JP3186608B2 - 耐発銹性に優れた建築用材料 - Google Patents

耐発銹性に優れた建築用材料

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JP3186608B2 JP30146196A JP30146196A JP3186608B2 JP 3186608 B2 JP3186608 B2 JP 3186608B2 JP 30146196 A JP30146196 A JP 30146196A JP 30146196 A JP30146196 A JP 30146196A JP 3186608 B2 JP3186608 B2 JP 3186608B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根用、軒下用、
および壁・側板等に用いられる建築用材料に関し、特に
海岸や工業地帯、およびその近傍などで使用される耐発
銹性、美麗性に優れた建築用材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根・壁材等の建築用材料とし
て、溶融Znめっき鋼板、溶融Zn−Al合金めっき鋼
板、Al−Si合金めっき鋼板等が用いられてきた。こ
れらの鋼材は、海塩粒子の影響が大きくpHの高い環境
となる海岸地域や、pHの低い酸性雨が降る工業地帯で
使用されると、容易に腐食され、白錆が発生したり黒色
化が生じたりする。さらには、めっき皮膜の消失が早ま
り、母材が早期に赤錆を発生して美麗性が損なわれると
いう問題があった。
【0003】そのため、海岸や工業地帯では溶融めっき
を施した鋼材の使用は控えられ、このような環境下での
耐食性に優れ(すなわち、耐環境性を有し)、赤錆の発
生しにくい美麗性に優れた建築用材料として、高Cr系
のステンレス鋼やオ−ステナイト系ステンレス鋼が使用
されている。さらに、Cr含有鋼について、その耐発銹
性を高めるために表面に光輝焼鈍処理を施した鋼板が提
案されている(特公平3−79424号公報)。
【0004】しかしながら、これらの鋼材をもってして
も、海岸や工業地帯では、海塩粒子や雨水に含有される
塩化マグネシウムなどの塩化物、硫酸アンモニウムや硫
酸ナトリウム等の硫酸塩、亜硫酸塩、硝酸塩等が表面に
付着し、腐食を促進する。そのため、数カ月程度の短期
間における発銹でさえも完全には防止できないのが現状
である。また、臨海工業地帯などでは、海塩粒子の付着
によるpHの上昇および酸性雨によるpHの下降が繰り
返されることにより鋼材の腐食が促進されるという問題
があり、このような環境で使用される材料は極めて厳し
い腐食環境に曝されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、海塩粒
子の影響の大きい海岸地域や酸性雨の影響の大きい工業
地帯、さらにpHの上昇および下降が繰り返される臨海
工業地帯で使用される建築用材料として十分使用に耐え
るものは、現在用いられている材料中には見あたらない
のが実状である。
【0006】本発明者らは、この問題を解決するために
研究を重ねた結果、Al−Mn系合金めっき皮膜が海塩
粒子および酸性雨の影響の大きい環境において高耐食性
を発現することを見いだし、Crを5〜30重量%含有
する合金鋼材に所定量のMnを含有するAl−Mn系合
金めっきを施した材料を提案した(特願平7−1129
09号)。しかし、この材料は優れた耐発銹性を有する
一方、製造上不可避的に存在するAl−Mn系合金めっ
き皮膜のピンホ−ルを通して母材からFeおよびCrが
溶出し、FeおよびCrの腐食生成物がめっき層の表面
にシミ状に形成され、美麗性を欠くという問題があり、
建築用材料として必ずしも満足できるものではなかっ
た。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みなされたも
ので、その目的は、特に海岸や工業地帯等、腐食性の強
い環境下において従来の溶融めっきが施された鋼材やス
テンレス鋼材よりも優れた耐発銹性、ならびに美麗性を
