JPH10226428A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH10226428A
JPH10226428A JP9316069A JP31606997A JPH10226428A JP H10226428 A JPH10226428 A JP H10226428A JP 9316069 A JP9316069 A JP 9316069A JP 31606997 A JP31606997 A JP 31606997A JP H10226428 A JPH10226428 A JP H10226428A
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feeding
sheet material
roller
sheet
recording paper
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Fumihiko Nakamura
中村  文彦
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2601/00Problem to be solved or advantage achieved
    • B65H2601/20Avoiding or preventing undesirable effects
    • B65H2601/25Damages to handled material
    • B65H2601/253Damages to handled material to particular parts of material
    • B65H2601/2531Edges

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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材積載台8上に積層状に載置したシー
ト材Sを、これに所定圧で当接させた給送部材14と分
離部材15からなる分離給送手段で一枚分離給送させる
自動給紙装置に於いて、分離部におけるシート材先端部
座屈によるシート材先端折れや破損、搬送不良のない信
頼性の高い給紙装置を得ること。 【解決手段】 給送部材14には、該給送部材14とシ
ート材積載台上の載置シート材Sとが当接してもシート
材に対しスリップしてシート材を搬送しないスリップ領
域aを設けて、給紙が開始されたシート材の先端が分離
部に到達する前に分離部材15を給紙部材14に連れ回
らせること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンター、インクジェットプリンター、ファク
シミリ等の画像形成装置、その他のシート材使用装置に
装備させるシート材給紙装置に関する。
【0002】より詳しくは、シート材積載台上に積層状
に載置したシート材を、これに所定圧で当接させた給送
部材と分離部材からなる分離給送手段で一枚分離給送さ
せる自動給紙装置に関する。
【0003】シート材は、例えば、転写材、記録紙、印
刷紙、OHP用紙、原稿、封筒、葉書、カード、フィル
ム等である。材質は紙に限らず、プラスチック、金属、
布等であってもよい。
【0004】
【従来の技術】図20に自動給紙装置の従来例を示し
た。(a)図は該装置の概略構成模型図、(b)図は給
紙ローラ部分の斜視模型図である。
【0005】51・51aは前下がりの傾斜姿勢に配設
したシート材積載台であり、この上にシート材Sが積載
されてセットされる。該シート積載台51・51aの前
側部分51(以下、給紙圧板と記す)はヒンジ部51b
を中心に上下揺動自在とし、不図示のばね部材により常
時押し上げ付勢されており、給紙待機時は不図示の押え
カム部材によりばね部材に抗して所定の下がり待機位置
に係止させてある。
【0006】52は給送部材としての半月形状の給紙ロ
ーラであり、上記給紙圧板51の先端部側の上方に位置
させてある。53は給紙軸であり、給紙ローラ52はこ
の軸53に一体に固着させてある。給紙軸53は不図示
の装置側板間に回転自由に軸受け支持させてあり、不図
示の1回転クラッチ機構により給紙開始信号毎に給紙方
向に1回転間欠駆動される。即ち給紙ローラ52が1回
転間欠駆動される。
【0007】54・54は上記給紙ローラ52の両側に
配設した一対のアイドラコロであり、それぞれ装置側板
に保持させた軸55・55に回転自由に支持させてあ
る。
【0008】56・56は上下部のシート材ガイド板で
あり、給紙ローラ52側から該給紙ローラ52よりもシ
ート材搬送方向下流側に配設したシート材搬送ローラ対
58へシート材を案内する。
【0009】57は分離パッドであり、上記上下部のシ
ート材ガイド板のうちの下部側ガイド板の給紙圧板側端
部上面に設けてある。この下部側シート材ガイド板の給
紙圧板側端部は不図示のばね部材により常時押し上げ付
勢させて分離パッド57の上面を前記一対のアイドラコ
ロ54・54の下面に対して所定の押圧力をもって当接
させた状態にさせてある。また前記の給紙ローラ52も
回転過程でその円弧面部分が分離パッド57の上面に所
定の押圧力をもって当接する関係構成になっている。
【0010】1)図20の(a)図は給紙待機時状態で
あり、このときは、給紙圧板51は不図示の押えカム部
材によりばね部材に抗して所定の下がり待機位置に係止
されており、また給紙ローラ52はその切欠き部(欠円
部)が所定に下向きとなっている回転角で回転停止状態
にされており、積載シート材(シート材束)Sと給紙ロ
ーラ52とは非接触の状態になっている。
【0011】2)この給紙待機時状態において給紙開始
信号が制御回路に入力すると、給紙軸53即ち給紙ロー
ラ52の給紙方向への1回転駆動が開始される。また押
えカム部材による給紙圧板51の係止が解除されて給紙
圧板51がばね部材により持ち上げ回動される。またシ
ート材搬送ローラ対58の回転駆動が開始される。この
シート材搬送ローラ対58は常転させてもよい。
【0012】そして、給紙ローラ52の回転初期におい
て、該半月形状給紙ローラ52の切欠き部と円弧面部分
の会合部52aが給紙圧板51で持ち上げられた積載シ
ート材Sの先端側上面に所定圧で当接することで積載シ
ート材Sの最上位のシート材S1に給紙ローラ52の接
触摩擦により繰り出し力が作用する。図21の(a)図
はこの状態時を示している。
【0013】3)上記繰り出された最上位のシート材S
1はその先端部がアイドラコロ54・54と分離パッド
57の間のニップ部(分離部)に進入し該ニップ部を通
過し、引き続き回転する給紙ローラ52の円弧面部分と
分離パッド57の間に挟持されて給紙ローラ52の接触
摩擦により給送されていく。図21の(b)図はこの状
態時を示している。アイドラコロ54・54は給送され
るシート材S1に従動して回転する。
【0014】上記給送される最上位のシート材S1に連
れ重送しようとする次位以下のシート材はその先端部が
分離パッド57により該分離パッド57とアイドラコロ
54・54とのニップ部、分離パッド57と給紙ローラ
52の円弧面部分とのニップ部に進入することが阻止さ
れ、最上位のシート材S1だけが給紙ローラ52の接触
摩擦により給送されていく。
【0015】4)図21の(c)図は給紙ローラ52の
回転によるシート材S1の給送がさらに進行した状態時
を示している。この時までには該給送シート材S1の先
端部はシート材搬送ローラ対58のニップ部に到達して
いて安定に中継ぎされた状態になり、給紙圧板51は再
び不図示の押えカム部材によりばね部材に抗して所定の
下がり待機位置に係止された状態に切り替えられて、積
載シート材Sと給紙ローラ52とは非接触の状態になっ
ている。
【0016】5)給紙ローラ52は1回転して切欠き部
が始めの待機状態時の所定に下向きとなる回転角に戻る
と回転を停止される。図22の(a)図はこの状態時を
示している。給紙ローラ52の回転が停止されても最上
位のシート材S1はシート材搬送ローラ対58により引
き続き搬送される。半月形状給紙ローラ52と分離パッ
ド57が離れた状態にある時、最上位のシート材S1の
搬送に次位以下のシート材が連れ動いても、アイドラコ
ロ54・54と分離パッド57が摩擦接触しているので
最上位シート材S1のみが搬送され、次位以下のシート
材の重送は防止される。
【0017】6)そして上記搬送される最上位シート材
S1の後端がアイドラコロ54・54と分離パッド57
