材の外表面に速やかに伝達される。
また、請求項3に記載した考案にかかる冷却具は、上記シート部材は、長方形に形成されると共に、上記冷却部材の周囲を被覆しうる長さ寸法を有し、上記止着部材は、上記シート部材の長さ方向両端部に配設され、上記冷却部材は、ゲル剤と、上記ゲル剤を内部に密封する薄型長方形の合成樹脂製の袋体とから形成されていることを特徴とする。
従って、上記シート部材を上記冷却部材に巻き回し、両端部の止着部材によって止着することによって、上記シート部材は上記冷却部材に巻装された状態で固定される。
また、請求項4に記載した考案にかかる冷却具は、上記止着部材は、互いに嵌合しうる一対以上のスナップボタンから形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載した考案にかかる冷却具は、上記止着部材は、互いに係合する一対以上の面ファスナーから形成されていることを特徴とする。
請求項1の考案にあっては、冷却部材と、連続微細気孔を有する合成樹脂スポンジから形成され、冷却部材に巻装しうるシート部材と、上記シート部材に配設され、上記シート部材を上記冷却部材に巻装した状態で止着しうる止着部材とからなることから、上記シート部材を冷却部材に巻装した場合に外れ難く、かつ冷却部材の冷気を迅速に伝達することによって、対象箇所を迅速に冷却することができ、また、十分な保水力を有することによって、水垂れし難い冷却具を提供することができる。
また、請求項2に記載した考案にあっては、上記合成樹脂スポンジはポリビニルアルコールスポンジであることから、請求項1に加え、水分を含んだ状態で非常に肌触りが柔らかくなるため、装着感がより優れている。
更に、耐摩耗性、耐薬品性も高いことから、上記シート部材を繰り返し洗浄しても傷むことがなくこと、清潔な状態で繰り返し長期間に亘って使用することができる。
また、乾燥させることによって、非常に軽量になることから、保管及び持ち運びが容易である。
また、請求項3に記載した考案にかかる冷却具は、上記シート部材は、長方形に形成されると共に、上記冷却部材の周囲を被覆しうる長さ寸法を有し、上記止着部材は、上記シート部材の長さ方向両端部に配設され、上記冷却部材は、ゲル剤と、上記ゲル剤を内部に密封する薄型長方形の合成樹脂製の袋体とから形成されていることから、装着が容易であると共に、専用の冷却部材は必要なく、生菓子の保存用に用いられる市販の保冷材をそのまま使用することができるため、製造コストを低減することができる。
また、請求項4及び請求項5に記載した考案にかかる冷却具は、上記止着部材は、互いに嵌合しうる一対以上のスナップボタン、若しくは面ファスナーから形成されていることから、冷却部材を交換する際に、シート部材を容易に着脱することができる。
本考案の一実施の形態を示し、実施例の形態における冷却具のシート部材と冷却部材の構造を示す平面図である。 本考案の一実施の形態を示し、実施例の形態における冷却具において、冷却部材にシート部材を巻着した状態を示す斜視図である。 本考案の一実施の形態を示し、実施例の形態における冷却具を脇に挟んだ状態を示す概念図である。
本考案を実施するための形態について、止着部材がスナップボタンである場合を例として添付図面を用いて以下説明する。
図1に示すように、本実施例に係る冷却具10は、冷却部材11に装着され、連続微細気孔を有するポリビニルアルコールスポンジから形成されるシート部材12と、上記シート部材12に配設され、上記シート部材を上記冷却部材に巻装した状態で止着しうる2対のスナップボタン13a、13a、13b、13bからなる止着部材13を備えている。
また、上記シート部材12は、長方形に形成されると共に、被覆対象の冷却部材11の周囲を被覆しうる長さ寸法を有し、スナップボタン13a、13b、13a、13bは、上記シート部材12の長さ方向両端部に配設されている。
また、上記冷却部材11は、ゲル剤14と、略長方形に形成される共に、上記ゲル剤を内部に密封する、合成樹脂製の袋体15とから形成されている。
本実施例の構成について、以下図面を用いて説明する。
図1は、本実施例の形態における冷却具10の展開状態のシート部材12と、冷却部材11の構造を示す平面図である。
図1に示すように、本実施例にかかる冷却具10のシート部材は横長略長方形に形成され、厚さ寸法は約2mmに形成されている。
本実施例においては、脇に挟んで使用する形態を前提としているため、長さ寸法約20cm、幅寸法は、冷却部材11の長さ寸法に合わせて約10cmに形成されている。
