JP3186820U - 内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピン並びにハイブリッドピンを製造するプレス装置 - Google Patents

内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピン並びにハイブリッドピンを製造するプレス装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コアの軸方向における形状変化が防止され、強度を改善するための軸方向におけるプレス接合応力を発生させることができる、ハイブリッドピンを提供する。
【解決手段】内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピンであって、鋼製のスリーブと、スリーブ内に圧入された、冷間変形可能な軽金属合金製のコアとから成る。スリーブの内面が成形部を有し、これによって、スリーブ内へのコアの圧入後に、軸方向におけるコアの弾性的な伸びを阻止し、ハイブリッドピンの両端部においてスリーブがコアよりも長いままの状態を維持できる。
【選択図】図4a

Description

本考案は、内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピンであって、鋼製のスリーブと、該スリーブ内に圧入された、冷間変形可能な軽金属合金製のコアとから成る、ハイブリッドピンに関する。本考案はさらに、ハイブリッドピンを製造するプレス装置であって、スリーブを該スリーブ内に押し込まれたコアと共に受容するダイと、コアの一方の側に接触しているプランジャと、コアの他方の側に接触しているプレスプランジャとから成る、プレス装置に関する。
上記のようなハイブリッドピン及びプレス装置は、米国特許第1670564号明細書に基づいて公知である。この公知の構成には、ハイブリッドピンのコアがスリーブ内において、特に軸方向における弾性的な形状変化に起因して移動することが防止されておらず、その結果、軸方向におけるプレス接合応力を発生させることができず、ひいては、ハイブリッドピンの強度が改善されない、という欠点がある。
ゆえに本考案の課題は、上に述べた欠点を排除して、改善された強度を有するハイブリッドピンを提供すること、すなわちコアの軸方向における形状変化が防止されていて、その結果、ハイブリッドピンの強度を改善する軸方向におけるプレス接合応力を発生させることができる、ハイブリッドピンを提供することである。
この課題は、独立請求項に記載の特徴的な構成によって解決される。
本考案の別の有利な構成は、従属請求項に記載されている。
本考案では、スリーブの内側成形部は、スリーブに押し込まれたコアの軸方向における移動を防止するために働き、これによってコア及びスリーブにおけるプレス接合応力が維持され、ひいては本考案によるハイブリッドピンは大きな強度を有することができる。
次に図面を参照しながら本考案の実施の形態を説明する。
ハイブリッドピンの製造を目的として鋼製のスリーブに軽金属製のコアを圧入するプレス装置を示す図である。 鋼製のスリーブの1実施形態を示す図である。 鋼製のスリーブの1実施形態を示す図である。 鋼製のスリーブの1実施形態を示す図である。 鋼製のスリーブの1実施形態を示す図である。 鋼製のスリーブの1実施形態を示す図である。 鋼製のスリーブの1実施形態を示す図である。 鋼製のスリーブの1実施形態を示す図である。 鋼製のスリーブの1実施形態を示す図である。 2部分から成るダイを備えていて、該ダイの内室が中心に膨出部を有するプレス装置を示す図である。 プレス装置によって製造可能なハイブリッドピンの1実施形態を示す図である。 プレス装置によって製造可能なハイブリッドピンの1実施形態を示す図である。 プレス装置によって製造可能なハイブリッドピンの1実施形態を示す図である。 プレス装置によって製造可能なハイブリッドピンの1実施形態を示す図である。 プレス装置によって製造可能なハイブリッドピンの1実施形態を示す図である。 プレス装置によって製造可能なハイブリッドピンの1実施形態を示す図である。 プレス装置によって製造可能なハイブリッドピンの1実施形態を示す図である。 プレス装置によって製造可能なハイブリッドピンの1実施形態を示す図である。