のニップ部、及び給紙ローラ52の下を抜けた後に、次
の給紙開始信号が制御回路に入ることで、上記と同様の
装置動作サイクル1)〜5)が実行されて次のシート材
の一枚分離給送がなされる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述例のよ
うな給紙装置においては、給紙初期において給送の開始
されたシート材S1の先端部Sa(図21の(a)図)
が互いに圧接しているアイドラコロ54・54と分離パ
ッド57とがなすニップ部である分離部にスムーズに進
入しないでせき止められて、図22の(b)図のように
該シート材S1の先端部Saが座屈してしまい、シート
材先端折れあるいはメクレ、ひどい場合にはシート材先
端破損等の品質不良、搬送不良を発生することがあっ
た。
【0019】これは、半月形状給紙ローラ52の回転が
開始された給紙初期において積載シート材Sの上面に対
して接触を開始する給紙ローラ52の切欠き部と円弧面
部分の会合部52aは、積載シート材Sの上面の先端で
はなく、図21の(a)図のように、該先端よりも長さ
Sa分だけ離れた後位の位置となり、回転する半月形状
給紙ローラ52で送り出される最上位シート材S1はこ
の長さ分の先端部が、給紙ローラ52にバックアップさ
れずに、給紙ローラ52の切欠き部と円弧面部分の会合
部52aよりも先行して分離部へと搬送され、シート材
のコシの強さ(剛性)で該分離部に進入する。
【0020】この場合、アイドラコロ54・54は分離
パッド57との接触摩擦に抗して回転フリーのコロであ
り、シート材搬送方向に回転駆動力を持たないので、シ
ート材のコシの強さの具合によっては分離部に対するシ
ート材先端進入抗力にシート材のコシの強さが負けてシ
ート材S1の先端部Saが分離部に進入できず、該分離
部にせきとめられ、かつシート材搬送方向上流からの給
紙ローラ52の搬送力により分離部にてシート材先端部
Saが上述のように座屈してしまうのである。そこで本
発明は上記従来例装置のような問題のない、即ち、分離
部におけるシート材先端部座屈によるシート材先端折れ
や先端破損等の品質不良や搬送不良のない信頼性の高い
給紙装置を提供せんとするものである。
【0021】また、ユーザーにとっての使い勝手を従来
より良いものとし、より低コストとし、品質をより向上
させた給紙装置を提供せんとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする給紙装置である。
【0023】(1)シート材積載台上に積層状に載置し
たシート材を、これに所定圧で当接させた給送部材と分
離部材からなる分離給送手段で一枚分離給送させる自動
給紙装置に於いて、前記分離給送手段の給送部材と分離
部材との当接圧を解除する手段と、前記シート材積載台
は載置シート材を所定圧で前記分離給送手段の給送部材
に当接させるように付勢され、該シート材積載台による
載置シート材の前記給送部材に対する当接を解除する手
段とを有し、前記給送部材には、該給送部材とシート材
積載台上の載置シート材とが当接してもシート材に対し
スリップしてシート材を搬送しないスリップ領域を設け
てある給紙装置。
【0024】(2)前記給送部材と前記シート材積載台
上の載置シート材とが当接してから、前記分離給送手段
の給送部材と分離部材とが当接するまでの間は、前記給
送部材の有する前記スリップ領域内に対し前記シート材
積載台上の載置シート材が当接している(1)に記載の
給紙装置。
【0025】(3)前記給送部材は給送ローラであり、
前記分離部材は分離ローラである(1)または(2)に
記載の給紙装置。
【0026】(4)前記分離給送手段の給送部材と分離
部材とが当接するまでの間は、給送部材としての給送ロ
ーラに対し分離部材としての分離ローラが連れ回るまで
の間である(3)に記載の給紙装置。
【0027】(5)前記給送部材としての給紙ローラを
半月形状にすることで、該給紙ローラと分離部材として
の分離ローラとの当接の解除を行うことを特徴とした
(3)または(4)に記載の給紙装置。
【0028】(6)シート材搬送路に突入・回避自在に
移動可能なシート材の連れ重送を阻止する部材とを有す
る(1)ないし(5)のいずれか1つに記載の給紙装
置。
【0029】(7)前記シート材連れ重送阻止部材の前
記シート材搬送路に突入している位置は、前記シート材
積載台上に積層状に載置したシート材の先端突き当て部
と略同一面である(6)に記載の給紙装置。
【0030】(8)前記連れ重送阻止部材の前記シート
材搬送路より待避している位置は、前記分離給送手段よ
りも前記シート材給送方向下流側で、かつシート材搬送
ガイド面より突出していない位置である(6)に記載の
給紙装置。
【0031】(9)前記シート材積載台上の載置シート
材が前記給送部材に対し当接してから、前記分離給送手
段の給送部材と分離部材とが当接するまでの間は、前記
シート材連れ重送阻止部材は前記シート材搬送路に突入
している位置である(6)に記載の給紙装置。
【0032】(10)前記シート材積載台は、前記シー
ト材積載台上に積層状に載置した前記シート材の先端
が、自重で前記分離給送手段近傍まで載置されるよう設
置面に対して角度を持って設けてあることを特徴とした
(1)ないし(9)のいずれか1つに記載の給紙装置。
【0033】〈作 用〉 a)給送部材には、該給送部材とシート材積載台上の載
置シート材とが当接してもシート材に対しスリップして
シート材を搬送しないスリップ領域を設けてあること
で、シート材の先端が分離部材に搬送される前に、分離
部材に給紙部材を回転もしくは搬送力を持たせて接触さ
せることが出来るので、シート材の先端折れや先端破損
等の品質不良、及び搬送不良をなくすことが出来る。
【0034】b)給送部材とシート材積載台上の載置シ
ート材とが当接してから、分離給送手段の給送部材と分
離部材とが当接するまでの間は、給送部材の有するスリ
ップ領域内に対しシート材積載台上の載置シート材が当
接していることで、確実にシート材の先端が、搬送力の
持たない分離部へ搬送されなくなり、シート材の先端折
れや先端破損等の品質不良、及び搬送不良をなくすこと
が出来る。
【0035】c)分離給送手段の給送部材と分離部材と
が当接するまでの間は、給送部材としての給送ローラに
対し分離部材としての分離ローラが連れ回ることで、シ
ート材の先端をローラ対にくわえこみ易くなり、シート
材の先端折れや先端破損等の品質不良、及び搬送不良を
なくすことが出来る。
【0036】d)給送部材としての給紙ローラを半月形
状にして、該給紙ローラと分離部材としての分離ローラ
との当接の解除を行うことで、装置の構成を簡単にし、
かつコストを低下出来る。
【0037】e)シート材搬送路に突入・回避自在に移
動可能なシート材の連れ重送を阻止する部材とを有する
ことで、離間した分離部にてシート材の連れ重送を阻止
することが出来る。
【0038】f)シート材連れ重送阻止部材のシート材
搬送路に突入している位置は、シート材積載台上に積層
状に載置したシート材の先端突き当て部と略同一面であ
ることで、シート材の継足し補給やセットに対して、分
離部へのシート材の突っ込み防止にもなり、シート材の
重送等の搬送不良を防ぐことが出来る。
【0039】g)連れ重送阻止部材のシート材搬送路よ
り待避している位置は、分離給送手段よりもシート材給
送方向下流側で、かつシート材搬送ガイド面より突出し
ていない位置であることで、分離搬送中のシート材の先
端が連れ重送阻止部材に引っ掛かる等の不送りやジャム
(JAM)等の搬送不良を防ぐことが出来る。
【0040】h)シート材積載台上の載置シート材が給
送部材に対し当接してから、分離給送手段の給送部材と
分離部材とが当接するまでの間は、シート材連れ重送阻
止部材はシート材搬送路に突入している位置であること
で、より確実に、シート材の先端が搬送力の持たない分
離部へ搬送されなくなり、シート材の先端折れや先端破
損等の品質不良、及び搬送不良をなくすことが出来る。
【0041】i)シート材積載台は、シート材積載台上
に積層状に載置したシート材の先端が、自重で前記分離
給送手段近傍まで載置されるよう設置面に対して角度を
持って設けてあることで、シート材の先端を給紙部まで
押し込む後端規制ガイドを設けることなく構成すること
が出来る。
【0042】
【発明の実施の形態】
〈第1の実施形態例〉(図1〜図15) 図1は本発明に従う給紙装置を具備させた画像形成装置
の一例としてのファクシミリ装置の外観斜視模型図であ
る。図2は該装置の内部機構の概略を示す縦断側面模型
