JP3195938B2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP3195938B2
JP3195938B2 JP17123694A JP17123694A JP3195938B2 JP 3195938 B2 JP3195938 B2 JP 3195938B2 JP 17123694 A JP17123694 A JP 17123694A JP 17123694 A JP17123694 A JP 17123694A JP 3195938 B2 JP3195938 B2 JP 3195938B2
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健 上田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波が供給され
る加熱室内に食品を載置するためのターンテーブルを配
置し、該ターンテーブルが、回転および上下動可能な電
子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子レンジにおいては、加熱室
内の食品を均一に加熱するために、ターンテーブルによ
り食品を載置回転する方法が普及しているが、単に同一
平面上で食品を回転させるだけでは、食品の均一加熱が
未だ十分に行えなかった。
【0003】このため、従来、食品が載置されたターン
テーブルを、回転させながら上下動させるようにした電
子レンジが、種々提案されている。
【0004】例えば、実公平1−19356号公報や実
開昭61−57496号公報には、ターンテーブルの回
転軸を、加熱室の底壁に、上下動自在に貫通させるとと
もに、前記回転軸の下部に駆動板を連結し、この駆動板
の下面を、モータにて駆動される偏心カムに当接させる
ように構成し、偏心カムの回転によって該カムに当接す
る駆動板がカム形状に応じて上下し、この駆動板と一体
の回転軸を上下させるようにした電子レンジが提案され
ている。
【0005】また、実公平1−10880号公報には、
ターンテーブルの回転軸を、加熱室の底壁に、上下動自
在に貫通させるとともに、回転軸の下部には、テーパ状
下面を有する駆動板を連結し、この駆動板のテーパ状下
面を、モータにて駆動される回転体の周囲に当接させる
ように構成し、回転体の回転によって該回転体に当接す
る駆動板が回転し、その際、駆動板下面のテーパに応じ
て駆動板が上下し、この駆動板と一体の回転軸を上下さ
せるようにした電子レンジが提案されている。
【0006】あるいは、実開平3−73815号公報に
は、ターンテーブルを回転させる駆動モータを、加熱室
底壁の下方に昇降自在に設けるとともに、この駆動モー
タの下方に電磁石を、該駆動モータを昇降するように設
け、電磁石によって駆動モータを昇降せることにより、
該駆動モータで回転されるターンテーブルを昇降させる
ようにした電子レンジが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例の電子レンジでは、ターンテーブルを上下動
させるための駆動機構、例えば、駆動板、偏心カム、モ
ータ、回転体、電磁石などを、ターンテーブルの回転軸
の下方に配置し、回転軸の下方から該回転軸を上下動さ
せる構成であるので、ターンテーブルの回転軸の軸方
向、すなわち、電子レンジの高さ方向に高くならざるを
得ず、大形化してしまうという難点がある。
【0008】一方、最近の電子レンジにおいては、ター
ンテーブルに載置された食品の重量を測定し、その重量
に応じて加熱時間を制御するために重量センサを搭載し
たものが普及しているが、ターンテーブルを回転および
上下動させる電子レンジにおいては、上述のように、タ
ーンテーブルの回転軸の下方に、上下動させるための駆
動機構が配置されるために、加熱室の底部と底板との間
の狭いスペースに、重量センサを設けた構成のものは提
案されていなかった。
【0009】さらに、電子レンジにおいては、加熱室内
のマイクロ波の電界強度には、場所的な分布があり、し
たがって、調理メニューに応じて食品の載置位置を適切
に設定するのが好ましい。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、高さの低い形状であって、しかも、食品の十
分な均一加熱を行えるように、ターンテーブルを回転お
よび上下動可能とした電子レンジを提供し、さらには、
重量センサを搭載して重量に応じた加熱処理が可能で、
しかも、調理メニューに応じた食品の載置位置が設定で
きる電子レンジを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0012】すなわち、本発明は、マイクロ波が供給さ
れる加熱室内に、食品を載置回転するためのターンテー
ブルを配設した電子レンジにおいて、前記ターンテーブ
ルを支持する回転軸を回転駆動する回転駆動手段と、前
記回転軸を上下動させる上下駆動手段とを備え、前記上
下駆動手段は、前記回転軸と同心状に配置されて上下駆
動モータの動力によって前記回転軸周りに回転する回転
体と、前記回転軸と同心状に配置されて前記回転体の回
転に応じて上下方向に移動して前記回転軸を上下動させ
る移動体とを含んでいる。
【0013】本発明は、前記回転軸の下方に重量検知手
段を設け、該重量検知手段は、前記回転軸の降下時に該
回転軸の下部に当接してその荷重を受けるように構成し
ている。
【0014】本発明では、前記移動体は、その上部端面
が前記回転軸の外周に設けられた鍔部に当接することに
より、前記回転軸を支持して該回転軸を上下動させるも
のであり、前記回転軸が降下して該回転軸の下部が前記
重量検知手段に当接した状態では、前記回転軸の鍔部と
移動体の前記上部端面との間に隙間が形成されるよう
に、前記移動体の降下位置が設定されている。
【0015】本発明は、前記重量検知手段の出力に基づ
いて、ターンテーブルが最下段位置に降下したことを検
出する位置検出手段を設けている。
【0016】本発明は、前記回転体の周面に形成された
作動部と、固定位置に配設された位置検出スイッチとを
備え、前記位置検出スイッチは、前記回転体の回転に応
じて上下動する前記回転軸が所定の高さ位置に達したと
きに、前記作動部によって作動されるように構成してい
る。
【0017】本発明は、前記上下駆動手段を制御するこ
とにより、指定された調理メニューに応じた高さ位置
に、前記ターンテーブルを移動させる制御手段を備えて
いる。
【0018】本発明では、前記制御手段は、加熱終了時
若しくは加熱中断時までに前記ターンテーブルを最下段
位置に復帰させるものである。
【0019】本発明では、前記制御手段は、前記回転駆
動手段を制御することにより、前記ターンテーブルを回
転させながら上下動させるものである。
【0020】本発明では、前記回転体は、円筒形状の内
周面に、展開状態で山形状に連続する溝が形成され、前
記移動体は、その外周面に、前記溝に沿って移動する球
