JP6590854B2 - 包装箱 - Google Patents

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本発明は、側壁板から被包装物を出し入れ可能な包装箱に関する。
従来、底部が閉塞された四角筒状の胴部を備え、該胴部の一部を構成して前後方向に対向する各側壁板の上縁に折り目線を介して連設された一対の内フラップを内方に折り曲げ、該胴部の他部を構成して左右方向に対向する各側壁板の上縁に折り目線を介して連設された一対の外フラップを内フラップ上に重合させて折り曲げ、両外フラップの先端縁を互いに突き当てて天部を閉塞し、両外フラップの先端縁が互いに突き当てられた突き当て部に沿って所定幅の封緘テープを貼着することにより天部を封緘する段ボール製の包装箱が知られている。
しかし上記の閉塞構造を包装箱の天部に採用すると、複数の包装箱を積み上げた状態では、上段以外の包装箱に収納された被包装物を取り出せないという不都合がある。
かかる不都合を解消する改良型包装箱として、前記側壁板の高さ方向中央やや下部に、水平方向に延びる不連続な切れ目により形成された水平破断可能線と、該水平破断可能線の両端を下端として該側壁板の上端縁に達する一対の垂直破断可能線とが設けられたものが知られている(特許文献1参照)。
この改良型包装箱によれば、水平破断可能線と垂直破断可能線とを順次破断させることで、前記側壁板を開封でき、複数の包装箱を積み上げた状態でも被包装物を取り出すことができる。
実用新案登録第2581658号公報
しかしながら、この改良型包装箱は、側壁板開封後も強度を保持するために、開封後も該側壁板の下部を残して、該側壁板に連設された一対の側壁板を支持できるように設計する必要がある。そして、前記下部に対し、被包装物を取り出す際に手指が引っ掛かって不快感を覚えるという不都合がある。
上記の点に鑑み、本発明は、包装箱の側面から被包装物を容易に取り出すことができる包装箱を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の包装箱は、角筒状の胴部と、該胴部の両端を閉塞する一対の閉塞部とを備える段ボール製の包装箱において、前記胴部のうち高さ方向に延びる側壁板には、被包装物を出し入れ可能な開口部が設けられ、該開口部の縁部には揺動自在の舌片が複数設けられていることを特徴とする。
本発明の包装箱は、該開口部の縁部には揺動自在の舌片が複数設けられているので、手指が該開口部の縁部に引っ掛かったときに前記舌片が揺動して引っ掛かった抵抗感を減らすので、被包装物を容易に取り出すことができる。
本発明の包装箱において、前記開口部は、前記側壁板の一部を破断可能線に沿って破断することで形成されることが好ましい。
これによれば、側壁板の強度が確保された状態で梱包して移送できるとともに、包装箱を積み上げた状態で、開口部に沿って開封させて被包装物を容易に取り出すことができる。
前記破断可能線の少なくとも一部は、前記側壁板を貫通する複数の切れ目によって形成される第1破断可能線であり、各切れ目は、前記第1破断可能線の破断方向に交差する方向にそれぞれ延びるとともに、前記複数の切れ目は破断方向に沿って隣接するように配置され、隣接する切れ目によって挟まれた領域は破断予定領域であって、該破断予定領域は、その領域内部において、前記第1破断可能線を破断する際に、該第1破断可能線の破断方向に沿って破断されることが好ましい。
これによれば、各切れ目は、前記第1破断可能線の破断方向に交差する方向にそれぞれ延びているので、側壁板が破断可能線に沿って折れ曲がることを防止することができるので、包装箱の強度を確保しつつ、開口部に沿って開封させて被包装物を容易に取り出すことができる。
前記破断予定領域では、前記切れ目における前記開口部から遠い側の端部より開口部側と、該切れ目に隣接する他の切れ目における前記開口部から遠い側の端部より開口部側とを結ぶように破断されることが好ましい。
これによれば、別途舌片を形成しなくても、破断予定領域を破断していくだけで、一の切れ目と、該一の切れ目に隣接する切れ目と、これらの開口部から遠い側の端部より開口部側同士を結ぶように破断した破断線とによって舌片が形成されるので、被包装物を容易に取り出すことができる。
