JP3186682B2 - プログラマブル障害情報トレース回路 - Google Patents

プログラマブル障害情報トレース回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置に関
し、特に障害情報を収集するプログラマブル障害情報ト
レース回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置において、障害情報
収集装置は、ソフトウェアの障害解析を目的として用い
られている。
【0003】例えば特開平1−281538号公報に
は、各プログラムの動作を命令毎にトレースするトレー
ス機構と、該トレース処理の結果より得た各命令アドレ
ス、命令、レジスタ、命令実行前アクセス領域、命令実
行後アクセス領域等のトレース情報をスタックする情報
スタック機構と、障害発生時にスタックした情報を出力
できる情報出力機構を有することを特徴とするプログラ
ム障害情報収集方式が提案されている。図4は、従来の
プログラム障害情報収集方式の構成を示すブロック図で
ある。
【0004】トレース機構102は、プログラム101
の動作を命令毎にトレース処理し、その結果によって得
られた各命令アドレス、命令、レジスタ、命令実行前ア
クセス領域、命令実行後アクセス領域等のトレース情報
を情報スタック機構103によりスタックする。障害発
生時に、障害解析機構104により、障害解析を行なう
が、そのとき、情報スタック機構103がスタックして
いたトレース情報を適宜に情報出力機構105により出
力して活用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の障害情報収集方式は、次のような問題点があった。
【0006】第1の問題点は、装置的に大規模になって
しまう、ということである。その理由は、全ての詳細情
報をスタックするためには大容量なスタック装置を設け
なければならないためであり、これは、トレース情報を
全てスタックしてしまう構成に起因する。
【0007】第2の問題点は、障害発生しないと障害解
析機構が動作せず、情報スタック機構からトレース情報
を出力できない、ということである。すなわち、疑似的
に障害発生させないと情報出力機構からスタック機構の
情報を出力できなくなってしまう。
【0008】したがって、本発明は、上記問題点を解消
すべくなされたものであって、その目的は、トレースデ
ータ用の記憶装置の小容量化/小スペース化を図るとと
もに、任意にトレースを停止可能とし、且つ、所望する
トレース情報を取得可能とする障害情報トレース回路を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のプログラマブル障害情報トレース回路は、
情報処理装置における障害情報等をトレースするための
回路であって、トレース対象となるアクセス情報を該情
報処理装置から予め可変に設定する手段と、トレース動
作の停止条件として外部からの障害検知又はアクセス
情報を該情報処理装置から予め可変に設定する手段と、
を備え、前記情報処理装置における各種情報がトレース
対象の情報に属する場合にのみ前記情報処理装置の情報
を有効なトレース情報として記憶手段に格納し、且つ、
トレース動作停止条件が成立した際にトレース動作を停
止する、ものである。
【0010】[発明の概要]本発明の障害情報トレース
回路は、トレースしたい情報をプログラマブルに設定す
ることが可能であり、またトレース動作の停止に関して
もプログラマブルに設定することが可能であるため、小
容量なトレースデータ用バッファの構成にて適宜に有効
情報をCPUのソフトウェアに提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明のプログラマブル障害情報トレース
回路は、その好ましい実施の形態において、トレースし
たい情報をプログラマブルに設定するトレース情報設定
手段(図1の11)と、トレース動作の停止についてプ
ログラマブルに設定するトラップ情報設定手段(図1の
13)と、CPUから出力される情報(例えばアドレス
/データ/アクセスタイプ情報)について、トレース情
報設定手段に設定された情報と突き合わせ、トレース情
報として有効な情報であるか否かを判定し、有効と判定
した場合に、CPUの出力情報をトレース用記憶手段
(図1の15)に格納するように制御する手段(図1の
12、16、17)と、トラップ情報設定手段に設定さ
れたトレース動作の停止情報を参照してCPUからの出
力情報もしくは外部の障害検出回路(図1の3)から供
給された障害検出信号に基づき、トレース停止条件成立
時に、前記トレース用記憶手段へのトレース情報の格納
動作を停止するように制御する手段(図1の14、1
6)と、を備える。
【0012】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図1を参照すると、本発明の一実施例
