JP3188012B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP3188012B2
JP3188012B2 JP02194793A JP2194793A JP3188012B2 JP 3188012 B2 JP3188012 B2 JP 3188012B2 JP 02194793 A JP02194793 A JP 02194793A JP 2194793 A JP2194793 A JP 2194793A JP 3188012 B2 JP3188012 B2 JP 3188012B2
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルやLED表
示パネルまたはエレクトロルミネッセンス表示パネルな
どを表示面とする表示部材が、支持部材に対して揺動自
在となった表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、自動車のコンソールパネルに
設置される車載用の表示装置を示す斜視図、図13は、
表示部だけを回動できる構造とした表示装置の一部を拡
大して示す部分拡大斜視図である。図12に示す表示装
置1は、自動車のコンソールパネル2の中央部分などに
固定されるケース3と、このケース3の両側部に設けら
れたガイド機構4,4と、ガイド機構4,4によりA1
−A2方向へ移動自在に設けられた支持部材5と、この
支持部材5上にてα方向へ立ち上り揺動自在に支持され
た表示部材6とから構成されている。この表示部材6は
例えば液晶テレビパネルを表示面6aとして備えている
ものである。使用していないときには表示部材6が
(ロ)で示す水平姿勢となり、且つ支持部材5がA2方
向へ移動して、表示部材6がケース3内に収納されてい
る。そして機器前面は扉部材7により閉鎖されている。
使用時には、扉部材7が開いて水平姿勢の表示部材6が
支持部材5と共にA1方向へ突出し、支持部材5がケー
ス3外へ突出したときに、表示部材6がα方向へ回動し
て(イ)で示す立ち上り姿勢となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記表示装置1は、例
えば図12に示すようにカーラジオなどと同様にコンソ
ールパネル2に取付けられることを前提としているた
め、使用時に(イ)で示す立ち上り姿勢となったとき、
表示部材6の表示面6aは運転席と助手席との間から後
方へ向けられることになる。そのため、運転席や助手席
からは表示面6aが見にくいものとなる。特に表示面6
aが液晶パネルの場合には、視野角が狭いため、運転席
や助手席からは表示面6aの映像を鮮明に見ることがで
きなくなる。
【0004】そこで、図13に示す表示装置が考えられ
る。この表示装置は、ケース3内からA1−A2方向へ
移動するガイド機構11に支持部材5が支持されてお
り、この支持部材5にフレーム9がα方向へ回動できる
ように支持されている。図12に示したものと同様に、
使用時に支持部材5がA1方向へ移動すると、フレーム
9がA1方向へ回動して立ち上り姿勢となる。フレーム
9にはひとつの軸Oを中心としてβ方向へ回動する表示
部材10が設けられており、フレーム9が立ち上り姿勢
となった状態で、表示部材10をβ方向へ回動させ、表
示面10aを例えば運転席の方向へまたは助手席の方向
へ向けることができるようになっている。
【0005】しかしながら、上記構造では、表示部材1
0が1つの軸Oを中心として回動するものであり、しか
もこの軸Oが表示部材10の幅方向中心に設けられてい
るため、表示部材10を回動させたときには、後端の角
部10bが後方へ大きく突出することになる。コンソー
ルパネル2にはカーラジオや他の機器8が実装されてい
るため、表示部材10の角部10bが後方へ突出すると
これらの機器8の操作釦などに当たることになり、表示
部材10をβ方向へ大きな角度にて回動させることは不
可能になる。また、例えば図13に示すように表示部材
10を一方向へ回動させ、矢印Sで示す斜め方向から表
示面10aを見たとき、表示面10aの図示右端部分が
後方へ大きく移動するため、フレーム9の角部9aの裏
面に隠れて見ることができなくなるという欠点がある。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、表示部材を支持部材に対して揺動させたとき、表
示面を見やすい状態にでき、しかも揺動により表示部材
が例えば後方へ大きく突出することがないようにした表
示装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による表示装置
