JPH0733428Y2 - 高周波加熱器の重量検出装置 - Google Patents

高周波加熱器の重量検出装置

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JPH0733428Y2
JPH0733428Y2 JP8276691U JP8276691U JPH0733428Y2 JP H0733428 Y2 JPH0733428 Y2 JP H0733428Y2 JP 8276691 U JP8276691 U JP 8276691U JP 8276691 U JP8276691 U JP 8276691U JP H0733428 Y2 JPH0733428 Y2 JP H0733428Y2
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JP
Japan
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turntable
weight
support shaft
heated
weight detection
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JP8276691U
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English (en)
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JPH0590883U (ja
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伸康 大橋
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Tiger Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子レンジなどのマイ
クロ波加熱を利用した高周波加熱器の被加熱物の重量検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電子レンジのようなマイクロ波
(電磁高周波)の吸収を加熱エネルギーとして利用する高
周波加熱器にあっては、被調理物の量に応じた加熱量を
設定することが必要であり、また一方加熱室内(庫内)に
当該マイクロ波を吸収する被調理物が存在しない状態で
マイクロ波を出力したりすると、庫内温度が上り過ぎて
マイクロ波を発生する高周波発振器(マグネトロン)を損
傷する恐れが生じる。
【0003】そこで、従来の一部の装置(高級器)では、
例えば特開平2−72584号公報中に示されているよ
うに、加熱室内の料理素材等被調理物を載せるターンテ
ーブルの支持部に重量センサを設け、該重量センサによ
って被調理物の重量を検出し、該重量に応じて適切な加
熱量を設定する一方、同重量が検出されたことを条件と
して初めてマイクロ波の出力が可能となるような構成が
採用されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のような
重量センサは、一般にマイクロコンピュータとの組合せ
において料理素材の重量を精度良く自動計測するのに使
用されており、その構成も複雑で価格も比較的高いもの
が殆んどである。従って、同重量センサは製品価格の安
価な低機能のトースタレンジなどでは設計コスト上の観
点から採用しにくく、実際にも余り採用されていないの
が実情である。このため、特に構造が簡単でコストも安
価な重量検出装置の提供が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
要望に基き、構造が簡単で、しかも低コストに形成する
ことができる高周波加熱器用の被加熱物の重量検出装置
を提供することを目的としてなされたものであって、次
のように構成されている。
【0006】すなわち、本考案の高周波加熱器の重量検
出装置は、例えば被加熱物が収納される加熱室と、該加
熱室内に高周波出力を供給する高周波発振器と、上記加
熱室の底部に設けられた被加熱物載置用のターンテーブ
ルと、該ターンテーブルを回転駆動するターンテーブル
駆動モータとを備えてなる高周波加熱器において、上記
ターンテーブルの支持軸を下降可能に支承する弾性支持
手段と、上記ターンテーブルの支持軸の途中に形成され
たテーパ部と、上記ターンテーブル支持軸の両側に位置
し上記テーパ部を介して相互に対向する発光手段および
受光手段と、該発光手段および受光手段の上記テーパ部
を介した光結合時間又は同光結合の遮断時間の何れかに
基いて被加熱物の重量を検出する重量検出手段とを設け
