JPH09254681A - 車両用画像表示装置 - Google Patents

車両用画像表示装置

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Publication number
JPH09254681A
JPH09254681A JP8321031A JP32103196A JPH09254681A JP H09254681 A JPH09254681 A JP H09254681A JP 8321031 A JP8321031 A JP 8321031A JP 32103196 A JP32103196 A JP 32103196A JP H09254681 A JPH09254681 A JP H09254681A
Authority
JP
Japan
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screen panel
dashboard
projection type
rear projection
type screen
Prior art date
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Application number
JP8321031A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Satou
英法 佐藤
Yoshihiko Narukawa
義彦 成川
Yoshitake Nakazawa
佳丈 中澤
Hiroshi Teramoto
寺本  博
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Murakami Corp
Original Assignee
Murakami Corp
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Publication date
Application filed by Murakami Corp filed Critical Murakami Corp
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時にはダッシュボードの上方で画像を表
示し、不使用時には格納して邪魔にならないようにし、
かつ可動部分を軽量に構成して、その支持部構造を簡素
化する。 【解決手段】 ダッシュボード上面24に背面投影型ス
クリーンパネル30を起伏可能に可動配置する。スクリ
ーンパネル30の背面のダッシュボード上面24に形成
された凹部16内に投射機18を収容配置する。投射機
18から画像40を出射して、スクリーンパネル30の
背面に投射して表示し、その前面側から見られるように
する。スクリーンパネル30の表面または表裏両面には
反射防止コーティング膜130が成膜されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に搭載され
て、ナビゲーションシステムの地図画像を表示したり、
テレビ放送やビデオ機器の再生画像を表示したりするた
めの車両用画像表示装置に関し、使用時に視線を車両前
方視野から大きく移動しなくてすむようにし、かつ機器
類の操作の邪魔にならないように配置し、また不使用時
に収納できるように可動配置し、さらには可動部分を軽
量化してその支持構造を比較的簡単なものですむように
したものである。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車は、運転席と助手席の間に
液晶、CRT等のテレビモニタを配置したものがあり、
ナビゲーションシステムの地図画像を表示したり、テレ
ビ放送やビデオデッキの再生画像を表示できるようにし
ている。このような車載用テレビモニタは、不使用時に
は運転の邪魔であり、どこか邪魔にならないところに格
納できるようにすることが望ましい。
【0003】不使用時にテレビモニタを格納できるよう
にした従来の車両用画像表示装置として、実公平7−9
185号公報に記載のものがあった。これは、運転席と
助手席との間のコンソールボックスに薄形のディスプレ
イ(テレビモニタ)を収納、突出自在に配設し、使用時
にはコンソールボックスから上方に突出させてその表示
