JPH027155B2 - - Google Patents

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JPH027155B2
JPH027155B2 JP56146051A JP14605181A JPH027155B2 JP H027155 B2 JPH027155 B2 JP H027155B2 JP 56146051 A JP56146051 A JP 56146051A JP 14605181 A JP14605181 A JP 14605181A JP H027155 B2 JPH027155 B2 JP H027155B2
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JP
Japan
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microprocessor
food
temperature
cavity
weight
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JP56146051A
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Inventor
Daburyuu Teichi Uesurei
Furiidoman Jooji
Aaru Adamusukii Josefu
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Raytheon Co
Original Assignee
Raytheon Co
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Publication date
Application filed by Raytheon Co filed Critical Raytheon Co
Publication of JPS5784589A publication Critical patent/JPS5784589A/ja
Publication of JPH027155B2 publication Critical patent/JPH027155B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/72Radiators or antennas
    • H05B6/725Rotatable antennas
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6447Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors
    • H05B6/645Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors using temperature sensors
    • H05B6/6452Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors using temperature sensors the sensors being in contact with the heated product
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
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    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6447Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors
    • H05B6/6464Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors using weight sensors
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/72Radiators or antennas

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、マイクロ波空胴内における食品物
体の重量に対応する信号を与えるためのはかりを
備えたマイクロプロセツサ制御式のマイクロ波オ
ーブンに関する。
普通のガス又は電気オーブンにおける料理の過
程は比較的単純である。一般に、温度及び時間が
考慮されるただ二つの料理パラメータである。通
常、オーブンは所与の温度に予熱され、食品はオ
ーブン内に特定の時間置かれるが、この時間は時
には食品の重量によつて決定される。例えば、七
面鳥は350〓(約177℃)で1ポンド(約454g)
当り20分間料理するのが望ましいであろう。一般
的に言えば、食品の表面における熱は伝導によつ
て除除に内方へ移動して内部の温度を上昇させ
て、料理過程の一部分である物理的変化を生じさ
せる。この料理過程は比較的ゆつくりしており、
かつ常に熱の逃出しがあり得ないようにオーブン
の温度によつて制限されているので、料理パラメ
ータの選択にはほどよい許容範囲が存在する。例
えば、1時間当り10分又は温度における25〓(約
14degC)の偏差は料理された食品の味のよさに
は重要な影響を与えないであろう。この許容範囲
は、大抵の料理人の、新しい状況下でさえも温度
及び時間を正確に選択することができるという一
般的自信に貢献している。貢献している別の要因
は、すべての料理が普通のガス又は電気オーブン
で行われていた家庭で成長したということにあ
る。
マイクロ波オーブンは最近の二三十年間に発展
してきた。マイクロ波オーブンを有する家庭の割
合が示すように消費者の受入れは著しく増大して
きたけれども、ある消費者はマイクロ波オーブン
を動作させる能力に一般的自信がないのでマイク
ロ波オーブンを買い又は使用することを今なおい
やがつており、マイクロ波オーブンを使用するた
めの時には難解な取扱い説明書に恐怖を感じてい
る。そのような消費者はもはや温度及び時間のパ
ラメータを気楽に選択するようなことをしない。
比較的新しい料理方法を紹介し又は教え込むこと
は食品が料理される速度によつて複雑にされてい
る。更に明確には、マイクロ波オーブンは非常に
速く料理をするので、選択された料理時間におけ
る数分の誤差が所要料理時間の相当の割合を占め
ることになり、その結果料理の出来具合に相当の
差が生じる。更に、食品物体の温度はオーブンの
温度によつて制限されず、温度の逃出しが生じ得
る。従つて、マイクロ波オーブン製造業者はマイ
クロ波オーブンに対する料理パラメータを決定す
るという使用者の仕事を簡単化するための装置及
び方法の研究及び開発に相当の努力を払つてき
た。使用者の操作が簡単化されれば、多分消費者
市場が拡大することになろう。
従来の一つの解決策は使用者が食品物体中に装
入する温度プローブを与えることであつた。オー
ブンはこの場合内部温度が選択値に上昇するまで
オン状態にとどまるようにされる。この方法は特
に冷凍食品の場合プローブを装入するのが不便で
あるという欠点を有する。又、オーブンにプロー
ブ及び食品を配置して、プローブに取り付けられ
たケーブルを空胴におけるジヤツクに接続するの
が困難である。しかしながら、最も重大な欠点は
マイクロ波エネルギーによつて加熱された食品物
体における内部温度の度合が料理の出来具合の表
示とはならないことである。実際、食品物体は一
般に約160〓(約71℃)まで加熱されて料理過程
が行われている間その温度に保持されるべきであ
る。
別の形式の種種の解決策はオーブン内に種種の
センサを配置して食品の料理特性を監視するもの
である。これらの解決策のいずれも絶対的な消費
者の好評を得ていない。
この発明は、導電性空胴、この空胴に結合され
たマイクロ波エネルギーの源、空胴内に配置され
た物体の重量から得られた第1信号を与えるため
の装置、物体の初期温度を示す操作員制御盤選択
器によつて決定された第2信号を与えるための装
置、並びに第1及び第2信号に応答してマイクロ
波エネルギーの源を制御する装置を備えたマイク
ロ波オーブンを開示するものである。その制御す
る装置はマイクロプロセツサを有することが望ま
しい。又、第1信号を与えるための配置には重量
検出装置、例えば空胴の下に配置されておりかつ
空胴における重量をその検出装置に伝達するため
の装置を備えたはかりが含まれていることが望ま
しいであろう。初期温度に対する選択器の選択
は、冷凍温度、冷蔵温度、室内温度又は加熱温度
であることが望ましい。例えば、冷凍温度は0〓
(約−18℃)、冷蔵温度は約40〓(約4.4℃)、又室
内温度は約65〓(約18℃)とすればよい。加熱温
度は160〓(約71℃)であることが望ましい。食