有する建築用材料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために検討を重ねた結果、5〜30重量%
Cr含有鋼にAl−Mn系合金めっきを施した後、さら
にその表面をシリカ変性アクリル系エマルジョン樹脂を
含有する樹脂で被覆することにより、優れた耐食性を有
するとともに、長期間にわたって皮膜表面におけるシミ
状の変色を抑制し、美麗性を保持し得ることを見いだし
た。
【0009】本発明は上記の知見に基づくもので、その
要旨は、下記(1)および(2)の建築用材料にある。
【0010】(1)Cr含有量が5〜30重量%である
鋼材の表面に、Mn含有量が8〜40重量%で、付着量
が3〜50g/m2 のAl−Mn系合金めっき層を有
し、さらにその上層に、シリカ変性アクリル系エマルジ
ョン樹脂、またはアクリル系エマルジョン樹脂とシリカ
変性アクリル系エマルジョン樹脂との混合物からなるエ
マルジョン樹脂を含有する被覆組成物で形成された膜厚
が0.1〜10μmの皮膜を有することを特徴とする耐
発銹性に優れた建築用材料。
【0011】(2)皮膜が、Cr(VI)量に換算して
皮膜に対し0.1〜1.0重量%の6価クロム化合物を
含む防錆剤および皮膜に対し0.5〜30重量%の有機
系腐食抑制剤のいずれか一方または両方を含有すること
を特徴とする上記(1)に記載の耐発銹性に優れた建築
用材料。
【0012】なお、本発明の建築用材料の形態は特定の
ものに制限されず、鋼板の他、型鋼、鋼管、棒鋼、鋼線
など、いずれの形態を有するものであってもよい。ま
た、本発明の建築用材料は、これらの形態を有する建築
用材料がロールフォーミング、プレス等の加工を受けた
後、上記のめっき層および樹脂皮膜が形成された材料を
も含むものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明(上記(1)の発明)の建
築用材料は、母材であるCr含有合金鋼材の表面にAl
−Mn系合金めっき層が形成され、さらにその上層にシ
リカ変性アクリル系エマルジョン樹脂、またはアクリル
系エマルジョン樹脂とシリカ変性アクリル系エマルジョ
ン樹脂との混合物からなるエマルジョン樹脂を含有する
被覆組成物の皮膜が所定の膜厚で形成されたものであ
る。以下、この発明の構成要件について詳細に説明す
る。
【0014】〈母材〉本発明の建築用材料の母材は、C
rを5〜30重量%含有する合金鋼である。母材合金鋼
のCr含有量を5〜30重量%に限定したのは、Cr含
有量が5重量%より少ない場合、後述する緻密な不動態
皮膜の形成が期待できず、一方、30重量%を超えて含
有される場合は、Al−Mn系合金めっきを施さなくて
も十分に高い耐食性を示すからである。
【0015】実際の母材合金鋼では、Crの他に、C、
Si、Mn、S、Pや、Al(アルミニウム)、N、O
(酸素)などが適宜添加され、あるいは製造上不可避的
に混入している。さらに耐食性を高めるためNi、M
o、Nb、B(ほう素)等が添加されているが、本発明
の建築用材料では、これらの元素の含有量については特
に限定されない。Fe以外に上記の元素が含有されてい
ても、Cr含有量が本発明で規定する範囲内でありさえ
すれば、後述する機構により優れた耐食性が発現するか
らである。
【0016】〈めっき層〉一般に、Cr含有合金鋼の表
面に形成されたAl−Mn系合金めっき層は、同様に形
成された純Alめっき(正確にはAl−Si系合金めっ
き)あるいはAl−Zn系合金めっきの各めっき層に比
べて耐食性に優れていることが判明している。これは、
以下に示すように、Al−Mn系合金めっき層の環境遮
断性と、Cr含有合金鋼に対する犠牲防食作用によるも
のである。
【0017】本発明の建築用材料が使用される海塩粒子
や酸性雨の影響の大きい海岸や工業地帯では、材料の表
面に付着する水分のpHがおおよそ3〜11程度である
と考えられる。このような環境中に本発明の材料が曝さ
れると、母材であるCr含有合金鋼とめっき層との電位
差によりめっき層が優先的に溶出して母材鋼は保護され
る。すなわち、Al−Mn系合金めっき層はCr含有合
金鋼に対する犠牲防食能を有している。また、Al−M
n系合金めっき層の陽分極は大きく、腐食速度がZn系
