JP3193214B2 - 多孔質セラミック焼結体 - Google Patents

多孔質セラミック焼結体

Info

Publication number
JP3193214B2
JP3193214B2 JP28325693A JP28325693A JP3193214B2 JP 3193214 B2 JP3193214 B2 JP 3193214B2 JP 28325693 A JP28325693 A JP 28325693A JP 28325693 A JP28325693 A JP 28325693A JP 3193214 B2 JP3193214 B2 JP 3193214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sintered body
fuel
fuel cell
pores
air electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28325693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07138082A (ja
Inventor
哲也 木村
雅英 秋山
裕二 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP28325693A priority Critical patent/JP3193214B2/ja
Publication of JPH07138082A publication Critical patent/JPH07138082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3193214B2 publication Critical patent/JP3193214B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/90Selection of catalytic material
    • H01M4/9016Oxides, hydroxides or oxygenated metallic salts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体電解質型燃料電池
の空気極材料として好適な多孔質セラミック焼結体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電力供給源としては火力発電
や原子力発電等が実用化されているが、いずれも石炭、
石油、天然ガス等の燃料を燃焼させたり、核燃料を核分
裂させて電気エネルギーに変換しており、その熱効率は
約40%程度がほぼ限界である。また、上記発電方式で
は大気汚染物質の排出、騒音の発生、大量の冷却水が必
要であること等の環境上の問題などがある。
【0003】そこで、上記発電方式に代わり、起電反応
の源となる物質、つまり還元剤と酸化剤とを連続的に供
給し、これらが反応するとき放出するエネルギーを直接
電力の形式で取り出す燃料電池による発電が提案されて
いる。このような燃料電池としては、低温型燃料電池と
高温型燃料電池が知られている。低温型燃料電池として
は、例えばリン酸溶液からなる酸性電解液を電解質と
し、酸化剤として空気を使用し、石炭、石油、天然ガス
等の燃料からの改質水素を燃料とするのである。
【0004】しかしながら、300℃程度以下で作動す
る上記低温型燃料電池では高価な白金触媒を使用して電
池反応を促進しなければ高い電圧下では高い電流密度が
得られず、また燃料として最終的に水素に変成したもの
でなけれならないという制約があった。
【0005】また、高温型燃料電池は、アルカリ炭酸塩
の溶融液を電解質とし、酸化剤として空気を使用し、改
質水素の他に石炭ガス、天然ガス、メタノール等を燃料
とし、約600℃程度の温度で作動する溶融塩電解質燃
料電池が知られている。しかし、この溶融塩電解質燃料
電池は高温により電解質の経時的変化による劣化が起こ
り、電池の反応速度が低下したり、さらには、構造材料
の腐食が発生するという課題を有していた。
【0006】このような課題を解消するために、酸化物
固溶体からなる固体電解質を介し、空気を酸化剤とし、
改質水素、一酸化炭素、炭化水素等を燃料として使用
し、約1000℃の高温で作動させることにより良好な
電池の効率と電極面での高い電流密度が得られる高温型
固体電解質燃料電池が提案されている。
【0007】そこで、高温型固体電解質燃料電池につい
てその一例示す図1を参照して説明する。LaMnO3
からなる空気極1と、多孔性のイットリア安定化ジルコ
ニアから成る固体電解質2及び、酸化ニッケルと安定化
ジルコニアの混合物から成る燃料極3が順次積層された
円筒状構造を成しており、さらに燃料極3の切り欠き部
には単電池を直列に接続するためのインターコネクタ4
が形成されている。前記空気極1の内側には空気を、電
