JP3094802B2 - サンプリング装置 - Google Patents

サンプリング装置

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JP3094802B2
JP3094802B2 JP06214799A JP21479994A JP3094802B2 JP 3094802 B2 JP3094802 B2 JP 3094802B2 JP 06214799 A JP06214799 A JP 06214799A JP 21479994 A JP21479994 A JP 21479994A JP 3094802 B2 JP3094802 B2 JP 3094802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め楽音の波形データ
を記憶しておき、記憶されている波形データを再生する
ことにより発音を行うことができるサンプリング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】サンプリング装置は、例えば自然楽器等
が発する楽音の波形データを記憶することができる。そ
の際、空間的に離れた左右2つの位置にマイクを置き、
同時に2種類の波形データを録音(記憶)することがで
きる。発音する際には、記憶した2種類の波形データを
左右2つのスピーカから別々に発音することにより、空
間的に拡がりを持った音場を再生することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】左マイクから録音され
た波形データと右マイクから録音された波形データは、
異なる波形データであるので、異なる波形名称を付けて
1つのメモリに記憶している。スピーカから発音させる
波形データを選択するには、左スピーカから発音する波
形データと、右スピーカから発音する波形データとの波
形名称をそれぞれ別々に選ぶ必要がある。場合によって
は、操作者のミスにより、左と右の波形データを逆に設
定してしまうこともありえる。
【0004】以上のように、波形メモリに記憶されてい
る左右2種類の波形データは、同時に録音したにもかか
わらず、異なる別々の波形データとして記憶されている
ので、各々について独立にその後の操作を行わなければ
ならず、操作者に煩雑感を与える。
【0005】本発明の目的は、音場に拡がりを持たせる
ために、同時に複数の楽音を録音した波形データを扱う
際にも操作性の優れたサンプリング装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、サンプリング装置は、異なる位置で同時録音され、
共通名称にそれぞれの録音された位置を示す第1の識別
子を加えた複合名称が付与された1組の楽音波形を含む
複数の楽音波形を、それぞれ付与された名称とセットに
して記憶するための波形メモリ(11)と、前記波形メ
モリに記憶されている楽音波形の名称を表示するための
ディスプレイ(3)と、前記波形メモリに記憶されてい
る楽音波形の内、異なる位置で同時録音された1組の楽
音波形をセットにして、前記共通名称に同時録音された
複数の楽音波形であることを示す第2の識別子を加えた
名称で前記ディスプレイに表示するためのステレオ表示
手段とを有する。
【0007】また、本発明の他の観点によれば、サンプ
リング装置は、異なる位置で同時録音され、共通名称に
それぞれの録音された位置を示す第1の識別子を加えた
複合名称が付与された1組の楽音波形と、1つの位置で
録音され、1つの名称が付与された1つの楽音波形を含
む複数の楽音波形を含む複数の楽音波形を、それぞれ付
与された名称とセットにして記憶するための波形メモリ
(11)と、前記波形メモリに記憶されている楽音波形
の名称を表示するためのディスプレイ(3)と、前記波
形メモリに記憶されている楽音波形の内、異なる位置で
同時録音された1組の楽音波形をセットにして、前記共
通名称に同時録音された複数の楽音波形であることを示
す第2の識別子を加えた名称で前記ディスプレイに表示
するとともに、1つの位置で録音された1つの楽音波形
を、前記1つの名称で表示するための表示制御手段とを
有する。
【0008】さらに、本発明の他の観点によれば、サン
プリング装置は、異なる位置で同時録音され、共通名称
にそれぞれの録音された位置を示す第1の識別子を加え
た複合名称が付与された1組の楽音波形を含む複数の楽
音波形を、それぞれ付与された名称とセットにして記憶
するための波形メモリ(11)と、前記波形メモリに記
憶されている楽音波形の名称を表示するためのディスプ
レイ(3)と、第1のモードと第2のモードの何れかを
指定するモード指定手段と、第1のモードが指定されて
いるとき、前記波形メモリに記憶されている楽音波形の
内、異なる位置で同時録音された1組の楽音波形をセッ
トにして、前記共通名称に同時録音された複数の楽音波
形であることを示す第2の識別子を加えた名称で前記デ
ィスプレイに表示するとともに、第2のモードが指定さ
れているとき、前記波形メモリに記憶されている楽音波
形を、各楽音波形毎に付与されている第1の識別子を加
えた複合名称で前記ディスプレイにそれぞれ表示する表
示制御手段とを有する。
【0009】 さらに、本発明の他の観点によれば、サ
ンプリング装置は、異なる位置で同時録音され、共通名
称にそれぞれの録音された位置を示す第1の識別子を加
えた複合名称が付与された1組の楽音波形と、1つの位
置で録音され、1つの名称が付与された1つの楽音波形
を含む複数の楽音波形を含む複数の楽音波形を、それぞ
れ付与された名称とセットにして記憶するための波形メ
モリ(11)と、前記波形メモリに記憶されている楽音