面が運転者や他の乗員から見える状態にし、不使用時に
はコンソールボックス内に収納するようにしたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記コンソールボック
スにディスプレイを収納、突出自在に配置するもので
は、車種によってはディスプレイの位置が低すぎて、見
る時に視線を車両前方視野から大きく移動しなければな
らず、安全運転に支障をきたす問題があった。また、デ
ィスプレイによってエアコンの吹出し口やその操作部ま
たはカーオーディオ等の操作部等が覆われてしまい、エ
アコンからの風が所定方向に吹出されなくなったり、エ
アコンやオーディオの操作が困難になっていた。
【0005】そこで、図2に示すように、ディスプレイ
10をダッシュボード20上に支持部材14を介して設
置することにより、エアコンの吹出口や操作子類を覆わ
ないようにしたものがあったが、ダッシュボード20の
清掃時にディスプレイ10が邪魔になっていた。ディス
プレイ10を可倒式にすることにより、不使用時に邪魔
にならないようにすることもできるが、重量のあるディ
スプレイ10を回動自在に支持するために支持部材14
の剛性を確保しなければならず、支持部構造が大がかり
となる問題があった。
【0006】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、不使用時に格納して邪魔にならないよう
にし、かつ使用時に視線を車両前方視野から大きく移動
せずに表示を見られるようにして安全を確保するととも
にエアコンの吹出しや操作子類の操作を妨げないように
し、さらには可動部を軽量にして支持部構造を簡素化で
きるようにした車両用画像表示装置を提供しようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、ダッシュボ
ードの上面に背面投影型スクリーンパネルを可動配置
し、背面投影型スクリーンパネルの背後位置のダッシュ
ボードの上面に凹部を形成してその中に液晶プロジェク
ター、ブラウン管式プロジェクター等の投射機を収容配
置し、この投射機から投射される画像を背面投影型スク
リーンパネルの背面に投影して乗員から見えるように表
示したものである。これによれば、不使用時には背面投
影型スクリーンパネルをダッシュボード上に突出しない
状態に格納するので、ダッシュボード上で邪魔にならな
くなり、ダッシュボードの清掃等が容易になる。また、
使用時に背面投影型スクリーンパネルはダッシュボード
の上方に配置されるので、視線を車両前方視野から大き
く移動せずに表示を見られるようになり、安全運転に寄
与するとともに、エアコンの吹出しや操作子類の操作を
妨げることがなくなる。また、重量のある投射機自体は
ダッシュボード内の上面に形成された凹部内に収容配置
されており、軽量に構成できる背面投影型スクリーンパ
ネルをダッシュボード上で可動に配置するので、可動部
分の支持部構造は比較的簡単なものですむ。
【0008】なお、不使用時に背面投影型スクリーンパ
ネルをダッシュボードの上面に伏せた状態に格納する場
合には、ダッシュボード上面の当該格納位置にスクリー
ンパネル格納用凹所を形成して、そこに背面投影型スク
リーンパネルを格納すれば、不使用時にダッシュボード
上面を略フラットにすることができる。また、背面投影
型スクリーンパネルの背後位置に遮光板を格納可能に配
設することにより、フロントガラスを通して入射する外
光によって表示が見ずらくなるのを防止することができ
る。また、背面投影型スクリーンパネルをスクリーンパ
ネル本体の表面または表裏両面に反射防止コーティング
膜を形成したものとすることにより、外光の反射を防止
して表示を見やすくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)この発明の第1の実施の形態を図1に
示す。また、その断面側面図を図3に示す。車室内17
の前方のダッシュボード20の上面24には運転席と助
手席の中間位置に正面形状が四辺形状の背面投影型スク
リーンパネル(以下「スクリーンパネル」という。)3
0が配設されている。このスクリーンパネル30は背面
投射型プロジェクションテレビに用いられているスクリ
ーンと同様のもので、白濁した合成樹脂平板等で構成さ
れた透過型スクリーンで構成することができる。スクリ