において、トレース回路1は、CPU2から出力される
アドレス/データ/アクセスタイプ情報を検出して検出
した情報をラッチするアドレス/データ/アクセスタイ
プラッチ回路部10を有している。
【0014】アドレス/データ/アクセスタイプラッチ
回路部10は、トレース設定情報検出回路部12、トレ
ース情報設定レジスタ11、及びトラップ情報設定レジ
スタ13に接続され、CPU2からのアクセスがトレー
ス情報設定レジスタ11向けのアクセス時にはトレース
情報設定レジスタ11に対するアクセスが許可され、ま
たCPU2からのアクセスがトラップ情報設定レジスタ
13向けのアクセス時にはトラップ情報設定レジスタ1
3に対するアクセスが許可される。
【0015】トレース情報検出回路部12は、トレース
情報設定レジスタ11に設定されたトレース有効情報を
受信し、アドレス/データ/アクセスタイプラッチ回路
部10から出力されるCPUアクセス情報がトレース有
効情報であるか否かをチェックし、有効情報であること
を検出すると、トレースデータ用バッファ15にアドレ
ス/データ/アクセスタイプ情報を送信し、トレースデ
ータ用バッファ制御回路(「トレースバッファ制御回
路」ともいう)16に検出信号を送信する。
【0016】トレースデータ用バッファ制御回路16
は、トレース情報検出回路部12からのトレ−ス検出信
号を受信すると、アドレス生成カウンタ回路16にカウ
ントアップ信号を送信し、トレース情報保持用アドレス
を出力させ、トレースデータ用バッファ15に書込み許
可信号を送信することで、トレースデータ用バッファ1
5に、アドレス/データ/アクセスタイプ情報を保持す
る。
【0017】トラップ設定情報検出回路部14は、トラ
ップ情報設定レジスタ13に設定されたトラップ設定情
報を検出すると、トレースデータ用バッファ制御回路1
6及び外部周辺回路に、トラップ検出信号を送信する。
【0018】このトラップ検出信号を受信したトレース
データ用バッファ制御回路16は、トレースデータ用バ
ッファ15への有効トレース情報のバッファリングを中
止する。
【0019】外部の障害検出回路9からの障害検出信号
を受信した時も、同様にして、トレースデータ用バッフ
ァ15への有効トレース情報のバッファリングを中止す
る。
【0020】また、トレースデータ用バッファ15にバ
ッファリングしたトレース情報、トレース情報設定レジ
スタ11、及びトラップ情報設定レジスタ13を読み出
し可能とするための出力バッファ18を設ける。
【0021】次に、図1を参照して、本発明の一実施例
の動作について説明する。
【0022】本発明の一実施例のトレース回路1は、ト
レースしたい情報や、何をもってしてトレース動作を停
止するかの情報をプログラマブルに設定できる機能を有
している。これらの情報の設定は、トレース情報設定レ
ジスタ11、トラップ情報設定レジスタ13に任意値を
設定することで成立する。なお、これら2つのレジスタ
の設定方法は、ハードウェア/ソフトウェアを問わな
い。以下では、ソフトウェアによる設定による実施例の
動作について示す。
【0023】CPU2が、CPUバスを介してトレース
情報設定レジスタ11にトレースしたい情報(例えば全
てのアドレス領域へのリード・ライトアクセスに関する
情報とする)を設定する場合、CPU2が出力したトレ
ース情報設定レジスタ11向けアクセスを、トレース回
路1内のアドレス/データ/アクセスタイプラッチ回路
10にラッチする。
【0024】アドレス/データ/アクセスタイプラッチ
回路10は、ラッチ情報をトレース情報設定レジスタ1
1と接続されるバスに送信する。トレース情報設定レジ
スタ11は、自アクセスを検出し、その設定情報(この
場合、全てのアドレス領域のリード・ライトアクセス)
を自レジスタに設定する。
【0025】CPU2がCPUバスを介してトラップ情
報設定レジスタ13にトラップを仕掛けたい情報(例え
ばA番地へのリードアクセスとする)を設定する場合、
CPU2が出力したトラップ情報設定レジスタ13向け
アクセスを、トレース回路1内のアドレス/データ/ア
クセスタイプラッチ回路10にラッチする。
【0026】アドレス/データ/アクセスタイプラッチ
回路10は、ラッチ情報をトラップ情報設定レジスタ1
3と接続されるバスに送信する。トラップ情報設定レジ
スタ13は自アクセスを検出し、その設定情報(この場
合、A番地へのリードアクセス)を自レジスタに設定す
る。
【0027】次に、本発明の一実施例における、トレー
ス情報設定レジスタ11とトラップ情報設定レジスタ1
3設定完了後のトレース回路1内のトレースデータのバ
ッファリング動作について説明する。
【0028】CPU2がプログラムを実行することで、
CPUバスに出力するアクセス情報をアドレス/データ
/アクセスタイプラッチ回路10にて各アクセス毎にラ
ッチしてトレース設定情報検出回路部12、及びトラッ
プ設定情報検出回路部14に送信する。