波形から発音させたい楽音波形を選択する波形選択手段
であって、前記共通名称に基づいて同時録音された1組
の楽音波形データを選択すること、および、前記1つの
名称に基づいて1つの波形データを選択することの両方
が可能な波形選択手段と、前記波形選択手段により1組
の楽音波形が選択されると、1組内の全ての楽音波形に
ついて各楽音波形毎の名称に含まれる識別子に対応した
波形パラメータを自動的に設定するとともに、前記波形
選択手段により1つの楽音波形が選択されると、該1つ
の楽音波形に所定の波形パラメータを自動的に設定する
パラメータ自動設定手段とを有する。また、本発明の他
の観点によれば、サンプリング装置は、異なる位置で同
時録音され、共通名称にそれぞれの録音された位置を示
す第1の識別子を加えた複合名称が付与された1組の楽
音波形と、1つの位置で録音され、1つの名称が付与さ
れた1つの楽音波形を含む複数の楽音波形を含む複数の
楽音波形を、それぞれ付与された名称とセットにして記
憶するための波形メモリ(11)と、第1のモードと第
2のモードの何れかを指定するモード指定手段と、操作
者が前記波形メモリに記憶されている楽音波形について
波形パラメータを設定するために操作する設定操作子
と、前記波形メモリに記憶されている楽音波形から発音
させたい楽音波形を選択する波形選択手段であって、第
1のモードが指定されているときは、前記共通名称に基
づいて同時録音された1組の楽音波形データを選択する
こと、および、前記1つの名称に基づいて1つの波形デ
ータを選択することの両方が可能であり、第2のモード
が指定されているときは、同時録音された1組の楽音波
形データをまとめて選択すること、および、複数の波形
データを独立して選択することの両方が可能な波形選択
手段と、前記第1のモードが指定されている時に、前記
波形選択手段により1組の楽音波形が選択されると、1
組内の全ての楽音波形について各楽音波形毎の名称に含
まれる識別子に対応した波形パラメータを自動的に設定
するとともに、前記波形選択手段により1つの楽音波形
が選択されると、該1つの楽音波形に所定の波形パラメ
ータを自動的に設定するパラメータ自動設定部と、前記
第2のモードが指定されている時に、前記1組の波形デ
ータがまとめて選択されている場合には、前記設定操作
子の操作に応じて、選択された1組の楽音波形の波形パ
ラメータを連動して設定するとともに、前記複数の波形
データが独立して選択されている場合には、前記設定操
作子の操作に応じて、選択された複数の楽音波形の波形
パラメータを別々に設定するパラメータ手動設定部を有
するパラメータ設定手段とを有する。
【0010】
【作用】同時録音された複数の楽音波形に対して、録音
された位置毎に異なる識別子を含む名称を付与して、波
形メモリに記憶させておくことにより、同時録音された
複数の楽音波形をセットにしてディスプレイに表示させ
ることができる。
【0011】また、同時録音された複数の楽音波形をセ
ットにして選択すると、セット内の全ての楽音波形につ
いて、ステレオ用の波形パラメータをまとめて自動的に
設定させることができる。
【0012】さらに、操作者が操作子を用いて波形メモ
リ内の楽音波形の波形パラメータを設定する際には、同
時録音された複数の楽音波形について連動して波形パラ
メータを設定することができる。
【0013】さらに、全ての発音音域にステレオ波形ま
たはモノラル波形を設定することができる他、ある発音
音域には、ステレオ波形、他の発音音域にはモノラル波
形を設定することもできる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の実施例によるサンプリング
装置の全体構成図である。プログラムメモリ9は、演算
プログラムを記憶している。CPU8は、プログラムメ
モリ9に記憶されている演算プログラムに従って、ワー
キングメモリ10に備えられたバッファメモリ等を用い
て各種演算処理を行う。プログラムメモリ9はROMで
あり、ワーキングメモリ10はRAMである。
【0015】CPU8は、バス14を介して、プログラ
ムメモリ9、ワーキングメモリ10の他、波形メモリ1
1、入出力制御回路12、MIDI入力回路2、ディス
プレイ3、パネルスイッチ4、音源6の制御も行う。
【0016】自然楽器等の楽音は、パネルスイッチ4に
設けられるスイッチ(図示せず)により、マイク5から
録音することが可能である。マイク5に入力された楽音
は、サンプリング処理を行うことによりディジタル信号
の波形データに変換され、波形メモリ11に記憶され
る。波形メモリ11は、サンプリング波形の波形データ
を記憶するためのRAMである。
【0017】鍵盤1は、外部機器であり、サンプリング
装置のMIDI入力回路2に接続することができる。鍵
盤1が押鍵されると、例えば所定の音高の発音を指示す
るMIDI信号がMIDI入力回路2に入力される。M
IDI入力回路2にMIDI信号が入力されると、指示
された音高に応じた速度で波形メモリ11から波形デー
タが読み出される。波形データの読み出し速度は、発音
する音高に対応する。
【0018】波形メモリ11は、左右2チャンネル分の
波形データを記憶しており、波形メモリ11から読み出
されたそれぞれの波形データは、音源6に供給される。
音源6は、供給された波形データを基に楽音信号を生成
する。生成された楽音信号は、サウンドシステム7にお
いて左右2つのスピーカから別々に発音される。
【0019】鍵盤1は、複数のキーバンク(音域)に分
けることができる。波形メモリは、キーバンク毎に対応
する波形データを記憶している。記憶されている波形デ