品の重量及び初期温度を知ることによつて、マイ
クロプロセツサは温度を所定の温度まで上昇させ
るか又は食品を料理サイクルにより処理するため
に食品における所要数のBTU(英熱量:1BTU=
252cal)を発生するのに必要とされる時間を決定
する方程式を実行することが可能である。空胴内
には指向性マイクロ波放射器を配置してこれをマ
イクロ波エネルギーの源に結合することが望まし
いであろう。この指向性放射器はマイクロ波エネ
ルギーの大部分が壁面から反射される前に食品に
入射することを確実にすることであろう。
この発明は又、導電性空胴、この空胴にマイク
ロ波エネルギーを供給するためのマグネトロン、
その空胴内に配置された物体の初期重量及び初期
温度から得られた入力に応答してマグネトロンを
制御する装置、前記の物体の初期温度を前記の制
御する装置に入力するための操作員の選択可能な
装置を備えた制御盤、並びに空胴内の前記の物体
に結合されていてこの物体の重量から得られた入
力信号を前記の制御する装置に与える装置を有す
るマイクロ波オーブンによつて実施することもで
きる。
この発明は又、導電性空胴、この空胴にマイク
ロ波エネルギーを供給するためのマグネトロン、
空胴内に置かれた食品物体の初期温度を示す第1
信号を与えるための操作員の操作可能な制御器、
空胴に結合されていて食品物体の重量に対応する
第2信号を与えるはかり、並びに第1信号及び第
2信号に応答して所定の加熱又は料理作用のため
のマイクロ波露出の持続時間を決定しかつこの持
続時間に従つてマグネトロンを制御する装置を備
えたマイクロ波オーブンによつて実施することも
できる。
この発明は、マイクロ波空胴内で食品物体の重
量を測定する段階、その重量測定から得られた第
1信号をマイクロプロセツサに与える段階、食品
物体の初期温度によつて決定された第2信号を前
記のマイクロプロセツサに入力する段階、食品物
体の温度を初期温度から所定の温度に又は料理状
態に上昇させるためのマイクロ波エネルギー露出
時間を計算する段階、及びこの計算された時間に
従つてマグネトロンを制御する段階を有する、マ
イクロ波オーブンによる料理方法を開示するもの
である。
この発明は又、外側ハウジング、このハウジン
グ内に配置された導電性空胴、この空胴にマイク
ロ波エネルギーを供給するためのマグネトロン、
ハウジング内において空胴の下の室に配置されて
おりかつ空胴の床面にある穴を通つて突出してい
る垂直な柱を備えている重量検出装置、空胴内に
配置されかつ垂直な柱によつて支持されていて上
に乗つている食品物体の重量が重量検出装置によ
つて検出されるようになつているさら、垂直な柱
によつて支持された重量に対応する第1信号を与
えるための前記の重量検知装置に含まれた装置、
マイクロプロセツサ、このマイクロプロセツサに
結合されておりかつ前記の食品物体が冷凍温度、
冷蔵温度、室内温度又は加熱温度である初期温度
を有しているか否かに対応する第2信号を前記の
マイクロプロセツサに入力するための操作員の選
択可能な装置を備えた制御盤、並びに第1信号及
び第2信号に応答してマグネトロンを制御する前
記のマイクロプロセツサを有するマイクロ波オー
ブンによつて実施することもできる。
この発明は又、導電性空胴、前記の空胴にマイ
クロ波エネルギーを供給するためのマグネトロ
ン、マイクロプロセツサ、空胴内でマイクロ波エ
ネルギーに露出されるべき物体の重量に対応する
第1信号を前記のマイクロプロセツサに与えるた
めの装置、マイクロ波オーブンによつて行われる
べき加熱作用であつて物体の温度をほぼ冷蔵温度
からほぼ室内温度まで上昇させる加熱作用に対応
する第2信号を前記のマイクロプロセツサに与え
るための装置、並びに、第1信号及び第2信号に
応答して前記の加熱作用を行うためのマイクロ波
エネルギーへの前記の物体の露出の持続時間を決
定し、かつこの持続時間に従つて前記のマグネト
ロンを制御する前記のマイクロプロセツサを有す
るマイクロ波オーブンを開示するものである。第
1信号は空胴に結合されたはかりによつて与えら
れかつ又第2信号は操作員の操作可能な制御盤に
よつて与えられることが望ましいであろう。又、
冷蔵温度は約40〓(約4.4℃)としかつ又室内温
度は約65〓(約18℃)とすることが望ましいであ
ろう。又、加熱作用は食品物体の温度をほぼ室内
温度から160〓(約71℃)であるような所定の加
熱温度に上昇させるものとして定義することもで
きる。更に、加熱作用は160〓(約71℃)の初期
温度をもつた食品物体を料理に十分な時間ほぼそ
の温度に保持するものとして定義することもでき
る。
この発明は又、導電性空胴、この空胴にマイク
ロ波エネルギーを供給するためのマグネトロン、
前記の空胴に配置された物体の重量を検出するた
めの重量検出装置、マイクロプロセツサ、及び、
食品物体が配置されるべき前記の空胴内のさらの
重量に対応する入力を前記の重量検出装置から前
記のマイクロプロセツサに与えるための操作員の
操作可能な制御器を備えた制御盤を有するマイク
ロ波オーブンを開示するものである。
この発明の選択した構成例及び別の構成例につ
いての次の詳細な説明は図面を参照すれば一層容
易に理解されるであろう。
第1図を見ると、加熱空胴10を備えたマイク
ロ波オーブンが一部分切開されて示されており、
その空胴10にはドア(図示されていない)を備
えた出入れ開口部を通して食品物体12が配置さ
れている。現在の説明では、例えばドア密封構造
物のような周知の普通の部品については図示して
説明する必要はないものと思われる。通常のマグ
ネトロン(磁電管)14からの2450MHzのマイク
ロ波エネルギーは導波管15により回転式一次放
射器16に結合することが望ましく、この放射器
16はマイクロ波エネルギーの大部分が空胴壁面
から反射される前に食品によつて吸収されること
を特徴とする指向特性を有している。更に明確に
は、一次放射器16には二つずつ配置されたアン
テナ素子16aがあつて、この各素子はこれに垂
直なある長さの導体16bとマイクロ波オーブン
空胴とによつて支持された端部駆動式半波長共振
アンテナである。平行板マイクロストリツプ伝送
線16cは支持導体のそれぞれを回転軸である中
心接合部16dに接続している。この接合部にお
いて、円筒形プローブアンテナ9が放射器16に
取り付けられている。容量性の頂部7を備えたプ
ローブアンテナ9は導波管内に配置されたプラス
チツク製ブシユ17によつて支持されている。こ
のブシユはプローブアンテナ及び放射器がプロー
ブアンテナの軸のまわりに回転することを可能に
する。マグネトロン14の出力プローブ13によ
つて導波管15中に導入されたマイクロ波エネル
ギーはプローブアンテナ9を励振する。プローブ
アンテナ9はエネルギーを受け、オーブン空胴の
上壁における同軸導体貫通孔19として機能す
る。空胴10の上壁は外方に延びた平形円すい状
のドーム27を形成していて、指向性回転式放射
器を部分的に取り囲むほとんど円形のくぼみを与
えており、加熱されている製品に一様なエネルギ
ー分布を与える。このドームは食品物体から反射
したマイクロ波エネルギーをマイクロ波オーブン
空胴の中央部分にある円形領域の方へ反射する。
マグネトロンを冷却するのに使用したブロワ(図
示せず)からの空気を空胴内に循環させて蒸気を
除去するようにすることが望ましい。この空気を
導波管15中に導いてドームの壁面における孔部
21を通過させて放射器16を回転させるように
するのも望ましいであろう。放射器16にはひれ
23が接続されていて、空気駆動式回転のための
適当な力の面を与えている。このひれは無損失プ
ラスチツク材料で製作すればよい。ブロワからの
空気をひれに導くのにその他の経路を使用するこ
ともできる。又、空気駆動方式の代わりに電動機
(図示せず)を使用して放射器を回転させるよう
にしてもよい。油脂しやへい板25はマイクロ波
エネルギーを透過させかつ空胴の残りの部分から
のはねかえりの隔板となつている。
第6図に詳細に示されている制御盤30は、制
御マイクロプロセツサ32に対する入力であるキ
ーボード機能とマイクロプロセツサが使用者に状
態を表示する表示機能とを与える。多数の普通の
キーボードスイツチ及び表示装置のうちの任意の
ものを使用することができる。周知の容量形接触
スイツチをキーボードに使用するのが望ましいか
もしれない。又、表示は時間のようなパラメータ
のデイジタル表示を行いかつ又どのキーボード入
力が選択されているかを同時に表示することが望
ましい。制御盤の特定の機能は後ほど詳細に説明
する。
空胴の床18の下にははかり20が配置されて
いる。このはかりには4個の垂直支持ピン22が
あつて、これはそれぞれ空胴10の床のすみの近
くにある穴24を通つて突出している。このピン
上にはさら26が支持されており、これは空胴の
すみの床の上方約1インチ(約25.4mm)の所に位
置している。典型的には、このさらはマイクロ波
を透過する耐熱ガラス材料で作られている。マイ
クロ波はこのガラスを通過し、空胴の床に当たつ
