JP3190168B2 - 屋上等のスラブ上面の防水構造 - Google Patents

屋上等のスラブ上面の防水構造

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JP3190168B2
JP3190168B2 JP11566993A JP11566993A JP3190168B2 JP 3190168 B2 JP3190168 B2 JP 3190168B2 JP 11566993 A JP11566993 A JP 11566993A JP 11566993 A JP11566993 A JP 11566993A JP 3190168 B2 JP3190168 B2 JP 3190168B2
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周 井上
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アーキヤマデ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屋上等のスラブの防
水面に突条ライン材を設けて意匠的効果を向上させた防
水構造に関するものである。
【0002】
【技術的背景】屋上等のスラブ上面は、雨水に晒される
ため防水処理をする必要があり、例えばその上面全域に
塩化ビニル等の防水シートを敷設する。ところが、防水
シートを単に敷設しただけでは、その上面は何の凹凸も
ないフラット面であり、意匠的に劣り、近年の意匠に対
する価値感の向上により、何らかの工夫が望まれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記意匠面の向上策と
して、防水シート上面に突条ライン材を設けることが考
えられ、現に施工されている。
【0004】しかしながら、その手段は、意匠面の向上
のみで、防水構造の強化及び作業性等の点で向上がみら
れない。これでは、突条ライン材の施設工数が増すだけ
でおもしろくない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明にあっては、屋上等のスラブ上面に防水
シートを敷設し、その防水シート上面に、その横方向、
縦方向又は両方向の意匠効果用突条ライン材を所要間隔
に設け、この突条ライン材は、前記防水シートを貫通し
たビスでもって前記スラブに締結された押え部材と、こ
の押え部材に被せた突条ライン長のカバー部材とからな
って、そのカバー部材は、その長さ方向の両側縁全長に
亘り防水シートに沿って接着されたフラップ片が形成さ
るとともに、その内面に前記押え部材に下方から係止
した係止片が設けられた構成としたのである。
【0006】第2の発明にあっては、第1の発明におい
て、そのカバー部材は、両側縁から内側に所要長さ入っ
た内面位置に左右対の下向き係止片が全長に亘って形成
され、この両係止片が上記押え部材に係止して一体とな
り、上記カバー部材の両側縁は上記防水シート上面に接
して、その側縁と上記係止片の間にシーリング材が充填
されている構成としたのである。
【0007】
【作用】このように構成するこの発明に係る防水構造
は、突条ライン材の押え部材でもって防水シートを押
え、かつその押え部材はスラブに締結されているため、
この押え部材によって防水シートはスラブに固定され
る。
【0008】また、その押え部材にカバー材を被せるこ
とにより、その押え部材及びビスは隠れ、意匠的にも好
ましく、さらにフラップ片の接着又はシーリング材の充
填によって、突条ライン材内への雨水の浸入は阻止され
る。
【0009】
【実施例】図1乃至図3に示すように、スラブA上面に
発泡ポリエチレンの絶縁シート1を介在して塩化ビニル
製の防水シート2が敷設されている。その防水シート2
上に、横方向所要間隔で縦方向の突条ライン材Bが設け
られている。
【0010】突条ライン材Bは、硬質塩化ビニル製の押
え部材10とそのカバー20とから成って、両者は、
3に示すように、カバー20内面の係止片24’が押え
部材10に下方から係止する嵌め合いによって一体とな
る。押え部材10は中央部が断面H字状となって、その
下面凹部にシーリング材11が充填され、上面凹部内に
ビス12をねじ通すことにより、スラブAに締結する。
このとき、押え部材10にビス穴を前もって形成してお
いてもよい。締結位置(ビス位置)は防水シート2の敷
設状態を考慮して適宜に設定する。
【0011】カバー部材20は、押え部材10に嵌まる
山型部分の長さ方向の両側縁全長に亘ってフラップ片2
1を有し、山型部分は硬質塩化ビニル又は半硬質塩化ビ
ニル、フラップ片2は軟質塩化ビニルから成る2色押し
出し品である。フラップ片21は溶剤(接着剤)a又は
熱融着により防水シート2に接着され、軟質としたのは
その接着を容易にするためである。このフラップ片21
の接着により止水されるため、シーリング材11は必ず
しも必要でない。
【0012】フラップ片21は、種々の接着剤で防水効
果を保って接着できれば、硬質でもよい。カバー部材2
0の継目にはカバー22を被せて接着したり、軟質塩化
ビニル等のテープ22を貼着する。また、フラップ片2
1の端縁は液状シール材23でシールする。
【0013】図4に他の実施例を示し、この実施例のカ
バー部材20は、硬質塩化ビニル製で、両側縁から内側
に所要長さ入った内面位置に左右対の下向き係止片2
4、24がライン全長に亘って形成され、この両係止片
24が押え部材10に係止して一体となっている。カバ
ー部材20の両側縁は防水シート2上面に接して、その
側縁と係止片24の間にシーリング材25が充填されて
いる。このシーリング材25により突条ライン材B内へ
の雨水の侵入は阻止される。
【0014】実施例は、防水シート2全面をスラブA
(絶縁シート1)に接着していない、いわゆる絶縁張り
の例であるが、防水シート2をスラブA全面に接着する
全面接着張り、又は絶縁張りと接着張りの併用(防水シ
ート2を部分的に接着する)でもこの発明は採用できる
ことは勿論である。また、押え部材10はカバー材20
の全長に亘ってなくてもよい。すなわち、所要間隔でも
よい。
【0015】さらに、防水シート2を複数枚で成す場合
には、その継目にこの突条ライン材Bを載せて締着すれ
ば、その継目の防水・固定処理を同時に行うことがで
き、作業能率の向上を図ることができる。
【0016】なお、突条ライン材B、防水シート2等
は、塩化ビニル以外に、ゴム、エチレン樹脂、塩素化ポ
リエチレン等の種々のものを採用し得る。また、突条ラ
イン材Bの施設は、実施例のごとく、縦方向のみなら
ず、横方向としてもよく、さらに両方向(クロス状)と
してもよい。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、防水
シートの固定を伴って突条ライン材を設けるようにした
ので、意匠効果の高い防水構造を作業性よく成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の部分斜視図
【図2】同実施例の要部拡大斜視図
【図3】同実施例の要部拡大断面図
【図4】他の実施例の要部拡大断面図
【符号の説明】
A スラブ B 突条ライン材 1 絶縁シート 2 防水シート 10 押え部材 11 シーリング材 12 ビス 20 カバー部材 21 フラップ片 22 カバー(テープ) 23 液状シール材 24 係止片 25 シーリング材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋上等のスラブA上面に防水シート2を
    敷設し、その防水シート2上面に、その横方向、縦方向
    又は両方向の意匠効果用突条ライン材Bを所要間隔に設
    けた屋上等のスラブ上面の防水構造であって、 上記突条ライン材Bは、上記防水シート2を貫通したビ
    ス12でもって上記スラブAに締結された押え部材10
    と、この押え部材10に被せた突条ライン長のカバー部
    材20とからなり、 そのカバー部材20は、その長さ方向の両側縁全長に亘
    り防水シート2に沿って接着されたフラップ片21が形
    成されるとともに、その内面に上記押え部材10に下方
    から係止した係止片24’が設けられたものであること
    を特徴とする屋上等のスラブ上面の防水構造。
JP11566993A 1993-05-18 1993-05-18 屋上等のスラブ上面の防水構造 Expired - Lifetime JP3190168B2 (ja)

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JPH06322908A JPH06322908A (ja) 1994-11-22
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