めっき層等の腐食速度に比べ1桁程度小さい。これはめ
っき層中のAlが環境中に溶出すると同時に、遊離し酸
化されたMnが母材鋼の表面に一種の不動態皮膜を形成
して環境と母材との接触を絶つ環境遮断性が発現される
ためと考えられている。
【0018】この不動態皮膜は、母材としてCr含有合
金鋼を用いた場合、Cr酸化物からなる強固な皮膜とな
る。このような皮膜が形成される機構の詳細は明かでは
ないが、次のように推定される。
【0019】すなわち、材料がpH4以下の酸性雨環境
にさらされた場合、母材表面の不動態皮膜(Cr酸化
物)も溶解傾向を示し、同時に溶解しているAl−Mn
系めっき層のMnイオンとの相互作用によって、より緻
密度の高い不動態皮膜が形成され、めっき層および母材
鋼が保護される。また、同時に溶出しているAlイオン
は、Feイオンの赤錆化に対するインヒビタとして作用
すると考えられる。一方、鋼材表面に付着した海塩粒子
の吸湿・潮解により表面のpHが9以上に上昇した場合
を考えると、鋼材表面で生じた水膜の不均一性に起因し
て生じる酸素濃淡電池の作用により、やはり母材表面の
Cr酸化物や、めっき層のMn酸化物が溶解し、Crイ
オンとMnイオンとの相互作用によって、より緻密度の
高い不動態皮膜が形成され、めっき層および母材鋼が保
護される。さらに、このようなpHの低い環境と高い環
境が繰り返し生じた場合、母材鋼のCrとめっき層のA
lおよびMnが少しづつ消費されるが、緻密度の高い不
動態皮膜が形成されることにより、長期間にわたって材
料の高耐食性が維持される。
【0020】上記のAl−Mn系合金めっき層のMn含
有量は8〜40重量%に限定する。Mnは上述したよう
に緻密度の高い不動態皮膜の形成に有効に働き、耐食性
に寄与するが、Mn含有量が8重量%より低いとこのよ
うな不動態皮膜が形成されにくく、逆に40重量%を超
えると、めっき層が非晶質領域を逸脱して結晶質となる
ため加工性および耐食性がともに劣化するうえ、めっき
層中のAl含有量が相対的に低下して、Alイオンのイ
ンヒビタ効果が期待できないからである。より好ましい
Mn含有量は15〜30重量%である。
【0021】Al−Mn系合金めっき層は、AlとMn
の2成分系合金であれば本発明の材料で必要とされる耐
食性は発揮されるが、必要に応じ、以下に示す(イ)〜
(ハ)の3群の元素の内から1種または2種以上の第3
元素を含有していてもよい。ただし、これらの第3元素
を2種以上添加する場合には、めっき層中におけるそれ
らの合計量を15at%以下とすることが好ましい。
【0022】(イ)それぞれ0.005〜10at%の
Cu、Ag、Fe、CoおよびNi:これらの元素は、
Al−Mn系合金めっき層の硬度を高めるとともに、摺
動性および加工性を高める働きがある。
【0023】(ロ)それぞれ0.002〜3at%のM
g、Ca、Sr、Ba、Zn、Cd、In、Tl、S
i、Ge、Sn、Pb、As、SbおよびBi:これら
の元素は、Al−Mn系合金めっき層の電位を卑にし、
皮膜の犠牲防食能を向上させる働きをする。
【0024】(ハ)それぞれ0.005〜5at%のT
i、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、Wおよ
びRe:これらの元素は、めっき層の融点を上昇させ、
スポット溶接の連続打点性を向上させる。
【0025】さらに、Al−Mn系合金めっき層のめっ
き付着量(片面あたり)は3〜50g/m2 と限定す
る。これは、めっき付着量が3g/m2 より少ないと、
Al−Mn系合金めっき層の耐食性が十分ではなく、一
方、50g/m2 を超えると、めっき皮膜が厚くなりす
ぎて加工性が低下し、さらにめっき剥離が生じ、あるい
は、めっき時の残留応力によりめっき割れやめっき剥離
が生じて耐食性が低下するからである。
【0026】Al−Mn系合金めっき層は、溶融めっき
法または溶融塩電解めっき法により形成することができ
る。特に、Mn含有量が比較的多い場合には、溶融塩電
解めっき法が好ましい。
【0027】溶融塩電解めっき法のめっき浴としては塩
化物浴が一般に使用できる。塩化物浴は、AlCl3
少なくとも1種のアルカリ金属塩化物(NaCl、KC
