JP3192117B2 - 異動家屋用調査・管理システムおよび調査・管理処理方法 - Google Patents

異動家屋用調査・管理システムおよび調査・管理処理方法

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JP3192117B2
JP3192117B2 JP8483798A JP8483798A JP3192117B2 JP 3192117 B2 JP3192117 B2 JP 3192117B2 JP 8483798 A JP8483798 A JP 8483798A JP 8483798 A JP8483798 A JP 8483798A JP 3192117 B2 JP3192117 B2 JP 3192117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図データ及び家
屋の構造、所有者などの属性データを管理する異動家屋
用調査・管理処理システムに係り、特に、現地調査のた
めの携帯型の記録装置へのデータの持ち出し方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固定資産税や都市計画税などの基
礎となるデータを管理するために、管轄地域の地図デー
タとその地図上の位置及び家屋属性データ(所有者、所
在地、構造、建築状況などのデータ)とを一括かつ共用
して管理する異動家屋用調査・管理処理システムを設置
した自治体がある。
【0003】この異動家屋用調査・管理システムにあっ
ては、現地調査のために、データベースに格納した地図
データや家屋属性データ(以下、総称して管理データと
言う)を離れた場所から複数台の携帯型の小型記録装置
に複写し、現地に赴くようにしているが、地図データの
持ち出し方法として、地域全体を表す地図データを、持
ち出す大きさ、例えば地域を一定サイズのメッシュに予
め分割して登録しておき、その分割した単位毎に持ち出
す方法が知られている。
【0004】また、現地調査の開始から終了までの間、
小型記録装置と管理装置とを通信回線で常に接続してお
き、地図データを持ち出すことなく管理装置内にある家
屋の属性データを参照しながら更新する方法が知られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、予め分
割して登録しておいた地図データを持ち出す方法では、
特に表示画面の小さな記録装置を利用する場合、分割単
位を細かくしなければないが、地域内には家屋が密集す
る場所や、家屋がほとんど無い場所等のように、データ
の密度にばらつきが有るため、その度合いによって記録
に適した大きさに分割の単位を調整する必要が生じ、分
割データの作成や変更・管理が煩雑となってしまう。
【0006】また、持ち出す時の対象データの選定を行
なう場合に、分割単位が細かくなればなるほど、記録状
況に見合った分割地図を特定するための時間を要してし
まい、現地調査を円滑に実施できないという問題があ
る。
【0007】さらに、地域内の不特定個所に発生する異
動家屋のうち、分割境界近くに発生する家屋の記録処理
を行なう場合、どちらの分割範囲に記録するかが事前に
特定できず、したがって境界をはさんで両側の分割デー
タを持ち出さなければならず、持ち出しデータの容量を
増大させる結果となり、またデータ転送時間もその分余
計にかかるという問題がある。
【0008】一方、小型記録装置と管理装置とを接続
し、地図データを持ち出すことなく管理装置内にある家
屋属性データを直接更新する方法においては、記録・更
新作業中は常に小型記録装置と管理装置とを接続してお
く必要があるため、移動通信等を利用できない場合に
は、その場所を動くことができず、巡回しながら記録を
取る必要がある場合には、その機動性や通信コストが犠
牲になるという問題がある。
【0009】ここで、小型記録装置の記憶容量が十分あ
る場合、地図データを分割することなく持ち出し、更新
する方法も考えられるが、通常の調査の場合、調査員は
複数人おり、それぞれ複数台の記録装置に異なる地域ま
たは隣接する地域を分担して調査するという作業形態を
とっているため、全ての地域を含むデータをそれぞれ複
数台の小型記録装置への持ち出しを可能とすると、重複
データを持ち出す結果となり、データベースの更新時に
おいてどの小型記録装置から受けたデータが最新データ
であるのかが特定できず、データの信憑性が損なわれる
結果となってしまう問題がある。
【0010】本発明の目的は、地域内の不特定個所に発
生する異動家屋の調査・記録を行なうシステムにおい
て、その記録に使用する地図データを、携帯型の記録装
置の画面サイズや調査の巡回順序等、調査記録状況に適
した状態で記録装置に効率良く持ち出し、現地における
