JP2004290178A - 食材供給装置 - Google Patents

食材供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004290178A
JP2004290178A JP2003433942A JP2003433942A JP2004290178A JP 2004290178 A JP2004290178 A JP 2004290178A JP 2003433942 A JP2003433942 A JP 2003433942A JP 2003433942 A JP2003433942 A JP 2003433942A JP 2004290178 A JP2004290178 A JP 2004290178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
rice
opening
supply
closing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003433942A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Aoki
稔 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
Original Assignee
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seiki Co Ltd, Fuji Seiki KK filed Critical Fuji Seiki Co Ltd
Priority to JP2003433942A priority Critical patent/JP2004290178A/ja
Publication of JP2004290178A publication Critical patent/JP2004290178A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

【課題】 各種盛り付け量に対応して一定重量の食材(飯)を盛り付け得る食材供給装置を得ること。
【解決手段】 内部に食材供給通路(9”)を有し該通路を開閉し得る上シャッター(10,10’)を備えた上シャッター保持筒(9)と、内部に食材供給通路(24’)を有し該通路を開閉し得る下シャッター(25,25’)を備えた下シャッター保持部(24)を設け、上下シャッターを共に閉鎖することにより両シャッター間に計量室(P)を形成し、上記下シャッターを開くことにより計量室(P)内の食材を下方に供給し得るように構成し、かつ上記上シャッター保持筒(9)を上下方向に昇降可能とすることにより計量室(P)の容積を増減し得るように構成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば丼等に飯等の食材を盛り付ける食材供給装置に関するものである。
従来、丼等に飯を自動的に盛り付ける装置が存在する。このような装置は、飯供給部の下部に所定間隔を以って2枚の開閉シャッターを設け、これらシャッター間に一定量の飯を充填した後下方シャッターを開放し、当該一定量の飯をシャッター下方に載置された容器に落下供給するというものである(特許文献1、2参照)。
特開平7−155122号公報 特開2000−139377号公報
ところで、特許文献1、2のような装置では、上記一対のシャッターにより形成される容積が一定であるため、常時一定量の飯しか供給できず、例えば大盛り等の食材の供給量の変更に対応できないという問題がある。
また、ホッパーからシャッター間に供給される飯は、飯の供給間隔等によりその密度が変化するため、シャッター間の容積が常時一定では、飯の密度変化により供給される飯の重量が変化してしまい、一定重量の飯の供給が困難であるとの問題もある。
また、このような従来装置は工場等で短時間に集中生産を行う目的には適しているが、外食産業等の店舗において来客に応じて飯の盛り付けを行う場合等は、飯の供給間隔等に基づく密度変化に対応し得ず、使用できないものであった。
本発明は、かかる従来装置の問題点に鑑みて為されたものであり、飯等の食材の供給量を変更することができ、飯等の食材の容器等への供給間隔が一定しない状況等においても、常時略一定重量の飯を容器等に供給することのできる食材供給装置を提供することを目的とする。
また、外食産業等の店舗等において来客に応じて、或いは客の注文に応じて飯の盛り付けを行う場合においても保温や重量変動等の問題を解決した食材の供給装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、
第1に、機枠上部から供給される食材を機枠下部に設けられた開閉部材により分割して食材出口方向に供給し得る食材供給装置において、上記機枠上部に食材保温容器を設け該容器から保温された食材を下方に供給し得るように構成し、該食材保温容器の下方に該容器から供給される食材を解す第1の解し部材を設け、上記第1の解し部材の次段に該解し部材により解された食材を計量し得る食材計量機構を設け、かつ上記食材計量機構の次段に該計量機構により計量された食材を解して上記食材出口方向に供給し得る第2の解し部材を設け、上記食材計量機構は、制御部からの量目変更指令に対応して上記分割される食材の必要量を増減変更し得るものであることを特徴とする食材供給装置により構成されるものである。
上記食材計量機構は、例えば上シャッター保持筒(9)及び下シャッター保持部(24)の上下シャッター(10,10’)(25,25’)間に形成される変量室(P)及び何れかの開閉部材を上下方向に昇降駆動する駆動モータ(20)等により構成することができる。上記制御部は、例えばマイコン(50)により構成し、大盛りから普通盛りへのスイッチ切換に基づいて上記食材計量機構に対して量目変更指令を送出し、これにより例えば上記食材軽量機構における上シャッター保持筒(9)を昇降させることにより上記変量室(P)の容積を変更し、分割される食材の必要量を増減変更することができるものである。上記食材は例えば飯であるが、これに限らずその他各種の食材が含まれる。このように構成すると、量目変更指令に対応して食材計量機構において分割される食材の必要量を増減変更が可能であるため、例えば店舗等において大盛り、普通盛り、小盛り等の量目の頻繁な変更や食材の密度変化等に対応し得る食材供給装置を提供することが可能となる。また、例えば食材として飯を使用した場合は、解し部材により解されたふっくらとした暖かい飯を例えば丼一杯毎に計量供給することができるものである。
第2に、上記食材計量機構は、上記開閉部材と該開閉部材の上部に設けられた他の開閉部材と、これら上下の開閉部材を開閉駆動して食材を分割する開閉部材駆動手段と、上記上下の開閉部材間に形成される食材計量室と、上記何れかの開閉部材を一方の開閉部材に対して昇降させることにより上記食材計量室の容積を変更する開閉部材昇降機構と、上記量目変更指令に基づいて上記昇降機構を駆動して上記何れかの開閉部材を上下方向に昇降駆動し得る駆動手段と、により構成されるものであることを特徴とする上記第1記載の食材供給装置により構成されるものである。
上記開閉部材駆動手段は、例えばシャッターを駆動するための上部水平駆動アーム(33,33’)、下部水平駆動アーム(34,34’)、これらを回動させるカム溝を有する円板(35,36等)及び該円板を駆動する駆動モータ(39)等により構成することができる。上記開閉部材昇降機構は、例えば上シャッター保持筒(9)を保持する保持板(13)、該保持板(13)を昇降させるボール螺子(17)及び該螺子(17)を回転駆動する駆動モータ(20)等により構成し、上記上シャッター保持筒(9)を昇降させることにより、例えば上シャッター(10,10’)を昇降させるように構成することができる。上記駆動手段は例えばマイコン(50)からの指令に基づいて上記ボール螺子等を所定量回転駆動して上記上シャッター保持筒(9)を昇降させる駆動モータ(20)等により構成することができる。
第3に、上記食材保温容器の内壁を鉛直壁又は略鉛直な壁により形成し、該容器の下面にスライド開閉可能な底板を設け、かつ当該保温容器を上記機枠に対して着脱自在としたものであることを特徴とする上記第1又は2記載の食材供給装置により構成されるものである。
このように飯保温容器(2)を使用することにより、暖かい飯を供給することができ、また保温容器(2)の内壁が鉛直壁(2d)又は略鉛直な壁により形成されているので飯詰まり等を防止することができる。