池の外側には燃料をそれぞれ供給し、これらが電極1及
び3、固体電解質2を介して反応するときのエネルギー
を直接電力の形式で取り出すものである。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】ところが、前記燃料
電池の空気極においては、その性能として気体の透過性
に優れていることが必要であるために、空気極自体25
%以上の開気孔を有する多孔質体であることが要求され
ている。
【0009】そのため、空気極の強度もおのずと小さく
なる傾向にあるが、空気極自体を固体電解質や燃料極の
支持管としての機能を有するものが主流となりつつある
ため、固体電解質の膜付け時や普段の取扱いにおいて破
壊しやすいという欠点があり、燃料電池の製造において
歩留りの低下や燃料電池としての長期使用においての信
頼性を低下させる大きな原因になっている。
【0010】また、LaMnO3 からなる空気極を燃料
電池の作動温度である1000℃付近に保持した場合、
徐々に焼結が進行し空気極が収縮する傾向にある。この
ような空気極の収縮は、燃料電池の発電能の低下やセル
の破壊を来す場合があり、長期使用において大きな問題
となっている。
【0011】よって、本発明は、ガスの透過性を有しつ
つ強度に優れ、かつ高温での収縮が小さい燃料電池の空
気極に適した多孔質セラミック焼結体を提供することを
目的とするものである。
【0012】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、上記問
題点に対して検討を重ね、特にLaMnO3系組成物
で、Laの一部を、Yおよび希土類元素(Laを除く)
から選ばれた少なくとも一種とアルカリ土類元素により
置換された結晶を主結晶相とする焼結体に対してガス透
過性および強度の点について検討したところ、骨格を形
成する粒子の平均粒径および焼結体中の細孔の大きさが
焼結体の強度とガス透過性に大きく寄与することを見い
だし、さらに検討を進めた結果、3次元網状構造を有す
る骨格を構成する粒子の平均粒径を1〜20μm、焼結
体中に含まれる細孔において、直径4.0μm以下の細
孔の全細孔体積に占める割合が70%以上の焼結体が最
も優れた特性を有することを見いだしたものである。
【0013】以下、本発明を詳述する。本発明のセラミ
ック焼結体は、LaMnO3系組成からなるものであ
る。LaMnO3自体はペロブスカイト型結晶構造から
なるものであるが、特に本発明ではLaの一部を、Yお
よび希土類元素(Laを除く)から選ばれた少なくとも
一種とアルカリ土類元素により置換したものより構成さ
れる。具体的には、Laの0.01〜0.9原子%を前
記元素により置換したものである。即ち、アルカリ土類
元素と、Yあるいは希土類元素との両方により置換され
ていることがよい。詳細には、一般式を(La1-x-yx
y)MnO3と表した時、Aはアルカリ土類元素、Bは
Yあるいは希土類元素よりなり、0.1≦x≦0.6、
0.01≦y≦0.4を満足することが望ましい。
【0014】これは、かかるセラミック焼結体を空気極
として使用した場合に、燃料電池として高温で作動させ
た場合、焼成収縮が生じ、これにより発電能力の低下や
セルの破壊を来すことがあるが、Laの一部を上記のよ
うにアルカリ土類元素やYや希土類元素により置換する
ことにより高温での収縮率を抑制することができるため
であり、前述の一般式で表したように特にLaの一部を
アルカリ土類元素と、Yあるいは希土類元素との両方に
より置換することによりその効果はさらに大きくなる。
【0015】上記組成からなる本発明の焼結体はLaM
nO3 と実質的に結晶形態は変化なく、ペロブスカイト
型結晶を主結晶相とするものである。本発明の多孔質焼
結体は、図2の組織構造の模写図に示すように、かかる
結晶により3次元的な網状構造の骨格5が形成されてお
り、この骨格を構成する粒子6の平均粒径が1μm以上
であることが重要である。これは平均粒径が1μmより
小さい場合には所定の気孔率を有したとしても焼結体の
強度が低くなるためである。一方、この平均粒径は20
μmを越える場合には、高温で焼成しなければ高強度化
を達成することができないため、経済性の点で上限を2
0μmに設定した。
【0016】また、本発明のセラミック焼結体は、図2
に示されるように空気極としての機能上、ガス透過性を
有するための細孔7が存在することが必要であり、その
ため焼結体の全細孔体積は25%〜45%の比率で存在
する。本発明によれば、焼結体中に存在する細孔中、直
径が4μm以下の細孔の全細孔体積に示す割合が70%
以上であることも重要である。これは、上記割合が70
%より少ないとガス透過性については問題はないもの
の、焼結体の強度が低下するためである。
【0017】次に、上記セラミック焼結体を作製する方
法について説明する。まず、焼結体を構成する前述した
ようなLaMnO3 系組成物を調製する。これは、各金