は、筐体内に収納され、その収納状態から突出して上下
方向に回動することによって表示面が目視可能な起立状
態とされる表示部材と、この表示部材を支持する支持部
材と、この支持部材に設けられ、前記表示部材を前記起
立状態でその中立位置から左右方向に揺動させる駆動部
材と、この駆動部材に駆動力を与える駆動源とからな
り、前記駆動部材は、前記表示部材を収納状態に戻すと
き、表示部材を中立位置に移動させ、前記表示部材を左
右方向に揺動させるとき、その方向によって揺動支点が
相違するように設けられたことを特徴とするものであ
る。
【0008】また、表示部材にはその表示面と平行な方
向に間隔を開けた第1と第2の軸部材が、支持部材には
それぞれの軸部材を表示面と交差する方向へ案内する案
内部が設けられ、且つ支持部材に対して往復移動する駆
動部材が設けられ、この駆動部材には、一方向へ移動す
るときに前記第1の軸部材を拘束して第2の軸部材を前
記案内部に沿って表示面を突出させる方向へ移動させ、
他方向へ移動するときに第2の軸部材を拘束して第1の
軸部材を前記案内部に沿って表示面を突出させる方向へ
移動させる駆動案内部が設けられているものである。
【0009】さらに上記各手段において、さらに表示部
材をこれを支持する本体に対し、前記表示部材の揺動方
向と交差する方向へ揺動自在に支持することが可能であ
る。
【0010】
【作用】上記第1の手段では、表示部材が支持部材上に
て揺動する際、その揺動方向に応じて揺動支点が変化す
るようになっている。よっていずれの方向へ揺動すると
きであっても、表示部材の表示面を例えば前方へせり出
すように移動させることができ、表示面が斜め方向から
目視しやすくなる。また、例えば表示部材が後方へ大き
く突出することも防止できる。
【0011】上記第2の手段は、揺動支点を変化させる
機構に関するものである。この手段では、移動自在に設
けられた駆動部材を一方向又は逆方向へ移動させると、
この駆動部材により、表示部材に設けられた一対の軸部
材のいずれかが案内される。そして一方の軸部材が支点
となって他方の軸部材が表示面前方へ移動するようにな
って、表示部材が見やすい状態で斜め横方向へ向けられ
る。
【0012】さらに上記各手段において、表示部材を揺
動自在に支持している支持部材を、さらに本体に対し
て、表示部材の揺動方向と交差する方向へ揺動できるよ
うにすることにより、表示部材の表示面を3次元的にあ
らゆる方向へ向けることも可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例である車載用の表示装置を
示す外観斜視図、図2は図1に示す車載用の表示装置に
おいて表示部材を揺動させるための機構を裏面側から示
した分解斜視図、図3は表示部材を単体で示す斜視図、
図4はモニタ装置の支持状態を示す正面図、図5はモニ
タ装置の駆動部を示す平面図、図6は図4の縦断面図、
図7は車載用表示装置の内部構造を示す透視側面図であ
る。この車載用表示装置15の外装となるケース16
は、例えば図12に示したのと同様に、自動車の車室内
のコンソールパネル内に収納されて設置されるものであ
る。
【0014】図7に示すように、外装となるケース16
にはガイドレール31が設けられ、このケース16内に
収納されている移動ケース18にはローラ32,32が
設けられている。ローラ32,32がガイドレール31
内を転動することにより、前記移動ケース18がケース
16内をA1−A2方向へ移動できるようになってい
る。また移動ケース18内には移動ブラケット19が収
納されている。移動ケース18にはガイド溝18aと1
8bが形成され、前記移動ブラケット19に設けられた
回動軸20はガイド溝18aに摺動自在に挿入され、こ
れにより移動ブラケット19は移動ケース18内にてA
1−A2方向へ移動できるようになっている。そしてこ
の移動ブラケット19に、モニタユニット17がα1−
α2方向へ揺動自在に支持されている。
【0015】移動ブラケット19に設けられた前記回動
軸20には歯車21が固定されている。また移動ブラケ
ット19には、モータ22と、このモータ22の駆動力
を歯車21に減速して伝達する歯車列23が搭載されて
いる。ケース16の底部にはラック24が、また移動ケ
ース18の底部にもラック25が設けられている。前記
移動ブラケット19に設けられた歯車21はこの各ラッ
ク24と25に噛合うことができるようになっている。
この表示装置を使用していないときには、移動ブラケッ
ト19が移動ケース18内にてA2方向へ収納され、さ
らに移動ケース18がケース16内にてA1方向へ移動
して収納される。このときモニタユニット17は水平姿