また、図1に示すように、対となるスナップボタンのうち、一方側13a、13aは、上記シート部材12の長さ方向一端部12aに配設され、他方側のスナップボタン13b、13bは、上記シート部材の長さ方向他端部12bの近傍において、やや長さ方向中央部寄りに配設されている。
また、図1に示すように、本実施例にかかる冷却部材11は、ポリアクリル酸ナトリウム等の高吸水性ポリマーに水を加えてゲル状としたゲル剤14が、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂製の袋体15に密封されて形成されている。
以下本実施例の作用について説明する。
図1中矢印Aに示すように、冷却部材11をシート部材12の長さ寸法略中央部に配置し、上記シート部材12の両端部12a、12bを折り返して重ね合わせて上記冷却部材11の周囲に巻き回し、図2に示すようにスナップボタン13aと13bとを嵌合させる。
上記操作の際、上記シート部材12が乾燥した状態では、上記シート部材12が硬く、可撓性に欠けることから、僅かに水分を含ませてから行うと行ない易い。
次に、図3に示すように、上記シート部材12を上記冷却部材11に巻装した状態で、冷却対象である身体16の脇17に挟み込む。
この際、冷却部材11の冷気によって上記冷却部材11の表面には水滴が生じるが、上記シート部材12によって速やかに吸収されるため、上記水滴が施術台等を濡らす虞がない。
また、上記シート部材12によって吸収された水滴によって、上記シート部材12が、より柔らかくなることから、装着感が非常によく、肌を傷める恐れもない。
更に、上記水滴によって上記シート部材12全体が適度に湿るため、上記冷却部材11の冷気が上記シート部材12内部の水分を媒体として速やかに上記シート部材12の外表面に伝達され、脇17が迅速に冷却される。
一方、冷却部材11が直接肌に触れることがないため、過度に急激な冷却とはならず、皮膚に凍傷等を発生させる虞もない。
なお、本実施例のシート部材の長さ寸法については、冷却具の装着場所、身体の大きさ、及び冷却部材の形状等に合わせて適宜変更することが可能である。
また、用いる冷却部材についても特段の限定は必要なく、たとえばゲル剤の代わりに水もしくは氷が入っていても良い。
更に、止着部材についても、本実施例のスナップボタンの他、面ファスナー、粘着テープを用いることも可能であり、且つスナップボタン等の配設数についても特に限定する必要はない。
更に必要に応じて、冷却部材側に滑り止め用の粘着テープ等を貼付しておくこともできる。
本考案は医療現場等において脱毛処理等を行った後、熱を持った皮膚を冷却することによって、皮膚の炎症等の損傷から保護しうる冷却具に適用可能である。
10 冷却具
11 冷却部材
12 シート部材
12aシート部材の長さ方向一端部
12bシート部材の長さ方向他端部
13 止着部材
13aスナップボタン
13bスナップボタン
14 ゲル剤
15 袋体
16 身体
17 脇

Claims (5)

  1. 身体に当接させることによって身体を冷却する冷却具であって、
    冷却部材と、
    連続微細気孔を有する合成樹脂スポンジから形成され、冷却部材に巻装しうるシート部材と、
    上記シート部材に配設され、上記シート部材を上記冷却部材に巻装した状態で止着しうる止着部材とからなることを特徴とする冷却具。
  2. 上記合成樹脂スポンジはポリビニルアルコールスポンジであることを特徴とする請求項1記載の冷却具。
  3. 上記シート部材は、長方形に形成されると共に、上記冷却部材の周囲を被覆しうる長さ寸法を有し、
    上記止着部材は、上記シート部材の長さ方向両端部に配設され、
    上記冷却部材は、ゲル剤と、上記ゲル剤を内部に密封する薄型長方形の合成樹脂製の袋体とから形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2いずれか1項に記載の冷却具。
  4. 上記止着部材は、互いに嵌合しうる一対以上のスナップボタンから形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3いずれか1項に記載の冷却具。
  5. 上記止着部材は、互いに係合する一対以上の面ファスナーから形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3いずれか1項に記載の冷却具。
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