属元素の酸化物、あるいは熱処理により酸化物を形成す
ることのできる炭酸塩、硝酸塩、酢酸塩などを前述した
ような特定の比率で十分に混合した後、その混合物を5
00〜1700℃の温度で熱処理してLaMnO3 系化
合物を合成する。この時のLaMnO3 系化合物は、熱
処理条件にもよるがおよそ結晶粒径が0.1〜5μm程
度の結晶の多結晶質体である。そして、この仮焼物を粉
砕処理して粉末を作製する。
【0018】その後、その粉砕された粉末に有機バイン
ダーなどを添加し造粒した後に周知の成形方法により成
形する。円筒状の空気極を作製する場合には、押出成
形、射出成形などの成形方法により作製すればよい。
【0019】そして、この成形体を800〜1700℃
の酸化性雰囲気中で焼成する。焼成にあたっては、緻密
化するに十分な温度よりも低い温度で焼成するか、緻密
化するに十分な温度において焼成時間を調整することに
より所定の細孔体積を有する焼結体を得ることができ
る。
【0020】かかる製造方法において、仮焼物を粉砕し
た段階の粉末は、LaMnO3 系結晶粒子が凝集したよ
うな粉末からなるが、焼成により多孔質体が形成される
過程では、粉砕後の粉末同士の接触点がわずかに焼結す
ることにより最終的に3次元的な網状構造が形成される
こととなるために、粉砕後の粉末の平均粒径が最終的な
多孔質焼結体の骨格構造に大きく関わることとなる。
【0021】よって、粉砕後の粉末の平均粒径が1μm
より小さい場合、焼結性が高いために多孔質体を作製す
るためには焼成温度をかなり低くする必要があるが、こ
のような低い温度では、粉砕粒子間の反応性が低いため
に高い強度の多孔質体が得られず、また多孔質焼結体の
骨格を構成する粒子群の平均粒径も1μmよりも小さく
なってしまう。
【0022】また、粉砕後の粉末の平均粒径が20μm
より大きいと焼結性が悪いために焼成温度を1800℃
以上まで高める必要があることから経済的でなく、最終
焼結体の平均粒径も20μmを越えるようになる。
【0023】従って、LaMnO3 系化合物の粉砕後に
は、成形体を作製するための粉末の平均粒径が1〜20
μmの範囲になるように調整することが必要である。
【0024】また、最終焼結体中の細孔径を前述したよ
うに調整するためには、例えば低密度のポリエチレン等
からなる真球状の樹脂粉末をポア材として上記粉砕後の
粉末に加えてこれを成形し、焼成すると樹脂粉末が分解
揮散することにより、樹脂粉末の粒子径に応じた細孔が
形成されることから、これらポア材の粒子径を適宜調製
すれば任意の細孔径を得ることができる。
【0025】
【作用】本発明によれば、LaMnO3 系組成におい
て、Laの一部をアルカリ土類元素、Yおよび希土類元
素から選ばれる少なくとも1種、特にアルカリ土類元素
と、Yおよび希土類元素とにより置換することにより高
温での収縮を抑制することができる。
【0026】また、焼結体を3次元網状構造の骨格によ
り形成することによりガス透過性を付与することがで
き、その骨格を形成する粒子の平均粒径を1〜20μm
の範囲に制御すると同時に、焼結体中に存在する細孔の
うち直径が4μm以下の細孔が全体の70体積%以上を
占めるように制御することにより多孔質焼結体としての
機械的強度を高めることができる。
【0027】これにより、かかる焼結体を燃料電池の空
気極として使用した場合に、高温作動時において空気極
の収縮が抑制されるために長期安定性の高めることがで
き、しかも空気極の強度が高いために空気極表面に固体
電解質や燃料極を形成する場合に空気極が破損すること
がなく、また燃料電池の取扱時においてもセルが破壊す
ることがなく、強度上信頼性の高い燃料電池セルを提供
できる。
【0028】
【実施例】本発明の空気極用としての多孔質セラミック
焼結体を評価するにあたり、先ず、La2 3 、Y2
3 、CaCO3 、MnOの各粉末を用いて、La0.4
0. 2 Ca0.4 MnO3 の組成となるように秤量混合した
後、1500℃で3時間熱処理して固溶体化処理した後
に粉砕処理した後にメッシュパスにより、平均粒径が表
1の粉末を得た。なお、固溶体の生成はX線回折測定に
基づきペロブスカイト型結晶であることを確認した。こ
の粉末に成形用バインダ、純水を添加するとともに直径
が7〜12μmの低密度ポリエチレンからなるポア材を
粉末量の20体積%の割合で混合した。
【0029】この混合粉末を押出成形機を用いて外径2
2mm、内径16mm、長さ1000mmのパイプ状成
形体を作製した。その後、このパイプ状成形体を表1に
示す焼成温度で1200〜1500℃の範囲で変え、焼
成を行った。
【0030】得られたパイプ状焼結体より約20mmの
長さにカットし、実験用サンプルとした。実験は、始め
にサンプルの表面を走査型電子顕微鏡を用いて撮影し、
焼結体の平均粒径を求めた。
【0031】次に、そのサンプルの一部を利用してアル
キメデス法により開気孔率を求めるとともに、水銀圧入
