JPH08153580A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH08153580A
JPH08153580A JP29539494A JP29539494A JPH08153580A JP H08153580 A JPH08153580 A JP H08153580A JP 29539494 A JP29539494 A JP 29539494A JP 29539494 A JP29539494 A JP 29539494A JP H08153580 A JPH08153580 A JP H08153580A
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JP
Japan
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rotary
weight
tray
microwave oven
pedestal
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JP29539494A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Omori
義治 大森
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】本電子レンジでは、加熱室2内に、金属の網状
部分を持つ回転受け台4が、シャフト6を介して、回動
駆動される。回転受け台4上には、食品を載せた受け皿
5が載置される。回転受け台4の周縁部には、上下方向
に移動可能な回転ローラー4cが複数個設けられる。回
転ローラー4cが、加熱室2の底面に設けた座押し3の
高位部3aに断続的に接すると、その都度、回転ローラ
ー4cは、回転受け台4から受け皿5を持ち上げ、回転
受け台4に対して、受け皿5を回転する。 【効果】受け皿5が上下移動し、回転することにより、
金属の網状部分による加熱むらが生じ難い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジの改良に関
する。特に、食品の重量を検知する重量検知機能及びト
ースト機能を備えた電子レンジの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記の電子レンジには、食品等を収容し
て加熱する加熱室内に、上面に金属の網状部分を備えた
回転受け台が設けられている。トースト加熱時には、食
品は、回転受け台上に直接載置されていた。また、通常
の調理時には、受け皿が回転受け台上に載せられ、さら
にその上に食品等が載置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加熱時
には、回転受け台の金属の網状部分により、その近傍の
電磁界分布にむらが生じる。それに応じて、通常の調理
時に用いる、回転受け台上の受け皿には、加熱むらが生
じていた。そこで、本発明の目的は、上記の不具合を解
消し、重量検知機能及びトースト機能を維持しつつ、加
熱むらを少なくできる電子レンジを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る電子レンジは、食品等を内部に収納
して加熱する加熱室と、加熱室にマイクロ波を供給する
マイクロ波発振部と、加熱室の底面中央に設けられ、加
熱室外に配置された駆動手段により回転されるシャフト
と、シャフトに連結されて回転され、金属製で多数の穴
を有する回転受け台と、回転受け台に着脱可能に載せら
れる、食品等を載置する受け皿を備えた電子レンジにお
いて、回転受け台が、予め定める角度位置になったとき
に、回転受け台に対して、受け皿を持ち上げる昇降手段
を備えることを特徴とするものである。
【0005】また、請求項2に係る電子レンジは、請求
項1記載の電子レンジにおいて、昇降手段は、持ち上げ
た受け皿を、回転受け台に対して相対的に回転させるこ
とを特徴とするものである。また、請求項3に係る電子
レンジは、請求項1又は2に記載の電子レンジにおい
て、昇降手段は、複数個の回転可能な回転ローラーと、
座押しを含み、各回転ローラーは、回転受け台に、上下
方向に移動可能に備えられ、受け皿に接触し回転受け台
から受け皿を持ち上げて移動する上方の位置では、受け
皿を回転受け台に対して相対回転させることを特徴と
し、座押しには、回転受け台の回転による回転ローラー
の移動軌跡の直下の加熱室の内底面に、互いの間に高低
差のある高位部と低位部が、回転受け台の角度位置に対
し断続的に設けられ、高位部は、全ての回転ローラーを
同時に上方に移動させることを特徴とするものである。
【0006】また、請求項4に係る電子レンジは、請求
項1乃至3の何れかに記載の電子レンジにおいて、食品
等の重量を回転受け台にかかる重量と共にシャフトを介