図1には、鋼製のスリーブ3にアルミニウム鍛錬用合金製のコア2を圧入して、コア2とスリーブ3とから成るハイブリッドピン14を製造する、プレス装置1が示されている。プレス装置1は、堅固に支持された支持体4と該支持体4に固定されたプランジャ5を有し、このプランジャ5の外径はスリーブ3の内径に、このスリーブ3がプランジャ5に容易に被せ嵌め可能であるように、相当もしくは合わせられている。
さらにプレス装置1は管状のダイ6を有し、このダイ6の内室は一方の側(ここでは左側)における短い領域7に、プランジャ5の外径に相当する内径を有し、この場合ダイ6は当該領域7にわたってプランジャ5に被せ嵌め可能であるようになっている。領域7の軸方向長さは、プランジャ5の軸方向長さに比べて、コア2が一方の側においてスリーブ3よりも短い分だけ、短い。
支持体4とは反対の側において領域7は、ダイ6の内室9の段状の拡大部8に移行し、この場合ダイ6の内室9の内径は、この内径がスリーブ3の外径よりも大きいように、そして、ダイ6及びスリーブ3をプランジャ5に被せ嵌めた場合に、スリーブ3の外周壁とダイ6の内室9との間に小さな空隙10が生じるような大きさに形成されており、この空隙10のサイズ及び機能については後で詳しく述べる。この場合内室9の半径方向に増大された領域の軸方向長さは、スリーブ3の軸方向長さに相当する。
支持体4とは反対の側においてプレス装置1は、カバープレート11によって閉鎖されていてよく、このカバープレート11は中心に開口12を有し、この開口12を通してプレスプランジャ13を押し込むことができる。
コア2は、冷間変形可能な軽金属合金から成っており、この軽金属合金は図示の実施形態では、アルミニウム鍛錬用合金であり、この合金は、アルミニウムの他に、1.9〜2.7質量パーセントの銅、1.3〜1.8質量パーセントのマグネシウム、及び0.9〜1.3質量パーセントの鉄を含有する。この合金は、熱間硬化可能(warm aushaertbar)であり、この場合熱間硬化は、スリーブ3内へのコア2の圧入前又は圧入後に行うことができる。この場合また、好ましくは熱間硬化可能である、他の冷間変形可能な軽金属合金を使用することも可能である。例えば軽金属合金はチタン鍛錬用合金であってよい。
スリーブ3は窒化鋼から成っていてよく、つまりDIN17211によれば特にクロム、モリブデン及びアルミニウムを含んで合金された鋼から成っていてよい。これらの元素は、良好な窒化物形成体であるので、鋼は、窒化後に、耐摩耗性の良好な極めて高い表面硬度を有する。
しかしながらまたスリーブ3は、浸炭焼入れ鋼(Einsatzstahl)又は調質鋼から成っていてもよく、このような類いの鋼も同様に良好な表面硬度及び良好な耐摩耗性を有する。表面硬度のさらなる改善は、DLC(diamond-like carbon)被覆層によって得ることができる。
スリーブ3の鋼は、取付け時に既に硬化されていてよいが、しかしながらまた、取付け後に初めて硬化することも可能であり、この場合高周波焼入れ(Induktionshaerten)の方法が提供される。スリーブ3は旋削によって製造される。
プレス装置1の組立て時に、最初にダイ6がプランジャ5に差し嵌められ、次いでスリーブ3がダイ6の内室9内に導入され、この際にスリーブ3は、ダイ6の内室9の半径方向に拡大された領域内に進入する、プランジャ5の部分に差し嵌められる。次いでコア2がスリーブ3の内室に押し込まれ、カバープレート11がダイ6に固定され、プレスプランジャ13がカバープレート11の開口12に挿入される。
今や、圧力がプレスプランジャ13から矢印15の方向でコア2に加えられると、プランジャ5によって、圧力が両側からコア2に加えられ、その結果コア2の軸方向長さが減じられ、コア2はスリーブ3よりも幾分短くなり、そしてコア2は均一にスリーブ3に向かって、つまり半径方向に拡大する。コア2はこの場合加熱されないので、この加工は、室温で行うことができかつ一般的には200℃未満の温度で行われる冷間押出しプロセスである。このプロセスは、他の押出しプロセスに比べて安価であるという利点を有する。さらに、冷間押出しでは、後で詳しく述べる、コア1及びスリーブ3におけるプレス接合応力(Pressverbundspannung)が、ハイブリッドピン14を製造するのに熱間プレス法が使用される場合に比べて、早期に得られる。それというのは、熱間プレスによって内部応力が減じられるからである。