型ポロシメターを用いて細孔構造の解析を行い、焼結体
中の細孔の分布を調べ、全細孔体積に対する直径4μm
以下の細孔の比率を求めた。
【0032】さらに、サンプルに対してオートグラフを
使用して円筒体の側面より荷重をかけサンプルが破壊し
たときの荷重を読みとり圧環強度を求めた。測定の結果
は表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】表1において、平均粒径が1μm未満のサ
ンプル番号1は、粒径が小さすぎることから焼結性が高
く、気孔率を適度な値にするには焼成温度を低くしなけ
ればならないが、そうすると今度は粒子間の反応性が悪
くなり、圧環強度が低下する結果となる。結晶の平均粒
径が20μmを超えるサンプル番号7は、粒径が大きす
ぎることから焼結性が悪く、焼結させるためにはかなり
温度を高くしなければならず、1500℃では強度が低
いものであった。次に直径4μm以下の細孔の全細孔体
積に占める割合が、70%未満のサンプル番号8、9は
直径4μmより大きい細孔の数が多くなることから、強
度が低くなり実用的ではない。
【0035】実施例2 La2 3 、CaCO3 、MnO2 およびY2 3 や各
種の希土類元素酸化物を用いて、表2に示すような割合
となるように秤量混合し、500〜1700℃で6時間
熱処理して固溶体粉末を作製した後、これを粉砕処理
後、メッシュパスして平均粒径が4μmのペロブスカイ
ト型結晶粉末を得た。
【0036】この粉末に対して成形用バインダー、純
水、ポア材(20体積%)を添加しこれを十分に混合
後、押出成形機を用いて外径22mm、内径16mm、
長さ1000mmのパイプ状成形体を作製した。その
後、このパイプ状成形体を1450℃で3時間焼成し
た。
【0037】得られた焼結体に対して実施例1と同様な
方法で骨格を形成する粒子の平均粒径、φ4.0μmの
全細孔体積に対する比率、圧環強度を測定した。さら
に、各焼結体に対して1400℃で6時間熱処理した後
の焼結体の収縮率を測定した。
【0038】収縮率は、焼結体の外径寸法の熱処理前後
での寸法の変化率として算出した。測定の結果は表2に
示した。
【0039】
【表2】
【0040】表2によれば、Laの一部をアルカリ土類
と希土類元素により置換したNo.15、16、18、1
9、21、22、23については熱処理後の収縮が小さ
く、高温での安定性に優れることが理解される。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高温に保持された状態での収縮を抑制することができ、
しかも優れたガス透過性を有しつつ高い機械的強度を有
するために燃料電池の空気極として使用した場合、固体
電解質や燃料極の形成時、あるいは燃料電池の取扱時に
おいて破損することがなく、製造時の歩留りを向上する
ことができるとともに、長期信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる固体電解質型燃料電池セルを示
す図である。
【図2】本発明における空気極の組織構造を示す模写図
である。
【符号の説明】
1 空気極 2 固体電解質 3 燃料極 4 インターコネクタ 5 骨格 6 粒子 7 細孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 38/00 - 38/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LaMnO3で表されるペロブスカイト型
    結晶におけるLaの一部を、Yおよび希土類元素(La
    を除く)から選ばれた少なくとも一種とアルカリ土類元
    素により置換された結晶を骨格とする三次元網状構造か
    らなる多孔質セラミック焼結体において、前記骨格が平
    均粒径1〜20μmの粒子群により構成され、且つ該焼
    結体中に含まれる細孔のうち、直径4.0μm以下の細
    孔の全細孔体積に占める割合が70%以上であることを
    特徴とする多孔質セラミック焼結体。
JP28325693A 1993-11-12 1993-11-12 多孔質セラミック焼結体 Expired - Fee Related JP3193214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28325693A JP3193214B2 (ja) 1993-11-12 1993-11-12 多孔質セラミック焼結体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28325693A JP3193214B2 (ja) 1993-11-12 1993-11-12 多孔質セラミック焼結体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07138082A JPH07138082A (ja) 1995-05-30
