JP4355225B6 - 換気装置 - Google Patents

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本発明は、換気装置、より詳細には、建築物の屋根の棟部に設置されて、雨雪の屋内への吹き込みを防止しつつ屋根裏の換気を行う小屋裏換気装置として、あるいは、室内換気の排気塔として使用される換気装置に関するものである。
本願出願人は先に、簡易な構成で低コストにて供給でき、十分な通気性能を有していて十分な通気量を確保でき、取扱いやすく設置に場所を取らず、しかも強風雨時に雨雪が室内側に流入することを確実に防止できる棟換気部材として、山形であって、その傾斜側面に無数の通気孔を設けた通気部材と、前記通気部材の長さ方向両端を閉塞する弾性資材製の端部閉塞材と、通気性を有していて前記通気部材全体に被装されるカバーと、前記通気部材とカバーの長さ方向端部間の間隙を充填する間隙閉塞材とから成る棟換気材を提唱した(特開2003−20765)。
特開2003−20765号公報
上記棟換気材により、構成の簡易化並びに低コスト化の要請は一応満たされたが、近時、更なる構成・施工の簡易化並びに低コスト化の要請がある。本発明はこの要請に応えるためになされたもので、上記従来のものに比べて構成簡易であって施工も容易であり、材料コスト及び作業コストの低廉化が図れ、十分な通気性能と防雨・防雪機能を有し、小屋裏換気用としてのみならず、室内換気システムの排気塔等としての利用も可能な換気装置を提供することを課題とする。
本発明は、本体カバーと、前記本体カバーの内側に取り付けられていて前記本体カバーを支持する支持板と、前記本体カバーの両端面を閉塞する端面閉塞板と、前記支持板の間に通気間隙を保持して配設される水切とから成り、前記本体カバーは通気口群から成る外側通気面を有する傾斜面を備え、前記支持板は、前記外側通気面の通気口よりも小さい小孔群から成る内側通気面を有し、前記内側通気面は、前記外側通気面から適宜距離を置いて配置され、前記内側通気面の上端が、前記外側通気面の下端と前記水切の立上り面の上端とを結ぶ線上又はそれよりも下にくるようにされていることを特徴とする換気装置、を以て上記課題を解決した。
前記水切は、立上り面と前記立上り面の下端から斜め下方に延設された固定面とから成る場合と、立上り面とその中途から斜め下方に延設された固定面とから成る場合とがある。
また、前記水切の立上り面の下端部に、排気ダクトが接続部材を介し又はチャンバーを介して接続されることもある。
支持板の屋根材当接面に防水パッキンを定着することがあり、また、前記支持板の端部及び/又は中間部の裏面に沿って、山形の補強材を配設することもある。
本発明に係る換気装置は、本体カバーと支持板と水切とで構成され、部品点数が少なく、しかも本体カバーと支持板とが一体化され、また、水切も一体化されることもあるため、構成簡易であって施工工程も少なく、材料コスト及び作業コストの低廉化が図れる効果がある。
また、本体カバーは通気口群から成る外側通気面を有する傾斜面を備え、前記支持板は、前記外側通気面の通気口よりも小さい小孔群から成る内側通気面を有し、前記内側通気面は、前記外側通気面から適宜距離を置いて配置され、その内側に水切が配置されるため、十分な通気性能と防雨・防雪機能が発揮される。
請求項7及び8に記載の発明においては、更に、小屋裏換気機能と室内換気の排気機能とを併せ奏し得る効果があり、請求項9に記載の発明においては、支持板と屋根材との間からの雨水の浸入が防止され、請求項10に記載の発明においては、本体カバーが長尺化しても、その端部及び/又は中間部が補強材によって支持されるため、その形状が保持される効果がある。
本発明の最良の実施の形態を添付図面に依拠して説明する。先ず、図1乃至図7に示された第1の実施形態について説明する。そこに示されたものは小屋裏換気用に構成された換気装置で、それは、図1に示されるように本体部と水切部とから成り、本体部は、本体カバ−1と、その内側において本体カバー1を支持する支持板2と、本体カバー1の両端面を閉塞する端面閉塞板3とから成る。本換気ユニットは、通例、幅方向並びに長さ方向において左右対称に形成される。
本体カバー1は、棟部に対応する勾配の上方傾斜面4を有する山形形状で、上方傾斜面4は中途で下方に折曲され、下方傾斜面5が形成される。上方傾斜面には、長孔、円孔、格子状、その他適宜形状の通気口を多数穿設して成る外側通気面6が形成される。この外側通気面6は、ある程度の雨雪進入防止機能を果たすが、一義的には通気性を確保するためのもので、通気性が阻害されることがない程度の開口面積を持たせる。
支持板2は、その上端が上方傾斜面4の上端付近裏面に固定され、その下部が折曲されて屋根材31に当接する当接面7が形成される。当接面7の端部は折曲されて延長され、その延長面8の端部は、下方傾斜面5の裏面下端部に固定される。延長面8には、適宜水抜き孔9が穿設される。なお、必要に応じ当接面7の裏面に、その長さ方向に延びる防水パッキン24が定着される。この防水パッキン24は、当接面7と屋根材31との間から雨水が浸入することを防止する機能を果たす。