第4に、上記駆動手段は選択された食材供給量に応じて上記昇降可能な開閉部材の昇降停止位置を変更するものであることを特徴とする上記第1〜3の何れかに記載の食材供給装置により構成されるものである。
上記昇降可能な開閉部材(例えば上開閉部材)の昇降停止位置は、例えば大盛りに対応する停止位置(M3)、普通盛りに対応する停止位置(M2)、小盛りに対応する停止位置(M1)等に設定することができ、このように昇降停止位置を変更することにより選択された食材供給量に応じて食材計量室の容積を増減することができる。
第5に、上記開閉部材駆動手段は、食材供給量の選択スイッチが操作される毎に上記下開閉部材を開いて所定量の食材を供給するものであることを特徴とする上記第1〜4の何れかに記載の食材供給装置により構成されるものである。
上記選択スイッチは、例えば大盛りスイッチ(W1)、普通盛りスイッチ(W2)等の盛り付けスイッチにより構成することができる。このように構成すると、選択スイッチをオンする毎に例えば1杯分の食材を容器等に供給することが可能となり、外食産業の店舗等で使用し得る食材供給装置を実現することができる。
第6に、上記食材出口側の開閉部材の開閉動作に基づく食材供給動作の時間間隔を計測する計時手段を設け、上記制御部は、上記計時手段の計時動作に基づいて上記時間間隔が短い場合は上記昇降可能な開閉部材の昇降停止位置を基準位置に対して上方又は下方に移動して上記食材計量室の容積を少許増加させ、上記時間間隔が長い場合は上記開閉部材の昇降停止位置を基準位置に対して下方又は上方に移動して上記食材計量室の容積を少許減少させるものであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の食材供給装置により構成されるものである。
上記計時手段は例えばタイマー(T)により構成することができる。上記制御部は例えばマイコン(50)の微調整手段(50c)により構成することができる。基準位置とは、例えば上シャッター(10,10’)の通常の停止位置(M1乃至M3)をいう。このように構成すると、上記食材供給動作の時間間隔が短い場合は食材供給通路内の例えば飯の密度が低下するため上記食材計量室の容積を増加させ、上記時間間隔が長い場合は食材供給通路内の上記飯の密度が上昇するため上記食材計量室の容積を減少させ、これにより食材供給動作の時間間隔に拘わらず、食材計量室より略一定重量の飯を計量供給することが可能となる。
第7に、上記駆動手段による上記昇降可能な開閉部材の昇降方向の検出機構を設けると共に上記制御部にて当該昇降方向を検出可能に構成し、上記制御部は、選択された食材供給量に応じて上記昇降可能な開閉部材を昇降させる際、上記開閉部材が上記食材供給室の容積を増加する方向へ移動する際は、上記開閉部材の停止位置を基準位置に対して上方又は下方に移動して上記食材計量室の容積を少許増加させ、上記開閉部材が上記食材供給室の容積を減少する方向へ移動する際は、上記開閉部材の停止位置を基準位置に対して下方又は上方に移動して上記食材計量室の容積を少許減少させるものであることを特徴とする上記第1〜6の何れかに記載の食材供給装置により構成されるものである。
上記制御部は例えばマイコン(50)の微調整手段(50d)等により構成することができる。このように構成すると、選択された食材供給量(例えば大盛り等の盛り付け量)に応じて、昇降可能な開閉部材(例えば上開閉部材)の上昇動作時は食材供給通路内の食材(例えば飯)の密度が減少するため上記食材計量室の容積を増加させ、上記開閉部材の下降動作時は食材供給通路内の食材(例えば飯)の密度が増加するため、上記食材計量室の容積を減少させることができ、これにより昇降可能な開閉部材の昇降動作に伴う食材供給量の変動を補正して、食材供給動作の時間間隔に拘わらず、設定された食材供給量(例えば大盛り等の盛り付け量)に対応した略一定重量の食材を計量供給することが可能となる。
第8に、上記第2の解し部材は、上記食材出口を横断する複数本の解し軸からなり、各軸には軸方向に沿って複数の食材解し供給片又は食材解し供給棒が外周方向に突設されているものであることを特徴とする上記第1〜7の何れかに記載の食材供給装置により構成されるものである。
このような構成とすることにより、例えば丼等の容器にソフトに食感の良いふっくらとした食材(例えば飯)を盛り付けることができる。
尚、本項において本発明の構成要素に対応して実施形態中の附合をカッコ書で付したがこれは対応関係を明確にするために便宜上付したものであり、本発明の構成は当該実施形態中の部材に限定されない。
以上のように、本発明によると、開閉部材を昇降させることにより食材計量室の容積を変更することができ、これにより各種の量の食材を容器等に供給することができるものである。
また、食材供給動作の時間間隔が長くなっても、常に暖かい飯を供給することができるものである。
また、操作スイッチを押す毎に所定量の食材を容器等に供給し得るものであるから、例えば外食産業の店舗等の使用に適した食材供給装置を実現し得る。
また、食材供給動作の時間間隔に応じて食材計量室の容積を増減し得るようにしたので、食材供給動作の時間間隔によらず略一定重量の食材を容器等に供給することができるものである。
また、開閉部材の昇降動作に基づく食材供給通路内の食材の密度変化に対応して食材計量室の容積を増減し得るように構成したので、食材供給量の変動にかかわらず、設定された食材供給量(例えば大盛り等の盛り付け量)に対応した略一定重量の食材を容器等に供給することができるものである。
また、例えば外食産業の店舗等の使用に好適な食材供給装置を実現し得る。
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の食材供給装置の正面図であり、1は機枠、2は該機枠1上に載置され下面に開口部2aを有する飯保温容器であり、下面スライド板3を前方に引き出すことにより、該容器2内に供給された飯を下方に落下供給可能に構成されている。また、図3に示すように当該飯保温容器2の背面の機枠1には容器検出回動スイッチS1が設けられており、上記容器2を機枠1の所定位置にセットすると該スイッチS1がオンして(図3(b))、後述のマイコン50にて保温容器2のセット状態を確認できるように構成されている。上記飯保温容器2の内壁はその四方に鉛直壁2dが形成されており(図25参照)、上記スライド板3を引き出すことにより、上記内部に収容される飯が円滑に下方に落下し得るように構成されている。また、上記飯保温容器2下面は下方に位置する飯解し枠4の上面に着脱自在に嵌合し得る嵌合部2eが形成されている。上記鉛直壁2dは図25に示す完全に鉛直な壁であっても良いが、開口部2aを狭くする方向に多少の傾斜の形成された略鉛直な壁であっても良い。尚、図1中2b、2b’は上記スライド板3のストッパー、2cは上記容器2の保温蓋である。
4は上記機枠1の上記開口部2a下方に設置された飯解し枠であり、対向配置された傾斜壁4a、4a’を有し、これら傾斜壁4a、4a’間に、両端部を上記解し枠4に軸支された複数の解し軸(第1の解し部材)5が設けられている(図6参照)。また、これらの解し軸5には複数の飯解し供給片5aが設けられている。これら解し軸5はその各一端に設けられた歯車6が相互に噛合しており、解し軸駆動モータ7が一の歯車6を駆動することで、図1中矢印方向に回転し、上記飯保温容器2から供給された飯を上記解し供給片5aで解しながら下方に供給するものである。上記解し枠4の下部には上記傾斜壁4a、4a’に連通する円筒形の飯供給通路8aを有する連結筒8が上部水平固定板1a上に固設されている。
9は上シャッター保持筒であり(図4,図12参照)、上端接続筒9aと円筒部9bから構成されており、上記上端接続筒9aがその外周を上記飯供給通路8a内周に接触した状態で、該飯供給通路8a内に上下方向に摺動可能に接続されている。この接続筒9a内には下向き傾斜面9’が形成され上記円筒部9b内には上記傾斜面9’から連続し、下端の円形フランジ9cに至る下端開放の円筒形の飯供給通路9”が形成されている。