体の保持部を有し、該移動体は、前記回転体の回転に応
じて前記溝に沿って上下に移動する球体に従って上下動
するものであり、前記山形状の頂点部分に、平坦部分を
有している。
【0021】本発明は、前記山形状の傾斜を、前記移動
体の上昇と降下とに対応させて異ならせている。
【0022】本発明は、前記移動体が、降下に移行する
部分に対応する前記山形状の傾斜を緩慢にしている。
【0023】本発明では、前記回転体の下部に、急激な
上下動を緩和する緩衝部材を設けている。
【0024】本発明は、前記ターンテーブルの上下移動
時に、上下移動中であることを報知する報知手段を設け
ている。
【0025】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、ターンテー
ブルを回転および上下動させることができるので、食品
の十分な均一加熱が行えるとともに、上下駆動手段を、
ターンテーブルを支持する回転軸に同心状に配設してい
るので、回転軸の下方に配設する従来例に比べて、高さ
の低い形状とすることができる。
【0026】本発明によれば、上下駆動手段を、ターン
テーブルを支持する回転軸に同心状に配設しているの
で、加熱室の底部と底板との間の狭いスペースに、重量
検知手段を配設することが可能となり、食品の重量に応
じた加熱処理が行える。
【0027】本発明によれば、回転軸が降下してその下
部が重量検知手段に当接した状態では、回転軸と、該回
転軸を上下動させる移動体との間に隙間が形成されるの
で、ターンテーブルを支持する回転軸の重量のみが重量
検知手段に対して有効に働くことになる。
【0028】本発明によれば、重量検知手段の出力に基
づいて、ターンテーブルが最下段位置に降下したことを
検出するので、位置検出スイッチを別途設ける必要がな
い。
【0029】本発明によれば、回転体の周面に形成され
た作動部によって、固定位置に配設された位置検出スイ
ッチを作動させるので、比較的簡単な構成で回転軸、し
たがって、ターンテーブルが所定の高さ位置になったこ
とを検出できる。
【0030】本発明によれば、指定された調理メニュー
に応じた高さ位置に、ターンテーブルが移動されるの
で、調理メニューに応じた最適な高さ位置で食品が加熱
されることになり、加熱効率が向上する。
【0031】本発明によれば、加熱終了時若しくは加熱
中断時までにターンテーブルを、移動の基準位置となる
最下段位置に復帰させるので、次回の調理が円滑に行え
るとともに、重量の検知が容易となる。
【0032】本発明によれば、ターンテーブルを回転さ
せながら上下動させるので、食品がターンテーブルの中
央から偏った位置に置かれても偏荷重の影響を和らげて
上下動を円滑に行える。
【0033】本発明によれば、前記回転体の円筒形状の
内周面に、展開状態で山形状に連続するように形成され
た溝の前記山形状の上下の頂点部分に、平坦部分を有し
ているので、この平坦部分で、移動体の球体が安定に保
持されて上下移動のない動作域が確保されることにな
り、位置ずれを防止できることになる。
【0034】本発明によれば、前記山形状の傾斜を、回
転軸を上下動させる移動体の上昇と降下とに対応させて
異ならせているので、ターンテーブルの上昇を穏やかな
傾斜で行い、ターンテーブルの下降を上昇よりも急な傾
斜で行うことにより、上下駆動モータに必要とされるト
ルクを低減して小形で安価なモータの使用を可能として
いる。
【0035】本発明によれば、回転軸を上下動させる移
動体、したがって、ターンテーブルが降下に移行する部
分に対応する前記山形状の傾斜を緩慢にしているので、
ターンテーブルが、最上段位置に達して降下に移行する
一連の動作において、降下を始めた時点で、ターンテー
ブルが、急に落下したような動作をするのを防止するこ
とができる。
【0036】本発明によれば、回転体の下部に、急激な
上下動を緩和する緩衝部材を設けたので、ターンテーブ
ルが、最上段位置に達して降下に移行する一連の動作に
おいて、急に落下したような動作をするのを緩和するこ
とができる。
【0037】本発明によれば、前記ターンテーブルの上
下移動時に、上下移動中であることを報知する報知手段
を設けているので、ユーザは、ターンテーブルの上下移
動を容易に確認することができる。
【0038】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例につい
て、詳細に説明する。
【0039】図1は、本発明の一実施例の概略構成図で
ある。
【0040】同図において、1は加熱室、2は食品が載
置されるターンテーブル、3はマグネトロン、4はマグ
ネトロン3で発振したマイクロ波を加熱室1に導く導波
管、5はターンテーブル2の受け台としてのターンテー
ブルプレート(以下「TTプレート」という)、6はタ
ーンテーブル2を支持する中央回転軸7を回転させると
ともに、上下動させる回転上下駆動装置、8は食品の重
量を計測する重量センサ、9は底板である。
【0041】図2は、図1の回転上下駆動装置6付近の
拡大断面図である。
【0042】加熱室1の底部11の中央には、ターンテ
ーブル2を支持する中央回転軸7が挿通する挿通孔10
が形成されている。この挿通孔10からの電波漏れを防
止するために、底部11を上側に凸状に絞った絞り部1
1aを形成するとともに、底部11にスポット溶接され
る別部材12を、対応させて下側に凸状に絞り、これら
で囲まれた筒状の空洞部分をチョーク構造としている。
また、この別部材12は、ユニット化された回転上下駆
動装置6および重量センサ8を、加熱室1の底部11に
取り付けるための取付板としての機能を有しており、回
転上下駆動装置6および重量センサ8が取り付けられた
センサ取付板13が、この別部材12にビスにて固定さ
れることにより、回転上下駆動装置6および重量センサ
8が加熱室1の底部11に取り付けられる。このように
ユニット化することにより、加熱室1への装着を容易に
し、サービス性や検査などの生産工程での取り扱いを容
易にしている。センサ取付板13の上部の軸受45は、
中央回転軸7のラジアル方向への強度、中央回転軸7の
移動による寿命、および加熱1の底部からの電波漏れを
防ぐために金属製となっている。
【0043】図3は、回転上下駆動装置6および重量セ
ンサ8の拡大断面図である。
【0044】回転上下駆動装置6の中央部を挿通する中
央回転軸7には、図4に示されるように、その途中の所
定の長さに亘ってDカット7aが施されており、このD
カット7aの部分には、中央回転軸7に回転動力を伝達
する第2ターンテーブルギア(以下「第2TTギア」と
いう)14が、嵌め込まれる。この第2TTギア14
は、樹脂成型品であり、図5に示されるように、中央回
転軸7が挿通する挿通孔14aの円周上に、薄板状のス
トッパ15を介在させるための切欠収納部14bが形成
されている。このストッパ15を切欠収納部14bに収
納した状態で、中央回転軸7に第2TTギア14を嵌め
込むことにより、ストッパ15を、中央回転軸7のDカ
ット7aの部分に介在させ、第2TTギア14の回転