前記第1破断可能線は、中央部が両端部よりも前記開口部から離れる方向に湾曲していることが好ましい。
これによれば、包装箱の強度を確保しつつ、開口部を大きくすることができるので、被包装物を容易に取り出すことができる。
このとき、前記第1破断可能線は、前記中央部から各端部に向かうに従い、各切れ目の長さが大になっていることが好ましい。
これによれば、各端部に近づくにしたがい開口部が小さくなっても、各端部付近の舌片を長くして該舌片の揺動を大きくすることができるので、手指が該開口部の縁部に引っ掛かったときの抵抗感を減らすことができるので、被包装物を容易に取り出すことができる。
本発明の包装箱の一実施形態を示す説明図であって、開封された状態を示す斜視図。 図1の包装箱の展開状態の平面図。 図1の包装箱を示す説明図であって、開封前の状態を示す斜視図。 図1の包装箱の開封工程を示す説明的斜視図であって、図4Aは包装箱の第1破断段階を示す図、図4Bは第2破断段階を示す説明図、図4Cは第3破断段階を示す説明図。 第1破断段階の過程を示す説明図であって、第1破断可能線の部分拡大図。 図6は、包装箱を開梱した後の下半部を示す斜視図。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、角筒状の胴部2と、胴部2の上端を閉塞する天部3と、胴部2の下端を閉塞する底部4とによって直方体状に形成され、内部に図示しない複数の被包装物(例えば、PETボトル入り飲料等)が収納されている。包装箱1は、流通、搬送用として広く用いられている、いわゆるA式型のものである。
胴部2を構成する第2側壁板22a(後述する)には、前記被包装物を出し入れ可能な大きさの略五角形状の開口部5が形成されており、これにより、包装箱1は前記被包装物を出し入れ可能に開封されている。
開口部5の周縁下側は、略V字状に形成されている。また、該周縁下側には、コの字状の舌片6が複数設けられている。舌片6は、第2側壁板22aの左右方向に隣接して複数設けられている。各舌片6は、下端側を軸として包装箱の内部方向と外部方向とに揺動することができる。
包装箱1は、図2に示すように、大略矩形状に打抜いて形成された段ボール板紙10により組み立てられる。
段ボール板紙10は、図2において展開して示すように、一対の第1側壁板21a、21bと、一対の第2側壁板22a、22bとがそれぞれ胴部折目線aを介して連設されている。各第1側壁板21及び各第2側壁板22は、それぞれ胴部折目線aに沿って折り曲げられ、次いで、第1側壁板21aの端縁に胴部折目線bを介して連設された接着片23が、該胴部折目線bに沿って折り曲げられて第2側壁板22bの端部に接着されて図1に示す胴部2を形成する。
図2に示すように、各第1側壁板21には、その下端縁に折目線cを介して底蓋外フラップ41a、41bが夫々連設されている。また、各第2側壁板22には、その下端縁に折目線dを介してそれぞれ底蓋内フラップ42a、42bが連設されている。底部4は、各底蓋内フラップ42を折目線dに沿って水平に折り曲げ、次いで、各底蓋外フラップ41aを折目線cに沿って水平に折り曲げることで形成される。
同様に、各第1側壁板21には、その上端縁に折目線cを介して天蓋外フラップ31a、31bが夫々連設されている。また、各第2側壁板22には、その上端縁に折目線dを介してそれぞれ天蓋内フラップ32a、32bが連設されている。天部3は、各天蓋内フラップ32を折目線dに沿って水平に折り曲げ、次いで、各天蓋外フラップ31を折目線cに沿って水平に折り曲げることで形成される。
各第2側壁板22には、天部3側にミシン線rと折目線sに囲まれた一対の手指差込部24a、24bが形成されている。各手指差込部24は、手指を差し込んでミシン線rを破断することにより、折目線sに沿って折り曲げ自在とされている。
図2に示すように、段ボール板紙10は、上下方向の略中央部に、連続して破断可能な上部破断可能線51と、連続して破断可能な下部破断可能線52とが、接着片23の左端縁から第2側壁板22bの右端縁に亘って夫々形成されている。上部破断可能線51及び下部破断可能線52は、直線状の不連続な複数の切れ目による所謂ミシン目によってそれぞれ形成されている。