ータは、各キーバンクにおける基本波形となり、基本波
形データを読み出す速度を調節することにより、キーバ
ンク内の音高変換を行うことができる。したがって、マ
イク5から楽音を録音する際には、対応する音高も操作
者が同時に指定を行う必要がある。操作者が音高を指定
することにより、波形メモリ11に記憶される波形デー
タのキーバンクが決まる。
【0020】ディスク13は、外部機器であり、サンプ
リング装置の入出力制御回路12に接続することによ
り、大容量の波形データを記憶することができる。波形
メモリ11に記憶されている波形データは、パネルスイ
ッチ4に備えられたセーブスイッチ(図示せず)を操作
者が操作することにより、入出力制御回路12を介し
て、ディスク13にセーブされる。
【0021】ディスク13に記憶されている波形データ
は、パネルスイッチ4に備えられたロードスイッチ(図
示せず)を操作者が操作することにより、入出力制御回
路12を介して、波形メモリ11にロードされる。
【0022】波形メモリ11には、左チャンネル用の波
形データ、右チャンネル用の波形データ、モノラル用の
波形データが記憶されている。ボイスの設定により、波
形メモリ11に記憶されている波形データの内どの波形
データを使用するかの設定が行われ、ワーキングメモリ
10に記憶される。ボイスの設定を行う際、ディスプレ
イ3に選択対象となる波形データの一覧が表示される。
ステレオスイッチ4aを操作することにより、ディスプ
レイ3への表示形式をステレオモードまたはモノラルモ
ードのいずれかに設定することができる。ステレオモー
ドでは、対応する左チャンネル用波形データと右チャン
ネル用波形データをセットにして表示する。モノラルモ
ードでは、左チャンネル用波形データと右チャンネル用
波形データを別々に表示する。
【0023】操作者は、ディスプレイ3に表示された波
形データの中から各キーバンクで使用する波形データを
波形選択スイッチ4bにより選択することができる。詳
細な選択方法は、後述する。
【0024】波形パラメータ設定スイッチ4cは、選択
された波形データのパラメータ(例えば、音量レベル
等)の設定を行うことができる。ステレオモードの際に
は、例えば音量レベルの設定を行うと、左チャンネル用
と右チャンネル用の波形データの両方に同じ音量レベル
の値が設定される。その他、左右チャンネルの2つの波
形データをセットとしたその他の設定も行うことがで
き、操作者の操作性が向上する。モノラルモードでは、
左チャンネル用と右チャンネル用の波形データについて
別々に設定することができる。
【0025】図2は、ワーキングメモリ10に設定記憶
されるボイスの構成を示す概念図である。ボイスは、4
つのキーバンク(キーバンク1〜キーバンク4)を有す
る。つまり、鍵盤1は4つのキーバンク(音域)に分け
ることができ、それぞれのキーバンクについて基本波形
データの設定が行われる。
【0026】さらに、各キーバンクは4つのエレメント
(エレメント1〜エレメント4)のサンプリング波形か
らなる。鍵盤1のある鍵が押されると、対応するキーバ
ンクの4つのエレメントのサンプリング波形が重ねて発
音される。つまり、各キーバンクの音色は、4つのエレ
メントの組み合わせにより決定される。
【0027】各エレメントは、左チャンネル用サンプリ
ング波形22と右チャンネル用サンプリング波形23の
2つを有する。サンプリング録音されたサンプリング波
形は、4つのキーバンク、4つのエレメント、左右2チ
ャンネル分あり、全部で32(4×4×2)のサンプリ
ング波形(Sample11〜Sample44)分設
定可能である。
【0028】図3は、ボイスの設定を行う際にディスプ
レイ3に表示される画面の例である。表示画面中の“V
oice=Grpiano”は、ボイスの名称がGrp
iano(グランドピアノ)であることを示す。操作者
は、ボイスの設定を行う毎に、個々のボイスの名称を入
力して設定することができる。表示画面中の“EL=
1”は、エレメントの番号が1(エレメント1)である
ことを示す。
【0029】操作者は、ボイスの名称(Voice=G
rpiano)およびエレメントの番号(EL=1)を
選択すると、図に示すような画面が表示される。“K
B”は、キーバンクの番号(キーバンク1〜キーバンク
4)を表す。“M/S”は、設定されているサンプリン
グ波形のモードがモノラル(M)かステレオ(S)かを
表す。“sample”は、対応するキーバンクに設定
されているサンプリング波形の名称を表す。
【0030】キーバンク1(KB=1)には、ステレオ
モード(S)で“Piano11−S”という名称のサ
ンプリング波形が設定されている。サンプリング波形の
名称の語尾“−S”は、ステレオ用のサンプリング波形
であることを表している。“Piano11−S”は、
実際には波形メモリ11に、左チャンネル用サンプリン
グ波形“Piano11−L”と右チャンネル用サンプ
リング波形“Piano11−R”の2つが記憶されて
いる。ここで、サンプリング波形名称の語尾“−L”
は、左チャンネル用サンプリング波形であることを表
し、語尾“−R”は右チャンネル用サンプリング波形で
あること表す。
【0031】キーバンク2(KB=2)には、モノラル
モード(M)で“Piano12”と“Piano1
2.2”の2つのサンプリング波形が設定されている。
“Piano12”と“Piano12.2”は、共に
モノラル用のサンプリング波形であるが、“Piano
12”は左チャンネル(Sample12−L)に設定
し、“Piano12.2”は右チャンネル(Samp
le12−R)に設定することができる。
【0032】キーバンク3(KB=3)には、ステレオ