上記円筒部9b左右側面には、板状の上シャッター10、10’を挿通する長方形状の開口11、11’が穿設されており(図13参照)、該開口11,11’直下には上シャッター10,10’を載置するシャッター案内板12,12’が上記円筒部9b下部に左右方向に延出形成されている。上記上シャッター10,10’は上記案内板12,12’上に載置された状態で、上記開口11,11’から上記飯供給通路9”内に挿通され、互いに近接方向に駆動されることにより上記飯供給通路9”を閉鎖し、互いに離間する方向に駆動されることにより上記飯供給通路9”を開口するものである。上記円筒部9bの上記シャッター案内板12,12’下方は、該筒9b外径より小径の下方向き円形フランジ9cが形成されている。この円形フランジ9cはその外周面が後述の上向き円形フランジ24b内周面に接触した状態となっており、上記上シャッター保持筒9はこの状態で上下方向に昇降し得るようになっている。
13は上記上シャッター保持筒9の保持板であり(図5、図7参照)、上記保持筒9の背面側において、板面に形成された上下方向の長孔13aを介して4つのビス14を前面側から上記機枠1背面板に固定することにより、上記長孔13aの範囲で上記機枠1に沿って上下方向に摺動可能に設けられている。上記保持板13前面には一対の支持棒15,15’が前方に向けて突設されており、これら支持棒15,15’を上記円筒部9bの左右肉厚部の挿通孔9d、9d(図8参照)内に挿通することで、上記上シャッター保持筒9が上記保持板13に保持され、該保持筒9は上記保持板13と共に上下方向に昇降可能に支持されている。
上記保持板13の後面側には雌螺子部16が固定されており(図9参照)、該雌螺子部16に下部水平固定板1b上に立設された直立ボール螺子17が螺合している。このボール螺子17は上端部に接続された傘歯車19、19’を介して正逆駆動モータ20により正逆回転駆動されるものであり、該ボール螺子17の正逆回転により上記保持板13に保持された上記上シャッター支持筒9が上下方向に摺動可能となっている。上記モータ20の駆動軸にはロータリーエンコーダ41が設けられている(図9参照)。このエンコーダ41は上記駆動モータ20の回転に基づいてパルスを送出するものであり、当該パルス数により後述のマイコン50が上記ボール螺子17の回転数及び回転方向を検出し、これにより上記上シャッター保持筒9、即ち上シャッター10,10’の上下方向の昇降停止位置(図15のM1乃至M3等)を検出し得るように構成している。尚、図4に上シャッター保持筒9(上シャッター10,10’)の昇降動作の下端位置、図5に上シャッター保持筒9(上シャッター10,10’)の昇降動作の上端位置を示す。
上記上シャッター保持筒9の飯供給通路9”上部近傍の右左側面にはポリカーボネート透明板45,45’により閉鎖されたセンサー窓9e、9e’が開口形成されており、この窓9e,9eを介して受発光素子により構成された飯センサーS2、S2’が上記機枠1に対向配置されている。この飯センサーS2は上記飯供給筒9”内の飯の供給を検出するものであり、該供給筒9”内に飯が供給され、センサーS2’(受光素子)への入力光が遮断されると、後述のマイコン50によりこれを検出し、上記解し軸5の回転を停止して飯の供給を停止し、飯の量が減少し上記センサーS2’にセンサーS2からの光が入射すると、上記解し軸5の回転を開始するものである。上記センサー窓9e、9e’は上下方向に長く形成されており、上記上シャッター保持筒9の上下昇降の上端位置及び下端位置の何れに位置しても上記センサーS2’にて入力光を検知できるように構成している(図4、図5参照)。
24は上記保持筒9の下方に固設された下シャッター保持部であり(図4、図13参照)、直方体形状をなす基部24aと該基部上面に形成された上向円形フランジ24bとから構成されており、内部には上記飯供給通路9”に連続する筒状の飯供給通路24’が上下方向に貫通形成されている。この保持部24は、上記下部水平固定板1b上に重ねて載置されたスペーサ28及びヒータ保持板29上に載置固定されており、かかる状態で上面に形成された上記上向き円形フランジ24bの内周面が上記下向円形フランジ9bの外周面に摺接し得る状態となっている。尚、かかる上下円形フランジ9b,24bによる接続部をフランジ接続部という。
この下シャッター保持部24の上記基部24a左右側面には、板状の下シャッター25、25’を挿通する長方形状の開口26、26’が穿設されている。上記下シャッター25,25’は上記開口26,26’から上記保持筒24の飯供給通路24’内に挿通され、互いに近接方向に駆動されて上記飯供給通路24’を閉鎖し、互いに離間する方向に駆動されることにより上記飯供給通路24’を開口するものである。
上述のような構成により、上記上シャッター10,10’と下シャッター25,25’を共に閉鎖することで、両シャッター10,10’,25,25’間に供給飯を計量し得る変量室Pが形成される(図4、図5参照)。この変量室Pは飯の盛り付け設定に応じて上記上シャッター保持筒9を上下方向に昇降することにより下シャッター25,25’に対して上シャッター10,10’の位置を上下方向に調整し、これにより該変量室Pの容積を増減し得るように構成している。即ち、後述の操作パネル51の小盛りスイッチW3がオンされた場合は、マイコン50は駆動モータ20を駆動して上シャッター保持筒9を昇降させ予め設定された図15(a)に示す小盛り設定位置M1にて該保持筒9を停止させる。これにより、小盛り用の最も小さい容積による変量室Pが形成される。普通盛りスイッチW2がオンされた場合は、マイコン50は駆動モータ20を駆動して上シャッター保持筒9を昇降させ予め設定された図15(b)に示す普通盛り設定位置M2にて該保持筒9を停止させる。これにより普通盛り用の容積の変量室Pが形成される。大盛りスイッチW1がオンされた場合は、マイコン50は駆動モータ20を駆動して上シャッター保持筒9を昇降させ予め設定された図15(c)に示す大盛り設定位置M3にて該保持筒9を停止させる。これにより大盛り用の最も大きな容積の変量室Pが形成される。
上述のように各盛り付けに応じて変量室Pの容積を調整し、下シャッター25,25’を開くことにより後述の下解し軸30下方に載置された丼等の容器Kに各盛り付け量に対応する重量の飯を盛り付けるものである。尚、図4に示す上記上シャッター10,10’の下端位置において上記変量室Pは最小容積となり、図5に示す上シャッター10,10’の上端位置において上記変量室Pは最大容積となる。
上記ヒータ保持板29は(図14参照)、上記飯供給通路24’に連通する円形飯供給通路29’の開口された略正方形の板状をなし、その左右側縁に沿う下面に一対の板状ヒータ27,27’が貼着されている。このヒータ27,27’の貼着部の上面には上記下シャッター保持部24の下面24cが密着しており、これにより上記ヒータ27,27’の熱を上記下面24cを介して上記基部24a、上記下シャッター25,25’及びフランジ接続部を介して上シャッター保持筒9にも伝達し、上記変量室P内の飯を保温し得るように構成している。尚、当該ヒータ27,27’の熱は上記上シャッター保持筒9の筐体を介して上記上シャッター10,10’の上部方向にも伝達され、上シャッター10,10’上部に供給される飯をも保温するものである。上記スペーサ28はその中央に上記通路29’に連通する円形飯供給通路28’が開口形成されている。尚、上記保持板29、下シャッター保持部24、上シャッター保持筒9、上下シャッター等の材質は清掃性、保温性を考慮するとポリプロピレン等の樹脂であることが好ましい。また、上記上下シャッターの厚み(上下方向幅)は、下シャッター25,25’が下方から外気に直接接するため、保温効果を考慮すると、上シャッター10,10’より下シャッター25,25’を厚く形成することが好ましい。
31は下解し枠であり(図4、図11、図14参照)、上面に形成された円形孔31aが上記飯供給通路24’に連続するように上記下部水平固定板1b下方にアングル32,32’を以って固設されている。該解し枠31内部には、前後方向に複数の解し軸(第2の解し部材)30が軸支されており、これら解し軸30には複数の飯解し供給片(食材解し供給片)30aが設けられている(図11参照)。上記下解し枠31下面には円形開口(食材出口)31bが設けられており、上記各飯供給通路9”、24’から供給された飯を解した後、該開口31bから下方の載置部N上に載置された丼等の容器K内に飯を供給するものである。上記解し軸30は各一端に設けられた歯車30bが相互に噛合しており、駆動モータ32が一の歯車30bを駆動することで図1中矢印方向に駆動されるものである。尚、図11には三角形板状の飯解し供給片30aを示したが、当該供給片30aに代えて、上記解し軸30に図26に示すような複数の棒状の解し棒30a’(食材解し供給棒)を有する軸を、上記下解し枠31に前後方向に複数本使用してもよい。