上部破断可能線51及び下部破断可能線52は、夫々大略左右方向に延びることで、両者に挟まれる領域が帯状に破断される帯状破断部53として形成される。
帯状破断部53には、第2側壁板22bの左右方向の中央近傍において、上部破断可能線51と下部破断可能線52とを上下に切れ目線54によってつなぐことで舌片状に遊離自在とする破断開始部55が形成されている。
次いで、第2側壁板22aに設けられた開口部5を形成するための破断可能線について説明する。本実施形態の破断可能線は、左右方向に延びる第1破断可能線61と、上下方向に延びる1対の第2破断可能線62とを備える。
まず、第1破断可能線61は、第2側壁板22aを貫通する複数の切れ目線61aによって形成される。各切れ目線61aは、上下方向にそれぞれ延びるとともに、第2側壁板22aの左右方向中央側から夫々左右端縁に近づくにつれて、切れ目の長さが長くなっている。
また、複数の切れ目線61aは、左右方向に隣接するとともに第2側壁板22aの左右端縁に近づくにつれて上方向にずれて、全体として略V字状に配置されている。
この結果、隣接する2つの切れ目線61a、61aは、上下方向の位置を考えた場合に、一の切れ目線61aの上端が、第2側壁板22aの外側方向に隣接する他の切れ目線61aの上端から下端までの間に配置されている。
この隣接する2つの切れ目線61a、61aに挟まれた領域のそれぞれが、本発明で定義される破断予定領域61bに相当する。
第2側壁板22aの中央から左右方向にそれぞれ4個目までの切れ目線61aは、隣接する上端間を結ぶ波状切れ目線63が設けられている。波状切れ目線63と上部破断可能線51とを上下に切れ目線64によってつなぐことで舌片状に遊離自在とする幅広破断開始部65が形成されている。
第2破断可能線62は、上部破断可能線51から第2側壁板22aの上端縁まで上下方向に延びている。第2破断可能線62は、直線状の不連続な複数の切れ目線62aによる所謂ミシン目によってそれぞれ形成されている。
上部破断可能線51側から2つ目までの切れ目線62aは、それぞれ第2側壁板22aの隣在する左右端縁に向かって傾斜して延びている。
また、第2側壁板22aの上端縁側から2つ目までの切れ目線62aの下端には、それぞれ、該下端から内側に向かって傾斜しながら下方に延びる補助切れ目線62bが設けられている。
次に、図4を参照して、包装箱1に開口部5を設ける開封作業を説明する。
まず、幅広破断開始部65を摘んで夫々左右方向に引っ張る。これにより、図4Aに示すように、上部破断可能線51と第1破断可能線61とに沿って、第2側壁板22aが帯状に引き裂かれる。
この第1破断可能線61の破断について、図5を参照して説明する。図5では、理解容易化のため、幅広破断開始部65及びこれに繋がって破かれた帯状片は省略したうえで第2側壁板22aの右側だけを示している。
まず、波状切れ目線63と切れ目線64は、第2側壁板22aから切り離されているため、上部破断可能線51のミシン目を破断させることで、図5Aに示すように、幅広破断開始部65が包装箱1の外側方向に起立させて摘むことができる。次に、図5Aに示すように、幅広破断開始部65を右方向(矢印で示す)に引っ張る。
これにより、図5Bに示すように、波状切れ目線63の右端かつ切れ目線61aの上端から隣接する切れ目線61aまで、この2つの切れ目線61a,61aで挟まれる破断予定領域61bが右方向に破断されていく。このとき、本実施形態の破断予定領域61bには、ミシン目や半切り線などの破断を誘導する線は設けられていない。
しかしながら、本実施形態の波状切れ目線63は、振幅しながら右端部が破断方向に沿うように湾曲しているため、破断予定領域61bが右方向にほぼ水平に破断される。
さらに、幅広破断開始部65を右方向(矢印で示す)に引っ張ると、図5Cで示すように、切れ目線61aの上端からさらに右側に隣接する切れ目線61aに向けて、破断予定領域61bが順次破断されていく。