ーンパネル30は、図4(a)に断面図で示すように、
スクリーンパネル本体30bの表裏両面に反射防止コー
ティング膜130が成膜されている。反射防止コーティ
ング膜130は図4(b)に拡大して示すように、例え
ばTiO2 膜、SiO2 膜、TiO2 膜、SiO2 膜の
4層の膜を蒸着法、スパッタ法等で順次成膜して構成す
ることができる。反射防止コーティング膜130により
外光の反射を防止して、表示を見やすくすることができ
る。尚、反射防止コーティング膜130はスクリーンパ
ネル本体30bの表面(運転者側の面)のみに成膜する
こともできる。
【0010】スクリーンパネル30はその下辺位置を回
動軸34(この回動軸34は、車両幅方向に水平方向に
形成されている。)としてダッシュボード上面24に回
動自在に支持され、ダッシュボード上面24に起立した
使用時の状態(図1の状態)と、背面側(車両前方側)
に倒れてダッシュボード上面24に形成されたスクリー
ンパネル格納用凹所12に収納された不使用時の状態に
変位可能に配置されている。スクリーンパネル格納用凹
所12に収容された状態では、スクリーンパネル30は
ダッシュボード上面24と略々同一平面を形成する。ま
た、起立した状態では、スクリーンパネル30の表示面
30aは乗員の視点の方向に向けてやや斜め上方に向
く。
【0011】スクリーンパネル30が起立した状態で、
スクリーンパネル30の背面側とフロントガラス32の
手前側との間に位置するダッシュボード上面24の位置
には、凹部16が形成され、その中に投射機18が収容
されて固定配置されている。投射機18は投射型プロジ
ェクションテレビのプロジェクタと同様のもので、液晶
式プロジェクタやブラウン式プロジェクタ等で構成する
ことができる。投射機18はその内部で発光表示された
画像40を投射レンズ11を通して車両後方斜め上方に
向けて出射し、スクリーンパネル30にその背面側から
投射して、表示面30aにその画像を表示する。
【0012】ダッシュボード20の前面側に位置するイ
ンストゥルメントパネル36には、セット・収納ボタン
38(開閉操作手段)が配設されている。このボタン3
8を“セット”方向に操作すると、モータ駆動によって
スクリーンパネル30が上方に回動して起立位置に位置
設定されるとともに、投射機18の電源が自動オンされ
て、ナビゲーションシステムの地図画像やテレビ放送、
ビデオ機器の再生画像等の画像がスクリーンパネル30
の背面に投射されて、その前面側から乗員が視認可能に
表示面30aに表示される。また、セット・収納ボタン
38を“収納”方向に操作すると、モータ駆動によって
スクリーンパネル30が下方に回動して格納位置に位置
設定されるとともに、投射機18の電源が自動オフされ
る。格納位置では、スクリーンパネル30はスクリーン
パネル格納用凹所12に収容されて、その周縁部がスク
リーンパネル格納用凹所12の底面台上に載置支持され
て、ダッシュボード20の上面24に対して略々フラッ
トになり、凹部16の開口部を塞いだ状態となる。
【0013】以上説明した図1の構成によれば次の効果
が得られる。 (a) スクリーンパネル30はダッシュボード20上
に配置されるので、エアコンの吹出し口104やインス
トゥルメントパネル36上の操作子類を塞がず、エアコ
ンの吹出しや操作子類の操作を妨げない。 (b) スクリーンパネル30は可倒式で、使用しない
ときはダッシュボード20上に伏せて、ダッシュボード
20の上面24がフラットになるので、清掃等の邪魔に
ならない。 (c) 投射機18は固定であり、可動部分は薄形軽量
のスクリーンパネル30だけであるので、可動部分の支
持構造の剛性および部品点数を低減でき、コストダウン
が図れる。 (d) ダッシュボード上面24が投射機18の上方に
張り出してシェード24a(図3)を構成しているの
で、フロントガラス32から入射される直射日光を遮っ
て、投射機18が高温や紫外線に曝されて劣化するのを
防止することができる。 (e) スクリーンパネル30を格納した状態では、凹
部16の開口部は塞がれるので、ごみ等が凹部16内に
入るのが防止される。なお、凹部16の開口部を透明板
(ガラス板、プラスチック板等)で塞ぐことにより、凹
部16内に埃等が入るのを防止することができる。 (f) スクリーンパネル30の面に反射防止コーティ