勢で移動ケース18およびケース16内に収まる。
【0016】モニタユニット17を突出させる操作を行
うと、モータ22が始動し、その動力が歯車列23によ
り減速されて歯車21に伝達される。時計方向へ回動す
る歯車21は最初にラック24上を噛み合って移動する
が、このとき移動ケース18内に移動ブラケット19が
収納された状態で、両者は図示しないロック機構により
互いにロックされており、移動ブラケット19に設けら
れた歯車21の回転力により、この移動ブラケット19
と共に移動ケース18がA1方向へ前進する。移動ケー
ス18がある程度A1方向へ前進すると、移動ケース1
8と移動ブラケット19とのロックが解除され、同時に
ケース16と移動ケース18とがロックされる。そして
歯車21は前記ラック24から外れ、次に移動ケース1
8内のラック25と噛み合い、移動ケース18内にて移
動ブラケット19がA1方向へ前進する。
【0017】モニタユニット17には支持フレーム45
が設けられている。図1と図7に示すように、支持フレ
ーム45の側面にはピン33とピン34が固定されてい
る。ピン33は移動ケース18に形成された前記ガイド
溝18a内に摺動自在に支持されている。またピン34
にはリンク板27が回動自在に支持されている。そして
このリンク板27の先端に設けられたピン35が移動ケ
ース18に形成された前記ガイド溝18bに摺動自在に
挿入されている。また移動ケース18の上端にはリンク
板27が当たるストッパ18cが一体に形成されてい
る。
【0018】上記のように移動ケース18がケース16
内にてある距離だけA1方向へ前進して停止し、さらに
移動ブラケット19が移動ケース18内をA1方向へ前
進するときに、前記回動軸20とピン33が、移動ケー
ス18に形成されたガイド溝18a内を移動し、さらに
リンク板27に設けられたピン35がガイド溝18b内
を移動する。この移動時にはモニタユニット17は水平
姿勢である。そして、ピン35がガイド溝18bの先端
に当たった後に、さらに移動ブラケット19がA1方向
へ前進してピン33がガイド溝18aに摺動してA1方
向へ移動すると、リンク板27がピン35を支点として
図7にて反時計方向へ回動し、これに追従してピン34
を支点としてモニタユニット17がα2方向へ回動す
る。そして、ピン33がガイド溝18aの先端部に移動
し、リンク板27がストッパ18cに当たった時点で、
モニタユニット17は図7に示す姿勢に立ち上げられ
る。このときピン33の前進停止位置をクリック機構3
6の上端の溝36aとの係合位置に合わせて変えること
により、モニタユニット17(支持フレーム45)のα
2方向への立ち上り角度を変えることができる。
【0019】図1に示すように、上記モニタユニット1
7の支持フレーム45には表示部材46が支持されてい
る。表示部材46は、表面に液晶パネルのテレビ画面と
なる表示面46aが設けられている。図2ないし図5に
示すように、表示部材46の上面46b及び下面46c
には、それぞれ円柱形状の2本の軸部材48L,48R
が、表示面46aと平行に所定の間隔で突出している。
【0020】前記支持フレーム45の表面には、表示部
材46の外部形状に対応する四角形状の収納凹部45a
が形成されている。また支持フレーム45の背面側に
は、支持部材47が設けられている。図2と図6に示す
ように、この支持部材47は、板金材料によりコの字形
状に折り曲げ形成されたものであり、上下に互いに平行
に曲げられた折曲片47a,47aに、前記表示部材4
6の各軸部材48L,48Rがそれぞれ挿入されるガイ
ド溝49a,49bが形成されている。一方のガイド溝
49aには軸部材48Rが挿入され、ガイド溝49bに
は軸部材48Lが挿入される。図5に示すように、軸部
材48Rがガイド溝49aの図示下側の縁部(表示部材
の背面側の縁部)に位置しているとき、ガイド溝49b
は上記の位置にある軸部材48Rを中心とした半径rの
円弧軌跡の一部と重なっている。同様に軸部材48Lが
ガイド溝49bの図示下側の縁部に位置しているとき、
ガイド溝49aは軸部材48Lを中心とした半径rの円
弧軌跡の一部と重なっている。
【0021】従って、例えば図5に示すように、両軸部
材48Rと48Lが、共にガイド溝49aと49bの図
示下側の縁部に位置しているときは、表示部材46の表
示面46aは、支持フレーム45の前面と平行である。
また図5に示す状態から、一方の軸部材48Rをガイド
溝49aに沿って図示上方へ移動させると、図8に示す
ように、表示部材46は軸部材48Lを支点として揺動
することになる。また逆に軸部材48Lをガイド溝49