このとき、上述した波状切れ目線63によって水平方向に破断された勢いによって、他の破断予定領域61bも水平方向に破断されやすくなっているが、そもそも、隣接する切れ目線61a,61aのうち左側の切れ目線61aの上端が、右側の切れ目線61aの上端から下端までの間に配置されているので、右方向に水平に破断されず、若干上下に傾いて破断されたとしても、該破断は、右側の切れ目線61aまで達することができる。これにより、該右側の切れ目線61aの上端まで、幅広破断開始部65及びこれに繋がって破かれた帯状片が階段状に延長され、これが繰り返されていく。
この結果、第1破断可能線61が破断されると、隣接する切れ目線61a,61aとが破かれることで繋がってコの字状の舌片6が形成される。舌片6は、隣接する右側の切れ目線61aの下端から水平方向の仮想線を軸として、あるいは、隣接する切れ目線61a,61aの下端を結んだ仮想線を軸として、包装箱の内外方向に、折れまたは撓むことで揺動することができる。
次いで、これにより、開口したスペースに手指を入れ第2側壁板22aの上部66を把持して、包装箱1の外側方向に引っ張る。これによって、図4Bに示すように、一対の第2破断可能線62に沿って、第2側壁板22aが上端縁まで引き裂かれる。このとき、第2側壁板22aの上端縁側から2つ目までの切れ目線62aの下端には、それぞれ、該下端から内側に向かって傾斜しながら下方に延びる補助切れ目線62bが設けられているので、引き裂く際に第2側壁板22aの内側に若干傾いて破断されたとしても、補助切れ目線62bに達っし、これを介して次の切れ目線62aに破断を繋げることができる。
以上によって、包装箱1に開口部5を設けられ開封される。
なお、各第2破断可能線62の上端から隣在する第2側壁板22aの頂点まで折目線dに沿って破ることにより、図4Cに示すように、上部66を、これに連設される天蓋内フラップ32aとともに取り外すこともできる。
さらに、図5Cに示すように、右端の切れ目線61aは、その上端が下部破断可能線52に繋がっているので、さらに幅広破断開始部65を右方向(矢印で示す)に引っ張ると、連続して帯状破断部53を帯状に破断される。そして、一対の帯状破断部53を、第2側壁板22bの切れ目線54に達するまで夫々破断する。これにより、包装箱1の上部を持ち上げることでその下部から容易に分離することができる。
これによって、包装箱1の下部1aは、図6に示すように、底部4を有し、四方を各第1側壁板21及び各第2側壁板22の下部で囲まれたトレイ状とされる。
以上説明した包装箱1によれば、開口部5を事後的に設けることができるので、強度が確保された状態で梱包して移送できる。その後、開口部5を設けて開封することで、被包装物を出し入れすることができる。
包装箱1の開口部5は、平面視短辺側であって、かつ、手指差込部24が設けられた第2側壁板22側に設けられている。包装箱1は、第2側壁板22が手元側に配置されるように積み上げるので、積み上げた状態で開口部5から被包装物を出し入れすることができる。
開口部5を開口させる第1破断可能線61は、上下方向に延びる切れ目線61aが複数隣接することによって形成されているため、包装箱1を積み上げても、第2側壁板22aが破断可能線に沿って折れ曲がることを防止することができる。
また、この第1破断可能線61を破断するだけで舌片6を形成することができる。包装箱1は、開口部5の下縁部にこの舌片6が設けられているので、被包装物を出し入れする際に手指が該下縁部に引っかかったとしても、舌片6が揺動して抵抗感を減らすので、被包装物を容易に取り出すことができる。
また、第1破断可能線61を構成する各切れ目線61aは、左右端縁に近づくにつれて上方向にずれて、全体として略V字状に配置されることで、各上端及び各下端がそれぞれ上下方向にずれているため、包装箱1を積み上げても、第2側壁板22aが破断可能線に沿って折れ曲がることをさらに防止することができる。
そして、第1破断可能線61を構成する各切れ目線61aの上端が全体として略V字状に配置された結果、開口部5の下縁部がV字状に形成される。これにより、開口部5の左右方向中央側を大きくすることができるので、被包装物を容易に取り出すことができる。
他方、開口部5の左右端縁付近は第2側壁板22aの下部が大きく残っているが、第1破断可能線61を構成する各切れ目線61aは、第2側壁板22aの左右方向中央側から夫々左右端縁に近づくにつれて切れ目の長さが長くなっているので、舌片6を長くして該舌片6の揺動を大きくすることができ、手指が引っ掛かったときの抵抗感を減らすことができる。
