JP3090825B2 - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP3090825B2
JP3090825B2 JP05266656A JP26665693A JP3090825B2 JP 3090825 B2 JP3090825 B2 JP 3090825B2 JP 05266656 A JP05266656 A JP 05266656A JP 26665693 A JP26665693 A JP 26665693A JP 3090825 B2 JP3090825 B2 JP 3090825B2
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健次 逢坂
洋典 野田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、換気装置に関するも
のである。さらに詳しくは、この発明は、外観意匠性を
良好としつつ、換気量と防水性とを十分に確保すること
のできる換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、屋内空気を強制的に換気する
換気装置として、たとえば図4に示したように、屋根面
(ア)に設置される換気装置(イ)が知られている。こ
の換気装置(イ)は、配備した換気ファン(ウ)を作動
させることにより、屋根面(ア)より屋内空気を屋外に
排気することができる。
【0003】このような換気装置(イ)については、た
とえば図5に示したような装置がこれまでに提供されて
いる。この図5に例示した換気装置は、換気ファン
(ウ)を備えたファン部(エ)とフード部(オ)とを有
しており、ファン部(エ)を屋根面(ア)上に設置固定
するようにしている。また、この換気装置には、風雨が
内部に侵入するのを防止するために、上方へと立ち上が
らせた水切り立上がり部(カ)をファン部(エ)に設け
るとともに、この水切り立上がり部(カ)と重なるよう
に、フード部(オ)の周端部に水切り垂下部(キ)を配
設している。そして、これらの水切り立上がり部(カ)
と水切り垂下部(キ)との間に排気口部(ク)を形成し
ている。この排気口部(ク)には、防虫ネット(ケ)を
設けており、虫等の侵入を防止してもいる。
【0004】このような換気装置においては、換気ファ
ン(ウ)の作動により図5図中に示した矢印方向に屋内
空気を強制的に排気し、換気を行うことができる。ま
た、ファン部(エ)に設けた水切り立上がり部(カ)の
高さを高くし、かつこの水切り立上がり部(カ)とフー
ド部(オ)に設けた水切り垂下部(キ)との重なり寸法
(l)を長く取ることによって、防水性とともに換気性
能を十分なものとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その一
方で、この図5に例示した換気装置の場合には、換気装
置全体としての高さが高くなり、換気装置が屋根面
(ア)より突出し、外観の意匠性に欠けるという問題が
あった。そこで、従来では、換気装置全体の高さを低く
するための検討が加えられてきてもいる。
【0006】すなわち、図6aの部分断面図に例示した
ように、ファン部(エ)を低くし、しかも換気ファン
(ウ)を屋根面(ア)内に配置する。この場合、ファン
部(エ)が低くなることにより換気量が低下するおそれ
があるため、ファン部(エ)の間口を広げ、換気量を確
保する必要がある。そのために、水切り立上がり部
(カ)をファン部(エ)の外側に別体として設け、それ
にともなってフード部(オ)を図5の例よりも拡大す
る。
【0007】しかしながら、この図6aの例の場合に
は、風雨時に、換気装置に風雨の逃げ道がないため、風
雨は、排気口部(ク)より図中に示した矢印方向に換気
装置内部に侵入し、防水性に問題が生ずることとなる。
このような風雨の侵入を防止するために、たとえば図6
bに示したような換気装置が提案されている。
【0008】この図6bに例示した換気装置において
は、水切り立上がり部(カ)の内側に、もう一つの水切
り垂下部(キ)をフード部(オ)の頂部より下方に配設
している。このような水切り構造とすることによって、
前記したような換気装置内部への風雨侵入の防止が可能
となる。だが、その反面、この図6bの換気装置の場合
には、換気時における圧損が大きくなり、十分な換気量
を得にくいという問題が指摘されるのであった。
【0009】このように、屋根面に設置される換気装置
については、十分な換気量を有すること、防水性が確保
されていること、そして、外観意匠性が良好であること
の3つの条件を満たすことが必須と考えられる。この発
明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、
従来の換気装置の欠点を解消し、外観意匠性を良好とし
つつ、換気量と防水性とを十分に確保することのでき