が、中央回転軸7に伝達される一方、中央回転軸7の上
下方向への移動は許容されるようになっている。
【0045】この第2TTギア14には、図3に示され
るように回転駆動モータ16からの回転動力が、樹脂製
の第1ターンテーブルギア(以下「第1TTギア」とい
う)17を介して伝達される。第2TTギア14には、
その円周に亘ってギアの山よりも大きな鍔部14cを設
けており、これによって、回転駆動モータ16の出力軸
16aに嵌め込まれた第1TTギア17が、組み立て検
査時などの生産途中で外れて脱落するのを、防止できる
ことになる。
【0046】中央回転軸7の下部には、図4に示される
ように樹脂製のスペーサ18が、嵌合されており、この
スペーサ18は、上端側に鍔部18aを有するととも
に、この鍔部18aの下方に、一対の突起18bを有し
ている。外周上の対向位置に形成された一対の突起18
bは、その下方からのスライダ19の嵌め込みが容易に
なるようにテーパを有している。このスペーサ18は、
上述のように、樹脂製であり、重量センサ8の電極との
絶縁を兼ねている。
【0047】スペーサ18に、その突起18bを越えて
嵌め込まれる移動体としての樹脂製のスライダ19は、
図6に示されるように、リング状に形成されるととも
に、その対向位置に、一対の摺動部19aを有してお
り、各摺動部19aは、その外周面に、ボール20を収
納する凹部21がそれぞれ形成されている。このボール
20は、スライダ19と後述の回転体としてのスライド
カム22の溝22aとの間に組み込まれる。スペーサ1
8の外径は、リング状のスライダ19の内径よりも小さ
く、スライダ19は、スペーサ18の鍔部18aと突起
18bとの間で、上下に自由に移動できる、すなわち、
スペーサ18に嵌め込まれたスライダ19は、スペーサ
18の外周にて円滑に上下動および回動できる余裕を有
して形成されている。
【0048】スライダ19が取り付けられた中央回転軸
7は、図7に示される円筒状のスライド軸受23の内部
に、下方から組み込まれる。樹脂製のスライド軸受23
は、その下端が鍔状に形成されるとともに、その下端か
ら上方に矩形のスリット23aが、互いに対向して形成
されており、各スリット23aから、スライダ19の各
摺動部19aが、スライド軸受23の外部に臨み、この
状態で、スライダ19が、スリット23aに沿って上下
移動可能となっている。このように対向する2箇所のス
リット23aに沿ってスライダ19を移動させるように
しているので、スライダ19の回転方向のぶれをなく
し、円滑に上下させることができる。
【0049】このスライダ19を、上下方向へ移動させ
るためのスライドカム22は、図8に示される第1スラ
イドカム24と、この第1スライドカム24に嵌め込ま
れて一体化される図9に示される第2スライドカム25
とから構成されており、両カム24,25が一体化され
ることによって、スライダ19の摺動部19aのボール
20が通る溝22aが、その内周面に形成される。
【0050】樹脂製の第1スライドカム24は、その下
端外周にギア部24aを有し、このギア部24aが、図
3に示される上下駆動モータ26の回転動力を伝達する
スライドギア27に噛み合うようになっている。この第
1スライドカム24には、嵌め込まれる第2スライドカ
ム25の内周面との間で、ボール20が通る溝22aを
形成するために、円筒部が、周方向に沿って対向するよ
うに山形に切欠かれて山形の嵌合部24bが形成されて
いる。
【0051】一方、樹脂製の円筒状の第2スライドカム
25は、第1スライドカム24の嵌合部24bに嵌合し
て溝22aを形成するように、その内周面が、前記山形
の嵌合部24bに対応して薄肉部25aとされ、この薄
肉部25aが、第1スライドカム24の山形の嵌合部2
4bと嵌合し、図10に示される円筒状態とされ、その
嵌合状態で、第1スライドカム24の山形の嵌合部24
bの端面と、第2スライドカム25の肉厚部の境界部分
との間で、ボール20が通る溝22aが形成される。
【0052】このように2つ樹脂成型品であるスライド
カム24,25を嵌合させて一体化することにより、内
周面に溝22aを形成するようにしているので、成型金
型が簡単になる。
【0053】図11は、第1スライドカム24の嵌合部
24bと、この嵌合部24bに嵌合された第2スライド
カム25の内周面とで構成される溝22aの展開状態を
示す図であり、山形の溝22aの二つの谷部には、2個
のボール20をそれぞれ入れるための切り込み22bが
形成されている。
【0054】この一体化されたスライドカム22の内部
に、スライダ19および中央回転軸7が取り付けられた
スライド軸受23が、ボール20を前記溝22aに介在
させた状態で下方から組み込まれる。
【0055】第1スライドカム24には、上述のように
ギア部24aが形成されており、このギア部24aに、
上下駆動モータ26の動力が、スライドギア27を介し
て伝達され、これによって、一体化されたスライドカム
22が、スライド軸受23に支持されながら回転する。
このスライドカム22の回転によって、ボール20が、
山形の溝22aを移動し、その移動に応じてボール20
と連結したスライダ19が、スライド軸受23のスリッ
ト23aに沿って上下するように移動する。このスライ
ダ19は、中央回転軸7に嵌め込まれているスペーサ1
8を介して中央回転軸7を上下させることになる。
【0056】この中央回転軸7の上下の移動は、上下駆
動モータ26がオフすることにより止まり、これによっ
て、ターンテーブル2の高さ位置が決まることになる。
【0057】この実施例では、上下駆動モータ26は、
交流電圧(商用電源)で動作する同期モータ(インダク
タ形電動機)であり、この上下駆動モータ26の駆動時
間を制御することにより、ターンテーブル2の上下の移
動距離を制御するようにしている。
【0058】このように同期モータとしているので、薄
型で、コストも低く、しかも、精度の高い上下位置の制
御が可能となる。
【0059】一方、回転駆動モータ16がオンされる
と、モータ16の動力が、第1TTギア17を介して固
定の高さ位置にある第2TTギア14に伝達され、さら
に、中央回転軸7のDカット7aを介して中央回転軸7
に伝達され、中央回転軸7、したがって、ターンテーブ
ル2が回転することになる。
【0060】中央回転軸7の下方には、重量センサ8が
設けられており、この重量センサ8は、固定電極が形成
されたプリント基板28と、可動電極を兼ねたジンバル
バネ29とを備えており、中央回転軸7の樹脂スペーサ
18が、可動電極であるジンバルバネ29を押下するこ
とによる両電極間の容量変化によって重量を検出する静
電容量式の重量センサである。このような静電容量式の
重量センサとすることにより、薄型化が図れることにな
る。
【0061】さらに、この実施例では、重量センサ8の
出力に基づいて、ターンテーブル2が最下段位置にある
ことを、次のようにして検出している。
【0062】すなわち、図12は、重量センサ8の回路