bに沿って移動させれば、図9に示すように、表示部材
46は、軸部材48Rを支点として揺動することにな
る。
【0022】図2と図6に示すように、前記支持部材4
7の背面側には、駆動部材50が配置されている。この
駆動部材50は、側面から見た形状がコの字状のもので
ある。駆動部材50の上下に平行に曲げられている折曲
片50a,50aの先端には内側に曲げられたリブ50
f,50fが設けられている。図6に示すように、この
リブ50f,50fが前記支持部材47の上下の折曲片
47a,47aの先端に係合し、駆動部材50は支持部
材47を囲むように支持されてC1及びC2方向へ移動
できるようになっている。各折曲片50a,50aに
は、駆動案内溝50e,50eが形成されている。この
駆動案内溝50e,50eの中央部は、前記C1及びC
2方向と平行な平行部50bであり、その両端は表示部
材46の表示面方向へ向かって傾斜する傾斜溝50c,
50dとなっている。前記表示部材46の上下面に設け
られた軸部材48Rと48Lは、前記支持部材47のガ
イド溝49a,49bを貫通し、駆動部材50の駆動案
内溝50e,50eに挿通されている。
【0023】図2と図6に示すように、支持フレーム4
5の内部における表示部材46の下方の空きスペースに
駆動機構51が収納されている。この駆動機構51で
は、図2に示すように、モータ52の出力がウォームギ
ヤ53、ギヤ54、ギヤ54a,ギヤ55により減速さ
れ、ピニオン55aが回転する。また前記駆動部材50
の下面にはラック56が固定され、このラック56が前
記ピニオン55aと噛み合っている。上記モータ52の
正逆回転は前記各ギヤ及びラック56により駆動部材5
0に伝達され、これにより駆動部材50がC1方向また
はC2方向へ駆動される。
【0024】次に上記車載用の表示装置15の動作につ
いて説明する。使用していない状態では、図7に示す移
動ケース18がA2方向へ移動してケース16内に収納
され、また移動ブラケット19が移動ケース18内にて
A2方向へ移動され、モニタユニット17は水平姿勢で
移動ケース18およびケース16内に収納されている。
【0025】操作スイッチを押すと、図7に示すモータ
22の駆動力により歯車21が回転し、この歯車21が
ケース16に固定されたラック24上を噛み合いつつ移
動して、移動ケース18がA1方向へ前進する。移動ケ
ース18が所定距離前進して停止すると、次に歯車21
が移動ケース18に固定されたラック25上を噛み合い
つつ移動し、移動ブラケット19が移動ケース18内を
A1方向へ前進する。これにより水平姿勢のモニタユニ
ット17が前方へ突出し、ピン35がガイド溝18bの
前縁に当たった後にさらにピン33がガイド溝18aに
沿って前進することにより、図7に示すようにモニタユ
ニット17がα2方向へ立ち上がった姿勢となる。なお
ピン33がクリック機構36の溝36aのいずれかと嵌
合するように、移動ブラケット19の前進距離を調整す
ることにより、モニタユニット17の立ち上り角度(α
2方向の角度)を変えることができる。この角度は操作
釦により設定可能となっている。
【0026】図7に示すように、モニタユニット17が
立ち上がった直後では、モニタユニット17内の駆動部
材50は、図5に示すように、C1及びC2方向の中間
位置にあり、表示部材46に固定された各軸部材48R
と48Lは、共に駆動案内溝50eの中央の平行部50
b内に位置している。従って、表示部材46の表示面4
6aは支持フレーム45の前面と平行となっている。モ
ニタユニット17が立ち上がった後に、例えば支持フレ
ーム45の上端に設けられたスイッチS(図7参照)を
押すことにより、支持フレーム45内にて表示部材46
を左右いずれかの方向へ回動させることができる。
【0027】例えば図8に示すように、表示部材46を
上方から見た状態で反時計方向に揺動させるための操作
を行うと、駆動機構51のモータ52の動力により駆動
部材50がC1方向へ駆動される。駆動部材50がC1
方向へ移動すると、一方の軸部材48Rが駆動部材50
の駆動案内溝50eの平行部50b内に位置したまま、
他方の軸部材48Rが傾斜溝50cに沿って前方へ押し
出される。このとき軸部材48Rは支持部材47のガイ
ド溝49aに沿って前方へ移動し、よって表示部材46
は図示左側の軸部材48Lを揺動支点として反時計方向
へ揺動することになる。
【0028】逆に図9に示すように、表示部材46を図
示時計方向に揺動させる場合には、モータ52の動力に
より駆動部材50が中立位置からC2方向へ駆動され
る。このとき、図示右側の軸部材48Rは駆動案内溝5
0eの中央の平行部50b内に位置し、左側の軸部材4
