JP3190390B2 - 自動給紙装置の駆動制御方法 - Google Patents

自動給紙装置の駆動制御方法

Info

Publication number
JP3190390B2
JP3190390B2 JP31438191A JP31438191A JP3190390B2 JP 3190390 B2 JP3190390 B2 JP 3190390B2 JP 31438191 A JP31438191 A JP 31438191A JP 31438191 A JP31438191 A JP 31438191A JP 3190390 B2 JP3190390 B2 JP 3190390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
paper
drive
sheet
control method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP31438191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05147754A (ja
Inventor
宏 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP31438191A priority Critical patent/JP3190390B2/ja
Publication of JPH05147754A publication Critical patent/JPH05147754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3190390B2 publication Critical patent/JP3190390B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動給紙装置の駆動
御方法に関し、特に搬送駆動モータを逆転駆動させてピ
ックアップローラを搬送路から退避させる自動給紙装置
の駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、イメージスキャナやファクシミリ
装置などでは、積層された原稿や記録用紙をセットする
と、自動的に一枚ずつ分離しながら搬送する、いわゆる
自動給紙装置(ADF)が用いられている。例えば、従
来の自動給紙装置では、原稿や記録用紙を繰り出すピッ
クアップローラと、その先で1枚ずつに分離して給紙す
る分離ローラとの間に周速差を設けて、原稿や記録用紙
を引張しながら搬送させる周速差方式などが用いられて
いた。
【0003】また、セットされた用紙を繰り出すピック
アップローラは、用紙搬送時にのみ搬送路上に移動さ
せ、積層された用紙表面に当接させて搬送するものがあ
った。このようなピックアップローラの移動機構として
は、例えばソレノイドを使ったり、メカ的な機構を用い
たものがあるが、最近では搬送駆動モータの回転力を利
用して、駆動モータの正転駆動時にはピックアップロー
ラを搬送路上に移動させ、逆転駆動時には搬送路上から
退避させるものがあった。
【0004】そして、このような自動給紙装置では、大
切な原稿や記録用紙を紙詰まり(ジャム)や破損などの
トラブルが生じるのを極力避けて、確実かつ速やかに搬
送して排出することが要請されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の自
動給紙装置によれば、上記したような周速差方式を採用
すると共に、搬送駆動モータの回転方向に従ってピック
アップローラを移動させる機構を組み合わせることも可
能である。ところが、周速差方式は、搬送駆動モータの
正転駆動時に分離ローラ側の周速をピックアップローラ
よりも大として、用紙を引張しながら搬送することがで
きるが、ピックアップローラを退避させるための搬送駆
動モータの逆転駆動時には、用紙の搬送方向が逆とな
り、用紙が分離ローラとピックアップローラに挟まれて
いると、用紙を引っ張るピックアップローラ側の周速よ
りも用紙を送り出す分離ローラ側の周速の方が大きく、
両ローラ間で用紙が撓んで、ジャムが発生し易くなると
いう問題があった。
【0006】また、ピックアップローラが上昇した状態
のままで停止すると、新たな原稿や用紙がセットできな
いので、ピックアップローラを用紙搬送路から退避させ
る必要がある。このピックアップローラが上昇した状態
のままで停止する要因としては、例えばファクシミリ
装置の送信時にスタートを起動させた場合、送信時に
リダイアル状態になった場合、ノンフィードジャムが
発生した場合、原稿長オーバージャム発生した場
合、原稿読み取り時にストップキーが押された場合、