上記上シャッター10,10’各上面には、上端に抜止部23,23’が設けられた左右シャッター駆動軸10a,10a’が上向きに突設されており、これら駆動軸10a,10a’には各々後方側から水平回動アーム33,33’がその前端の凹溝33a,33a’を以って係合している(図10(a)参照)。また、上記下シャッター25,25’各上面には、左右シャッター駆動軸25a,25a’が上向きに突設されており、これら駆動軸25a,25a’には各々後方側から水平回動アーム34,34’がその前端の凹溝34a、34a’を以って係合している(図10(b)参照)。
上記各水平回動アーム33,33’及び34,34’は各々屈曲部33b,33b’、34b,34b’を以って上記水平固定板1b上に支持された一対の直立軸49,49’に水平方向に回動自在に軸支されている(図2参照)。上記上部水平回動アーム33,33’の他端には各々下向きピン33c,33c’が設けられており、各ピン33c,33c’は各々上部円板35,35’のカム溝35a,35a’内に係合している。上記下部水平駆動アーム34,34’の他端には各々下向きピン34c,34c’が設けられており、各ピン34c,34c’は各々下部円板36,36’のカム溝36a,36a’に各々係合している(図10(a)(b)参照)。
上記上下の円板35,35’及び36,36’は各々上記下部水平固定板1b上に立設された回転軸37,37’に固定されており、上記下部円形板36,36’に同心的に設けられた駆動ギア38,38’が相互に噛合している。上記固定板1bの下面には上記ギア38’を駆動する駆動モータ39が設けられており、該モータ39を駆動することにより、上記駆動ギア38,38’を介して上記各円板35,35’及び36,36’を回転駆動するものである。上記円板35,35’、36,36’を駆動すると、上記カム溝35a,35a’及び36a,36a’の作用により、下シャッター25,25’の閉鎖状態で、上記上部水平駆動アーム33,33’が互いに離間する方向に回動して上シャッター10,10’を開き(図10(a)二点鎖線参照、図16(a)の状態)、その後上部水平回動アーム33,33’が互いに近接する方向に回動して上シャッター10,10’を閉鎖し(図10(a)実線参照、図16(b)の状態)、その後下部水平駆動アーム34,34’が互いに離間する方向に回動して下シャッター25,25’を開放し(図10(b)二点鎖線参照、図16(c)の状態)、その後は下シャッター25,25’が閉鎖された後、上記上シャッター10,10’が開放されるという動作を繰り返し行うものである。このような動作により、上記上下シャッターの閉鎖により上記変量室P内に所定の重量の飯が計量され(図16(b)のタイミング)、その後の下シャッター25,25’の開放により下方に定量の飯が供給されるものである(図16(c))。
次に、本発明の電気的構成を図17に基づいて説明する。本発明はマイコン50内に記憶された図20、図21に示す動作手順(プログラム)に従って動作を行うものである。該マイコン50の入力部には上記容器検出回動スイッチS1、飯センサーS2、S2’、ロータリーエンコーダ41が接続されており、該マイコン50の出力部には上解し軸5駆動用のモータ7、上シャッター保持筒9の昇降駆動用のモータ20、上下シャッター駆動用のモータ39、下解し軸30駆動用のモータ32、ヒータ27,27’が各々接続されている。51は各種設定用の操作パネルであり、該パネル51には供給飯の量を設定する大盛りスイッチW1、普通盛りスイッチW2、小盛りスイッチW3、運転ボタンDが設けられていると共に、各種設定を行うテンキー等から構成される入力部51aが設けられている。52は各種の表示を行う表示部、Tはタイマーである。
上記マイコン50はロータリーエンコーダ41から入力するパルス数により駆動モータ20の駆動による上記ボール螺子17の回転数を検出し、当該パルス数に基づいて予め変量室Pを小盛りに設定する上シャッター保持筒9の停止位置M1(図15(a))、変量室Pを普通盛りに設定する上シャッター保持筒9の停止位置M2(図15(b))、変量室Pを大盛りに設定する上シャッター保持筒の停止位置M3(図15(c))を各々記憶手段50a(図18)に記憶している。
図18は上記マイコン50における上記上シャッター保持筒9の昇降停止位置の調整機能を示す機能ブロック図である。同図において50bは停止位置設定手段であり、選択された選択スイッチW1〜W3に応じて記憶手段50aから対応する停止位置(M1〜M3)を読み出し、微調整手段50c、50dに停止位置を送出するものである。上記微調整手段50cは後述のステップP29においてタイマーTの計時動作に基づいて前回の盛り付け時からの経過時間(飯供給動作の時間間隔)を認識し、当該経過時間に基づいて上記各盛り付け位置M1乃至M3(基準位置)より数パルス分上昇位置(M1〜M3に各々対応して例えば図19におけるM1’〜M3’)で停止するように駆動モータ7を制御して変量室Pの容積を微増(少許増加)させる調整動作(経過時間が短く食材供給通路9”内の飯の密度が低下する場合)、或いは上記盛り付け位置M1〜M3(基準位置)より数パルス分下降位置(M1〜M3に各々対応して例えば図19におけるM1”〜M3”)で停止するように駆動モータ7を制御して変量室Pの容積を微減(少許減少)させる調整動作(経過時間が長く食材供給通路9”内の飯の密度が増加する場合)を行うものである。
上記微調整手段50dは後述のステップP11’,P27’において例えば変量室Pを普通盛り(M2)から大盛り(M3)に変更する場合のように上シャッター保持筒9を上昇させる際、昇降動作判別手段50eに基づいて上昇動作であることを検出し、この場合飯供給通路9”、24’内の飯の密度が低下するためこれを補正すべく上シャッター保持筒9を通常の停止位置M1〜M3(基準位置)より少し上方の位置M1’〜M3’で停止するように上記駆動モータ7を制御する。これにより変量室Pの容積は微増(少許増加)する。また、上記微調整手段50dはステップP11’,P27’において、例えば大盛り(M3)から普通盛り(M2)に変更する場合のように上シャッター保持筒9が下降する際、昇降判別手段50eに基づいて下降動作であることを検出し、この場合飯供給通路9”、24’内の飯が圧縮され密度が増加するためこれを補正すべく上シャッター保持筒9を通常の停止位置M1〜M3(基準位置)より少し下方の位置M1”〜M3”で停止するように上記駆動モータ7を制御するものである。これにより、変量室Pの容積は微減(少許減少)する。上記昇降動作判別手段50eは上記停止位置設定手段50bからの停止位置データを記憶しており、次の昇降動作が上昇動作であるか下降動作であるかを判別し判別結果を上記微調整手段50dに送出するものである。尚、図19は理解を容易にするため各停止位置(M1〜M3)及び補正位置(M1’〜M3’、M1”〜M3”)を概念的に示すものであり、正確な位置を示すものではない。
次に、本発明の動作を説明する。
(1)電源投入後、初回の運転(図20参照)
まず、操作者は飯の入った保温容器2を機枠1の上面にセットし、スライド板3を外して装置の運転ボタンDをオンする。尚、このときマイコン50の記憶手段50aには予め保温容器2内の飯の総量G[g]を記憶させておく。上記マイコン50は保温容器2の容器検出回動スイッチS1がオンしていること及び運転ボタンDのオンを確認し(図20P1、P2)、駆動モータ7を駆動して上解し軸5を回転させて該軸5の原点位置(図6の位置)に停止させると共に駆動モータ20を駆動して上シャッター保持筒9を原点位置に復帰させ、さらに駆動モータ39を駆動して上下シャッター10,10’、25,25’を原点位置(図16(a)の位置)に復帰させる。尚、上記保持筒9の原点位置とは前回設定された位置(大盛り、普通盛り、小盛りの何れかの停止位置M1〜M3)であり、この場合普通盛りの停止位置M2とする。即ち、マイコン50はモータ20を駆動して上シャッター保持筒9を上昇又は下降させ、図15(b)に示す上シャッター10,10’の普通盛りの位置M2で該モータ20を停止する(図20P3)。上記モータ20が駆動されると傘歯車19,19’を介してボール螺子17が回転し、これにより保持板13、従って上シャッター保持筒9が昇降して普通盛りの設定位置M2(図15(b)の位置)で停止する。尚、上記運転ボタンDがオンされた時点でマイコン50はヒータ27,27’をオンし、上記変量室P内の飯の保温を開始する。
