JP3367377B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3367377B2
JP3367377B2 JP10221197A JP10221197A JP3367377B2 JP 3367377 B2 JP3367377 B2 JP 3367377B2 JP 10221197 A JP10221197 A JP 10221197A JP 10221197 A JP10221197 A JP 10221197A JP 3367377 B2 JP3367377 B2 JP 3367377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽音信号発生手段
から出力される楽音信号の音像を異なる位置にそれぞれ
定位させることが可能な電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の電子楽器において
は、1つの楽音発生の指示に対して発生される2つの多
少異なる楽音信号の各音像をそれぞれ左右位置に定位さ
せて楽音にステレオ感を与えることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
子楽器においては、発音可能な楽音信号の数が限られて
いることや、使用者の好みから、前記1つの楽音発生の
指示に対して発生される2つの楽音信号の数を1つに切
り換えることがあり、この場合、前記2つの楽音信号の
音像の定位位置が左右離れた位置に設定されていたとす
ると、1つの楽音発生の指示に対して発生される単一の
楽音信号の音像が左右の一方の位置に偏ってしまって、
楽音が聞き苦しいものになってしまうという問題あっ
た。
【0004】
【発明の概略】本発明は上記問題に対処するためになさ
れたもので、その目的は発生される楽音信号に好ましい
音響効果を付加するようにした電子楽器を提供すること
にある。
【0005】前記目的を達成するために本発明の特徴
は、第1発音モードと第2発音モードのいずれかを選択
する選択手段と、選択手段により第1発音モードが選択
されているとき1つの楽音発生の指示に対して複数の楽
音信号を形成して出力し、同選択手段により第2発音モ
ードが選択されているとき1つの楽音発生の指示に対し
て前記複数の楽音信号のうちの特定の1つの楽音信号を
形成して出力する楽音信号発生手段と、楽音信号発生手
段から出力される各楽音信号の音像をそれぞれ異なる位
置に定位させることを可能とする音像定位制御手段とを
備えた電子楽器において、選択手段により第1発音モー
ドが選択されているとき、音像定位制御手段を制御して
前記複数の楽音信号の音像をそれぞれ異なる位置に定位
させる第1発音モード音像定位制御手段と、選択手段に
より第2発音モードが選択されているとき、音像定位制
御手段を制御して前記複数の楽音信号のうちの特定の1
の楽音信号の音像を第1発音モード時の位置とは異な
る所定位置に定位させる第2発音モード音像定位制御手
段とを設けたことにある。
【0006】この場合、例えば、選択手段により第1発
音モードが選択されているとき、楽音信号発生手段にて
1つの楽音発生の指示に対して形成出力される楽音信号
の数を2つとするとともに、同2つの楽音信号は左右一
対のスピーカによって音響信号に変換されるものとし
かつ第2発音モード音像定位制御手段の制御により前記
複数の楽音信号のうちの特定の1つの楽音信号の音像が
定位する所定位置を、前記左右一対のスピーカの中央位
とするとよい。
【0007】前記のように構成した本発明によれば、選
択手段により第1発音モードが選択されていれば、1つ
の楽音発生の指示に対して複数の楽音信号が楽音信号発
生手段から出力され、同出力された複数の楽音信号(例
えば、2つの楽音信号)の音像位置は第1発音モード音
像定位制御手段によってそれぞれ異なる位置に設定され
る。選択手段により第2発音モードが選択されていれ
ば、1つの楽音発生の指示に対して前記複数の楽音信号
のうちの特定の1つの楽音信号が楽音信号発生手段から
出力され、同出力された1つの楽音信号の音像は、第2
発音モード音像定位制御手段により、前記第1発音モー
ド時の位置とは異なる所定位置(例えば、前記2つの楽
音信号を音響信号に変換する左右一対のスピーカの中央
位置)に定位する。
【0008】これにより、第1発音モード時には、複数
の楽音信号の音像が複数の異なる位置に定位するので、
ステレオ感のある楽音が発音される。また、発音モード
が選択手段によって第1発音モードから第2発音モード
に変更された場合にも、1つの楽音発生の指示に対して
出力される単一の楽音信号の音像を偏った位置に定位さ
せないようにすることができ、楽音が聞き苦しいものに
なることはなく、楽音に良好な音響効果を付加できる。
【0009】
【実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面を用い
て説明すると、図1は本発明に係る電子楽器の外観を概
略的に示す平面図であり、図2は同電子楽器の内部回路
