JP3193720U - タイヤの滑り止め具 - Google Patents

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健二 熊木
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日本ビクス株式会社
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Abstract

【課題】アスファルト走行時の耐久性の向上を図り、雪面等との双方で利用可能な二輪車用のタイヤの滑り止め具を提供する。
【解決手段】滑り止め具10は、略リング状の一対のサイドリング12A,12Bと、複数の滑り止め体30と、係止具40により構成される。一対のサイドリング12A,12Bは、サイドウォール部52に沿って設けられるものであり、開閉具20によって開閉可能である。滑り止め体30は、サイドリング12A,12B間に架け渡される伸縮可能なスプリング32と、その外周に設けられた回転可能な筒状体34により構成される。筒状体34によって、スプリング32がアスファルトに直に接するのを防ぎ、また、回転により摩擦を低減することで、傷みにくく耐久性が増す。また、サイドリング12A,12B間には、リム56側に複数の係止具40を架け渡し、タイヤ50からの脱落を防止する。
【選択図】図1

Description

本考案は、タイヤの滑り止め具に関し、更に具体的には、二輪車用のタイヤの滑り止め具に関するものである。
従来の自動二輪車用の滑り止め具としては、例えば、下記特許文献1の第2図に示すような金属チェーンを用いたものがある。同図に示す滑り止め装置は、タイヤのサイドウォールに沿って設けられる一対のサイドチェーンと、該一対のサイドチェーンに架け渡されトレッドと対向するように設置される複数のクロスチェーンにより構成されている。そして、前記クロスチェーンにより、雪面及び表面をグリップすることで、滑り止めとしての役割を果たすことができる構成となっている。
特開2004−142692号公報(第2図)
しかしながら、上述した背景技術に示すようなチェーンを用いた構造では、雪面や氷面を走行するときにはよいが、通常のアスファルト面を走行すると、チェーンが傷みやすく、耐久性に乏しいという課題がある。このため、雪面等とアスファルトの双方の走行に用いることができる滑り止め装置があれば好都合である。
本考案は、以上のような点に着目したもので、アスファルト走行時の耐久性の向上を図り、着脱も容易で、雪面等とアスファルトの双方で利用可能な二輪車用のタイヤの滑り止め具を提供することを、その目的とする。
本考案は、二輪車用のタイヤの滑り止め具であって、開閉可能な略リング状であって、前記タイヤのサイドウォールに沿って設けられる一対のサイドリングと、該一対のサイドリングに両端が連結しており、前記タイヤのトレッド部に架け渡される複数の滑り止め体と、前記一対のサイドリングに両端が係合可能であって、前記タイヤのリム側に架け渡される伸縮可能な複数の係止具と、を有しており、前記複数の滑り止め体が、伸縮可能なスプリングと、該スプリングの外周に設けられた複数の筒状体と、からなることを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記スプリングが螺旋状であって、前記複数の筒状体は、前記スプリングに対して回転可能であることを特徴とする。本考案の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本考案によれば、開閉可能な略リング状であってタイヤのサイドウォールに沿って設けられる一対のサイドリングと、該サイドリングに両端が連結しており、前記タイヤのトレッド部に架け渡される複数の滑り止め体と、前記一対のサイドリングに両端が係合可能であって、リム側に架け渡される伸縮可能な複数の係止具により二輪車用のタイヤの滑り止め具を構成する。そして、前記複数の滑り止め体を、伸縮可能なスプリングと、該スプリングの外周に設けられた複数の筒状体により構成することとした。このため、アスファルトを走行する場合であっても、前記筒状体により、前記スプリングがアスファルトに直に接触することを防ぐため、スプリングが傷みにくく耐久性が増す。また、前記筒状体が前記スプリングに対して回転することにより摩擦が低減し、一層耐久性が増す。