次にマイコン50は駆動モータ7を駆動して上解し軸5を回転駆動すると(図20P4)、解し軸5により飯が解されながら下方の飯供給通路9”、24’に落下供給され、当該飯は閉鎖状態の下シャッター25,25’上の変量室Pに供給されていく。その後、上記飯がセンサー窓45を完全に塞ぐまで供給されると、飯センサーS2’がオンするため(図20P5)、マイコン50はこれを検出して駆動モータ7を停止し(図20P6)、上解し軸5の回転を停止する。これにより、飯保温容器2からの飯の落下供給が停止する。
ここで、操作者は上記下解し枠31の下部開口31bの下方の載置部N上に丼等の容器Kを設置する。そして、大盛り、普通盛り、小盛りの何れかのスイッチW1〜W3をオンする(図20P6’)。尚、ここでは、普通盛りスイッチW2を選択したとする。
マイコン50(停止位置設定手段50b)は普通盛りが選択されたことを検出し(図20P7)、後述の時間計測のためにタイマーTの計時を開始した後(図20P8)、盛り付けが前回と同じか否かを判断する(図20P9)。ここでは、前回も普通盛りであったので、変量室Pはそのままの位置で(図20P10)、ステップP12に移行する。
ここで、例えば盛付の設定が大盛り(小盛り)であったとすると、マイコン50はモータ20を駆動して上シャッター保持筒9を普通盛りの位置M2から大盛りの位置M3に上昇(普通盛りの位置M2から小盛りの位置M1に下降)させ、変量室Pを大盛り設定位置M3(小盛り設定位置M1)に移動させる(図20P11)。尚、上シャッター保持筒9を昇降動作を行うとき、飯の密度の変化に応じて調整動作(図20P11’)を行うが、該調整動作については後述の(3)にて説明する。
次に、マイコン50は、シャッター駆動用の駆動モータ39を一定時間駆動すると共に下解し軸30の駆動モータ32を一定時間駆動する(図20P12)。
上記駆動モータ39が回転すると、駆動軸37,37’が回転し、これにより円板35,35’、36,36’が回転し、該円板のカム溝35a,36a等の作用により、まず上シャッター駆動アーム33,33’が近接方向に回動して上シャッター10,10’が閉じる(図16(b)の状態、図20P12)。このとき、変量室Pは普通盛りに設定されているので、上シャッター10,10’の閉鎖により当該変量室P内に普通盛りの量の飯が計量される。また、上記円板35,35’、36,36’の回転によりその後引き続いて下シャッター駆動アーム34,34’が離間方向に回動し下シャッター25,25’が開く(図16(c)の状態、図20P12)。これにより、変量室P内にある普通盛りに計量された飯が下方に落下し、回転中の下解し軸30により解されながら下方の容器Kに供給される。これにより、普通盛りの量の一杯分の飯を丼に供給することができる。
上記駆動モータ39は引き続いて回転しており上記カム溝35a,36a等の作用により引き続いて下シャッター25,25’が閉鎖され(図20P13)、その後上シャッターが開き(図16(a)の状態、図20P14)、次の飯が下シャッター25,25’上に供給される。以上の動作により、初回の動作が終了する。ここで、マイコン50は初期設定された飯の総量Gから普通盛りの量(f[g])を減算して内部記憶手段50aに保温容器2内の飯の残量((G−f=G1)[g])を記憶する(図20P15)。
(2)2回目以降の供給動作(図21)
次に、マイコン50は飯センサーS2’がオンするまでモータ7を駆動して上解し軸5を回転駆動する(図21P16,P17,P18)。これにより、再度上記センサーS2’位置まで飯供給通路9”,24’内に飯が供給される。ここで、マイコン50は前回の設定が大盛りか否かを判断する(図21P19)。ここでは、前回は大盛りでないため、ステップP23に進み、操作者による次の盛付スイッチのオン待機状態となる。
上記ステップP19において、前回の盛付けが大盛りであった場合は、マイコン50は前回の盛付け(ステップP8)から3分経過したか否かを判断し、3分以内であればステップP23に移行する。3分経過している場合は、設定を普通盛りに変更する。即ち、駆動モータ20を駆動して上シャッター保持筒9を大盛りの位置M3(図15(c)の位置)から普通盛りの位置M2(図15(b)の位置)に下降し、変量室Pの容積を普通盛りの大きさに変更する(図21P21、P22)。これは、大盛りの位置では図15(c)に示すように変量室Pを形成する下向き円形フランジ9cと上向き円形フランジ24bとの接触面積が少なく、ヒータ27,27’の熱の伝達効率が低下し変量室Pの保温効果が低下するので、大盛りの位置M3で3分経過した場合は、自動的に上シャッター保持筒9を下降させ、普通盛りの状態(図15(b))として、変量室P内の飯の保温を維持するためである。尚、上記普通盛りの位置M2或いは小盛りの位置M1ではフランジ接続部の接触面積が大なので十分な保温効果を維持し得る。
上記ステップP23において、未だ盛り付けスイッチW1〜W3がオンされない場合は、マイコン50はステップP24において温度補正、即ちステップP19〜P22の補正が行われたか否かを判断し、既に行われている場合は、ステップP23の待機動作を継続し、行われていない場合はステップP19〜P22までの上記温度補正動作を行う。
次に、ステップP23において、操作者が容器Kを載置部Nに載置して例えば大盛りスイッチW1を押した場合は(図21P23,23’)、マイコン50は前回の盛り付けと同じか否かを判断し(図21P25)、この場合、前回(普通盛り)と異なるため、変量室Pを大盛りの位置に移動する(図21P27)。具体的には、マイコン50は駆動モータ20を駆動して上シャッター保持筒9を上昇させ、普通盛りの位置M2から大盛りの位置M3(図15(c)の位置)まで上昇させる(図21P27)。尚、この時点で後述の昇降動作に伴う調整動作を行う(図21P27’)。その後、マイコン50(微調整手段50c)はタイマーTからの計時信号に基づいて前回の盛り付け動作(図20S8)から今回の盛り付け動作までの時間間隔を検出し、その後タイマーTをリセットする(図21P28)。次にマイコン50は以下の調整動作を行う(図21P29)。
即ち、前回からの経過時間が短ければ(例えば15秒以内)、マイコン50(微調整手段50c)は駆動モータ20を上記エンコーダ41から入力するパルスの数パルス分駆動して上シャッター保持筒9を少し上昇させ、即ち上シャッター10,10’の位置をM3(基準位置)からM3’に上昇させ(図19参照)、これにより変量室Pの容積を微増する(図21P29)。これは、少ない時間間隔で連続的に飯を供給すると、飯供給通路9”、24’内に充填される飯の密度が低下していくため、変量室Pの容積が一定のままでは該変量室P内に充填される飯の重量が上記密度の低下分だけ減少してしまう。従って、これを補うために変量室Pの容積を増加させて変量室P内の飯の重量を一定とするためである。かかる補正を行うことで、容器Kに供給される飯の重量を飯供給動作の時間間隔にかかわらず略一定重量とすることができる。
一方、マイコン50(微調整手段50c)は、前回からの経過時間が例えば15秒以上30秒以内であれば、変量室Pは変化せずにそのままの位置とする(図21P29)。これは、この程度の時間間隔で飯を供給していく場合は、飯の密度の変化量が少なく、変量室Pの容積を変化させなくても略一定重量の飯を容器Kに供給することが可能だからである。
また、マイコン50(微調整手段50c)は、前回からの経過時間が長い場合(例えば3分を超えた場合)は、駆動モータ20を上記エンコーダ41から入力するパルスの数パルス分駆動して上シャッター保持筒9を少し下降させ、即ち、上シャッター10,10’の位置をM3(基準位置)からM3”(図19)に下降させ、変量室Pの容積を少し縮小する(図21P29)。これは、前回の盛り付けから比較的長時間が経過すると、飯供給通路9”、24’内の飯がその重量により圧縮され、供給通路9”、24’内の飯の密度が上昇するため、変量室Pの容積が一定のままでは変量室P内に充填される飯の重量が増加してしまう。このため、変量室Pの容積を少し縮小して該変量室P内の飯の重量を一定とするものである。かかる補正を行うことで、容器Kに供給される飯の重量を経過時間にかかわらず略一定重量とすることができる。尚、上記ステップP25で盛り付けスイッチが前回(普通盛り)と同じであれば、マイコン50は上シャッター保持筒9を前回設定位置のままとする(図21P26)。