装置を概略的に示すブロック図である。
【0010】この電子楽器は、鍵盤10及び操作パネル
20を備えている。鍵盤10は、音高をそれぞれ指定す
るとともに楽音信号の発生をそれぞれ指示する複数の演
奏操作子としての複数の鍵からなり、これらの各鍵の押
離鍵は、鍵スイッチ回路10a内に各鍵に対応して設け
た鍵スイッチにより検出されるようになっている。操作
パネル20には、表示器21、左右一対のスピーカ22
a,22b及び多数の操作子が設けられている。表示器
21は、文字、数字などを表示するものであり、表示制
御回路21aにより表示内容が制御されるようになって
いる。左右一対のスピーカ22a,22bは左右チャン
ネルの各楽音信号を音響信号に変換して出力するもので
ある。多数の操作子は以下に述べる種々の機能を有する
もので、これらの各操作子の操作は、操作子スイッチ回
路20a内に各操作子に対応して設けた操作子スイッチ
により検出されるようになっている。
【0011】ユニゾン操作子23a、デュアル操作子2
3b及びシングル操作子23cは、電子楽器の発音モー
ドをユニゾン、デュアル及びシングルの各モードに設定
するためのものである。ユニゾンモード及びデュアルモ
ードは、一押鍵操作による楽音信号の発生指示のもとに
第1及び第2楽音信号を同時に発生するモードで、ユニ
ゾンモードにおける第1及び第2楽音信号は、同一音色
を有しかつ若干量だけ異なる周波数を有する。デュアル
モードにおける第1及び第2楽音信号は、同一周波数を
有しかつ若干異なる音色を有する。シングルモードは、
一押鍵操作による楽音信号の発生指示のもとに第1楽音
信号のみを発生するモードである。
【0012】音像定位モード変更操作子24aは、その
オン操作毎に音像定位モードをノーマル、オルタネイト
及びランダムの各モードに変更するためのものである。
ノーマルモードは、楽音の音像の定位位置を移動させな
いモードである。オルタネイトモードは、楽音の音像の
定位位置をその発音毎に中央位置を介して左側位置と右
側位置との間で往復させるモードである。ランダムモー
ドは、楽音の音像の定位位置を左側、中央及び右側の各
位置にランダムに移動させるモードである。セパレーシ
ョン幅変更操作子24bは、両スピーカ22a,22b
から楽音信号を同時に同一音量で発生させた場合の音像
の定位位置(中央位置)から左側位置及び右側位置まで
の各距離を表すセパレーションデータSPを変更するた
めのものである。
【0013】音色選択操作子群25は、発生される楽音
信号の音色をそれぞれ選択するものである。アップ操作
子26a及びダウン操作子26bは、各種データ値をそ
れぞれ増加及び減少させるものである。その他の操作子
群27は、テンキーなどのその他の複数の操作子からな
り、各種データを入力するものである。確定操作子28
は、アップ操作子26a、ダウン操作子26b及びその
他の操作子群28により変更されたデータ値を確定する
際に操作されるものである。
【0014】鍵スイッチ回路10a、操作子スイッチ回
路20a及び表示制御回路21aは、各入力インターフ
ェース31〜33を介してそれぞれバス34に接続さ
れ、同バス34には、CPU41、ROM42及びRA
M43からなるマイクロコンピュータ40が接続されて
いる。CPU41は、図3〜図7のフローチャートに対
応したプログラムを実行して、楽音信号の発生及び同楽
音信号の音像の定位位置を制御する。ROM42は、前
記プログラムを記憶するとともに、複数の異なる音色に
対応した音色制御データ群、鍵音高に対応した周波数ナ
ンバなどの各種制御データを記憶するものである。RA
M43は、前記プログラムの実行に必要な各種データを
一時的に記憶するものである。
【0015】楽音信号発生回路50及び音像定位制御回
路60もバス34に接続されている。楽音信号発生回路
50は、音色制御データ、周波数ナンバFN及びキ−オ
ン信号KONを入力して、前記入力した音色制御データ
により決定される音色及び周波数ナンバFNにより表さ
れた周波数(音高)を有する第1及び第2楽音信号を形
成して出力する。また、同回路50は、キ−オフ信号を
入力して前記出力中の第1及び第2楽音信号を徐々に減
衰させた後、その発生を終了する。音像定位制御回路6
0は、第1及び第2楽音信号の各音像の定位位置(左
側、中央又は右側位置)を表す音像位置制御データTS
1,TS2及び中央位置から左側及び右側位置までの距
離を表すセパレーションデータSPを入力して、これら
の入力データTS1,TS2,SPに基づいて第1及び
第2楽音信号の各音像の定位位置を制御する。具体的に
は、左右チャンネルへの各楽音信号の配分率を前記入力
データTS1,TS2,SPに基づいて制御して、左右
両出力端に配分率の制御された一組の楽音信号を出力す
る。なお、前記配分率の他に、左右両出力端に供給され
る左右チャンネルの各楽音信号の遅延時間、位相なども
同時に異ならせるとよい。
【0016】音像定位制御回路60の左右両出力端は、
アンプ61a,61bを介して左右スピーカ22a,2