l、LiClなど)との混合物を基本組成とし、これに
合金元素(Mn、および必要により含有させる他の1種
または2種以上の合金元素)を塩化物または金属として
加えることにより構成すればよい。塩化物浴へのMnの
添加量を増減させることにより、析出するAl−Mn系
合金めっき層中のMn含有量を調整することができる。
なお、助剤として、有機アミン、フッ化物、臭化物、よ
う化物等を添加してもよい。また、塩化物浴として、上
記の浴の他に、AlCl3 −エチルメチルイミダゾリウ
ムクロリド(EMIC)を基本組成とする、より低融点
の溶融塩浴も使用できる。
【0028】めっき密着性を高めるために、母材に下地
層としてZnやNiなどの金属をプレめっきしておいて
もよい。この下地層は、慣用のジンケート処理、Niプ
レめっき処理などにより形成することができる。また、
下地層なしで母材とAl−Mn系合金めっき層との密着
性を高めるためには、めっき前処理として、化学的な酸
洗や物理的な研削により母材表面の酸化皮膜を除去した
後にめっきを施す方法も適用できる。
【0029】さらに、Al−Mn系合金めっき層の上に
酸化皮膜またはクロメート皮膜を形成させてもよい。こ
れによって耐食性および美麗性は一層向上する。
【0030】〈エマルジョン樹脂〉本発明の建築用材料
は、上記のめっき層の上にシリカ変性アクリル系エマル
ジョン樹脂、またはアクリル系エマルジョン樹脂とシリ
カ変性アクリル系エマルジョン樹脂との混合物からなる
エマルジョン樹脂を含有する被覆組成物で形成された膜
厚が0.1〜10μmの皮膜を有している。
【0031】本発明者らは、ベ−ス樹脂としてのエマル
ジョン樹脂を選択するに際し、アクリル系、アクリル−
スチレン系、アクリル−シリコン系、ポリエステル系、
アルキッド系、およびウレタン系の各エマルジョン樹脂
について試験を行った。その結果、アクリル−スチレン
系エマルジョン樹脂とポリエステル系樹脂は耐アルカリ
性、耐候性が不十分であり、アルキッド系エマルジョン
樹脂は耐アルカリ性が悪かった。ウレタン系エマルジョ
ン樹脂は、6価クロム化合物の溶解性が悪く、十分な耐
食性が得られなかった。
【0032】これに対し、アクリル系のエマルジョン樹
脂およびアクリル−シリコン系のエマルジョン樹脂は、
建築用材料では必須の条件とされる耐候性がよく、耐ア
ルカリ性および耐酸性(耐薬品性)についても優れてい
た。この樹脂は、水系のエマルジョン樹脂であるため防
錆剤として添加される6価クロム化合物の溶解性がよ
く、かつ低温造膜性に優れており、また、被覆組成物
(塗料)の調製時における溶剤の取り扱いないしは排出
に関しての環境問題を生じないという利点もある。そこ
で、ベ−ス樹脂としてアクリル系のエマルジョン樹脂を
使用することとした。アクリル系の樹脂皮膜は、周知の
通り透明性に優れ、下地表面処理鋼板の意匠性を害する
ことがない点でも有利である。
【0033】アクリル系エマルジョン樹脂は、アクリル
酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルを主体
とし、これに、必要により他のα,β−エチレン性不飽
和モノマ−を配合したモノマ−混合物を乳化重合させて
得られる水分散性樹脂である。モノマーとしては、次に
例示するように多様な種類のモノマ−を使用できるの
で、要求される皮膜の性能に応じて1種または2種以上
(通常は2種以上)のモノマ−を使用する。
【0034】アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エ
ステルとしては、例えば、アクリル酸またはメタクリル
酸のメチルエステル、エチルエステル、ブチルエステ
ル、2−エチルヘキシルエステルなどが使用できる。
【0035】これらのエステルと共重合可能なα,β−
エチレン性不飽和モノマ−としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、クロトン酸などの不飽和カルボ
ン酸、α位で分岐した飽和カルボン酸のビニルエステ
ル、重合性不飽和基を2個以上有するジ(メタ)アクリ
レ−ト化合物、トリ(メタ)アクリレ−ト化合物、ジア