8Lは傾斜溝50dにより前方へ押し出され、支持部材
47のガイド溝49bに沿って移動する。よって表示部
材46は、右側の軸部材48Rを支点として時計方向へ
揺動することになる。なお、上記の表示部材46のそれ
ぞれの方向への揺動角度は、駆動部材50のC1方向又
はC2方向への移動距離を変えることにより、自由に設
定できる。よって例えば前記スイッチSを押している時
間を調整し、モータ52の動力により駆動部材50が移
動させられている時間を自由に調整することにより、上
記角度を任意に設定することができる。
【0029】さらに、表示部材46の使用を終え、ケー
ス16内に戻すときには、例えば支持フレーム45の先
端に設けられた戻しスイッチを押す。この操作がなされ
ると、まず、最初にモータ52により駆動部材50が図
5に示す中立位置に戻され、表示部材46が支持フレー
ム45に対して平行になる。次に図7に示すモータ22
が始動して、移動ブラケット19が移動ケース18内を
A2方向へ移動し、モニタユニット17が水平姿勢とな
るように回動させられる。モニタユニット17が平行姿
勢となって、移動ブラケット19が移動ケース18内に
収納された後にさらに移動ケース18がケース16内を
A2方向へ移動し、水平姿勢のモニタユニット17がケ
ース16内に完全に収納される。このように、本実施例
では、モニタユニット17内の表示部材46を異なる軸
部材48Lまたは48Rを揺動支点としてそれぞれの方
向へ揺動させることができる。また、モニタユニット1
7自体のα1及びα2方向への角度を変えることができ
るので、表示部材46の表示面46aの向きを三次元的
に自由に設定できる。
【0030】さらに、軸部材48Rと48Lを揺動支点
としているため、表示部材46を図8または図9に示す
いずれの方向へ揺動させた場合であっても、表示部材4
6の表示面46aが支持フレーム45の前方へ突出する
ように傾動することになる。よって、表示面46aが支
持フレーム45の影に隠れることがなくなり、揺動した
表示面46aを斜め方向から見やすくなる。また、揺動
支点が48Rと48Lとなるため、図8と図9に示すよ
うに、表示部材46が揺動したときに、表示部材46の
背面方向(図8と図9の図示下方向)への突出量がわず
かである。従って、図12に示すように自動車のコンソ
ールパネルに設置した場合、表示部材46の揺動により
その一部が後方のカーラジオなどの他の機器8に当たる
心配がない。
【0031】次に、図10及び図11を参照して他の実
施例について説明する。なお、図10と図11に示す実
施例は、前述の実施例とモニタユニット内の構造のみ相
違し、これ以外の部分は同じである。前記実施例におい
て説明した表示部材46は、揺動の際の支点が軸部材4
8R又は48Lであったが、図10と図11に示す構造
のモニタユニットでは、軸部材48R,48Lに相当す
る部材は設けられていない。
【0032】図示モニタユニット60は、支持フレーム
61内に液晶パネルの表示面63cを有する表示部材6
3が収納されている。この表示部材63は複数のスプリ
ング62により、支持フレーム61の内壁面61aに押
し付けられている。また、この内壁面61a側であっ
て、上記表示部材63の両端部には図示しない駆動機構
によりC1及びC2方向へ駆動されるくさび部材64R
と64Lがそれぞれ設けられている。上記表示部材63
の背面の両端部には、傾斜部63a,63aが形成され
ており、この傾斜部63a,63aと内壁面61aとの
間に上記くさび部材64Rと64Lが配置されている。
【0033】この構造では、例えば図11に示すよう
に、両くさび部材64Rと64LがC1方向へ駆動され
ると、右側のくさび部材64Rが表示部材63の縁部6
3bとフレーム61の内壁面61aとの間に入り込む。
これにより表示部材63は、左側の傾斜部63aの縁部
63bを支点として反時計方向へ所定角度揺動する。逆
にくさび部材64Rと64LがC2方向へ駆動される
と、左側のくさび部材64Lが縁部63bと内面61a
との間に入り込む。これにより、表示部材63は縁部6
3bを支点として時計方向へ揺動する。このような構造
であっても、表示面63cを支持フレーム61の前方へ
出るように揺動させることができ、しかも表示部材63
が背面方向へ突出することがない。
【0034】なお、上記各実施例では、モニタユニット
17又は60内での表示部材46又は63の揺動が、駆
動機構51のモータ52の動力により自動的に行なわれ
るものを示しているが、例えば図2等に示す駆動部材5
0をC1及びC2方向へ手動で動かす構造としてもよ
い。また、上記各実施例では車載用の表示装置を例とし