コア2の半径方向の拡大によって、スリーブ3は半径方向に拡大されるが、このことは、スリーブ3とダイ6との間における空隙10の存在により可能である。プレス工程後にコア2に対するプレスプランジャ13の圧力が弱まると、スリーブ3は収縮し、コア2とスリーブ3との間にプレス接合部が生ぜしめられる。これにより、スリーブ3においては引張り応力が生じ、コア2においては押圧応力が生じる。これによってコア2及びスリーブ3には、ハイブリッドピン14の負荷耐性もしくは荷重容量(Belastbarkeit)を増大するプレス接合応力が生じる。さらにこのプレス接合応力は、コア2の材料における分子運動(molekulare Vorgaenge)に基づいて、コア2の冷間硬化を生ぜしめ、これによってハイブリッドピン14の負荷耐性(Beanspruchbarkeit)はさらに高められる。
図2a〜図2hには、種々異なった内部形状を有するスリーブ3の実施形態3a〜3f,3i,3hが示されている。コア2はスリーブ3内への圧入時に軸方向において短縮されるので、コア2におけるプレス接合応力を高めるために、ひいてはハイブリッドピン14の強度をさらに改善するために、コア2における軸方向の圧力作用の終了後に、コア2がその弾性に基づいて再び長くならないことが、つまりコア2の短縮が維持されることが、望ましい。この目的を達成するために、スリーブ3a〜3hの内部形状が役立つ。
図2a及び図2bに示したスリーブ3a,3bの内室はそれぞれ、その全長にわたって延びる環状の膨出部を有し、この場合図2a及び図2bに示されたスリーブ3a,3bの壁の厚さは、中心において最も薄くなっており、スリーブ3aでは、該スリーブ3aの両端部に向かって直線的に増大し、スリーブ3bでは、該スリーブ3bの両端部に向かって、断面図で見て円弧状に増大している。
図2c及び図2dに示すスリーブ3c,3dは、中心に円筒形の内室を有し、この内室はその両端部に環状の膨出部17,18を有し、この場合スリーブ3cの膨出部17はそれぞれ中心を有し、この中心から膨出部17は両側に向かって直線的に減少し、これに対してスリーブ3dの膨出部18は断面図で見て円弧形状を有する。
図2e及び図2fに示したスリーブ3e,3fの内室は、その軸方向全長にわたって好ましくは均一に分配配置された環状の膨出部19,20を有し、この場合スリーブ3eの膨出部19は、断面図で見て円弧状であり、スリーブ3fの膨出部20はそれぞれ1つの中心を有し、この中心から膨出部20は両側に向かって直線的に減少している。
図2hに示したスリーブ3hの内室は、中心に位置する膨出部21を有し、この膨出部21は中心を有し、この中心から膨出部21は両側に向かって直線的に減少している。この膨出部21は両側において、スリーブ3hの両端部から間隔をおいて終端している。そして膨出部21の両側においてスリーブ3hの内径は、スリーブ3hの各端部にまで直線的に増大しており、つまりスリーブ3hの壁厚は、スリーブ3hの両端部領域において減少し、このように構成されていることによって、スリーブの重量が減じられるという利点が得られる。
図2gに示したスリーブ3iは、異形成形部のない円筒形の内室を有しているが、断面図で見て凹面状に形成された外面を有する。プレス工程の枠内において、スリーブの中央部分は膨出され、つまりこのスリーブが、図2bに示されたスリーブ3bの形状、つまり円筒形の外面と、断面図で見て円弧形状の、中央に位置する環状の膨出部とを備えた形状を有するように、膨出され、その結果、図4bに示すようなハイブリッドピン14bが生ぜしめられ、このハイブリッドピン14bの形状は、コア2b及びスリーブ3i,3bにおけるプレス接合応力に基づいて、プレスプランジャ13の圧力を弱めた後でも維持されたままである。
しかしながらまた、図示はされていないが、スリーブ3の内側成形部をらせん状に形成することも可能である。このような成形部は、スリーブ内面に旋削される。
