JP3194649B2 - ラクトン重合体の製造方法 - Google Patents
ラクトン重合体の製造方法Info
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Description
性に優れ、分子量分布の狭いラクトン重合体を短時間で
速やかに得るための製造方法に関する。ラクトン重合体
は、その平均分子量や官能基等の違いにより、産業上の
多くの分野で広く用いられる。
500〜5,000のラクトン重合体は、ポリウレタン
・塗料の原料として非常に有用であり、ラジカル重合性
二重結合を有するラクトン重合体は自動車、家電製品等
の分野でアクリルコーティング材料として利用されてい
る。分子量が10,000を超えるラクトン重合体は実
用的な機械的強度をもち、プラスチック成形品・フィル
ム・ホットメルト接着剤等に用いられている。
触媒は、数多く知られているが、代表的なものとして
は、アルカリ金属系化合物(特公昭40−26557、
U.S.Patent 3,021,314)、アルカリ土類金属
化合物(U.S. Patent 3,021,310;3,02
1,311)、アルミニウム系化合物(特公昭43−2
473)無機酸(特公昭35−497)、テトラブチル
チタネートなどのチタン系化合物およびスズ系化合物
(特公昭41−19559、特公昭64−1491)等
があげられる。これらの中で、アルカリ金属系化合物、
アルカリ土類金属化合物およびアルミニウム系化合物等
は、いずれも酸素や水分に接触すると直ちに発火したり
分解したりするなど安全性、取扱上の安全性に問題があ
る。
多くの触媒量を必要とし、しばしば色相や熱安定性に悪
い影響を与える。無機酸を触媒に用いると、ラクトンが
カル 高分子量のラクトン重合体が得られない欠点がある。こ
れに対して、テトラブチルチタネート等のチタン系化合
物やスズ化合物、モリブデン、ジルコニウム、タングス
テンおよび鉛等の金属化合物は取扱い易く、ラクトン単
量体に対して十分の溶解性を有しており、毒性も問題に
ならない。
チタン、スズ等の金属化合物触媒においてはハロゲンま
たは有機酸根を含有するものが数多く存在し、ラクトン
重合速度は早いものの、開始剤が置換する際に遊離する
ハロゲン酸や有機酸が、触媒活性を低下させたり、得ら
れたラクトン重合体の色相、低臭気性および熱安定性を
劣化させる原因になること、また遊離した酸からラクト
ン開環反応が進行し、分子内に開始剤骨格を含まない末
端カルボキシル基低分子量のラクトン重合体が生成し
て、これが得られたラクトン重合体の諸物性に悪影響を
及ぼす等の問題点があった。
を解決すべく鋭意検討を行った結果、ハロゲンまたは有
機酸根を含有する金属化合物触媒に開始剤が置換する際
に遊離するハロゲン酸または有機酸を除去する事で、重
合速度において極めて速やかにかつ色相、低臭気性およ
び熱安定性に優れたラクトン重合体が安定して得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
する遊離酸を除去することを特徴とするラクトン重合体
の製造方法を提供するものである。
て使用する金属化合物触媒は、ハロゲンまたは有機酸根
を含有する化合物であり、金属元素としては、特に限定
されないが、周期表でのIIIA、IVA、VIAおよびIVB
族に属す金属元素が好ましく、その中でスズ、チタン、
モリブデン、ジルコニウム、タングステンおよび鉛化合
物が最も好ましく用いられる。
て使用する金属化合物触媒に含有されるハロゲンは、塩
素、臭素、ヨウ素およびフッ素原子であり、この中で特
に塩素原子が一般的であり、有機酸根としては、炭素数
1〜30までの脂肪族、脂環族、芳香族または二塩基酸
および二塩基酸ハーフエステル等の有機酸根であり、具
体的には、ギ酸根、酢酸根、プロピオン酸根、ブタン酸
根、ヘキサン酸根、ヘプタン酸根、2−エチルヘキサン
酸根、オクチル酸根、デカン酸根、ラウリル酸根、パル
ミチン酸根、ステアリン酸根、オレイン酸根、シクロヘ
キシル酢酸根、安息香酸根、ベンジル酸根またはフタル
酸根、マレイン酸根、フマル酸根、コハク酸根およびこ
れらの二塩基酸根のメチル、エチル、プロピル、ブチル
およびオクチル等のハーフエステルの有機酸根等が挙げ
られる。
て使用する金属化合物触媒の具体例としては、塩化第一