データ収集作業を円滑にすると共に、持ち出しのための
地図データの作成や管理作業の低減を可能とする異動家
屋用調査・管理システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所定の場所に設置された管理装置と、こ
の管理装置と通信回線で接続される携帯型の記録装置か
ら構成された異動家屋用調査・管理システムであって、
前記管理装置に、調査・管理対象地域の地図データおよ
び家屋の所在地、所有者、構造、建築状況を含む家屋属
性データを格納した家屋管理データベースと、前記記録
装置から通信回線を介して指定された位置を含む地図デ
ータを前記家屋管理データベースから読み出し、かつ指
定操作の仕方に応じた拡大または縮小の変換処理を切り
出し範囲決定の情報を受信するまで行ない、切り出し範
囲決定の情報の受信時に、その切り出し範囲決定時点に
おける変換処理後の地図データと当該地図データ地域に
含まれる家屋の属性データを前記家屋管理データベース
から読み出し、前記記録装置に転送する地図切り出し手
段と、前記記録装置から通信回線を介して転送される家
屋の位置および属性データに基づき前記家屋管理データ
ベースを更新するデータベース更新処理手段とを設け、
前記記録装置に、地図を表示する表示手段と、調査対象
の地域が含まれる表示地図内で指定された位置のデータ
および指定操作内容のデータを通信回線を介して前記管
理装置に送信し、所望の切り出し範囲の地図を前記表示
手段に表示させる手段と、所望の切り出し範囲の地図が
決定されたことを示す情報を前記管理装置に送信する手
段と、切り出し範囲決定に伴って管理装置から転送され
た地図データおよび家屋属性データを格納する記憶手段
と、切り出し範囲決定時点で前記表示手段に表示されて
いる地図上に異動家屋の位置を記録する手段と、その異
動家屋の属性データを入力する手段と、表示された地図
上の家屋位置の印を指定する操作に応答して、その家屋
の属性データを前記記憶手段から読み出す手段と、読み
出した属性データの修正を行う手段と、異動家屋の位置
及び修正された属性データを前記管理装置に転送する手
段とを設けたことを特徴とする。
【0012】また、所定の場所に設置された管理装置
と、この管理装置と通信回線で接続される携帯型の記録
装置とを用い、調査対象の地域に含まれる家屋の所在
地、所有者、構造、建築状況を含む家屋属性データを記
録し管理する方法であって、管理装置と記録装置との通
信により調査・管理対象地域の地図データを前記管理装
置に付属の家屋管理データベースから記録装置内に呼び
出し、記録装置付属の表示画面に表示し、表示された地
図上の一点を指定し拡大・縮小表示しながら、所望の切
り出し範囲を特定し、その切り出し範囲に含まれる家屋
属性データを前記家屋管理データベースから記録装置内
に呼び出し、表示された地図上に異動家屋の位置を記録
し、その異動家屋の属性データを入力し、また表示され
た地図上の家屋位置の印を指定し、その家屋の属性デー
タの修正を行い、これらデータのうち、位置及び属性デ
ータを管理装置に転送し、家屋管理データベースを更新
することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して具体的に説明する。
【0014】図1は、本発明の異動家屋用調査・管理シ
ステムの一実施の形態を示すブロック図である。本実施
形態のシステムは、事務所等に設置され、家屋の属性デ
ータを管理する管理装置1と、現地で異動家屋の位置や
属性データを地図上に記録し、編集する携帯型の小型記
録装置12とから構成されている。
【0015】管理装置1は、後述の各プログラムを実行
して処理を行う中央処理装置2と、文字、記号などの入
力を行うキーボード装置3と、キャラクタ及びグラフィ
ックを表示するディスプレイ装置4と、座標指定を行う
ポインティング装置5と、地図データ6Aと家屋属性デ
ータ6Bを格納する家屋管理データベース6とからなっ
ている。
【0016】小型記録装置12は、後述の各プログラム
を実行して処理を行う中央処理装置13と、キャラクタ
及びグラフィック表示と、座標指定を行うポインティン
グ機能が一体となったディスプレイ装置14と、地図デ
ータ15Aと家屋記録データ15Bを格納するメモリ部
15とからなっている。
【0017】管理装置1の中央処理装置2は、通信処理
11、地図データ登録処理7、異動家屋管理処理8、調
査用データ切り出し処理(1)9、家屋データ更新処理
10、を有しており、小型記録装置12との通信処理1
1を通じてそれぞれの処理が実行され、家屋管理データ
ベース6の更新が遠隔地より行われる。これらの各処理
は、コンピュータプログラムによって実現されるもので
ある。
【0018】小型記録装置12の中央処理装置13は、
管理装置1との通信処理16、親機(管理装置)呼び出