図示されていない別の可能性としては、スリーブ内面を、スリーブ3内におけるコア2の軸方向移動を阻止する懸濁液によって被覆することが挙げられる。この懸濁液は、極めて細かく分配された粒子を有し、この粒子はμm範囲のサイズを有していて、例えばダイヤモンド粉末、石英砂又はSiO粉末であってよい硬質物質から成っている。懸濁液は、スリーブ内面に噴霧される。この場合また、スリーブ内面を、上に述べた物質が細かく分配された薄いシートによって、覆うことも可能である。
本考案の別の実施形態では、スリーブ3内にコア2を固定することを目的として、スリーブ3の内面が粗面化されている。この場合粗面化もしくは粗さは、μmの範囲である。粗面化は、溝もしくは筋の形成によって得ることができ、そのためには、精密旋削又はフライスによる方法が適している。
さらに、スリーブ内面は軸方向で見て、種々異なった区分に分割されていてよく、これらの区分は異なった粗さに成形されている。この場合例えば、軸方向外側区分の面が粗く、軸方向内側区分の面が微細もしくは繊細に成形されていてよい。スリーブ内面の成形状態が粗ければ粗いほど、スリーブ3に対するコア2の超過長さは大きくなるに違いないので、これにより、繊細な成形によって、コア2の超過長さを減じることができる、という利点が得られる。
図3に示したプレス装置1′の実施形態は、2つのダイ部分6′a,6′bから成るコンビダイ6′を有する。このコンビダイ6′はさらに、スリーブ3の全軸方向長さにわたって延在する環状でかつ半径方向の、内室9′の膨出部16を有する。これによって、スリーブ3内へのコア2の圧入後、及びこれによって生ぜしめられる、スリーブ3の半径方向における拡大後に、スリーブ3の中央部分は拡大したままになり、その結果ハイブリッドピン14′全体は中央の膨出部を維持し、この膨出部によって、ハイブリッドピン14′の強度はさらに高められる。ハイブリッドピン14′のこの変形によって、コンビダイ6′を2部分から形成することが必要となり、この場合ダイ半部6′a,6′bは、中央の膨出部を備えたハイブリッドピン14′がプレス装置1′から取り出される時に、互いに引き離される。
スリーブ3,3a〜3gを備えて製造されているハイブリッドピン14′,14a〜14fの構成は、図4a〜図4gに示されている。スリーブ3a〜3gの内面の形状によって、コア2a〜2fは軸方向における伸びを阻止されており、その結果コア2a〜2fは各ハイブリッドピン14′,14a〜14fの両端部において、所属のスリーブ3,3a〜3gよりも短い。
ハイブリッドピン14′は、コンビダイ6′を備えたプレス装置1′において製造されており、この場合図示の実施形態では、内側成形部のないスリーブ3が使用されている。スリーブ3全体がコンビダイ6′内においてプレス工程によって中央の膨出部を得ることだけによって、ハイブリッドピン14′内におけるスリーブ3gの内面もまた、スリーブ3の全軸方向長さにわたって延在する環状でかつ半径方向の膨出部を有し、この膨出部は、該当するコア2bが軸方向において伸びることを阻止する。
図4gに示したハイブリッドピン14′を製造するプレス工程に続いて、ハイブリッドピン14′の外面は、切削による仕上げ法(旋削、フライス)を用いて加工され、これによってハイブリッドピン14′の外面は、真円の円筒形状になり、ひいては図4bに示したハイブリッドピン14bの形状を有することになる。
最後に付言すれば、図2及び図4に示したスリーブの内側成形部、及び図3に示したコンビダイ6′の内側成形部は、寸法通りに縮尺されて示されているのではなく、数μmの成形深さを有している。図示の実施形態では、スリーブ3の内側成形部は30μmの成形深さを有し、図3に示したコンビダイの内側形成部は、10μmの成形深さを有する。
1,1′ プレス装置
2,2a〜2g コア
3,3a〜3i スリーブ
4 支持体
5 プランジャ
6 ダイ
6′ コンビダイ
6′a,6′b ダイ半部
7 内室9の領域
8 内室9の拡大部
9,9′ 内室
10 空隙
11 カバープレート
12 開口
13 プレスプランジャ
14,14′,14a〜14f ハイブリッドピン
15 矢印
16,17,18,19,20,21 膨出部

Claims (16)

