JP3194654B2 - 無落雪屋根換気構造 - Google Patents
無落雪屋根換気構造Info
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Description
される無落雪屋根の換気構造に関する。
屋根の換気構造を示す図である。
に、住宅を画成する外壁パネル200上に屋根パネル2
30が、傾斜した上面を有する結合材112aを介し
て、建物中央へ下降傾斜する状態で設置されている。ま
た、この屋根パネル230の外方側面および上面端部に
も結合材112b、112cを取り付け、結合材112
bの外方側面は、外壁パネル200の外表面と面一にな
り、結合材112cの上部にはパラペットパネル110
が立設されている。
2b、112cおよびパラペットパネル110の外方側
面には、胴縁116を介して外装材118が取り付けら
れている。
ネル210が取り付けられ、小屋裏220が画成されて
いる。
材112a、112b、112cを介して立設されたパ
ラペットパネル110の上部には、パラペットパネルカ
バー114が、該パラペットパネル110の上端面に外
方側に突出して取り付けられた結合材112dおよび前
記結合材112dの軒側端面に取り付けられた頭つなぎ
120を介して覆せられる。
小屋裏への換気は、建屋外方下部に開口しているパラペ
ットカバー114の内側に形成される換気通路を、建屋
内方で小屋裏と連通させることにより換気を行っている
が、このままでは建屋内方に虫が侵入したり、雪が吹き
込んだりする。そこで虫の侵入や雪の吹き込みを防止す
るために、頭つなぎ120と外装材118との間にはハ
ニカム状の換気材140が設けられている。
の先端部は、頭つなぎ120を巻き込んで折り返すか、
または図4に示すように頭つなぎ120の下側小口面に
L字状の捨て板金130を取り付け、捨て板金130を
巻き込んで折り返すことにより処理されている。
た従来の無落雪屋根の換気構造では、以下のような問題
が生じた。
40を隠すためには、パラペットカバー114の建屋外
方側の上端部から下端部までの見付け寸法を大きくしな
ければならず、パラペットカバー114が撓み易いとい
う問題点があり、外観上もパラペットカバー114が大
きくなって好ましくなかった。
130を取り付けなければならず、その作業が面倒で、
作業性が悪いという問題点があった。
で、その目的は換気を妨げることなく、建屋内方への虫
等の侵入および雪等の吹き込みを防止することができ、
住宅の外観が良く、作業効率のよい無落雪屋根の換気構
造を提供することにある。
に、第1の発明は、建物を構成する外壁の上端面に立設
されたパラペットと、前記外壁から建物中央に向かって
下降傾斜する屋根と、前記パラペットの内壁面、上端面
及び外壁面と屋根の一部とを覆うパラペットカバーを備
え、このパラペットカバーの内側に、建物の小屋裏から
屋根の上面上方に導かれパラペットの上端面上方を経て
パラペットの外壁面上方から下方に向かって建物外に連
通される換気通路が形成された無落雪屋根換気構造にお
いて、前記パラペットカバーの建屋外方下部と前記パラ
ペットの外壁面との間で前記換気通路の開口部分を塞ぐ
ように取付けられ、建屋側への取り付け用の立ち上がり
部と、前記立ち上がり部から水平に形成され通気孔を有
する換気部と、前記換気部から垂下してパラペットカバ
ーにより巻き込まれる巻き込み部と、を有する換気プレ
ートを備えることを特徴としている。
気構造において、パラペットは、上端面に小屋裏からパ
ラペット内の換気通路を通って建屋外方へ抜ける換気を
行う連通部を有し、パラペットカバーは、前記連通部を
避けてパラペット上端面に部分的に取り付けられた結合
材の上面に連続的に取り付けられた上部板と、前記結合
材の軒側端面に取り付けられた頭つなぎ材とによって支
持されることを特徴としている。
落雪屋根換気構造において、換気プレートの換気部は、
メッシュ、スリットまたは小孔よりなる通気孔を有する
ことを特徴としている。
げることなく、建屋内方へ虫等が侵入したり、雪が吹き
込んだりするのを防ぐ。
例よりも小さくすることができるので、パラペットカバ
ーの撓みを解消し、かつ住宅の外観が向上する。
部を巻き込むことにより、パラペットカバーの外方側端
部の処理をすることができる。
を必要としないので、作業効率が向上する。
ラペット内を通って連通部を抜けパラペットカバーの建
屋外方下部から建物の外部に排出される。
って支持されることにより、パラペットカバーの強度が
向上する。
等を用いることにより、容易に作成することができ、従
来例よりも安価に部材を得ることができる。
て詳細に説明する。
落雪屋根の換気構造を示す建築物の部分断面図である。
0上端部には、その上面が建築物中央へ向かって下降傾
斜した結合材30aが設けられ、この結合材30aの上