2bにそれぞれ接続されている。同左右出力端は、出力
ターミナル62にも接続されており、同ターミナル62
には他のスピーカ、ヘッドホンなどの左右一対の音響変
換器が接続されるようになっている。
【0017】さらに、バス34には、読み取り及び書き
込み装置71、ミディーインターフェース72及び通信
インターフェース73も接続されている。読み取り及び
書き込み装置71は、同装置71に常時接続されている
ハードディスク、光ディスクなどの大容量の記録媒体7
4と、同装置71に選択的に装着されるコンパクトディ
スク、フレキシブルディスクなどの容易に携帯可能な記
録媒体75とのそれぞれに対してデータ、プログラム等
の書き込み及び読出しを可能とするものである。ミディ
ーインターフェース72は、種々の音楽情報を入出力す
るためのもので、他の電子楽器、音楽情報を扱う他の機
器76に接続可能となっている。通信インターフェース
73は、通信ネットワーク77を介してサーバコンピュ
ータ78などとのデータ及びプログラムの入出力を可能
とする。
【0018】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を説明する。電源スイッチ(図示しない)の投入によ
り、CPU41は、図3のステップ100にてメインプ
ログラムの実行を開始し、ステップ101の各種データ
の初期設定後、ステップ200のパネル設定ルーチン及
びステップ300の楽音発生制御ルーチンを繰り返し実
行し続ける。パネル設定ルーチンにおいは、発音モード
設定ルーチン、音像定位モード設定ルーチン及びその他
の設定ルーチンが実行される。
【0019】発音モード設定ルーチンは、図4に詳細に
示されており、その実行はステップ210にて開始され
る。この開始後、CPU41は、ステップ212〜21
6にてユニゾン操作子23a、デュアル操作子23b及
びシングル操作子23cのいずれかがオン操作されたか
否かを判定する。いずれの操作子の操作も検出されなけ
れば、各ステップ212〜216にて共に「NO」と判
定して、ステップ232にてこの発音モード設定ルーチ
ンの実行を終了する。
【0020】演奏者がユニゾン操作子23aをオン操作
すると、ステップ212における「YES」との判定の
もとに、ステップ218にて発音モードデータTMDを
ユニゾンモードを表す「1」に設定して、プログラムを
ステップ220,222に進める。ステップ220,2
22の処理は、ユニゾンモードにおける第1及び第2楽
音信号の周波数差を制御するためのユニゾン制御データ
UNDを変更するものである。ステップ220において
は、アップ操作子26a、ダウン操作子26b及びその
他の操作子群27の操作に応じてユニゾン制御データU
NDが増減される。そして、確定操作子28の操作が検
出されると、ステップ222における「YES」との判
定のもとに、ユニゾン制御データUNDが確定され、ス
テップ232にてこの発音モード設定ルーチンの実行が
終了される。
【0021】また、演奏者がデュアル操作子23bをオ
ン操作すると、ステップ214における「YES」との
判定のもとに、ステップ224にて発音モードデータT
MDをデュアルモードを表す「2」に設定して、プログ
ラムをステップ226,228に進める。ステップ22
6,228の処理は、デュアルモードにおける第1及び
第2楽音信号の音色差を制御するためのデュアル制御デ
ータDUDを変更するものである。ステップ226にお
いては、前記ユニゾン制御データUNDの場合と同様に
デュアル制御データDUDが増減される。そして、確定
操作子28の操作が検出されると、ステップ228にお
ける「YES」との判定のもとに、デュアル制御データ
DUDが確定され、ステップ232にてこの発音モード
設定ルーチンの実行が終了される。
【0022】さらに、演奏者がシングル操作子23bを
オン操作すると、ステップ216における「YES」と
の判定のもとに、ステップ230にて発音モードデータ
TMDをシングルモードを表す「3」に設定して、ステ
ップ232にてこの発音モード設定ルーチンの実行が終
了される。このような発音モード設定ルーチンの実行に
より、この電子楽器の発音モードがユニゾン、デュアル
及びシングルの各モードのいずれかに変更されるととも
に、ユニゾンモード及びデュアルモードにおける各制御
データUND,DUDが種々の値に変更される。
【0023】音像定位モード設定ルーチンは、図5に詳
細に示されており、その実行はステップ240にて開始
される。この開始後、CPU41は、ステップ242,
244からなる音像定位モード変更処理を実行する。こ
れらのステップ242,244の処理は、音像定位モー
ド変更操作子24aのオン操作毎に音像定位モードをノ
ーマル、オルタネイト及びランダムの各モードに順次変
更するものである。すなわち、演奏者による音像定位モ
ード変更操作子24aのオン操作が検出される毎に、音
像定位モードデータLMDが「1」であれば「2」に変
更され、「2」であれば「3」に変更され、「3」であ
れば「1」に変更される。ただし、音像定位モードデー
