JP3192767B2 - 効果付与装置 - Google Patents

効果付与装置

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JP3192767B2
JP3192767B2 JP23387492A JP23387492A JP3192767B2 JP 3192767 B2 JP3192767 B2 JP 3192767B2 JP 23387492 A JP23387492 A JP 23387492A JP 23387492 A JP23387492 A JP 23387492A JP 3192767 B2 JP3192767 B2 JP 3192767B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、楽音信号等のオーデ
ィオ信号を加工してエコーやコーラスなど様々な音響効
果を付与する効果付与装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器等において、楽音などの音に付
与される音響効果としては、従来から、以下に示すもの
がある。 (1)音を変調させる変調型の音響効果 ディストーション:音を歪ませる効果 フランジャ:金属的なうねりを作り出す効果 コーラス:うねりを伴ったユニゾン効果 ワウ:強調する周波数帯域を連結的に変更する効果
【0003】(2)音を残響させる残響型の音響効果 リバーブ:一般的な残響効果 ホールリバーブ:広いホールで音を発生したときの残
響効果 プレートリバーブ:鉄板リバーブと呼ばれる装置で作
り出される残響効果 ディレイ:音の発生を遅延させる効果
【0004】ところで、最近のシンセサイザ等の電子楽
器は、一般に、複数の楽音発生用チャンネル(発音チャ
ンネル)を有しており、鍵盤の複数の鍵の同時押鍵を受
け付け、複数の音色の楽音を同時に発音するように構成
されている。(いわゆる音色のマルチ化) また、近年、ディジタル信号に数値計算処理を施すディ
ジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPという)の技
術が進歩するとともに、半導体製造技術が進歩すること
により、DSPLSIが容易に入手できるようになって
きている。このため、最近の電子楽器には、上述したよ
うな音に音響効果を付与する効果付与手段を1つのユニ
ット(以下、エフェクトユニットという)とし、このエ
フェクトユニットの集合体である効果付与装置をDSP
LSIで構成して、内蔵しているものがある。
【0005】ここで、図11に従来の効果付与装置を構
成するDSPLSIの構成例を表すブロック図を示す。
図11(a)は2つのエフェクトユニットを並列に設け
たものであり、図11(b)は2つのエフェクトユニッ
トを直列に設けたものである。図11において、3およ
び4はそれぞれ楽音データが入力される入力端子であ
り、入力端子3および4には、任意の音色の楽音データ
を割り当てることができる。
【0006】5および6はそれぞれ音響効果が付加され
ない楽音データ(以下、ドライ音という)が通過する系
統、7および8はそれぞれ音響効果が付加された楽音デ
ータ(以下、ウエット音という)が通過する系統、9〜
12はそれぞれドライ音およびウエット音を増幅する可
変増幅器、13および14はそれぞれ可変増幅器9およ
び10並びに可変増幅器11および12の出力データが
加算された楽音データが出力される出力端子である。
【0007】このような電子楽器においては、演奏者が
演奏中にパネルスイッチ等を操作することにより、各エ
フェクトユニットに任意の音響効果のタイプを設定する
こと、および、エフェクトユニットの接続を直列接続す
るかもしくは、並列接続するかを選択することができ
る。この音響効果のタイプの設定やエフェクトユニット
の接続の選択は、電子楽器内において、CPU(中央処
理装置)が、演奏者のパネルスイッチ等の操作に応じ
て、上述した効果付与装置を構成するDSPLSIで用
いられる各エフェクトユニットの音響効果のタイプや各
エフェクトユニットの結線に関するマイクロプログラム
を設定あるいは、変更してDSPLSIに転送すること
によって実現されている。
【0008】以上説明した効果付与装置を構成するDS