して測定する重量測定部と、重量測定部で測定した回転
受け台にかかる重量の、回転受け台の回転に応じた周期
的重量変化を検出する周期的変化検出手段と、周期的変
化検出手段の結果に基づき、食品等の重量を判定する重
量判定手段を備えることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記請求項1に係る発明の構成によれば、昇降
手段によって、受け皿を、回転受け台に対して、持ち上
げることができ、受け皿は、上下方向に移動する。一
方、加熱室内の電磁界分布は、加熱室底面からの高さに
よって異なるので、受け皿の上下方向の移動に伴い、受
け皿上の食品は、様々な電磁界分布に置かれることにな
り、偏って加熱されることが無く、加熱むらが生じ難く
なる。
【0008】上記請求項2に係る発明の構成によれば、
請求項1に記載の作用に加えて、次の作用を奏する。す
なわち、昇降手段によって、受け皿を、回転受け台に対
して、相対的に回転させることができるので、受け皿
は、回転受け台の金属板の穴によるむらのある電磁界分
布の中を、移動することになる。このとき、受け皿の電
磁界分布は変化することになるので、加熱むらがより生
じ難くなる。
【0009】上記請求項3に係る発明の構成によれば、
請求項1又は2に記載の作用に加えて、回転受け台の回
転に伴い、回転ローラーは、座押しの高位部に接触する
ことによって、上方に移動し、回転受け台から受け皿を
持ち上げることができるので、受け皿は、上下方向に移
動するとともに、回転ローラーから回転力を受け、回転
受け台に対して、相対回転する。このとき、上記のよう
にして、受け皿上の食品は、様々な電磁界分布に置かれ
ることになり、偏って加熱されることが無く、加熱むら
が改善される。
【0010】また、複数の回転ローラー全てが同時に移
動するので、安定して受け皿を載置できる。上記請求項
4に係る発明の構成によれば、請求項1乃至3の何れか
に記載の作用に加えて、受け皿上の食品等の重量は、昇
降手段が受け皿を回転受け台に対して持ち上げていない
ときに、シャフトを介して重量測定部に伝達される。よ
って、回転受け台にかかる重量の検出出力は、回転受け
台の回転に対して周期的に変動する。この回転に応じた
周期的重量変化を、周期的変化検出手段により検出し、
食品等の重量が、シャフトを介して重量測定部に伝達さ
れるときに、食品等の重量を判定すれば、食品等の重量
を正確に判定できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。まず、この電子レンジの概略構成
について説明する。図1は本発明の一実施例に係る電子
レンジの概略構成を示す分解組立図である。図1におい
て、参照符号1は、この電子レンジの箱状の筐体であ
り、筐体1の内部には、食品等を加熱するための箱状の
加熱室2が設けられ、加熱室2以外の部分である機器室
と区画されている。上記の筐体1の前面1aには、開閉
自在の扉1bが設けられており、扉1bを開成すること
により、食品等を加熱室2内に収納できる。
【0012】加熱室2の底面2aの中央部には、シャフ
ト6が、その長手方向を上下にして、回動可能に設けら
れている。シャフト6の上端6aは、加熱室2内に突出
しており、そこには、回転受け台4が取り付けられてい
る。回転受け台4の上には、受け皿5が、着脱可能に載
置され、回転受け台4の周囲には、回転ローラー4cが
3箇所に設けられている。回転ローラー4cの直下方の
加熱室2の底面2aには、座押し3が、シャフト6を中
心とした環状凸部に形成されている。座押し3は、底面
2aからの高さの高い高位部3aと、高さの低い低位部
3bを備えている。
【0013】次に、図2を参照して説明する。図2は、
回転ローラー4cが座押し3の低位部3b上にあるとき
の使用時における、上記電子レンジの要部断面図であ
る。上記機器室において、シャフト6を回動させる駆動
手段であるモーター部7及び、重量測定部8が設けら
れ、シャフト6にそれぞれ接続されるとともに、筐体1
にそれぞれ固定されている。重量測定部8は、内蔵した
重量測定センサ(図示せず)、例えば圧力センサや歪み
センサにより、シャフト6に掛かる重量を測定する。す
なわち、シャフト6、回転受け台4及び受け皿5の重量
とともに、食品等の重量を測定する。また、機器室に
は、加熱室2内の食品を加熱するためのマイクロ波を発
振するマグネトロン9(図5参照)及び制御回路部10
(図5参照)が備えられている。
【0014】次に、上記の各部分について、図2及び図
3を、また必要に応じて図4を参照して詳細に説明す
る。図3は、回転ローラー4cが座押し3の高位部3a
上にあるときの上記電子レンジの要部断面図である。図
4は、図3における回転ローラー支持部4b及び回転ロ
ーラー4cの一部断面側面図である。
【0015】回転受け台4は、円板部4d、円板部4d
の中央に設けられたボス部4a、円板部4dの周縁部の