タLMDは、「1」によりノーマルモードを表し、
「2」によりオルタネイトモードを表し、「3」により
ランダムモードを表す。
【0024】次に、CPU41は、セパレーションデー
タSPを変更するステップ246〜250からなる処理
を実行して、ステップ252にてこの音像定位モード設
定ルーチンの実行を終了する。すなわち、セパレーショ
ン幅変更操作子24bがオン操作されると、ステップ2
46における「YES」との判定のもとにステップ24
8,250からなる処理が実行される。ステップ248
においては、アップ操作子26a、ダウン操作子26b
及びその他の操作子群27の操作に応じてセパレーショ
ンデータSPが増減される。そして、確定操作子28の
操作が検出されると、ステップ250における「YE
S」との判定のもとに、セパレーションデータSPが確
定される。
【0025】さらに、その他の設定ルーチンにおいて
は、音色選択操作子群25及びその他の操作子群27の
操作により選択されて、少なくとも楽音信号発生回路5
0にて形成される第1楽音信号の音色を決定するための
音色制御データが設定される。
【0026】次に、図3のステップ300の楽音発生制
御ルーチンについて説明する。このルーチンは図6に詳
細に示されており、CPU41はステップ310にてこ
の楽音発生制御ルーチンの実行を開始する。この開始
後、CPU41は、ステップ312,314にて鍵盤1
0におけるいずれかの鍵の押離鍵を判定する。いずれの
鍵も押離鍵されなければ、ステップ312,314にて
共に「NO」と判定して、ステップ340にてこの楽音
発生制御ルーチンの実行を終了する。
【0027】鍵盤10のいずれかの鍵が押鍵されると、
ステップ312にて「YES」と判定して、プログラム
をステップ316の音像定位制御ルーチン316に進め
る。この音像定位制御ルーチンは図7に詳細に示されて
おり、CPU41は同ルーチンの実行をステップ350
にて開始する。前記開始後、CPU41は、ステップ3
52,354にて音像定位モードがいずれのモードに設
定されているか否かを判定する。以下、音像定位モード
がノーマルモード、オルタネイトモード及びランダムモ
ードにそれぞれ設定されている場合の各動作について、
各モード毎に順に説明する。
【0028】a.ノーマルモード まず、音像定位モードがノーマルモードに設定されてい
る場合の動作について説明する。この場合、音像定位モ
ードデータLMDは「1」に設定されているので、CP
U41は、ステップ352にて「YES」と判定して、
プログラムを第1及び第2楽音信号の各音像の定位位置
を制御するための音像位置制御データTS1,TS2を
設定するステップ356〜360に進める。いま、発音
モードがユニゾン又はデュアルモードであって発音モー
ドデータTMDが「1」又は「2」であれば、ステップ
356における「YES」との判定のもとに、ステップ
358にて音像位置制御データTS1,TS2をそれぞ
れ「−1」及び「+1」に設定する。また、発音モード
がシングルモードであって発音モードデータTMDが
「3」であれば、ステップ356における「NO」との
判定のもとに、ステップ360にて音像位置制御データ
TS1を「0」に設定する。なお、これらの音像位置制
御データTS1,TS2は、「0」により中央位置を表
し、「−1」により左側位置を表し、「+1」により右
側位置を表す。
【0029】前記ステップ358,360の処理後、C
PU41は、ステップ378にてこの音像定位制御ルー
チンの実行を終了し、プログラムを図6のステップ31
8に進める。ステップ318においては、鍵盤10にて
押鍵された鍵の音高に応じて、同音高に対応するととも
に楽音信号の周波数を表す周波数ナンバFNを決定す
る。なお、この決定にあたっては、ROM42内に設け
られていて、鍵音高に対応して周波数ナンバFNを記憶
した周波数ナンバテーブルが利用される。
【0030】次に、ステップ320,322にて発音モ
ードがユニゾン、デュアル及びシングルの各モードのい
ずれであるかを判定する。
【0031】発音モードがユニゾンモードであれば、発
音モードデータTMDは「1」であるので、ステップ3
20にて「YES」と判定して、プログラムをステップ
324〜328に進める。ステップ324においては、
ユニゾン制御データUNDに応じて第1及び第2楽音信
号の周波数差を表す差データΔFNを決定する。この決
定においては、例えばユニゾン制御データUNDが大き
くなるに従って、差データΔFNは大きな値に設定され
る。
【0032】ステップ326においては、前記図3のス
テップ200にて設定された音色制御データを第1音色
制御データとして、同第1音色制御データ、周波数ナン
バFN及びキ−オン信号KONを第1楽音信号の形成の
ために楽音信号発生回路50に出力するとともに、音像
位置制御データTS1及びセパレーションデータSPを
第1楽音信号の音像の定位位置を制御するために音像定
位制御回路60に出力する。ステップ328において
は、前記第1音色制御データ、前記周波数ナンバFNに