図であり、図13は、重量センサ8を構成する発振回路
の発振周波数と重量との関係を示す特性図である。
【0063】この重量センサ8は、プリント基板28の
固定電極と、可動電極であるジンバルバネ29との間の
容量変化を発振周波数の変化として検出するものであ
る。
【0064】今、食品が載置されておらず、ターンテー
ブル2が最下段位置にあって、中央回転軸7が、ジンバ
ルバネ29に当接した状態では、無負荷状態W0(食品
を載せる前のターンテーブル2のみの食品なしの状態)
であり、その時の周波数はf0である。この周波数f
は、食品の重さに応じて高くなる。しかし、中央回転軸
7が、ジンバルバネ29に当接しないと、周波数fは極
端に低下してfzになる。この周波数fzと周波数f0
との差は、大きく、この周波数の大きな変化を利用して
ターンテーブル2の位置を検出する。
【0065】ターンテーブル2が最下段位置にある時、
ターンテーブル2を支持する中央回転軸7も最下段にあ
るが、この状態では、図14に示されるように、スライ
ダ19が、スペーサの鍔部18aと当接しないような寸
法構造とされている。
【0066】すなわち、中央回転軸7が、最下段にある
とき、重量センサ8のジンバルバネ29に当接するが、
中央回転軸7の樹脂スペーサ18と、スライダ19との
間には、隙間Gが存在することで、スライダ19に結合
する不要な力が、中央回転軸7に加わらないようにして
おり、これによって、重量センサ8には、中央回転軸7
の垂直方向の力、すなわち、重量のみが有効に働くよう
に構成している。
【0067】図15は、以上の構成を有する電子レンジ
の概略回路図であり、上述の説明に対応する部分には、
同一の参照符号を付す。
【0068】同図において、30はマイクロコンピュー
タを備える制御装置であり、操作パネル31の各種のキ
ーの操作および重量センサ8の出力に基づいて、加熱用
のリレーL1、上下駆動用のリレーL2および回転駆動
用のリレーL3を制御することにより、加熱時間、ター
ンテーブル2の上下動およびターンテーブル2の回転を
制御する。
【0069】操作パネル31には、蛍光表示管、LE
D、液晶あるいはELなどで構成される表示部32が設
けられており、この表示部32には、タイマ設定の加熱
時間、加熱残り時間あるいは自動加熱のメニュー番号な
どの数値を表示し、また、時計機能として動作している
ときには、時刻表示を行う。
【0070】この実施例では、調理メニユーの指定に応
じて、ターンテーブル2を所定の高さに位置決めするも
のであり、例えば、操作パネル31の牛乳キー31aを
選び、スタートキー31bで加熱を開始する場合には、
次のように動作を行う。
【0071】すなわち、図16のフローチャートに示さ
れるように、先ず、加熱用および回転駆動用のリレーL
1,L3をオンして加熱を開始するとともに、ターンテ
ーブル2を回転させ(ステップn1)、重量センサ8で
牛乳の重量を計測する(ステップn2)。これは、無負
荷状態での重量W0を記憶しておき、次に加熱スタート
と同時に、食品が載った時の重量W1を計測する。この
計測された重量(W1−W0)に、予め定めた定数a,b
を用いて演算処理して加熱時間T0を決定する(ステッ
プn3)。
【0072】重量計測が終了すると、上下駆動用のリレ
ーL2をオンしてターンテーブル2を回転させながら上
昇させる(ステップn4)。
【0073】この実施例では、回転させながら上昇ある
いは降下を行うので、食品がターンテーブル2の中央か
ら偏った位置に置かれたような場合にも、中央回転軸7
が、軸受45やスライド軸受23との間で偏荷重を受け
るのを和らげて上下動を円滑に行える。
【0074】ターンテーブル2を上昇させる移動量、す
なわち、ターンテーブル2の高さ位置は、各メニユーに
応じて、最適な位置のデータが予め実験などによって求
められており、このデータが、制御装置30に格納され
ている。
【0075】例えば、牛乳の場合に、最下段から15m
m上昇することが、牛乳を均一に加熱するためには、好
ましいことが判明しているとすれば、ターンテーブル2
を、15mm上昇させて上下駆動用のリレーL2をオフ
してターンテーブルの上昇を停止させる(ステップn
5,n6)。この上昇位置、すなわち、移動距離の制御
は、同期モータである上下駆動モータ26の駆動時間を
制御することにより、行われる。この所定の高さ位置に
おいて、ターンテーブル2は、加熱終了まで回転を続け
る。
【0076】この調理メニユーに応じたターンテーブル
2の高さ位置を正しく設定するには、移動距離は勿論の
こと、最初にスタートするターンテーブル2の最下段位
置が重要になってくる。
【0077】この実施例では、次回の加熱時に、ターン
テーブル2の位置が重量測定に都合のよい最下段位置に
スタンバイ状態できるようにしている。
【0078】すなわち、(T0−α)時間が経過して加
熱終了に近くなると、上下駆動用のリレーL2をオンし
て上下駆動モータ26を回転させて中央回転軸7を、一
旦ピーク位置まで上昇させた後に降下させる(ステップ
n9,10)。なお、αは、例えば数秒である。
【0079】そして、重量センサ8の出力によって、タ
ーンテーブル2が、最下段に達したことが検出される
と、上下駆動用のリレーL2がオフされる(ステップn
11,12)。次に、加熱時間T0が経過すると、加熱
用および回転駆動用のリレーL1,L3をオフして加熱
終了となる(ステップn13,14)。
【0080】但し、加熱途中で、扉を開けたり、取消キ
ー31cによる加熱の中断が実施されれば(ステップn
7,8)、加熱用および回転駆動用のリレーL1,L3
をオフして加熱を停止するとともに、ターンテーブル2
の回転を停止させる(ステップn15)。このまま放置
しておくと、ターンテーブル2が最下段位置になく、次
回の調理時に再びターンテーブル2を最下段位置にもっ
てくる制御が必要となり、操作性を疎外する。このた
め、加熱を停止した後でも、上下駆動用のリレーL2を
オンしてターンテーブル2を最下段位置に設定するよう
にリレーL2を制御する(ステップn16,17,1
8)。
【0081】重量センサ8によるターンテーブル2の最
下段位置の検出は、次のようにして行われる。
【0082】すなわち、図17のフローチャートに示さ
れるように、上下駆動用のリレーL2がオンされて(ス
テップn100)ターンテーブル2が上昇位置から降下
している間は、周波数は、fzであり、中央回転軸7
が、重量センサ8のジンバルバネ29に当接すると、発
振周波数fは、急激に変化し、f0以上となる。制御装
置30は、この発振周波数fを逐次読み込み、例えば、
判別式F=(fz+f0)/2として、fが、F以上に
なれば、最下段位置であるとして、リレーL2をオフす
る(ステップn101,102)。
【0083】上述の実施例では、重量センサ8の出力に
基づいて、ターンテーブル2の最下段位置を検出したけ
れども、本発明の他の実施例として、図18に示される
ように、スライドカム22を構成する第1スライドカム