端部には、屋根パネル20が取り付けられている。
芯材22と芯材22の上面に張り付けられた面材24と
により形成され、全体として住宅の中央部に向かって下
降傾斜し、その外方側端面には結合材30bが取り付け
られ、結合材30bの外方側面は外壁パネル80の外表
面と面一となっている。
ル84が取り付けられ、小屋裏2が画成されている。
が屋根パネル20の傾斜に沿い、上面が水平な結合材3
0cを介して、パラペットパネル10が立設されてい
る。
0c、パラペットパネル10の厚さは略等しく外方表面
は面一となっている。
して上下方向に固着され、さらにこれらの胴縁90の外
方表面には外装材100が固着されている。
に、方形状に枠組みされた芯材12より形成されてお
り、パラペットパネル10上端面には空気排出口とし
て、パラペットパネル10の面方向に長いスリット状の
長孔である複数の連通孔14が所定間隔をあけて穿設さ
れている。
上面が屋根パネル20側に向かって下降傾斜した結合材
32が、パラペットパネル10上端面の内方側端部およ
び前記連通孔14を避け、所定間隔をあけて、複数取り
付けられている。前記結合材32の側部は外方側に突出
している。
取り付けられ、さらに結合材32、頭つなぎ40の上面
には上部板50が連続的に取り付けられる。
60を支持するためのもので、頭つなぎ50、結合材3
2の上面を覆い、パラペットパネル10の内方側側面
(内壁面)と面一になる位置まで突出している。
トカバー60が被せられる。
材を設けることにより、パラペットカバー60の強度を
向上させることができる。
に、上部板34の上面に当接して頭つなぎ40とパラペ
ットパネル10(胴縁90、外装材100の上端部分を
含むパラペット)の内壁面、上端面及び外壁面を覆い、
パラペットカバー60の内方側端部60aは屋根パネル
20の面材24上に取り付けられた屋根仕上げ材26に
気密に接着されている。
て小屋裏2と連通するように形成されていて、小屋裏2
からパラペットパネル10の上端部に形成された連通孔
14へ空気が抜けるための空気溜まり部62が画成され
ている。
無落雪屋根に小屋裏2から空気溜まり部62へ連通し、
パラペットパネル10内部および連通孔14を通って、
パラペットカバー60の上端面上方を経てパラペットの
外壁面上方から下方に向かい、建屋外方下部より外方へ
抜ける換気経路が構成されている。
る頭つなぎ50と外装材100との間には、建屋内方へ
の虫の侵入および雪の吹き込みを防止するための換気プ
レート70が設置されている。
され、図3に示すように、頭つなぎ50と外装材100
との間を通気可能に覆うための、メッシュよりなる通気
孔72aを有する換気部72と、前記換気部72の外装
材100側側部より垂直に立ち上がり、建屋側に取り付
けるための立ち上がり部74と、前記換気部72の頭つ
なぎ側側部より垂下し、パラペットカバー60の端部を
巻き込むためのパラペットカバー巻き込み部76とから
構成されている。
面から頭つなぎの外方側面までの距離と略等しく、立ち
上がり部74を外装材100(パラペットとなる上端寄
り部分)の外表面に当接させ、かつ換気部72を頭つな
ぎ50の小口面に当接させた状態で、立ち上がり部74
を外装材100に釘打ちすることにより、換気プレート
70を取り付ける。
60bは、換気プレート70のパラペットカバー巻き込
み部76を巻き込んで折り返すことにより処理してい
る。
構造において、換気プレート70を備えれば、建屋内方
への虫等の侵入および雪等の吹き込みを防止することが
できる。
ットカバー60の外方側見付け寸法を大きくする必要が
なくなるために、パラペットカバー60の外方側見付け
寸法を従来例に比べて小さくすることが可能で、パラペ
ットカバー60の撓みは解消され、住宅の外観が向上す
る。
60の外方側端部60bの処理用の巻き込み部材も兼ね
るので、部品点数を削減することができ、部材の頭つな
ぎの小口面への取り付けが必要なくなるので、作業効率
が向上する。
が、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の
要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
設けた連通孔14は、スリット状の長孔に限らず種々の
形状を取り得る。
通孔14を設けずに、パラペットカバー60をパラペッ
トパネル10の内壁面から離間する形状で形成すること
により、小屋裏2からの換気経路を設けることも可能で
ある。
2aはメッシュに限らずスリット、小孔など種々の形状
を取り得る。
根換気構造においては、パラペットカバーの建屋外方下
部での換気通路の開口部分に換気プレートを備えること
により、無落雪屋根の換気を妨げることなく、建屋内方
への虫等の侵入や雪等の吹き込みを防止することがで