て反射して食品物体中へ底面から入り込む。この
ようにしてマイクロ波エネルギーは食品物体にあ
らゆる面から入ることができる。又、このさら
は、空胴内に負荷が存在しないときにオーブンが
偶然オンにされた場合にマグネトロンをある程度
保護することができる。このガラスのさらは、清
掃のために取り外すことができるけれども、動作
中は常にオーブン内に存在させるべきである。こ
のガラスのさら並びにこれの上に置かれた任意の
食品物体及びさらの重量は支持ピン22を介して
はかり20に伝えられる。
マイクロ波エネルギーが4個のピン穴24を通
過して、はかりを収容している空胴下の室28中
に入ることはほとんどないことが望ましい。従つ
て、ピン穴24は円形であることが望ましく、円
周が2分の1波長未満である。更に明確には、ピ
ン穴は、直径が約4分の1インチ(約6.35mm)で
あるピンよりわずかに大きくなつている。はかり
の重量測定における不正確さを最小限にするため
には、ピンが穴を通つて上下に移動するときにピ
ンにできるだけ小さい摩擦が存在することが重要
であり、これはピンをそのそれぞれの穴と同心的
になるように正確に配置する寸法公差を選択しか
つ又低摩擦係数の材料を使用することによつて達
成することができる。セラミツクのようなマイク
ロ波透過性材料でピンを製作して穴の部分にマイ
クロ波チヨークを設けることが望ましい。ピンが
金属製であつたならば、その構造部は穴の表面が
外部導体となりピンが中心導体となつて同軸線の
特性を呈することになろう。マイクロ波エネルギ
ーは外部導体の寸法がカツトオフ以下であつたと
してもなお通過するであろう。
はかり20には4個の剛性レバーアーム36が
ある。各レバーアームの一端にはそのアームを刃
形支点40から支えるために逆V形ブラケツト3
7がある。各アームの他端は半円形枢軸ピン41
によつて第2のアームに取り付けられているの
で、両端の支点間にあるアーム対の接合点におい
ては垂直運動が可能である。このようなレバーア
ーム36の対は互いに平行に配置されていて、対
の各アームが他方の対における対応するアームを
有している。対応するアームは接続されたレバー
アームに垂直に延びたV形横棒43によつて剛性
的に取り付けられている。選択した構成例におい
ては、各アームは約7インチ(約17.8cm)の長さ
であり、14インチ(約35.6cm)の長さの横棒は支
点から約1インチ(約25.4cm)の所に取り付けら
れている。はかりはこれらの寸法によつて設計さ
れており、従つてはかりは室28内に収まり、ピ
ンは適当な場所で穴24を突き抜けるようになつ
ている。枢軸ピン41の接合部におけるレバーア
ームの下方運動に抵抗する追従部材44はブロツ
ク46から片持ばり式に支持されたたわみ性金属
条件である。棒48は枢軸ピン接合部の近くでレ
バーアームの一つに垂直に剛性的に取り付けられ
ている。この棒には追従部材44に乗つている端
部に円板50がある。
以前に述べたように、さら26及びこれに配置
された任意の物体の重量は、空胴底壁における穴
24を通つて空胴24中に突出しているピン22
によつてはかりに伝えられる。ピン22は、これ
の穴24を通つての上方移動を制限する方形ブラ
ケツト52に取り付けられている。方形ブラケツ
ト52は各レバーアームに隣接したV形横棒43
の内側底点において剛性的に接続されている。4
個のピン22の間の下向きの力の分布に関係な
く、力は横棒によつてほぼ同じ比率ではかりの追
従部材側においてレバーアームに伝えられる。棒
48はレバーアームからの力を円板50を介して
追従部材44に結合する。重量及び対応する下向
きの力が増大するにつれて、たわみ性追従部材は
一層曲がる。追従部材はばねに類似している。追
従部材の非支持端の垂直位置はそれゆえピン22
に及ぼされた重量の関数である。追従部材44の
非支持端は下方へ曲げられてしや光部材57を形
成しており、このしや光部材は光ビーム54の特
定部分が光検出装置56に入射するのをさえぎ
る。さら26における重量が増大して追従部材4
4の非支持端が更に下方へ曲がるにつれて、光ビ
ームの一層大きい部分が光検出装置56に入射す
るのを阻止される。光検出装置56はこれに入射
する光の関数であるアナログ電圧を与えるホトト
ランジスタであることが望ましいであろう。光ビ
ーム54の源58は図示された電球でもよく、又
は一層望ましくは第4図の別の構成例に図示され
たように発光ダイオードでもよい。光のビームを
比較的小さい面積に集束させるために光源と光検
出装置との間におうレンズを配置するのが望まし
いであろう。従つて、その面積内の光の強さは光
の入射面積を変えることなく変更することができ
る。
第4図を見ると、追従部材の別の構成例が示さ
れている。望ましくは発光ダイオードであるよう
な光源58は、ブロツク46に片持ばり式に取り
付けられている追従部材44の非支持端に取り付
けられている。光ビーム54は光検出装置56の
方へ向けられている。しや光部材57aは光源と
光検出装置との間に配置されている。下向きの力
が棒48により円板50を介して追従部材に及ぼ
されるにつれて、光ビームの増大した部分がしや
光部材57aによつてさえぎられる。従つて、ピ
ン22に下向きに及ぼされた重量が増大するにつ
れて、光検出装置56の出力におけるアナログ電
圧は減小する。光ビームの上方部分を光検出装置
に入射しないように阻止するような別の形式のし
や光部材を使用するのが望ましい場合もある。こ
の場合には、はかりに一層大きい重量が置かれて
光ビームが一層下方に向くようになるにつれて、
光ビームの一層大きい部分がしや光部材によつて
さえぎられなくなるのでその部分が光検出装置に
入射するようになる。これは、光検出装置からの
出力電圧がはかりにおける重量の増大とともに増
大することを意味するものである。
はかり20はマイクロプロセツサ32に空胴1
0における物体の重量を示す入力を与える装置を
備えている。このようなはかり20の重要な利点
は、市販のマイクロ波オーブンに大幅な改装を施
すことなくそれを設置できることである。更に明
確には、はかりが組み込まれた特定のマイクロ波
オーブンにおいて、室28は高さが中心部におい
て3/8インチ(約9.5mm)、すみ及び縁部において
約1 1/2インチ(約38.1mm)であつた。第1図及
び第2図ははかりのために描かれてはいない。空
胴10の床18のすみ及び縁部は常に持ち上がつ
ていて、さら26上に支持された食品物体は誘電
損失が非常に低い床の導電面から持ち上げられる
ようになつている。このはかりは高さが約1イン
チ(約25.4mm)で中央部に何もない方形の形状を
有しているので、高さが約1 1/2インチ(約38.1
mm)の室28の周囲にうまくはまり込む。更に、
はかりの中央部には構造物がないので、後ほど第
11図及び第12図の別の構成例について説明す
るように、はかりを底部給電式マイクロ波オーブ
ンに使用するように構成することができる。
第5図を見ると、この発明を具体化したマイク
ロ波オーブンの構成図が示されている。はかり2
0は食品物体の重量を示す入力をマイクロプロセ
ツサ32に与える。食品物体の重量を他の入力パ
ラメータとともに使用して、マイクロプロセツサ
は時間及び電力におけるマグネトロンの出力特性
を決定してこれの動作を制御する。
やはり第5図を見ると、はかり20の光検出装
置からのアナログ電圧出力はマイクロプロセツサ
32の制御を受けて動作するマルチプレクサ60
に結合されている。マルチプレクサ60の機能
は、マイクロプロセツサへの入力として受入れ可
能なデイジタル信号に変換するために複数個のア
ナログ入力のうちのどれをアナログ・デイジタル
変換器62に与えるかを選択する装置をマイクロ
プロセツサに与えることである。別のアナログ入
力の一例は普通のマイクロ波温度プローブからの
ものである。
マイクロプロセツサ32のための基準クロツク
はクロツク64によつて与えられる。通常、クロ
ツク64には60Hz交流電力線に接続された交流フ
イルタ、及びゼロ交差検出器があつて、この検出
器の出力がマイクロプロセツサに結合されてい
る。
第6図を見ると、第1図の制御盤30の拡大図
が示されており、この制御盤にはキーボード63
及び表示装置65がある。以前に述べたように、
キーボードスイツチは通常の容量形接触スイツチ
であることが望ましいであろう。典型的には、キ
ーボードとマイクロプロセツサとの間に接触盤イ
ンタフエースを接続すればよいが、このインタフ
エースは普通の設計のものであつて、市販の多く
の形式のマイクロ波オーブンに含まれている。同
様に、マイクロプロセツサと制御盤30の表示装
置との間には照明付き表示器を与えるために高電
圧駆動器インタフエースを接続すればよい。キー
ボードには0〜9の数字表示、及びCLOCK、
READY TIME、DISH WEIGHT、THAW、
WARM、HEAT、COOK PROGRAM、STIR
TIMER、REDUCED POWER、TIMERの機能
表示のある接触パツド69、並びにSTART、