原稿読み取り時に電源ダウン等の異常事態が発生した
場合などがある。そこで、この状態からピックアップロ
ーラを下げるために搬送駆動モータを逆転駆動させる
と、上記したように紙づまりが発生したり、ローラ間に
挟まれた状態で無理に原稿を引き抜くと破損してしまう
などの問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、周速差方式を採用し、搬送駆動モ
ータの逆転駆動によりピックアップローラを退避させる
機構を組み合わせた場合であっても、逆転駆動時に大切
な原稿や記録用紙などを破損せずに、ピックアップロー
ラを速やかに用紙搬送路から退避させることが可能な自
動給紙装置の駆動制御方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
搬送駆動モータの正転駆動によりピックアップローラを
用紙搬送路側に上昇させ、該ピックアップローラより用
紙搬送方向先方側で用紙を一枚ずつ分離給紙する分離ロ
ーラと該ピックアップローラとの周速差によって用紙を
引っ張りながら搬送する一方、前記搬送駆動モータの逆
転駆動により前記ピックアップローラを用紙搬送路から
退避させる自動給紙装置の駆動制御方法であって、前記
ピックアップローラ付近で用紙を検知する第1センサ
と、前記分離ローラより用紙搬送方向先方側で用紙を検
知する第2センサとを、それぞれ用紙の通過に際して該
用紙を検知するよう配置しておき、前記第1センサおよ
び第2センサでそれぞれ用紙が検知されないとき、搬送
駆動モータを逆転駆動して前記ピックアップローラを前
記用紙搬送路から退避させることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記構成に加え
て、前記搬送駆動モータの逆転駆動中に前記第1センサ
又は第2センサのいずれかが用紙を検知したときに、
送駆動モータの逆転駆動を禁止することを特徴とするも
のである。また、請求項3記載の発明は、搬送駆動モー
タの正転駆動によりピックアップローラを用紙搬送路側
に上昇させ、該ピックアップローラより用紙搬送方向先
方側で用紙を一枚ずつ分離給紙する分離ローラと該ピッ
クアップローラとの周速差によって用紙を引っ張りなが
ら搬送する一方、前記搬送駆動モータの逆転駆動により
前記ピックアップローラを用紙搬送路から退避させる自
動給紙装置の駆動制御方法であって、前記ピックアップ
ローラ付近にて用紙を検知する第1センサと、前記分離
ローラより用紙搬送方向先方側にて用紙を検知する第2
センサと、用紙搬送方向の前記第1のセンサとほぼ同じ
位置にて用紙幅を検知するための第3のセンサとを、そ
れぞれ用紙の通過に際して該用紙を検知するよう配置し
ておき、前記第1センサおよび第2センサが用紙を検知
していない状態で、第3のセンサが用紙を検知したとき
に、搬送駆動モータの逆転駆動を禁止することを特徴と
するものである
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記第1センサ、第2センサおよび第3セ
ンサがそれぞれ用紙を検知していない状態で一定時間が
経過したとき、搬送駆動モータの逆転駆動の禁止を解除
することを特徴とする
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1または3
記載の発明において、自動給紙装置の電源投入時には、
前記搬送駆動モータを一定時間正転駆動させてピックア
ップローラを最上位置まで上昇させ、次いで、搬送駆動
モータを一定時間逆転駆動させてピックアップローラを
用紙搬送路から退避させ、所定の待機位置に戻して、自
動給紙装置の電源投入後のピックアップローラの動作開
始位置が常に同じになるようにすることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1または3
記載の発明において、前記搬送駆動モータの逆転駆動の
実行中は、その旨のメッセージを表示部に表示するよう
にしたことを特徴とするものである。また、請求項7記
載の発明は、請求項1又は3記載の自動給紙装置の駆動
制御方法であって、前記ピックアップローラが用紙搬送
路側に上昇した状態で前記第1センサおよび第2センサ
がそれぞれ用紙を検知しなくなったとき、前記搬送駆動
モータを正転駆動した後に逆転駆動することを特徴とす
るものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、ピックアップローラ
の上昇後は、用紙の未挿入状態を検知した場合に限っ
て、搬送駆動モータを逆転駆動させ、ピックアップロー
ラを用紙搬送路から退避させる。このため、用紙が挿入