モード(S)で“Piano13−S”が設定されてい
る。キーバンク4(K=4)には、モノラルモード
(M)で“Piano14”が1つだけ設定されてい
る。この場合は、“Piano14”が左チャンネル
(Sample14−L)に設定され、右チャンネル
(Sample14−R)は設定なしとなる。
【0033】ボイス設定画面では、所定のエレメント番
号(例えば、EL=1)における各キーバンクのサンプ
リング波形を設定することができる。サンプリング波形
の設定は、サンプリング波形選択画面に表示されるサン
プリング波形の中から選択を行う。
【0034】図4は、ディスプレイに表示されるサンプ
リング波形選択画面の例を示す。図4(A)は、モノラ
ルモード(STEREO=OFF)における選択画面で
あり、図4(B)はステレオモード(STEREO=O
N)における選択画面である。モノラルモードとステレ
オモードの切り替えは、図1のステレオスイッチ4aを
操作することにより行う。
【0035】図4(A)は、モノラルモードの選択画面
である。ステレオ用サンプリング波形は、左チャンネル
用サンプリング波形(Piano11−L,Piano
13−L)と右チャンネル用サンプリング波形(Pia
no11−R,Piano13−R)に分けて表示され
る。その他、モノラル用サンプリング波形(Piano
12)も表示される。
【0036】カーソル25は、図1のパネルスイッチ4
のスイッチを操作することにより、画面上を移動可能で
あり、カーソル25によりサンプリング波形を選択する
ことができる。カーソル25を所定のサンプリング波形
名称の位置に移動し、図1の鍵盤1上の鍵を押すと、カ
ーソル25が位置するサンプリング波形の音がサウンド
システム7から発音される。操作者は、所望のサンプリ
ング波形の音色を試聴することができる。
【0037】サンプリング波形の設定を行うには、波形
選択スイッチ4b(図1)を操作することにより、カー
ソル25上のサンプリング波形が所定のエレメントのキ
ーバンクに設定される。
【0038】図4(B)は、ステレオモードの選択画面
であり、ステレオ用サンプリング波形は左右のチャンネ
ル(Piano−L,Piano−R)に分かれず、1
セットで“Piano11−S”として表示される。
“Piano11−S”と“Piano13−S”は、
ステレオ用サンプリング波形である。その他、モノラル
用サンプリング波形“Piano12”,“Piano
14”,“Piano21”等が表示される。
【0039】なお、前述と同様に、カーソル25を用い
ることにより、波形選択スイッチ4bでサンプリング波
形の設定が可能であり、鍵盤1により所望のサンプリン
グ波形の試聴が可能である。
【0040】サンプリング波形が設定された後は、サン
プリング波形パラメータ設定画面において設定されたサ
ンプリング波形のパラメータを設定または変更すること
が可能である。
【0041】図5は、ディスプレイに表示されるサンプ
リング波形パラメータ設定画面の例を示す。ボイス名称
をGrpiano(Voice=Grpiano)、エ
レメント番号を1(EL=1)として選択した時の設定
画面である。図5(A)は、左チャンネル(ST=L)
の設定画面であり、図5(B)は右チャンネル(ST=
R)の設定画面である。それぞれの設定画面は、図3に
示したボイス設定画面に設定されているサンプリング波
形と対応したものである。
【0042】ボイス設定画面において、キーバンク1
(KB=1)にステレオ用サンプリング波形(Pian
o11−S)を設定すると、図5(A),(B)に示す
ように、左チャンネルの“Piano11−L”にPa
n=−63,Lev=10、右チャンネルの“Pian
o11−R”にPan=+63,Lev=10が自動的
に設定される。また、モノラル用サンプリング波形(例
えばPiano12.2)を設定すると、Pan=0,
Lev=10に自動的に設定される。
【0043】パン(Pan)は、−63〜+63の範囲
の値をとり、音像の定位位置を決める値である。−63
は、最も左寄りの位置であり、+63は最も右寄りの位
置である。ステレオ用のときは、左右の波形がそれぞれ
最も左、右に定位して最大に拡がるようパンが−63と
+63に各々設定され、モノラル用のときにはパンが0
に自動的に設定される。レベル(Lev)は、音量レベ
ルである。
【0044】波形パラメータ設定画面では、例えばパン
およびレベルのパラメータ設定を行うことができる。例
えば、キーバンク3(KB=3)には、ステレオ用のサ
ンプリング波形が記憶されている。レベルを10から1
5に変更すると、左チャンネル(Piano13−L)
と右チャンネル(Piano13−R)の両方が同じ音
量レベルLev=15に設定される。パンを変更する
と、左チャンネルがPan=−P、右チャンネルがPa
n=+Pになるように連動して設定される。ここで、P
は0〜63の整数である。
【0045】一方、モノラル用サンプリング波形“Pi
ano12”,“Piano12.2”,“Piano
14”は、左チャンネル(ST=L)と右チャンネル
(ST=R)において、別々にパン(Pan)とレベル
(Lev)を設定することができる。
【0046】以上の処理は、CPUの制御により処理さ
れる。図6は、CPUが行うメインルーチンの処理を示
すフローチャートである。まず、ステップP1では、各
種レジスタの初期化等の初期設定を行う。
【0047】ステップP2では、メモリ波形番号選択ス
イッチ群イベントがあるか否かをチェックする。メモリ
波形番号選択スイッチ群は、図1のパネルスイッチ4内
に設けられており、波形メモリ11にこれから記憶しよ
うとするサンプリング波形の番号または波形メモリ11