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように本考案の高周波加熱器の重量検出
装置の構成では、先ずターンテーブルを支持する支持軸
が例えば板バネ等の弾性支持手段によって下降可能に支
承されている。したがって、ターンテーブル上に被加熱
物が載置されると、その重量に応じて上記ターンテーブ
ルの支持軸も上記弾性支持手段の支承力に抗して所定量
下方に下がることになる。
【0008】そして、該ターンテーブル3の支持軸4に
は、軸外周方向に高さ位置を変えたテーパ部が設けられ
ている一方、該テーパ部の当該支持軸両側には発光手段
と受光手段とが相互に対向して設置されている。従っ
て、上記テーパ部を上記発光手段および受光手段の対向
する光軸位置に対して上記被加熱物の載置による下降動
作を利用して同軸上に対応させて、その回転位置により
光結合状態を実現するか、又は同光結合状態を遮断する
ことにより、上記発光手段からの光の入力時間又は非入
力時間により上記受光手段側の出力パルス幅を変化さ
せ、該出力パルスの幅を基準として重量検出手段が加熱
室内への被加熱物の収納量を自動的に検知するようにな
っている。
【0009】
【考案の効果】従って、上記本考案の高周波加熱器の重
量検出装置によると、従来のマイコン型重量センサ等の
複雑かつ高価なセンサを使用することなく、ターンテー
ブル支持機構の一部の構造の改良と比較的安価な光セン
サを設けるだけの簡単かつ安価な構造で、同従来の高価
な重量センサを採用したのと略同様の重量自動検出装置
を得ることが可能となる。
【0010】
【実施例】図1〜図5は、本考案の実施例に係る電子レ
ンジ等高周波加熱器における被加熱物の重量検出装置の
構成を示している。
【0011】先ず図1は、同装置の全体的な構成を示す
もので、図中符号1は例えば電子レンジの加熱室2の庫
内壁底部を形成する底壁である。該底壁1の略中央部に
はターンテーブル3の回転支軸4を貫通させるための支
軸挿通穴5が形成されており、該支軸挿通穴5を介して
同ターンテーブル3の回転支軸4が下方側より挿通され
図示の如く上方側加熱室2内に所定の高さだけ突出せし
められ、ターンテーブル3を回転可能に支持している。
【0012】そして該回転支軸4は、図示のように上部
側が大径部4aに、下部側が小径部4bに形成されてお
り、小径部4b側がターンテーブルモータ9の図示しな
い駆動ギヤ部にスプライン係合された後に更にその下方
まで上下移動可能な状態で貫通し、下端部4eが同ター
ンテーブルモータ9の下面側に一端6b側を係止して設
けられている板バネ6の先端6a部により弾性的に支持
され、被加熱物の重量Wに応じて図3仮想線に示すよう
に最大昇降ストロークLmaxの範囲内において上下方向
に自由に昇降するようになっている。上記ターンテーブ
ルモータ9は、所定の筺体底部壁面上に図示しない支持
台を介して強固に固定されている。
【0013】ところで、上記回転支軸4の大径部4a側
下端周縁部は図3に詳細に示すように軸斜目交差方向に
所定の角度でハスに切られたテーパ部Ftに形成されて
いて、上記ターンテーブルモータ9の回転に応じて後述
する発光素子12からの光が照射する光軸上の所定照射
位置(図2P点参照)におけるテーパ面の状態を光遮断状
態から光透過状態に変えるようになっている。
【0014】一方、符号12は例えばLED等によって
形成された発光素子、また符号13は例えばホトトラン
ジスタ等によって形成された受光素子であり、これら発
光素子12および受光素子13は、上記ターンテーブル
3上に所定の被加熱物が載せられることによって上記回
転支軸4が図3の矢印方向に所定量下降し、該下降時に
おける上記テーパ部Ft(Ft1〜Ft3)の少なくとも一側
が同発光素子12および受光素子13の光軸上に位置す
るように上記回転支軸4の側部を中間に介して対向して
設置されている。そして、上記発光素子12および受光
素子13は、例えばマイクロコンピュータを中心として
構成される重量検出回路14に各々接続されている。
【0015】一方、上記ターンテーブルモータ9は、上
記重量検出回路14からの出力によってON作動せしめ
られるトランジスタTRおよびリレーRY、同リレーの
接点Sが各々ONになることにより駆動されて上記回転
支軸4を介して加熱室2内のターンテーブル3を所定の
速度で回転させる。また、上記発光素子12および受光
素子13の発光(ON)動作および受光(ON)動作も同様
に上記重量検出回路14によって後述の如く制御される
ようになっている。
【0016】次に上記構成の重量検出装置の重量検出回
路14による被加熱物の重量の検出方法について図4の
フローチャートを参照して詳細に説明する。