差データΔFNを加算した周波数データFN+ΔFN及
びキ−オン信号KONを第2楽音信号の形成のために楽
音信号発生回路50に出力するとともに、音像位置制御
データTS2及びセパレーションデータSPを第2楽音
信号の音像の定位位置を制御するために音像定位制御回
路60に出力する。そして、ステップ340にてこの楽
音発生制御ルーチンの実行を終了する。
【0033】楽音信号発生回路50は、前記出力された
各種データを取り込んで、前記第1音色制御データによ
って決定される音色を有しかつ周波数ナンバFNによっ
て決定される周波数を有する第1楽音信号を形成して出
力する。また、前記第1音色制御データによって決定さ
れる音色を有しかつ周波数データFN+ΔFNによって
決定される周波数を有する第2楽音信号をも同時に形成
して出力する。
【0034】一方、音像定位制御回路60も、前記出力
された音像位置制御データTS1,TS2を取り込ん
で、楽音信号発生回路50からそれぞれ出力された第1
及び第2楽音信号の左右チャンネルへの各配分率を音像
位置制御データTS1,TS2及びセパレーションデー
タSPに従ってそれぞれ制御して、同左右チャンネルへ
配分された第1及び第2楽音信号をアンプ61a,61
bを介してスピーカ22a,22bに供給する。スピー
カ22a,22bは、前記左右チャンネルに配分された
第1及び第2楽音信号を音響信号に変換してそれぞれ放
音する。この場合、音像位置制御データTS1は「−
1」に設定されているので、音像定位制御回路60は、
第1楽音信号の左右チャンネルへの配分率を同楽音信号
の音像が中央位置からセパレーションデータSP分だけ
左側位置に定位するように制御し、左右スピーカ22
a,22bから同時に発音された第1楽音信号の音像は
前記左側位置に定位する。また、音像位置制御データT
S2は「+1」に設定されているので、音像定位制御回
路60は、第2楽音信号の左右チャンネルへの配分率
を、同楽音信号の音像が中央位置からセパレーションデ
ータSP分だけ右側位置に定位するように制御し、左右
スピーカ22a,22bから同時に発音された第2楽音
信号の音像は前記右側位置に定位する。
【0035】一方、前記押されていた鍵が離鍵された場
合、図6のステップ312にて「NO」、ステップ31
4にて「YES」と判定して、プログラムをステップ3
38に進める。ステップ338においては、離鍵された
鍵に関する楽音信号の発生を終了させるためにキーオフ
信号KOFを楽音信号発生回路50に出力し、ステップ
340にて楽音発生制御ルーチンの実行を終了する。楽
音信号発生回路50は、前記キーオフ信号の到来に応答
して、前記押されていた鍵に関する第1及び第2楽音信
号をそれぞれ徐々に減衰させた後、同信号の発生を終了
する。
【0036】このように発音モードがユニゾンモードで
あれば、鍵盤10における押離鍵に応じて、鍵音高に対
応した周波数を有する第1楽音信号と、差データΔFN
分だけ前記周波数からずれた周波数を有する第2楽音信
号とが、同一の音色で左右のスピーカ22a,22bか
ら各配分率に応じて同時にそれぞれ放音される。そし
て、第1及び第2楽音信号の各音像は、セパレーション
データSPにより表された距離の2倍だけ離れた左右位
置に定位する。
【0037】また、発音モードがデュアルモードであれ
ば、発音モードデータTMDは「2」であるので、鍵盤
10におけるいずれかの押鍵に応答した前記ステップ3
12,316,318の処理後、ステップ320にて
「NO」、ステップ322にて「YES」と判定して、
プログラムをステップ330〜334に進める。ステッ
プ330においては、前記図3のステップ200にて設
定した音色制御データをデュアル制御データDUDに応
じて修正して第2音色制御データを決定する。この決定
においては、例えばデュアル制御データDUDが大きく
なるに従って、第2音色制御データが前記選択した音色
(第1音色制御データにより決定される音色)との差が
大きくなるように設定される。ステップ332の処理は
前述したステップ326の処理と同じであり、ステップ
334の処理は、前述したステップ328における周波
数データFN+ΔFN及び第1音色制御データに代えて
周波数ナンバFN及び前記決定した第2音色制御データ
を出力する点を除けば、同ステップ328の処理と同じ
である。
【0038】楽音信号発生回路50は、ステップ33
2,334の処理により出力された各種データに基づい
てユニゾンモードと同様に第1及び第2楽音信号を形成
して出力する。ただし、第1及び第2楽音信号は、同一
の周波数を有するが、音色において若干相違する。ま
た、音像定位制御回路60も、前記ユニゾンモードの場
合と同様に、第1及び第2楽音信号の左右チャンネルへ
の各配分率を制御して、アンプ61a,61bを介して
スピーカ22a,22bに供給する。一方、前記押され
ていた鍵が離鍵された場合も、前述したユニゾンモード
の場合と同じである。
【0039】したがって、発音モードがデュアルモード