また、包装箱1は、トレイ状とされた下部1aごとまとめて被包装物を運搬等することができる。また、トレイ状にするだけであれば、一対の破断開始部55,55から破断させることもできる。
以下、本発明の変形例を説明する。
本実施形態では、A式型の包装箱1を例示したが、本発明はこれに限られるものではなく、ラップアラウンドケースであってもよい。また、胴部も四角筒状に限られず、3角形、6角形、8角形など他の多角筒状に構成することもできる。
本実施形態では、胴部2のうち第2側壁板22aのみに開口部5を設けたものを説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、他の側壁板に開口部5を設けることも、複数設けることもできる。
本実施形態では、開口部5の周縁下側に舌片6を設けたものを例示したが、本発明はこれに限られず、開口部5の他の周縁に舌片6を設けることもできる。
本実施形態では、開口部5の周縁下側を略V字状に形成したものを例示したが、本発明はこれに限られるものではなく直線状にすることもできる。また、この場合には、各切れ目線61aの長さを一定にしてもよい。
本実施形態では、第2側壁板22aの左右端縁から所定の距離を存して開口部5を設けることで、包装箱1の耐荷重性を高めたものを例示したが、本発明はこれに限られず、第2側壁板22aの左右端縁に沿って、1対の第2破断可能線62を設けることもできる。
本実施形態では、全体として略V字状に配置された第1破断可能線61(複数の切れ目線61a)であって、図5で説明すれば、左側の切れ目線61aの上端から発生した破断が、右側の切れ目線61aの上端から下端までの間に到達するものを例示したが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、隣接する切れ目線61aの下端同士が繋がるように破断しない限り舌片6が形成されるので、隣接する切れ目線61aの上端から下端の間同士が繋がるように破断させてもよく、特に、上端同士が繋がるように破断させると長く揺動しやすい舌片6を設けることができる。
本実施形態では、各波状切れ目線63として、振幅しながら右端部が破断方向に沿うように湾曲したものを例示したが、本発明はこれに限られるものではなく、一対の波状切れ目線63が漸次離間して全体として略ロート状に大きく湾曲したものでもよく、単に直線状の切れ目線を設けてもよい。
1…包装箱、2…胴部、22a…側壁板、3…閉塞部(天部)、4…閉塞部(底部)5…開口部、6…舌片、61…破断可能線(第1破断可能線)、61a…切れ目(切れ目線)、61b…破断予定領域、62…破断可能線(第2破断可能線)。

Claims (2)

  1. 角筒状の胴部と、該胴部の両端を閉塞する一対の閉塞部とを備え前記胴部のうち高さ方向に延びる側壁板には、該側壁板の一部を破断可能線に沿って破断することで被包装物を出し入れ可能な開口部が形成される段ボール製の包装箱において、
    前記破断可能線は、前記側壁板の中央部から左右方向にそれぞれ延びる第1破断可能線と、該第1破断可能線の左右各端部に所定の距離を存して隣接されて該側壁板の左右側縁に沿って上方向に延びる1対の第2破断可能線とを含み、
    前記第1破断可能線は、前記側壁板を貫通し該第1破断可能線の破断方向に対して垂直方向に延びる切れ目が左右方向に順次隣接するように複数個配置されることで形成され、
    隣接する前記複数個の切れ目によってそれぞれ挟まれた複数の領域のうち一部の領域は、破断を誘導するための他の切れ目が設けられていない未加工な領域であって、前記第1破断可能線を破断する際に、該第1破断可能線の破断方向に沿って破断される破断予定領域であることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項に記載の包装箱において、
    前記第1破断可能線各切れ目は、前記側壁板の中央部から左右側縁に向かうに従い長さが大となっていることを特徴とする包装箱。
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