し処理17、調査用データ切り出し処理(2)18、位
置記録処理19、家屋属性記録処理20、記録データ転
送処理21を有しており、調査用に切り出した地図デー
タ上に異動家屋の位置を記録しながらその内容や建築状
況などの属性データの記録を行なう。これらの各処理も
コンピュータプログラムによって実現されるものであ
る。
【0019】図2は、図1に示す調査用データ切り出し
処理(1)9および(2)18の処理機能と調査用デー
タの切り出し操作例を説明するための図である。小型記
録装置12のディスプレイ装置14の画面上でペンPに
よって切り出し指示24を行なうと、親機呼び出し処理
17が起動される。親機呼び出し処理17は、通信処理
16と管理装置1の通信処理11を介して管理装置1と
小型記録装置12間でデータのやり取りを行う回線を接
続し、管理装置1上の調査用データ切り出し処理(1)
9を起動する。
【0020】調査用データ切り出し処理(1)9が起動
されると、家屋管理データベース6から地図データ6A
が中央処理装置2に読み込まれ、通信処理11を介して
小型記録装置12のディスプレイ装置14に地図データ
25が表示される。
【0021】ここで、現地調査者は、小型記録装置12
上で調査予定場所の概略の位置をディスプレイ14上に
表示された地図データ上でペンPによって指定する。す
ると、その指定位置の位置データが通信処理16を介し
て管理装置1の中央処理装置2に送られる。調査用デー
タ切り出し処理(1)9は、その位置データを基に地図
データ5Aの切り出し処理を行い、その結果を小型記録
装置12に送信する。これにより、小型記録装置12の
ディスプレイ装置14に指定位置の地図データ26が拡
大表示される。この時、小型記録装置12のディスプレ
イ14の表面をペンPで押し続けると、前記の一連の処
理が継続され、さらに拡大された地図データ27が表示
され、画面からペンPが離れると、拡大表示が止まり、
静止画面28となる。
【0022】次に、ペンPで1回だけ静止画面28を押
すと、表示が止まった範囲の地図データとその範囲に含
まれる家屋属性データが管理装置1の調査用データファ
イル22に一時格納される。拡大表示が止まった状態の
画面28で、その画面28をペンPによって連続して2
回押し、さらに画面28を押し続けると、地図データは
縮小表示された画面26となる。そして、画面26から
ペンPが離れると、縮小表示が止まり、拡大表示と同様
に、そこで1回画面をペンPで押すと、家屋データの切
り出しが行われる。
【0023】この一連の操作は画面上の完了ボタン(図
示せず)が押されるまで連続して実行できるため、調査
者は自分の調査順に合わせ調査用のデータの切り出しを
行うことができる。最後に、完了ボタンがペンPによっ
て押されると、調査用データファイル22から中央処理
装置2に切り出しデータ(地図データと家屋属性デー
タ)が読み込まれ、通信処理11、16を介して小型記
録装置12に送信され、小型記録装置12のメモリ部1
5に調査用データ(地図データと家屋属性データ)とし
て格納される。
【0024】このようにして調査者は、小型記録装置1
2上で調査用データを調査担当地域における家屋の密集
状況や位置記録がし易い範囲を目で確認しながら切り出
すことができる。
【0025】所望の切り出し範囲が特定されたならば、
表示された地図上に異動家屋の位置を位置記録処理19
によって記録し、その異動家屋の属性データを入力し、
また表示された地図上の家屋位置の印を指定し、その家
屋の属性データの修正を家屋属性記録処理20によって
行い、これらデータのうち、位置及び属性データを管理
装置1に転送し、家屋管理データベース6を更新する。
【0026】このような方法を採用することにより、異
動家屋の発生状況に応じ、記録に必要な範囲を確認しな
がら自由に切り出しを行なうことができるため、従来の
固定的な分割データを取り出す方法と比べ、より調査状
況に適した調査用データを利用しての記録が可能とな
る。また、切り出し順序の指定により、小型記録装置1
2上では、複数の調査用データの呼び出し操作をせずと
も順番に地図データが表示されるため、記録作業を円滑
に実施することが可能となる。
【0027】次に、各ファイルの機能について説明す
る。図3は、管理装置1の異動家屋管理で使用される家
屋管理データベース6のデータ構造を示す図である。異
動家屋は管轄地域を複数ブロックに分け、例えば町単位
で管理されている。データ管理レコード30は、この町
単位に対応した町名などの地域名(1)31と、町単位
でも1単位が大きい場合はさらにそれを分割した場合に
付けた地域名(2)32とを持つ。
【0028】地図データレコード34は、地図データを
格納するためのものであり、地図データが容易に差し替