図、図3は該装置の制御系のブロック図である。
【0043】(1)本例のファクシミリ装置の全体的概
略構成 図1において、1は装置外装筐(本体カバー)、2は該
装置外装筐の前面カバー部、3と4はこの前面カバー部
2面の上部と下部に具備させた横長スリット状の原稿排
紙口と記録紙排紙口である。前面カバー部2は図2の2
点鎖線示のように下辺側のヒンジ部(不図示)を中心に
手前側に倒し開くことで装置の前面側を大きく開放でき
る開閉扉板としてある。
【0044】5は装置の上部に配設した操作盤部(操作
部)であり、送信操作、コピー操作、スキャナー操作等
の操作を行なうためのものである。各種操作に応じたキ
ーや押しボタン類、表示器類等が設けられている。この
操作盤部5は図2の2点鎖線示のように手前側のヒンジ
部(不図示)を中心に起こし開くことで後述する読取系
Aの原稿搬送路を大きく開放できるようにしてある。
【0045】6は装置の一方側サイドに配設した電話機
のハンドセット(送受話器)、7と8は装置の背面側に
上下に配設した原稿トレーと記録紙トレーである。8a
は引き出し・格納可能な記録紙補助トレーである。
【0046】図2において、Aは原稿の画像情報を光電
読取する読取系の総括符号、Bは記録紙を1枚分離給送
する給紙系(給紙装置)の総括符号、Cは記録紙に画像
情報を記録する記録系の総括符号である。
【0047】a)読取系A 本例装置において、読取系Aは装置内の上部で、前記操
作盤部5の下側に配置してあり、前下がりの傾斜姿勢に
配設した原稿トレー7、上下の原稿搬送ガイド9a・9
b、分離ローラ10、摩擦片11、光電読取ユニット1
2(本例ではCS(コンタクトセンサ)を使用)、給送
ローラ13等よりなる。
【0048】原稿Oを画像面側を下向きにして1枚ある
いは複数枚重ねて原稿トレー7上に載置し、その原稿の
先端側を装置内に挿入して分離ローラ10と該分離ロー
ラ10の上側に押圧付勢させた摩擦片11とが成すくさ
び形状のニップ入口部に位置させてセットする。
【0049】原稿読取開始信号に基づいて、分離ローラ
10が不図示の駆動系により原稿送り方向に所定の周速
度で回転駆動され、この回転分離ローラ10と摩擦片1
1との協動により、上記セット原稿Oの一番下の原稿の
みが1枚分離されて分離ローラ10と摩擦片11とのニ
ップ部を通り、ガイド9a・9bに案内されて、光電読
取ユニット12と給送ローラ13のニップ部(読取部)
に給送される。摩擦片11は複数枚ある原稿を1枚ずつ
捌く作用をする。
【0050】光電読取ユニット12は付勢ばね12aに
より押し上げ付勢して光電読取面を給送ローラ13の下
面に当接させてある。給送ローラ13は白色のローラと
して構成して読取り白地を兼ねさせてある。
【0051】給送ローラ13は原稿読取開始信号に基づ
いて不図示の駆動系により原稿送り方向に所定の周速度
で回転駆動される。分離ローラ10・摩擦片11で1枚
分離給送された原稿は光電読取ユニット12と給送ロー
ラ13のニップ部に進入して、給送ローラ13により光
電読取ユニット12の光電読取面に画像面側である下面
側が密着摺動しながら搬送されていく。この過程におい
て光電読取ユニット12により原稿の画像情報が順次に
光電読取される。光電読取ユニット12は原稿に光を照
射し、その照射光の原稿面反射光を電気信号(時系列電
気デジタル画信号)に変換する。
【0052】この光電読取ユニット12により光電読取
された原稿の画信号が、操作モードに応じて、他機(相
手方ファクシミリ装置)に伝送される、あるいはコピー
のために自己の記録系Cに伝送される。
【0053】画像情報読取済みの原稿は前面カバー部2
面の上部の原稿排紙口3から装置手前側に排紙されて不
図示の原稿排紙トレーに受け入れられる。
【0054】原稿トレー7上の複数枚のセット原稿Oは
上記のようにして下のものから順次に一枚分離給送さ
れ、光電読取され、原稿排紙口3から原稿排紙トレーに
排紙積載される。
【0055】読取系Aの原稿搬送路で原稿ジャムを生じ
たときは、操作盤部5を図2の2点鎖線示のように起こ
し開くことで読取系Aの原稿搬送路が大きく開放されて
ジャム原稿を容易に取り出すことができる。
【0056】b)給紙系B 給紙系Bは本発明に従って構成された給紙装置であり、
これについては後記(2)項で詳述するので、ここでは
簡単に説明する。
【0057】本例装置において、給紙系Bは装置内の後
部に配置してあり、シート材(記録紙、記録シート)積
載台としての前下がりの傾斜姿勢で配設した記録紙トレ
ー8、記録紙給送部材としての給紙ローラ14(本例は
半月形状ローラ)、記録紙分離部材としての摩擦分離ロ
ーラ15、記録紙搬送補助部材としての補助コロ16、
記録紙重送阻止部材としての記録紙戻しレバー17等よ
りなる。
【0058】記録紙トレー8は上下揺動型のシート材積
載台(圧板)でり、装置の背面側に前下がりの傾斜姿勢
で配設した固定台板18の上側に後辺側をヒンジ部8b
を中心に上下揺動自由に配設し、該記録紙トレー8と固
定台板18との間に介在させた付勢ばね19によりヒン
ジ部8bを中心に常時押し上げ付勢させてある。
【0059】記録紙補助トレー8aは記録紙トレー8と
台板18の間に格納され、引き出すことで記録紙トレー
8を延長拡張状態にすることができる。
【0060】記録紙Sは本例ではB4またはA4サイズ
にカットされた普通紙を用いており、記録紙トレー8
と、必要に応じて引き出した記録紙補助トレー8aとの
上に、装置背面カバー20に設けてある記録紙高さ規制
板21で規制される所定に限られた最大枚数以下の枚数
分が積載収納される。また不図示の記録紙サイドガイド
がトレー8・8aに積載収納した記録紙Sの幅方向の規
制をしている。
【0061】固定台板18の先端側は該台板18の上側
に略直角に折り曲げて記録紙先端突き当て板部22とし
てあり、トレー8・8aに積載収納した記録紙Sは前下
がり傾斜姿勢のトレー8・8a上を常時自重で滑り下る
力が作用しており、その先端側端面が上記の突き当て板
部22の内面に突き当たって受け止められている。
【0062】而して、給紙開始信号に基づいて該給紙系
Bが作動して積載記録紙Sの最上位紙が1枚分離給送さ
れ、記録紙搬送ガイド23に案内されて記録系Cへ入
る。
【0063】c)記録系C 本例装置において、記録系Cは装置内の上記給紙系Bの
前方で、前記読取系Aの下方に配置してある。
【0064】記録系Cは他機から伝送された画信号や、
コピーモードで自己の読取系Aで光電読取され伝送され
た原稿の画信号に応じて、給紙系Bより供給された記録
紙に画像を記録するものである。記録紙に対する画像の
作像記録手段は種々の原理・方式のものを採択すること
ができる。本例装置においては一般にインクジェット記
録装置と称されるものを採用している。
【0065】記録系Cは、LFローラ(記録紙搬送ロー
ラ)24、記録紙押え25、ピンチローラ26、プラテ
ン板27、記録カートリッジ(記録ヘッド、印字ヘッ
ド)28、排紙ローラ29、拍車ローラ30等よりな
る。
【0066】FLローラ24と排紙ローラ29は記録紙
送り方向に所定に回転駆動制御される。ピンチローラ2
6と拍車ローラ30はそれぞれFLローラ24と排紙ロ
ーラ29の上面に当接して従動回転する。記録紙押え2
5はFLローラ24側に押圧させてあり、給紙系Bより
搬送された記録紙の上ガイドを兼ねながらピンチローラ
26をFLローラ24に対向させている。
【0067】記録カートリッジ28は装置左右方向(図
2においては図面に垂直方向)のガイドレール部材31
a・31bに沿って移動制御されるスライダ31に印字
機能面側を下向きにした姿勢で保持させてあり、スライ
ダ31と一緒に装置左右方向に移動制御される。プラテ
ン板27は上記記録カートリッジ28の下向きの印字機
能面に対向させた記録紙バックアップ部材である。
【0068】給紙系Bより搬送された記録紙は、FLロ
ーラ24とピンチローラ26のニップ部に挟持されて記
録カートリッジ28とプラテン板27の間を搬送され、
記録カートリッジ28により画像記録を受ける。本例に
おいては記録カートリッジ28は記録紙の幅方向(記録
紙の搬送方向に直交する方向)に対して移動しながらシ
リアル印字するように構成している。
【0069】そして印字記録後の記録紙は排紙ローラ2
9と対向する拍車ローラ30により印字面を汚さないよ
うに挟持搬送され、前面カバー部2面の下部の記録紙排
紙口4から装置手前側に排紙される。
【0070】記録カートリッジ28は、前面カバー部2
を図2の2点鎖線示のように倒し開くことで装置の前面
