JP3190670U - ベルト付き帯枕 - Google Patents

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あさ 塙
智子 塙
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Abstract

【課題】お太鼓、又は帯結びを容易に支持するためのベルト付きの帯枕を提供する。
【解決手段】お太鼓を支持する詰物部材11と、袋状の枕保持部12と、枕保持部12には詰物部材11を挿入し、または脱着する事が出来るフアスナ付きの開閉穴部13を設けているので、詰物の大きさや堅さ、及び材料等を適宜選択して、着装する帯の背面に形成されるお太鼓や、帯結びなどを和服の着用者の体型に合わせて容易に変更することが出来ると同時に、お太鼓の結びの形状に合わせて、その高さを変更することができる。また、帯枕は柔軟性のあるベルト14a,14bに裁置されている接着布17aを使用し、帯に固定できるようにしたので、特に女性用の着物を一人で着こなすことさらに容易になると言う利点を有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、和服等を着用する際、帯に形成したお太鼓、または帯結びを好適な位置に配置させることが出来るベルト付きの帯枕に関するものである。
特開平8−113811号公報 実開昭61−98818号公報
従来から和服を着用する際には、帯を固定するために帯結び作業が必要になるが、特に女性の場合は着用した帯の背面には、装飾的にお太鼓、または帯結びを形成する事が和服の着用時に習慣的に行われる。
しかしながら、このお太鼓や太鼓となる帯結びは着用者の背中側に作るので、着物の着付けを一人で行うことは、熟練者でもかなり困難な作業になり、そのため多くの場合は人手の助けによってなされる場合が多い。
そこで、着物の着付けが一人でも出来るだけ容易に行うことが出来るようにするために、各種の帯や長襦袢等に種種の細工を施しておき、自分一人でも和服の着こなしができるように工夫されたものもある。
一般的に、女性が和服を着用する際は長襦袢の上に、腰ひもなどを使用して適当な姿態となるようにした上で、さらに、この上に着物を羽織り、この着物も伊達締め等でその着衣の羽織り位置や長さを体型に応じて直し、その胴回り付近に帯を巻いて完了するが、この帯の装着も普通男物に比較して幅広の帯で、やや厚めの帯が使用され、しかも背面にお太鼓も作りながら着付けることになり簡単ではない。
そこで、最初は、いわゆる着付け教室などで和服の着方を教わりながら着衣を行うが、一人で和服を着こなすようになることは容易な作業ではない。
特に、比較的重厚な幅広の帯を使用して胴回りに帯を巻き付け、背後にお太鼓を作りながら気付を完了するためには、各種の補助紐や、仮止め挟みの外に帯の締め付けや、お太鼓の取付を補助できるように帯枕等が常用される。
図3は、一人でもある程度の帯締め作業が容易になるように工夫された帯を巻き付ける時の説明を、簡単に斜視図として示したもので、帯20は図示されているように太鼓部を形成する帯の部分としての太鼓部21と、帯を縦方向に半幅に折って主に胴に巻き付ける胴回り部22の部分を、図示されていない接着布等を使用して、予め図示されいるような形で形成するようにしている。
きものの上に帯を着用する時には、胴回り部22を→A方向に倒し太鼓部21(たれ先)と直交した状態を示している胴回り部22aとして使用するが、そのとき太鼓部21が背骨部分に位置するよう仮止めし、胴回り部22の手先を→Bのように着用した着物の胴回りに上からぐるぐる巻いてゆき仮止めする。
背中側に来ている太鼓部21を背面に仮止めする際は、例えば23で示すように、太鼓部の作り方にもよるが、太鼓部21の一部分Cの位置付近に、帯揚げで覆った帯枕23(この位置cに帯の巻始めなどを調整する補正具を併用する場合もある)をあてがい、図には示されていないが、帯枕のベルトをお太鼓を形成した帯の部分を留めると共に、場合によって太鼓部21の部分で2重のお太鼓を形成し、胴に巻き付けた胴回り部22の手先を太鼓部21の中に戻して帯締めで帯全体を固定すれば、太鼓部21が帯枕によって所定の形に保持される。このときお太鼓は予めある程度作っておいても良い。
上記したような特許文献や公知の他の帯結にも見られるように、帯を着用する際は、その着付け時に作ったお太鼓の部分を背中の所定の位置に持ってくるようにして着こなしているが、いずれにしても形成した帯のお太鼓の部分をぴったりと適当な高さで、かつ、適当なふくらみとなるように帯枕を維持する帯枕23は各種の形状を選択したり、取付位置を変えたりするということが要請されていた。
すなわち、従来の帯枕23は、筒状のガーゼの中に固形状の枕を挿入又は装着したものが大部分であって、枕の取付もしっかりと結びを入れるなど煩雑であり、自分の体型に出来るだけ適合するような帯枕を選択して使用する際に汎用性がなく、また、和服を着用して出席する際の雰囲気や場所に応じて、お太鼓の部分の高さや形状を変えたい際は、種種の枕帯の中から適当なものを選んで使用したい場合もあり、納得のゆくお太鼓や太鼓帯結びの形状を得ることが困難であった。
本考案は、上記したような問題点を克服し、どのような体型の人でも、また、どのような和服の気付けを行う際にも比較的容易に太鼓部分の取付が容易で、かつ、その形状や大きさ等を選択できるようにした帯枕を提供するために、お太鼓を支持する詰物部材と、袋状の枕保持部からなり、上記枕保持材には上記詰物部材を挿入し、または脱着する事が出来る開閉穴部を設ける共に、上記枕保持材の両側から帯枕をお太鼓の内部で固定することが容易に出来る接着布等を有するベルトを引出すようにした。
また、上記開閉穴部の周辺には枕の形状(上面が少しなだらかに膨らみ、仮面が背中にフイットする)にした詰物部材を出し入れするためのフアスナが設けられ詰物の交換も容易にした。