えが可能なように、管理レコード30とは地図データ番
号33、35で関連付けられている。また、地図データ
レコード34は管理レコード30と1対1に対応してい
る。
【0029】家屋内容レコード37は、1つの地図デー
タレコード34に対し複数レコード存在し、それを地図
データ番号38と位置番号39とをあわせたキーによ
り、特定町内の1家屋として管理されている。家屋内容
レコード37には、家屋の詳細内容を示す属性項目40
として、複数の項目を持ち、例えば所在地や所有者、建
築状況等のデータが項目分けして格納される。地図デー
タ上への当該家屋位置の表示を行なう場合には、位置表
示始点41、位置表示終点42の座標により、特定のマ
ークを生成し、このマークを表示することにより、地図
上での位置が分かるようにしている。このマーク表示は
地図データと直接関係しないため、地図データの差し替
え作業の煩雑さを防ぐ働きもしている。家屋内容レコー
ド37は、この内容が更新された日付43と、調査端末
(小型記録装置12)に持ち出し中か否かの持ち出しフ
ラグ44を持ち、データの2重更新を防いでいる。
【0030】図4は、小型記録装置12に現地調査用に
持ち出されたデータのデータ構造を示す図である。本デ
ータは管理装置1の管理データを参照・更新の際に利用
するので、おおむね家屋管理データベース6と同様の構
造となっている。しかしながら、管理データをそのまま
持ち出すことが不可能なため、その一部を切出した形で
格納されている。よって、管理レコード45は、管理装
置1の管理データの一部で、かつ調査順を示す切出し番
号46と、元の地図上の切出し位置を示すオフセット座
標47が格納されている。これにより、調査終了の後、
管理装置1の家屋管理データベース6にデータを戻した
場合、異動家屋の正しい位置関係が保たれるのである。
【0031】また、切出し番号46をもとに、小型記録
装置12のディスプレイ装置14には、その順番にした
がって地図データが表示される。これにより、調査員は
自ら計画した順に調査を進めることが可能になる。地図
データレコード48は切出した部分地図データ49を格
納する。家屋内容レコード50もおおむね家屋管理デー
タベース6内の家屋内容レコード37の各項目と同様で
あるが、小型記録装置12のグラフィック画面に位置を
表示するためのデータとして、端末位置表示始点座標5
1と端末位置表示終点座標52とを持つ。
【0032】次に、調査用データ切出し処理(1)9及
び調査用データ切出し処理(2)18について説明す
る。調査用データ切出し処理は、管理装置1の調査用デ
ータ切出し処理(1)9と小型記録装置12の調査用デ
ータ切出し処理(2)18との間を通信処理11,16
にて相互に連携する構造になっている。本切出し処理の
大半は管理装置1の処理(1)9が分担し、記録装置1
2の処理(2)18は主に、画面からのペンオペレーシ
ョンのイベントの取得と地図データのグラフィック画面
への表示を受け持つ。
【0033】図5は、調査用データ切出し処理(1)9
の処理を示すフローチャートである。
【0034】まず、小型記録装置12より処理開始のイ
ベントが通知されると、家屋管理データベース6から地
図データを読込む(ステップ53)。読込まれた地図デ
ータは、小型記録装置12のディスプレイ画面サイズに
合わせ、画像サイズの変換(ステップ54)が行われ、
切出し地図データファイル23に一時格納される(ステ
ップ55)。この後、小型記録装置12に転送される
(ステップ56)。
【0035】ここで、小型記録装置12からのイベント
を待ち(ステップ57)、取消しイベントならば、別の
地図データの読込み待ちとなり(ステップ53)、2度
のペンダウンのイベントの場合はズームイン処理(ステ
ップ58)に制御を渡す。ズームイン処理(ステップ5
8)が終了すると、再びイベント待ちとなり(ステップ
59)、取消しイベントならば、別の地図データの読込
み待ちとなり(ステップ53)、2度のペンダウンイベ
ントならばズームアウト処理(ステップ60)に制御を
渡す。
【0036】ズームアウト処理が終了すると、再びイベ
ント待ちとなり(ステップ61)、取消しイベントなら
ば別の地図データの読込み待ちとなり(ステップ5
3)、1度のペンダウンイベントならば、先のズームイ
ン処理完了時のイベント処理と同様の流れとなり、切出
し地図データファイル23の先頭の地図データを読込
み、小型記録装置12に転送する(ステップ62)と同
時に、現在読込まれている管理データの取得、切出し枠
データの取得、オフセット座標の計算を行う(ステップ
64、65,66)。また、切出し枠のデータを参考に
家屋管理データベース6から、当該枠内に含まれる家屋
属性データの抽出を行い(ステップ66)、これらのデ
ータを調査用データファイル22に書込む(ステップ6