24の外周に、180度の間隔をあけて作動用の突起2
4cを設けるとともに、ターンテーブル2が最下段位置
にきたときに、前記突起24cでオンされる位置検出ス
イッチ33を設けるようにしてもよい。
【0084】この位置検出スイッチ33は、図19に示
されるように、抵抗Rと直列に接続され、その中点の電
圧eが、制御装置30に入力されるようになっている。
かかる構成によれば、スライドカム22が回転して中央
回転軸7が降下してターンテーブル2が最下段位置にく
ると、スライドカム22を構成する第1スライドカム2
4の外周の突起24cが、位置検出スイッチ33をオン
し、これによって、前記中点の電圧eが、Vcに近い電
圧から0になる。そこで、この電圧eの変化に基づい
て、ターンテーブル2の最下段位置を検出するものであ
る。
【0085】上述の各実施例では、上下駆動モータ26
は、一方向に回転可能な駆動モータであったけれども、
本発明の他の実施例として、左右両方向に回転可能な駆
動モータを使用してもよく、この場合には、駆動モータ
が、薄型、小形となり、コストも低減され、時間精度も
向上する。
【0086】なお、この左右両方向に回転可能な駆動モ
ータ26を使用した場合には、上述の位置検出スイッチ
33によるターンテーブル2の最下段位置の検出では、
次のような弊害が生じる。
【0087】図20および図21は、上下駆動モータ2
6が右回転および左回転したときのスライドカム22の
突起24c、位置検出スイッチ33および上下駆動モー
タ26の動作を示すタイミングチャートである。
【0088】例えば、位置検出スイッチ33がオンした
時点で上下駆動モータ26を停止する。ここで、次回の
加熱スタートでターンテーブル2を上昇する時、上下駆
動モータ26は、電源投入タイミングにより、左右いず
れの方向に回転するか不明である。このため、位置検出
スイッチ33がオンした時点で上下駆動モータ26を直
ちに停止させると、図20,図21に示されるように、
スライドカム22の突起24cの長さに相当する分、す
なわち、時間換算で2t0だけ、左右回転方向で誤差が
生じ、この誤差(2t0)は、ターンテーブル2の上下
位置の誤差となる。
【0089】このため、本発明では、位置検出スイッチ
33がオンした後、直ちに上下駆動用のリレーL2をオ
フして上下駆動モータ26を停止させるのではなく、検
出スイッチ33がオンした後、一定時間t0が経過した
時点で、リレーL2をオフして上下駆動モータ26を停
止させる、すなわち、スライドカム22の突起24cの
中央位置で上下駆動モータ26を停止させるようにして
いる。これによって、次回の加熱時に上下駆動モータ2
6が、左右どちらの方向に回転してもターンテーブル2
を所望の上昇位置に制御できることになる。
【0090】図22は、以上の動作を示すフローチャー
トであり、上下駆動用のリレーL2をオンしてターンテ
ーブル2が上下に移動を始めると(ステップn20
0)、検出スイッチ33がオンしたか否かの判断を、上
述の中点電圧eと判別式(Vc/2)と比較することに
より行い(ステップn201)、位置検出スイッチ33
がオンしたときには、t0経過した後にリレーL2をオ
フして上下駆動モータ26を停止させる(ステップn2
02,203)。
【0091】図23は、本発明の他の実施例の図11に
対応する展開図である。
【0092】上述の実施例では、第1スライドカム24
の嵌合部24bと、この嵌合部24bに嵌合された第2
スライドカム25の内周面とで構成される溝22aは、
山形状であったけれども、この実施例では、最上部と最
下部とに平坦部22cを形成し、さらに、ターンテーブ
ル2が上昇する時の溝22aの上昇傾斜(+の勾配)は
緩やかにするとともに、ターンテーブル2が降下する時
の溝22aの降下傾斜(−の勾配)は、急にしている。
また、ターンテーブル2が、上昇から降下に移行する点
で、緩やかな傾斜部22dを経て前記急な傾斜に移行す
るように、溝22aが形成されている。
【0093】次に、かかる構成による作用効果を説明す
る。
【0094】ターンテーブル2の最上段位置および最下
段位置、すなわち、溝22aの上下ピーク点が、実使用
上、最も使われる位置であるが、このピーク点は、部品
や組み立てのバラツキ等によって少しずれると、その位
置のずれが大きい。そこで、この実施例では、上下のピ
ーク点に平坦部22cを設けることにより、上下移動の
ない動作域を形成し、安定した位置決定を可能にして位
置ずれを防止するようにしている。
【0095】また、加熱開始により、ターンテーブル2
が所定の上下位置に設定され、加熱終了直前に、元の最
下段位置に戻るが、上述の実施例の溝22aでは、上昇
および降下の傾斜が同一であって、ターンテーブル2の
上昇時間と降下時間とが、同一であったけれども、この
実施例では、ターンテーブル2を上昇させる時間は長く
し、最下段位置までターンテーブル2を降下させる時間
を短くし、これによって、上下駆動モータ26のトルク
を軽減するようにしている。
【0096】すなわち、ターンテーブル2を調理メニュ
ーに応じた所定位置に上昇させる際には、食品、ターン
テーブル2およびTTプレート5などの全部の重量を、
押し上げねばならず、上下駆動モータ26には、大きな
トルクが要求されるが、大きなトルクを発生するモータ
は、大形化するとともに、コストも高くつく。
【0097】この実施例では、ターンテーブル2を上昇
させる際には、溝22aの傾斜が緩いので、上下駆動モ
ータ26の回転に対する上下移動量も少ないが、モータ
26のトルクは、小さくてよく、上下駆動モータ26と
して、小形で安価なモータを使用することができるとと
もに、ターンテーブル2を最下段位置から所定の上方位
置まで上昇させる上下駆動モータ26の時間制御を行う
際に、制御時間や部品のバラツキで発生するターンテー
ブル2の上下移動量、すなわち、位置のバラツキも減少
することになる。
【0098】一方、ターンテーブル2が、降下する際に
は、重力に逆らわない方向への移動であるとともに、食
品などの重量が相乗されるので、容易に降下し、モータ
が必要とするトルクも少なくてよく、しかも、調理も終
了近くであって、次回の調理に便利なように、最下段位
置に降下するだけであるので、早く最下段位置に戻る方
がよく、したがって、この実施例では、溝22aの降下
の傾斜を急にしているのである。
【0099】さらに、ターンテーブル2が、最上段位置
に達して降下を始める一連の動作において、上昇から降
下に急激な溝の傾斜で移行すると、降下を始めた時点
で、ターンテーブル2が、急に落下したような動作を呈
する。これは、ピークを越えて降下を始める時に、スラ
イドカム22を逆回転させる力が生じ、ギアの遊び分だ
け逆回転してターンテーブル2が落下するような動作を
するためと考えられる。この実施例では、ピークから降
下に移行する部分に、緩やかな傾斜部22dを設けるこ
とにより、ターンテーブル2が落下したような不規則な
動作を改善するものである。
【0100】すなわち、ターンテーブル2が、上昇から