されていないときに搬送駆動モータを逆転駆動させるこ
とができ、逆転駆動によりジャムが発生するのを防止す
ることができる。 また、請求項2記載の発明では、搬送
駆動モータの逆転駆動中に用紙の挿入が検知されると、
逆転駆動を中止する。このため、逆転駆動開始後に用紙
が挿入されても、これを検知して逆転駆動が中止され、
ジャムなどによる用紙の損傷が防止できる。
【0014】請求項3記載の発明では、前記第1センサ
および第2センサが用紙を検知していない状態で、第3
のセンサが用紙を検知すると、搬送駆動モータの逆転駆
動が禁止される。このため、用紙がある状態がより確実
に検知され、ジャム処理中などにおける逆転駆動が防止
される。
【0015】請求項4記載の発明では、第1〜第3セン
サがそれぞれ用紙を検知していない状態で一定時間が経
過したときに搬送駆動モータの逆転駆動の禁止が解除さ
れ、搬送駆動モータの逆転駆動が実行可能となる。この
ため、一定時間内に操作者がジャム原稿等を取り除いて
からカバーを閉めることができ、安全に処理作業を行う
ことができる。
【0016】請求項5記載の発明では、自動給紙装置の
電源投入時には、ピックアップローラ位置が使用状況
応じて一定でないため、まず搬送駆動モータを一定時間
正転駆動させてピックアップローラを最上位置まで上昇
させ、そこから搬送駆動モータを一定時間逆転駆動させ
て、常にピックアップローラを所定位置に待機させるス
タンバイ動作を行わせる。このため、例えばピックアッ
プローラが待機位置にあるにもかかわらず逆転駆動を行
ってメカ部を破損するようなことが防止できる。
【0017】請求項6記載の発明では、搬送駆動モータ
の逆転駆動中は、その旨を表示部に表示することによ
り、操作者に逆転駆動中であることを知らせ、逆転駆動
制御に支障をきたす原稿挿入動作や自動給紙装置のカバ
ーオープン動作が行われるのを未然に防ぐことができ
る。また、請求項7記載の発明では、ピックアップロー
ラが用紙搬送路側に上昇した状態で第1センサおよび第
2センサがそれぞれ用紙を検知しなくなったとき、搬送
駆動モータを一旦正転駆動した後に逆転駆動するから、
ピックアップローラが待機位置にあるにもかかわらず逆
転駆動を行ってメカ部を破損するようなことが防止でき
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。ま
ず、構成を説明する。図1は本発明の一実施例に係る自
動給紙装置の構成を示す図である。本実施例では、ファ
クシミリの送信原稿の自動給紙装置として実施したもの
である。図1に示されるように、用紙搬送路1に沿って
設けられたピックアップローラ2は、図示しない搬送駆
動モータの正転駆動時(矢印A方向)に用紙搬送路1に
対して上昇し、逆転駆動時(矢印B方向)には用紙搬送
路1から退避して、破線で示す待機位置で待機する。
【0019】分離ローラ3は、用紙搬送路1を挟んで分
離コロ4と対向配置され、分離ローラ3と分離コロ4お
よび原稿間の摩擦係数の違いによって、1枚ずつ分離動
作をながら原稿を搬送するものである。搬送ローラ対
5、6は、分離ローラ3の先にそれぞれ配置されてお
り、用紙搬送路1に沿って原稿の読み取り動作などに応
じて制御しながら搬送するものである。
【0020】S1センサ(第1センサ)7は、ピックア
ップローラ2とほぼ同じ位置に配設されており、S2セ
ンサ(第2センサ)8は、搬送ローラ対5と6の間に用
紙搬送路1に沿って配設されている。このS1センサ7
とS2センサ8の構造は、図示していないが、付勢バネ
が入ったアクチュエータ・タイプのセンサが用いられ、
用紙搬送路1中に回動可能なセンサレバーを出して、搬
送原稿が通過する際にセンサレバーが押し戻すことによ
って用紙を検知(後述するオン)するものである。
【0021】また、B4センサ(用紙幅センサ)9は、
図1に示されるように、S1センサ7とほぼ同じ位置に
配置されている(図1の奥行き方向)。このB4センサ
9は、S1センサ7やS2センサ8とは異なり、本実施
例では付勢バネの入っていないルーズなアクチュエータ
・タイプのセンサを用いている。そして、図2は、原稿
挿入口側から見た各センサの配置図である。図2に示さ
れるように、用紙搬送路1の中央にピックアップローラ
2や分離コロ4がそれぞれ配置され、本実施例の各セン
サ7、8、9は、S2センサ8が略中央位置に、またS
1センサ7はA4サイズの用紙幅センサを兼ねてA4幅
よりも内側に配置され、B4センサ9はB4サイズの用
紙幅センサとして、B4幅よりも内側に配置されてい
る。
【0022】再び、図1に戻って、シャッタ10は、矢
印C方向から挿入される原稿の侵入を制御する開閉可能
な扉である。待機位置11は、搬送ローラ対5で搬送さ
れた原稿をここで一旦停止させ、読み取り位置12で画