PLSIを内蔵した電子楽器によれば、従来、楽曲毎
に、ミキサと汎用の効果付与装置との配線を変更した
り、効果付与装置の設定を変更したりして音作り(ミキ
シング)を行っていたことに比べて、音楽製作が格段に
容易になった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の効果付与装置において、たとえば、入力端子3およ
び4からピアノおよびギターの楽音データをそれぞれ入
力し、ピアノの楽音データには、エフェクトユニット1
においてホールリバーブを付加し、ギターの楽音データ
には、エフェクトユニット2においてプレートリバーブ
を付加して演奏していた場合に、演奏者が、電子楽器の
パネルスイッチ等を操作して、図11(b)に示すよう
に、ピアノの楽音データにエフェクトユニット1におい
てディストーションを付加した後、エフェクトユニット
2においてリバーブを付加するように指示すると、電子
楽器のCPUは、エフェクトユニット1および2の音響
効果のタイプ並びにエフェクトユニット1および2の結
線に関するマイクロプログラムを変更してDSPLSI
に転送する。
【0010】今の場合、エフェクトユニット1の音響効
果のタイプは、ホールリバーブからディストーションに
変更され、エフェクトユニット2の音響効果のタイプ
は、プレートリバーブからリバーブに変更され、入力端
子3に対してエフェクトユニット1が接続されるととも
に、入力端子4に対してエフェクトユニット2が接続さ
れた結線状態が、入力端子3に対してエフェクトユニッ
ト1および2が直列接続された結線状態に変更される。
【0011】しかしながら、入力端子4に割り当てられ
た楽音データ(この場合、ギターの楽音データ)につい
ては何等考慮されていないため、入力端子4から入力さ
れたギターの楽音データが出力端子14から出力されな
くなってしまうという問題があった。この発明は、この
ような背景の下になされたもので、効果付与手段、入力
端子および出力端子との結線状態を変更しても、入力さ
れたオーディオ信号が必ず出力される効果付与装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の効果付与装置
は、オーディオ信号を加工して音響効果を付与する複数
の音響効果付与手段と、前記複数の音響効果付与手段
と、複数の入力部と、複数の出力部との結線状態を設定
する結線状態設定手段と、該結線状態設定手段による設
定に応じて、前記複数の入力部が前記複数の音響効果付
与手段または前記複数の出力部のいずれかに必ず接続さ
れるように、前記複数の音響効果付与手段と、前記複数
の入力部と、前記複数の出力部とを接続する接続手段
と、記複数の音響効果付与手段でオーディオ信号に付
与される音響効果の種類を設定する音響効果設定手段と
を具備し、前記結線状態の設定が変更された場合でも前
記音響効果の種類の設定は変更されず、前記音響効果の
種類の設定が変更された場合でも前記結線状態の設定は
変更されないことを特徴としている。
【0013】
【作用】発明によれば、操作者が結線状態設定手段に
より、複数の音響効果付与手段と、複数の入力部と、複
数の出力部との結線状態を設定すると、接続手段は、結
線状態設定手段による設定に応じて、複数の入力部が複
数の音響効果付与手段または複数の出力部のいずれかに
必ず接続されるように、複数の音響効果付与手段と、複
数の入力部と、複数の出力部とを接続する。これによ
り、複数の入力部から入力されていたオーディオ信号
は、複数の出力部のいずれかから必ず出力される。一
方、音響効果設定手段は、複数の音響効果付与手段によ
ってオーディオ信号に付与される音響効果の種類を設定
する。そしてこれらの設定を行った場合、結線状態の設
定が変更された場合でも音響効果の種類の設定が変更さ
れることはなく、また、音響効果の種類の設定が変更さ
れた場合でも結線状態の設定が変更されることはない。
つまり、結線状態の設定と音響効果種類の設定のいずれ
を先に行ったとしても先の設定は変更されないので、ユ
ーザーの好みの順番で設定を行うことができ、操作性が
良い。例えば、結線状態を変更せずに音響効果の種類を
変更することで、音響効果の付与態様を変更する設定操
作をユーザーが容易に行うことができる
