JP3193456U - 段ボールシートの折り曲げ構造及び段ボール箱 - Google Patents
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例えば、図7(a)に示す段ボールシートは消火器を梱包する段ボール箱を形成するためのものであるが、4つの連設された側面部72、73、74、75と、その一端側に延設された糊しろ部76と、それぞれの側面部72、73、74、75の両側に延設された一対のフラップ77a〜77d、78a〜78dとから成り、以下の過程を経て組み立てられる(特許文献1)。
一方、一般に梱包材として段ボールを用いる大きな理由は、それがリサイクル可能であることである。従って、被梱包物を取り出した後の段ボール箱は、それを解体して1枚の段ボールシートに戻し、リサイクルを容易にする必要がある。しかし、上記のように接着が強固になると、接着を剥がすのに困難を伴うようになる。
段ボールシートの折り曲げ構造であって、該段ボールシートの厚みの1倍〜2倍の長さの間隔をおいて、中辺の長さが該厚みの2倍〜20倍、両端辺の長さが該厚みの1倍〜2倍のコの字状の切込部が複数、直線状に並ぶように配置されていることを特徴とする。
3本の平行な第1〜第3の境界線を介して連設された第1〜第4の側面部と、
前記第1側面部に、前記第1〜第3の境界線と平行な第4の境界線を介して延設された糊しろ部と、
を有する段ボールシートであって、
前記第1〜第4の境界線の少なくとも1つの境界線に、前記折り曲げ構造を有することを特徴とする。
第1〜第4の境界線で折り曲げられた第1〜第4の側面部から成る四角筒状の本体を有する段ボール箱であって、
前記第1〜第4の境界線の少なくとも1つの境界線に前記折り曲げ構造を有することを特徴とする段ボール箱。
本実施例の段ボールシート10は、消火器を梱包する段ボール箱を作製するためのもので、厚さ5 mmの両面段ボールから成る。
まず、先ほどの上側の開口部と同様に、下側の開口部の外側フラップ18b及び18dを内側フラップ18a及び18cから剥がす。こうして両側の開口部を開けた後、第4境界線24が中央に来るようにして、段ボール箱の四角筒状の本体を平らにする。そして、第4境界線24(に形成されている折り曲げ部)で山折りとなるように全体を折り曲げる。そうすると、図4に示すように、上方にある第1側面部12、第4側面部15が両側に引っ張られ、間隔部29が引きちぎられるように切断される。前述の通り、間隔部29は切込部27よりもずっと短いため、この第4境界線24における切断は容易に行うことができる。
この構成の場合、第4境界線64と第1境界線61の間にある第1側面部52の一端にあるフラップ57a又は58bを引っ張ることによって、第1側面部52は両隣の側面部53、55から容易に分離され、段ボールシートとすることができる。
上記折り曲げ構造は、上記実施例のように第4境界線や第1境界線上に限定されることはなく、第1〜第4の境界線全てに設けられていてもよい。さらに、上記折り曲げ構造は、フラップと側面部の境界線に設けられてもよい。この場合、フラップの折り込み及び糊付けが容易となる。また、段ボール箱を解体する際も、フラップは側面部から容易に切り離される。
なお、切込部のコの字の向きは全て同じである必要はなく、例えば、図6(a)に示すようにコの字の向きが交互になっていてもよい。また、複数のコの字状の切込部は、中辺が1本の線上にくるように配置されている必要はなく、例えば、図6(b)に示すように、コの字状の切込部が全体として境界線上に形成されていてもよい。
12〜15、52〜55…側面部
16…糊しろ部
17a〜17d、18a〜18d、57a、58a…フラップ
19…基礎部
20…ハンドル部
21〜26、61、64…境界線
27…コの字状の切込部
27a…中辺
27b…端辺
28…貫通孔
29…間隔部
Claims (8)
- 段ボールシートの折り曲げ構造であって、該段ボールシートの厚みの1倍〜2倍の長さの間隔をおいて、中辺の長さが該厚みの2倍〜20倍、両端辺の長さが該厚みの1倍〜2倍のコの字状の切込部が複数、直線状に並ぶように配置されていることを特徴とする段ボールシートの折り曲げ構造。
- 3本の平行な第1〜第3の境界線を介して連設された第1〜第4の側面部と、
前記第1側面部に、前記第1〜第3の境界線と平行な第4の境界線を介して延設された糊しろ部と、
を有する段ボールシートであって、
前記第1〜第4の境界線の少なくとも1つの境界線に、請求項1に記載の折り曲げ構造を有することを特徴とする段ボールシート。 - 第1〜第4の境界線で折り曲げられた第1〜第4の側面部から成る四角筒状の本体を有する段ボール箱であって、
前記第1〜第4の境界線の少なくとも1つの境界線に、請求項1に記載の折り曲げ構造を有することを特徴とする段ボール箱。 - 前記折り曲げ構造を有する境界線は、前記第4の境界線を含むことを特徴とする請求項3に記載の段ボール箱。
- 前記第1〜第4の側面部のうちの1つの側面部の両側の境界線に、請求項1に記載の折り曲げ構造を有することを特徴とする段ボール箱。
- さらに、前記第1〜第4の側面部によって四角筒状の本体を形成したときに一方の開口の対向する一対の側面部の各々の開口側端から延設された内側フラップと、前記一対の側面部とは別の一対の側面部の各々の開口側端から延設された、矩形状の基礎部と、該基礎部からさらに、隣接する側面部のいずれか一方寄りに延設された、貫通孔を有するハンドル部とから成る外側フラップを有することを特徴とする請求項2に記載の段ボールシート。
- 前記内側フラップと前記外側フラップを、前記四角筒状の本体の両側の開口に有することを特徴とする請求項6に記載の段ボールシート。
- 請求項2、6又は7のいずれかに記載の段ボールシートから形成される段ボール箱。
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JP2014003931U JP3193456U (ja) | 2014-07-24 | 2014-07-24 | 段ボールシートの折り曲げ構造及び段ボール箱 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016074453A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | 王子ホールディングス株式会社 | ロールシート収納箱 |
JP2017057002A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 富士フイルム株式会社 | ラップアラウンドケース |
JP2018062369A (ja) * | 2016-10-13 | 2018-04-19 | 広瀬 康男 | 包装箱 |
JP2019131244A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 祐徳薬品工業株式会社 | 梱包箱 |
JP2020093802A (ja) * | 2018-12-11 | 2020-06-18 | レンゴー株式会社 | 切断線およびこれを備えた包装箱 |
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2014
- 2014-07-24 JP JP2014003931U patent/JP3193456U/ja active Active
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