上述のような構成によると、例えば極めて短い時間間隔で連続的に盛り付けスイッチが押されて容器Kに連続的に飯を一杯毎に供給するような状況では、飯供給通路9”、24’内の飯の密度が徐々に減少していく傾向となるが、これに対応して上記ステップP29により変量室Pの容積が少しずつ増加して結果として各盛り付け量に応じて略一定重量の飯(大盛りであれば例えば350g、普通盛りであれば例えば260g、小盛りであれば例えば200g)を容器Kに供給することが可能となる。
また、長い時間間隔(例えば10分間隔)で盛り付けスイッチが押されるような場合は、飯供給通路9”、24’内の飯が圧縮されその密度が徐々に増加していく傾向となるが、これに対応して上記ステップP29により変量室Pの容積が少しずつ減少して結果として各盛り付け量に応じて略一定重量の飯を容器Kに供給することが可能となる。
上記上シャッター10,10’の1回の上下調整の幅(例えばM1〜M1’の幅)は例えば数ミリ程度であるが、上昇時と下降時で異ならせることもできるし、経過時間に応じて無段階に変化させることもできる。また、上記ステップP29における経過時間はあくまでも一例であり、同じ飯であっても炊き具合、含水量によって設定時間は異なる。また食材の種類により各種の経過時間の設定が可能である。
尚、前回の盛り付けから30分以上が経過した場合、或いはさらに時間が経過した場合は、マイコン50(微調整手段50c)は、上記ステップP29において、例えば前回の盛り付けから30分、60分、90分、120分と30分おきに経過時間を検出し、飯の密度の増加に応じて30分経過の度に変量室Pの容積を少しずつ縮小するように動作させることもできる。
次に、マイコン50は、上記変量室Pの上記調整作業を行った後、次の経過時間の計測のためタイマーTをオンし(図21P30)、さらに駆動モータ39を駆動して、上シャッター10,10’を閉鎖する(図21P31)。このとき、変量室P内には上記ステップP29にて補正された適切な重量の飯が計量される。その後、マイコン50は下シャッター25,25’を開くと共に(図21P31)、駆動モータ32を駆動して下解し軸30を回転駆動する。これにより、上記変量室Pで計量された飯は下解し軸30で解されながら、下方の丼容器K内に落下供給される。これにより、略一定重量の一杯分の大盛りの飯を容器Kに盛り付けることができる。
その後、マイコン50は下シャッター25,25’を閉じた後、上シャッター10,10’を開き、上記飯供給通路9”内の飯を下シャッター25,25’上に再び供給する(図21P32,P33)。
次に、マイコン50は、上記ステップP15で演算した残量G1から大盛りの量(k[g])を減算して内部記憶手段50aに保温容器2内の飯の残量((G1−k=G2)[g])を記憶する(図21P34)。その後、マイコン50は演算後のG2が保温容器2内の飯の総量Gに近いか否か(G2≒G)を判断し(図21P35)、この場合は未だ容器2内に飯が十分に入っているので、運転スイッチDがオフされたか否かを判断し(図21P37)、オフされていなければステップP16に戻って同様の動作を繰り返す。尚、上記飯の残量が容器2内の飯の総量に近づいた場合は、ステップP36で表示部52にその旨警告を表示する。
上述のように、飯の盛り付け間隔(スイッチW1〜W3を押す間隔)が短い場合は飯の密度が低下するため変量室Pの容積を増加させ、盛り付け間隔が長い場合は飯の密度が増加するため変量室Pの容積を減少させ、かかる調整動作により、盛り付け間隔の如何にかかわらず、略一定重量の飯を容器Kに盛り付けることができるものである。
尚、上記ステップP34では飯の総重量から供給飯の重量を減算することで残量警告を行っているが、上記保温容器2の底部近傍側面に飯残量センサーS3(光センサー、静電容量型センサー等)を設け(図1、図17)、該センサーS3からの信号の入力に基づいて上記ステップP34にて飯の残量警告を出すように構成しても良い。上記ステップP37で運転ボタンDがオフされた場合は、タイマーTをリセットして動作を終了する(図21P38)。
(3)昇降動作補正について
次に、上記ステップP11’、P27’における昇降動作補正について説明する。上述のように、ステップP11及びP27において、前回盛り付け設定値と今回盛り付け設定値が異なる場合は、上シャッター保持筒9を上昇又は下降させて変量室Pの容積を変更する。このとき、例えば小盛りから大盛りに設定変更する場合は、上シャッター保持筒9を上昇させるが(図19M1→M3)、このとき、該保持筒9が上昇するため該保持筒9の飯供給通路9”内の飯が上方に移動して飯の密度が全体として低下する。従って、通常の大盛りの設定位置M3まで上昇すると変量室P内に充填される飯の重量が低下してしまう。この場合、マイコン50(微調整手段50e)は停止位置設定手段50bからの通知に基づいて上昇動作であることを認識し、上シャッター保持筒9をその通常の大盛りの設定位置M3(基準位置)より少し上の位置(例えばM3’の位置、ロータリーエンコーダ41の数パルス分)に停止するように駆動モータ20を制御する(図20P11’、図21P27’)。これにより、上シャッター保持筒9の上昇動作に伴う飯の密度低下による供給飯の重量変動を補正することができる。
一方、大盛りから小盛りに設定変更する場合は、上シャッター保持筒9を下降させるが、このとき、該保持筒9が下降するため該保持筒9の供給通路9”内の飯が圧縮され該飯の密度が全体として上昇する。従って、通常の小盛りの設定位置M1まで下降すると変量室P内に充填される飯の重量が増加してしまう。この場合、マイコン50(微調整手段50e)は停止位置設定手段50bからの通知に基づいて下降動作であることを認識し、上シャッター保持筒9をその通常の小盛り設定位置M1(基準位置)より少し下の位置(例えばM1”の位置、ロータリーエンコーダ41の数パルス分)に停止するように駆動モータ20を制御する(図20P11’、図21P27’)。これにより、上シャッター保持筒9の下降動作に伴う飯の密度増加による供給飯の重量変動を補正することができる。
このような補正は、上記の例に限らず、普通盛り(M2位置)から大盛り(M3位置)に上昇する場合(飯の密度は減少)、小盛り(M1位置)から普通盛り(M2位置)に上昇する場合(飯の密度は減少)、及び普通盛り(M2位置)から小盛り(M1位置)に下降する場合(飯の密度は増加)、大盛り(M3位置)から普通盛り(M2位置)に下降する場合(飯の密度は増加)する場合にも、同様に行われる。即ち、上シャッター保持筒9が上昇する場合は、飯の密度が減少するため予め設定された停止位置(M1〜M3)より少し上の位置(例えばM1’〜M3’の位置)で停止するように制御を行い(変量室Pの容積は微増(少許増加))、上シャッター保持筒9が下降する場合は、飯の密度が増加するため予め設定された停止位置(M1〜M3)より少し下の位置(例えばM1”〜M3”の位置)で停止するように制御を行うものである(変量室Pの容積は微減(少許減少))。このような昇降動作補正により、上シャッター保持筒9の昇降動作にかかわらず、各盛り付け量に応じて大盛りであれば例えば350g、普通盛りであれば例えば260g、小盛りであれば例えば200gの略一定重量の飯を盛り付けることができる。このような上シャッター10,10’の1回の上下調整の幅は例えば数ミリ程度であるが、上昇時と下降時で異ならせることもできるし、上シャッター保持筒9の移動量に比例して調整幅を増減することもできる。
上記実施形態では上シャッター保持筒9を上下方向に昇降調整可能としたが、さらに該保持筒9又は下シャッター保持部24を上下方向又は左右方向に細かく振動可能(バイブレーション機能)とすることにより、飯供給通路内の飯の密度を均一化することもできる。
また、上記実施形態では下シャッター25,25’を固定して、上シャッター10,10’を上下方向に調整可能に構成したが、各盛り付け量に応じて変量室Pの容積を増減するには、上シャッター10,10’を固定して、下シャッター25,25’を上記と同様の構成により上下方向に昇降可能とし、該下シャッター25,25’の調整により変量室Pの容積を増減するように構成しても良い(図22において下シャッター25,25’のみを昇降可能とする)。この場合は図24に示すように、下シャッター保持部24を支持棒15で支持し、上記駆動モータ20によりボール螺子17を回転することにより、下シャッター位置を昇降調整することができる。また、当該構成においてヒータ27は図22に示すように上記下シャッター保持部24の下部に設けることができる。さらに、上シャッター保持筒9及び下シャッター保持部24を各々上下方向に昇降自在に構成し、上シャッター10,10’及び下シャッター25,25’の両方を上下方向に昇降調整することで、変量室Pの容積を調整可能とすることもできる。尚、下シャッター25,25’を昇降させる場合は、変量室Pの容積を増加させるときは下シャッター25,25’は下降、変量室Pの容積を減少させるときは下シャッター25,25’は上昇となる。