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例による効
果付与装置を適用した電子楽器の構成を示すブロック図
であり、この図において、15は制御部であり、CP
U、プログラムROM、各種のデータが一時記憶される
RAMおよびI/Oインターフェイスを内蔵する1チッ
プのマイクロコンピュータ等によって構成されている。
16はROMであり、図2に示すように、上述したコー
ラスやディストーション等の各音響効果にそれぞれ対応
したマイクロプログラムが記憶されたエフェクトプログ
ラムROM16a(図2(c)参照)と、後述するエフ
ェクトユニットの結線に関する結線情報が記憶された結
線情報ROM16b(図2(a)参照)とから構成され
ている。
【0015】また、17は鍵盤部であり、複数のキーか
らなる鍵盤と、鍵盤のキーが操作されたことを検出して
そのキーに対応したキー情報を出力し、制御部15に供
給する押鍵検出回路とから構成されている。さらに、1
8は操作パネルであり、図3に示すように、液晶ディス
プレイ等の表示器19と、表示器19の表示画面上のカ
ーソルを移動させるカーソルキー20と、表示器19の
表示画面上のカーソル位置のデータを変更するためのデ
ータ変更キー21と、表示器19の表示画面の変更を行
う画面切換キー22などとから構成されている。そし
て、操作パネル18は、制御部15から供給されるデー
タを表示器19に表示するとともに、各キーの状態に応
じたデータを制御部15に転送する。なお、表示器19
の表示内容については、後述する。
【0016】加えて、図1において、23は制御部15
によって音色データ等の楽音パラメータなどが供給され
て制御され、16種類の音色の楽音データを出力する音
源回路、24は効果付与装置であり、DSP25〜27
から構成されている。ここで、図4に効果付与装置24
の構成の一例を示す。図4のDSP25において、28
は音源回路23から出力された16種類の音色の楽音デ
ータ毎に音量を制御する16個のフェーダ、291〜2
4はそれぞれエフェクタ入力設定器であり、フェーダ
28から出力される16種類の音色の楽音データを後述
するエフェクタ33の4つの入力端子に供給するバラン
スやレベル等を設定する。なお、フェーダ28およびエ
フェクタ入力設定器291〜294は、ともにディジタル
ボリューム等から構成されている。30および31はそ
れぞれ16種類の音色の楽音データ毎に設けられたパン
設定器およびグループスイッチであり、エフェクタ入力
設定器291〜294から出力された16種類の音色の楽
音データをステレオ定位させて2系統のドライ音に振り
分けてステレオライン321および322に供給する。
【0017】また、DSP26は、4つのエフェクトユ
ニットによって構成されたエフェクタ33と、図2
(b)に示す構成を有するRAM34などとから構成さ
れている。なお、RAM34の構成については、後述す
る。この実施例においては、エフェクトユニットの結線
状態は、図5および図6に示す10種類の中から選択す
ることができる。図5および図6において、□で囲まれ
た数字1〜4は、各エフェクトユニットを表し、各エフ
ェクトユニットの入力端あるいは、出力端に接続された
横の線と交わる縦の線は、上側にあるエフェクトユニッ
トからの分岐を表し、各線の交点上の■は、それぞれの
線に供給された各楽音データが加算されることを表して
いる。
【0018】図5および図6からわかるように、4つの
入力端子から入力された楽音データは、いずれかのエフ
ェクトユニットにおいて音響効果が付加されるされない
にかかわらず、必ず4つの出力端子から出力されるよう
に構成されている。これにより、演奏中に、演奏者がエ
フェクタ33の結線状態を変更しても、従来のように、
ある入力端子から入力された楽音データがどの出力端子
からも出力されないという不都合はない。
【0019】さらに、図4に示すDSP27において、
35はレベル制御器であり、DSP26のエフェクタ2
6の複数の出力端子から出力される複数のウェット音の
レベルと、DSP25から出力され、DSP26を経た
2系統のドライ音のレベルとを制御する。36はミキサ
であり、レベル制御器35から出力された複数のウェッ
ト音と2系統のドライ音とをソフトウェア処理により電
気的に合成して2系統のLR出力端子から出力する。