  1. 内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピン(14)であって、真円の円筒形状を有する外面を備えた、鋼製のスリーブ(3)と、該スリーブ(3)内に圧入された、冷間変形可能な軽金属合金製のコア(2)とから成る、ハイブリッドピン(14)において、前記スリーブ(3)の内面が成形部を有し、該成形部において前記スリーブ(3)の内径が、該スリーブ(3)の両端部に向かって減少しており、これによって、前記スリーブ(3)内への前記コア(2)の圧入後に、軸方向における前記コア(2)の弾性的な伸びが、前記ハイブリッドピン(14)の両端部において前記スリーブ(3)が前記コア(2)よりも長いままであるように、阻止可能であることを特徴とする、ハイブリッドピン(14)。
  2. 前記軽金属合金は、アルミニウムの他に、1.9〜2.7質量パーセントの銅、1.3〜1.8質量パーセントのマグネシウム及び0.9〜1.3質量パーセントの鉄を含有するアルミニウム・鍛錬用合金、又はチタン・鍛錬用合金である、請求項1記載のハイブリッドピン(14)。
  3. 前記スリーブ(3)は鋼から成っている、請求項1又は2記載のハイブリッドピン(14)。
  4. 前記鋼は、クロム、モリブデン及びアルミニウムを含有する窒化鋼、浸炭焼入れ鋼又は調質鋼である、請求項3記載のハイブリッドピン(14)。
  5. 前記スリーブ(3a)の壁厚さは、該スリーブ(3a)の軸方向中心において最も薄く、該スリーブ(3a)の両端部に向かって直線的に増大し、これによって、前記スリーブ(3a)の全軸方向長さにわたって延在する半径方向でかつ環状の、該スリーブ(3a)の内室の膨出部が生ぜしめられ、該膨出部は、前記スリーブ(3a)の両端部に向かって直線的に減少する、請求項1から4までのいずれか1項記載のハイブリッドピン(14a)。
  6. 前記スリーブ(3b)の壁厚さは、該スリーブ(3b)の軸方向中心において最も薄く、該スリーブ(3b)の両端部に向かって、断面図で見て円弧状に増大し、これによって、前記スリーブ(3b)の全軸方向長さにわたって延在する半径方向でかつ環状の、該スリーブ(3b)の内室の膨出部が生ぜしめられ、該膨出部は、前記スリーブ(3b)の両端部に向かって断面図で見て円弧状に減少する、請求項1から4までのいずれか1項記載のハイブリッドピン(14b)。
  7. 前記スリーブ(3c)の前記内室の軸方向中心部分は、真円の円筒状に形成されており、前記スリーブ(3c)の前記内室はその両端部に、環状の膨出部(17)を有し、該膨出部(17)はそれぞれ軸方向中心を有し、該軸方向中心を起点として、前記膨出部(17)は両側に向かって直線的に減少する、請求項1から4までのいずれか1項記載のハイブリッドピン(14c)。
  8. 前記スリーブ(3d)の前記内室の軸方向中心部分は、真円の円筒状に形成されており、前記スリーブ(3d)の前記内室はその両端部に、環状の膨出部(18)を有し、該膨出部(18)は断面図で見て円弧状である、請求項1から4までのいずれか1項記載のハイブリッドピン(14d)。
  9. 前記スリーブ(3e)の前記内室は、全軸方向長さにわたって均一に分配配置されていて断面図で見て円弧状の環状の膨出部(19)を有する、請求項1から4までのいずれか1項記載のハイブリッドピン(14e)。
  10. 前記スリーブ(3f)の前記内室は、全軸方向長さにわたって均一に分配配置された複数の環状の膨出部(20)を有し、該膨出部(20)はそれぞれ1つの軸方向中心を有し、該軸方向中心を起点として、前記膨出部(20)は両側に向かって直線的に減少する、請求項1から4までのいずれか1項記載のハイブリッドピン(14f)。
  11. 内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピン(14)であって、鋼製のスリーブ(3)と、該スリーブ(3)内に圧入された、冷間変形可能な軽金属合金製のコア(2)とから成る、ハイブリッドピン(14)において、前記スリーブ(3)の内面が成形部を有し、該成形部はらせん状に形成されており、これによって、前記スリーブ(3)内への前記コア(2)の圧入後に、軸方向における前記コア(2)の弾性的な伸びが、前記ハイブリッドピン(14)の両端部において前記スリーブ(3)が前記コア(2)よりも長いままであるように、阻止可能であることを特徴とする、ハイブリッドピン(14)。