【0017】先ず、最初にステップS1で上述したトラ
ンジスタTRをONし、それによりリレー接点SをON
にしてターンテーブルモータ9を駆動する。また、同時
に次のステップS2で上記発光素子12をONにして発
光させる。
【0018】次に、その上でステップS3に進み、上記
発光素子12からの光が上記対応する受光素子13に入
力されるようになったか否かを測定する。すなわち、先
にも述べたように上記ターンテーブルモータ9が駆動さ
れて上記ターンテーブル3の回転支軸4が回転される
と、図3の構成からも明らかなように、その時の被加熱
物の重量Wに応じて上記テーパ部Ftの位置がFt1→Ft
2→Ft3と変化し、それに対応して上記テーパ部Ftの光
遮断位置もP1(W=0)→P2(W=中量)→(W=最大重
量)と変化する。そして、その状態に応じて所定回転角
回転後に必ず発光素子12からの光が受光素子13に入
力されるようになり、回転支軸4の1回転当りの、その
入力時間tは必ず上記被加熱物の重量Wに対応したもの
となる。
【0019】従って、上記受光の有無判定の結果、YE
Sになると、さらにステップS4に進んで当該受光時間
(ON時間)tをカウントする。そして、該カウントは次
のステップS5で上記ターンテーブル3の1回転(360
°)完了の判定(YES)がなされるまで継続される。
【0020】この結果、当該ターンテーブル3の1回転
当りにおける受光素子13のON出力時間(図5のt1〜t
3)が判定される。そして、該ON出力時間t(t1〜t3)
は、前述の如く上記ターンテーブル3上の被加熱物の重
量Wに対応したものであるから、次にステップS6
は、該測定されたON時間tに応じてマグネトロンの加
熱時間(又は加熱量)を設定し、その後のオートメニュー
調理実行プログラムに進む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の第1実施例に係る高周波加熱
器の重量検出装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】図2は、同装置のターンテーブル回転支軸部の
要部の構造を示す断面図である。
【図3】図3は、同装置のターンテーブル回転支軸途中
のテーパ部の構造と作用を示す正面図である。
【図4】図4は、同装置の重量検出動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】図5は、同タイムチャートである。
【符号の説明】
2は加熱室、3はターンテーブル、4は回転支軸、6は
板バネ、9はターンテーブル駆動モータ、12は発光素
子、13は受光素子、14は重量検出回路、Ftはテー
パ部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物が収納される加熱室と、該加熱
    室内に高周波出力を供給する高周波発振器と、上記加熱
    室の底部に設けられた被加熱物載置用のターンテーブル
    と、該ターンテーブルを回転駆動するターンテーブル駆
    動モータとを備えてなる高周波加熱器において、上記タ
    ーンテーブルの支持軸を下降可能に支承する弾性支持手
    段と、上記ターンテーブルの支持軸の途中に形成された
    テーパ部と、上記ターンテーブル支持軸の両側に位置し
    上記テーパ部を介して相互に対向する発光手段および受
    光手段と、該発光手段および受光手段の上記テーパ部を
    介した光結合時間又は同光結合遮断時間の何れかに基い
    て被加熱物の重量を検出する重量検出手段とを設けたこ
    とを特徴とする高周波加熱器の重量検出装置。
JP8276691U 1991-10-11 1991-10-11 高周波加熱器の重量検出装置 Expired - Lifetime JPH0733428Y2 (ja)

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JP8276691U JPH0733428Y2 (ja) 1991-10-11 1991-10-11 高周波加熱器の重量検出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0590883U JPH0590883U (ja) 1993-12-10
JPH0733428Y2 true JPH0733428Y2 (ja) 1995-07-31

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ID=13783563

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