3箇所に等配に設けられた回転ローラー支持部4bを備
えている。上記回転ローラー4cの支軸4jは、その軸
線を、円板部4dの径方向に沿わせており、支軸4j
は、回転ローラー支持部4bに設けられた上下に長い長
穴4hで支持されることによって、上下に変位自在であ
る(図4参照)。
【0016】上記円板部4dは、板金材に多数の穴が開
口されることによって、網形状に形成されている。上記
ボス部4aは、下方に向けて開口した、シャフト6と嵌
合する止まり孔部4eを有している。止まり孔部4eの
上面に、シャフト6の上端6aが、当接することによ
り、回転受け台4は、シャフト6の軸方向に位置決めさ
れ、シャフト6と一体となって回転する。
【0017】上記受け皿5は、硝子等のマイクロ波透過
物質で円板状に形成されている。食品や食器を載置でき
るように、受け皿5の上面は、周縁部が盛り上がり、中
央部が平坦に形成されている。また、受け皿5の下面の
周縁部には、全周に連続した環状に、突起部5aが形成
されている。上記突起部5aの内径部分が、円板部4d
の外径部に嵌まり込み、受け皿5は、回転受け台4上
に、互いの中心が略一致するように位置決めされる。ま
た、突起部5aは、受け皿5が回転受け台4に載置され
たときに、突起部5a及び回転ローラー4cの、少なく
とも一部同士が、平面視で重なり合うように設定されて
いる。また、突起部5aの下面部5cは、平坦に且つ、
受け皿5の上面の中央部と平行に形成されている。
【0018】上記座押し3の高位部3aと低位部3b
は、交互に、等配に、回転ローラー4cの数と等しく3
箇所に配置され、高位部3aと低位部3bの間は、傾斜
面3cで接続されている。また、各高位部3aの底面2
aからの高さは、それぞれ等しく、各低位部3bは、底
面2aと略等しい高さである。また、高位部3aと低位
部3bの弧長さは、それぞれ等しい。なお、隣接する高
位部3aと低位部3bの弧長さは、異なっていてもよ
い。
【0019】次に、上記の電子レンジの動作について説
明する。回転受け台4の回転にともない、回転ローラー
4cは、座押し3に沿ってその上方を移動する。まず、
図2に示すように、回転ローラー4cが座押し3の低位
部3b上の位置に来たときには、支軸4jは、回転ロー
ラー支持部4bの長穴4hの下端部に接し、回転ローラ
ー4cは座押し3の低位部3bに接触していない。ま
た、回転ローラー4cは、受け皿5の突起部5aの下面
部5cとも接触せず、受け皿5は、円板部4dの上面に
当接して、載置されており、回転受け台4とともに回転
する。
【0020】回転受け台4が回転すると、回転ローラー
4cは、座押し3の傾斜面3c上を転がりながら、上方
に移動する。そして、図3に示すように、回転ローラー
4cは座押し3の高位部3aに達する。このときには、
支軸4jは、回転ローラー支持部4bの長穴4hの上部
に位置し、回転ローラー4cは、受け皿5の下面部5c
と接触し、受け皿5を回転受け台4から持ち上げてい
る。なお、回転ローラー4cの上面は、円板部4dの上
面より下方となるように設定されている。回転受け台4
の回転に伴い、各回転ローラー4cの回転は、受け皿5
の周縁部との接触により、シャフト6の軸線を回転軸線
として、回転受け台4の2倍の回転速度で、受け皿5を
回転させる。
【0021】このようにして、回転受け台4の1回転に
つき、上記の過程を、例えば3サイクル繰り返す。受け
皿5は、回転受け台4に対して、上下及び回転方向に相
対的に移動することができるので、作用の項で既に説明
したように、加熱むらが生じ難い。また、受け皿5の回
転角度は、回転受け台4よりも多くなるので、回転のみ
による加熱むらの除去効果は、従来の回転受け台4と共
に回転していたのに比べて大きい。
【0022】また、高位部3aと低位部3bの接続部
は、傾斜面3cであることによって、回転ローラー4c
は、受け皿5に徐々に力を及ぼすので、また、突起部5
aの下面部5cは、平坦に且つ、受け皿5の上面の中央
部と平行に形成されているので、また、複数の回転ロー
ラー4c全てが同時に移動するので、受け皿5の上面に
載置した食品等を安定して水平に保持でき、載置された
食品が零れたりする虞がない。
【0023】突起部5aの内径側面部5bが、回転受け
台4の円板部4dの外径部に嵌まり込むことによって、
受け皿5の回転の案内部となっているので、受け皿5の
回転に伴い、その中心の位置が大きくずれ、受け皿5が
回転受け台4から脱落する虞がない。また、座押し3
は、プレス等で形成できるので、構造が簡単である。
【0024】また、受け皿5に載置された食品の重量
は、受け皿5が、回転受け台4に載置されている状態で
は、シャフト6を介して、重量測定部8に伝達される。
しかし、受け皿5が、回転ローラー4cによって回転受
け台4から持ち上げられた状態では、食品の重量は、重
量測定部8に伝達されない。よって、回転受け台4の回