7)。この状態で2度のペンダウンイベントならば、再
度ズームイン処理となり、取消しイベントならば別の地
図データの読込み待ちとなり、完了イベントならば、調
査データファイル22を小型記録装置12に一括して転
送し(ステップ68,69)、処理を終了する。
【0037】次に、ズームイン処理について図6のフロ
ーチャートを用いて説明する。図5のステップ58のズ
ームイン処理は、切出し処理(1)9から制御が渡され
ると、小型記録装置12からのズームインの中心の座標
を取得し(ステップ70)、管理装置1の地図データの
座標系に合うよう座標変換を行う(ステップ71)。次
に、小型記録装置12のディスプレイ画面サイズに合わ
せ、切出し枠の計算を行う(ステップ72)。切出し枠
は事前に定義された倍率にて行う。次に、基図の切出
し、画像サイズの変換を行った後(ステップ73,7
4)、切出し地図データファイル23に書き込みを行い
(ステップ75)、小型記録装置12に転送する(ステ
ップ76)。ここでイベント待ちとなり(ステップ7
7)、ペンダウンが連続して行われている場合は、次の
ズームインのための指定位置座標の取得に移行し(ステ
ップ70)、ペンアップであれば制御を切出し処理に戻
す。
【0038】もし、ズームイン処理途中で、中心位置が
目的とする位置とずれていた場合、目的とする中心位置
までペンPをずらす操作となるが、本処理においは毎回
指定位置座標の取得(ステップ70)を行っているた
め、ズーミング処理途中の中心位置の変更にも対処でき
るようになっている。
【0039】次に、図7のフローチャートを用いてズー
ムアウト処理を説明する。ズームアウト処理は、切出し
処理(1)9から制御を渡されると、ズームイン処理で
切出し地図データファイル23に格納されている切出し
地図データの最後から1レコードを読込み、小型記録装
置12に転送し(ステップ78,79)、次のレコード
読込み準備のためカウンタ値を「1」戻し(ステップ8
0)、イベント待ちとなる(ステップ81)。ペンダウ
ンが継続されている場合は、再度切出し地図データファ
イル23から次のレコードの読込みに戻る。ペンアップ
であれば、制御を切出し処理(1)9に戻す。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、事務所等に設置された管理装置内にある家屋管理デ
ータベースに格納された地図データを離れた場所から読
み出し、小型記録装置の表示装置に表示し、表示された
地図上の一点を指定し拡大・縮小表示しながら、切り出
し範囲を特定し、また調査の巡回順にしたがって複数の
範囲を連続して切り出し、その切り出し範囲に含まれる
家屋属性データを抽出し、切り出された地図データとそ
の切り出し範囲に含まれる家屋属性データを小型記録装
置に転送し、転送された地図データと家屋属性データを
小型記録装置上のメモリに格納し、メモリに格納された
地図データを切り出し順に小型記録装置上の表示装置に
表示するようにしたので、小型記録装置に調査のために
持ち出す地図データを予め細かく分割して登録・管理し
ておく必要がなく、無駄なデータ管理の作業を省略する
ことができる。
【0041】また、データ持ち出し時、記録状況に適し
た分割地図を特定するための時間を短縮することが可能
になると共に、小型記録装置の表示サイズや調査の巡回
順等、調査の都度の記録状況に適した状態で小型記録装
置に効率良く持ち出すことが可能となる。さらに、分割
境界近くに発生する家屋の記録処理のための持ち出しデ
ータの選定に気を配る必要が無くなるため、巡回しなが
ら記録を取る必要がある利用形態において、その機動性
を高め、通信コストの低減も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異動家屋用調査・管理システムの一実
施形態を示すブロック図である。
【図2】調査用データ切出し処理機能を説明する図であ
る。
【図3】家屋管理データベースのレコード構成を説明す
るための説明図である。
【図4】小型記録装置の持ち出しデータのレコード構成
を説明するための説明図である。
【図5】調査用データ切出し処理の処理手順の概要を示
すフローチャートである。
【図6】ズームイン処理の処理手順の概要を示すフロー
チャートである。
【図7】ズームアウトの処理手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…管理装置、2…中央処理装置、3…キーボード装
置、4…ディスプレイ装置、5…ポインティング装置、
6…家屋管理データベース、6A…地図データ、6B…
家屋データ、7…地図登録処理、8…異動家屋管理処
理、9…調査用データ切出し処理、10…家屋データ更
新処理、11…通信処理、12…小型記録装置、13…
中央処理装置、14…ディスプレイ装置、15…調査用