であれば、鍵盤10における押離鍵に応じて、若干異な
る音色の第1及び第2楽音信号が、同一の鍵音高周波数
で左右のスピーカ22a,22bから前記配分率に応じ
て同時にそれぞれ放音される。そして、第1及び第2楽
音信号の各音像は、前記ユニゾンモードの場合と同様に
セパレーションデータSPにより表された距離の2倍だ
け離れた左右位置に定位する。
【0040】また、発音モードがシングルモードであれ
ば、発音モードデータTMDは「3」であるので、鍵盤
10における押鍵に応答した前記ステップ312,31
6,318の処理後、ステップ320,322にて共に
「NO」と判定して、プログラムをステップ336に進
める。ステップ336の処理は、前述したステップ32
6,332の処理と同じである。楽音信号発生回路50
は、前記ステップ336の処理により出力された第1音
色制御データ、周波数ナンバFN及びキーオン信号KO
Nに基づいて第1楽音信号を形成して出力する。また、
音像定位制御回路60は、音像位置制御データTS1に
基づいて第1楽音信号のみの左右チャンネルへの配分率
を制御して、アンプ61a,61bを介してスピーカ2
2a,22bに供給する。ただし、この場合、音像位置
制御データTS1は、中央位置を表しているので、左右
スピーカ22a,22bから発音される第1楽音信号の
音像は左右スピーカ22a,22bの中央に定位する。
【0041】このように、この音像定位モードがノーマ
ルモードに設定されている状態では、発音モードがユニ
ゾンモード又はデュアルモードであれば、若干異なる第
1及び第2楽音信号の音像はセパレーションデータSP
により規定された距離だけ離された左右位置に定位する
ので、ステレオ感のある楽音が発音されることになる。
ただし、セパレーションデータSPが「0」であれば、
第1及び第2の楽音信号の音像は共に中央位置に定位す
る。一方、このノーマルモード状態で、発音モードがシ
ングルモードであれば、単一の第1楽音信号のみが発生
されるとともに、その音像の定位位置は常に中央位置に
固定制御される。したがって、演奏者がシングルモード
操作子23cを操作することにより発音モードをユニゾ
ン又はデュアルモードからシングルモードに変更して
も、単一の楽音信号の音像が偏った位置に定位すること
はなく、楽音が聞き心地よいものとなって楽音に良好な
音響効果を付加できる。
【0042】b.オルタネイトモード 次に、音像定位モードがオルタネイトモードに設定され
ている場合の動作について説明する。この場合、音像定
位モードデータLMDは「2」に設定されているので、
CPU41は、鍵盤10における押鍵に応答した図7の
音像定位制御ルーチンのステップ352にて「NO」、
ステップ354にて「YES」と判定して、プログラム
を第1及び第2楽音信号の各音像の定位位置を制御する
ための音像位置制御データTS1,TS2を設定するス
テップ362〜374に進める。
【0043】これらのステップ362〜364の処理
は、位置変数LOT及び方向変数DIRを用いて、音像
位置制御データTS1,TS2を左、中央、右の各位置
を往復する値に順次設定するものである。位置変数LO
Tは、前記音像位置制御データTS1,TS2と同様
に、「0」により中央位置を表し、「−1」に左側位置
を表し、かつ「+1」により右側位置を表すもので、前
記図3のステップ101の初期設定処理により最初
「0」に設定されている。方向変数DIRは、「0」に
より左から右方向への音像の定位位置の移動を表し、か
つ「1」により右から左への音像の定位位置の移動を表
すもので、前記図3のステップ101の初期設定処理に
より最初「0」に設定されている。
【0044】前回の音像の定位位置が中央であって位置
変数LOTが「0」であれば、ステップ362〜368
の処理により、位置変数LOTを方向変数DIRに従っ
て「+1」又は「−1」に変更する。また、前回の音像
の定位位置が左側位置又は右側位置であって位置変数L
OTが「0」でなければ、ステップ362,370,3
72の処理により、位置変数LOTを「0」に変更する
とともに方向変数DIRを反転すなわち「0」から
「1」に又は「1」から「0」に変更しておく。そし
て、ステップ366,368,372の処理後、ステッ
プ374にて位置変数LOTの値を音像位置制御データ
TS1,TS2として設定して、ステップ378にてこ
の音像定位制御ルーチンの実行を終了する。したがっ
て、このオルタネイトモードにおいては、発音モードの
種類とは無関係に、音像位置制御データTS1,TS2
が、押鍵毎に変化して、中央、右側、中央、左側、中
央、右側・・・のように左側、中央及び右側の各位置を
往復移動する値を順次示すことになる。
【0045】この音像定位制御ルーチンの実行後、CP
U41は前述した図6のステップ320〜336の処理
を実行して第1及び第2楽音信号の発生を制御する。ま
た、押されていた鍵が離鍵された場合にも、前述したス
テップ338の処理を実行する。
【0046】したがって、オルタネイトモードにおいて
は、発音モードがユニゾン又はデュアルモードであれ