支持板2の中間部には、無数の適宜形状の小孔を穿設して成る内側通気面10が形成される。内側通気面10の小孔のサイズは、外側通気面6の通気口よりも小さく、円孔の場合で例えば直径が0.5mm乃至3mm程度とし、他の形状の場合もこれに準じたサイズとする。このサイズは、水滴を通すことなく通気が可能と考えられるサイズである。
に示された支持板2は左右に分割されているが、それぞれ上端部を延長して一体化した構成とすることもできる。また、支持板2、延いては、本体カバー1の保型のために、支持板2の端部、あるいは、端部及び中間の適宜個所の裏面に沿う、山形の補強材16が配設されることもある。
本体カバー1は、支持板2に支持されて棟部上に設置された際に、下方傾斜面5の下端が屋根材31から若干浮上した状態に保持されるように設計され、そこに水抜き間隙11が確保される。
端面閉塞板3は本体カバー1の両端を閉塞するものであり、本体カバー1に一体化される。端面閉塞板3の下端には外方に張り出す固定板12が延設され、この固定板12が釘止め、ネジ止め等によって屋根材31に固定されることにより、本体カバー1及び支持板2が棟部上に取り付けられる。
水切13は、立上り面14と立上り面14の下端から、屋根材31の傾斜に対応して斜め下方に延びる固定面15とから成り、棟に設けた開口32を挟んで一対配置される。水切13は、その固定面15を介して屋根材31に固定される。なお、固定面15を支持板2の当接面7の裏面に固定する等の方法で、水切13を支持板2及び本体カバー1と一体にした構成とすることもできる。
立上り面14の高さは、高ければ高い程防水効果が増すが、逆に通気性能が落ちてくる。そこで、好ましくは、内側通気面10の最上点Bが、立上り面14の最上点Aと外側通気面6の最下点Cとを結ぶ線a−aと同一かそれよりも下にくるように設計される。このような位置関係にした場合は、通気性能を落とすことなく、外側通気面6から入り込んだ雨雪が、内側通気面10を通り抜け、水切13の立上り面14を越えて小屋裏内に入り込むことが確実に回避される。
図3乃至図7は、本換気装置の施工方法を示すものである。その方法について説明すると、先ず、野地板33の棟部に開口32を設け(図3)、水切13の立上り面14を開口32から出し、水切13の傾斜面15を屋根材31とルーフィングの間に挟み込んだり、野地板33に、あるいは、野地板33から垂木35にかけて打ち付けたりすることによって水切13を固定する(図4)。
続いて、本体カバー1とこれに取り付けられている支持板2を水切13上に被せ(図5)、固定板12を介して屋根材31上に固定する(図6)。そして、棟上に棟包34を配し、棟包34と端面閉塞板3との間隙をシーリングにて防水処理して仕上げる(図7)。
上記の如くして設置した本換気装置においては、弱風時に一方の側の外側通気面6から流入した外気は、内側通気面10を抜け、水切13の上を通って小屋裏内の空気を引出しつつ、反対側の内側通気面10及び外側通気面6を通って抜ける。その際外側通気面6を通り抜けた雨雪の殆んどは、内側通気面10を通り抜けることなく下方に落ち、支持板2に沿って流れ、延長面8の水抜き孔9から屋根材31に落ちて水抜き間隙11から抜ける。内側通気面10を通り抜ける雨雪があっても、それは、立上り面14の高さの関係上、立上り面14を越えることができず、それに当って流れ落ちる。
また、強い風雨、風雪時には、外側通気面6内により多くの雨雪が吹き込まれるが、その多くは小孔群の内側通気面10を抜けられず、支持板2に沿って落下し、また、内側通気面10を通り抜けた雨雪は、上記のとおり立上り面14を越えることができずに屋根材31上を流れ落ちる。
次いで、図8乃び図9に示される第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、本換気装置を室内換気の排気塔として用いたもので、水切部分の構成が上記第1の実施形態と異なるだけで、他の構成は同じであるので、他の構成部についての説明は省略する。
第2の実施形態における水切17の立上り面18は開口32よりも下方に延びていて、その固定面19は立上り面18の中途に設置される。立上り面18の下端には、室内換気の排気ダクト20が接続されたチャンバー21が取り付けられる。その取付方法は任意であるが、図示した例では、立上り面18の下端部を内側に折り返して受け部22を形成し、チャンバー21の長辺側側面の上端を外側に折り返して掛け部23を形成し、掛け部23を受け部22に引掛け可能にしている。排気ダクト20は排気ファンに接続される。
なお、チャンバー21を用いることなく、適宜接続部材を介して、排気ダクト20の先端を直接開口32内又は水切17内に固定することとしてもよい。
この第2の実施形態の場合は、第1の実施形態の場合と同様の雨雪進入防止作用に加え、室内から延びる排気ダクト20を介し、室内換気が促進されるという作用・効果がある。