き、パラペットカバーの外方側見付け寸法を従来例より
も小さくすることが可能で住宅の外観が向上する。
外方側端部を巻き込むことができるので、部品点数を削
減することができ、換気プレートは取り付けが容易で頭
つなぎの木口面への取り付け作業も必要としないので作
業効率の向上を図ることができる。
孔を設け、パラペットパネル内を通って建屋外方へ抜け
る換気経路を形成することにより、換気経路を設けるた
めにパラペットカバーを大きくする必要がなく、パラペ
ットカバーの強度を保つことができる。
って支持することにより、パラペットカバーの強度を向
上させることができる。
例を示す部分断面図である。
要部を一部破断して示す斜視図である。
図である。
図である。
20…屋根パネル、32…結合材、40…頭つなぎ、5
0…上部板、60…パラペットカバー、70…換気プレ
ート、72…換気部、72a…通気孔、74…立ち上が
り部、76…パラペットカバー巻き込み部、80…外壁
パネル、90…胴縁、100…外装材。
Claims (3)
- 【請求項1】 建物を構成する外壁の上端面に立設され
たパラペットと、 前記外壁から建物中央に向かって下降傾斜する屋根と、 前記パラペットの内壁面、上端面及び外壁面と屋根の一
部とを覆うパラペットカバーを備え、 このパラペットカバーの内側に、建物の小屋裏から屋根
の上面上方に導かれパラペットの上端面上方を経てパラ
ペットの外壁面上方から下方に向かって建物外に連通さ
れる換気通路が形成された 無落雪屋根換気構造におい
て、 前記パラペットカバーの建屋外方下部と前記パラペット
の外壁面との間で前記換気通路の開口部分を塞ぐように
取付けられ、 建屋側への取り付け用の立ち上がり部と、 前記立ち上がり部から水平に形成され通気孔を有する換
気部と、 前記換気部から垂下してパラペットカバーにより巻き込
まれる巻き込み部と、 を有する換気プレートを備えることを特徴とする無落雪
屋根換気構造。 - 【請求項2】 請求項1において、 パラペットは、 上端面に小屋裏からパラペット内の換気通路を通って建
屋外方へ抜ける換気を行う連通部を有し、 パラペットカバーは、 前記連通部を避けてパラペット上端面に部分的に取り付
けられた結合材の上面に連続的に取り付けられた上部板
と、 前記結合材の軒側端面に取り付けられた頭つなぎ材とに
よって支持されることを特徴とする無落雪屋根換気構
造。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 換気プレートの換気部は、メッシュ、スリットまたは小
孔よりなる通気孔を有することを特徴とする無落雪屋根
換気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21218993A JP3194654B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 無落雪屋根換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21218993A JP3194654B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 無落雪屋根換気構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742331A JPH0742331A (ja) | 1995-02-10 |
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Family
ID=16618402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21218993A Expired - Fee Related JP3194654B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 無落雪屋根換気構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3194654B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
KR101450223B1 (ko) * | 2013-01-25 | 2014-10-15 | 주식회사 쿤스 | 백팩 |
-
1993
- 1993-08-03 JP JP21218993A patent/JP3194654B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0742331A (ja) | 1995-02-10 |
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