STOP/RESET及びLIGHTの表示のある押しボ
タンスイツチ67がある。表示装置にはデイジタ
ル読出し66、機能表示のある接触パツドと関連
した機能表示灯68、及びCOOK PROGRAM
機能パツドと関連したデイジタル読出し70があ
る。
動作時には、一般に0〜9の表示のある接触パ
ツドを普通のように使用して周知の機能に対する
データをマイクロプロセツサに入力することがで
きる。例えば、マイクロ波オーブンが使用されて
いないときには、デイジタル読出し66は時刻を
表示する。時刻を変更するためには、使用者は所
望の時刻に対応する数字パツドを押すが、この時
刻はデイジタル読出し66に表示される。次に、
使用者がCLOCKを押すと、その表示された時刻
がマイクロプロセツサに入力されて新しい時刻に
なる。別の例は数字表示のあるパツドを使用して
食品が料理されるべき時間量を表示することであ
る。STARTを押すと、表示時間はオーブンが止
まるまでカウントダウンされる。THAW機能パ
ツドは、マイクロプロセツサを動作させてマグネ
トロンを制御し食品を0〓(約−18℃)の冷凍状
態から40〓(約4.4℃)の解凍状態にするのに使
用される。WARM機能パツドは、マイクロプロ
セツサを動作させてマグネトロンを制御し食品を
40〓(約4.4℃)から65〓(約18℃)に上昇させ
るのに使用される。HEAT機能パツドは、マイ
クロプロセツサを動作させてマグネトロンを制御
し食品を65〓(約18℃)から160〓(約71℃)に
加熱するのに使用される。COOK PROGRAM
機能パツドは、マイクロプロセツサを動作させて
マグネトロンを制御し160〓(約71℃)の食品が
それの温度を160〓(約71℃)以上に上昇させる
か又はさせないような料理過程により食べられる
ようにするのに使用される。換言すれば、
THAW、WARM、HEAT及びCOOK
PROGRAM入力は食品の初期温度を示してい
る。料理を開始する前に、料理される特定の食品
に適したCOOK PROGRAMを、適当な数字パ
ツドに接触し次にCOOK PROGRAMに接触す
ることによつて選択することができる。選択され
たプログラムはデイジタル読出し70に表示され
る。以下において詳細に説明される重量制料理方
式における場合には、REDUCED POWERパツ
ドに接触してTEMP HOLDを動作させ、これに
よりマグネトロンのデユーテイサイクルを減小さ
せるようにしてもよい。1/2、1/4及び1/8表示器
は通常の時間制料理の動作中REDUCED
POWERパツドに連続して接触することによつて
動作させられる。READY TIME機能パツドは
マイクロ波オーブンを将来の時点でオンになるよ
うにプログラムするのに使用される。STIR
TIMER機能パツドは食品がオーブン内でかくは
ん又はその他の作用を受けるべき時点において警
報音を発しかつオーブンを止めるのに使用され
る。TIMER機能パツドは、マイクロ波オーブン
と関係のある又は関係のないような時間指定のた
めの警報器に対するカウントダウン・クロツクと
して使用される。STARTボタンは、マグネトロ
ンをオンにする特定の選択されたプログラムによ
るサブルーチンの実行を開始する。STOP/
RESETボタンはマグネトロンをオフにする。
LIGHTボタンを連続的に押すと、空胴を照明す
るランプ(図示せず)がオンになつたりオフにな
つたりする。
マイクロ波オーブンを制御するのにマイクロプ
ロセツサを使用することはこの10年間一般的にな
つてきている。実際、すべてではなくても大抵の
主要業者はマイクロプロセツサ制御式の最高級の
マイクロ波オーブンを提供している。一般に、マ
イクロプロセツサはキーボード及びセンサからの
入力を受けて、マグネトロンを制御しかつ表示装
置を駆動する出力信号を与える。第5図において
は、空胴内で物体の重量をはかるために結合され
たはかりである新しいセンサが加えられている。
しかしながら、適当なマイクロプロセツサを選択
して指定の機能を行うようにそれのプログラミン
グをすることは技術に通じた者には周知である。
初期のマイクロプロセツサ制御式オーブンは一般
に市販の標準的プロセツサ集積回路を使用してお
り、応用プログラムは読取り専用記憶装置
(ROM)において与えられていたが、このよう
なシステムは一般にマイクロプロセツサをシステ
ムに接続するのに多くの入出力部品を必要とす
る。このようなインタフエースは技術に通じた者
には周知である。近年、マイクロ波オーブン業界
内ではマイクロ波オーブンを制御するのに注文品
の集積回路を使用する傾向が続いている。大量の
このような専用の集積回路はその供給者が多数の
集積回路についての回路に対する使用者の要求事
項を一変させるための技術開発費用を支出するこ
とを可能にし従つて個個の装置の費用を減小させ
ている。更に、単一のシリコン集積回路に一層多
くの機能を集積して多くの個別の電子回路部品及
びインタフエース・ハードウエア、例えば数字セ
グメント駆動器、アナログ・デイジタル変換器、
マルチプレクサ、ゼロ交差検出器、交流フイル
タ、及び接触パネル・インタフエースを除去する
傾向が続いている。前述の事柄を背景として再び
第5図を見ると、選択した構成例におけるマイク
ロプロセツサ32は周知の技術によつて開発され
かつ多数の電子回路供給者のいずれかによつて供
給させた注文品の集積回路である。この集積回路
にはインタフエース機能が組み込まれている。マ
ルチプレクサ60及びアナログ・デイジタル変換
器62でさえもマイクロプロセツサ集積回路に含
めてアナログ信号をこの回路のチツプに直接接続
するようにすることも可能である。マイクロプロ
セツサ32の別の構成例は後ほど与えられる。
やはり第5図について述べると、マイクロプロ
セツサ32ははかり20、及び制御盤30のキー
ボード63から入力を受ける。例えば、設定時間
での料理、設定電力での料理、温度プローブの監
視、及び連動装置の監視のような多くの通常の機
能を行うことの外に、マイクロプロセツサ32は
簡単化された使用者操作に関係した新しい機能を
行う。更に明確には、マイクロプロセツサは空胴
内で測定された食品の重量を食品の初期温度とと
もに使用して食品が料理させるべき時間を決定す
る。
第7図、第8図及び第9図を見ると、この発明
によるマイクロプロセツサ32のプログラミング
のためのソフトウエア流れ図が示されている。連
動装置の監視のような多くの通常の機能はここで
の検討には含まれていないが、それを流れ図に含
ませること及び流れ図からマイクロプロセツサの
プログラミングを行うことは一般に技術に通じた
者には周知である。まず第7図について述べる
と、「電源投入」後、マイクロプロセツサは最初
に「リセツト」されるが、これには出力チヤネル
の初期設定のような多数の普通のソフトウエア準
備手続が含まれている。次の方程式は「加熱時間
の計算」に使用される。
加熱時間=〔HUS〕〔FW+(DW)(SHD
)〕/〔OPL〕〔PLS〕〔CF) ただし、HUSは加熱単位選択値、FWは食品重
量、DWはさら重量、SHDはさらの比熱、OPL
はオーブン電力レベル、PLSは電力レベル選択
値、CFは結合係数である。
加熱時間方程式の第1項は食品のポンド当りの
BTU(英熱量)で表示された熱量単位選択であ
る。食品の重量単位当りの所要加熱単位は部分的
には、食品が加熱されて化学的及び(又は)物理
的変化が食品内で起こるべき温度範囲の関数であ
ることが判明している。キーボードからの非常に
簡単化された使用者入力によつて、この方程式の
この項は決定される。更に詳細には、再び第6図
を参照して、使用者は、表示されたように冷凍食
品(0〓≒−18℃)に対するものであるTHAW
パツド、表示されたように例えば冷蔵庫からの冷
蔵食品(40〓≒4.4℃)に対するものである
WARMパツド、及び(又は)表示されたように
室温(65〓≒18℃)における食品に対するもので
あるHEATパツドに接触するこによつて食品の
初期温度を表示する。これらのパツドの一つ以上
に接触すると、それぞれの機能に対する別別のサ
イクル、及び各サイクルに対する加熱時間方程式
の別別の計算が開始される。THAW(解凍)サ
イクルに対しては1ポンド(約454g)当り
100BTU(約25.2Kcal)が方程式に入れられ、
WARM(加温)サイクルに対しては1ポンド
(約454g)当り25BTU(約6.3Kcal)が方程式に
入れられ、HEAT(加熱)サイクルに対しては1
ポンド(約454g)当り100BTU(約25.2Kcal)が
方程式に入れられ、かつ又COOK(料理)サイク
ルに対しては、接触パツドによつて選択されかつ
COOK PROGRAM接触パツド内に表示された
COOK PROGRM(料理プログラム)に応じて1
ポンド(約454g)当り25〜250BTU(約6.3〜
25.2Kcal)が方程式に入れられる。COOK(料理)
に対する方程式に加熱単位選択値を入れると最大
電力レベルに対する加熱時間が決定されるけれど
も、この時間はREDUCED POWER(電力低減)