る、改善された換気装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、下方に延びる水切り垂下部を周
端部に設けたフード部と、換気ファンを備えたファン部
とを有し、これらフード部とファン部との間に、返し部
を上端部に有する水切り立上がり部をフード部の水切り
垂下部に対向させて立設した屋根面設置の換気装置であ
って、前記水切り垂下部の下端部と前記水切り立ち上が
り部の上端部とを結ぶ線分の中点を通って鉛直方向に、
その水切り垂下部の下端部を越えることのない長さを有
し、上端部には返し部を設けた中間水切り部を配設し、
かつこの中間水切り部と水切り垂下部及び水切り立上が
り部との間に、装置内部及び外部と連通し上下方向に開
する排気口部をそれぞれ形成してなることを特徴とす
る換気装置を提供する。
【0011】
【作用】この発明の換気装置においては、下方に延びる
水切り垂下部を周端部に設けたフード部と、換気ファン
を備えたファン部とを配備し、かつこれらフード部とフ
ァン部との間に、返し部を上端部に有する水切り立上が
り部をフード部の水切り垂下部に対向させて立設する。
また、フード部に設けた水切り垂下部の下端部と水切り
立ち上がり部の上端部を結ぶ線分の中点を通って鉛直方
に、その水切り垂下部の下端部を越えることのない長
さを有し、上端部には返し部を設けた中間水切り部を配
設する。そして、この中間水切り部と水切り垂下部及び
水切り立上がり部との間に、装置内部及び外部と連通
上下方向に開口する排気口部をそれぞれ形成する。この
ため、換気装置全体の高さは低く抑えられるとともに、
換気量が十分に確保される。また、風雨が装置内部に侵
入するのを効果的に防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
の換気装置についてさらに詳しく説明する。図1は、こ
の発明の換気装置の一実施例を示した断面図である。こ
の例においては、換気装置は、換気ファン(1)を備え
たファン部(2)よりも十分大きいフード部(3)を有
している。このフード部(3)の周端部には、下方に延
びる水切り垂下部(4)を配設している。一方、ファン
部(2)に備えた換気ファン(1)は、屋根面(5)内
に配置するようにしている。この換気ファン(1)の駆
動電源は、商用電源より供給したり、あるいは、太陽電
池より供給するようにしてもよい。その場合、太陽電池
は、たとえばフード部(3)の頂部に配設することがで
きる。
【0013】また、ファン部(2)とフード部(3)と
の間には、フード部(3)の内部空間方向に立ち上がる
水切り立上がり部(6)を配設し、水切り垂下部(4)
と対向させている。この水切り立上がり部(6)の上端
部には、断面略L字型の返し部(7)を設けている。さ
らにこの例においては、フード部(3)の水切り垂下部
(4)と水切り立上がり部(6)との中間位置に、中間
水切り部(8)を、鉛直方向に設けてもいる。そして、
この中間水切り部(8)とフード部(3)の水切り垂下
部(4)及び水切り立上がり部(6)との間に、装置内
部及び外部と連通し、上下方向に開口した排気口部
(9)(10)を形成している。これらの排気口部
(9)(10)には、中間水切り部(8)と略同一平面
上に防虫ネット(11)を配設し、虫等の侵入を防止し
ている。
【0014】図2のa,b及びcは、各々、上記した中
間水切り部の配置位置について示した部分断面図であ
る。たとえば図2aに示したように、フード部(3)周
端部に設けた水切り垂下部(4)と水切り立上がり部
(6)との間には、見かけ上、水切り垂下部(4)の下
端部と水切り立上がり部(6)の上端部を結ぶ直線上の
防水ライン(12)が形成される。そして、図2bに例
示したように、図1に例示した中間水切り部(8)は、
この防水ライン(12)の中点上に、鉛直方向に配置す
る。また、この中間水切り部(8)の下端部は、フード
部(3)の水切り垂下部(4)の下端部より越えないも
のとする。中間水切り部(8)の下端部が、図2cに例
示したように、フード部(3)の水切り垂下部(4)の
下端部を越えてしまうと、排気口部(10)より排気さ
れる屋内空気が通過する中間水切り部(8)下方の開口
面積が小さくなり、その結果、後述するように、換気量
の低下を招いてしまう。一方、中間水切り部(8)の上
端部の配置位置については特に制限はないが、換気量を
十分に確保するためには、たとえば水切り立上がり部
(6)の上端部と略同一の高さとするのが好ましい。
【0015】また、中間水切り部(8)の上端部には、
図3aに例示したように、水切り立上がり部(6)と同
様に返し部(13)を設ける。この例においては、返し
部(13)は水平な片状とし、中間水切り部(8)の全
体形状を断面略L字型としている。このような返し部
(13)を設けないと、たとえば図3bに示したよう
に、風雨が排気口部(9)(10)より侵入すると、水