降下に移る変曲点に達した時、スライドカム24に加わ
っている力も急激に変化する。今まで、重量に抗して上
昇していた力が、急に軽くなり、食品、ターンテーブル
2およびTTプレート5は、自由落下しようとし、ギア
や溝にある若干の遊びが一拠に反転し、それまでの円滑
な上下動が、急に早くなり、ガタッと落下する現象が、
山形の溝22aの頂上部から降下に移行する時に発生す
る。
【0101】このため、緩やかな傾斜部22dを介して
降下の溝へ移行させることで、頂上部で発生する上下動
のぎこちない動きを防止することができる。なお、この
実施例では、緩やかな傾斜部22dを、直線状に形成し
たけれども、本発明の他の実施例として、曲線状に形成
してもよい。
【0102】この降下への移行時に生じる急激なターン
テーブルの降下は、第1スライドカム24に発生するの
で、本発明のさらに他の実施例として、図24に示され
るように、第1スライドカム24の下部に、緩衝部材と
して、リング状に形成した弾力性を有するシリコンゴム
チューブ34を、敷くことにより、第1スライドカム2
4の急激な降下を和らげ、ターンテーブル2の急激な降
下を阻止するようにしてもよい。
【0103】シリコンゴムチューブ34は、第1スライ
ドカム24が回転したときの滑り性をよくして第1スラ
イドカム24に摩擦が生じないように、外径断面は、円
形であり、しかも、上下方向の緩衝性を確保するため
に、中空となっている。
【0104】なお、本発明の他の実施例として、図23
に示される溝形状と、シリコンゴムチューブ34とを併
用してもよいのは勿論である。
【0105】図25は、本発明のさらに他の実施例の概
略構成図である。
【0106】加熱室1の側壁には、庫内照明用のランプ
35、天井部には、グリル用ヒータ36、後面奥には、
オーブン用ヒータ37および熱風循環用ファン38が設
けられている。マグネトロン3からのマイクロ波は、導
波管4を介して加熱室1に供給される。食品を載置する
ターンテーブル2は、加熱室1の底部に設けられた上述
の実施例と同様の回転上下駆動装置6で回転力を得ると
ともに、上下動作する。この回転上下駆動装置6には、
上述の実施例と同様に重量センサ8が配設されるととも
に、図18の実施例に示されるターンテーブル2の最下
段位置の検出手段が配設されている。
【0107】図26は、この実施例の概略回路図であ
り、図25に対応する部分には、同一の参照符号を付
す。
【0108】操作パネル31には、表示部32と各種の
キーが設けられている。
【0109】この表示部32は、従来の一般的な表示部
と同様に、図27に示されるように、7セグメントの日
文字39およびコロン40を備え、日文字39は、4桁
4個備えている。
【0110】また、この実施例では、ターンテーブル2
の上下移動をユーザに報知するために、制御装置30に
よって制御されるブザ回路41を備えるとともに、照明
用ランプ35の照度を制御するためのトライアック42
およびホトトライアック43を備えている。トライアッ
ク42のゲート信号を、ホトトライアック43を介して
制御装置30で制御することにより、照明用ランプ35
の照度を制御するようにしている。
【0111】操作パネル31の特定のキーを押圧操作す
ると、制御装置30に入力される。これによって、加熱
が開始され、加熱用のリレーL1がオンしてマグネトロ
ン3が発振するとともに、回転駆動用のリレーL3がオ
ンしてターンテーブル2が回転を開始する。
【0112】さらに、この実施例では、ターンテーブル
2の上下移動を、ユーザに報知するために、図28のフ
ローチャートに従って動作を行う。
【0113】先ず、通常の照度である80%出力で照明
用ランプ35を点灯し(ステップn300)、表示部3
2では、図29(A)に示されるように、日文字39の
下段のセグメント39aを点灯してターンテーブル2が
下段位置にあることが示される(ステップn301)。
この実施例では、4桁のすべての日文字39を点灯して
いるが、それ以下であってもよい。これと同時に、ブザ
回路41を駆動して報知音を発生するとともに(ステッ
プn302)、照明用ランプ35の照度を100%出力
とし(ステップn303)、上下駆動用のリレーL2を
オンして上下駆動モータ26を駆動してターンテーブル
2の上昇を開始する(ステップn304)。この実施例
は、上述の実施例と同様に、ターンテーブル2の最下段
位置のみを検出するので、上下駆動用のリレーL2がオ
ンしてからの経過時間でターンテーブル2の上昇位置を
求める。
【0114】この実施例では、上下駆動用のリレーL2
がオンしてからT1時間経過してターンテーブル2があ
る程度上昇すると、図29(B)に示されるように、下
段のセグメント39aを消灯し、中段のセグメント39
bを点灯する(ステップn306)。
【0115】こうして調理メニューに対応した所定のタ
ーンテーブル高さに相応する時間Tsになるまでに、経
過時間がT2となってターンテーブル2がさらに上昇す
れば、図29(C)に示されるように、中段のセグメン
ト39bを消灯し、上段のセグメント39cを点灯する
(ステップn307,308)。そして、所定のターン
テーブル高さに相応する時間Tsになると、上下駆動用
のリレーL2をオフしてターンテーブル2を所定の高さ
位置とし(ステップn309,310)、照明用ランプ
35の照度を80%出力にするとともに、ブザ回路41
による報知音を停止し(ステップn311,312)、
通常の時間表示を、日文字39を使用して行い、加熱の
残り時間を、カウントダウンしていく(ステップn31
3)。
【0116】このように、表示部32、照明用ランプ3
5およびブザ回路24によってターンテーブル2の上下
移動を報知できるとともに、日文字39の点灯されるセ
グメント39a〜39cによって、ターンテーブル2の
位置を、視覚的にユーザに知らせることができ、しか
も、表示するための特別の表示スペースや表示セグメン
トを必要としない。
【0117】この実施例では、トライアック42による
照度制御を示しているけれども、本発明の他の実施例と
して、直列抵抗の開閉などによる照度制御であってもよ
い。また、照明用ランプ35は、ハロゲンランプあるい
は白熱電球が使用される。
【0118】報知音も、ブザを断続させることにより、
断続音、断続時間、その繰り返し時間などの各種多様な
報知音を制御装置30で発生させることができ、ターン
テーブル2の上下移動時には、上下動を示す特別な報知
音を発生させることで、ユーザに対して上下動を報知す
ることができる。
【0119】これらターンテーブル2の上下動に対応し
た表示、照明あるいは報知音は、すべて行ってもよい
し、いずれか一つ、あるいは、組み合わせて行ってもよ
い。
【0120】図28のフローチャートでは、ターンテー
ブル2の上昇動作時について説明したけれども、ターン
テーブル2の降下時にもターンテーブル2の降下位置に
応じて、上述と同様の日文字の表示、照明および報知音
による報知を行ってもよい。
【0121】次に、オーブン加熱時について説明する。