本考案の実施例1を示す図であり、(A)は本実施例の滑り止め具をタイヤに装着した状態を示す外観斜視図,(B)は前記滑り止め具の全体構成を示す外観斜視図である。 前記実施例1を示す図であり、(A)はサイドリングの開閉部を示す図,(B)は前記サイドリングの断面を示す図,(C)は滑り止め体の構造を示す斜視図,(D)は係止具を示す斜視図である。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1及び図2を参照しながら本考案の実施例1を説明する。図1(A)は、本実施例の滑り止め具をタイヤに装着した状態を示す外観斜視図,図1(B)は前記滑り止め具の全体構成を示す外観斜視図である。図2(A)は、サイドリングの開閉部を示す図,図2(B)は前記サイドリングの断面を示す図,図2(C)は滑り止め体の構造を示す斜視図,図2(D)は係止具を示す斜視図である。図1(A)に示すように、本実施例の滑り止め具10は、雪面や氷面等の走行時の滑り止めのために、自動二輪車のタイヤ50に着脱可能に装着されるものである。
図1(A)及び(B)に示すように、本実施例の滑り止め具10は、略リング状の一対のサイドリング12A,12Bと、該サイドリング12A,12B間にはしご状に設けられた複数の滑り止め体30と、前記サイドリング12A,12B間に着脱可能に係合する複数の係止具40により構成されている。前記サイドリング12A,12Bは、略リング状であって、前記タイヤ50のサイドウォール部52に沿って設けられるものであり、開閉具20により開閉可能となっている。
前記開閉具20は、例えば、図2(A)に示すように、サイドリング12A,12Bの端部18A,18Bに設けられた係合凸部24A,24Bと、受け金22により構成されている。前記受け金22には、前記係合凸部24A,24Bを引っ掛けて係合させるための溝26が形成されている。該溝26は、中央部分の幅が端部よりも広く形成されており、幅広の部分に前記係合凸部24A,24Bを入れてから、溝26に沿って端部まで移動させると、受け金22の端部と係合凸部24A,24Bが係合して、サイドリング12A,12Bを閉じることができる。また、上記と逆の動作により開閉具20は容易に開くことができる。このような開閉具20により、サイドリング12A,12Bをタイヤ50に容易に装着することができる。また、本実施例では、前記サイドリング12A,12Bは、例えば、図2(B)に示すように、ワイヤ14とその外周を被覆するコーティング16により構成されており、サイドリング12A,12B自体は伸縮性を有していない。
次に、前記滑り止め体30について説明する。前記滑り止め体30は、前記一対のサイドリング12A,12Bに両端が連結しており、前記タイヤ50のトレッド部54に架け渡されるものである。すなわち、タイヤ50に装着した状態において、図1(A)に示すように、はしご状に架け渡されている。前記滑り止め体30は、図2(C)に示すように、伸縮可能な螺旋状のスプリング32と、該スプリング32の外周に設けられた複数(図示の例では9個)の筒状体34により構成されている。前記筒状体34は、例えば、アルミにより形成されており、本実施例では、前記スプリング32に対して筒状体34が回転可能に取り付けられている。このような構成の滑り止め体30は、前記スプリング32の一端側に設けられた固定具36Aによりサイドリング12Aに連結されており、他端側が固定部36Bによりサイドリング12Bに連結されている。前記滑り止め体30を設ける数は、タイヤ50の径などに応じて適宜増減可能である。
また、前記係止具40は、前記サイドリング12A,12Bに両端が係合可能であって、前記タイヤ50のリム56側に架け渡されている。該係止具40は、例えば、図2(D)に示すように、伸縮可能なスプリング42と、その両端に設けられた係合部44A,44Bにより構成されており、前記係合部44A,44Bをサイドリング12A,12Bに係合する。また、前記スプリング42には、カバーチューブ46が必要に応じて設けられる。なお、図示の例では、サイドリング12A,12B間の4ヶ所に係止具40を設けることとしたが、これも一例であり、必要に応じて増減してよい。このような係止具40を設けることにより、サイドリング12A,12Bが内側に引っ張られ、タイヤ50から外れるのを防ぐことができる。
本実施例の滑り止め具10を装着した場合、前記滑り止め体30により雪道等におけるスリップを防止することができる。また、前記滑り止め具10を装着したまま、雪がないアスファルト等を走行した場合であっても、前記筒状体34があるため、前記スプリング32が直にアスファルトに接するのを防止するため、従来のチェーン式に比べて傷みにくく耐久性が増す。また、前記筒状体34が前記スプリング32に対して回転可能に取り付けられているため、該筒状体34が回転することにより摩擦が低減し、一層滑り止め具10の耐久性の向上を図ることができる。
このように、実施例1によれば、次のような効果がある。