側を大きく開放して、スライダ31に対して着脱交換可
能である。
【0071】図2において、32はファクシミリ装置の
制御を行なう主制御基板(主制御部)、33はファクシ
ミリ装置全体に電力を供給する電源ユニット、34は操
作盤部5の内側に配設した操作盤部制御基板である。
【0072】d)制御系 図3は装置制御系を示すブロック図である。35はモデ
ム基板ユニット、36は電話機を接続する通信基板ユニ
ットである。
【0073】主制御部32は、本装置全体の制御を行う
CPU32a、各種プログラムや各種データ等を格納し
たROM32b、上記CPU32aのワークエリアとし
て使用されると共に、記録枚数等の各種データの一時保
存を行うことや、各種データの保管登録するRAM32
c、入出力切換インターフェース32d、ラインメモリ
32e、符号化/複合化部32f、メモリバッファ(バ
ッファメモリ)32g等を有している。
【0074】ラインメモリ32eは画像データの各ライ
ンのイメージを格納するメモリであって、原稿の送信若
しくはコピーの場合は原稿読取系Aからの1ライン分の
イメージデータが格納され、画像データの受信の場合に
は複合された1ライン分のデータが格納される。そして
上記ラインメモリ32eに格納された画像データは、C
PU32aを通り記録系制御コードを追加して入出力切
換インターフェース32dから記録系Cの有するCPU
C1に出力され、CPUC1が前記記録系制御コードを
解読することによって、画像記録が行われる。
【0075】符号化/複合化部32fは送信する画像情
報をMH符号化等のより符号化したり、受信した符号化
画像データを復号化してイメージデータに変換する。メ
モリバッファ32gは送受信された符号化画像データを
格納する。
【0076】(2)給紙系B(給紙装置)の詳細 a)構 造 図4の(a)図は給紙系Bの給紙ローラ部分の斜視模型
図、(b)図は給紙ローラの下方に配設の摩擦分離ロー
ラ・補助コロ部分の斜視模型図、図5は同部分の平面模
型図である。図6の(a)図と(b)図は摩擦分離ロー
ラ・補助コロユニットの押し下げ機構の説明図である。
図7の(a)図は給紙ローラ・給紙ローラリブの側面
図、(b)図は同平面図である。
【0077】上下揺動型のシート材積載台としての記録
紙トレー8を上側に配設した固定台板18は前述したよ
うにその先端側を上側に略直角に折り曲げて記録紙先端
突き当て板部22としてあり、さらに本例装置において
は該記録紙先端突き当て板部22の先端側を延長して記
録系Cへ至る記録紙搬送ガイド23を一連に構成させて
ある。
【0078】記録紙給送部材としての給紙ローラ14
は、本例は半月形状ローラであり、記録紙先端突き当て
板部22と記録紙搬送ガイド23の会合部の上方に位置
させて配設してある。14aはこの給紙ローラ14を固
着支持させた給紙軸である。
【0079】14b・14bは給紙ローラ14の両側に
おいてそれぞれ給紙軸14aに固着して配設した一対の
給紙ローラリブである。この給紙ローラリブ14b・1
4bは後述するように給紙ローラ14にシート材を搬送
しないスリップ領域を形成する部材である。
【0080】給紙軸14aは、図には省略したけれど
も、装置の側板間に回転自由に支持され、1回転クラッ
チ機構を介して給紙毎に給紙方向に1回転間欠駆動され
る。給紙ローラ14・給紙ローラリブ14bはこの給紙
軸14aと一緒に回転する。
【0081】給紙ローラ14の直下に対応する記録紙搬
送ガイド面部分には、該面部分の中央部よりも記録紙搬
送方向上流側の位置に記録紙分離部材としての摩擦分離
ローラ15を臨ませる透孔23aと、この透孔23aの
左右側であって該透孔23aよりも記録紙搬送方向下流
側に位置ずれさせた位置にそれぞれ記録紙搬送補助部材
としての補助コロ16・16を臨ませる2つの透孔23
b・23bを形成具備させてあり、それらの透孔23a
・23b・23bにそれぞれ記録紙搬送ガイド23の下
側から摩擦分離ローラ15と補助コロ16・16を臨ま
せて配設してある。
【0082】本例の装置においては、図6のように、上
記の摩擦分離ローラ15と補助コロ16・16を1つの
ユニット37(摩擦分離ローラ・補助コロユニット)と
して共通の筐体に所定の配列関係をもってそれぞれ軸受
保持させて組み込み、該ユニット37を記録紙搬送ガイ
ド23の下側において不図示のガイド部材により上下方
向に平行移動自由に案内させると共に、付勢ばね38に
より常時押し上げ付勢させ、自由状態において、図6の
(a)図のようにユニット37を記録紙搬送ガイド23
の下面に受け止めさせた状態にさせている。39は固定
のばね受け部材である。15a・16aはそれぞれ摩擦
分離ローラ15と補助コロ16の回転中心軸である。
【0083】この状態において、摩擦分離ローラ15と
補助コロ16・16はそれぞれその上面部分が透孔23
a・23b・23bから記録紙搬送ガイド23の上面よ
りも上に所定量突出した状態になる。
【0084】摩擦分離ローラ15は本例においてはトル
クリミッター(不図示)を介して記録紙戻し方向に回転
駆動される所謂リタードローラである。このローラ15
は回転駆動されなくともよい。補助コロ16・16は自
由回転コロである。
【0085】そして半月形状の給紙ローラ14が回転し
た時、上記のように透孔23a・23b・23bから記
録紙搬送ガイド23の上面側に所定量突出した状態にあ
る摩擦分離ローラ15と補助コロ16・16の上面に対
して給紙ローラ14の円弧状部分の外面が接触する。こ
の時、給紙ローラ14の円弧状部分で摩擦分離ローラ1
5及び補助コロ16・16が押されてユニット37が付
勢ばね38に抗して少し沈む関係構成にしてその反力に
より給紙ローラ14の円弧状部分と摩擦分離ローラ1
5、及び給紙ローラ14の円弧状部分と補助コロ16・
16が所定の押圧力をもって接触するようにしてある。
【0086】40はユニット37の押し下げ部材であ
り、後述するように給紙過程においてジャムトラブルが
発生して給紙ローラ14と摩擦分離ローラ15・補助コ
ロ16との間に記録紙が挟み込まれた状態で装置が停止
したときに、ユニット37を押し下げて給紙ローラ14
と摩擦分離ローラ15・補助コロ16との間におけるジ
ャム記録紙の挟み込みを解除してジャム紙の排除を容易
にするものである。
【0087】上記部材40はユニット37に一体に設け
た受板37aの上方に位置していて、通常は該受板37
aには干渉しないが、下降動することで受板37aに当
接して該受板37aを押圧し、ユニット37を図6の
(b)図のようにばね38に抗して下降させる役目をす
る。
【0088】本例においては、上記の押し下げ部材40
は上下揺動型のシート材積載台である記録紙トレー8の
オーバーストローク範囲αでの揺動操作に連動させて動
作させるようにした。
【0089】即ち、記録紙トレー8は前記したように記
録紙トレー8と固定台板18との間に介在させた付勢ば
ね19によりヒンジ部8bを中心に常時押し上げ付勢さ
せてある。そして該記録紙トレー8は給紙待機時には給
紙軸14aの回転に連動する不図示のカム形状部材等の
トレー押えにより付勢ばね19に抗して所定の待機位置
まで押し下げられてその位置で上り止めされている。図
6の(a)図はこの記録紙トレー上り止め待機状態時を
示している。
【0090】この上り止めされて待機状態にある記録紙
トレー8は該トレー8あるいは該トレー8上の積載記録
紙Sの上面を付勢ばね19に抗して手指で押圧Fするこ
とで図6の(b)図のようにトレー8の先端側下向き凸
縁部8cが固定台板18の内面に突き当たって受け止め
られるまで下降回動する余裕がある。押圧Fを解除する
と付勢ばね19により押し上げられて上昇回動して再び
(a)図の所定の待機位置に上り止めされた給紙待機時
状態に復帰する。この図6の(a)図から(b)図、ま
た逆に(b)図から(a)図の記録紙トレー8の上下揺
動余裕αが記録紙トレー8のオーバーストローク範囲で
ある。
【0091】本例装置ではこの記録紙トレー8のオーバ
ーストローク範囲αにおけるトレー下降動に連動させて
部材40を下降させることでユニット37をばね38に
抗して下降動させ(図6の(a)図→(b)図)、トレ
ー上昇動に連動させて部材40を上昇させてユニット3
7に対する押圧力を解除してユニット37を常態に復帰
させるようにしてある((b)図→(a)図)。
【0092】押し下げ部材40は記録紙トレー8に一体
に設けた部材とすることもできるし、レバーやリンク等
を介してトレー8と連絡させてトレー8のオーバースト
ローク範囲αにおける上下揺動に連動して動作させる部