転に伴い、重量測定センサ51からの出力は、周期的な
変動が生ずる。
【0025】なお、トースト加熱時において、受け皿5
を、回転受け台4から取り外して、使用しない場合に
は、食品は、回転受け台4から離れず、重量測定センサ
51の出力は略一定である。また、回転ローラー4cの
上面は、回転受け台4の円板部4dの上面から突出する
ことはなく、回転ローラー4cが食品等に接触しないの
で、加熱性能を妨げることもない。
【0026】次に、上記の電子レンジの制御について説
明する。まず、制御回路部10の電気的な構成を説明す
る。図5は本発明の電子レンジの電気的な構成の概要を
示すブロック図である。制御回路部10には、制御中枢
としてのマイクロコンピュータが備えられ、ROM、R
AM等に記憶されたシーケンスデータに基づいて、制御
が実行される。そして、制御回路部10には、重量測定
センサ51等の検出出力が与えられる。また、マグネト
ロン9及びモーター部7は、駆動回路(図示せず)を介
して駆動される。
【0027】次いで、上記の電子レンジの運転につい
て、図6を参照しながら説明する。図6は、制御回路部
10の制御内容を表わすフローチャートである。予め、
食品の調理内容に合わせて、受け皿5の使用,不使用が
選択され、加熱室2内に食品等が収納される。そして、
キー入力等により、食品の調理メニューが選択され、調
理条件等が設定される。そして、調理が開始される(ス
テップS1)。
【0028】まず、食品重量検知処理が行われる(ステ
ップS2)。ここでは、まず、モーター部7が駆動さ
れ、回転受け台4が回転を始める(ステップS21)。
回転状態で、回転受け台4に掛かる重量が、重量測定機
構8によって測定され、その測定値がマイクロコンピュ
ータに取り込まれる(ステップS22)。そして、ステ
ップS23では、上記の測定値に、周期的な変化の有無
が判別される。このような変化が検出されれば、受け皿
5を使用していることが判別できる。この場合は、上記
の測定値の内、食品の重量を含んだ測定値のみを抽出
し、食品の重量を判定する(ステップS24)。具体的
には、上記の測定値の、周期的な変化の内で、より重い
重量に対応する測定値に、食品の重量が対応しているの
で、この重量から食品の重量を決定する。なお、ステッ
プS23で、周期的な変化の有無が判別されなければ、
変化を測定するのに必要な時間が経過するまでは、ステ
ップS22を続けるが、それ以後は、受け皿5を使用し
ていないと判断し、別の処理を行うようにしてもよい。
【0029】次いで、ステップS3で、ステップS1で
選択された調理メニューが、受け皿5の高さ設定を必要
としなければ、設定条件に従って、マイクロ波加熱を行
い(ステップS4)、加熱が終了すれば、運転は終了す
る。また、ステップS3で、調理メニューが、受け皿5
の高さ設定を必要とする場合は、受け皿高さ設定処理が
行われる(ステップS5)。ここでは、回転状態で、回
転受け台4に掛かる重量が、重量測定機構8によって測
定され、その測定値がマイクロコンピュータに取り込ま
れる(ステップS51)。そして、上記の測定値の周期
的な変化から、受け皿5の高さを判別する。具体的に
は、重い重量に対応する測定値の場合には、受け皿5は
回転受け台4上にあり、低い位置にある。逆に、軽い重
量に対応する測定値の場合には、受け皿5は回転ローラ
ー4cにより持ち上げられており、高い位置にある(ス
テップS52)。よって、調理メニューに応じて、受け
皿5の高い位置または低い位置に対応した測定値が得ら
れたときに、モーター部7が停止され、回転受け台4が
回転を止める(ステップS53)。
【0030】例えば、解凍調理等においては、受け皿5
を、回転受け台4の金属面より、離して加熱した方が良
い結果が得られる。そのために、重量測定センサ51の
出力信号の変化より、受け皿5を回転受け台4の金属面
より離した状態で、換言すれば、受け皿5を高い位置で
保持できるように、上記の制御が行われる。こうして、
受け皿5の高さが設定された状態で、マイクロ波加熱が
行われる(ステップS6)。そして,シーケンスデータ
に従って(ステップS7)、適宜、回転受け台4が回転
され(ステップS8)、再度、受け皿高さ設定処理が行
われる。そして、ステップS7で、加熱が終了すれば、
運転は終了する。
【0031】なお、上記の説明では、食品重量検知処理
を実施していたが、調理において、食品の重量を知る必
要のない場合には、必ずしも実施しなくてもよい。ま
た、調理において、食品の重量を知る必要のない場合
で、受け皿高さ設定処理が必要の場合には、ステップS
22〜24を省略してもよい。なお、本発明の実施例で
は、回転ローラー4cが座押し3の低位部3bに当たる
位置に来たときには、回転ローラー4cは、低位部3b
及び受け皿5の両方と接しなかったが、回転ローラー4
cは低位部3b又は受け皿5の何れか一方と接していて
も構わない。