(1)開閉可能な略リング状であってタイヤ50のサイドウォール部52に沿って設けられる一対のサイドリング12A,12Bと、該サイドリング12A,12Bに両端が連結しており前記タイヤ50のトレッド部54に架け渡される複数の滑り止め体30と、該サイドリング12A,12Bに両端が係合可能であって、タイヤ50のリム56側に架け渡される複数の伸縮可能な係止具40により自動二輪車用のタイヤ50の滑り止め具10を構成した。そして、前記滑り止め体30を、伸縮可能なスプリング32と、その外周に設けられた複数の筒状体34により構成することとした。このため、アスファルトを走行するときに前記筒状体34によって、前記スプリング32がアスファルトに直に接触することを防ぎ、スプリング32が傷みにくくなり、アスファルト走行時の耐久性が増す。
(2)前記筒状体34が前記スプリング32に対して回転可能であるため、摩擦が低減し、一層滑り止め体30の耐久性が向上する。
(3)前記係止具40が、サイドリング12A,12B間に、リム56側において着脱可能に架け渡し可能であるので、滑り止め装置10がタイヤ50から脱落するのを防止することができる。
なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法,材質は一例であり、必要に応じて適宜変更可能である。
(2)前記実施例で示したサイドリング12A,12Bの構造も一例であり、公知の各種のワイヤ等を利用可能である。またサイドリング12A,12B自体が伸縮性を有することを妨げるものではない。
(3)前記実施例で示したサイドリング12A,12Bの開閉具20も一例であり、同様の効果を奏するものであれば、公知の各種の開閉具を利用してよい。
(4)前記実施例で示した筒状体34も一例であり、その数は必要に応じて適宜増減してよい。
(5)前記実施例で示した滑り止め体30の両端の連結方法も一例であり、同様の効果を奏するものであれば、公知の各種の連結具等を適用してよい。
(6)前記実施例では、4つの係止具40をリム56側に架け渡すこととしたが、これも一例であり、必要に応じて係止具40の数や架け渡す位置は適宜変更してもよい。
(7)前記実施例で示した係止具40も一例であり、図示の例では、螺旋状のスプリング42を設けたが、例えば、バンド状のゴムを用いるなど、同様の効果を奏する範囲内で適宜設計変更可能である。
本考案によれば、開閉可能な略リング状であってタイヤのサイドウォールに沿って設けられる一対のサイドリングと、該サイドリングに両端が連結しており、前記タイヤのトレッド部に架け渡される複数の滑り止め体と、前記一対のサイドリングに両端が係合可能であって、リム側に架け渡される伸縮可能な係止具により構成し、前記複数の滑り止め体を、伸縮可能なスプリングと、その外周に設けられた複数の筒状体により構成することとした。このため、アスファルトを走行する場合であっても、前記筒状体により、前記スプリングがアスファルトに直に接触することを防き、スプリングが傷みにくく耐久性が増すため、二輪車用のタイヤの滑り止め装置の用途に適用できる。特に、雪道とアスファルトの双方を走るような場合に好適である。
10:滑り止め具
12A,12B:サイドリング
14:ワイヤ
16:コーティング
18A,18B:端部
20:開閉具
22:受け金
24A,24B:係合凸部
26:溝
30:滑り止め体
32:スプリング
34:筒状体
36A,36B:固定具
40:係止具
42:スプリング
44A,44B:係合部
46:カバーチューブ
50:タイヤ
52:サイドウォール部
54:トレッド部
56:リム

Claims (2)

  1. 二輪車用のタイヤの滑り止め具であって、
    開閉可能な略リング状であって、前記タイヤのサイドウォールに沿って設けられる一対のサイドリングと、
    該一対のサイドリングに両端が連結しており、前記タイヤのトレッド部に架け渡される複数の滑り止め体と、
    前記一対のサイドリングに両端が係合可能であって、前記タイヤのリム側に架け渡される伸縮可能な複数の係止具と、
    を有しており、
    前記複数の滑り止め体が、
    伸縮可能なスプリングと、
    該スプリングの外周に設けられた複数の筒状体と、
    からなることを特徴とする二輪車用のタイヤの滑り止め具。
  2. 前記スプリングが螺旋状であって、
    前記複数の筒状体は、前記スプリングに対して回転可能であることを特徴とする請求項1記載の二輪車用のタイヤの滑り止め具。
JP2014004179U 2014-08-06 タイヤの滑り止め具 Active JP3193720U (ja)

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JP3193720U true JP3193720U (ja) 2014-10-16

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