【0029】アクセス情報を受信したトレース設定情報
検出回路部12は、トレース情報設定レジスタ11に設
定されたアクセス(この場合、全てのアドレス領域のリ
ード・ライトアクセス)であるか否かをチェックし、ト
レース情報設定レジスタ11に設定された範囲内のアク
セス(この場合、全てのアドレス領域のリード・ライト
アクセス)を検出した場合、トレースバッファ制御回路
16にトレース有効アクセス検出信号(トレース検出信
号)を送信する。
【0030】トレースバッファ制御回路16は、上記ト
レース検出信号を受信すると、アドレス生成回路17
に、アドレス送信要求信号を送信するとともに、トレー
スバッファ制御回路16に書込み要求信号を送信する。
アドレス生成回路17は、アドレス送信要求信号を受信
するとトレースデータ用バッファ15にアクセス情報を
書込み用アドレスを生成し出力する。
【0031】トレースデータ用バッファ15は、トレー
ス設定情報検出回路部12からのトレース情報を、アド
レス生成回路17より書込み用アドレスを受け取り、ト
レースバッファ制御回路16より書込み要求信号を受信
してバッファリングする。
【0032】上記動作の繰り返しにより、トレースした
いCPUアクセスの情報をトレースデータ用バッファ1
5にバッファリングしていく。
【0033】次に、本発明の一実施例における、トレー
ス情報のバッファリングの停止動作について説明する。
【0034】トレース動作の停止制御はトラップ情報設
定レジスタ13とトラップ設定情報検出回路部14が司
る。本発明の一実施例におけるトラップ情報設定レジス
タ13のレジスタ構成の例を図2に示す。
【0035】図2を参照すると、トラップ情報設定レジ
スタ13の”ERR/TRAP”ビットは、トレース動
作停止のトリガを障害検出信号もしくはトラップ情報設
定レジスタ13の”アドレス情報/データ情報/アクセ
スタイプ情報”ビットにするか指示するビットである。
この場合、”ERR/TRAP”ビットの設定が“1”
で障害検出信号を選択し、“0”でトラップ情報設定レ
ジスタ13の”アドレス情報/データ情報/アクセスタ
イプ情報”ビットを選択することとする。
【0036】まず、”ERR/TRAP”ビットを
“1”に設定した時の動作について説明する。”ERR
/TRAP”ビットが“1”設定の場合、トラップ設定
情報検出回路部14は外部回路である障害検出回路9か
ら障害検出通知信号を受信すると、トレースバッファ制
御回路16にトラップ情報検出信号を送信する。
【0037】トレースバッファ制御回路16は、トラッ
プ情報検出信号を受信すると、トレース設定情報検出回
路部12からトレース情報検出信号を受信しても、アド
レス生成回路17へのアドレス送信要求信号の送信、ト
レースバッファ制御回路16に書込み要求信号の送信を
停止させ、トレースデータ用バッファ15へのバッファ
リング動作を実行しない。
【0038】次に”ERR/TRAP”ビットを“0”
に設定した時の動作について説明する。”ERR/TR
AP”ビットが“0”設定の場合、トラップ設定情報検
出回路部14は、トラップ情報設定レジスタ13の”ア
ドレス情報/データ情報/アクセスタイプ情報”ビット
にて指示されたトラップ情報を受信すると、トレースバ
ッファ制御回路16にトラップ情報検出信号を送信す
る。トレースバッファ制御回路16は、トラップ情報検
出信号を受信すると、トレース設定情報検出回路部12
からトレース情報検出信号を受信しても、アドレス生成
回路17へのアドレス送信要求信号の送信、トレースバ
ッファ制御回路16に書込み要求信号の送信を停止さ
せ、トレースデータ用バッファ15へのバッファリング
動作を実行しない。また、外部回路に対してトラップ検
出信号を送信し、トラップアクセスが実行されたことを
外部回路に通知できる手段を持たせておく。
【0039】最後に、本発明の一実施例における、トレ
ースデータ用バッファ15にバッファリングされた情報
の読み出し動作について説明する。
【0040】CPU2がCPUバスを介してトレース回
路1にトレースデータ用バッファ15にバッファリング
されたトレース情報を読み出しにくると、まずアドレス
/データ/アクセスタイプラッチ回路10がCPU2か
らのアクセスをラッチする。
【0041】アドレス/データ/アクセスタイプラッチ
回路10は、ラッチした情報をトレースバッファ制御回
路16と接続されるバスに送信する。
【0042】トレースバッファ制御回路16は、そのア
クセスをトレースデータ用バッファ15領域のアクセス
であることを検出すると、アドレス生成回路17にアド
レス送信要求信号を送信し、トレースバッファ制御回路
16に読出し要求信号を送信する。
【0043】アドレス生成回路17は、アドレス送信要
求信号を受信すると、アドレス/データ/アクセスタイ
プ10が送信している読出しアドレス情報をトレースデ
ータ用バッファ15に出力する。
【0044】トレースデータ用バッファ15は、アドレ