【0122】オーブン加熱は、通常、加熱室1内を予熱
し、設定温度に到達すれば、加熱時間を入力して加熱を
行う。
【0123】この実施例では、この予熱時に、次のよう
な表示を行う。
【0124】すなわち、操作パネル31のオーブンキー
31dを押圧操作し、設定温度を、タイマつまみ31e
などで設定して加熱をスタートする。設定温度に到達す
るまでの時間は、使用環境条件により不明である。
【0125】このため、従来では、表示部に、特別に設
けた「予熱中」という文字を点灯したり、オート(Aut
o)という意味の「A」を表すように、日文字の最下段の
セグメント39aのみ消灯した表示を行っているが、
「予熱中」という文字は、小さなスペースに表示される
が普通であって見にくく、見落としたりすることがあ
り、また、最下段のセグメント39aのみを消灯した日
文字では、その意味が分かりにくいという難点がある。
【0126】この実施例では、予熱中であることを、ユ
ーザが容易に分かるように次のような表示を行うもので
ある。
【0127】すなわち、図30に示されるように、予熱
開始とともに、ファン用およびコンベクションヒータ用
のリレーL4,L5がオンして加熱が開始され、表示部
32には、コロン40が点灯し、次に、コロン40の両
側の日文字39の一部のセグメント39a〜39gが点
灯し、さらに、その両側の日文字39が同様に点灯し、
さらに、元のコロン40のみ点灯し、以下同様の点灯を
繰り返し行う。
【0128】このような表示によって、ユーザは、視覚
的に、熱源から熱風が周囲に強烈に吹き出されていると
いうイメージを受け、予熱中であることを知ることがで
きる。この表示は、従来からの日文字39とコロン40
とによって行うので、特別の表示スペースや表示セグメ
ントを必要とすることなく、安いコストで実現できる。
【0129】予熱中は、この点滅の繰り返しを行っても
よいが、設定温度に到達したときには、この点滅を停止
して設定温度に到達したことを示す別の表示を行うよう
にしてもよい。また、点滅の速度を、温度勾配に対応さ
せるようにしてもよい。
【0130】次に、グリル加熱時について、説明する。
【0131】グリル加熱は、加熱室の天井にあるヒータ
36に食品を近付ける必要がある。加熱室1側壁には、
棚受け用突起44が、設けられており、この突起44
に、グリル用の角皿(図示せず)を載せて魚などを焼
く。この時、メニューによって上段の棚または下段の棚
のいずれに置くべきか戸惑うことがある。
【0132】そこで、グリルの自動メニューがキー入力
されると、図31に示されるように、メニューに応じた
棚位置を、日文字のセグメント39a,39bを利用し
て点灯したり、フラッシングにより表示することで、ユ
ーザに対して、どの位置の棚に角皿を設定するかを明示
することで、取り扱いが容易となり、棚位置の設定の間
違いを少なくすることができる。
【0133】さらに、本発明の他の実施例として、次の
ような視覚表示も可能である。
【0134】例えば、ファンが動作不良となった場合
に、図32に示される表示を、(A),(B),(C)
の順序で繰り返すことで、回転羽根をイメージした表示
を行い、どこが故障しているかをサービスマンやユーザ
にすぐに認識されるようにしてもよい。すなわち、従来
では、動作不良が生じた場合には、数字でエラー番号を
表示しているが、エラー番号だけでは、その内容が認識
できず、番号に対応するエラー内容の参照表が必要であ
るが、この実施例によれば、日文字39の表示のみでエ
ラー内容を視覚的に認識できることになる。
【0135】また、図33に示されるように、日文字3
9の下段、中段、上段の各セグメント39a〜cを順
次、桁を移動させながら点灯させることにより、波乗り
のイメージの表示を行うことができる。
【0136】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ターンテ
ーブルを回転および上下動させることができるので、食
品の十分な均一加熱が行えるとともに、上下駆動手段
を、ターンテーブルを支持する回転軸に同心状に配設し
ているので、回転軸の下方に配設する従来例に比べて、
高さの低い形状とすることができ、加熱室の底部と底板
との間の狭いスペースに、重量検知手段を配設すること
が可能となり、重量に応じた加熱処理が行える。
【0137】また、重量検知手段の出力に基づいて、タ
ーンテーブルが最下段位置に降下したことを検出するの
で、別に位置検出スイッチを設ける必要がない。
【0138】しかも、指定された調理メニューに応じて
ターンテーブルを最適な高さ位置に設定するので、加熱
効率が向上する。
【0139】さらに、上下駆動手段の回転体の円筒形状
の内周面に、展開状態で山形状に連続する溝の前記山形
状の頂点部分に、平坦部分を有しているので、この平坦
部分で、上下移動のない動作域が確保されることにな
り、ターンテーブルの位置ずれを防止できることにな
る。
【0140】また、前記山形状の傾斜を、回転軸を上下
動させる移動体の上昇と降下とに対応させて異ならせて
いるので、ターンテーブルの上昇を穏やかな傾斜で行
い、ターンテーブルの下降を上昇よりも急な傾斜で行う
ことにより、上下駆動モータに必要とされるトルクを低
減して小形で安価なモータの使用が可能である。
【0141】さらに、ターンテーブルの上下移動時に、
上下移動中であることを報知する報知手段を設けている
ので、ユーザは、ターンテーブルの上下移動を容易に認
識できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】図1の回転上下駆動装置付近の拡大断面図であ
る。
【図3】回転上下駆動装置および重量センサの拡大断面
図である。
【図4】中央回転軸の斜視図である。
【図5】第2TTギアの斜視図である。
【図6】スライダの斜視図である。
【図7】スライド軸受の斜視図である。
【図8】第1スライドカムの斜視図である。
【図9】第2スライドカムの斜視図である。
【図10】スライドカムの斜視図である。
【図11】スライドカムの内周面に形成される溝の展開
状態を示す図である。
【図12】重量センサの回路図である。
【図13】重量センサの重量と発振周波数との関係を示
す特性図である。
【図14】ターンテーブルが最下段にあるときの要部の
拡大図である。
【図15】図1の実施例の概略回路図である。
【図16】動作説明に供するフローチャートである。
【図17】動作説明に供するフローチャートである。
【図18】本発明の他の実施例の回転上下駆動装置付近
の拡大図である。
【図19】本発明の他の実施例の概略回路図である。
【図20】上下駆動モータが右回転したときのタイミン
グチャートである。
【図21】上下駆動モータが左回転したときのタイミン
グチャートである。
【図22】動作説明に供するフローチャートである。
【図23】本発明の他の実施例の溝の展開状態を示す図
である。
【図24】本発明の他の実施例のスライドカムおよびシ
リコンゴムチューブの斜視図である。