ング膜130を成膜したので、外光の反射が防止され、
表示が見やすくなる。
【0014】ここで、スクリーンパネル30の駆動機構
の一例を図5に示す。ダッシュボード20の上面24ま
たはその内部には、スクリーンパネル30の下辺部52
の左右両側に相当する位置にギヤボックス44とサポー
ト46がねじ止め固定され、これにパネルホルダー48
がその両端48a,48bで回動自在に支持されてい
る。パネルホルダー48には回動軸34に平行に溝50
が形成され、この溝50にスクリーンパネル30の下辺
部52が収容固定されている。
【0015】ギヤボックス44内には、モータ54およ
びギヤ類が収容されている。モータ54の回転は、その
回転軸に連結されたウォーム56からギヤ58に伝達さ
れ、ギヤ58に同軸上に連結されたギヤ60を介してギ
ヤ62に伝達される。ギヤ62の回転は、このギヤ62
に同軸上に連結されたギヤ64を介してギヤ66に伝達
され、さらにギヤ68に伝達される。ギヤ68にはシャ
フト70が同軸上に連結され、シャフト70の端部70
aは、カップリング72の左側の凹部74に収容固定さ
れる。カップリング72の右側の凹部76にはパネルホ
ルダー48の左側の端部48aが収容固定され、これに
より、シャフト70とパネルホルダー48とはカップリ
ング72を介して一体に連結される。
【0016】カップリング72はギヤボックスの蓋78
の丸穴80に回動自在に収容される。蓋78はギヤボッ
クス44の側面の開口部端部47にねじ止め、接着、は
め込み等により固定される。一方、パネルホルダー48
の右端部48bは、サポート46の丸穴46aに回動自
在に差し込まれて軸支される。なお、ギヤボックス44
内には、スクリーンパネル30が起立位置、格納位置に
至ったことを検出するためのリミットスイッチ等のパネ
ル位置検出手段が配設されている。
【0017】以上の構成によれば、スクリーンパネル3
0が格納状態にある時にセット・収納ボタン38(図
1)を“セット”方向に操作すると、モータ54が該当
する方向に回転して、スクリーンパネル30がゆっくり
手前側に立ち上がっていき、ダッシュボード上面24に
対し起立(正確には、直立よりもやや後ろ側に倒れた状
態)したところで起立方向のリミットスイッチが作動し
てモータ54が停止する。また、セット・収納ボタン3
8を“収納”方向に操作すると、モータ54が逆方向に
回転して、スクリーンパネル30がゆっくり後ろ側に倒
れていき、スクリーンパネル格納用凹所12に収容され
て、ダッシュボード上面24に対し略フラットになった
ところで格納方向のリミットスイッチが作動してモータ
54が停止する。なお、投射機18の電源スイッチをダ
ッシュボード20のスクリーンパネル30やパネルホル
ダー48に係合する位置に配設することにより、スクリ
ーンパネル30の変位動作に連動して、起立位置で電源
オン状態、格納位置で電源オフ状態にすることができ
る。
【0018】なお、図5の例ではミラーパネルを電動で
開閉するようにしたが、手動で開閉するように構成する
こともできる。その開閉機構の一例を図6に示す。この
開閉機構は、パネルホルダー48の左端側の支持機構以
外は前記図5の開閉機構と同じである。パネルホルダー
48の左端には、丸パイプ状のブッシュ82が固定連結
される。ブッシュ82の下側の部分は、フレーム84の
上面に形成された断面半円状の凹部86に回動自在に収
容される。フレーム84の側壁部88に形成された溝孔
90には、プレート92の端部の突片94が収容連結さ
れ、フレーム84の上にプレート92が被せられて、ブ
ッシュ82の上側の部分がプレート92の下面に形成さ
れた断面半円状の凹部96に回動自在に収容される。フ
レーム84とプレート92とは、他端部でねじ98によ
って連結され、これにより、ブッシュ82を回動軸34
上で回動自在に支持した状態となる。フレーム84とプ
レート92はダッシュボード20の上面24にねじ止め
等で固定される。
【0019】以上の構成によれば、回動軸34を回動中
心として、スクリーンパネル30を手で起伏操作するこ
とができる(図1のセット・収納ボタン38は不要であ
る)。なお、スクリーンパネル30が所定の起立位置に
達したときにそれ以上の開動作を阻止するためのストッ
パを設けることができる。また、投射機18の電源スイ
ッチをダッシュボード20のスクリーンパネル30やパ