に既に記憶されているサンプリング波形の番号を選択す
るためのスイッチ群である。
【0048】メモリ波形番号選択スイッチ群イベントが
あるときには、ステップP3へ進み、波形番号レジスタ
WAVEに選択スイッチ群により選択された番号を格納
する。その後、ステップP4へ進む。選択スイッチ群イ
ベントがないときには、番号の格納を行わずにステップ
P4へ進む。
【0049】ステップP4では、波形入力スイッチオン
イベントがあるか否かをチェックする。波形入力スイッ
チは、図1のマイク5からの録音を行うためのスイッチ
である。
【0050】波形入力スイッチオンイベントがあれば、
ステップP5へ進み、マイク5に入力されるアナログ楽
音信号をサンプリング処理してディジタル信号に変換す
る等の波形入力処理を行った後に、波形メモリ11にサ
ンプリング波形が記憶される。この際、サンプリング波
形は、ステップP3で格納された波形番号WAVEと対
応して波形メモリ11に記憶される。その後、操作者
は、マイク5から入力された楽音に対応する音高を入力
する必要がある。記憶されたサンプリング波形は、入力
された音高に設定され、キーバンクが決まる。その後、
ステップP6へ進む。波形入力スイッチオンイベントが
ないときには、録音を行わずにステップP6へ進む。
【0051】ステップP6では、ディスク波形番号選択
スイッチ群イベントがあるか否かをチェックする。ディ
スク波形番号選択スイッチ群は、図1のパネルスイッチ
4内に設けられており、ディスク13と波形メモリ11
との間でサンプリング波形のロードまたはセーブを行う
際に、ディスク13におけるサンプリング波形の番号を
選択するためのスイッチ群である。
【0052】ディスク波形番号選択スイッチ群イベント
があるときには、ステップP7へ進み、波形番号レジス
タDWNにディスク波形番号選択スイッチ群により選択
された番号を格納する。その後、ステップP8へ進む。
ディスク波形番号選択スイッチ群イベントがないときに
は、番号の格納を行わずに、ステップP8へ進む。
【0053】ステップP8では、ロードスイッチオンイ
ベントがあるか否かをチェックする。ロードスイッチ
は、ディスク13から波形メモリ11にサンプリング波
形をロードするためのスイッチである。
【0054】ロードスイッチオンイベントがあるときに
は、ステップP9へ進む。ステップP9では、ディスク
13に記憶されているディスク波形番号DWNの波形
と、対応する音高を読み出し、波形メモリ11にメモリ
波形番号WAVEに対応させて記憶する。その後、処理
端子Aへ進む。ロードスイッチオンイベントがないとき
には、ロードを行わずに処理端子Aへ進む。
【0055】図7は、処理端子Aから始まる処理を示す
フローチャートである。ステップP10では、セーブス
イッチオンイベントがあるか否かをチェックする。セー
ブスイッチは、波形メモリ11に記憶されているサンプ
リング波形をディスク13にセーブするためのスイッチ
である。
【0056】セーブスイッチオンイベントがあるときに
は、ステップP11へ進む。ステップP11では、波形
メモリ11に記憶されている波形番号WAVEのサンプ
リング波形と、対応する音高を読み出し、ディスク波形
番号DWNと対応させて、ディスク13に記憶する。そ
の後、ステップP12へ進む。セーブスイッチオンイベ
ントがないときには、セーブを行わずにステップP12
へ進む。
【0057】ステップP12では、ステレオスイッチオ
ンイベントがあるか否かをチェックする。ステレオスイ
ッチは、ステレオモードとモノラルモードを切り替える
ためのスイッチである。
【0058】ステレオスイッチオンイベントがあるとき
には、ステップP13へ進み、フラグSTを反転する。
フラグSTが1であればステレオモードであることを示
し、0であればモノラルモードであることを示す。
【0059】ステップP14では、図4に示したサンプ
リング波形選択画面がディスプレイに表示されているか
否かをチェックする。サンプリング波形選択画面が表示
されているのであれば、ステップP15へ進み、フラグ
STが1であるか否かをチェックする。
【0060】フラグSTが1であれば、ステレオモード
であるので、ステップP16へ進む。ステップP16で
は、同じ波形名称で語尾に“−L”,“−R”が付いて
いるものを1つのステレオ波形とみなして、“−L”,
“−R”の代わりに“−S”として1つの波形名で表示
する。その後、ステップP18へ進む。
【0061】フラグSTが0であれば、モノラルモード
であるので、ステップP17へ進む。ステップP17で
は、波形毎に語尾が“−L”,“−R”等の波形名称の
波形を含めて波形毎に波形名称を別々に表示する。その
後、ステップP18へ進む。
【0062】ステップP14においてサンプリング波形
選択画面でないと判断されたとき、およびステップP1
2においてステレオスイッチオンイベントがないと判断
されたときには、処理をバイパスして、ステップP18
へ進む。
【0063】ステップP18では、その他スイッチの処
理があるか否かのチェックを行う。その他スイッチと
は、ボイスを設定するためのスイッチ、またはパラメー
タを設定するためのスイッチを含む。
【0064】その他スイッチの処理があるときには、ス
テップP19へ進み、その他スイッチの処理を行う。そ
の他スイッチの処理とは、ボイスの設定またはパラメー
タの設定を行うための処理である。詳細は、後にフロー
チャートを参照しながら説明する。その後、ステップP
20へ進む。その他スイッチの処理がないときには、処
理をバイパスして、ステップP20へ進む。
【0065】ステップP20では、MIDI入力がある
か否かをチェックする。MIDI信号は、図1の鍵盤1