データを読み取るタイミングを調節する。済スタンプ位
置13では、画データが読み取られた原稿に済スタンプ
が押され、読み取りが済んだ原稿とそうでない原稿とを
峻別される。
【0023】搬送路カバー14は、用紙搬送路1を境に
して上半分の機構がユニット化され、回転支軸15を中
心に矢印D方向に持ち上げ可能としたものである。この
搬送路カバー14は、搬送中の原稿づまりやメンテナン
ス時に持ち上げて、詰まった原稿を取り除いたり、部品
の交換や修理作業を行うことができる。次に、作用を説
明する。
【0024】図3および図4は本発明に係る自動給紙装
の駆動制御方法を説明するフローチャートである。ま
ず、図1および図3に示されるように、ステップ100
では原稿が挿入されてS1センサ7がオンしているかを
判断する。S1センサ7がオンすると、ステップ101
で搬送駆動モータを正転駆動させる。すると、ステップ
102で0.5秒後にピックアップローラ2が最頂点、
すなわち用紙搬送路1に到達する。ステップ103で
は、搬送駆動モータの駆動開始から9秒以内にS2セン
サ8がオンしない場合は、原稿が送られていないとして
ステップ104でノンフィードジャムと判断される。
【0025】また、ステップ103で9秒以内にS2セ
ンサ8がオンした場合は、正常にフィードされたと判断
して、待機位置11で原稿を停止させ、画データを送出
するための起動を待つ。ここで、原稿が引き抜かれる
と、ステップ106に示すように、S1センサ7とS2
センサ8とがオフ(用紙を検知していない状態)となる
ため、ステップ107の待機ジャムと判断される。
【0026】原稿が引き抜かれなければ、ステップ10
8で画データの読み取り動作が開始され、画データの送
出を起動する。ここで、S1センサ7、S2センサ8と
がオフとなり、B4センサ9がオンとなれば、搬送路カ
バー14がオープンされたと判断する(ステップ11
0)。搬送路カバー14がオープンされずにストップキ
ーまたはストップの起動があると(ステップ111)、
ステップ112でモータの駆動が停止される。
【0027】ストップキーまたはストップの起動が無い
場合は、ステップ113で最終頁の原稿が済スタンプ位
置を通過するまで、画データの読み取り処理が繰り返さ
れ、次の図4のフローチャートのXに続き、搬送駆動モ
ータの逆転駆動制御が行われる。また、上記ノンフィー
ドジャム(ステップ104)、待機ジャム(ステップ1
07)、カバーオープン検知(ステップ110)および
モータの駆動停止(ステップ112)の各場合は、S1
センサ7とS2センサ8とB4センサ9とが2秒間オフ
状態にあるか否かが判断されて、図4に示す逆転駆動制
御が行われる。
【0028】次に、図4に示されるように、搬送駆動モ
ータの逆転駆動制御を行ってピックアップローラ2を用
紙搬送路1上から退避させる場合は、ピックアップロー
ラの位置が常に用紙搬送路上にあるとは限らないので、
まずステップ115でモータの正転駆動を2秒間行って
ピックアップローラ2を最上点まで持ち上げる。この正
転駆動中にS1センサ7、S2センサ8およびB4セン
サ9の何れかがオンした場合は、原稿が挿入されたと判
断して、ステップ117で排紙ジャムとする。
【0029】何れのセンサ7、8、9もオンしない場合
は、ステップ118でモータ駆動を停止し、ステップ1
19でモータの逆転駆動を0.45秒間(約135ステ
ップ)行ってピックアップローラを最下点へ移動させ
る。ここで、仮にピックアップローラ2が最初から下が
った位置にある場合に、ピックアップローラ2を最上点
まで持ち上げる正転駆動を行わずに逆転駆動を行うと、
ピックアップローラ2が最下点よりも下に下がってしま
い、ピックアップローラの移動機構を破損してしまう恐
れがある。このため、本実施例では必ず正転駆動を一定
時間行ってから逆転駆動制御を行うようにしている。
【0030】ステップ120では、逆転駆動中にS1セ
ンサ7、S2センサ8およびB4センサ9の何れかがオ
ンした場合は、原稿が挿入されたとして、ステップ12
1で逆転ジャムとする。上記排紙ジャム(ステップ11
7)と逆転ジャム(ステップ121)の場合は、ステッ
プ122でモータの逆転駆動を中止し、図4のYから図
3のYに移行して、上述したステップ114以下の処理
が行われる。
【0031】ステップ120で何れのセンサ7、8また
は9がオンしない場合は、逆転駆動制御を終了する。図
5各図は請求項1記載の実施例を説明するタイミングチ
ャートである(ステップ106の状態)。図5(a),
(b)に示すように、S1センサ7とS2センサ8とが
オフになってから、2秒間(t1 )オフ状態が続いた
後、図5(c)に示すようにモータ駆動を正転駆動させ