【0020】また、図1において、37はDSP27か
ら出力される2系統の楽音データをアナログの楽音信号
に変換するD/Aコンバータ、38はサウンドシステム
であり、D/Aコンバータ38から出力される楽音信号
を増幅するアンプと、アンプの出力信号を楽音に変換す
るスピーカなどとから構成されている。
【0021】なお、図4において、音源回路23から出
力される16種類の音色の楽音データをフェーダ28の
それぞれにどのように割り当てるか、および、エフェク
タ入力設定器291〜294、パン設定器30、グループ
スイッチ31、レベル制御器35等の設定は、操作者が
操作パネル18に設けられた図示せぬ操作子によって任
意に選択および設定できる。
【0022】このような構成において、演奏者が図3に
示す操作パネル18を操作してDSP26内のエフェク
タ33の結線状態を変更した場合の、制御部15の動作
について説明する。まず、初期状態として、第1〜第4
のエフェクトユニットの結線状態が図5(a)に示すも
のであり、第1〜第4のエフェクトユニットのそれぞれ
の音響効果が、エコー、ホールリバーブ、プレートリバ
ーブおよびコーラスに設定されていたと仮定する。
【0023】この場合、図3に示す操作パネル18の表
示器19の表示画面上の上部ほぼ中央に固定表示された
「結線選択」という文字の下側には「1」が、表示器1
9の表示画面上の下部左には図5(a)の図柄がそれぞ
れ表示されている。なお、各結線選択の番号と結線状態
とは、一対一に対応している。すなわち、結線選択番号
1〜10は、それぞれ図5(a)〜(e)および図6
(a)〜(e)に対応している。今の場合、結線状態が
図5(a)に示すものであるので、表示器19の表示画
面上の「結線選択」という文字の下側には「1」が表示
されているのである。また、表示器19の表示画面上の
右側の固定表示された「1.」〜「4.」という文字の
それぞれの右側の長方形の表示欄には「エコー」、「ホ
ールリバーブ」「プレートリバーブ」および「コーラ
ス」という文字がそれぞれ表示されている。
【0024】そして、図2(b)に示すRAM34にお
いては、結線情報エリア34aに、4つの入力端子、4
つの出力端子、第1〜第4のエフェクトユニットの4つ
の入力端および4つの出力端との結線情報が記憶されて
いるとともに、エフェクトエリア34b〜34eに、それ
ぞれエコー、ホールリバーブ、プレートリバーブ、コー
ラスのそれぞれの音響効果に対応したマイクロプログラ
ムが記憶されている。なお、結線情報とは、レジスタに
記憶されたデータの受け渡しに関する情報である。そし
て、第1〜第4のエフェクトユニットのそれぞれにおい
ては、それぞれ入力レジスタIN1〜IN4に記憶され
たデータを処理し、その処理結果のデータを出力レジス
タOUT1〜OUT4に記憶するように構成されてい
る。また、4つの入力端子からそれぞれ入力された楽音
データは、それぞれ入力レジスタSEND1〜SEND
4に記憶され、4つの出力端子からそれぞれ出力される
楽音データは、それぞれ出力レジスタRETURN1〜
4に記憶されるように構成されている。そして、出力レ
ジスタRETURN1〜4に記憶された楽音データは、
DSP26から出力され、DSP27に供給される。
【0025】今の場合、第1〜第4のエフェクトユニッ
トの結線状態が図5(a)に示すものであるので、結線
情報は、以下に示すものとなる。 SEND1→IN1(レジスタSEND1のデータをレ
ジスタIN1に記憶) SEND2→IN2(レジスタSEND2のデータをレ
ジスタIN2に記憶) SEND3→IN3(レジスタSEND3のデータをレ
ジスタIN3に記憶) SEND4→IN4(レジスタSEND4のデータをレ
ジスタIN4に記憶) OUT1→RETURN1(レジスタOUT1のデータ
をレジスタRETURN1に記憶) OUT2→RETURN2(レジスタOUT2のデータ
をレジスタRETURN2に記憶) OUT3→RETURN3(レジスタOUT3のデータ
をレジスタRETURN3に記憶) OUT4→RETURN4(レジスタOUT4のデータ
をレジスタRETURN4に記憶)
【0026】このような設定において、演奏者が、この
電子楽器において演奏中に、図3に示す操作パネル18
のカーソルキー20を操作して、表示器19の表示画面