設定が選択された場合には特定の率だけ増加する
ことになる。換言すれば、料理仕事に対する同じ
総数のBTUが一層やわらかい味の料理法すなわ
ちとろ火で煮る方法の場合には一層長時間にわた
つて与えられる。
加熱時間方程式の第2項は〔食品重量+(さら
の重量)(さらの比熱)〕である。この方程式にお
ける食品重量の存在は明白であり、その単位(ポ
ンド)に加熱単位選択値(BTU/ポンド)の単
位を掛けたものは方程式の分子に対するBTUを
与え、これを分母の単位(BTU/分)で割つた
ものは所望の単位である分における商を与える。
(さらの重量)(さらの比熱)が含まれているのは
食品に与えられた熱のある部分が伝導によつてさ
らに伝達されることに対する補償のためである。
換言すれば、熱の一部分がさらへの伝導によつて
失われるので必要であると思われるよりも多くの
熱を食品に与えなければならない。使用上便利な
ように、加熱時間方程式の計算におけるさらの比
熱は、さらの温度が食品の温度上昇とともに伝導
によつて上昇するWARM(加温)及びHEAT(加
熱)サイクルに対しては0.2の一定値であると仮
定させている。THAW(解凍)及びCOOK(料
理)サイクルに対しては、さらの比熱をゼロに等
しく設定してそれとさら重量との積を方程式から
消去してあるが、これは、THAWサイクルにつ
いてはさらの温度を上昇させるために伝達された
BTUが食品を解凍するためのBTUに比べて取る
に足らないものであり、又COOKサイクルにつ
いては、これが160〓(約71℃)で開始されるの
で認められるほどの温度上昇が存在しないからで
ある。食品によつて失われた熱(従つて食品に与
えることが必要な付加的な熱)の一層厳密な式は
食品の比熱及び空胴内の気体の熱上昇をも含むで
あろうが、実際による解析の結果、これらの仮定
はこの加熱時間方程式を用いたオーブンの本来の
動作に対しては十分であることが判明した。動作
時にDISH WEIGHTパツドのランプ表示器がオ
ンであるときは、さら重量がマイクロプロセツサ
に記憶されていることを示している。それゆえ、
新しいさらで新しい料理過程を始めるためには、
DISH WEIGHTパツドに接触してランプ表示器
を消す。これによつて前のさら重量がマイクロプ
ロセツサ記憶装置から消去されて「はかりがゼロ
に」設定される。次にさらの重量は、それが既知
であるならば数字接触パツドによりそれを入力す
るか又は食品の乗つていないさらをオーブン内に
置いてはかりを押し下げることによつて、マイク
ロプロセツサへの入力のために設定することがで
きる。DISH WEIGHTパツドの2回目の接触に
より、それの表示器ランプが点灯して新しいさら
重量がマイクロプロセツサに入力されたことを表
示する。光検出装置56の出力におけるアナログ
電圧ははかり上に置かれる重量について幾分直線
性を有することが望ましいであろう。これが事実
である場合には、適当に目盛を施された線形アナ
ログ・デイジタル変換器を使用してマイクロプロ
セツサがポンドでの重量を直接標本化することが
できるようにすることができる。アナログ電圧が
重量について直線的でなく、例えば第1図の構成
例におけるように反比例する場合には、ルツクア
ツプ・テーブルのような通常の手法によつてマイ
クロプロセツサにおいてその電圧を補償すること
ができる。測定精度のためには、測定時にマイク
ロプロセツサが複数個の重量標本をとり、大きい
重量及び小さい重量を捨てて、残りの重量を平均
することが望ましいであろう。食品の重量は、
STARTボタンが押される直前の重量測定を使用
し、ゼロ調整後にさらの重量を差し引くことによ
つてマイクロプロセツサにより計算される。
加熱時間方程式の分母における第1項はオーブ
ン電力レベルである。マイクロプロセツサの計算
においては、この値は725ワツトすなわち
41.2BTU(約10.4Kcal)毎分の一定値であると仮
定されている。実際の動作では、この仮定には一
般に誤差がある。同じ形式及び製造業者のオーブ
ンでさえも一般に装置ごとに100ワツトの範囲に
わたつて変化するものである。出力電力のこのよ
うな不一致があるからこそ、調理食品の製造業者
は箱におけるマイクロ波料理法注意書きにマイク
ロ波加工処理時間は変化することがあると記載す
ることになるのである。これは食品の特性が十分
に明示されていて容易に経験的に決定され得る場
合でさえも事実である。更に、出力電力は交流電
力線電圧の関数として変化することもある。出力
電力を725ワツトと仮定することにおける誤差は、
オーブンをその値に正規化する試みによつて最小
限にすることができる。
加熱時間方程式の分母における第2項は電力レ
ベル選択値である。REDUCED POWERパツド
がTEMP HOLDを選択するように使用されてい
ない場合には、加熱時間食品方程式におけるPLS
(電力レベル選択値)として1の値が使用される。
REDUCED POWERパツドがTEMP HOLDを
選択するように使用されている場合には、0.3に
食品1ポンド(約454g)当り0.04を加えた値が
方程式に入力される。例えば、食品が1ポンド
(約454g)の重量である場合には、マグネトロン
は全電力(出力)の34パーセントで動作する。更
に、食品重量が2ポンド(約907g)である場合
には、全電力の38パーセントが出力される。これ
はマグネトロンのデユーテイサイクルを減小させ
ることによつて行われる。過去においては、ちよ
うどある種の食品が通常高い方の温度よりはむし
ろ低い方の温度でうまく料理されるように、ある
種の食品は減小したマイクロ波エネルギー電力レ
ベルでうまく料理されるものと一般に認められて
いた。従つて、大抵のマイクロ波オーブンは多く
の電力レベルを選択できるようになつている。重
量制料理法の開発の一部分として、特定の食品に
必要とされるBTUの総数を決定して次にこれを
供給することが最も重要であると判明したが、し
かし、マイクロ波エネルギーが供給される率はそ
れほど重要ではない。実際、TEMP HOLDの特
徴はただ一つの減小した電力レベル設定を与える
ものであつて、これは食品重量の関数である。一
般に、TEMP HOLDの減小した電力は食品の中
心部へのマイクロ波エネルギーの透過が著しく減
小させられる大分量の食品について最も有利に使
用される。食品の外側部分における熱が中心部へ
伝導して一層一様な加熱及び料理が行われるよう
にするために付加的な料理時間が望ましいことが
ある。最も適当な減小した電力設定は、軽量の食
品に対しては全電力の約30パーセントである温度
に食品を保持するものであることが判明してい
る。PLSの項における1ポンド(約454g)当り
4パーセントの付加は、一層大きい表面積を有
し、従つて温度を維持するために補償されなけれ
ばならない一層大きい熱損失を有する一層大きい
食品物体について補償を行うものである。食品の
表面及び寸法が一般に重量に関係しているという
仮定は経験的にためされている。
加熱時間方程式の分母における最後の項は結合
係数である。マグネトロンからのマイクロ波エネ
ルギー出力のすべてが食品中に結合されるわけで
はない。エネルギーのあるものは壁面、導波管及
びさらのような装置部分で失われる。食品におい
て熱に変換される(725ワツトと仮定されている)
全エネルギーの割合は一部分は食品表面積及びこ
れの吸収率の関数である。例えば、1個のさつま
いもの料理時間が4分である場合、2個のさつま
いもの料理時間は一般に8分すなわちそれの2倍
未満であろう。これは負荷が増大した場合には一
層大きい割合の総電力の部分が食品によつて吸収
されるためである。損失に対する食品中へのエネ
ルギーの分布は次の式に近似的に与えられること
が判明している。
結合係数=食品重量/食品重量+K 本質的には、定数Kは重量によつて表示された
オーブンの損失として考察することができる。定
数Kには0.1の値が割り当てられている。従つて、
食品重量が0.1ポンド(約45.4g)の場合、結合
係数は2分の1であつて、加熱時間はそうでない
場合に比べて2倍に増大される。しかしながら、
食品重量が1.0ポンド(約454g)ならば、加熱時
間は1.1倍に増大されるにすぎないであろう。第
5図において、マイクロプロセツサのブロツク3
2は、食品の塊が大きくなるほどそれへのマイク
ロ波エネルギーの結合が改善されるので単位重量
当りの加熱時間が重量の増大とともに減小するこ
とを示している。
加熱時間方程式の計算の吟味には、食品の初期
温度に関するデータのようなある種のキーボード
入力及び食品の重量のようなセンサ入力がマイク
ロプロセツサに利用可能であるものと仮定されて
いる。初期計算前に与えられかつ周期的に更新さ
れる所要の情報は第9図に示されたような割込み
によつて与えられる。60Hz電源波形交差点、及び
8.3マイクロ秒遅延によつて示されたようなその
交差点間の時間的中間点において、プロセツサは
割込まれて、その時点で「パラメータを表示し」、
「表示装置を点灯し」、「キーボードを走査し」か