てから逆転駆動を行って、ピックアップローラを用紙搬
送路上から退避させる。
【0032】また、図6各図は請求項3記載の実施例を
説明するタイミングチャートである(ステップ109の
状態)。図6(a),(b),(c)に示すように、S
1センサ7とS2センサ8とがオフとなり、2秒間(t
1 )オフ状態が続いた後、図6(d)に示すようにモ
ータ駆動を逆転駆動制御の正転駆動を行われるが、その
途中に図6(c)のB4センサだけがオンすることによ
ってカバーオープンが検知され、逆転駆動制御が中断さ
れる。そして、B4センサがオフとなってから2秒間
(t2 )後に再び正転駆動を2秒間行い、それに続い
て逆転駆動を行われる。ところが、図6(a)に示され
るように、S1センサ7が逆転駆動の途中でオンとなっ
たため、原稿が挿入されたとして判断して、再び逆転駆
動制御が中断される。そして、S1センサ7がオフとな
ってから2秒間(t3 )後に正転駆動が2秒間行わ
れ、それに続いて逆転駆動を0.45秒間行う逆転駆動
制御が完了して、ピックアップローラを退避させること
ができた。
【0033】なお、本実施例において搬送駆動モータの
逆転駆動の実行中は、操作パネル等のLCD表示部に逆
転駆動制御中である旨のメッセージを表示するようにし
たため、操作者はその表示を見て、原稿の途中挿入や搬
送路カバーを開けないので、無用に逆転駆動制御が中断
されなくなった。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ピックア
ップローラの上昇後は、用紙の未挿入状態に限って搬送
駆動モータの逆転駆動制御を行い、ピックアップローラ
を用紙搬送路から退避させるので、ジャムなどで原稿や
記録用紙等を損傷する恐れが無くなった。
【0035】請求項2記載の発明によれば、搬送駆動モ
ータの逆転駆動中に用紙が挿入されると逆転駆動を中止
するので、逆転駆動開始後に用紙の挿入があっても、こ
れを検知して逆転駆動が中止し、ジャムなどにより用紙
の損傷することが無くなる。請求項3記載の発明によれ
ば、前記第1センサおよび第2センサが用紙を検知して
いない状態で、第3のセンサが用紙を検知すると、搬送
駆動モータの逆転駆動が禁止される。このため、用紙が
ある状態がより確実に検知され、ジャム処理中などにお
ける逆転駆動が防止される。
【0036】請求項4記載の発明によれば、第1〜第3
センサがそれぞれ用紙を検知していない状態となってか
一定時間経過後に、搬送駆動モータの逆転駆動制御を
実行可能としたので、ジャム処理後のカバー閉止時間等
が確保され、安全に処理作業を行うことができる。請求
項5記載の発明によれば、自動給紙装置の電源投入時に
逆転駆動制御を行う場合は、搬送駆動モータを一定時間
正転駆動させた後に、一定時間逆転駆動を行うようにし
たので、電源投入時のピックアップローラ位置に関わら
ず、ピックアップローラを常に所定の位置に正確に移動
させて、ピックアップローラの移動機構の破損を防止す
ることができる。
【0037】請求項6記載の発明によれば、搬送駆動モ
ータの逆転駆動制御中は、その旨を表示部に表示するよ
うにしたので、操作者側がこれを知ることができ、逆転
駆動制御に支障を来すような動作を行わないようにする
ことができる。また、請求項7記載の発明によれば、ピ
ックアップローラが用紙搬送路側に上昇した状態で第1
センサおよび第2センサがそれぞれ用紙を検知しなくな
ったとき、搬送駆動モータを一旦正転駆動した後に逆転
駆動するので、ピックアップローラが待機位置にあるに
もかかわらず逆転駆動を行ってメカ部が破損するような
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動給紙装置の構成を
示す図である。
【図2】原稿挿入口側から見た各センサの配置図であ
る。
【図3】本発明に係る自動給紙装置の駆動制御方法を説
明するフローチャートである。
【図4】本発明に係る自動給紙装置の駆動制御方法を説
明するフローチャートである。
【図5】請求項1記載の実施例を説明するタイミングチ
ャートである。
【図6】請求項3記載の実施例を説明するタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 用紙搬送路 2 ピックアップローラ 3 分離ローラ 4 分離コロ 7 S1センサ(第1センサ) 8 S2センサ(第2センサ) 9 B4センサ(用紙幅センサ) 14 搬送路カバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/04 106 H04N 1/12 A

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送駆動モータの正転駆動によりピックア