また、上記実施形態では飯供給通路として上シャッター保持筒9の飯供給通路9”、下シャッター保持部24の飯供給通路24’及びこれに続く通路28’、29’等により構成したが、この飯供給通路は、図23(a)に示すように上下方向に対向配置された飯送りローラ55及び上下シャッター10、10’、25,25’間の通路により構成することもできるし、同図(b)に示すように飯供給通路を上下方向に対向配置された飯送り板状部材56及び上下シャッター間の通路により構成し、板状部材56を上下方向及び左右方向に振動させることにより飯をシャッター方向に送る構成としても良いし、さらに同図(c)に示すように飯供給通路を上下方向に対向配置された一対の飯送りコンベヤ57及び上下シャッター間の通路により構成し、該コンベヤ57により飯を下方に送るように構成しても良い。何れの場合も、上記飯送りローラ55、飯送り板状部材56、飯送りコンベヤ57の下端部に上下シャッター10,10’、25,25’を設け、当該上下シャッターの何れか或いは両方を上下方向に調整することにより変量室Pの容積を調整するものである。即ち、上記図23(a)〜(c)の上記ローラ55、板状部材56、コンベヤ57及びこれらの下方に設けられた上下シャッター間において飯供給通路が構成されているものである。
さらに、上記各飯供給通路下端部に1枚のシャッターを設け、上記ローラ55の送り量、板状部材56の対向間隔、コンベヤ57の送り量を調整することにより飯供給量を調整可能とすることにより、上記下端部に設けるシャッターを1枚とし(例えば下シャッター25,25’のみ)、当該1枚のシャッターを上下方向に昇降調整することにより、各盛り付け設定に応じた飯供給量の調整を行うように構成することもできる。
以上のように、本発明によれば、例えば上シャッター保持筒9を昇降することにより変量室Pの容積を変化させることができるため、1つの盛付装置で大盛り、普通盛り、小盛り等の各種の量の飯を計量供給することが可能となる。
また、飯保温容器1を設け、変量室P内の飯を保温するヒータ27,27’を設けたので、飯の供給間隔にかかわらず常に暖かい飯を容器Dに供給可能である。
また、上記飯保温容器1内の壁面を鉛直壁又は略鉛直な壁により構成したので、従来の例えば飯出口に向かう強い傾斜面を有する逆円錐形等の内壁と比較して、長時間経過しても飯詰まり等を起こすことは無い。また、飯保温容器1は飯解し枠4に着脱自在に設けたので、該解し枠4を省スペース設計することにより、装置全体をコンパクトに構成することができるものである。
また、保温容器2から供給される飯の上解し軸5及び変量室Pから下方に供給される飯の下解し軸30を設けたので、ふっくらした飯を丼等の容器Dに供給することができる。
また、盛り付けスイッチ(W1乃至W3)を押す毎に、1杯分の飯を容器に供給し得るものであるから、外食産業等の店舗等において使用するのに適した食材供給装置を実現し得るものである。
また、操作者は盛付スイッチW1からW3を選択するだけでマイコン50が選択されたスイッチに対応する昇降停止位置に上シャッター保持筒9を停止させるため、簡単な操作で容器K等に所望の量の飯を供給することが可能となる。
また、各食材供給動作(盛り付け動作)の時間間隔に応じて上シャッター保持筒9の昇降停止位置を制御して変量室の容積を増減し得るように構成したので、食材供給動作(盛り付け動作)の時間間隔によらず、各盛り付け量(大盛り、普通盛り、小盛り等)に応じて常に略一定重量の飯を容器K等に供給することができる。
また、上シャッター保持筒9の昇降動作時に生じる食材供給通路内の密度変化に対しても上シャッター保持筒の昇降停止位置を制御して変量室Pの容積を増減し得るように構成したので、例えば飯供給量(盛り付け量)が頻繁に変更される様な状況においても、各盛り付け量に応じて常に略一定量の飯を容器K等に供給することができるものである。
また、このような構成により、外食産業等の店舗等において来客に応じて、或いは客の注文等に応じて飯の盛り付けを行うことができ、かかる店舗において、例えば注文間隔が変動しても常に暖かい略一定量の飯を供給することができるものである。
本発明に係る食材供給装置の正面図である。 同上装置の背面図である。 (a)(b)共に同上装置の容器センサー近傍の側面図である。 同上装置の内部の縦断面図である。 同上装置の内部の縦断面図である。 同上装置の上解し軸の平面図である。 同上装置の保持板近傍の正面図である。 同上装置の上シャッター保持筒近傍の横断面図である。 同上装置の上シャッター保持筒近傍の側面断面図である。 (a)は上シャッターの駆動機構を示す平面図、(b)は下シャッターの駆動機構を示す平面図である。 同上装置の下解し軸の平面図である。 同上装置の上シャッター保持筒の斜視図である。 同上装置の上シャッター保持筒と下シャッター保持部の分解斜視図である。 同上装置のヒータ保持板、スペーサ、下解し枠の分解斜視図である。 (a)は小盛り時の上シャッター保持筒の昇降停止位置、(b)は普通盛り時の同保持筒の昇降停止位置、(c)は大盛り時の同保持筒の昇降停止位置を各々示す上下シャッター近傍の断面図である。 (a)は容器からの飯供給時、(b)は飯計量時、(c)は飯の容器への供給時を示す上下シャッター近傍の断面図である。 同上装置の電気的構成を示すブロック図である。 同上装置のマイコンの機能ブロック図である。 同上装置におけるシャッターの停止位置を示す概念図である。 同上装置の動作手順を示すフローチャートである。 同上装置の動作手順を示すフローチャートである。 同上装置の他の実施形態を示す上シャッター保持筒と下シャッター保持部の側面断面図である。 (a)〜(c)は何れも本発明の他の実施形態であり、食材供給通路のバリエーションを示す同上装置の概略正面図である。 下シャッターを昇降駆動する場合の駆動機構を示す保持筒近傍の側面断面図である。 飯保温容器の側面断面図である。 下解し枠に使用する解し軸の他の実施形態の斜視図である。
符号の説明
1 機枠
2 飯保温容器
2d 鉛直壁
3 スライド板
5 解し軸
9 上シャッター保持筒
10,10’ 上シャッター
13 保持板
17 ボール螺子
20 正逆駆動モータ
24 下シャッター保持部
25,25’ 下シャッター
30 下解し軸
30a 飯解し供給片
31b 円形開口
33,33’ 水平回動アーム
34,34’ 水平回動アーム
35a,35a’ カム溝
36a,36a’ カム溝
50 マイコン
50c,50d 微調整手段
50e 昇降動作判別手段
P 変量室
T タイマー
M1〜M3 盛り付け位置
W1〜W3 選択スイッチ

Claims (8)

  1. 機枠上部から供給される食材を開閉部材により分割して食材出口方向に供給し得る食材供給装置において、
    上記機枠上部に食材保温容器を設け該容器から保温された食材を下方に供給し得るように構成し、
    該食材保温容器の下方に該容器から供給される食材を解す第1の解し部材を設け、
    上記第1の解し部材の次段に該解し部材により解された食材を計量し得る食材計量機構を設け、
    かつ上記食材計量機構により計量された食材を解して上記食材出口方向に供給し得る第2の解し部材を上記食材出口の前設に設け、
    上記食材計量機構は、制御部からの量目変更指令に対応して上記分割される食材の必要量を増減変更し得るものであることを特徴とする食材供給装置。
  2. 上記食材計量機構は、
    上記開閉部材と該開閉部材の上部に設けられた他の開閉部材と、
    これら上下の開閉部材を開閉駆動して食材を分割する開閉部材駆動手段と、
    上記上下の開閉部材間に形成される食材計量室と、
    上記何れかの開閉部材を一方の開閉部材に対して昇降させることにより上記食材計量室の容積を変更する開閉部材昇降機構と、
    上記量目変更指令に基づいて上記昇降機構を駆動して上記何れかの開閉部材を上下方向に昇降駆動し得る駆動手段と、
    により構成されるものであることを特徴とする請求項1記載の食材供給装置。
  3. 上記食材保温容器の内壁を鉛直壁又は略鉛直な壁により形成し、該容器の下面にスライド開閉可能な底板を設け、かつ当該保温容器を上記機枠に対して着脱自在としたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の食材供給装置。