スズ、塩化第二スズ、臭化第一スズ、臭化第二スズ、ヨ
ウ化第一スズ、ヨウ化第二スズ、フッ化第一スズ、フッ
化第二スズ、2−エチルヘキサン酸第一スズ、2−エチ
ルヘキサン酸第二スズ、酢酸第二スズ、モノブチル三塩
化スズ、モノブチルトリ(2−エチルヘキサン酸)ス
ズ、モノブチルトリ酢酸スズ、モノブチル塩化スズハイ
ドロキサイド、モノオクチル三塩化スズ、ジブチルジ
(2−エチルヘキサン酸)スズ、ジブチルジ(ラウリル
酸)スズ、ジブチルジ(モノブチルマレイン酸)スズ、
ジブチルジ酢酸スズ、ジブチル二塩化スズ、トリブチル
塩化スズ、四塩化チタン、三塩化チタン、四臭化チタ
ン、三臭化チタン、酢酸モリブデン、酢酸ジルコニウ
ム、酢酸タングステンおよび酢酸鉛等が挙げられる。
において使用する金属化合物は、単独または二種以上の
混合物として更にいかなる会合状態でも使用することが
可能である。
とは、ラクトン単量体の1分子以上が開環付加反応する
ことにより生成する化合物の集合またはこれらの化合物
を50重量%以上含有する混合物である。具体的には、
多価アルコールや分子内に水酸基を含有するポリマー等
を開始剤として、ラクトン単量体を開環付加重合させた
粘稠液体、ろう状固体、プラスチック等のオリゴマーや
ポリマー、およびヒドロキシエチルメタクリレートとラ
クトン単量体との開環付加反応により生成するラジカル
重合性二重結合を有するモノマー等が挙げられる。
レロラクトン、ε−カプロラクトン、エナントラクト
ン、8−ヒドロキシオクタン酸ラクトン、12−ヒドロ
キシドデカン酸ラクトン、13−ヒドロキシトリデカン
酸ラクトン、14−ヒドロキシテトラデカン酸ラクト
ン、15−ヒドロキシペンタデカン酸ラクトンおよびこ
れらラクトンのアルキル誘導体ならびにアルコキシ誘導
体である。
ジオキサン、1,4−ジオキサン−2−オン、3−プロ
ピル−2−ケト−1,4−ジオキサン等のジオキサン類
も適用される。これらのラクトン単量体の中で実用的価
値の最も大きいε−カプロラクトンや、メチル化ε−カ
プロラクトン、δ−バレロラクトン、3−エチル−2−
ケト−1,4−ジオキサン等が好ましく用いられる。
ノ基、チオール基およびカルボキシル基等を分子内に有
する化合物やポリマーであり、水、グリコール、トリオ
ール、テトラオール等の多価アルコール、ラジカル重合
性、二重結合等の官能基を有するアルコール、アミン
類、および分子内に水酸基を含有するポリマー等が挙げ
られる。具体的には水、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキ
サメチレンジオール、グリセリン、ペンタエリスリトー
ル、メトキシエタノール、モノアセチルエチレングリコ
ール、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−アミノエタノール、6
−ヒドロキシヘキサン酸、アリルアルコール、4−ヒド
ロキシブチルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビ
ニルエーテル、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレン
オキシド、ポリテトラメチレングリコール、水酸基を含
有するエポキシ樹脂、水酸基を含有するポリブタジエ
ン、および2−ヒドロキシエチルメタクリレートを共重
合またはグラフト化したポリマー等が挙げられる。
ゲンまたは有機酸根を含有する金属化合物触媒に開始剤
が置換する際に遊離するハロゲン酸または有機酸を除去
する方法としては、大別して2通りある。
せ、遊離する酸を蒸発または吸着によって系外に追い出
す方法と、もう1つの方法としては遊離する酸を酸キャ
ッチャーにより、ラクトン重合体の製造上無害の化合物
に変化させる方法である。
スにより、遊離する酸を蒸発により除去する方法、活性
炭、微細フィルター等に吸着させて除去する方法がある
が、既存の装置にて適当な温度、圧力を設定し問題なく
遊離する酸を除去することができる。後者の方法の酸キ
ャッチャーとしては、遊離する酸を中和または付加反応
により、ラクトン重合体の製造上無害の化合物に化学変
化させる化合物ならばいかなるものでも使用できる。
リ性金属化合物、アミン類、エポキシ類、アセタール
類、イソシアネート類、オキサゾリン類等が挙げられ
る。代表的な化合物と列記すると、アルキルリチウム、