    ップローラを用紙搬送路側に上昇させ、該ピックアップ
    ローラより用紙搬送方向先方側で用紙を一枚ずつ分離給
    紙する分離ローラと該ピックアップローラとの周速差に
    よって用紙を引っ張りながら搬送する一方、前記搬送駆
    動モータの逆転駆動により前記ピックアップローラを用
    紙搬送路から退避させる自動給紙装置の駆動制御方法で
    あって、 前記ピックアップローラ付近で用紙を検知する第1セン
    サと、前記分離ローラより用紙搬送方向先方側で用紙を
    検知する第2センサとを、それぞれ用紙の通過に際して
    該用紙を検知するよう配置しておき、 前記第1センサおよび第2センサでそれぞれ用紙が検知
    されないとき、搬送駆動モータを逆転駆動して前記ピッ
    クアップローラを前記用紙搬送路から退避させる ことを
    特徴とする自動給紙装置の駆動制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動給紙装置の駆動制御方
    法であって、 前記搬送駆動モータの逆転駆動中に前記第1センサ又は
    第2センサのいずれかが用紙を検知したときに、搬送駆
    動モータの逆転駆動を禁止することを特徴とする自動供
    給装置の駆動制御方法。
  3. 【請求項3】搬送駆動モータの正転駆動によりピックア
    ップローラを用紙搬送路側に上昇させ、該ピックアップ
    ローラより用紙搬送方向先方側で用紙を一枚ずつ分離給
    紙する分離ローラと該ピックアップローラとの周速差に
    よって用紙を引っ張りながら搬送する一方、前記搬送駆
    動モータの逆転駆動により前記ピックアップローラを用
    紙搬送路から退避させる自動給紙装置の駆動制御方法で
    あって、 前記ピックアップローラ付近にて用紙を検知する第1セ
    ンサと、前記分離ローラより用紙搬送方向先方側にて用
    紙を検知する第2センサと、用紙搬送方向の前記第1の
    センサとほぼ同じ位置にて用紙幅を検知するための第3
    のセンサとを、 それぞれ用紙の通過に際して該用紙を検
    知するよう配置しておき、 前記第1センサおよび第2センサが用紙を検知していな
    い状態で、第3のセンサが用紙を検知したときに、搬送
    駆動モータの逆転駆動を禁止することを特徴とする自動
    給紙装置の駆動制御方法
  4. 【請求項4】請求項3記載の自動給紙装置の駆動制御方
    法であって、前記第1センサ、第2センサおよび第3センサがそれぞ
    れ用紙を検知していない状態で一定時間が経過したと
    き、搬送駆動モータの逆転駆動の禁止を解除することを
    特徴とする自動給紙装置の駆動制御方法
  5. 【請求項5】請求項1または3記載の自動給紙装置の駆
    制御方法であって、 自動給紙装置の電源投入時には、前記 搬送駆動モータを一定時間正転駆動させてピックア
    ップローラを最上位置まで上昇させ、 次いで、搬送駆動モータを一定時間逆転駆動させてピッ
    クアップローラを用紙搬送路から退避させ、所定の待機
    位置に戻して、 自動給紙装置の電源投入後のピックアップローラの動作
    開始位置が常に同じになるようにすることを特徴とする
    自動給紙装置の駆動制御方法。
  6. 【請求項6】請求項1または3記載の自動給紙装置の駆
    制御方法であって、 前記搬送駆動モータの逆転駆動の実行中は、その旨のメ
    ッセージを表示部に表示するようにしたことを特徴とす
    る自動給紙装置の駆動制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は3記載の自動給紙装置の駆動
    制御方法であって、 前記ピックアップローラが用紙搬送路側に上昇した状態
    で前記第1センサおよび第2センサがそれぞれ用紙を検
    知しなくなったとき、前記搬送駆動モータを正転駆動し
    た後に逆転駆動することを特徴とする自動給紙装置の駆
    動制御方法
JP31438191A 1991-11-28 1991-11-28 自動給紙装置の駆動制御方法 Expired - Lifetime JP3190390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31438191A JP3190390B2 (ja) 1991-11-28 1991-11-28 自動給紙装置の駆動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31438191A JP3190390B2 (ja) 1991-11-28 1991-11-28 自動給紙装置の駆動制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05147754A JPH05147754A (ja) 1993-06-15