つ「A/Dチヤネルを選択する」。これらの時点
において、マイクロプロセツサにおける現在のキ
ーボード・データ及びはかりデータが更新され
る。
再び第7図について述べると、特定の演算パラ
メータに対する加熱時間方程式の計算の後、プロ
グラムは「状態は活動中か」になる。活動状態は
オーブン状態間の関係を示す第8図において定義
されている。更に明確には、電源投入後、マイク
ロプロセツサは第7図について前に説明したよう
に自動的にリセツト状態になる。次に、マイクロ
プロセツサは自動的に遊休状態になり、この状態
においては加熱時間方程式が継続して計算され
る。マイクロプロセツサは制御盤30の起動ボタ
ンが押されるまでこの遊休状態にとどまる。起動
ボタンが押された時点で、マイクロプロセツサは
活動状態になり、停止ボタンが押されるか又は料
理作用が終わるまでその状態にとどまる。停止ボ
タンが押された場合には、マイクロプロセツサは
保留状態になり、この状態から、起動ボタンを押
すことによつて活動状態に復帰するか又は停止ボ
タンを再び押すことによつて開始時のようにリセ
ツト状態にもどることができる。再び第7図につ
いて述べると、状態が活動中でない場合には、加
熱時間計算が再び実行される。状態が活動中であ
る場合には、次の判断事項は「どの重量制料理が
機能しているか」である。制御盤30について説
明したようなこれらの機能は、THAW(解凍)、
WARM(加温)、HEAT(加熱)及びCOOK(料
理)である。これらのいずれも選択されていない
がプロセツサが活動中であるならば、それは機能
が時間制料理であることを示している。一つ以上
の重量制料理機能が選択されているならば、この
ソフトウエアは最初に「冷凍フラグがセツトされ
ているか」を検査する。イエスの場合には、プロ
セツサはオン・オフを繰り返すマグネトロンを制
御するが、そのデユーテイサイクルは食品重量の
関数である。更に明確には、前に説明したような
THAW機能は食品に1ポンド(約454g)当り
100BTU(約25.2Kcal)を供給するようにマグネ
トロンにオン時間を与える。電力レベルは常に
100パーセントである。食品重量が3ポンド(約
1361g)未満の場合には、1ポンド(約454g)
当り100BTU(約25.2Kcal)が与えられ、次の作
用の前に同値のオフ時間が与えられる。食品重量
が3ポンド(約1361g)以上10ポンド(約4536
g)未満の場合には、同じ1ポンド(約454g)
当り100BTU(約25.2Kcal)が供給されるが、1
ポンド(約454g)当り50BTU(約12.6Kcal)を
供給するのに必要とされる時間に等しいその間の
時間間隔を伴つて1ポンド(約454g)当り
25BTU(約6.3Kcal)が増分される。食品重量が
10ポンド(約4536g)以上の場合には、前の場合
と同様であるが、ただしオフ時間は1ポンド(約
454g)当り75BTU(約18.9Kcal)を供給する時
間に等しい。又、制御盤30における点滅式解凍
表示器を点滅する。第9図について説明したよう
に、この作用は60Hz電源波形交差点及びこれの中
間点において行われるであろう。又、解凍時間は
カウントダウンされるであろう。解凍サイクルの
終りにおいて、又は解凍サイクルが選択されてい
なかつた場合には、マイクロプロセツサは「加温
フラグがセツトされているか」を判断する。イエ
スならば、マグネトロンをオンにし、加温表示器
を点滅させて、加温サイクルの終りまでカウント
ダウンする。加温サイクルの終りにおいて、又は
加温サイクルが選択されていなかつた場合には、
マイクロプロセツサは「加熱フラグがセツトされ
ているか」を判断する。イエスならば、マイクロ
プロセツサはマグネトロンをオンにし、加熱表示
器を点滅させて、加熱作用の終りまでカウントダ
ウンする。加熱サイクルの終りにおいて、又は加
熱サイクルが選択されていなかつた場合には、マ
イクロプロセツサは「料理フラグがセツトされて
いるか」を判断する。イエスならば、マイクロプ
ロセツサはマグネトロンをオンにし、料理表示器
を点滅させて、料理サイクルの終りまでカウント
ダウンする。このサイクルの完了時に、又は料理
フラグがセツトされていなかつた場合には、ソフ
トウエアの流れはリセツト・サブルーチンに復帰
する。
再び第5図について述べると、マイクロプロセ
ツサは、通常の技術的知識を有する者には周知の
技法により、マグネトロン14に対する電力供給
装置71を制御する。料理時間が終了したときに
は、マイクロプロセツサは電力供給装置71を制
御してマグネトロン14を停止させる。料理が低
減電力で行われるべき場合には、マイクロプロセ
ツサはマグネトロンのデユーテイサイクルを調整
する。マイクロプロセツサは同時に表示装置65
にマグネトロンがオンであるべき時間及びどの機
能が選択されているかについての表示を与える。
この発明は1ボタン簡単化操作への主要な段階
であるという点においてマイクロ波加熱技術に意
義深い進歩を与えるものである。使用者による料
理パラメータの決定に関係した従前の多くの問題
は克服されている。オーブンにおけるはかりによ
つて自動的に与えられた食品の重量はマイクロプ
ロセツサに入力され、マイクロプロセツサは適当
な料理時間を計算するようにプログラムされてい
て、マグネトロンを制御するとともに動作状態を
表示装置により使用者に知らせる。
第10図を見ると、第5図の回路の別の構成例
が示されている。以前に説明したように、商業的
な装置に対しては、マイクロプロセツサ制御は、
インタフエース機能の多くを有している注文品の
集積回路によつて与えられることが望ましいであ
ろう。第10図の構成例ははん用マイクロプロセ
ツサを示しており、周辺ハードウエア及びインタ
ーフエースがそれをマイクロ波オーブン制御盤、
センサ、及びマグネトロン制御器に接続してい
る。使用することのできるようなマイクロプロセ
ツサの一例はモス・テクノロジー社(MOS
Technolgy、Jnc.)のMCS6502である。第10
図に示されたように、マイクロプロセツサはデー
タ母線102に接続されており、このデータ母線
には一般に、MCS6502のピン26〜33にそれ
ぞれ接続されるような8本の線がある。マイクロ
プロセツサは又アドレス母線104に接続されて
おり、このアドレス母線には一般に、MCS6502
のピン9〜25にそれぞれ接続されるような16本
の線がある。普通の初期化回路(INIT)106
は電源投入時においてのみマイクロプロセツサに
よつて使用されるもので、マイクロプロセツサ
MCS6502の入力ピン6及び40に接続されてい
る。更に、普通の水晶時計(クロツク発生器、
CLOCK GEN)108が必要とされ、これはピ
ン37及び39においてマイクロプロセツサに入
力される。線110は周辺インタフエース装置1
12及び114、プログラム記憶装置(ROM)
116並びにデータ記憶装置(RAM)118に
クロツクを与えるのに使用される。マイクロプロ
セツサ100は第5図について説明したマイクロ
プロセツサと同様の作用を与える。プログラム記
憶装置116は、望ましくは読取り専用記憶装置
であつて、動作プログラムを記憶する。第7図、
第8図及び第9図に関連して与えられた要件から
プログラムを書く仕事は技術に通じた者には周知
である。マイクロプロセツサ100はアドレス母
線104にアドレスを与えてプログラム記憶装置
116から命令をかつ又ランダムアクセス記憶装
置であるデータ記憶装置118からデータを取り
出す。書込み可能及びその他の制御機能はマイク
ロプロセツサ100から制御母線120によりデ
ータ記憶装置118又は周辺インタフエース装置
112及び114に与えられる。
周辺インタフエース装置112及び114はマ
イクロプロセツサ100がキーボード63からデ
ータを読み取り、センサ及びスイツチの状態を検
査し、内部演算の結果を表示し、かつマグネトロ
ンを制御することを可能にする。周辺インタフエ
ース装置112及び114の例はMCS6522であ
つて、これのピン21〜40は制御、タイミン
グ、割込み、データ母線及びアドレス母線に接続
すればよい。周辺インタフエース装置112は、
キーボード63及び表示装置65のある制御盤3
0に対してインタフエースを与える。マイクロプ
ロセツサに対するキーボード入力は通常のマトリ
クス走査技法によつて与えられる。更に明確に
は、キーボードにはスイツチのマトリクスがある
が、そのスイツチは接点式のものでも又は容量形
接触式のものでもよい。第6図の制御盤に対して
は、4×6のマトリクスで十分であろうが、しか
しながら、一層大きいマトリクスが使用され、そ
れはここで述べられていない機能を含むことがで
きる。出力信号がマトリクスの列に順次与えられ
て行が検出されかつ復号される。詳細には、
MCS6522のピン10〜17は、高電流出力バツ
フア126及びセグメント出力ポート128に接
続された8本の線124に接続されている。例え
ば74LS374であるような高電流出力バツフア12
6の出力においては、表示されたような8本の線