材とすることもできる。
【0093】記録紙重送阻止部材としての記録紙戻しレ
バー17は、給紙ローラ14を中にしてその左右側に一
対配設してあり、記録紙搬送ガイド23の下側で、記録
紙先端突き当て板部22の前方において、装置側板間に
回転自由に軸受支持させたレバー軸17bに対して同じ
位相角で固着した同形状の部材であり、レバー軸17b
の正逆回動と一体に正逆回動する。各記録紙戻しレバー
17・17の先端部には爪形状部(フック部)17aを
具備させてある。
【0094】23c・23cは上記左右一対の各記録紙
戻しレバー17・17の位置に対応する記録紙先端突き
当て板部22部分と記録紙搬送ガイド23部分にまたが
らせて形成具備させた記録紙戻しレバー出入透孔であ
る。
【0095】上記左右一対の各記録紙戻しレバー17・
17は、レバー軸17bの正回動により、図8のように
記録紙先端突き当て板部22部分のレバー出入透孔23
c内に位置して記録紙先端突き当て板部22とほぼ同一
面となり、先端側の爪形状部17aが記録紙先端突き当
て板部22の上縁部から記録紙搬送ガイド23の上面よ
りも上に突出している「第1姿勢状態」と、レバー軸1
7bの逆回動により、図10のように記録紙搬送ガイド
23の下側に倒れ込んで先端側の爪形状部17aが記録
紙搬送ガイド23の上面側から下面側に待避している
「第2姿勢状態」とに切り替え制御される。
【0096】レバー軸17bは、不図示の付勢ばねによ
り、記録紙戻しレバー17・17を上記の第1姿勢状態
にする正回動方向に常時回動付勢されている。そして該
レバー軸17bが給紙軸14aの回転に連動する不図示
のカム形状部材等の作用部材により上記の付勢ばねに抗
して逆回動方向に所定角度回動されることで記録紙戻し
レバー17・17が第2姿勢状態に切り替えられる構成
になっている。
【0097】図7により給紙ローラリブ14bを説明す
る。給紙ローラリブ14bは半月形状の給紙ローラ14
のの両側においてそれぞれ給紙軸14aに固着して配設
してある。両方とも給紙ローラリブ14bと略同じ形状
の半月形状板部材であり、給紙ローラ14と略同じ位相
角で給紙軸14aに固着してある。給紙ローラ14はこ
れに接したシート材を摩擦送りできるように摩擦ゴム材
で構成してあるのに対して、給紙ローラリブ14b・1
4bはこれに接したシート材にスリップする部材、例え
ば金属部材あるいはプラスチック部材としてある。
【0098】また、給紙ローラリブ14bの円弧状部分
の径は、該給紙ローラリブ14bの回転初期において記
録紙トレー8上の記録紙Sに対向する所定の回転角領域
部分aについては給紙ローラ14の円弧状部分の径R
(A)よりも大きい径R(B)にし、残余の円弧状部分
の径は給紙ローラ14の円弧状部分の径R(A)よりも
小さい径R(C)か実質的に同じ径にしてある。給紙ロ
ーラ14の円弧状部分の径R(A)よりも大きい径R
(B)にした給紙ローラリブ回転角領域部分aが給紙ロ
ーラ14のスリップ領域となる。
【0099】b)記録紙1枚分離給送動作 図8乃至図14は給紙ローラ14・給紙ローラリブ14
bの1回転間欠駆動過程における記録紙1枚分離給送動
作の時系列順の過程図である。
【0100】[図8]:給紙待機時の状態図である。こ
の給紙待機時においては、給紙軸14aの不図示の1回
転クラッチ機構がオフであり、給紙軸14aは回転停止
状態に保持され、半月形状の給紙ローラ14・給紙ロー
ラリブ14bはその切欠き部分(欠円部分)がほぼ下向
きとなっている回転角位相姿勢で回転を停止して待機し
ている状態にあり、給紙ローラ14と、該給紙ローラ1
4の下方の摩擦分離ローラ15及び補助コロ16・16
とは離間している。
【0101】記録紙トレー8は、給紙軸14aの回転に
連動する不図示のカム形状部材等のトレー押えにより付
勢ばね19に抗して所定の待機位置まで押し下げられて
その位置で上り止めされており、給紙ローラ14・給紙
ローラリブ14bと、記録紙トレー8上の積載記録紙S
の上面とは離間している。
【0102】左右一対の記録紙戻しレバー17・17は
第1姿勢状態に切り替え保持されていて記録紙先端突き
当て板部22部分のレバー出入透孔23c内に位置して
記録紙先端突き当て板部22とほぼ同一面となり、先端
側の爪形状部17aが記録紙先端突き当て板部22の上
縁部から記録紙搬送ガイド23の上面よりも上に突出し
ている。このように記録紙戻しレバー17・17の先端
側が記録紙先端突き当て板部22の上縁部から記録紙搬
送ガイド23の上面よりも上に突出している状態にある
ことで、記録紙トレー8に対する記録紙Sのセットや継
ぎ足し補給時に、該記録紙の先端部が、離間状態にある
給紙ローラ14と摩擦分離ローラ15との間に入ること
が阻止される。
【0103】本例装置において摩擦分離ローラ15は前
述したようにトルクリミッター(不図示)を介して矢示
のように記録紙戻し方向に回転駆動される所謂リタード
ローラである。補助コロ16・16は自由回転コロであ
る。
【0104】[図9]:給紙軸回転開始初期時の状態図
である。上述図8の給紙待機時状態において、制御回路
に給紙開始信号が入ると、給紙軸14aの不図示の1回
転クラッチ機構がオンされて、給紙軸14aの給紙方向
への1回転駆動が開始される。即ち半月形状の給紙ロー
ラ14・給紙ローラリブ14bの給紙方向、図では時計
方向への1回転駆動が開始される。
【0105】またこれと同時的に、給紙軸14aの回転
に連動する不図示のカム形状部材等のトレー押えによる
記録紙トレー8の上り止めが解除されて、記録紙トレー
8が付勢ばね19によりヒンジ部8bを中心に持ち上げ
回動して該トレー上の積載記録紙Sの先端側上面が給紙
ローラリブ14bの大径回転角領域aの始端部に接触す
る。
【0106】[図10]:給紙開始時の状態である。上
記図9の状態から給紙ローラ14・給紙ローラリブ14
bが引き続き回転して給紙ローラリブ14bの大径回転
角領域aが記録紙トレー8上の積載記録紙Sの先端側上
面を通り過ぎるまでは、この給紙ローラリブ14bの大
径回転角領域aに対応している給紙ローラ円弧状部分は
リブ14bの領域aがスペーサとなり記録紙トレー8上
の積載記録紙Sの先端側上面との接触が阻止されてお
り、そして給紙ローラリブ14bの大径回転角領域aは
記録紙トレー8上の積載記録紙Sの先端側上面をスリッ
プして回転することにより、積載記録紙Sの最上位シー
ト材S1は繰り出されない。
【0107】しかし給紙ローラリブ14bの大径回転角
領域aが記録紙トレー8上の積載記録紙Sの先端側上面
を通過すると、給紙ローラ14の円弧状部分と記録紙ト
レー8上の積載記録紙Sの先端側上面とが所定圧で接触
して、この時点から、給紙ローラ14の摩擦接触による
最上位シート材S1の給紙が開始される。
【0108】そして、これと同時的に、レバー軸17b
が給紙軸14aの回転に連動する不図示のカム形状部材
等の作用部材により付勢ばねに抗して逆回動方向に所定
角度回動されて記録紙戻しレバー17・17が第2姿勢
状態に切り替えられて記録紙搬送ガイド23の下側に倒
れ込んで先端側の爪形状部17aが記録紙搬送ガイド2
3の上面側から下面側に待避する。
【0109】またこの時には、給紙ローラリブ14bの
大径回転角領域aに対応している給紙ローラ円弧状部分
は摩擦分離ローラ15・補助コロ16に至り、これらに
所定圧で接触した状態となり、摩擦分離ローラ15・補
助コロ16が連れ回わされた状態になる。
【0110】即ち、給紙の開始された記録紙の先端が分
離部に到達する前に摩擦分離ローラ15が給紙ローラ1
4に連れ回り状態になる。
【0111】このように、給紙開始時においては、摩擦
分離ローラ15・補助コロ16に対して給紙ローラ14
がすでに接触していて摩擦分離ローラ15・補助コロ1
6が連れ回わされた状態になることで、給紙ローラ14
の接触開始で給紙の開始された積載記録紙Sの最上位シ
ート材S1の先端部はその互いに回転している状態にあ
る、即ち記録紙搬送方向に回転駆動力を持っている給紙
ローラ14と摩擦分離ローラ15のニップ部(分離部)
にスムーズに進入していき、コシの弱い記録紙であって
もニップ部でせき止められる状態は生じない。従って、
給紙された記録紙の先端部が分離部にせき止められるこ
とによる記録紙先端部の座屈による記録紙先端折れや先
端破損等の品質不良、搬送不良の発生が防止される。
【0112】[図11・図12]:給紙進行状態図であ
る。上述図10のように給紙が開始された最上位の記録
紙S1は給紙ローラ14の円弧状部分と摩擦分離ローラ
15とのニップ部に進入して該ニップ部に挟まれて給送