上の「結線選択」という文字の下側にある正方形の表示
欄にカーソルを移動させた後、データ変更キー21の
「+」キーを操作すると、1回操作する毎に、制御部1
5は、正方形の表示欄の表示を「1」から「2」,
「3」,・・・に変更する。今、エフェクトユニットの
結線状態を図5(a)に示すものから図5(c)に示す
ものに変更しようとするには、演奏者は、データ変更キ
ー21の「+」キーを2回操作する。
【0027】これにより、制御部15は、表示器19の
表示画面上の「結線選択」という文字の下側にある正方
形の表示欄の表示を「1」から「3」に変更するととも
に、図5(c)に示す結線状態に対応した結線情報を、
図2(a)に示す結線情報ROM16bから読み出し
て、DSP26内のRAM34の結線情報エリア34a
に上述した結線情報に代えて書き込む。
【0028】次に、演奏者が、DSP26のエフェクタ
33の第1のエフェクトユニットにおいて楽音データに
付加する音響効果を変更するために、カーソルキー20
を操作して、表示器19の表示画面上の右側の固定表示
された「1.」という文字の右側の長方形の表示欄にカ
ーソルを移動させた後、データ変更キー21の「+」キ
ーを操作すると、1回操作する毎に、制御部15は、長
方形の表示欄の表示を、「エコー」から、たとえば、図
2に示すエフェクトプログラムROM16aの最初のエ
リアに記憶されているマイクロプログラムの順に「コー
ラス」,「ディストーション」,・・・と順次変更す
る。
【0029】以上説明した演奏者によるキー操作および
制御部15の動作が第4のエフェクトユニットについて
まで行われる。今、演奏者が、第1〜第4のエフェクト
ユニットのそれぞれにおいて楽音データに付加する音響
効果を、図3の表示欄に示すように、それぞれコーラ
ス、ディストーション、フランジャおよびリバーブに設
定したものとする。
【0030】そして、演奏者が、たとえば、図3に示す
画面切換キー22を押すか、あるいは、図示せぬエンタ
ーキーなどを押すことにより、第1〜第4のエフェクト
ユニットのそれぞれにおいて楽音データに付加される音
響効果の設定を確定すると、制御部15は、上述した演
奏者による操作および制御部15の動作により確定され
た第1〜第4のエフェクトユニットのそれぞれの音響効
果に対応したマイクロプログラムをエフェクトプログラ
ムROM16aから読み出して、図2に示すように、D
SP26内のRAM34のエフェクトエリア34b〜3
eに、上述したマイクロプログラムに代えて書き込
む。今の場合、エフェクトエリア34b〜34eには、そ
れぞれコーラス、ディストーション、フランジャおよび
リバーブのそれぞれの音響効果に対応したマイクロプロ
グラムが書き込まれる。
【0031】そして、各音響効果毎のパラメータ(たと
えば、リバーブタイムやコーラスデプスなど)を設定あ
るいは、変更するには、演奏者は、たとえば、図3に示
す表示器19の表示画面上の、パラメータの設定あるい
は、変更を希望する音響効果の位置にカーソルをカーソ
ルキー20により移動させた後、操作パネル18の右下
部に設けられている画面切換キー22を押す。これによ
り、該当する音響効果の各パラメータに関する表示が表
示器19に表示されるので、上述した操作と同様な操作
をして、それぞれのパラメータの設定あるいは、変更を
行う。
【0032】なお、上述した一実施例においては、DS
P26内のエフェクタ33におけるエフェクタユニット
の数が4である例を示したが、これに限定されない。こ
こで、図7にエフェクタユニットの数が3である場合の
結線状態の一例を、図8〜図10にエフェクタユニット
の数が5である場合の結線状態の一例をそれぞれ示す。
また、エフェクタ33におけるエフェクタユニットの数
を固定するのではなく、上述した3〜5の中から選択で
きるように構成してもよい。その場合には、たとえば、
図3の表示画面の左上部に示すように、ユニット数を演
奏者が選択できるように構成する。
【0033】さらに、上述した一実施例においては、こ
の発明による効果付与装置を電子楽器に適用した例を示
したが、これに限定されない。たとえば、この効果付与
装置を単体で用いてもよい。加えて、図5〜図10に
は、入力端子の数と出力端子の数とが等しい結線状態を
示したが、すべての入力端子が、エフェクトユニットを