JP3190390B2 true JP3190390B2 (ja) 2001-07-23

Family

ID=18052658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31438191A Expired - Lifetime JP3190390B2 (ja) 1991-11-28 1991-11-28 自動給紙装置の駆動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3190390B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101602563B1 (ko) * 2014-06-24 2016-03-10 이상록 개방검지형 앵글밸브 및 이를 포함하는 옥내소화전시스템

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4521455B2 (ja) * 2008-07-04 2010-08-11 シャープ株式会社 原稿読取装置および画像形成装置
JP2012158422A (ja) 2011-01-31 2012-08-23 Kyocera Document Solutions Inc シート給紙装置及び画像形成装置
JP6347136B2 (ja) * 2014-03-31 2018-06-27 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101602563B1 (ko) * 2014-06-24 2016-03-10 이상록 개방검지형 앵글밸브 및 이를 포함하는 옥내소화전시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05147754A (ja) 1993-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8393614B2 (en) Sheet feeding apparatus and image reading apparatus
JP5213529B2 (ja) 画像処理装置
JP2010202358A (ja) 原稿送り装置及び画像形成装置
JPH05132192A (ja) 画像形成装置
JP4558822B2 (ja) 給紙装置及び原稿読取装置
JP3190390B2 (ja) 自動給紙装置の駆動制御方法
JP2005035739A (ja) 原稿読取装置
JP2010016682A (ja) 原稿読取装置および画像形成装置
JP2006103840A (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置
KR20050052923A (ko) 스캐닝장치 및 그 기어손상방지방법
JPH10226428A (ja) 給紙装置
US7641186B2 (en) Sheet feeding/conveying method and sheet feeding/conveying apparatus
JP3483233B2 (ja) 用紙搬送装置
JP3717465B2 (ja) シート分離給送装置及び該装置を備えた画像読取装置と画像形成装置
JP2001146329A (ja) 給紙装置及び該装置を備える画像形成装置又は画像読取装置
JP2503871B2 (ja) 紙葉類繰り出し装置
JP2007168908A (ja) シート給送装置
JP4298070B2 (ja) 原稿搬送装置および画像読取装置
JPH06183579A (ja) 給紙装置
JP2005020592A (ja) 画像処理装置、原稿読取装置、電子機器及び原稿読取方法
JP6016021B2 (ja) 給紙装置、及び、画像形成装置
JP4011394B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP4477043B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JPH02188330A (ja) 給紙機構
JP3317743B2 (ja) 給紙搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080518

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 11