リル化合物、トリアリル化合物、テトラアリル化合物等
(例えば、ジビニルアジペ−ト、エチレングリコ−ルジ
(メタ)アクリレ−ト、1,3−ブチル(メタ)アクリ
レ−ト、トリエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−
ト、トリメチロ−ルプロパントリ(メタ)アクリレ−
ト、ジアリルフタレ−ト、トリアリルジシアヌレ−ト、
テトラアリルエトキシエタンなど)が挙げられる。少量
であれば、スチレン、α−メチルスチレンなどの芳香族
モノマ−も配合できる。
【0036】また、樹脂に官能基を導入するために官能
性モノマ−を配合することもできる。官能性モノマ−と
して、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
−ト、2−ヒドロキシアルキルアクリレ−ト、2−アセ
トアセトキシエチル(メタ)アクリレ−ト、アクリルア
ミド、グリシジル(メタ)アクリレ−ト、N−メチロ−
ルアクリルアミドなどが例示される。
【0037】建築用の樹脂被覆鋼板では、加工後の地鉄
(母材)が露出した端面に上記のめっき層および樹脂皮
膜が形成された後、まれに、塗装が施されることがあ
る。その場合、本発明の建築用材料が表面に有している
樹脂皮膜はアクリル系なので、アクリル系塗料に対して
は密着性に問題はないが、その他の例えばメラミンアル
キッド系塗料に対しては密着性が不十分なことがある。
その場合、前述した官能性モノマ−を1種もしくは2種
以上配合することによってアクリル系エマルジョン樹脂
中に官能基(例えば、アミノ基、ヒドロキシル基、アセ
トアセトキシ基などのβ−ケト基、エポキシ基、アミド
基等)を導入すると、メラミンアルキッド系塗料と樹脂
皮膜との密着性を改善できる。また、この官能基の導入
によって、めっき面および地鉄露出部分(めっきピンホ
ール。なお、不めっきや、めっき欠陥・損傷部も含む)
と皮膜との密着性も改善される。
【0038】アクリル系エマルジョン樹脂の酸価は20
以下とすることが好ましい。より好ましくは2〜10で
ある。酸価が20以下であると、生成した皮膜は耐水
性、耐アルカリ性、および耐酸性が良好で、樹脂皮膜と
めっき面またはめっきピンホール下の鋼母材との間の密
着性にも優れ、また皮膜の疎水性が高く、結露しにくい
ため、より高い防錆効果が期待できる。アクリル系エマ
ルジョン樹脂では、モノマ−として配合する不飽和カル
ボン酸により酸価が決まるので、この不飽和カルボン酸
の配合量によって酸価を調整することができる。なお、
樹脂の酸価とは、樹脂(固形分)1gを中和するのに必
要な水酸化カリウムのミリグラム数である。
【0039】また、本発明の建築用材料において、傷つ
きによる樹脂皮膜の破壊を生じにくくするためには、皮
膜を柔らかくするのが効果的である。そのため、アクリ
ル系エマルジョン樹脂のガラス転移温度(Tg)を25
〜55℃の範囲内にすることが好ましい。ガラス転移温
度が25℃より低いと、樹脂皮膜が柔らかくなりすぎて
鋼板を重ねて保管した場合に密着するおそれがあり、一
方、55℃を超えると樹脂皮膜が硬くなりすぎ、皮膜に
クラックが発生して耐食性が劣化する懸念がある。な
お、ガラス転移温度は、配合するモノマ−の選択によっ
て調整できる。
【0040】アクリル系エマルジョン樹脂の乳化重合
は、一般に乳化剤とラジカル重合開始剤の存在下で行わ
れるが、乳化剤は樹脂皮膜形成時に樹脂皮膜内の特定の
部位、または樹脂皮膜とAl−Mn系合金めっき層との
界面に移動して濃化するため、乳化剤に含まれる水や腐
食成分によりその部位が優先的に腐食される他、皮膜自
体の性能が阻害される。したがって、乳化重合に際して
は、重合時の乳化剤の使用量を極力低減するか、乳化重
合時に樹脂に結合される重合性のある反応性乳化剤を使
用するか、あるいは乳化剤を使用しないソ−プフリ−乳
化重合法を採用する、等の配慮をすることが望ましい。
【0041】〈シリカ〉本発明の建築用材料の表面に形
成されている樹脂皮膜を構成するアクリル系エマルジョ
ン樹脂は、シリカ変性アクリル系エマルジョン樹脂また
はアクリル系エマルジョン樹脂とシリカ変性アクリル系