130〜138が8個の増幅器139を経てキー
ボードに接続している。順次列走査パルスが線1
30〜138上に与えられ、キーボードのスイツ
チのマトリクスにおける行は、周辺インタフエー
ス装置112のピン1〜9に接続されている線1
40によつて検出される。検出されたデータは復
号され、これによつてマイクロプロセツサはキー
ボード63のスイツチ・マトリクスのどのスイツ
チが閉じているかを判断する。
デイジタル表示装置65は走査されるが、これ
は各数字が短時間、例えば2ミリ秒間順に駆動さ
れることを意味する。表示全体は目では見えない
速度で走査される。線130〜138は駆動回路
を通して結合されており、第10図においては二
つの駆動回路がこの構成例における8個のものを
代表している。図示されたような通常の各回路に
は、一般に+5ボルトであるVcc、1.5KΩである
ようなR1、1.0KΩであるようなR2、及びト
ランジスタQがある。これらの順序付けされた駆
動回路は表示のどの数字が活用されるかを決定す
る。特定の数字のどのセグメントをオンにするか
を決定するデータは、線142〜150により抵
抗R3を介して表示装置65に接続されているセ
グメント出力ポート128の出力によつて決定さ
れる。セグメント出力ポートの一例はMC3482で
ある。データ及び走査パルスは線124を時分割
し、ポート128及びバツフア126に対する使
用可能制御信号は図示されていない線により周辺
インタフエース装置によつてそれぞれピン3及び
4により与えられる。
マイクロプロセツサ100は周辺インタフエー
ス装置114を介してマグネトロンの出力を制御
する。更に明確には、線160による周辺インタ
フエース装置114からの出力は、例えば
74LS374であるような高電流出力バツフア162
に接続されている。第10図に示したように、バ
ツフア162の出力のうちの二つは、例えば
MOC3010であるような通常の光学的アイソレー
タに接続されている。光学的アイソレータの入力
における低電圧(論理値0)はそれの出力の内部
抵抗を短絡させる。
光学的アイソレータ164からの制御信号に応
答して、トライアツク168がオンになつてフイ
ラメント変圧器173を励磁する。光学的アイソ
レータ166からの制御信号に応答して、トライ
アツク169がオンになつて高電圧電力供給装置
171を活動させるが、この装置は一般に、周知
の慣行に従つて負荷時電圧調整器を有している。
動作時には、フイラメント変圧器173がマグネ
トロン73のフイラメントに電力を与えかつ高電
圧電力供給装置171がマグネトロンの陽極に約
4000ボルトを与える。
第10図には、例えば連動装置、ブロア、及び
ヒユーズのような多くの共通の特徴物が省略され
ている。はかり20の一部分である発光ダイオー
ド180は光検出器182の方へ光を発する。選
択した構成例について説明したように、光検出器
のアナログ電圧出力はマイクロ波空胴における食
品の重量に関してほぼ直線的であることが望まし
い。線184におけるアナログ電圧出力はアナロ
グ・デイジタル変換器186に転送され、変換器
186はマイクロプロセツサからの周辺インタフ
エース装置114を介しての線188における指
令により、そのアナログ電圧入力によつて決定さ
れた持続時間を有するパルス出力を与える。この
パルスから得られた情報は周辺インタフエース装
置114を介してデータ母線102によりマイク
ロプロセツサ100に転送される。このパルスの
持続時間を計数することによつて、マイクロプロ
セツサ100ははかりにおける重量を決定する。
第11図及び第12図について述べると、通常
のマイクロ波電気レンジのような底部給電式マイ
クロ波オーブンにおいて構成されたはかり20が
それぞれ側面図及び上面図によつて示されてい
る。電気発熱体200はマイクロ波電気オーブン
の空胴202の底部の方に配置されている。マイ
クロ波エネルギーは、空胴の源泉部208に直接
装入されている出力プローブ206を有するマグ
ネトロン204によつて与えられる。マイクロ波
エネルギーは出力プローブ206から三つのアン
テナポート212を有する指向性放射器210に
より結合される。マイクロ波エネルギーはマイク
ロ波透過性覆い214を通つて伝搬する。チヨー
ク構造部216はマイクロ波エネルギーが源泉部
208の側壁と空胴の床面との間のすきまから漏
れ出ないようにする。ブロア218はマグネトロ
ン204の冷却ひれを横切りダクト220により
孔部222を通して源泉部208へと空気を送り
込む。この空気の流れを利用して放射器210の
羽根に力を与え回転を生じさせるようにすること
ができる。はかり20は第1図、第2図及び第3
図について説明したものと同じものであつて、第
11図に示されたようにオーブン床面から下方へ
延びたブラケツト230によつて支持されてい
る。はかり20は実質上内部に構造物のない方形
を形成しているので、底部給電式マイクロ波源
は、構造上の障害を生じることなくオーブン床面
の中央に配置することができる。ピン22はオー
ブンの床面における穴を通つて突出してさら26
を支持している。この構成例におけるピン22は
電気発熱体200より上になるように第1図、第
2図及び第3図の構成例のものよりも長くなつて
いる。ピン22は又、オーブン・ラツクに対する
支持を与えて、それの上に置かれた食品物体の重
量表示を与えるようにしてもよい。
これで選択した構成例の説明を終わる。しかし
ながら、これを読めば、技術に通じた者はこの発
明の精神及び範囲から外れることなく多くの変更
例を思い付であろう。
以下にこの発明を具体化する態様をあげる。
(1) 導電性空胴、 前記の空胴に結合されたマイクロ波エネルギ
ーの源、 前記の空胴内に配置された物体の重量から得
られた第1信号を与えるための装置、 前記の物体の初期温度に対応する操作員制御
盤選択器によつて決定された第2信号を与える
ための装置、並びに 前記の第1信号及び第2信号に応答して前記
のマイクロ波エネルギーの源を制御する装置 を備えたマイクロ波オーブン。
(2) 前記の制御する装置にはマイクロプロセツサ
が含まれている、態様(1)に記載のオーブン。
(3) 前記の第1信号を与えるための装置には前記
の空胴の下に配置された重量検出装置及び前記
の空胴における重量を前記の重量検出装置に伝
達するための装置が含まれている、態様(1)に記
載のオーブン。
(4) 前記の選択器の選択が冷凍温度、冷蔵温度、
室内温度又は加熱温度である、態様(1)に記載の
オーブン。
(5) 前記の加熱温度が約160〓(約71℃)である、
態様(4)に記載のオーブン。
(6) 前記の空胴内に配置されかつ前記のマイクロ
波エネルギーの源に結合された指向性マイクロ
波放射器が更に含まれている、態様(1)に記載の
オーブン。
(7) 導電性空胴、 前記の空胴にマイクロ波エネルギーを供給す
るためのマグネトロン、 前記の空胴内に置かれた物体の初期重量及び
初期温度から得られた入力に応答して前記のマ
グネトロンを制御する装置、 前記の物体の初期温度情報を前記の制御装置
に入力するための操作員の選択可能な装置を備
えた制御盤、並びに 前記の空胴内の前記の物体に結合されて、前
記の空胴内の前記の物体の重量から得られた入
力信号を前記の制御装置に与える装置 を有するマイクロ波オーブン。
(8) 前記の制御する装置にはマイクロプロセツサ
が含まれている、態様(7)に記載のオーブン。
(9) 前記の入力するための装置には前記の物体の
初期温度として冷凍温度、冷蔵温度、室内温度
又は加熱温度を選択するための装置が含まれて
いる、態様(7)に記載のオーブン。
(10) 前記の加熱温度が約160〓(約71℃)である、
態様(9)に記載のオーブン。
(11) 前記の与える装置には前記の空胴の下に配置
された重量検出装置及び前記の空胴内の重量を
前記の重量検出装置に伝達するための装置が含
まれている、態様(7)に記載のオーブン。
(12) 前記の空胴内に配置されかつ前記のマグネト
ロンに結合された回転式指向性マイクロ波放射
器を更に有している、態様(7)に記載のオーブ
ン。
(13) 導電性空胴、 前記の空胴にマイクロ波エネルギーを供給す
るためのマグネトロン、 前記の空胴内に置かれた食品物体の初期温度
を示す第1信号を与えるための操作員の操作可
能な制御器、 前記の空胴に結合されていて前記の食品物体
の重量に対応する第2信号を与えるはかり、並
びに 前記の第1信号及び第2信号に応答して所定
の加熱又は料理作用のためのマイクロ波露出の
持続時間を決定しかつこの持続時間に従つて前
記のマグネトロンを制御する装置 を備えたマイクロ波オーブン。
(14) 前記の決定しかつ制御する装置にはマイク
ロプロセツサが含まれている、態様(13)に記
載のオーブン。
(15) 前記のはかりが前記の空胴の下に配置され
かつ重量を前記の空胴内から前記のはかりに伝
達するための装置が設けられている、態様
(13)に記載のオーブン。
(16) 前記の初期温度が冷凍温度、冷蔵温度、室