ネルホルダー48に係合する位置に配設することによ
り、スクリーンパネル30の起伏動作に連動して、起立
位置で電源オン状態、格納位置で電源オフ状態にするこ
とができる。
【0020】また、スクリーンパネル30あるいはパネ
ルホルダー48をばねによって起立方向に付勢してお
き、ダッシュボード20の上面24にはロック機構を有
する押しボタン等を配設しておき、格納位置ではスクリ
ーンパネル30がロック機構に係止されて格納位置を保
持し、押ボタンを押すとロック機構が解除(スクリーン
パネル30の係止状態が外れる)されて、スクリーンパ
ネル30がばね力で起立位置まで回動する(起立位置で
はばね力に抗してストッパに係止される)ように構成す
ることもできる。起立位置からスクリーンパネル30を
ばね力に抗して手で格納方向に回動していくと、スクリ
ーンパネル30は格納位置でロック機構を乗り越えてロ
ック機構にロックされて格納位置を保持する。
【0021】(実施の形態2)この発明の第2の実施の
形態を図7に示す。これは、フロントガラス32を通し
てスクリーンパネル30の背面に入射される外光によっ
て表示が見づらくなるのを防止する対策を施したもので
ある。図7において(a)はスクリーンパネル30を起
立させた状態、(b)は格納した状態である。また、
(a)の起立させた状態の斜視図を図8に示す。なお、
前記図1の実施の形態と共通する部分には同一の符号を
用いる。
【0022】スクリーンパネル30は、下辺部が回動軸
34上で回動自在に支持されている。スクリーンパネル
30の表面または表裏両面には、前記図4と同様に反射
防止コーティング膜が成膜されている。スクリーンパネ
ル30の上辺部には、シェード110が回動軸112上
で回動自在に連結されている。シェード110は不透明
プラスチック板等の遮光板で構成されている。シェード
110の下端部は、その左右側面に突出して形成された
ピン120,122がスクリーンパネルおよびシェード
格納用凹所114の左右側面に形成された溝116、1
18に収容されて、この溝116,118に沿ってスラ
イド自在に支持されている。
【0023】これによれば、図7(a)の起立時には、
シェード110がフロントガラス32を通して入射する
外光132を遮るので、スクリーンパネル30の表示が
見易くなる。また、図7(b)の格納時には、スクリー
ンパネル30およびシェード110はスクリーンパネル
およびシェード格納用凹所114に収容されて、ダッシ
ュボード上面24は平坦になり、かつ凹部16の開口部
はスクリーンパネル30とシェード110で塞がれる。
【0024】(実施の形態3)この発明の第3の実施の
形態を図9に示す。これは、ダッシュボード上面24の
凹部16内に投射機18とミラー100を配置して、投
射機18から出射した画像40をミラー100で反射し
てスクリーンパネル30の背面に投射するようにしたも
のである。スクリーンパネル30の表面または表裏両面
には、前記図4と同様に反射防止コーティング膜が成膜
されている。投射機18はスクリーンパネル30の下方
位置に固定配置され、車両前方方向に向けて画像40を
出射する。投射機18の車両前方寄りの位置には、平面
ミラー100がその反射面を乗員の視点の方向に向けて
やや斜め上方に向けて固定配置され、投射機18から出
射された画像40を反射して、ダッシュボード上面24
から外に取り出してスクリーンパネル30の背面に投射
する。この場合、画像40はミラー100で反射される
ことにより左右が逆転するので、投射機18は画像信号
を左右反転処理して出射する。スクリーンパネル30を
スクリーンパネル格納用凹所12に格納すれば、ダッシ
ュボード上面24は平坦になり、かつ凹部16の開口部
は塞がれる。これによれば、ダッシュボード24の奥行
方向の長さが短くても、投射機18を配置することがで
きる。スクリーンパネル30の背面側に前記図7と同様
にシェードを設けることもできる。
【0025】尚、前記各実施例では、スクリーンパネル
30をダッシュボード上面24に伏せた状態に格納した
が、ダッシュボード20の内部に格納する(例えば、ダ
ッシュボード上面24にスクリーンパネル30を出し入
れするスリットを形成して、スクリーンパネル30を起
立した姿勢のまま下動させてこのスリットを通してダッ
シュボード20内に収容する等)こともできる。スクリ