【0032】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、受け皿
は、上下方向に移動することによって、受け皿上の食品
は、加熱室底面からの高さによって異なる様々な電磁界
分布に置かれるので、偏って加熱されることが無く、加
熱むらが生じ難くなる。請求項2に係る発明によれば、
請求項1に記載の効果に加えて、次の効果を奏する。す
なわち、受け皿が、回転受け台に対して、相対的に回転
することによって、受け皿の電磁界分布は変化するの
で、加熱むらがより生じ難くなる。
【0034】請求項3に係る発明によれば、請求項1又
は2に記載の効果に加えて、次の効果を奏する。すなわ
ち、回転受け台の回転とともに、座押しに接触すること
による回転ローラーの上方への移動は、受け皿を回転受
け台から持ち上げるとともに、回転受け台に対して相対
回転させる。よって、受け皿上の食品は、異なる電磁界
分布に置かれ、偏って加熱されることが無い。また、安
定して受け皿を載置できる。また、座押しは、プレス等
で形成できるので、構造が簡単である。
【0035】請求項4に係る発明によれば、請求項1乃
至3の何れかに記載の効果に加えて、食品等の重量が、
シャフトを介して重量測定部に伝達されるときに、食品
等の重量を判定するので、食品等の重量を正確に判定で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子レンジの概略構成
を示す分解組立図である。
【図2】回転ローラーが座押しの低位部上にあるときの
使用時における、上記電子レンジの要部断面図である。
【図3】回転ローラーが座押しの高位部上にあるときの
使用時における、上記電子レンジの要部断面図である。
【図4】図3の回転ローラー支持部及び回転ローラーの
側面図である。
【図5】上記電子レンジの電気的な構成の概要を示すブ
ロック図である。
【図6】上記電子レンジにおける、制御回路部の制御内
容を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
1 筐体 2 加熱室 3 座押し 3a 高位部 3b 低位部 4 回転受け台 4c 回転ローラー 5 受け皿 6 シャフト 7 モーター部(駆動手段) 8 重量測定部 9 マグネトロン(マイクロ波発振部) 10 制御回路部 ステップS23 周期的変化検出手
段 ステップS24 重量判定手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品等を内部に収納して加熱する加熱室
    と、 加熱室にマイクロ波を供給するマイクロ波発振部と、 加熱室の底面中央に設けられ、加熱室外に配置された駆
    動手段により回転されるシャフトと、 前記シャフトに連結されて回転され、金属製で多数の穴
    を有する回転受け台と、 回転受け台に着脱可能に載せられる、食品等を載置する
    受け皿を備えた電子レンジにおいて、 前記回転受け台が、予め定める角度位置になったとき
    に、回転受け台に対して、受け皿を持ち上げる昇降手段
    を備えることを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子レンジにおいて、 前記昇降手段は、持ち上げた受け皿を、前記回転受け台
    に対して相対的に回転させることを特徴とする電子レン
    ジ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の電子レンジにおい
    て、 前記昇降手段は、複数個の回転可能な回転ローラーと、
    座押しを含み、 前記各回転ローラーは、前記回転受け台に、上下方向に
    移動可能に備えられ、受け皿に接触し回転受け台から受
    け皿を持ち上げて移動する上方の位置では、受け皿を回
    転受け台に対して相対回転させることを特徴とし、 前記座押しには、回転受け台の回転による回転ローラー
    の移動軌跡の直下の加熱室の内底面に、互いの間に高低
    差のある高位部と低位部が、回転受け台の角度位置に対
    し断続的に設けられ、高位部は、全ての回転ローラーを
    同時に上方に移動させることを特徴とする電子レンジ。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載の電子レン
    ジにおいて、 食品等の重量を回転受け台にかかる重量と共に前記シャ
    フトを介して測定する重量測定部と、 重量測定部で測定した回転受け台にかかる重量の、回転
    受け台の回転に応じた周期的重量変化を検出する周期的
    変化検出手段と、 前記周期的変化検出手段の結果に基づき、食品等の重量
    を判定する重量判定手段を備えることを特徴とする電子
    レンジ。
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