  4. 上記駆動手段は選択された食材供給量に応じて上記昇降可能な開閉部材の昇降停止位置を変更するものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の食材供給装置。
  5. 上記開閉部材駆動手段は、食材供給量の選択スイッチが操作される毎に上記食材出口側の開閉部材を開いて所定量の食材を供給するものであることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の食材供給装置。
  6. 上記食材出口側の開閉部材の開閉動作に基づく食材供給動作の時間間隔を計測する計時手段を設け、
    上記制御部は、上記計時手段の計時動作に基づいて上記時間間隔が短い場合は上記昇降可能な開閉部材の昇降停止位置を基準位置に対して上方又は下方に移動して上記食材計量室の容積を少許増加させ、
    上記時間間隔が長い場合は上記開閉部材の昇降停止位置を基準位置に対して下方又は上方に移動して上記食材計量室の容積を少許減少させるものであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の食材供給装置。
  7. 上記駆動手段による上記昇降可能な開閉部材の昇降方向の検出機構を設けると共に上記制御部にて当該昇降方向を検出可能に構成し、
    上記制御部は、選択された食材供給量に応じて上記昇降可能な開閉部材を昇降させる際、
    上記開閉部材が上記食材供給室の容積を増加する方向へ移動する際は、上記開閉部材の停止位置を基準位置に対して上方又は下方に移動して上記食材計量室の容積を少許増加させ、
    上記開閉部材が上記食材供給室の容積を減少する方向へ移動する際は、上記開閉部材の停止位置を基準位置に対して下方又は上方に移動して上記食材計量室の容積を少許減少させるものであることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の食材供給装置。
  8. 上記第2の解し部材は、上記食材出口を横断する複数本の解し軸からなり、各軸には軸方向に沿って複数の食材解し供給片又は食材解し供給棒が外周方向に突設されているものであることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の食材供給装置。
JP2003433942A 2003-03-10 2003-12-26 食材供給装置 Pending JP2004290178A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003433942A JP2004290178A (ja) 2003-03-10 2003-12-26 食材供給装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003064254 2003-03-10
JP2003433942A JP2004290178A (ja) 2003-03-10 2003-12-26 食材供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004290178A true JP2004290178A (ja) 2004-10-21

Family

ID=33421502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003433942A Pending JP2004290178A (ja) 2003-03-10 2003-12-26 食材供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004290178A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009011170A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Fuji Seiki Co Ltd 保温機能付食材供給装置
JP2012223129A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Ichikawa Kogyo Kk 米飯の定量供給装置
JP2016028562A (ja) * 2014-07-15 2016-03-03 株式会社中西製作所 米飯盛付装置
JP2018151236A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 鈴茂器工株式会社 米飯計量装置、米飯生成装置および米飯投入装置
JP7448963B2 (ja) 2021-06-23 2024-03-13 不二精機株式会社 米飯成形計量分割機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009011170A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Fuji Seiki Co Ltd 保温機能付食材供給装置
JP4588743B2 (ja) * 2007-06-29 2010-12-01 不二精機株式会社 保温機能付食材供給装置
JP2012223129A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Ichikawa Kogyo Kk 米飯の定量供給装置
JP2016028562A (ja) * 2014-07-15 2016-03-03 株式会社中西製作所 米飯盛付装置
JP2019004911A (ja) * 2014-07-15 2019-01-17 株式会社中西製作所 米飯盛付装置及び米飯盛付方法
JP2018151236A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 鈴茂器工株式会社 米飯計量装置、米飯生成装置および米飯投入装置
JP7448963B2 (ja) 2021-06-23 2024-03-13 不二精機株式会社 米飯成形計量分割機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5771779A (en) Automated corn popping apparatus
US6098526A (en) Automated corn popping apparatus with oil conduit system
JP4675297B2 (ja) 食材等の材料自動計量装置
ES2212108T3 (es) Dispositivo controlador para proporcionar la temperatura de coccion instantanea.
JP6774998B2 (ja) 両面焼き調理器
JP2004290178A (ja) 食材供給装置
US5205206A (en) Food production apparatus
JP2002037390A (ja) 充填装置
JP3295385B2 (ja) 食品計量盛付機
CN210227787U (zh) 一种烹饪设备
CN209826428U (zh) 调料机
CN209899064U (zh) 一种立体化智能厨房
ES2898891T3 (es) Fabricación de piezas moldeadas en forma de disco
JP2009278999A (ja) 食材盛付装置
JP2009125516A (ja) 自動製パン器
CN112173266B (zh) 一种食品自动分发系统
US5925393A (en) Method of popping corn
JP4383924B2 (ja) 食材盛付装置
CN213536320U (zh) 一种带有计数装置的振动盘下料口结构
CN211186817U (zh) 一种调味料配料装置及自动烹饪机
CN212015335U (zh) 一种导向下料装置及烹饪设备
NL1016217C2 (nl) Inrichting voor het bakken van porties voedsel.
CN207837410U (zh) 一种烤盘及使用该烤盘的烤箱
KR20210086427A (ko) 커피원두 공급호퍼장치
JPH05192103A (ja) 保温飯盛付機