内温度又は加熱温度である、態様(13)に記載
のオーブン。
(17) 前記の加熱温度が約160〓(約71℃)であ
る、態様(16)に記載のオーブン。
(18) 前記の室内温度が約70〓(約21℃)であ
る、態様(16)に記載のオーブン。
(19) 前記の冷蔵温度が約40〓(約4.4℃)であ
る、態様(16)に記載のオーブン。
(20) マイクロ波空胴内で食品物体の重量測定を
行う段階、 前記の重量測定から得られた第1信号をマイ
クロプロセツサに与える段階、 前記の食品物体の初期温度によつて決定され
た第2信号を前記のマイクロプロセツサに入力
する段階、 前記の食品物体の温度を前記の初期温度から
所定の温度に又は料理状態に上昇させるための
マイクロ波エネルギー露出の時間をマイクロプ
ロセツサにおいて計算する段階、及び 前記の計算された時間に従つてマイクロプロ
セツサによりマグネトロンを制御する段階 を有する、マイクロ波オーブンによる料理方
法。
(21) 外側ハウジング、 前記のハウジング内に配置された導電性空
胴、 前記の空胴にマイクロ波エネルギーを供給す
るためのマグネトロン、 前記のハウジング内において前記の空胴の下
の室に配置され、かつ前記の空胴における穴を
通つて突出している垂直な柱を備えた重量検出
装置、 前記の空胴内に配置されかつ前記の垂直な柱
によつて支持されていて、上に乗つている食品
物体の重量が前記の重量検出装置に結合される
ようになつているさら、 前記の垂直な柱によつて支持された重量に対
応する第1信号を与えるための装置を備えてい
る前記の重量検出装置、 マイクロプロセツサ、 前記のマイクロプロセツサに結合されてお
り、かつ前記の食品物体が冷凍温度、冷蔵温
度、室内温度又は加熱温度の初期温度を有して
いるか否かに対応する第2信号を前記のマイク
ロプロセツサに入力するための操作員の選択可
能な装置を備えている制御盤、並びに 前記の第1信号及び第2信号に応答して前記
のマグネトロンを制御する前記のマイクロプロ
セツサ を有するマイクロ波オーブン。
(22) 前記のマイクロプロセツサが、前記の初期
温度を所定の温度に上昇させるためのマイクロ
波エネルギーへの露出時間を計算する、態様
(21)に記載のオーブン。
(23) 導電性空胴、 前記の空胴にマイクロ波エネルギーを供給す
るためのマグネトロン、 マイクロプロセツサ、 前記の空胴内でマイクロ波エネルギーに露出
されるべき物体の重量に対応する第1信号を前
記のマイクロプロセツサに与えるための装置、 マイクロ波オーブンによつて行われるべき加
熱作用であつて前記の物体の温度をほぼ冷蔵温
度からほぼ室内温度に上昇させる加熱作用に対
応する第2信号を前記のマイクロプロセツサに
与えるための装置、並びに 前記の第1信号及び前記の第2信号に応答し
て前記の加熱作用を行うためのマイクロ波エネ
ルギーへの前記の物体の露出の持続時間を決定
しかつこの持続時間に従つて前記のマグネトロ
ンを制御する前記のマイクロプロセツサ を有するマイクロ波オーブン。
(24) 第1信号を与えるための前記の装置には前
記の空胴に結合されたはかりがある、態様
(23)に記載のオーブン。
(25) 前記の第2信号を与えるための前記の装置
には操作員の操作可能な制御盤がある、態様
(23)に記載のオーブン。
(26) 前記の冷蔵温度が約40〓(約4.4℃)であ
る、態様(23)に記載のオーブン。
(27) 前記の室内温度が約65〓(約18℃)であ
る、態様(23)に記載のオーブン。
(28) 導電性空胴、 前記の空胴にマイクロ波エネルギーを供給す
るためのマグネトロン、 マイクロプロセツサ、 前記の空胴内でマイクロ波エネルギーに露出
されるべき物体の重量に対応する第1信号を前
記のマイクロプロセツサに与えるための装置、 マイクロ波オーブンによつて行われるべき加
熱作用であつて前記の物体の温度をほぼ室内温
度から所定の加熱温度に上昇させる加熱作用に
対応する第2信号を前記のマイクロプロセツサ
に与えるための装置、並びに 前記の第1信号及び第2信号に応答して前記
の加熱作用を行うためのマイクロ波エネルギー
への前記の物体の露出の持続時間を決定しかつ
この持続時間に従つて前記のマグネトロンを制
御する前記のマイクロプロセツサ を有するマイクロ波オーブン。
(29) 前記の第1信号を与えるための前記の装置
には前記の空胴に結合されたはかりがある、態
様(28)に記載のオーブン。
(30) 第2信号を与えるための前記の装置には操
作員の操作可能な制御盤がある、態様(28)に
記載のオーブン。
(31) 前記の室内温度が約65〓(約18℃)であ
る、態様(28)に記載のオーブン。
(32) 前記の所定の加熱温度が約160〓(約71℃)
である、態様(28)に記載のオーブン。
(33) 導電性空胴、 前記の空胴にマイクロ波エネルギーを供給す
るためのマグネトロン、 前記の空胴内に配置された物体の重量を検出
するための重量検出装置、 マイクロプロセツサ、及び 食品物体が配置されるべき前記の空胴内のさ
らの重量に対応する入力を前記の重量検出装置
から前記のマイクロプロセツサに与えるための
操作員の操作可能な制御器を備えた制御盤 を有するマイクロ波オーブン。
(34) 導電性空胴、 前記の空胴にマイクロ波エネルギーを供給す
るためのマグネトロン、 マイクロプロセツサ、 前記の空胴内でマイクロ波エネルギーに露出
される物体の重量に対応する第1信号を前記の
マイクロプロセツサに与えるための装置、 マイクロ波オーブンによつて行われるべき加
熱作用であつて約160〓(約71℃)の初期温度
をもつた前記の物体を料理するべき加熱作用に
対応する第2信号を前記のマイクロプロセツサ
に与えるための装置、並びに 前記の第1信号及び第2信号に応答して前記
の加熱作用を行うためのマイクロ波エネルギー
への前記の物体の露出の持続時間を決定しかつ
この持続時間に従つて前記のマグネトロンを制
御する前記のマイクロプロセツサ を有するマイクロ波オーブン。
(35) 第1信号を与えるための前記の装置には前
記の空胴に結合されたはかりがある、態様
(34)に記載のオーブン。
(36) 第2信号を与えるための前記の装置には操
作員の操作可能な制御盤がある、態様(34)に
記載のオーブン。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を有利に利用したマイクロ波
オーブンの一部分切除された正面図である。第2
図は第1図のマイクロ波オーブンの2−2線によ
る側面図である。第3図は第1図のマイクロ波オ
ーブンの3−3線による上面図である。第4図は
第1図、第2図及び第3図の追従部材、光源及び
光検出装置の別の構成例を示す。第5図はこの発
明を具体化したマイクロ波オーブン装置の構成図
である。第6図は第1図のマイクロ波オーブンの
制御盤の拡大図である。第7図はこの発明を具体
化したマイクロ波オーブンのプログラミングのソ
フトウエア流れ図である。第8図は第7図の流れ
図を利用したマイクロ波オーブンの状態図であ
る。第9図は第7図のソフトウエア流れ図に関連
して使用された割込み図である。第10図は第5
図に使用されたマイクロプロセツサ及び関連のハ
ードウエアの別の構成例である。第11図は底部
給電式オーブン内に構成されたはかりの側面図で
ある。第12図は第11図の底部給電式オーブン
の12−12線による上面図である。 これらの図面において、10は加熱空胴、12
は食品物体、14はマグネトロン、16は回転式
一次放射器、18は空胴床、20ははかり、22
は垂直支持ピン、24はピン穴、26はさら、2
8は室、30は制御盤、32はマイクロプロセツ
サ、36はレバーアーム、43はV形横棒、44
は追従部材を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導電性空胴と、 マイクロ波エネルギを前記空胴に供給するマグ
    ネトロンと、 前記空胴に結合され該空胴内に置かれる食品の
    初期重量に対応する信号を供給する重量検知手段
    と、 前記食品の初期温度をほぼ示すものとして夫々
    冷凍温度、冷蔵温度、及び室内温度を入力する手
    段を含む操作者制御選択手段と、 前記食品の温度を冷凍温度から冷蔵温度に上げ
    る第1時間、前記食品の温度を冷蔵温度から室内
    温度に上げる第2時間、及び前記食品の温度を室
    内温度からある高温に上げる第3時間を、それぞ
    れ前記初期重量に対応する信号に基づいて計算す
    る手段と、 前記操作者制御選択手段に応答し前記第1時
    間、第2時間、及び第3時間の選択に従つて前記
    マグネトロンを制御する手段と、 から構成されるマイクロ波オーブン。
JP14605181A 1980-09-24 1981-09-16 Weight type cooling microwave oven Granted JPS5784589A (en)

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