  12. 内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピン(14)であって、鋼製のスリーブ(3)と、該スリーブ(3)内に圧入された、冷間変形可能な軽金属合金製のコア(2)とから成る、ハイブリッドピン(14)において、前記スリーブ(3)の内面が懸濁液によって被覆されていて、該懸濁液が、μm範囲のサイズを有する、ダイヤモンド粉末、石英砂又はSiOから成る微細に分配された粒子を有し、これによって、前記スリーブ(3)内への前記コア(2)の圧入後に、軸方向における前記コア(2)の弾性的な伸びが、前記ハイブリッドピン(14)の両端部において前記スリーブ(3)が前記コア(2)よりも長いままであるように、阻止可能であることを特徴とする、ハイブリッドピン(14)。
  13. 内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピン(14)であって、鋼製のスリーブ(3)と、該スリーブ(3)内に圧入された、冷間変形可能な軽金属合金製のコア(2)とから成る、ハイブリッドピン(14)において、前記スリーブ(3h)の中心領域は成形部(21)を有し、かつ前記スリーブ(3h)の内径は、該スリーブ(3h)の両端部に向かって増大することを特徴とする、ハイブリッドピン(14)。
  14. 内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピン(14)であって、鋼製のスリーブ(3)と、該スリーブ(3)内に圧入された、冷間変形可能な軽金属合金製のコア(2)とから成る、ハイブリッドピン(14)において、前記スリーブ(3)の内面が粗面化されていて、μm範囲の粗さを有し、これによって、前記スリーブ(3)内への前記コア(2)の圧入後に、軸方向における前記コア(2)の弾性的な伸びが、前記ハイブリッドピン(14)の両端部において前記スリーブ(3)が前記コア(2)よりも長いままであるように、阻止可能であることを特徴とする、ハイブリッドピン(14)。
  15. 内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピン(14′)を製造するプレス装置(1′)であって、前記ハイブリッドピン(14′)は、鋼製のスリーブ(3g)と、アルミニウム製のコア(2b)とから成っており、前記プレス装置(1′)は、前記スリーブ(3g)を該スリーブ(3g)内に押し込まれたコア(2b)と共に受容するダイ(6′)と、前記コア(2b)の一方の側に接触しているプランジャ(5)と、前記コア(2b)の他方の側に接触しているプレスプランジャ(13)とから成る、プレス装置(1′)において、前記ダイ(6′)は、その軸方向中心において分割可能な2つのダイ半部(6′a,6′b)から成っていて、全軸方向長さにわたって延在する環状でかつ半径方向の膨出部(16)を備えた内室(9′)を有し、これによって前記コア(2b)に対する前記プレスプランジャ(13)の圧力によって、前記コア(2b)は前記スリーブ(3g)内に圧入可能であり、かつ前記スリーブ(3g)の軸方向中心部分は半径方向に拡大可能であることを特徴とする、プレス装置(1′)。
  16. 内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピン(14′)であって、鋼製のスリーブ(3g)と、該スリーブ(3g)内に圧入された、冷間変形可能な軽金属合金製のコア(2b)とから成る、ハイブリッドピン(14′)において、プレス工程後に前記スリーブ(3g)の外面及び内室は、該スリーブ(3g)の全軸方向長さにわたって延在する半径方向でかつ環状の膨出部を有し、該膨出部は前記スリーブ(3g)の両端部に向かって断面図で見て円弧状に減少しており、次いで行われる切削による仕上げ加工プロセスの後で、前記スリーブ(3g)は、真円の円筒状の外面(3b)を有することを特徴とする、ハイブリッドピン(14′)。
JP2013600066U 2010-11-05 2011-11-03 内燃機関用のピストンを連接棒に結合するハイブリッドピン並びにハイブリッドピンを製造するプレス装置 Expired - Fee Related JP3186820U (ja)

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