され、更には、給紙ローラ14と補助コロ16・16の
ニップ部にも挟まれて給送されていく。
【0113】この最上位の記録紙S1の給送に伴い、該
記録紙S1に引きずられて次位以降の記録紙が給紙ロー
ラ14と摩擦分離ローラ15とのニップ部に進入して
も、該次位以降の記録紙はリタードローラである摩擦分
離ローラ15により捌かれて戻し搬送される。これによ
り記録紙の重送が防止されて、最上位記録紙S1のみが
給紙ローラ14と摩擦分離ローラ15とのニップ部を挟
持搬送され、さらに給紙ローラ14と補助コロ16・1
6とのニップ部を挟持搬送されて、記録系Cへ一枚分離
給送されていく。
【0114】記録紙戻しレバー17・17は上述のよう
に第2姿勢状態に切り替えられて記録紙搬送ガイド23
の上面側から下面側に待避しているから上記のように一
枚分離給送される最上位記録紙S1の搬送を妨げない。
【0115】記録紙トレー8は、給送された最上位記録
紙S1の先端部が給紙ローラ14と摩擦分離ローラ15
とのニップ部、もしくは更には給紙ローラ14と補助コ
ロ16・16とのニップ部に到達してしばらくしてか
ら、給紙軸14aの回転に連動する不図示のカム形状部
材等のトレー押えにより再び付勢ばね19に抗して所定
の待機位置まで押し下げられてその位置で上り止めされ
る。図11は記録紙トレー8が再び所定の待機位置まで
押し下げられてその位置で上り止めされた状態時の図で
ある。
【0116】このように、記録紙トレー8が再び所定の
待機位置まで押し下げられることで、回転給紙ローラ1
4と積載記録紙Sとの接触は解除されるけれども、給紙
された最上位記録紙S1は給紙ローラ14と摩擦分離ロ
ーラ15とのニップ部と、給紙ローラ14と補助コロ1
6・16とのニップ部とに挟持されて引き続き安定に給
送されていく。
【0117】給紙ローラ14と摩擦分離ローラ15との
ニップ部、及び給紙ローラ14と補助コロ16・16と
のニップ部による最上位記録紙S1の挟持搬送は、給紙
ローラ14の1回転駆動が進行して半月形状の給紙ロー
ラ14の円弧状部分の終端部が摩擦分離ローラ15及び
補助コロ16・16に至り、さらに摩擦分離ローラ15
及び補助コロ16・16を通過して非接触の状態になる
まで続行される。またこの間もリタードローラである摩
擦分離ローラ16の記録紙捌き作用により次位以降の記
録紙の重送が阻止される。
【0118】そして給紙ローラ14の1回転駆動が進行
して該給紙ローラ14の円弧状部分の終端部が摩擦分離
ローラ15及び補助コロ16・16を通過して非接触の
状態になるまでには、一枚分離給紙された最上位記録紙
S1の先端側は記録系Cの少なくともFLローラ24と
ピンチローラ26とのニップ部に十分到達していてこの
ニップ部により安定に中継ぎ搬送されている。
【0119】[図13・図14]:給紙ローラ14の1
回転駆動終了時の状態図である。給紙軸14aがちょう
ど1回転したところで1回転クラッチ機構がオフにな
り、給紙軸14aの回転が停止する。すなわち給紙ロー
ラ14は給紙待機時と同じ回転角位相姿勢に戻って回転
を停止し、切欠き部分がほぼ下向きとなることで、該給
紙ローラ14と、該給紙ローラ14の下方の摩擦分離ロ
ーラ15及び補助コロ16・16とは離間する。
【0120】このように給紙ローラ14が1回転駆動を
終了して停止した後も、一枚分離給送された最上位の記
録紙S1だけはその先端部が記録系Cの少なくともFL
ローラ24とピンチローラ26とのニップ部に十分到達
していてこのニップ部により安定に中継ぎ搬送されてい
く。
【0121】また給紙軸14aの回転に連動する不図示
のカム形状部材等の作用部材のレバー軸17bに対する
作用が解除されてレバー軸17bが付勢ばねにより正回
動方向に回動されることで記録紙戻しレバー17・17
が第2姿勢状態から第1姿勢状態に切り替えられる。図
13はこの記録紙戻しレバー17・17の第2姿勢状態
から第1姿勢状態への回動移行途中状態を示している。
【0122】記録紙戻しレバー17・17は第2姿勢状
態から第1姿勢状態への回動移行途中からその先端部が
透孔23c・23cより記録紙搬送ガイド23の上面側
に突出して回動する。
【0123】記録紙戻しレバー17・17の先端17a
は記録紙搬送方向に直交する方向になる爪形状をしてお
り、また記録紙戻しレバー17・17及び先端の回動軌
跡は記録紙一枚分離給送中の給紙ローラ14の円弧状部
分の外周面より内側(給紙ローラ14の中心方向)の位
置まで伸びており、第2姿勢状態から第1姿勢状態への
回動移行途中の記録紙戻しレバー17・17の先端は一
枚分離給送中の最上位の記録紙S1を持ち上げるような
動作を行い、かつ次位以降の重送しようとする記録紙S
2をかぎ取り、記録紙トレー8側に押し戻す作用をす
る。
【0124】記録紙戻しレバー17・17は最終的に図
14のように、記録紙先端突き当て板部22部分のレバ
ー出入透孔内に位置して記録紙先端突き当て板部22と
ほぼ同一面となり、先端側の爪形状部17aが記録紙先
端突き当て板部22の上縁部から記録紙搬送ガイド23
の上面よりも上に突出している第1姿勢状態に復帰す
る。
【0125】第1姿勢状態に復帰した記録紙戻しレバー
17・17は、引き続き搬送中の最上位の記録紙S1の
移動に伴う次位以降の記録紙S2の重送を阻止する。
【0126】そして引き続き搬送中の最上位の記録紙S
1の後端が給紙ローラ14の下を通り抜けた後に次の給
紙開始信号が制御回路に入ることで上記と同様の装置動
作サイクルが実行されて次の記録紙S2の一枚分離給送
がなされる。
【0127】第1と第2姿勢状態に切り替え制御される
記録紙戻しレバー17・17は一枚分離給送中の記録紙
S1以外の記録紙の重送を防ぎ、第1姿勢状態に戻すこ
とで、記録紙トレー8への記録紙の継足し補給及びセッ
ト動作に対し、確実でかつ簡単に行う事が出来、また重
送、不送り等の搬送不良による品質不良をなくすのであ
る。
【0128】c)給紙系Bのジャム(JAM)処理 給紙系Bにおいて不図示のジャム検知手段により給送途
中の記録紙のジャム発生が検知されると装置動作が停止
される。
【0129】図15の(a)図は、一枚分離給送途中の
記録紙がジャムして該ジャム記録紙S′が回転を停止し
た状態の給紙ローラ14の円弧状部分と摩擦分離ローラ
15・補助コロ16のなすニップ部に挟み込まれている
状態を示している。
【0130】この状態のままで、ジャム記録紙S′を記
録紙トレー8側から引っ張ってニップ部から引き抜き除
去しようとすると、給紙ローラ14は摩擦分離ローラ1
5と補助コロ16の付勢力を得ているため、該ジャム記
録紙S′をニップ部から引き抜くには相当の力を必要と
してしまい、最悪の場合にはジャム記録紙S′が破れて
しまう。
【0131】本例装置においては、図6で説明したよう
に、摩擦分離ローラ15・補助コロ16をユニット37
にし、該ユニット37を、上下揺動型のシート材積載台
である記録紙トレー8のオーバーストローク範囲αでの
揺動操作に連動させて押し下げ部材40により付勢ばね
38に抗して給紙ローラ14から離れ方向に移動可能に
構成してあるので、上記のような場合には図15の
(b)図のように、トレー8上の積載記録紙Sの上面を
付勢ばね19に抗して手指で押圧Fすることでトレー8
の先端側下向き凸縁部8cが固定台板18の内面に突き
当たって受け止められるまで下降回動させることで、こ
れに連動して押し下げ部材40が下降動してユニット3
7の受板37aに当接して該受板37aを押圧し、ユニ
ット37を押し上げ付勢ばね38に抗して下降させる。
【0132】これにより給紙ローラ14の円弧状部分に
対する摩擦分離ローラ15・補助コロ16の圧接が解除
され、給紙ローラ14の円弧状部分から摩擦分離ローラ
15・補助コロ16が離間することで、ジャム記録紙
S′が回転停止状態の給紙ローラ14の円弧状部分と摩
擦分離ローラ15・補助コロ16のなすニップ部に挟み
込まれている状態が解除される。
【0133】従って、この状態においてジャム記録紙
S′を引き抜くことで、該ジャム記録紙S′を何の負荷
もなく容易に除去処理することができる。
【0134】ジャム記録紙S′の引き抜き除去後は、記
録紙トレー8に対する押圧Fを解除するとトレー8は付
勢ばね19により押し上げられて上昇回動して再び所定
の待機位置に上り止めされた状態に復帰し、またこれに
連動して押し下げ部材40が上方に逃げ移動してユニッ
ト37に対する押圧が解除されることで、ユニット37
が押し上げ付勢ばね38により持ち上げられて、給紙ロ
ーラ14の円弧状部分に対して摩擦分離ローラ15・補