エマルジョン樹脂との混合物からなるエマルジョン樹脂
を含有するである。この場合、皮膜中のシリカ含有量が
1〜10重量%となるように使用することが好ましい。
シリカ含有量が1重量%未満であると、樹脂皮膜同士が
密着するという問題が発生しやすく、10重量%を超え
ると耐アルカリ性が低下する傾向がみられる。シリカ含
有量のより好ましい範囲は、1.5〜5重量%である。
【0042】〈防錆剤〉本発明の建築用材料は、必要に
応じて樹脂皮膜中に所定量の6価クロム化合物を含む防
錆剤および有機系腐食抑制剤のいずれか一方、または両
方を含有するものであってもよい(前記(2)の建築用
材料)。
【0043】6価クロム化合物は少量で強力な防錆効果
を発揮する。皮膜中に6価クロム化合物を含む防錆剤を
含有させる場合は、その量は、皮膜(乾燥後の皮膜)に
対して、6価のクロム(Cr(VI))の量に換算して
0.1〜1.0重量%の範囲内とするのが好ましい。C
r(VI)が0.1重量%未満では耐食性の向上効果が
不十分であり、1.0重量%を超えると、耐食性の向上
は著しいが、表面の着色(黄色)が目立つようになり、
商品価値が損なわれる。特に、黄色着色の防止の観点か
ら、Cr(VI)量は0.2〜0.5重量%とするのが
好ましい。
【0044】なお、耐食性の一層の向上を狙う場合、C
r(VI)量で1重量%を超える6価クロム化合物を含
む防錆剤を樹脂皮膜に含有させることも可能である。し
かし、あまりに多量の6価クロム化合物の添加は、ベ−
スのエマルジョン樹脂を不安定にするので、多くてもC
r(VI)量で5重量%以下とするのが望ましい。
【0045】6価クロム化合物としては、無水クロム
酸、クロム酸アンモニウム、重クロム酸カリウム、クロ
ム酸カルシウム、クロム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウ
ムなどが使用できるが、好ましいのは不揮発性のアルカ
リ成分を含まない無水クロム酸やクロム酸アンモニウム
(アンモニアは造膜時に揮発しやすい)である。
【0046】特に優れた耐食性が要求される場合、6価
クロム化合物を含む防錆剤のみならず、有機系腐食抑制
剤を併用することによって樹脂皮膜の耐食性をさらに向
上させることが可能である。
【0047】また、処理設備上の制約によりCr(V
I)を含む廃液の処理が十分にできない場合、6価クロ
ム化合物を含む防錆剤の代わりに有機系腐食抑制剤を利
用することにより耐食性の向上を図ることができる。
【0048】有機系腐食抑制剤(有機インヒビタ−)と
しては、金属の腐食抑制に有効であることが知られてい
る各種の有機化合物を使用することができる。これまで
に有効であるとされているものの中では、特にベンゾイ
ミダゾ−ル、ベンゾトリアゾ−ル、ベンゾチアゾ−ル、
ジメルカプトチアゾ−ル、メルカプトベンゾチアゾ−
ル、ベンゾイソチアゾ−ル、オクチン、ラウリルアミ
ン、およびクエン酸アンモニウムが防錆効果が高いの
で、これらの中から選んだ1種もしくは2種以上を使用
することが好ましい。これらの有機系腐食抑制剤は、い
ずれも無色に近いため黄色着色の問題はない。
【0049】樹脂皮膜中にこれらの有機系腐食抑制剤を
含有させる場合は、その量は、皮膜(乾燥後の皮膜)に
対して、0.5〜30重量%とするのが好ましい。より
好ましくは、1.0〜5.0重量%である。含有量が
0.5重量%未満では、無添加の場合と比べ、ほとんど
効果が認められない。一方、30重量%を超えると皮膜
中にブツ状の抑制剤が混在することとなり、その部分が
皮膜欠陥となる他、耐水性が劣化し、耐アルカリ性およ
び耐酸性が低下する。
【0050】〈被覆組成物〉上記のシリカ変性アクリル
系エマルジョン樹脂またはこれとアクリル系エマルジョ
ン樹脂との混合物からなるベ−スエマルジョン樹脂に、
固体潤滑剤と、必要に応じて6価クロム化合物を含む防
錆剤および/または有機系腐食抑制剤を配合し、均一に
混合することによって、本発明の建築用材料の樹脂皮膜
を形成する被覆組成物(塗料)が得られる。この被覆組
成物の固形分濃度は、塗布に適した粘性となるように適
宜調整する。
【0051】被覆組成物には、上記成分以外に、アクリ