て説明したが、たとえば家庭の室内用として載置して鑑
賞する液晶テレビに対しても、上述した構造を適用する
ことができる。この場合、表示面を左右方向に揺動させ
るときに背面側への突出量を最小限にすることができる
ので、壁際に密着して配置することが可能となり、これ
により室内スペースを効率良く使用できるという効果を
も得ることができる。さらに上記実施例では、表示装置
の一例として液晶パネルのテレビ装置を示したが、例え
ばテレビ以外の、静止画像の液晶表示装置、LED表示
装置、エレクトロルミネッセンス表示装置等であっても
よい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明では、表示部材の表
示面を任意方向に回動させることができる。また、表示
部材の後方への突出量を最小にできる。
【0036】請求項2記載の発明では、駆動部材を往復
移動させることにより、表示部材を揺動させることがで
き、駆動のための構造を簡単にできる。
【0037】請求項3記載の発明では、表示面を3次元
的に自由な向きとすることが可能であり、目視範囲を広
くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として車載用の表示装置の全
体構造を示す斜視図。
【図2】図1に示す車載用の表示装置の表示部材揺動機
構の構造を裏面側から示す分解斜視図。
【図3】表示部材単体を示す斜視図。
【図4】モニタユニットの正面図。
【図5】モニタユニットを上方から見た平面図。
【図6】モニタユニットの縦断面図。
【図7】モニタユニットの移動のための機構を示す透視
側面図。
【図8】表示部材が揺動した状態を示すモニタユニット
の平面図。
【図9】同じく表示部材が揺動した状態を示すモニタユ
ニットの平面図。
【図10】他の実施例によるモニタユニットを示す平面
図。
【図11】図10に示すモニタユニットの動作説明図。
【図12】自動車のコンソールパネルに車載用の表示装
置が設置された状態を示す斜視図。
【図13】表示部材が回動する従来例を示す部分斜視
図。
【符号の説明】
16 ケース 17 モニタユニット 18 移動ケース 18a,18b ガイド溝 19 移動ブラケット 22 モータ 27 リンク板 45 支持フレーム 46 表示部材 46a 表示面 47 支持部材 48R,48L 軸部材 49a,49b ガイド溝 50 駆動部材 50e 駆動案内溝 51 駆動機構 52 モータ 55a ピニオン 56 ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 11/02 H04N 5/64 521

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に収納され、その収納状態から突
    出して上下方向に回動することによって表示面が目視可
    能な起立状態とされる表示部材と、この表示部材を支持
    する支持部材と、この支持部材に設けられ、前記表示部
    材を前記起立状態でその中立位置から左右方向に揺動さ
    せる駆動部材と、この駆動部材に駆動力を与える駆動源
    とからなり、前記駆動部材は、前記表示部材を収納状態
    に戻すとき、表示部材を中立位置に移動させ、前記表示
    部材を左右方向に揺動させるとき、その方向によって揺
    動支点が相違するように設けられたことを特徴とする表
    示装置。
  2. 【請求項2】 支持部材と、この支持部材に揺動自在に
    支持された表示部材とを有する表示装置において、表示
    部材にはその表示面と平行な方向に間隔を開けた第1と
    第2の軸部材が、支持部材にはそれぞれの軸部材を表示
    面と交差する方向へ案内する案内部が設けられ、且つ支
    持部材に対して往復移動する駆動部材が設けられ、この
    駆動部材には、一方向へ移動するときに前記第1の軸部
    材を拘束して第2の軸部材を前記案内部に沿って表示面
    を突出させる方向へ移動させ、他方向へ移動するときに
    第2の軸部材を拘束して第1の軸部材を前記案内部に沿
    って表示面を突出させる方向へ移動させる駆動案内部が
    設けられていることを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 支持部材はこれを支持する本体に対し、
    前記表示部材の揺動方向と交差する方向へ揺動自在に支
    持されている請求項1または請求項2に記載の表示装
    置。
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