等からMIDI入力回路2に入力される。MIDI入力
があるときには、ステップP21へ進み、MIDI入力
処理を行う。MIDI入力処理は、入力されたMIDI
信号に応じて行う発音処理または消音処理を含む。詳細
は、後にフローチャートを参照しながら説明する。その
後、処理端子Bへ進む。MIDI入力がないときには、
MIDI入力処理を行わずに、処理端子Bへ進む。
【0066】処理端子Bの後は、図6のステップP2へ
戻り、処理を繰り返す。図8は、図7のステップP19
に示したその他スイッチ処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【0067】ステップQ1では、パネルスイッチ4の操
作に従った画面制御を行う。例えば、ボイス(voic
e)設定画面またはサンプリング波形パラメータ設定画
面のいずれかを表示する。
【0068】ステップQ2では、図3に示したvoic
e設定画面であるか否かをチェックする。voice設
定画面であれば、ステップQ3へ進み、voice設定
を行う。voice設定の詳細な処理は、後に説明す
る。その後、処理を終了し、図7のメインルーチンの処
理へ戻る。
【0069】ステップQ2においてvoice設定画面
でなければ、ステップQ4へ進む。ステップQ4では、
図5に示したサンプリング波形パラメータ設定画面であ
るか否かをチェックする。サンプリング波形パラメータ
設定画面でなければ、ステップQ5において、その他処
理を行い、図7のメインルーチンの処理へ戻る。
【0070】ステップQ4においてサンプリング波形パ
ラメータ設定画面であると判断されたときには、ステッ
プQ6へ進む。ステップQ6では、パン(Pan)の設
定操作が行われたか否かをチェックする。
【0071】Panの設定操作が行われていれば、ステ
ップQ7へ進み、ステレオ波形についての設定であるか
否かをチェックする。ステレオ波形についての設定であ
れば、ステップQ8へ進む。ステップQ8では、画面上
で選択されているボイス(Voice)、エレメント
(Element)、キーバンク(keyBank)の
選択チャンネルのPanを入力値Pに設定し、他方のチ
ャンネルのPanを−Pに設定する。その後、図7のメ
インルーチンの処理へ戻る。
【0072】ステップQ7においてステレオ波形につい
てでないと判断されれば、モノラル波形についてである
ので、ステップQ9へ進む。ステップQ9では、選択さ
れているVoice、Element、keyBank
の選択チャンネルのPanを入力値Pに設定する。この
時、他のチャンネルの設定は行わない。その後、図7の
メインルーチンの処理へ戻る。
【0073】ステップQ6においてPanの設定操作で
ないと判断されると、ステップQ10へ進む。ステップ
Q10では、レベル(Level)の設定操作であるか
否かをチェックする。Levelの設定操作でないとき
には、ステップQ11において、その他処理を行った後
に、図7のメインルーチンの処理へ戻る。
【0074】ステップQ10においてLevelの設定
操作であると判断されたときには、ステップQ12へ進
む。ステップQ12では、ステレオ波形についての設定
であるか否かをチェックする。ステレオ波形についての
設定であれば、ステップQ13へ進む。ステップQ13
では、選択されているVoice、Element、k
eyBankの選択チャンネルのLevelを入力値L
に設定する。そして、他方のチャンネルのLevelも
入力値Lに設定する。その後、図7のメインルーチンの
処理へ戻る。
【0075】ステップQ12においてステレオ波形につ
いての設定でないと判断されたときには、モノラル波形
についての設定であるので、ステップQ14へ進む。ス
テップQ14では、選択されているVoice、Ele
ment、keyBankの選択チャンネルのLeve
lを入力値Lに設定する。この時、他方のチャンネルの
設定は行わない。その後、図7のメインルーチンの処理
へ戻る。
【0076】図9は、図8のステップQ3に示したVo
ice設定の詳細な処理を示すフローチャートである。
ステップR1では、波形設定の操作があるか否かをチェ
ックする。波形設定操作とは、所定のElement、
keyBankに設定するサンプリング波形を選択する
ためのスイッチ操作である。波形設定操作がないときに
は、図8の処理へ戻る。
【0077】波形設定操作があるときには、ステップR
2へ進む。ステップR2では、ステレオモードの波形の
設定であるか否かをチェックする。ステレオモードの波
形設定でないと判断されたときには、モノラルモードの
波形の設定であるので、ステップR3へ進む。ステップ
R3では、選択されているVoice、Elemen
t、keyBankの対応チャンネルに選択波形名の波
形をPan=0、Lev=10として設定する。その
後、図8の処理へ戻る。
【0078】ステップR2においてステレオモードの波
形設定であると判断されたときには、ステップR4へ進
む。ステップR4では、選択された波形名の語尾に“−
S”が付くか否かをチェックする。語尾に“−S”が付
くときには、ステップR5へ進む。ステップR5では、
選択されているVoice、Element、keyB
ankの左チャンネルに選択波形名の語尾に“−L”が
付く波形をPan=−63、Lev=10として設定す
る。Rチャンネルに選択波形名の語尾に“−R”が付く
波形をPan=+63、Lev=10として設定する。
その後、図8の処理へ戻る。
【0079】ステップR4において、語尾に“−S”が
付かないと判断されたときには、ステレオモードであり
ながら、モノラル波形が選択されたことを意味するの