アルキルアルミニウム、アルキルナトリウム、ナトリウ
ムアルコキシド、カリウムアルコキシド、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリム、アンモニア、トリエチルアミン、
ピリジン、グルタミン酸、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、グリシドール、グリシジルメタクリレート
ポリマー、エピコート828、ダイセル化学工業(株)
製脂環式エポキシ化合物、セロキサイド2021、20
00、3000およびセロキサイド4000等が列記さ
れる。
オキサゾリン基を含有する化合物またはポリマーを用い
ることができる。
なる方法を用いてもよく、直接添加する方法、溶媒やラ
クトン単量体に希釈し添加後、中和または付加反応によ
り生成する化合物を分別する方法等が好ましく用いられ
る。
いが、遊離する酸の0.1〜10倍当量、好ましくは
0.5〜1.5倍当量を添加することができる。酸キャ
ッチャーの添加時期は特に制限されないが、金属化合物
触媒に開始剤が置換する際もしくはそれ以前に添加する
のが好ましい。本発明におけるラクトン重合体の製造方
法としては特に限定されないが、ハロゲンまたは有機酸
根を含有する金属化合物触媒と開始剤を接触させ遊離す
る酸を除去した後、一般的には80〜230℃、好まし
くは100〜180℃の温度でラクトン単量体を開環重
合(付加)反応する方法が望ましい。
て0.1〜1000ppm 、好ましくは1〜100ppm 、
開始剤量はラクトン単量体に対して0.01〜1000
重量部添加する反応温度が80℃を下回る場合は反応速
度が遅く、230℃を上回る場合は酸化反応による着色
や生じた重合体の分解反応等が発生し好ましくない。金
属化合物触媒量が0.1ppm を下回る場合も反応速度が
遅く、1000ppmを上回ると生じた重合体の色相、熱
安定性等が悪化するため好ましくない。また本発明のラ
クトン重合体を製造する方法では、塊重合、溶液重合お
よび懸濁重合等のいかなる重合方法も問題なく用いられ
る。
トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類が、反応に
不活性で比較点沸点が高いため好ましい。溶媒は実質的
に無水のものが望ましい。
おける製造装置の形式は、特に制限を受けない。たとえ
ば、バッチ式、半連続式および連続式の通常の撹拌型反
応器、ニーダー型反応器が問題なく使用できる。
制限を受けない。0.01Torr〜10気圧、チッ素等不
活性ガス、空気等雰囲気の条件下で任意に反応を行うこ
とが可能である。以下実施例によって本発明を更に詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
えた1リットルフラスコにε−カプロラクトン(水分
0.005%)500g、金属化合物触媒としてモノブ
チルトリ(2−エチルヘキサン酸)スズ0.05g、開
始剤としてエチレングリコール0.4gおよび酸キャッ
チャーとしてエピコート828(油化シェル(株)製)
1gを仕込みチッ素をふき込みながら160℃で撹拌し
た。
が得られた。このもののゲルパーミエーションクロマト
グラフィー測定による標準ポリスチレン換算数平均分子
量、分子量分布値(重量平均分子量/数平均分子量)、
重合(反応)率が99%を上回るまでに要する時間、色
相(固形分30%キシレン溶液のAPHA値:JIS K 155
7)および臭気評価結果を表1にまとめて記載した。
グリコール16g、金属化合物触媒として塩化第二スズ
0.02gを加え、チッ素をバブリングしながら発生す
る塩化水素ガスを系外に除去し中和処理した。更に残存
する塩化水素を中和するためピリジン1mgを加えたε
−カプロラクトン(水分0.005%)500gを仕込
みチッ素をふき込みながら140℃で撹拌した。
られた。このものの物性を実施例1と同様に測定し、そ
の結果を表1にまとめて記載した。
分0.005%)300g、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート342g、重合禁止剤としてハイドロキノン
モノメチルエーテル3g、金属化合物触媒としてモノブ
チルトリ(2−エチルヘキサン酸)スズ0.08gおよ
び酸キャッチャーとしてグリシジルメタクリレート0.