ル系エマルジョン樹脂塗料に使用可能な他の添加剤が含
まれていてもよい。本発明の建築用材料においてとくに
好適な添加剤は、造膜助剤と界面活性剤である。その
他、着色顔料・染料なども場合によっては添加すること
ができる。
【0052】本発明の建築用材料においては、塗装時の
乾燥条件が最高到達温度で70〜120℃という比較的
低温に制限される可能性がある。そのような場合、被覆
組成物に、前記の造膜を促進させるための造膜助剤を添
加するのが望ましい。それによって、上記の温度範囲内
でアクリル系エマルジョン樹脂の塗膜を十分に焼き付け
ることが可能となる。
【0053】造膜助剤としては、ブチルセルソルブ、ブ
チルカルビト−ルなどの親水性エ−テル類、アジピン酸
ジメチル、コハク酸ジメチル等の二塩基酸エステル類の
使用が可能である。配合量は、樹脂固形分に対して1〜
50重量%とするのが一般的である。
【0054】上記の被覆組成物を用いて皮膜を形成させ
た場合、膜厚が厚い部分でピンホ−ル等の塗装欠陥が生
じる場合がある。したがって、塗装に際しては、次に述
べるように、膜厚が10μm以下となるようにするのが
好ましい。また、ピンホ−ルの発生を防止するための別
の方法として、被覆組成物に界面活性剤を添加するのが
好ましい。界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤
またはノニオン系界面活性剤が使用でき、特に、微量の
添加で効果が大きく、耐食性の劣化が小さい、フッ素系
のノニオン系界面活性剤が好適である。なお、界面活性
剤の添加量は、樹脂固形分に対して0.01〜0.1重
量%の範囲が好ましい。
【0055】〈樹脂皮膜の形成〉めっき層の上層に樹脂
皮膜を形成するにあたり、特定の方法は必要ではなく、
従来用いられている方法が適用できる。しかし、本発明
の建築用材料は、特定の形態のものに限定されず、特
に、ロールフォーミング、プレス等の加工を受けた後、
上記のめっき層および樹脂皮膜が形成された材料(成形
部材)をも含むものである。したがって、このような成
形部材の場合は、被覆組成物の塗布に際し、ロ−ルコ−
テイングやバ−コ−テイング等の膜厚を制御しうる塗装
法を用いず、デイップコ−テイング、スプレ−コ−テイ
ング、スピンコ−テイング等を利用するのが一般的であ
る。
【0056】その後、塗膜を乾燥させる。乾燥は通常の
方法にしたがって焼付により行えばよい。焼付時の最高
到達温度は、前述したように70〜120℃の条件とす
ればよいが、必ずしもこの温度範囲に限定されるもので
はない。
【0057】焼付により形成された樹脂皮膜の膜厚は、
0.1〜10μmの範囲とする。膜厚が0.1μm未満
では、耐食性、耐アルカリ性、耐酸性が不十分となる。
一方、10μmを超えるとピンホ−ル等の塗装欠陥が発
生し、また、コストアップの要因にもなる。より好まし
い膜厚は、0.5〜5μmである。なお、膜厚の測定
は、樹脂皮膜を形成させた材料を液体窒素中での折り曲
げにより破壊し、その断面を高倍率のFE−SEMで観
察することにより行うことができる。
【0058】上述したように、本発明の建築用材料は、
Al−Mn系合金めっき層の上層にアクリル系のエマル
ジョン樹脂が形成されたものであって、特に海岸や工業
地帯等、腐食性の強い環境下において優れた耐発銹性を
有するとともに、母材から溶出したFeおよびCrの腐
食生成物に起因するシミ状の変色を抑制して材料表面の
美麗性を長期間にわたって保持することができる。ま
た、この材料は、特別の設備を必要とせず、比較的安価
に製造することが可能である。
【0059】次に、実施例により本発明をさらに具体的
に説明する。
【0060】
【実施例】通常の溶解・圧延法により、表1に示す化学
組成の鋼板(厚さ0.8mm)を製造した。
【0061】
【表1】
【0062】次いで、これらの鋼板の両面に溶融塩電解
めっき法によりAl−Mn系合金めっきを施し、さら
に、バーコーティング法により、アクリル系のエマルジ
ョン樹脂に6価クロム化合物(無水クロム酸)を含む防
錆剤および/または有機系腐食抑制剤(ベンゾイミダゾ
ール)を配合した被覆組成物を塗布し、速やかに120
℃のオ−プンで5分間焼付けた。