ス生成回路17より受信した読出しアドレスから、トレ
ースバッファ制御回路16より読出し要求信号を受信し
て読出し要求のあったデータを出力バッファ18を介し
てCPU2に返送する。
【0045】図3は、本発明の別の実施例として、トラ
ップ情報設定レジスタ13のレジスタ構成を示す図であ
る。図3を参照すると、新たに“COUNT”という項
目(ビットフィールド)を設けてある。この“COUN
T”という項目を設けることで、トラップ情報設定レジ
スタ13に設定したアクセスが“COUNT”の項目で
設定した回数だけ発生した場合、トラップ設定情報検出
回路14から検出信号が送信され、トレース動作の停止
を及び、トレース動作の停止通知を実行することができ
る。
【0046】この実施例は、トレースしたい最低限の情
報収集機能の拡大を図ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0048】本発明の第1の効果は、トレースしたい情
報を絞ってトレースデータ用バッファにバッファリング
することができる、ということである。このため、トレ
ースデータ用バッファの小容量化/小スペース化を図る
ことができる。
【0049】その理由は、本発明においては、トレース
したい情報をプログラマブルに設定できるレジスタと、
有効情報の検出回路と、を設けているからである。
【0050】本発明の第2の効果は、トレース情報のバ
ッファリング動作を適宜に停止できる、ということであ
る。このため、トレースデータ用のバッファにバッファ
リングされるデータの中から有効な最低限必要な情報の
みを適宜に抽出することが可能になる。また、必要以上
にトレース動作を実行することがないので、トレースデ
ータ用のバッファの小容量化/小スペース化を図ること
ができる。
【0051】その理由は、本発明においては、トレース
動作の停止自由にを設定できるレジスタと有効情報の検
出回路を設けているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例におけるトラップ情報設定レ
ジスタの構成を示す図である。
【図3】本発明の別の実施例におけるトラップ情報設定
レジスタの構成を示す図である。
【図4】従来のトレース情報収集方式を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 トレース回路 2 CPU 3 障害検出回路 10 アドレス/データ/アクセスタイプ・ラッチ回路 11 トレース情報設定レジスタ 12 トレース設定情報検出回路部 13 トラップ情報設定レジスタ 14 トラップ設定情報検出回路部 15 トレースデータ用バッファ 16 トレースバッファ制御回路 17 アドレス生成回路 18 出力バッファ 101 プログラム 102 トレース機構 103 情報スタック機構 104 障害解析機構 105 情報出力機構

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理装置における障害情報をトレース
    するための回路であって、前記情報処理装置によりアクセスされ、前記情報処理装
    置より出力される情報に基づき、前記情報処理装置のア
    クセス情報のうち トレースしたいアクセス情報をプログ
    ラマブルに設定するトレース情報設定手段と、前記情報処理装置よりアクセスされ、前記情報処理装置
    より出力される情報に基づき、 トレース動作の停止情報
    として、外部からの障害検出又は前記情報処理装置のア
    クセス情報をプログラマブルに設定するトラップ情報設
    定手段と、 前記情報処理装置から出力されるアクセス情報につい
    て、前記トレース情報設定手段に設定された情報と照合
    し、トレース情報として有効な情報であるか否かを判定
    し有効と判定した場合に、前記情報処理装置から出力さ
    れる前記情報をトレース用記憶手段に格納する手段と、 前記トラップ設定手段に設定されたトレース動作の停止
    情報を参照して前記情報処理装置から出力される情報も
    しくは外部から供給された障害検出信号に基づき前記ト
    レース用記憶手段へのトレース情報の格納動作を停止す
    る手段と、前記トレース用記憶手段の情報を前記情報処理装置に出
    力する手段と、 を備えたことを特徴とする、プログラマ
    ブル障害情報トレース回路。
  2. 【請求項2】CPUからCPUバスに出力されるアクセ
    ス情報であるアドレス、データ、アクセスタイプのうち
    トレースしたいアクセス情報をプログラマブルに設定す
    るトレース情報設定手段と、 トレース動作の停止について、外部からの障害検出又は
    前記CPUのアクセス情報をプログラマブルに設定する
    トラップ情報設定手段と、を備え、前記トレース情報設定手段と、トラップ情報設
    定手段とは、前記CPUからの選択でアクセスされてそ