ば、若干異なる第1及び第2楽音信号の音像の定位位置
が、押鍵毎にセパレーションデータSPにより表された
間隔で左右に同時に往復移動することになる。また、発
音モードがシングルモードであれば、第1楽音信号のみ
が発音されるとともに、その音像の定位位置が、押鍵毎
にセパレーションデータSPにより表された間隔で左右
に往復移動することになる。なお、このオルタネイトモ
ード及び後述するランダムモードにおける音像の移動
は、押鍵に対する第1及び第2楽音信号(又は第1楽音
信号のみ)を単位として行われるもので、第1及び第2
楽音信号(又は第1楽音信号のみ)が連続して発生され
ている最中に同楽音信号の音像が移動するものではな
い。
【0047】その結果、このオルタネイトモードによれ
ば、発生楽音に移動感を与えることができる。また、前
記セパレーションデータSPは、セパレーション幅変更
操作子24b、アップ操作子26a、ダウン操作子26
b及びその他の操作子群27及び確定操作子28の操作
により、任意の値に変更されるものであるので、前記音
像の移動幅を自由に設定できて、発生楽音により良好な
音響効果を付加することができる。
【0048】c.ランダムモード 次に、音像定位モードがランダムモードに設定されてい
る場合の動作について説明する。この場合、音像定位モ
ードデータLMDは「3」に設定されているので、CP
U41は、鍵盤10における押鍵に応答した図7の音像
定位制御ルーチンのステップ352,354にて共に
「NO」と判定して、プログラムをステップ376に進
める。ステップ376においては、位置変数LOTを
「−1」、「0」、「+1」のうちの1つの値をランダ
ムに抽出して、同抽出値を位置変数LOTとして設定す
る。そして、ステップ374にて位置変数LOTの値を
音像位置制御データTS1,TS2として設定して、ス
テップ378にてこの音像定位制御ルーチンの実行を終
了する。したがって、このランダムモードにおいても、
発音モードの種類とは無関係に、音像位置制御データT
S1,TS2が、押鍵毎に変化して左側、中央、右側の
うちのいずれかの値を示すことになる。
【0049】この音像定位制御ルーチンの実行後におい
ても、CPU41は前述した図6のステップ320〜3
36の処理を実行して第1及び第2楽音信号の発生を制
御する。また、押されていた鍵が離鍵された場合にも、
前述したステップ338の処理を実行する。
【0050】したがって、このランダムモードにおいて
は、発音モードがユニゾン又はデュアルモードであれ
ば、若干異なる第1及び第2楽音信号の音像の定位位置
が、押鍵毎にセパレーションデータSPにより表された
間隔で同時にランダムに左右移動することになる。ま
た、発音モードがシングルモードであれば、第1楽音信
号のみが発音されるとともに、その音像の定位位置が、
押鍵毎にセパレーションデータSPにより表された間隔
でランダムに左右移動することになる。
【0051】その結果、このランダムモードによれば、
発生楽音にランダムな移動感を与えることができる。ま
た、前記セパレーションデータSPは、前記のように演
奏者によって任意の値に変更されるものであるので、前
記音像の移動幅を自由に設定できて、発生楽音により良
好な音響効果を付加することができる。
【0052】さらに、オルタネイトモード及びランダム
モードにおける音像の移動幅を規定するセパレーション
データSPは、ノーマルモードにおける左右の音像の定
位位置の間隔を規定するためにも使われており、同一デ
ータが有効に利用されることになるとともに、前記移動
幅及び定位位置の間隔の設定を簡単に行うことができる
ようになる。
【0053】次に、本発明の上記実施形態の各種変形例
について説明する。
【0054】(1)上記実施形態においては、2つのスピ
ーカ22a,22bからのみ楽音信号を発音させるよう
にしたが、本発明はさらに多くのスピーカから楽音信号
を同時に発生させるようにした電子楽器にも適用でき
る。
【0055】また、本発明は、スピーカを電子楽器に内
蔵させないで、別途用意した複数のスピーカを出力ター
ミナルに接続したり、ヘッドホンを出力ターミナルに接
続するようにした電子楽器にも適用できる。
【0056】(2)上記実施形態においては、音像の左右
定位位置が中央位置に対して対称になるようにしたが、
音像の左右定位位置を中央位置に対して非対称になるよ
うにしてもよい。また、発音モードがシングルモードに
あるとき、音像の定位位置が中央位置にくるようにした
が、同音像の定位位置を中央から若干ずらした位置など
その他の予め決めた所定位置にくるようにしてもよい。
【0057】(3)また、上記実施形態においては、発音
モードがユニゾンモード又はデュアルモードにあるとき
一押鍵に対して第1及び第2楽音信号が発生されるよう
にしたが、同一押鍵に対して3つの以上の複数の異なる
楽音信号が同時に発生されるようにしてもよい。この場
合、音像定位モードがノーマルモードであれば、前記複
数の楽音信号の音像をそれぞれ異なる位置に定位させる
ようにするとよい。