【0063】所定の膜厚を得るためには、バーの番手を
適切に選択し、被覆組成物の不揮発分(NV)および粘
度を調整した。具体的には、水で粘度を変えた被覆組成
物をブランク板に塗布、焼き付けし、膜厚を測定して粘
度を定めた。
【0064】母材鋼板の種類、Al−Mn系合金めっき
におけるMnの含有量、めっき付着量、樹脂皮膜の膜
厚、防錆剤に含まれる6価クロム量、有機系腐食抑制剤
の含有量およびアクリル系のエマルジョン樹脂に含まれ
るシリカの含有量を後述する表3に示す。なお、表3の
母材の欄の記号は、表1の鋼種記号と対応するものであ
る。
【0065】このようにして作製した試料を以下の試験
に供した。
【0066】<腐食試験>上記の試料を150mm×1
00mmに切断し、表面に鋼素地まで至るX字状のカッ
ト傷を施し、pH5.5以下の酸性雨が降雨する工業地
帯(尼崎市内)で1年間暴露し、その間、1週間に2
回、人工海水を散布した。
【0067】評価は、試験後の試料の状態を平面部およ
び端部について目視観察し、表2に示す評価ランクに基
づいて行った。評価値が5または4であれば良好とし
た。
【0068】
【表2】
【0069】〈耐アルカリ性および耐酸性(耐薬品
性)〉上記の試料を150mm×70mmに切断し、耐
アルカリ性については0.5%NaOH水溶液(20
℃)に、また、耐酸性については0.5%HCl水溶液
(20℃)にそれぞれ30分間浸漬した後の試料表面の
黒変化の状態を目視により観察した。黒変したものを
「劣る」とした。
【0070】試験結果を表3に併せて示す。なお、表3
において、No.16は樹脂皮膜を形成させなかった場
合(比較例)である。
【0071】この結果から明らかなように、本発明例に
おいては、耐発銹性、耐薬品性のいずれも良好であった
が、本発明で規定する条件から外れる比較例では、耐発
銹性が劣っており、一部(No.25および28)につ
いては耐薬品性も悪かった。なお、No.20は膜厚大
なので耐食性は向上したが製造コストが高く、また、N
o.40および42は母材鋼が従来の高Cr系ステンレ
ス鋼に該当する例で、いずれも製造コストが高く、本発
明の建築用材料からは外れるものである。また、No.
26はシリカが含まれておらず、ブロッキングを生じや
すいという問題がある。
【0072】
【表3】
【0073】
【発明の効果】本発明の建築用材料は、海洋環境、酸性
雨環境、あるいはそれら両方の影響を受ける臨海工業地
帯で、優れた耐発銹性および美麗性を有しており、屋根
・壁・軒下材料などとして長期間にわたり使用すること
ができる。さらに、これらの用途以外に、耐発銹性と表
面の美麗さを重視する他の用途への転用も可能である。
しかも、Cr含有鋼にAl−Mn系合金めっきを施した
後、アクリル系のエマルジョン樹脂を含有する皮膜を形
成させるすだけでよく、比較的安価に製造することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 15/08 B05D 7/14 E04B 1/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Cr含有量が5〜30重量%である鋼材の
    表面に、Mn含有量が8〜40重量%で、付着量が3〜
    50g/m2 のAl−Mn系合金めっき層を有し、さら
    にその上層に、シリカ変性アクリル系エマルジョン樹
    脂、またはアクリル系エマルジョン樹脂とシリカ変性ア
    クリル系エマルジョン樹脂との混合物からなるエマルジ
    ョン樹脂を含有する被覆組成物で形成された膜厚が0.
    1〜10μmの皮膜を有することを特徴とする耐発銹性
    に優れた建築用材料。
  2. 【請求項2】皮膜が、Cr(VI)量に換算して皮膜に
    対し0.1〜1.0重量%の6価クロム化合物を含む防
    錆剤および皮膜に対し0.5〜30重量%の有機系腐食
    抑制剤のいずれか一方または両方を含有することを特徴
    とする請求項1に記載の耐発銹性に優れた建築用材料。
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