第3の実施形態も室内換気の排気塔用であり、この場合は、排気ファン25が開口32の直近部の野地板33裏面又は垂木35に設置され、その排気口25aが開口32に向けられる(図の仮想線部分参照)。この場合の水切13としては、固定面15が立上り面14の下端に延設されたタイプのものが用いられる。
この第3の実施形態の作用・効果は、上記第2の実施形態の場合と同じである。
第4の実施形態は、本換気装置に、小屋裏換気機能と室内換気の排気機能とを併せ持たせたものである。そのための第1の方法は、図10に示すように、本体カバー1内に仕切板27を1又は複数枚設置することにより、本体カバー1内を数室に区画し、各区画室に、小屋裏換気機能又は室内換気の排気機能のいずれかの機能を持たせるものである。
図10に示した例では、中間の区画室が、室内換気用の排気ファン26が接続されることによって室内換気の排気機能を担い、両側の区画室が小屋裏換気機能を担っている。各区画室の構成は、上記各実施形態に準ずる。この仕切板27を設置することに伴ない、支持板2及び水切13(17)も、仕切板27の数に応じて分割される。
なお、仕切板27を支持板2、2内にのみ配し、支持板2、2内部のみを複数に区画し、本体カバー1と支持板2、2間の空間はオープンにした構成にすることもできる。
上記両機能を併せ持たせるための他の構成としては、本体カバー1内を仕切ることなくオープンにし、第1の実施形態の構成において、チャンバー21又は排気ダクト20の先端を開口32内又は水切13内に固定し(第2の実施形態)、あるいは、排気ファン25を野地板33又は垂木35に設置する(第3の実施形態)方法が考えられる。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施態様について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施態様を構成することができることは明白なので、この発明は添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施態様に制約されるものではない。
本発明に係る換気装置の外観斜視図である。 本発明に係る換気装置の第1の実施形態の縦断面図である。 本発明に係る換気装置の施工方法(第1工程)を示す図である。 本発明に係る換気装置の施工方法(第2工程)を示す図である。 本発明に係る換気装置の施工方法(第3工程)を示す図である。 本発明に係る換気装置の施工方法(第4工程)を示す図である。 本発明に係る換気装置の施工方法(第5工程)を示す図である。 本発明に係る換気装置の第2の実施形態の縦断面図である。 本発明に係る換気装置の第2の実施形態の一部分解斜視図である。 本発明に係る換気装置の第3の実施形態の概略構成図である。
符号の説明
1 本体カバー
2 支持板
3 閉塞板
4 上方傾斜面
5 下方傾斜面
6 外側通気面
7 当接面
8 延長面
9 水抜き孔
10 内側通気面
11 水抜き間隙
12 固定板
13 水切
14 立上り面
15 固定面
16 補強材
17 水切
18 立上り面
19 固定面
20 排気ダクト
21 チャンバー
22 受け部
23 掛け部
24 防水パッキン
25 排気ファン
26 排気ファン
27 仕切板
31 屋根材
32 開口
33 野地板
34 棟包
35 垂木

Claims (7)

  1. 本体カバーと、前記本体カバーの内側に取り付けられていて前記本体カバーを支持する支持板と、前記本体カバーの両端面を閉塞する端面閉塞板と、前記支持板の間に通気間隙を保持して配設される水切とから成り、前記本体カバーは通気口群から成る外側通気面を有する傾斜面を備え、前記支持板は、前記外側通気面の通気口よりも小さい小孔群から成る内側通気面を有し、前記内側通気面は、前記外側通気面から適宜距離を置いて配置され、前記内側通気面の上端が、前記外側通気面の下端と前記水切の立上り面の上端とを結ぶ線上又はそれよりも下にくるようにされていることを特徴とする換気装置。
  2. 前記水切は、立上り面と前記立上り面の下端から斜め下方に延設された固定面とから成る、請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記水切は、立上り面とその中途から斜め下方に延設された固定面とから成る請求項1に記載の換気装置。
  4. 前記水切は、前記支持板に固定されている請求項1乃至のいずれかに記載の換気装置。
  5. 前記水切の立上り面の下端部に、排気ダクトが接続部材を介し又はチャンバーを介して接続されている請求項に記載の換気装置。
  6. 前記支持板の屋根材当接面に防水パッキン定着されている、請求項1乃至のいずれかに記載の換気装置。
  7. 前記支持板の端部及び/又は中間部の裏面に沿って、山形の補強材配設されている請求項1乃至のいずれかに記載の換気装置。
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