助コロ16が圧接した状態になる。
【0135】ジャム処理後は装置はリセットされて給紙
のやり直しが行なわれる。
【0136】〈第2の実施形態例〉(図16) 本実施形態例は給紙系の駆動機構の他の例である。
【0137】図16において、80は駆動モータ、80
aは該モータの回転軸に固着のモータギア(ドライブギ
ア)である。83は給紙ローラギアであり、前述の給紙
軸14aに固着してある。上記のモータギア80aと給
紙ローラギア83とは連結ギア81・82を介して連絡
させてあり、モータギア80aの回転が所定に減速され
て給紙ローラギア83に伝達される。
【0138】84はレバーギア、85は記録紙トレーギ
アであり、それぞれ上記の給紙ローラギア83に対して
噛合させてある。給紙ローラギア83、レバーギア8
4、記録紙トレーギア85はそれぞれ同じ歯数のギアで
あり、給紙ローラギア83の1回転に連動してレバーギ
ア84と記録紙トレーギア85も1回転する。84aは
レバーギア84の側面に一体に設けた弧状のカム部であ
る。85aは記録紙トレーギア85に一体のトレーカム
(トレー押え)である。
【0139】17cはレバー軸移動部材であり、記録紙
戻しレバー17を固着させたレバー軸17bに固着させ
た突起物(カムフォロア)である。17dはレバー軸1
7bに固着させた羽根板、17fはレバーバネであり、
羽根板17dに設けたバネ掛け部17eと不図示の不動
部材側のバネ掛け部との間に張設してある。従ってレバ
ー軸17b即ち記録紙戻しレバー17はこのレバーバネ
17fの引っ張り力で反時計方向に常時回動付勢されて
いる。
【0140】(a)図は給紙待機状態時であり、駆動モ
ータ80はオフであり、上記のギアトレイン81〜85
は回転を停止している。
【0141】この状態時において、給紙ローラギア83
は、半月形状の給紙ローラ14・給紙ローラリブ14b
が図8のようにその切欠き部分(欠円部分)がほぼ下向
きとなっている状態の回転角で停止していて、給紙ロー
ラ14と、該給紙ローラ14の下方の摩擦分離ローラ1
5及び補助コロ16・16とは離間している。
【0142】レバーギア84は、弧状カム部84aが下
向きとなっている状態の回転角で停止している。そして
この弧状カム部84aがレバー軸17bのレバー軸移動
部材17cに接触して該レバー軸移動部材17cが押え
込まれて記録紙戻しレバー17がレバーバネ17fの引
っ張り力に抗して第1姿勢状態、即ち図8のように記録
紙先端突き当て板部22とほぼ同一面となり、先端側の
爪形状部17aが記録紙先端突き当て板部22の上縁部
から記録紙搬送ガイド23の上面よりも上に突出してい
る姿勢状態に保持されている。
【0143】記録紙トレーギア85は、トレーカム85
aの突端部85bが下向きとなっている状態の回転角で
停止している。そしてこのトレーカム85aの下向き突
端部85bにより記録紙トレー8が付勢ばね19に抗し
て図8のように所定の待機位置(規制状態位置)まで押
し下げられてその位置で上り止めされており、給紙ロー
ラ14・給紙ローラリブ14bと、記録紙トレー8上の
積載記録紙Sの上面とは離間している。
【0144】(b)図は駆動過程時を示している。即
ち、制御回路に給紙開始信号が入ると、駆動モータ80
がオンされてモータギア80aの回転によりギアトレイ
ン81〜85が矢印方向に回転する。
【0145】給紙ローラギア83が回転することで、給
紙軸14a即ち給紙ローラ14が給紙方向に回転を開始
する。
【0146】レバーギア84が回転することで、該ギア
84の回転開始初期時において弧状カム84aの逃げで
該弧状カム84aによるレバー軸移動部材17cの押え
込みが解除され、レバー軸17b即ち記録紙戻しレバー
17が、レバーバネ17fの引っ張り力で反時計方向
に、羽根板17dがレバーストッパー17gに受け止め
られるまで回動されて第2姿勢状態、即ち図10のよう
に記録紙搬送ガイド23の下側に倒れ込んで先端側の爪
形状部17aが記録紙搬送ガイド23の上面側から下面
側に待避して記録紙搬送経路を空けている状態に保持さ
れる。
【0147】また、記録紙トレーギア85が回転するこ
とで、該ギア85の回転開始初期時においてトレーカム
85aの逃げ回動で該トレーカム85aの突端部85b
による記録紙トレー8の上り止めが解除され、図9のよ
うに記録紙トレー8が付勢ばね19によりヒンジ部8b
を中心に持ち上げ回動して該トレー上の積載記録紙Sの
先端上面が給紙ローラロブ14bの体系回転各領域aの
始端部に押圧接触した状態になる。
【0148】上記の状態により前述の記録紙1枚分離給
送動作が実行される。
【0149】図には省略したけれども給紙ローラギア8
3の回転を検出する手段、例えばスリット部材とホトイ
ンタラプタを配設してあり、この回転検出手段により給
紙ローラギア83即ち給紙ローラ14の1回転を検出さ
せ、その信号に基づいて駆動モータ80の回転を停止さ
せる。
【0150】即ち本例の場合は駆動モータ80のオン・
オフ制御により給紙ローラ14の1回転間欠駆動制御が
なされる。
【0151】この給紙ローラギア83の1回転間欠駆動
に連動してレバーギア84と記録紙トレーギア85も1
回転間欠駆動される。
【0152】レバーギア84が1回転を終了する少し前
から弧状カム部84aがレバー軸17bのレバー軸移動
部材17cに再び接触して該レバー軸移動部材17cが
押え込まれてレバー軸17bがレバーバネ17fの引っ
張り力に抗して時計方向に回動され、記録紙戻しレバー
17の第2姿勢状態から第1姿勢状態への再切り替えが
行なわれる。
【0153】また記録紙トレーギア85の1回転過程の
途中からトレーカム85aが記録紙トレー8に再接触し
て記録紙トレー8が付勢ばね19に抗して再び所定の待
機位置まで押し下げられてその位置で上り止めされる。
【0154】そして給紙ローラギア83が1回転して駆
動モータ80の駆動が停止されることで駆動系は(a)
図の給紙待機状態に再復帰して次の給紙開始信号の入力
を待つ。
【0155】〈第3の実施形態例〉(図17) 本実施形態例は給紙系の駆動機構の更に他の例である。
図17はその機構図であり、上述の第2の実施形態例
(図16)のものと共通する構成部材・部分には同一の
符号を付して再度の説明を省略する。
【0156】本例の装置では駆動モータ80を常転させ
ている。
【0157】また、連結ギア82はその中心支軸に沿っ
てスラスト移動自由にし、かつ図に省略した電磁ソレノ
イド機構等によるスラスト移動手段でスラスト移動制御
して給紙ローラギア83に対して接離(クラッチ−オ
ン、クラッチ−オフ)するクラッチギアにしてある。
【0158】また、図には省略したけれども第2の実施
形態例のものと同様に給紙ローラギア83の回転を検出
する手段、例えばスリット部材とホトインタラプタを配
設してあり、この回転検出手段により給紙ローラギア8
3即ち給紙ローラ14の1回転を検出させ、その信号に
基づいて上記のスラスト移動手段をクラッチ−オフにし
て給紙ローラギア83以降の回転を停止させる。
【0159】即ち本例の場合は、連結ギア82の給紙ロ
ーラギア83に対する接離制御により給紙ローラ14の
1回転間欠駆動制御がなされる。
【0160】86・87は給紙ローラ14以降の記録紙
中継搬送ローラに駆動力を伝達するギアトレインであ
り、駆動モータ80のモータギア80aに噛合させてあ
る。
【0161】(a)図は給紙待機状態時であり、駆動モ
ータ80は回転駆動されており、連結ギア82のスラス
ト移動手段はクラッチ−オフに保持されていて、連結ギ
ア82と給紙ローラギア83との噛合が解除されてい
る。
【0162】従って、この給紙待機状態時には常転の駆
動モータ80により給紙ローラ14以降の記録紙中継搬
送ローラに駆動力を伝達するギアトレイン86・87が
回転駆動され、また連結ギア81・82が回転駆動さ
れ、給紙ローラギア83、レバーギア84、記録紙トレ
ーギア85は回転停止状態に保持されていて、給紙ロー
ラ14、記録紙戻しレバー17、記録紙トレー8は第2
の実施形態例の給紙待機状態時と同じ状態に保持されて
いる。
【0163】(b)図は駆動過程時を示している。即
ち、制御回路に給紙開始信号が入ると、連結ギア82の
スラスト移動手段がクラッチ−オンに切り替えられ、連
結ギア82と給紙ローラギア83が噛合状態になる。
【0164】これにより、給紙ローラギア83、レバー
ギア84、記録紙トレーギア85の回転が開始され、記
録紙1枚分離給送動作が実行される。
【0165】そして回転検出手段により給紙ローラギア