【図25】本発明の他の実施例の概略構成図である。
【図26】図25の実施例の概略回路図である。
【図27】表示部の構成図である。
【図28】動作説明に供するフローチャートである。
【図29】表示部の表示例を示す図である。
【図30】表示部の表示例を示す図である。
【図31】表示部の表示例を示す図である。
【図32】表示部の表示例を示す図である。
【図33】表示部の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 加熱室 2 ターンテーブル 7 中央回転軸 8 重量センサ 19 スライダ 22 スライドカム 22a 溝 24 第1スライドカム 25 第2スライドカム 26 上下駆動モータ 32 表示部 39 日文字
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 健 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 山本 義和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 石崎 浩一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 大内 光生 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−136499(JP,U) 実開 昭52−132433(JP,U) 実公 平1−19356(JP,Y2) 実公 平1−10880(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/78 F24C 7/02 F24C 15/16

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波が供給される加熱室内に、食
    品を載置回転するためのターンテーブルを配設した電子
    レンジにおいて、 前記ターンテーブルを支持する回転軸を回転駆動する回
    転駆動手段と、前記回転軸を上下動させる上下駆動手段
    とを備え、 前記上下駆動手段は、前記回転軸と同心状に配置されて
    上下駆動モータの動力によって前記回転軸周りに回転す
    る回転体と、前記回転軸と同心状に配置されて前記回転
    体の回転に応じて上下方向に移動して前記回転軸を上下
    動させる移動体とを含むことを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記回転軸の下方に重量検知手段を設
    け、該重量検知手段は、前記回転軸の降下時に該回転軸
    の下部に当接してその荷重を受けるものである請求項1
    の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 前記移動体は、その上部端面が前記回転
    軸の外周に設けられた鍔部に当接することにより、前記
    回転軸を支持して該回転軸を上下動させるものであり、
    前記回転軸が降下して該回転軸の下部が前記重量検知手
    段に当接した状態では、前記回転軸の鍔部と移動体の前
    記上部端面との間に隙間が形成されるように、前記移動
    体の降下位置が設定されている請求項2の電子レンジ。
  4. 【請求項4】 前記重量検知手段の出力に基づいて、タ
    ーンテーブルが最下段位置に降下したことを検出する位
    置検出手段を設けた請求項2または3の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 前記回転体の周面に形成された作動部
    と、固定位置に配設された位置検出スイッチとを備え、
    前記位置検出スイッチは、前記回転体の回転に応じて上
    下動する前記回転軸が所定の高さ位置に達したときに、
    前記作動部によって作動される請求項1ないし3のいず
    れかの電子レンジ。
  6. 【請求項6】 前記上下駆動手段を制御することによ
    り、指定された調理メニューに応じた高さ位置に、前記
    ターンテーブルを移動させる制御手段を備える請求項1
    ないし5のいずれかの電子レンジ。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、加熱終了時若しくは加
    熱中断時までに前記ターンテーブルを最下段位置に復帰
    させるものである請求項6の電子レンジ。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記回転駆動手段を制
    御することにより、前記ターンテーブルを回転させなが
    ら上下動させるものである請求項6または7の電子レン
    ジ。
  9. 【請求項9】 円柱状の前記回転軸は、その軸方向に沿
    って所定長さに亘って切欠部を有し、該回転軸の前記切
    欠部に、板状部材を介して前記回転駆動手段の回転動力
    を伝達するギアが嵌め込まれることにより、前記ギアを
    介して前記回転軸に回転動力が伝達される一方、前記上
    下駆動手段による前記回転軸の上下移動の動力が前記ギ
    アに伝達されるのを阻止するものである請求項1ないし
    8のいずれかの電子レンジ。
  10. 【請求項10】 前記回転体は、円筒形状の内周面に、
    展開状態で山形状に連続する溝が形成され、前記移動体
    は、その外周面に、前記溝に沿って移動する球体の保持
    部を有し、該移動体は、前記回転体の回転に応じて前記
    溝に沿って上下に移動する球体に従って上下動するもの
    である請求項1ないし9のいずれかの電子レンジ。
  11. 【請求項11】 前記山形状の上下の頂点部分に、平坦
    部分を有する請求項10の電子レンジ。
  12. 【請求項12】 前記山形状の傾斜を、前記移動体の上
    昇と降下とに対応させて異ならせた請求項10または1
    1の電子レンジ。
  13. 【請求項13】 前記移動体が、降下に移行する部分に
    対応する前記山形状の傾斜を緩慢にした請求項10ない
    し12のいずれかの電子レンジ。
  14. 【請求項14】 前記回転体の下部に、急激な上下動を
    緩和する緩衝部材を設けた請求項10ないし13のいず
    れかの電子レンジ。
  15. 【請求項15】 前記ターンテーブルの上下移動時に、
    上下移動中であることを報知する報知手段を設けた請求
    項1ないし14のいずれかの電子レンジ。
  16. 【請求項16】 前記報知手段が、表示部の日文字セグ
    メントによる点灯表示、加熱室内を照明する照明手段に
    よる照度変化および報知音発生手段による報知音の少な
    くともいずれか一つである請求項15の電子レンジ。
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