データファイル、15A…地図データ、15B…家屋デ
ータ、16…通信処理、17…親機呼び出し処理、18
…調査用データ切出し処理2、19…位置記録処理、2
0…家屋属性記録処理、21…記録データ転送処理、2
2…調査用データファイル、23…切出し地図データフ
ァイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 154 G06T 1/00 400 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の場所に設置された管理装置と、こ
    の管理装置と通信回線で接続される携帯型の記録装置か
    ら構成された異動家屋用調査・管理システムであって、 前記管理装置は、 調査・管理対象地域の地図データおよび家屋の所在地、
    所有者、構造、建築状況を含む家屋属性データを格納し
    た家屋管理データベースと、前記記録装置から通信回線
    を介して指定された位置を含む地図データを前記家屋管
    理データベースから読み出し、かつ指定操作の仕方に応
    じた拡大または縮小の変換処理を切り出し範囲決定の情
    報を受信するまで行ない、切り出し範囲決定の情報の受
    信時に、その切り出し範囲決定時点における変換処理後
    の地図データと当該地図データ地域に含まれる家屋の属
    性データを前記家屋管理データベースから読み出し、前
    記記録装置に転送する地図切り出し手段と、前記記録装
    置から通信回線を介して転送される家屋の位置および属
    性データに基づき前記家屋管理データベースを更新する
    データベース更新処理手段とを備え、 前記記録装置は、地図を表示する表示手段と、調査対象
    の地域が含まれる表示地図内で指定された位置のデータ
    および指定操作内容のデータを通信回線を介して前記管
    理装置に送信し、所望の切り出し範囲の地図を前記表示
    手段に表示させる手段と、所望の切り出し範囲の地図が
    決定されたことを示す情報を前記管理装置に送信する手
    段と、切り出し範囲決定に伴って管理装置から転送され
    た地図データおよび家屋属性データを格納する記憶手段
    と、切り出し範囲決定時点で前記表示手段に表示されて
    いる地図上に異動家屋の位置を記録する手段と、その異
    動家屋の属性データを入力する手段と、表示された地図
    上の家屋位置の印を指定する操作に応答して、その家屋
    の属性データを前記記憶手段から読み出す手段と、読み
    出した属性データの修正を行う手段と、異動家屋の位置
    及び修正された属性データを前記管理装置に転送する手
    段とを備えたことを特徴とする異動家屋用調査・管理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記記録装置は、調査の巡回順に複数の
    切り出し範囲の地図データおよび家屋属性データを格納
    する記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1記
    載の異動家屋用調査・管理システム。
  3. 【請求項3】 所定の場所に設置された管理装置と、こ
    の管理装置と通信回線で接続される携帯型の記録装置と
    を用い、調査対象の地域に含まれる家屋の所在地、所有
    者、構造、建築状況を含む家屋属性データを記録し管理
    する方法であって、 管理装置と記録装置との通信により調査・管理対象地域
    の地図データを前記管理装置に付属の家屋管理データベ
    ースから記録装置内に呼び出し、記録装置付属の表示画
    面に表示し、表示された地図上の一点を指定し拡大・縮
    小表示しながら、所望の切り出し範囲を特定し、その切
    り出し範囲に含まれる家屋属性データを前記家屋管理デ
    ータベースから記録装置内に呼び出し、表示された地図
    上に異動家屋の位置を記録し、その異動家屋の属性デー
    タを入力し、また表示された地図上の家屋位置の印を指
    定し、その家屋の属性データの修正を行い、これらデー
    タのうち、位置及び属性データを管理装置に転送し、家
    屋管理データベースを更新することを特徴とする異動家
    屋用調査・管理方法。
  4. 【請求項4】 調査の巡回順に複数の切り出し範囲の地
    図データおよび家屋属性データを記録装置に格納してお
    き、巡回順に地図を表示させて家屋属性データの入力、
    修正を行なうことを特徴とする請求項3記載の異動家屋
    用調査・管理方法。
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