で、ステップR6へ進む。ステップR6では、選択され
ているVoice、Element、keyBankの
左チャンネルに選択波形名の波形をPan=0、Lev
=10として設定する。ステレオモードにおいて、モノ
ラル波形が選択されたときには、右チャンネルではな
く、左チャンネルが優先して設定される。ステレオ端子
とモノラル端子の信号線の関係上の理由から左が優先さ
れる。その後、図8の処理へ戻る。
【0080】図10は、図7のMIDI入力処理の詳細
を示すフローチャートである。ステップS1では、入力
されたMIDI信号がノートオンか否かをチェックす
る。ノートオンであれば、ステップS2へ進む。ステッ
プS2において、図4のサンプリング波形選択画面にあ
るときには、選択されているサンプリング波形を、ノー
トオンされたキーコード(音高)で発音処理する。試聴
のためである。その際、ステレオ波形の場合は、左
(L)チャンネルのPanを−63、右(R)チャンネ
ルのPanを+63、Level=10で発音する。
【0081】その他の画面では、設定されているパラメ
ータを用いて、ノートオンされたキーコードでボイス
(voice)の発音処理を行う。ボイスの発音は、4
つのエレメントを重ねて発音する。その後、図7のメイ
ンルーチンの処理へ戻る。
【0082】ステップS1において、ノートオンでない
と判断されたときには、ステップS3へ進む。ステップ
S3では、ノートオフであるか否かをチェックする。ノ
ートオフであるときには、ステップS4へ進み、発音停
止処理(消音処理)を行う。その後、図7のメインルー
チンへ戻る。
【0083】ステップS3において、ノートオフでない
と判断されたときには、ステップS5へ進み、対応する
その他処理を行う。その後、図7のメインルーチンの処
理へ戻る。
【0084】以上のように、本実施例のサンプリング装
置によれば、ステレオ波形については左右チャンネルを
セットにして“−S”で表示したり、セットにして連動
して設定または変更することができる。また、各キーバ
ンク(音域)毎に、別々にモノラル波形またはステレオ
波形を設定することが可能になり、操作者の操作性を向
上することができる。
【0085】なお、左右2チャンネルは、左右である必
要はなく、前後または上下でもよく、これらの3以上の
多チャンネルでもよい。また、パラメータは、パン、レ
ベルのデータに限定されず、残響またはビブラート等の
データであってもよい。
【0086】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同時録音された複数の楽音波形をセットにして、表示を
行ったり、設定を行うことができるので、操作者の操作
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例によるサンプリング装置の全
体構成図である。
【図2】 ワーキングメモリに設定記憶されるボイスの
構成を示す概略図である。
【図3】 ボイスの設定を行う際にディスプレイに表示
される画面の例を示す概略図である。
【図4】 ディスプレイに表示されるサンプリング波形
選択画面の例を示す。図4(A)はモノラルモード(S
TEREO=OFF)における選択画面、図4(B)は
ステレオモード(STEREO=ON)における選択画
面の概略図である。
【図5】 ディスプレイに表示されるサンプリング波形
パラメータ設定画面の例を示す。図5(A)は左チャン
ネル(ST=L)の設定画面、図5(B)は右チャンネ
ル(ST=R)の設定画面を示す概略図である。
【図6】 CPUが行うメインルーチンの処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】 処理端子Aから始まる処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】 図7のステップP19に示したその他スイッ
チ処理の詳細を示すフローチャートである。
【図9】 図8のステップQ3に示したVoice設定
の詳細な処理を示すフローチャートである。
【図10】 図7のMIDI入力処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 鍵盤、 2 MIDI入力回路、 3 ディス
プレイ、 4 パネルスイッチ、 5 マイク、
6 音源、 7 サウンドシステム、8 CPU、
9 プログラムメモリ、 10 ワーキングメモ
リ、 11 波形メモリ、 12 入出力制御回
路、 13 ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 7/02 G10G 1/00 G10H 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる位置で同時録音され、共通名称に
    それぞれの録音された位置を示す第1の識別子を加えた
    複合名称が付与された1組の楽音波形を含む複数の楽音
    波形を、それぞれ付与された名称とセットにして記憶す
    るための波形メモリ(11)と、 前記波形メモリに記憶されている楽音波形の名称を表示
    するためのディスプレイ(3)と、 前記波形メモリに記憶されている楽音波形の内、異なる
    位置で同時録音された1組の楽音波形をセットにして、
    前記共通名称に同時録音された複数の楽音波形であるこ
    とを示す第2の識別子を加えた名称で前記ディスプレイ
    に表示するためのステレオ表示手段とを有するサンプリ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 異なる位置で同時録音され、共通名称に