1gを仕込み、空気をふき込みながら100℃で撹拌し
た。
トグラフィーで測定していったところ7時間で反応率が
99%を上回った。このラクトン変性2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートはAPHA値(JIS K 1557)5以下
と色相が非常に良く、酸価も0.29KOHmg/g と低かっ
た。このものに他のモノマーを共重合させたところ良好
なるアクリルポリオール樹脂が得られた。
子量2000のポリエチレングリコール400g、金属
化合物触媒として四塩化チタン0.1gを加え、120
℃で撹拌し、チッ素をバブリングしながら発生する塩化
水素ガスを系外に除去し、中和処理した。
ためセロキサイド2021[ダイセル化学工業(株)
製]0.5g、およびε−カプロラクトン(水分0.0
05%)400gを仕込みチッ素をふき込みながら14
0℃で撹拌した。6時間後白色ろう状のポリエステルが
得られた。このものの物性を実施例1と同様に測定し、
その結果を表1にまとめて記載した。
〜4で用いた遊離酸を除去するための操作または酸キャ
ッチャーの添加をまったくすることはなく、それ以外は
それぞれ実施例1〜4と同様な配合割合および方法で、
ラクトン単量体、金属化合物触媒および開始剤を仕込
み、まったく同様な条件下で重合(反応)した。重合
(反応)率が99%を上回るまでに要する時間および得
られたものの物性を実施例1〜4と同様に測定し、比較
例1、2および4については結果を表1に記載した。
て、APHA値(JIS K 1557)は35、酸価も3.12
KOHmg/gと高く、性状が劣っていた。それ以外の物性ま
たは反応速度においては大差なかった。
ンプル管中に約5gづつ入れ、190℃のオーブン中で
加熱した。加熱時間が2、4および8時間の3点でサン
プリングして、それぞれの GPCを測定し、標準ポリスチ
レン換算数平均分子量が加熱していない樹脂のそれと比
較してどのくらい減少しているか計算し結果を図1に図
示した。
優れていた。(以下余白) 表1 実施例・比較例・重合時間・物性一覧表 金属化合物 反応温度 重合率 数平均 分子量 色相 臭気 触媒 (℃) 99% 時間 分子量 分布 (APHA) 評価 実施例1 A 160 4 112000 1.50 5 1 2 B 140 6 2000 1.58 5 1 4 C 140 6 4000 1.71 10 2 比較例1 A 160 4 106000 1.57 15 2 2 B 140 6 2000 1.85 30 3 4 C 140 7 4000 1.82 50 4 注 (1)使用触媒の略号は下記の物質を示す (2)重合率99%時間というのは、重合率が99%を
上回るのに要する時間を示す。
する金属化合物触媒はラクトン単量体の開環反応を著し
く活性化させ有用であるが、遊離する酸が、生成物の色
相等の物性に悪影響を与えていた。本発明の記載された
方法で遊離酸を除去することによって、大幅に色相が改
善され、更に分子量分布が狭くなる、臭気が少なくな
る、 図1に示すように熱安定性が良くなる等諸物性に
非常に優れたラクトン重合体が簡便かつ速やかに得られ
るようになった。(以下余白)
クトン樹脂の熱安定性比較試験結果を図示したもの。
Claims (8)
- 【請求項1】 ハロゲンまたは有機酸根を含有する金属
化合物触媒を用いて活性水素を有する化合物を開始剤に
ラクトン化合物を開環付加重合せしめるに際し、金属化
合物触媒と開始剤との置換反応で遊離するハロゲン酸ま
たは有機酸を除去することを特徴とするラクトン重合体
の製造方法。 - 【請求項2】 金属化合物触媒がスズ、チタン、モリブ
デン、ジルコニウム、タングステンおよび鉛化合物から
選択される少なくとも一つである請求項1記載のラクト
ン重合体の製造方法。 - 【請求項3】 金属化合物触媒が塩化第一スズ、塩化第
二スズ、モノブチルトリ(2−エチルヘキサン酸)ス
ズ、四塩化チタンおよび三塩化チタンから選択される少
なくとも一つである請求項1記載のラクトン重合体の製
造方法。 - 【請求項4】 開始剤として、多価アルコールを用いる
請求項1記載のラクトン重合体の製造方法。 - 【請求項5】 開始剤として、分子内に二重結合を有す
るアルコールを用いる請求項1記載のラクトン重合体の
製造方法。 - 【請求項6】 開始剤として、分子内に水酸基を有する
ポリマーを用いる請求項1記載のラクトン重合体の製造
方法。 - 【請求項7】 ハロゲン酸または有機酸を除去するにお
いて、酸と反応する化合物を添加することを特徴とする
請求項1記載のラクトン重合体の製造方法。 - 【請求項8】 酸と反応する化合物として、エポキシ化
合物を用いることを特徴とする請求項7記載のラクトン
重合体の製造方法。
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-
1993
- 1993-06-10 JP JP13840393A patent/JP3194649B2/ja not_active Expired - Fee Related
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