JP3193214B2 true JP3193214B2 (ja) 2001-07-30

Family

ID=17663102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28325693A Expired - Fee Related JP3193214B2 (ja) 1993-11-12 1993-11-12 多孔質セラミック焼結体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3193214B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7604670B2 (en) 2003-11-05 2009-10-20 Honda Motor Co., Ltd. Electrolyte-electrode joined assembly and method for producing the same
ES2341417B1 (es) * 2008-07-29 2011-05-03 Universidad De La Laguna Microestructura porosa con canales interconectados de geometria perfectamente definida y dotada de estabilidad mecanica a altas temperaturas.
JP5603515B1 (ja) * 2013-08-23 2014-10-08 日本碍子株式会社 空気極材料及び固体酸化物型燃料電池

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07138082A (ja) 1995-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5686198A (en) Low cost stable air electrode material for high temperature solid oxide electrolyte electrochemical cells
KR100226174B1 (ko) 산소 이온 전도율이 높은 소결된 고체 전해질(Sintered solid electrolyte having a high oxygen-ion conductivity)
JP2009037872A (ja) セラミックス粉体と該粉体を用いた中温作動固体酸化物型燃料電池の空気極と電解質層との積層部材並びにその製造方法
JPH0669907B2 (ja) 電子伝導性多孔質セラミックス管の製造方法
JP4334894B2 (ja) 固体電解質の製造方法
JP7055473B2 (ja) 固体酸化物形セル用電極及びそれを用いた固体酸化物形セル
JP3193214B2 (ja) 多孔質セラミック焼結体
JPH07267748A (ja) 多孔質焼結体及びその製造方法
JP2003217597A (ja) 固体電解質型燃料電池
JP3598956B2 (ja) ガレート複合酸化物固体電解質材料とその製造方法
JPH07267749A (ja) 多孔質焼結体及び固体電解質型燃料電池
JP2005139024A (ja) 混合導電性セラミックス材料およびこの材料を用いた固体酸化物形燃料電池
JP2001072465A (ja) 固体電解質、その製造方法、並びに該固体電解質を用いた燃料電池及び酸素センサー
JP3342571B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JP3346668B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JPH0785875A (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JP2004303476A (ja) 高温導電性セラミックス粉体、その焼結体およびそれを利用した固体酸化物形燃料電池
JP2946053B2 (ja) 円筒型固体電解質燃料電池並びに平板型固体電解質燃料電池
JPH08130029A (ja) 固体電解質型燃料電池セルおよびその製造方法
JPH0645496B2 (ja) 機能性セラミックスの製造方法
JP2846559B2 (ja) 多孔質焼結体及び固体電解質型燃料電池
JP2591897B2 (ja) 多孔質焼結体及び固体電解質型燃料電池
JP3359421B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JPH07326364A (ja) 固体電解質燃料電池用燃料極
JP3091086B2 (ja) 円筒型多孔質セラミック焼結体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees