JP4254649B2 - 電子音楽装置 - Google Patents
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Description
上述した音源装置としてラックへ取り付けるものがあり(非特許文献1参照)。本明細書において「音源モジュール」というときは、このようなラックへ取り付けるタイプの音源装置を意味している。
音源モジュールでは、フロントパネルが狭く、配置可能な操作子の数が限られているため、シンセサイザと同様の機能を持たせても、簡単には操作できないという問題があった。
シンセサイザによっては、アルペジオ演奏機能を有するものがある。1つあるいは複数の鍵でコード(和音)を指定し、コードに対応する音高の演奏音を、押鍵中の間、アルペジオタイプに応じたアルペジオパターンに基づいて時間的に分散させて自動的に演奏させる。
各音色(ボイス)に応じ、音色毎に独立して、予め用意されている多数のアルペジオタイプの中から、例えば、5個までのアルペジオタイプを選択して登録できる。演奏中であっても、現在選択されている音色に応じて選択され登録されているアルペジオタイプの間で、任意のものに切り替えることができる。その切替えは、パネルに並置された5個のスイッチの1つを押すことによって行われる(非特許文献2参照)。
このように、任意の設定項目に関し、複数の設定情報の中から1つを選択して設定することが、電子音楽装置によっては難しい場合がある。
"MOTIF-RACK取扱説明書"、[online]、2003、YAMAHA CORPORATION、<http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/emi/japan/synth/MOTIFRACKJ1.pdf> "MOTIF ES6/MOTIF ES7/MOTIF ES8取扱説明書"、[online]、2003、YAMAHA CORPORATION、<http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/emi/japan/synth/MOTIFESJ1.pdf>
請求項3に記載の発明においては、上述した請求項1に記載の発明を、コンピュータを用いて実現させるための電子音楽用プログラムである。
従って、特定の演奏情報に含まれた数値が複数の範囲に均等に属するようにして、複数の設定情報の中からの1つの設定情報の選択を均等にすることができる。
また、特定の操作子の操作量に応じた数値を含む特定の演奏情報を用いるので、従来から知られたMIDI(Musical Instrument Digital Interface)で規定された演奏情報を使用できる。
図中、1はフロントパネルである。ボリューム2、データダイヤル5、上カーソルスイッチ6、下カーソルスイッチ7、左カーソルスイッチ(前ページスイッチ)8、右カーソルスイッチ(次ページスイッチ)9、前バンクスイッチ10、次バンクスイッチ11、シフトスイッチ12、ボイスモードスイッチ13、アルペジオスイッチ14といった操作子が配置されている。この他にも複数のスイッチがある。
3はヘッドフォン端子、15は電源スタンバイ/オンスイッチである。
4は液晶表示器である。その画面に、操作子による操作対象、例えば、設定項目や設定情報を表示する。
図2は、図1に示した液晶表示器4に表示される画面の一例を示す説明図である。ボイスプレイの表示画面が示されている。
図中、21はボイスモードであり、22はボイス種類が「ノーマル」であり、23はボイスのバンク番号が「プリセットの第1番」であり、24はボイスのカテゴリーが「Ap」(アコースティックピアノ)で、ボイス名(音色名)が「PowerGrand」であることを示す表示である。
ボイスモードにおいて、音源部は、複数のエレメントを組み合わせた1ボイスパートで構成される。
音符表示のある登録マーク25a,25b,25c,25eは、これらに対応する登録順序番号(1),(2),(3),(5)で、いずれかのアルペジオタイプが登録されていることを示す。
例えば、ボイス毎にレジスタが設けられている。このレジスタに、登録されている複数のアルペジオタイプ名あるいはアルペジオタイプ番号が、上述した登録順序番号に従って、順番に格納されている。
反転(ハイライト)表示された登録マーク25bは、2番目に登録されているアルペジオタイプが、現在、アルペジオ演奏に使用するものとして設定されていることを示す。
音符表示のない登録マーク25dは、これに対応する4番目に登録されているアルペジオタイプがなく、未登録であることを示す。
登録可能なアルペジオタイプは、カテゴリー別に多数用意されている。多数のアルペジオタイプの中から、個々のボイスに対し、いずれの登録順序番号(1)〜(5)で登録するか、あるいは未登録にしておくかは、デフォルトで決められているが、ユーザが任意に変更することもできる。
しかし、図1に示した音源モジュールにおいては、パネル面の面積がシンセサイザよりも狭く、図1のフロントパネル1に設けられている程度の数のスイッチを配置することが限度であって、シンセサイザのようにアルペジオタイプを切り替えるための5個のスイッチを設けることが難しい。
そこで、まず、第1に、図1に示した左カーソルスイッチ8,右カーソルスイッチ9を利用する。
アルペジオ演奏機能のオン(アクティブ)状態において、上述した左カーソルスイッチ8,右カーソルスイッチ9の押圧操作が検出されたとき、現在選択されているボイスにより決定された5個までのアルペジオタイプについて、予め定められた登録順序番号の順序に従ってアルペジオタイプを切り替える。
右カーソルスイッチ9を1回押せば、次の登録順序番号のアルペジオタイプが選択される。連続的に押せば、アルペジオタイプは、登録順序番号の昇順(1→2→3→4→5→1→2→…)に巡回的に切り替わる。一方、左カーソルスイッチ8を押した場合、登録順序番号の降順に切り替わる。
その結果、切替えに要する操作回数が多く、時間もかかる。また、例えば、登録順序番号(1)から登録順序番号(4)へ切り替える途中において、登録順序番号(2)と登録順序番号(3)で登録されたアルペジオタイプが選択されてしまう。
そこで、この実施の形態では、ボイスに登録された複数のアルペジオタイプの中から、任意のものを1回の操作で選択できる操作子として、外部機器に備えられた、特定の操作子、例えば、モジュレーション・ホイールを利用するようにした。
図3(a)はその演奏情報の一例を示す説明図である。
31はMIDIコントロールチェンジ・メッセージである。
31aは1バイト目のステータスバイトである。BはMIDIコントロールチェンジ・メッセージを表し、次の0はMIDIチャンネルが1であることを示す。
31bは2バイト目のデータバイトである。01Hはモジュレーション・ホイールの操作情報であることを示す。
31cは3バイト目のデータバイトである。モジュレーション・ホイールの操作量を操作子の絶対操作量として表す。00H(0)から7FH(127)までの任意の数値が入る。その中心値は40H(64)である。
図3(b)は、上述した数値範囲と、指定されるアルペジオタイプとの対応関係を示す説明図である。
メモリには、この対応関係を示す参照テーブルが記憶されている。上述したアルペジオタイプの指定は、レジスタに格納されている順番(登録順序番号)で指定することができる。
次に、調べられた登録順序番号に対応する順番の位置に格納されているアルペジオタイプを識別する。アルペジオ演奏には、この識別されたアルペジオタイプを選択して設定する。
図示の例では、3バイト目のデータバイト31cの数値が範囲32にあるときは、レジスタに格納された1番目のアルペジオタイプが選択されて設定され、同様に、範囲33〜範囲36にあるときは、それぞれ、2番目〜5番目のアルペジオタイプが選択されて設定される。
上述した説明では、数値範囲を、一旦、登録順序番号に対応づけていたが、数値範囲を、直接的に、アルペジオタイプへ対応づけてもよい。
この操作性を考慮して、数値範囲とアルペジオタイプ(登録順序番号)との対応関係は、3バイト目のデータバイト31cの数値が取りうる範囲を不均等に配分したものとなっている。
すなわち、最小値を含む最小値近傍の範囲32,最大値を含む最大値近傍の範囲36,中点を含む中点近傍の範囲34が狭く、その間の範囲33,35が広くされることにより、位置決めしやすい操作量に応じた数値を含む範囲に対応するアルペジオタイプ(登録順序番号)と、位置決めしにくい操作量に応じた数値を含む数値範囲に対応するアルペジオタイプ(登録順序番号)とが、結果的に、ほぼ均等に選択できるようにしている。
図3(b)においては、中点が最小と最大よりも位置決めしにくいことも考慮して、範囲34は、範囲32,36よりも広くされている。
上述した対応関係は、より簡単にしてもよい。例えば、数値の取りうる値の範囲を、アルペジオタイプの最大登録数5で均等に等分してもよい。
リボンコントローラは、ユーザが、その表面を指で左右にこすることにより、特定の機能を連続的に変化させる操作子である。リボンコントローラから指を離したときに離した位置の状態で値が維持されるようにした場合は、指を触れる毎に、操作量(操作位置)を任意に指定できる。
これらの操作子を利用する場合、図3(a)に示したコントロールチェンジ・メッセージの2バイト目のデータバイト31bに入るコントロール番号は、利用する操作子の操作により発生するパラメータのコントロール番号になるように、外部機器と本装置との間で取り決めておく。
この他、ピッチベンダを利用してもよい。この場合、アルペジオタイプを切り替える演奏情報は、ピッチベンド・メッセージを用いることになる。
その他、アルペジオ演奏状態において使用しなくてすむ操作子であれば、どのような操作子を利用してもよい。
図中、41はバス、42はCPU、43はRAM、44はROMである。ROM44には、CPU42を動作させる制御プログラム、設定データ等が記憶されている。ROM44の少なくとも一部は、フラッシュメモリなどの再書き込み可能な不揮発メモリであることが望ましい。
45は図1のフロントパネル1に配置された複数の操作子に対応する。46は操作を検出する検出回路である。
47は表示部である。図1に示した液晶表示器4、および、一部の操作子のボタン部分に設けられた表示器に対応する。48は表示回路である。
本装置にMIDIケーブル、RS232C、USB(Universal Serial Bus)等で接続された外部機器49は、本装置に演奏情報を出力したり本装置から演奏情報を入力したりする。
51は音源部である。音源専用集積回路あるいはDSP(Digital Signal Processor)を用いる。
52はエフェクタである。音源部51で生成された楽音信号に、残響や歪みなどのエフェクトを付加する。
音源部51,エフェクタ52に代えて、CPU42がプログラムを実行することによって音源機能およびエフェクタ機能を実現する(ソフトウエア音源)ようにしてもよい。
ROMに制御プログラムや設定データが記憶されていない場合、これらを記憶したハード磁気ディスク装置を備えたり、これらを記憶させたCD-ROMを読み込む外部記憶装置を備えたりして、それらをRAM43に読み込んでもよい。
また、通信ネットワークを介してサーバコンピュータと接続し、ここから制御プログラムや設定データをRAM43あるいは再書き込み可能なROM44にダウンロードしてもよい。
図5は、アルペジオ演奏に使用するアルペジオタイプの設定を音源モジュール自体の操作子で切り替える処理を説明するフローチャートである。
図5(a)のフローチャートに示される処理は、アルペジオ演奏機能のオン状態において、図1に示した右カーソルスイッチ9の操作イベントが検出されたときに起動する。
S61において、アルペジオ演奏に使用するアルペジオタイプを、現在設定されているものから、1つ後のアルペジオタイプ(登録順序番号が1つ後のもの)へと1ステップだけ切り替える。アルペジオタイプが未登録の登録順序番号、図2の例では登録マーク25dに対応する登録順序番号(4)に切り替えられるときは、さらに後続するものの中で最も近い登録順序番号のアルペジオタイプに切り替えるとよい。
S62において、登録マーク25a〜25e中、登録マークの反転位置を、1つ後の登録マークに移動させる。
図5(b)のフローチャートに示される処理は、アルペジオ演奏機能のオン状態において、図1に示した左カーソルスイッチ8の操作イベントが検出されたときに起動する。
処理は、図5(a)と正反対であって、1つ前のアルペジオタイプ(登録順序番号が1つ前のもの)へと1ステップだけ切り替える点が異なる。
上述した説明では、演奏情報に含まれた数値データの属する範囲に応じて、複数のアルペジオタイプの内の任意の1つを1回の操作で設定できるようにしていた。以下、これを選択型の切替方法という。
これに対し、図1を参照して説明した左カーソルスイッチ8,右カーソルスイッチ9による切替えと同様に、予め定められた順序に従って切り替えることも可能にする。以下、これをステップ型の切替方法という。
図6(a)のフローチャートに示される処理は、上カーソルスイッチ6,下カーソルスイッチ7による切替方法選択操作イベントが検出されたときに起動する。
S81において、上カーソルスイッチ6,下カーソルスイッチ7の操作により、選択型またはステップ型の一方を選択して設定する。
なお、外部機器において、ある操作子を操作することにより切替方法選択用の演奏情報を生成させ、音源モジュールでは、この演奏信号の入力を検出したことに応じて、選択型,ステップ型の一方を選択して設定することも可能である。
図6(b)のフローチャートに示す処理は、アルペジオ演奏機能のオン状態において、アルペジオタイプを切り替える特定の演奏情報(図3(a)に示した、ステータスバイトがB0H、第1データバイトが01HのMIDIコントロールチェンジ・メッセージ31)の受信が検出されたことに応じて起動する。
S92において、ステップ型が設定されていると判定されたときは、S93に処理を進める。
S93において、使用するアルペジオタイプを、現在、設定されているアルペジオタイプの前または後に続くアルペジオタイプに切り替える。具体的には、現在使用しているアルペジオタイプの登録順序番号から、予め決められた順序に従って登録順序番号を切り替え、切替え後の登録順序番号のアルペジオタイプを設定する。
言い換えれば、選択されているボイスにより決定された5個までのアルペジオタイプについて、登録順序番号の予め決められた順序に従ってアルペジオタイプを切り替える。
予め決められた順序を昇順、降順のいずれにするかは、予め設定しておけばよい。3バイト目のデータバイト31cの数値は関係しない。
S95において、図2に示したアルペジオタイプの登録マーク25a〜25e中、登録マークの反転位置を、切替え後のアルペジオタイプに対応した登録マークに移動させる。
図3(b)を用いて説明したように、参照テーブルを用いて、特定の演奏情報に含まれている数値の属する数値範囲に応じて、切替え先の登録順序番号、すなわち、アルペジオタイプを識別する。
言い換えれば、選択されているボイスにより決定された5個までのアルペジオタイプについて、切替え先の登録順序番号のアルペジオタイプを識別する。
なお、切替え先にアルペジオタイプが登録されていなければ、アルペジオタイプを切り替えないようにすることが好ましい。
S96において、使用するアルペジオタイプをS94において識別されたアルペジオタイプに切り替えて、S95に処理を進め、登録マークの反転位置を移動させる。
しかし、外部機器49において、ユーザが、操作子を所望のアルペジオタイプの登録順序番号に対応した操作位置に移動させるまでの時間は、ユーザに応じて異なり、一定しない。
また、操作子の操作を検出する処理の間隔や、操作を検出したときに、アルペジオタイプを切り替える特定の演奏情報を発生させる間隔は、外部機器49の仕様によって異なり、必ずしも一定しない。
そのため、特定の演奏情報を検出する毎に時間経過を監視し、この時間経過が所定時間(例えば数〜数十msec)を超えるまで、この特定の演奏情報が新たに入力されたことを検出しなかったときに、最後に入力されたこの特定の演奏情報をユーザの意図を反映したものとみなし、これに応じて、図6(b)に示す、アルペジオタイプを切り替える処理を起動してもよい。
なお、操作子としてリボンコントローラを用いた場合は、リボンコントローラに指を触れる1回の操作で操作量(操作位置)を任意に指定できるので、上述した対策は必ずしも要しない。
これに代えて、1回の操作で操作子を動かした分である相対操作量を表すものとしてもよい。特定の操作子として、ロータリーエンコーダのように絶対位置が定まらない操作子の場合に適している。
この場合も、図3(b)に対応したテーブルを参照して、相対操作量が、複数の予め定められた範囲のいずれに属するかを判定することによって、1つの登録順序番号を得、この登録順序番号のアルペジオタイプを選択して設定すればよい。
CPU42は、ボイスプレイ状態において、アルペジオスイッチ14の押圧を検出してアルペジオ演奏機能をオン状態にする。
CPU42は、現在のボイスに割り当てられた複数のアルペジオタイプ中、現時点において設定されているアルペジオタイプをROM44の例えば、登録レジスタの領域から探し出し、これに応じたアルペジオパターンのデータをRAM43のアルペジオ演奏用の領域に読み出しておく。
ユーザは、外部機器49の鍵盤を用いて1または複数の押鍵をする。
CPU42は、押鍵を検出している期間において、アルペジオパターンに従って、押鍵の音高で指定される和音を構成する楽音が所定の順序および所定のタイミングで分散発音されるように音源部51を制御し、離鍵を検出すると発音が停止されるようにする。
いずれの場合も、CPU42は、切替え後のアルペジオタイプのデータをアルペジオ演奏用の領域に読み出し、切り替えられた後のアルペジオパターンで直ちに分散発音されるように音源部51を制御する。
あるいは、先のアルペジオパターンの1単位の演奏が終了したときに、切替え後のアルペジオタイプに応じたアルペジオパターンで分散発音が開始されるような設定も可能である。
アルペジオ演奏による発音に対応するMIDIメッセージを、外部機器に出力することも可能である。
上述した説明では、外部機器49で鍵盤演奏された押鍵に応じてアルペジオ演奏がなされる場合を説明した。
これに代えて、外部機器49としてシーケンサを用い、ソングデータ(楽曲データ)を再生し、その再生されるソングデータに含まれたノートオン・メッセージで指定される和音に応じてアルペジオ演奏がなされてもよい。
アルペジオタイプを切り替える特定の演奏情報もソングデータに入れておく。この特定の演奏情報は、先に説明した鍵盤演奏におけるものと同様に、特定の操作子に予め割り当てられている演奏情報をそのまま利用できる。
音源モジュールがソングデータを記憶している場合は、これを再生する場合も同様にアルペジオ演奏ができる。
本発明は、上述した実施の一形態に限定されることなく、外部機器から数値データを含む特定の操作情報を入力できる電子音楽装置に適用できる。アルペジオタイプに限らず、音源波形、フィルタ特性、エフェクトの設定にも適用できる。
Claims (3)
- 外部機器において特定の操作子が操作されたことに応じて生成され、該特定の操作子の操作量に応じた数値を含む特定の演奏情報が、前記外部機器から入力されたことを検出する演奏情報検出手段と、
該演奏情報検出手段が前記特定の演奏情報の入力を検出する毎に時間経過を監視し、当該時間経過が所定時間を超えるまで、該特定の演奏情報が新たに入力されたことを検出しなかったときに、最後に入力された該特定の演奏情報に応じて、該特定の演奏情報に含まれた数値が、複数の予め定められた範囲のいずれに属するかを判定し、該特定の演奏情報に含まれた数値の属する範囲に応じて、ある設定項目に関し、複数の設定情報の中から1つを選択して設定する設定手段、
を有することを特徴とする電子音楽装置。 - 前記複数の予め定められた範囲は、前記特定の操作子の操作性に応じて、前記特定の演奏情報に含まれた数値が取りうる範囲を不均等に配分して定められたものである、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子音楽装置。 - 外部機器において特定の操作子が操作されたことに応じて生成され、該特定の操作子の操作量に応じた数値を含む特定の演奏情報が、前記外部機器から入力されたことを検出する演奏情報検出ステップと、
該演奏情報検出ステップが前記特定の演奏情報の入力を検出する毎に時間経過を監視し、当該時間経過が所定時間を超えるまで、該特定の演奏情報が新たに入力されたことを検出しなかったときに、最後に入力された該特定の演奏情報に応じて、該特定の演奏情報に含まれた数値が、複数の予め定められた範囲のいずれに属するかを判定し、該特定の演奏情報に含まれた数値の属する範囲に応じて、ある設定項目に関し、複数の設定情報の中から1つを選択して設定する設定ステップ、
をコンピュータに実行させるための電子音楽用プログラム。
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