ーンパネル30の背後位置に配設するシェード(遮光
板)についても同様である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、不使用時には背面投影型スクリーンパネルをダッシ
ュボード上に突出しない状態に格納するので、ダッシュ
ボード上で邪魔にならなくなり、ダッシュボードの清掃
等が容易になる。また、使用時に背面投影型スクリーン
パネルはダッシュボードの上方に配置されるので、視線
を車両前方視野から大きく移動せずに表示を見られるよ
うになり、安全運転に寄与するとともに、エアコンの吹
出しや操作子類の操作を妨げることがなくなる。また、
重量のある投射機自体はダッシュボード内の上面に形成
された凹部内に収容配置されており、軽量に構成できる
背面投影型スクリーンパネルをダッシュボード上で可動
に配置するので、可動部分の支持部構造は比較的簡単な
ものですむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図2】 従来の車両用画像表示装置の配置を示す側面
図である。
【図3】 図1の車両用画像表示装置の断面側面図であ
る。
【図4】 図1のミラーパネル30の断面構造を示す図
である。
【図5】 図1のミラーパネル30の駆動機構の一例を
示す分解斜視図である。
【図6】 手動操作でミラーパネルを開閉する場合の支
持機構の一例を示す分解斜視図である。
【図7】 この発明の第2の実施の形態を示す断面側面
図である。
【図8】 図7(a)の状態の斜視図である。
【図9】 この発明の第3の実施の形態を示す側面断面
図である。
【符号の説明】
12 スクリーンパネル格納用凹所 16 凹部 17 車室内 18 投射機 20 ダッシュボード 24 ダッシュボード上面 30 スクリーンパネル 30a 表示面 30b スクリーンパネル本体 34 回動軸 40 画像 110 シェード(遮光板) 130 反射防止コーティング膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内前方に配置されたダッシュボードの
    上面に可動配置され、使用時には当該ダッシュボード上
    に起立して表示面を車両後方に向け、不使用時には前記
    ダッシュボードの上面に伏せた状態またはダッシュボー
    ド内に収容された状態に格納される背面投影型スクリー
    ンパネルと、 前記背面投影型スクリーンパネルが起立した状態で当該
    背面投影型スクリーンパネルの背面側に位置するダッシ
    ュボードの上面位置に形成された凹部内に収容配置さ
    れ、前記背面投影型スクリーンパネルが起立状態のとき
    に前記凹部内から当該背面投影型スクリーンパネルの背
    面に向けて画像を投射する投射機とを具備してなる車両
    用画像表示装置。
  2. 【請求項2】前記背面投影型スクリーンパネルが、その
    下辺部を回動軸として前記ダッシュボードの上面に回動
    自在に取付支持され、当該ダッシュボードの上面には、
    前記背面投影型スクリーンパネルの不使用時に当該背面
    投影型スクリーンパネルを伏せた状態に収容して当該ダ
    ッシュボード上面を略々フラットにするスクリーンパネ
    ル格納用凹所が形成されてなる請求項1記載の車両用画
    像表示装置。
  3. 【請求項3】前記背面投影型スクリーンパネルの背後位
    置でかつ前記投射機から投射される画像を遮らない位置
    に、フロントガラスを通して入射される外光を遮る遮光
    板を配設してなり、当該遮光板はダッシュボード上面に
    伏せた状態またはダッシュボード内に収容された状態に
    格納可能である請求項1または2記載の車両用画像表示
    装置。
  4. 【請求項4】前記背面投影型スクリーンパネルがスクリ
    ーンパネル本体の表面または表裏両面に反射防止コーテ
    ィング膜を形成してなる請求項1から3のいずれかに記
    載の車両用画像表示装置。
JP8321031A 1996-01-16 1996-11-15 車両用画像表示装置 Pending JPH09254681A (ja)

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