    の情報が設定され、 前記CPUから出力されるアドレス・データ・アクセス
    タイプ情報について、前記トレース情報設定手段に設定
    された情報を参照して、トレース情報として有効な情報
    であるか否かを判定し、有効と判定した場合に、トレー
    ス検出信号を出力する手段と、 前記CPUから出力されるアドレス・データ・アクセス
    タイプ情報、及び外部からの障害検出信号に基づき、前
    記トラップ情報設定手段に設定されたトレース停止情報
    を参照して、該トレース停止条件が成立している時、ト
    ラップ検出信号を出力する手段と、 前記トレース検出信号を受けてトレースデータ用記憶手
    段に前記CPUからの情報をトレース情報として格納す
    るとともに、前記トラップ検出信号を受けた時に前記ト
    レースデータ用記憶手段への前記トレース情報の格納動
    作を停止するように制御する手段と、前記トレースデータ用記憶手段のトレースデータと、前
    記トレース情報設定手段の設定情報と前記トラップ情報
    設定手段の設定情報を前記CPUに出力する手段と、
    備えたことを特徴とする、プログラマブル障害情報トレ
    ース回路。
  3. 【請求項3】CPUのCPUバス上に出力するアクセス
    情報をトレース用バッファに蓄積するトレース回路にお
    いて、 CPUがCPUバス上に出力するアクセス情報を検出し
    てラッチするアドレス/データ/アクセスタイプラッチ
    回路部と、 トレース対象のアクセス情報をプログラマブルに格納す
    るトレース情報設定レジスタと障害検出をトレース停止条件とするか、又は、設定され
    たアクセス情報(「トラップ設定情報」という)をトレ
    ース停止条件として格納する トレース情報設定レジスタ
    と、トレース設定情報検出回路部、及びトラップ設定情報検
    出回路部を備え、 前記CPUからのアクセスが前記トレース情報設定レジ
    スタ向けのアクセス時には、前記アドレス/データ/ア
    クセスタイプラッチ回路部でラッチされた情報が、前記
    トレース情報設定レジスタに設定され、 前記CPUからのアクセスがトラップ情報設定レジスタ
    向けのアクセス時には前記アドレス/データ/アクセス
    タイプラッチ回路部でラッチされた情報が、前記トラッ
    プ情報設定レジスタに設定され、 前記CPUがプログラムを実行することで、前記CPU
    バスに出力するアクセス情報を前記アドレス/データ/
    アクセスタイプラッチ回路が各アクセス毎にラッチし
    て、前記トレース設定情報検出回路部、及び前記トラッ
    プ設定情報検出回路部に送信され、 アクセス情報を受信した前記トレース設定情報検出回路
    部は、前記アクセス情報がトレース情報設定レジスタに
    設定されたアクセスであるか否かをチェックし、前記ト
    レース情報設定レジスタに設定された範囲内のアクセス
    を検出した場合、トレース検出信号を出力し、 前記トレース検出信号を受けて、前記トレースデータ用
    バッファに、前記アクセス情報を書き込むように制御す
    るトレースバッファ制御回路を備え前記トラップ設定情報検出回路部は、前記トラップ情報
    設定レジスタでトレース停止条件として障害検出が選択
    されている場合、障害検出回路からの障害検出信号を受
    信した時に前記トレースバッファ制御回路にトラップ検
    出信号を送信し、障害検出が非選択の場合、前記アクセ
    ス情報と、前記トラップ情報設定レジスタに設定された
    トラップ設定情報との一致を検出すると、前記トレース
    バッファ制御回路にトラップ検出信号を送信し、 前記トラップ検出信号を受信したトレースバッファ制御
    回路は、前記トレースデータ用バッファへの有効トレー
    ス情報のバッファリングを停止し、 前記トレースデータ用バッファにバッファリングしたト
    レース情報、前記トレース情報設定レジスタ、及びトラ
    ップ情報設定レジスタを前記CPUで読み出し可能とす
    るための出力バッファを備えている 、ことを特徴とす
    る、プログラマブル障害情報トレース回路。
  4. 【請求項4】前記トラップ情報設定レジスタがカウント
    情報欄を有し、前記トラップ情報設定レジスタに設定さ
    れている障害又は設定されたアクセス情報が前記カウン
    ト情報欄の設定回数発生したときに、前記トラップ設定
    情報検出回路部が前記トレースバッファ制御回路にトラ
    ップ検出信号を送信し前記トレースデータ用バッファへ
    トレースを停止させることを特徴とする、請求項3記載
    のプログラマブル障害情報トレース回路。
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