83即ち給紙ローラ14の1回転が検出されると、連結
ギア82のスラスト移動手段はクラッチ−オフに保持さ
れて連結ギア82と給紙ローラギア83との噛合が解除
され、駆動系は(a)図の給紙待機状態に再復帰して次
の給紙開始信号の入力を待つ。
【0166】〈その他の実施形態例〉(図18・図1
9) 1)記録紙Sに対する記録手段は、上記各実施形態例で
は、インクジェット記録方式を用いたが、トナーを使用
する電子写真記録方式(レーザービームプリンター)、
若しくはインクシートとサーマルヘッドを使用する熱転
写記録方式等で構成してもよいことは当然である。
【0167】2)上記各実施形態例では、記録紙の重送
を防ぐレバー17・17を設けたが、この戻しレバーは
設けない装置構成にすることもできる。
【0168】3)上記各実施形態例では、トルクリミッ
ターを有する摩擦分離ローラ(リタードローラ)15を
分離部材として用いて記録紙の分離動作を行ったが、図
18のように摩擦部101と摩擦部ホルダー102で構
成される摩擦パッド100を分離部材として用いて記録
紙の分離動作を行っても良い。本例では通常のゴムシー
トを摩擦部101として使用している。
【0169】4)上記各実施形態例では、給紙ローラ1
4を半月形状とすることで摩擦分離ローラ15と離間動
作を行なったが、図19の装置例のように、全丸形状の
給紙ローラに対し摩擦分離ローラ15と補助コロ16を
図示する矢印方向に解除する構成にしても良い。
【0170】5)本発明の給紙装置は実施形態例のよう
なファクシミリ装置における記録紙給紙装置としての使
用に限られず、複写機、レーザービームプリンター、イ
ンクジェットプリンター、等の他の画像形成装置におけ
る給紙装置、その他のシート材使用装置に装備させるシ
ート材給紙装置として有効に利用できることは勿論であ
る。
【0171】6)シート材は、画像形成装置にあって
は、例えば、転写材、記録紙、印刷紙、OHP用紙、原
稿、封筒、葉書、カード、フィルム等である。材質は紙
に限らず、プラスチック、金属、布等であってもよい。
【0172】
【発明の効果】以上の説明したように本発明によれば、
前述従来例の給紙装置の問題点を解消した所期の目的の
給紙装置、即ち、シート材分離部におけるシート材先端
部座屈によるシート材先端折れもしくはメクレ、先端破
損等の品質不良や、搬送不良のない信頼性の高い給紙装
置を得ることができる。また、ユーザーにとっての使い
勝手を従来より良いものとし、より低コストとし、品質
をより向上させた給紙装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う給紙装置を具備させた画像形成装
置の一例としてのファクシミリ装置の外観斜視模型図
【図2】該装置の内部機構の概略を示す縦断側面模型図
【図3】該装置の制御系のブロック図
【図4】(a)図は給紙系の給紙ローラ部分の斜視模型
図、(b)図は給紙ローラの下方に配設の摩擦分離ロー
ラ・補助コロ部分の斜視模型図
【図5】摩擦分離ローラ・補助コロ部分の平面模型図
【図6】(a)図・(b)図は摩擦分離ローラ・補助コ
ロユニットの押し下げ機構の説明図
【図7】(a)は給紙ローラ・給紙ローラリブの側面
図、(b)は同平面図
【図8】記録紙一枚分離給送動作過程図(その1、給紙
待機時)
【図9】記録紙一枚分離給送動作過程図(その2、給紙
軸回転開始初期時)
【図10】記録紙一枚分離給送動作過程図(その3、給
紙開始時)
【図11】記録紙一枚分離給送動作過程図(その4、給
紙進行時)
【図12】記録紙一枚分離給送動作過程図(その5、給
紙進行時)
【図13】記録紙一枚分離給送動作過程図(その6、給
紙ローラ1回転駆動終了時)
【図14】記録紙一枚分離給送動作過程図(その7、給
紙ローラ1回転駆動終了時)
【図15】(a)図・(b)図は記録紙ジャム発生とジ
ャム処理の説明図
【図16】第2の実施形態例の駆動系の説明図
【図17】第3の実施形態例の駆動系の説明図
【図18】分離部材として摩擦パッドを用いた装置の要
部の模型図
【図19】給紙ローラを全丸ローラとした給紙装置の概
略構成模型図
【図20】(a)は給紙装置の従来例の概略構成模型
図、(b)は給紙ローラ部分の斜視模型図
【図21】(a)乃至(c)は記録紙一枚分離給送動作
過程図
【図22】(a)は記録紙一枚分離給送動作過程図、
(b)は分離部における記録紙先端部の座屈発生の説明
【符号の説明】
A 読取系 B 給紙系 C 記録系 8 記録紙トレー 14 給紙ローラ 14b 給紙ローラリブ a スリップ領域 15 摩擦分離ローラ(リタードローラ) 16 補助コロ 17 記録紙戻しレバー 37 摩擦分離ローラ・補助コロユニット 40 押し下げ部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材積載台上に積層状に載置したシ
    ート材を、これに所定圧で当接させた給送部材と分離部
    材からなる分離給送手段で一枚分離給送させる自動給紙
    装置に於いて、 前記分離給送手段の給送部材と分離部材との当接圧を解
    除する手段と、 前記シート材積載台は載置シート材を所定圧で前記分離
    給送手段の給送部材に当接させるように付勢され、該シ
    ート材積載台による載置シート材の前記給送部材に対す
    る当接を解除する手段とを有し、 前記給送部材には、該給送部材とシート材積載台上の載
    置シート材とが当接してもシート材に対しスリップして
    シート材を搬送しないスリップ領域を設けてある給紙装
    置。
  2. 【請求項2】 前記給送部材と前記シート材積載台上の
    載置シート材とが当接してから、前記分離給送手段の給
    送部材と分離部材とが当接するまでの間は、前記給送部
    材の有する前記スリップ領域内に対し前記シート材積載
    台上の載置シート材が当接している請求項1に記載の給
    紙装置。
  3. 【請求項3】 前記給送部材は給送ローラであり、前記
    分離部材は分離ローラである請求項1または2に記載の
    給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記分離給送手段の給送部材と分離部材
    とが当接するまでの間は、給送部材としての給送ローラ
    に対し分離部材としての分離ローラが連れ回るまでの間
    である請求項3に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記給送部材としての給紙ローラを半月
    形状にすることで、該給紙ローラと分離部材としての分
    離ローラとの当接の解除を行うことを特徴とした請求項
    3または4に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 シート材搬送路に突入・回避自在に移動
    可能なシート材の連れ重送を阻止する部材とを有する請
    求項1ないし5のいずれか1つに記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記シート材連れ重送阻止部材の前記シ
    ート材搬送路に突入している位置は、前記シート材積載
    台上に積層状に載置したシート材の先端突き当て部と略
    同一面である請求項6に記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記連れ重送阻止部材の前記シート材搬
    送路より待避している位置は、前記分離給送手段よりも
    前記シート材給送方向下流側で、かつシート材搬送ガイ
    ド面より突出していない位置である請求項6に記載の給
    紙装置。
  9. 【請求項9】 前記シート材積載台上の載置シート材が
    前記給送部材に対し当接してから、前記分離給送手段の
    給送部材と分離部材とが当接するまでの間は、前記シー
    ト材連れ重送阻止部材は前記シート材搬送路に突入して
    いる位置である請求項6に記載の給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記シート材積載台は、前記シート材
    積載台上に積層状に載置した前記シート材の先端が、自
    重で前記分離給送手段近傍まで載置されるよう設置面に
    対して角度を持って設けてあることを特徴とした請求項
    1ないし9のいずれか1つに記載の給紙装置。
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