    それぞれの録音された位置を示す第1の識別子を加えた
    複合名称が付与された1組の楽音波形と、1つの位置で
    録音され、1つの名称が付与された1つの楽音波形を含
    む複数の楽音波形を含む複数の楽音波形を、それぞれ付
    与された名称とセットにして記憶するための波形メモリ
    (11)と、 前記波形メモリに記憶されている楽音波形の名称を表示
    するためのディスプレイ(3)と、 前記波形メモリに記憶されている楽音波形の内、異なる
    位置で同時録音された1組の楽音波形をセットにして、
    前記共通名称に同時録音された複数の楽音波形であるこ
    とを示す第2の識別子を加えた名称で前記ディスプレイ
    に表示するとともに、1つの位置で録音された1つの楽
    音波形を、前記1つの名称で表示するための表示制御手
    段とを有するサンプリング装置。
  3. 【請求項3】 異なる位置で同時録音され、共通名称に
    それぞれの録音された位置を示す第1の識別子を加えた
    複合名称が付与された1組の楽音波形を含む複数の楽音
    波形を、それぞれ付与された名称とセットにして記憶す
    るための波形メモリ(11)と、 前記波形メモリに記憶されている楽音波形の名称を表示
    するためのディスプレイ(3)と、 第1のモードと第2のモードの何れかを指定するモード
    指定手段と、 第1のモードが指定されているとき、前記波形メモリに
    記憶されている楽音波形の内、異なる位置で同時録音さ
    れた1組の楽音波形をセットにして、前記共通名称に同
    時録音された複数の楽音波形であることを示す第2の識
    別子を加えた名称で前記ディスプレイに表示するととも
    に、第2のモードが指定されているとき、前記波形メモ
    リに記憶されている楽音波形を、各楽音波形毎に付与さ
    れている第1の識別子を加えた複合名称で前記ディスプ
    レイにそれぞれ表示する表示制御手段とを有するサンプ
    リング装置。
  4. 【請求項4】 異なる位置で同時録音され、共通名称に
    それぞれの録音された位置を示す第1の識別子を加えた
    複合名称が付与された1組の楽音波形と、1つの位置で
    録音され、1つの名称が付与された1つの楽音波形を含
    む複数の楽音波形を含む複数の楽音波形を、それぞれ付
    与された名称とセットにして記憶するための波形メモリ
    (11)と、 前記波形メモリに記憶されている楽音波形から発音させ
    たい楽音波形を選択する波形選択手段であって、前記共
    通名称に基づいて同時録音された1組の楽音波形データ
    を選択すること、および、前記1つの名称に基づいて1
    つの波形データを選択することの両方が可能な波形選択
    手段と、 前記波形選択手段により1組の楽音波形が選択される
    と、1組内の全ての楽音波形について各楽音波形毎の名
    称に含まれる識別子に対応した波形パラメータを自動的
    に設定するとともに、前記波形選択手段により1つの楽
    音波形が選択されると、該1つの楽音波形に所定の波形
    パラメータを自動的に設定するパラメータ自動設定手段
    とを有するサンプリング装置。
  5. 【請求項5】 異なる位置で同時録音され、共通名称に
    それぞれの録音された位置を示す第1の識別子を加えた
    複合名称が付与された1組の楽音波形と、1つの位置で
    録音され、1つの名称が付与された1つの楽音波形を含
    む複数の楽音波形を含む複数の楽音波形を、それぞれ付
    与された名称とセットにして記憶するための波形メモリ
    (11)と、 第1のモードと第2のモードの何れかを指定するモード
    指定手段と、 操作者が前記波形メモリに記憶されている楽音波形につ
    いて波形パラメータを設定するために操作する設定操作
    子と、 前記波形メモリに記憶されている楽音波形から発音させ
    たい楽音波形を選択する波形選択手段であって、第1の
    モードが指定されているときは、前記共通名称に基づい
    て同時録音された1組の楽音波形データを選択するこ
    と、および、前記1つの名称に基づいて1つの波形デー
    タを選択することの両方が可能であり、第2のモードが
    指定されているときは、同時録音された1組の楽音波形
    データをまとめて選択すること、および、複数の波形デ
    ータを独立して選択することの両方が可能な波形選択手
    段と、 前記第1のモードが指定されている時に、前記波形選択
    手段により1組の楽音波形が選択されると、1組内の全
    ての楽音波形について各楽音波形毎の名称に含まれる識
    別子に対応した波形パラメータを自動的に設定するとと
    もに、前記波形選択手段により1つの楽音波形が選択さ
    れると、該1つの楽音波形に所定の波形パラメータを自
    動的に設定するパラメータ自動設定部と、前記第2のモ
    ードが指定されている時に、前記1組の波形データがま
    とめて選択されている場合には、前記設定操作子の操作
    に応じて、選択された1組の楽音波形の波形パラメータ
    を連動して設定するとともに、前記複数の波形データが
    独立して選択されている場合には、前記設定操作子の操
    作に応じて、選択された複数の楽音波形の波形パラメー
    タを別々に設定するパラメータ手動設定部を有するパラ
    メータ設定手段とを有するサンプリング装置。
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