さらに、上記袋状の枕保持部の表面を覆う帯揚げを帯枕と一体化するための留め紐が取り付けられているようにした。
特に、名古屋帯や、お太鼓となる帯の部分を背中に背負って帯の着装をする際には、本考案とセットで使用される伊達締めや、伊達締め台ベルトを利用すると、さらにお太鼓のの取付や、できあがり姿態を維持する際に有効になる。
本考案のベルト付きの帯枕は詳細な説明に記載されているように、お太鼓を支持する詰物部材と、袋状の枕保持部からなり、上記枕保持部には上記詰物部材を挿入し、または脱着する事が出来るフアスナ付きの開閉穴部を設けているので、詰物の堅さや量、材料等を適宜選択して、着装する帯の背面に形成されるお太鼓や、帯結びなどを和服の着用者の体型に合わせて容易に成型することが出来ると同時に、お太鼓の結びの形状に合わせて、その高さや形を変更することができる。
また、本考案のベルト付き帯枕は柔軟性のあるベルトに裁置されているフアスナを使用してお太鼓部分の帯枕を、帯を巻く前に容易に固定できるようにしたので、お太鼓の部分を着物の着付する前に成型するする等の自由度が高くなり、特に女性用の着物を一人で着こなす時に有用な効果を得ることが出来る。
本考案のベルト付き帯枕の斜視図 帯枕に帯揚げを一体化したときの裏面図及び、帯枕のベルトを留めるときの説明図 簡易型帯装着法と帯枕の説明図
図1は本考案のベルト付きの帯枕10を斜視図として示したものである。この図で帯枕10は、お太鼓を支持する詰物部材11と、袋状の枕保持部12からなり、枕保持部12には上記詰物部材11を図のように枕保持部12内に挿入して脱着可能に保持することが出来る開閉穴部13を設けることを特徴としている.
さらに、枕保持部12の両側に縫い込まれ引出されているベルト14a、14bの先端部には、後で示すように、例えば接着布が定着されている。
そして、このベルト14a、14b等により、後で図示するように帯枕10を身体にしっかり固定するが、この際長襦袢に巻かれた伊達締めや伊達締めのベルト台にベルト14(a、b)に予め定着していた接着布等を付着させて帯枕10全体を固定出来るようにした。
ベルト14(a、b)の素材は、ナイロン100%や、中芯としてポリウレタン等の材料を用いることが好ましいが、柔軟性がある他の布地でも固着作用を持たせることが出来れば構わない。
このように、上記枕保持部12の両側端から帯枕10を帯揚げ等と共に装着するために、弾力性のあるベルト14a、14bを引出し、その先端には帯枕10を固着するための接着布を定着させておき、帯枕10の着装を容易にすると共に帯の着装後も型崩れが出ないようにしている。
なお、留め紐15は、一端が枕保持部12に取り付けられ他端に接着布が取り付けられ、枕保持部12に対して後で述べる帯揚げが固定できるように、枕保持部12を少なくとも1周出来る長さに形成されている。
上記開閉穴部13の周辺部にはファスナ13aが縫い込まれており、ファスナ13aを開閉することによって図示されているように枕保持部12の中側に大きさの異なる、固形状の詰物部材11を出し入れすることができる。
詰物部材11としてお太鼓の特別な形が作りやすいように種種の形状や固形物を用意することにより枕の高さや幅などを調整することが出来る。
また、この詰物部材11に香料を含ませたものを使用して着物で出席する会場の雰囲気に合わせるようにすることもでき、詰物部材11には固形物以外にも所定の形に作られた袋に充填されている顆粒物質を使用するようにすることも可能である。
図2Aは上記本考案の一実施例を示すベルト付きの帯枕10を帯揚げ16で覆い、裏側から見た面で、帯揚げ16で包まれている枕保持部12とベルト14a、14bの帯枕部分は点線で示す。また、図1と同一符号の部分は同一部分を示す。
この図では既に枕保持部12の中に詰物部材11が収容されており、留め紐15によって、帯揚げ16が、点線で示した部分の帯枕部分の表面を覆うように装着され、帯揚げ16と枕保持部12が留め紐15によって一体化されている所を示している。
なお、帯枕10の両即から引出されているベルト14a、14bの両先端には接着布17a、17bが縫い込まれ、この接着布を使用すれば、従来のように帯枕部分をガーゼなどの紐による結びによって固定しなくてもよく、着付けの容易性に役立つようにしている。
この場合図2Bに示したようにベルト14a、14bの接着布17a、17bは、きものの上から巻かれている台付けベルト18か、伊達締め兼用台付けベルト18に固定するので、帯揚げと共に帯の緩み止めを効果的に行うことが出来る。
10 帯枕
11 詰物部材
12 枕保持部
13 開閉穴部
14(a、b)ベルト
15 留め紐
17(a、b)接着布

Claims (3)

  1. お太鼓を支持する詰物部材と、袋状の枕保持部からなり
    上記枕保持部には上記詰物部材を挿入し、または脱着する事が出来る開閉穴部を設ける共に、上記枕保持部の両側から上記枕保持部をお太鼓の内部で固定することが出来ることができる接着布付きのベルトが引出されていることを特徴とするベルト付き帯枕。
  2. 上記開閉穴部の周辺には上記詰物部材を定着させ、出し入れするためのフアスナが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のベルト付き帯枕。
  3. 上記袋状の枕保持部の表面を覆う帯揚げを、帯枕と一体化するための留め紐が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のベルト付き帯枕。
JP2014001052U 2014-02-28 ベルト付き帯枕 Expired - Lifetime JP3190670U (ja)

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JP3190670U true JP3190670U (ja) 2014-05-22

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