切り立上がり部(6)に吹き付けられる雨滴は、上端部
の返し部(7)でその散逸が防止されるものの、中間水
切り部(8)に吹き付けられた雨滴は、風圧により上端
部より装置内部に吹き飛ばされてしまう。このため、防
水性の低下が避けられない。一方、図3aに例示したよ
うに、中間水切り部(8)の上端部に返し部(13)を
設けると、そのような雨滴の装置内部方向への散逸が抑
えられ、防水性が確保される。
【0016】なお、このような中間水切り部(8)は、
図1に例示したフード部(3)、水切り立上がり部
(6)等に一部連結するなどして支持することにより、
上記の通りの所定位置に配置することができる。場合に
よっては、防虫ネット(11)で支持してもかまわな
い。その配置方法は任意とすることができる。たとえば
以上の構成を有する換気装置を実際に作製し、図5及び
図6bに示した従来装置と、図2aに例示したような中
間水切り部を設けない場合と、図2cに例示したような
中間水切り部(8)の下端部がフード部(3)の水切り
垂下部(4)下端部を越える場合と、図3bに例示した
ような中間水切り部(8)の上端部に返し部を設けない
場合の装置と性能の比較を行った。その結果を示したの
が表1である。
【0017】
【表1】
【0018】評価として、換気量については、図6bに
示した従来装置(比較例1)の換気量を1とし、上記構
成を有する換気装置(実施例)及び図5(比較例2)、
図2a(比較例3)、図2c(比較例4)、そして図3
b(比較例5)に示したそれぞれの装置の測定値を相対
的に算出した。また、防水性については、風速30m/
s、散水量240mm /hの散水試験機を用いて風雨の侵入
を評価した。
【0019】この試験結果からも明らかなように、この
発明の換気装置は、換気量が十分であり、しかも防水性
が良好となる。また、換気装置全体の高さも低く抑えら
れ、外観の意匠性が良好となる。換気装置として必須と
される換気量、防水性及び外観意匠性の3つ条件を全て
満たすことが確認される。性能に優れた換気装置とな
る。
【0020】なお、これらの性能は、図1に例示した換
気ファン(1)による強制換気だけでなく、換気ファン
(1)を作動させずに自然換気する場合にも良好とな
る。もちろんこの発明は、以上の例によって限定される
ものではない。フード部及びファン部の大きさ、形状及
び構造、また、換気ファンの構造等の細部については様
々な態様が可能であることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、外観意匠性が良好で、しかも十分な換気量と防水
性を有する屋根面設置の換気装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の換気装置の一実施例を示した断面図
である。
【図2】a,b及びcは、各々、図1に例示した中間水
切り部の配置位置について示した部分断面図である。
【図3】a及びbは、各々、中間水切り部の上端部の構
造について示した部分断面図である。
【図4】屋内換気について例示した断面図である。
【図5】従来の換気装置を示した断面図である。
【図6】a及びbは、各々、従来の換気装置を示した部
分断面図である。
【符号の説明】
1 換気ファン 2 ファン部 3 フード部 4 水切り垂下部 5 屋根面 6 水切り立上がり部 7 返し部 8 中間水切り部 9,10 換気口部 11 防虫ネット 12 防水ライン 13 返し部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に延びる水切り垂下部を周端部に設
    けたフード部と、換気ファンを備えたファン部とを有
    し、これらフード部とファン部との間に、返し部を上端
    部に有する水切り立上がり部をフード部の水切り垂下部
    に対向させて立設した屋根面設置の換気装置であって、
    前記水切り垂下部の下端部と前記水切り立ち上がり部の
    上端部とを結ぶ線分の中点を通って鉛直方向に、その水
    切り垂下部の下端部を越えることのない長さを有し、上
    端部には返し部を設けた中間水切り部を配設し、かつこ
    の中間水切り部と水切り垂下部及び水切り立上がり部と
    の間に、装置内部及び外部と連通し上下方向に開口する
    排気口部をそれぞれ形成してなることを特徴とする換気
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727583U (ja) * 1993-06-14 1995-05-23 洋子 石山 薬品用容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0727583U (ja) * 1993-06-14 1995-05-23 洋子 石山 薬品用容器

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