介す介さないにかかわらずいずれかの出力端子に必ず接
続されていればよいので、入力端子の数と出力端子の数
とは、必ずしも等しくなくてもよい。ただし、エフェク
タの複数の出力端子がそれぞれ異なるサウンドシステム
に接続されていると、結線状態を変更して出力端子の数
も変更された場合、ある楽音データがどのサウンドシス
テムからも出力されなくなってしまう虞がある。その場
合には、結線状態を変更しても出力端子の数は変更され
ないように構成する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、効果付与手段、入力部および出力部との結線状態を
変更しても、入力されたオーディオ信号が必ず出力され
るという効果がある。また、結線状態の設定と音響効果
種類の設定のいずれを先に行ったとしても先の設定は変
更されないので、ユーザーの好みの順番で設定を行うこ
とができ、操作性が良いという効果がある。例えば、
線状態を設定した後にオーディオ信号に付与される音響
効果の種類を設定することができるので、結線状態を変
更することなく音響効果の種類を変更するといったこと
ができ、音響効果の付与態様を変更する設定操作をユー
ザーが容易に行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による効果付与装置を適
用した電子楽器の構成を示すブロック図である。
【図2】 ROM16およびRAM34の構成の一例を
示す図である。
【図3】 操作パネル18の外観構成の一例を示す図で
ある。
【図4】 効果付与装置24の具体的構成の一例を示す
図である。
【図5】 エフェクタ33における各エフェクトユニッ
トの結線状態の一例を示す図である。
【図6】 エフェクタ33における各エフェクトユニッ
トの結線状態の一例を示す図である。
【図7】 エフェクトユニット数を3個に設定したエフ
ェクタにおける各エフェクトユニットの結線状態の一例
を示す図である。
【図8】 エフェクトユニット数を5個に設定したエフ
ェクタにおける各エフェクトユニットの結線状態の一例
を示す図である。
【図9】 エフェクトユニット数を5個に設定したエフ
ェクタにおける各エフェクトユニットの結線状態の一例
を示す図である。
【図10】 エフェクトユニット数を5個に設定したエ
フェクタにおける各エフェクトユニットの結線状態の一
例を示す図である。
【図11】 従来の効果付与装置を構成するDSPLS
Iの構成例を表すブロック図である。
【符号の説明】
15……制御部、16……ROM、16a……エフェク
トプログラムROM、16b……結線情報ROM、17
……鍵盤部、18……操作パネル、19……表示器、2
0……カーソルキー、21……データ変更キー、22…
…画面切換キー、23……音源回路、24……効果付与
装置、25〜27……DSP、28……フェーダ、29
1〜294……エフェクタ入力設定器、30……パン設定
器、31……グループスイッチ、321,322……ステ
レオライン、33……エフェクタ、34……RAM、3
5……レベル制御器、36……ミキサ、37……D/A
コンバータ、38……サウンドシステム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号を加工して音響効果を付
    与する複数の音響効果付与手段と、 前記複数の音響効果付与手段と、複数の入力部と、複数
    の出力部との結線状態を設定する結線状態設定手段と、 該結線状態設定手段による設定に応じて、前記複数の入
    力部が前記複数の音響効果付与手段または前記複数の出
    力部のいずれかに必ず接続されるように、前記複数の音
    響効果付与手段と、前記複数の入力部と、前記複数の出
    力部とを接続する接続手段と、 記複数の音響効果付与手段でオーディオ信号に付与さ
    れる音響効果の種類を設定する音響効果設定手段とを具
    し、 前記結線状態の設定が変更された場合でも前記音響効果
    の種類の設定は変更されず、前記音響効果の種類の設定
    が変更された場合でも前記結線状態の設定は変更されな
    ことを特徴とする効果付与装置
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