【0058】(4)上記実施形態においては、プログラム
及びデータの一部をROM42内に記憶させておくよう
にしたが、同プログラム及びデータの一部をハードディ
スク、光ディスクなどの大容量の記録媒体74に記憶し
ておいたり、フレキシブルディスク、コンパクトディス
クなどの携帯可能な記録媒体75に記憶しておき、CP
U41が同プログラム及びデータの一部を直接読出した
り、一旦RAM54に転送した後に利用するようにして
もよい。また、前記プログラム及びデータの一部を他の
機器76又はサーバコンピュータ78からミディーイン
ターフェース72又は通信インターフェース73をそれ
ぞれ介してRAM54又は記録媒体74,75に供給さ
れるようにして、同RAM54又は記録媒体74,75
に記憶した後に利用するようにしてもよい。さらに、前
記プログラム及び一部のデータをミディーインターフェ
ース72又は通信インターフェース73をそれぞれ介し
て他の機器76又はサーバコンピュータ78に供給する
ようにしてもよい。
【0059】(5)上記実施形態においては、本発明を複
数の鍵からなる鍵盤10を有する電子楽器に適用した例
について説明したが、本発明は、複数の楽音信号の発生
をそれぞれ制御する複数の演奏操作子を有するものであ
れば、他の電子楽器にも適用できる。また、鍵盤10、
操作パネル20、マイクロコンピュータ40、楽音信号
発生回路50を一体的に備えていなくても、これらの各
要素を適宜組み合わせ接続するようにした電子楽器にも
適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子楽器の外観を
概略的に示すとともに同電子楽器から発音される楽音の
音像の定位位置を模擬的に示す概略図である。
【図2】 同電子楽器の内部回路装置を概略的に示すブ
ロック図である。
【図3】 図2のCPUにより実行されるメインプログ
ラムのフローチャートである。
【図4】 図3の発音モード設定ルーチンを詳細に示す
フローチャートである。
【図5】 図3の音像定位モード設定ルーチンを詳細に
示すフローチャートである。
【図6】 図3の楽音発生制御ルーチンを詳細に示すフ
ローチャートである。
【図7】 図6の音像定位制御ルーチンを詳細に示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10…鍵盤、20…操作パネル、22a,22b…スピ
ーカ、23a…ユニゾン操作子、23b…デュアル操作
子、23c…シングル操作子、24a…音像定位モード
変更操作子、24b…セパレーション幅変更操作子、2
5…音色選択操作子群、26a…アップ操作子、26b
…ダウン操作子、27…その他の操作子群、40…マイ
クロコンピュータ、41…CPU、50…楽音信号発生
回路、60…音像定位制御回路、62…出力ターミナ
ル、71…読み取り及び書き込み装置、74,75…記
録媒体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1発音モードと第2発音モードのいずれ
    かを選択する選択手段と、 前記選択手段により第1発音モードが選択されていると
    き1つの楽音発生の指示に対して複数の楽音信号を形成
    して出力し、同選択手段により第2発音モードが選択さ
    れているとき1つの楽音発生の指示に対して前記複数の
    楽音信号のうちの特定の1つの楽音信号を形成して出力
    する楽音信号発生手段と、 前記楽音信号発生手段から出力される各楽音信号の音像
    をそれぞれ異なる位置に定位させることを可能とする音
    像定位制御手段とを備えた電子楽器において、 前記選択手段により第1発音モードが選択されていると
    き、前記音像定位制御手段を制御して前記複数の楽音信
    号の音像をそれぞれ異なる位置に定位させる第1発音モ
    ード音像定位制御手段と、 前記選択手段により第2発音モードが選択されていると
    き、前記音像定位制御手段を制御して前記複数の楽音信
    号のうちの特定の1つの楽音信号の音像を前記第1発音
    モード時の位置とは異なる所定位置に定位させる第2発
    音モード音像定位制御手段とを設けたことを特徴とする
    電子楽器。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載した電子楽器におい
    て、 前記選択手段により第1発音モードが選択されていると
    き、前記楽音信号発生手段にて1つの楽音発生の指示に
    対して形成出力される楽音信号の数は2つであるととも
    に、同2つの楽音信号は左右一対のスピーカによって音
    響信号に変換されるものであり、 前記第2発音モード音像定位制御手段の制御により前記
    複数の楽音信号のうちの特定の1つの楽音信号の音像が
    定位する所定位置は、前記左右一対のスピーカの中央位
    である電子楽器。
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